日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年6月21日土曜日

◆「スポーツツーリズムは集客の可能大」、学会で報告(観光経済新聞)


http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/backnumber/14/06_21/kanko_gyosei.html



 日本観光研究学会は5月31日、立教大学新座キャンパス(埼玉県新座市)でシンポジウム「スポーツと観光」を開いた。パネルディスカッションでは、プロサッカーJリーグ「鹿島アントラーズ」(茨城県鹿嶋市)とさいたま市の公益社団法人さいたま観光国際協会の担当者らが登壇。スポーツにより地域振興を進める鹿嶋、さいたま両市の取り組みを語った。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、「スポーツツーリズムが集客に大きな可能性を秘めている」実態が各氏の発言から明らかになった。

 アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーの小西広樹・営業第一グループ長は、地域の振興にサッカークラブがどうかかわっているかを解説。経済効果として、観戦者1人当たり6467円、1試合で平均1億618万円の消費が地域内で行われている同社の調査結果を報告した。

 また、ホームゲームにおける県外来場者数が1試合平均7435人おり、県外客をコンスタントに誘致している現状も説明した。

 小西氏は「アントラーズは50キロ圏43市町村でお客さまの50%を占めており、商圏が広い。サッカーは距離への抵抗感が低い、地域にとって有益な観光資源となっている。距離を障害としないコンテンツとして、将来に向けて大きな可能性を秘めている」と話した。

 さいたま観光国際協会の矢作光広・スポーツコミッション事業担当副参与は、「大規模スポーツイベントの誘致」「施設確保、財政支援などスポーツイベント主催者へのサポート」という協会の二つの役割を紹介。競技場など豊富なスポーツ資源を活用して地域活性化を図っている同市の現状を説明した。

 矢作氏は、スポーツイベント誘致の三つの戦略として「特定競技やカテゴリーのメッカづくり」「ターゲットを明確にした誘致」「自然・都市環境を生かしたエコロジカルスポーツの振興」を挙げ、それぞれについて解説。競技ではサッカー、ターゲットでは子供とシニアの誘致を図っている現状を説明した。

 大会誘致の課題について矢作氏は「優位性の確保」を挙げ、「スポーツツーリズムは観光庁が推進しているため、他都市でもスポーツコミッションの設立が相次ぎ、都市間競争が激しくなっている。さいたま市での開催のメリットを明確に示して、誘致を行う必要がある」とした。

 パネルディスカッションにはこのほか、専修大学経営学部教授で、ソウル五輪レスリングの金メダリスト佐藤満氏、一橋大学大学院商学研究科准教授の岡本純也氏が登壇。佐藤氏は「海外にはスポーツも観光も楽しめるアクティビティが充実している。日本の各地で、お年寄りから子供まで、それぞれの年齢層に合わせたアクティビティを提供できればいい」、岡本氏は「既存のスポーツツーリズムは市町村単位で振興策に取り組んでいるが、マラソンや自転車競技など、広い範囲で行われるスポーツ大会が増えている。これを成功させるには、複数の市町村がもっと連携する必要がある」と説いた。

◆【W杯日本戦 戦術解析】日本最大の決定機は後半23分、ザックが4年間で植え付けた形(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202951.html?view=more



内田が相手の背後に走り、香川は斜めの角度で逆サイドの内田に通す。ザックが日本に根付かせた形だ。

 日本代表はワールドカップの第2戦をギリシャと戦い0-0の引き分けで終わった。前半38分にギリシャのカツラニスが2枚目の警告で退場するも、最後まで得点を奪うことができなかった。

 ギリシャが10人になる以前から、攻める日本・守るギリシャの構図がはっきりしていたゲームだった。

 試合展開を考えると、遠藤を先発させなかったのは疑問だが、遠藤が入った後半もなかなか決定機は作れていない。前半に関しては決定機ゼロ、後半23分にようやく最初で最大のチャンスを作った。

 中央でボールを持った香川から、右サイドの外からDFの裏へ走り込んだ内田へ浮き球のパスが通る。フリーで抜けだした内田は、ダイレクトでDFとGKの間へ蹴り、逆サイドから詰めた大久保が左足で合わせたがシュートは枠の外へ。

 香川から逆サイドの裏へのパスは、日本の得意とする攻撃パターンだ。ザッケローニ監督が植え付けた形に違いない。これまで何回も使っている形である。

 この斜めの逆サイドへのパスは、DFにとってボールと背後へ走り込む選手(この場面では内田)を同一視野に収めるのが不可能で、ボールをカットできなければ背後にフリーで入られてしまう。内田を見てしまうとボールを見ることができず、それも次の対応が難しい。このケースでも、内田はDFの背後にフリーで走り込んでボールの落下点に入っていることに成功していた。

 中央に詰めたのは岡崎と大久保。中央のギリシャDFは1人だけで、背後にいた大久保はノーマークだった。大久保がシュート したのはゴールエリア内、ゴールまでの距離は5メートルぐらいだったが、角度が狭かったのと、内田からのボールがバウンドしていたので合わせるのが難しかったのだろう。ボールの下を叩いてしまい、打ち上げてしまった。

 ただ、流れの中で崩しきっての決定機はこれぐらいで、日本が得意とするコンビネーションを使った崩しはあまり見られなかった。

 内田、長友がサイドからハイクロスを入れても、長身のギリシャDFに跳ね返された。高いクロスを点に結びつけられる可能性は低く、この決定機のように背後をえぐってから低いボールで勝負する回数をもっと増やしたかった。1点勝負のゲームだっただけに、少なかったかもしれないが決定的なチャンスを逃したのは悔やまれる。

◆香川先発落ち…本田は試合前に抱きしめ、内田は疑問符(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/21/kiji/K20140621008409990.html

W杯1次リーグC組 日本0―0ギリシャ (6月19日 ナタル)



 ベンチ前に大きな人だかりができる。肩を叩く者、ハグする者…。その瞬間、サブの全員が立ち上がった。途中出場の選手を送り出すシーンとしてはあまりに異様な光景。後半12分、香川が呼ばれる。ザッケローニ監督からも抱擁され、出番を告げられた。厳しい戦況も見守ることしかできなかった背番号10。気持ちは誰もが分かっていた。

 先発から「香川」の名が消えた。通達されたのは試合直前のミーティングだ。「いや、別に…。出た時に備えて準備しようと思った」とショックを隠した香川。衝撃を隠せなかったのはむしろ周囲の方か。試合前、本田は香川を抱きしめた。「先発にベストの11人を、というルールはない」とは内田。長友は「先発を外れたという意識はない。後半から流れを変えるジョーカー、戦術だと思った」と言った。

 だが結果は不発、失敗に終わった。後半23分、右サイドの内田に香川らしい絶妙なパスを通し、大久保の決定的なシーンを演出。その後も積極的にボールに絡むが、ゴールは遠かった。徹底して守勢に回った10人のギリシャを崩せない。14日のコートジボワール戦に続いてシュートなし。焦り、いら立ち、そして無力感。香川は言う。「こんなの望んだ結果ではない。ただ、これがW杯」と現実の受け止め方に苦労しているようだった。

 「W杯」とはここまで香川に試練を与えるのか。4年前の南アフリカ大会では最終登録メンバーから漏れ、ピッチにすら立てなかった。帰国後は悔しさから、やけ酒に逃げ道を求めたこともある。だが、だからこそ「4年間、このW杯のためにやってきた」と悔しさを原動力に変え、誰よりも大きな成長曲線を描いてきた。確かにコートジボワール戦で香川の切れは好調時のそれではなかった。そしてW杯で再び「壁」に直面させられた。

 日本代表の「10番」はW杯で輝けない。名波浩(98年)、中山雅史(02年)、中村俊輔(06、10年)。歴史に名を残す名選手たちが呪縛に苦しんできた。だが、香川には一つ違いがある。まだ1次リーグが1試合残されている。「もう次に切り替えます」。4年前の屈辱を糧に名門マンチェスターUまで階段を駆け上がった男は、最終戦の舞台を見据えた。

◆内田は大久保と右サイド活性化! 何度もチャンス演出(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062009400021-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)ベンチスタートも予想された内田は攻守に献身的な動きを見せ、フル出場した。

 内田は「嘉人(大久保)くんが1対1でどんどん仕掛けて突破できるように、サポートだったり守備の負担をなくすことを考えていた」と大久保と連携して積極的に攻め、何度もチャンスを作った。勝ち点1を得るにとどまったが「結果は結果なので、次もしっかり貢献したい」と早くもコロンビア戦に切り替えていた。

◆内田「悔しい戦いになった」攻撃参加実らず顔をしかめる(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140620/jpn14062012260025-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)右DFの内田は攻撃参加が実らず「悔しい戦いになった」と顔をしかめた。後半23分に香川のパスをダイレクトで折り返したが、大久保のシュートは枠の外へ。3分後にはこぼれ球に猛然と詰めたが、右にそれた。

 勝つしかないコロンビア戦へ「代表でピッチに立つ以上、絶対に諦めちゃいけない。今までやってきたことが報われないとしても、それをピッチに置いてこなければいけない」と悲壮な覚悟を口にした。(共同)

◆内田「あれが限界」攻撃参加も実らず(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/06/21/0007072500.shtml



 「ブラジルW杯・C組、日本0‐0ギリシャ」(19日、ナタル)

 日本代表DF内田は、右サイドから積極的な攻撃参加を見せたが、ゴールを奪えなかった。左サイドのDF長友と、両翼ともに積極的に敵陣へと分け入った。後半26分には左サイドのクロスからのこぼれ球をスライディングで狙ったが不発。「こぼれてくるかな、と突っ込んでいったが、タイミングが少しずれて、あれが限界」と悔やんだ。

◆攻守に奮闘した内田篤人「全員で勝ちに行ったけど、悔しい戦いに」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202721.html?view=more


内田篤人がギリシャ戦を振り返った [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCでは日本代表とギリシャ代表が対戦した。

 試合後、日本代表DF内田篤人は、「チーム全員で勝ちに行ったんですけど、なかなかゴールを割れずに悔しい戦いになりました」と、コメント。前半途中で数的優位に立ちながら無得点に終わった要因について、「ギリシャも本当に堅いチームで、失点を防ぐのが得意なチームなので。(人数が)11対10でしたけど、向こうも本当に良くがんばっていましたし、僕たちもゴールを割ろうとがんばっていたんですけど、なかなか難しい試合でした」と、話した。

 そして、右サイドで縦関係のポジションに入ったFW大久保嘉人について、「嘉人さんは一対一で突破できる選手なので、うまくサポートしながら、なるべく守備の負担は減らして、縦の関係でうまく崩せればと思っていました」と、話し、「個人としてもチームとしても惜しいシーンはありましたけど、ゴールを割れないというのはね。やっぱり、サッカーは点を取って守るゲームなので、最後のところは一番大事かなと思います」と、語った。

 グループリーグ第3節に向けては、「日本でも一生懸命応援してくれている人もいるし、僕たちが代表としてピッチに立つ以上は絶対に諦めてはいけない」と、コメントした。

 日本の第3節は24日、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたコロンビアと対戦。ギリシャは同日にコートジボワールと対戦する。

◆涙雨日本…内田「サッカーは点を取って守るスポーツ」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141446-141446-fl



[6.19 ブラジルW杯C組 日本-ギリシャ ナタル]

 日本代表は19日、ギリシャ代表とのグループリーグ第2戦に臨み、0-0で引き分けた。前半に相手が退場者を出す展開も生かすことは出来なかった。

 絶対に勝たなければいけなかった。ただ結果はスコアレスドロー。試合中から降り続いた雨。試合後は涙雨となって選手たちを打ちつけていた。

 DF内田篤人は「チーム全員で勝ちに行ったけど、なかなかゴールが割れずに悔しい戦いでした。ギリシャも堅いチームで、失点を防ぐのが得意なチームなんで、11対10でしたが、向こうも本当によく頑張っていましたし、僕らもどうにかゴールを割ろうとしましたが、なかなか難しい試合でした」と唇を噛んだ。

 内田自身、何度も相手陣内へと突破を試みた。「個人としても、チームとしても惜しい場面はありました。けどゴールが割れないというのは、サッカーは点を取って守るスポーツなので、そこが、最後のところが一番大事かなと思います」。淡々と振り返るからこそ、余計に悔しさが伝わる。

「日本でも一生懸命応援してくれるている人もいるし、僕らが代表でピッチに立つ以上、諦めていけない。今までやってきたことっていうのは、努力して報われなくても、ピッチで、ピッチに向かわないといけないのかなと思います」

 第3戦は5日後、24日のコロンビア戦。厳しい条件ながら、可能性が残る限り最後まで望みを捨てるわけにはいかない。

◆2度の代表落ちが大迫勇也を強くした(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2014062002000169.html



 大一番、ギリシャ戦前日の公式練習。大迫は小さな笑みを浮かべていた。余裕でも楽観でもなく、現実にのしかかる重圧を受け止め、楽しんでいるようだった。

 「やることをやれば大丈夫。うん。このチームは、大丈夫だよ」

 コートジボワールに一度は打ち砕かれた自信と自負が、今ではなみなみと満ちあふれている。背水の陣、崖っぷち…。そんな土壇場の重圧、緊張感さえ、大迫はうれしかった。

 「(成功よりも)挫折の方が多いメンバーがそろっているから、本物の力を発揮できると思う」。ギリシャ戦に向けて、長友はそう言った。悔し涙を流した分、強くなった矜持(きょうじ)がある。不遇の時代からはい上がってきた長友や本田、岡崎、柿谷に加え、大迫もその1人だった。

 2007年8月、U-17W杯(韓国)に臨む日本代表の最終選考で、大迫は落選した。予選を通じて主力を張った。評価は高く、自信もあった。なのに…。ショックだった。17歳だった大迫は「非情通告」を受け入れられず、周囲との接触を遮断した。誰とも一切、口をきこうとしなかった。

 「代表から落ちた日は新潟に遠征していたんですが、こちらから電話を何度しても全然、出ない。本当にしゃべらなかったですよ。家に帰ってきてからも、何もしゃべりませんでした」(母・美津代さん)

 無謀なドリブルを試みては失敗、味方にはパスを出さない…。落選という現実を直視できないまま、大迫のプレーはすさんでいった。「能力が高いがゆえ、だった」とは鹿児島城西高の小久保悟監督。

 「おまえ、これでいいのか? このままでは(選手として)終わっちまうぞ」

 小久保監督の助言を得て、大迫は挫折を糧に転換させた。仲間を生かしながらゴールへ向かう幅広いプレーを持ち味に、全国高校選手権で最多得点記録の10ゴールを挙げた。鹿島に進むと、決定力とスキルに磨きがかかり、希少な万能タイプのストライカーに成長した。

 だが、再び挫折に見舞われる。

 2012年7月1日。ロンドン五輪の正式メンバー発表を翌日に控え、地元の鹿児島県南さつま市で後援会の発足式が開かれた。予選からエースとして君臨。五輪本大会へと導いた立役者だ。大迫自身がオフを利用して駆けつけたため、発足式はさながら、一足早い「壮行会」となっていた。

 「これで落ちたらどうしようか」。大迫は冗談交じりに語っていたという。だが、一夜明け、関塚監督から名を呼ばれることはなかった。思いもよらぬ、まさかの落選。「なんで…」。大迫は語るべき言葉も失っていた。

 ただ、5年前とは違った。大迫はすぐに実家へ連絡すると、こう言ったという。

 「落ちたけど、いいよね?」

 ロンドン五輪世代で、誰よりも早くブラジルを見据えたのは大迫だった。挫折、苦渋の思いを力に代えることができた時、大迫だけの成長曲線を描くことができた。「3度目の正直」でようやくたどり着いた、念願の世界舞台。ブラジルの地を離れるには、まだまだ早すぎる。 (松岡祐司)

◆大迫、2戦連続先発もまた不発「すごく責任感じる」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140621/jpn14062105000012-n1.html



 ブラジルワールドカップ1次リーグC組(19日、日本0-0ギリシャ、ナタル)2試合連続で先発したFW大迫は「前の選手が(ゴールを)決めるかどうか、という試合だった。すごく責任を感じている」と声を落とした。前半19分にDF内田、MF大久保との連係から放った左足でのシュートはGKがセーブ。さらに2分後には右足で狙ったが、ゴールの枠を外れた。「ゴール前が一番、肝心。連係の部分をしっかり詰めたい」と反省を口にした。

◆大迫「ゴールできなくて悔しい」「申し訳ない気持ち」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/21/kiji/K20140621008409230.html

W杯1次リーグC組 日本0―0ギリシャ (6月19日 ナタル)



 大迫は不発に終わり不発に終わり「申し訳ない気持ちでいっぱい」と頭を下げた。

 2試合連続で1トップで先発出場。前線で孤立した初戦のコートジボワール戦とは違い、後半12分に途中交代するまで攻撃の起点となった。前半19分に大久保の落としたボールを左足ダイレクトで打てば、21分に相手からスライディングでボールを奪い右足でミドルシュート。存在感は示したが「ゴールできなくて悔しい。引かれた相手を崩すことができず、もどかしい」と唇をかんだ。

◆大迫無得点…2戦連続先発も実らず(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/06/20/0007072052.shtml



 「ブラジルW杯・C組、日本0‐0ギリシャ」(19日、ナタル)

 FW大迫は、2戦連続で先発出場も無得点に終わった。前半から大久保と効果的に連動し、シュートも放ったがゴールネットは揺らせなかった。

 「やろうとしたサッカー、大会前からこうしていこうというサッカーは出せたと思うけど、やっぱりゴールを取れなかったのはすごく悔しい。力不足かなと思う」とうつむいた。

◆悔しさを滲ませる大迫勇也「決めるべきところで決めなければ」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140620/202769.html?view=more


ドリブル突破を図る大迫勇也(左) [写真]=Getty Images


 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCでは日本代表とギリシャ代表が対戦した。

 2戦連続で先発出場した日本代表FW大迫勇也は、「決めるチャンスはあったし、力不足だと思います」と、話したうえで、「決めるべきところで決めなければ、あのような結果になってしまいますし。しっかりと決められるように、努力したいと思います」と、無得点への悔しさを滲ませた。

 コートジボワール戦との比較を問われると、「試合内容は良くなっていると思いますし、意識も良くなっていると思います。あとは前の選手が決めるかどうかという試合だった。責任を感じています」と、コメント。数的不利のギリシャを崩せなかった要因については、「スペースがない中で、相手の気迫に負けたというところがあると思うし、そこで上回ることができれば違う展開になったと思います」と、振り返った。

 グループリーグ第3節のコロンビア戦に向けては、「(グループリーグ突破の行方は)全然わからないですし、勝てばチャンスは高くなると思う。最高の準備をして最高の結果を出すために全力を尽くしたいと思います。今日やって思いましたけど、ゴール前が一番肝心ですし、そこの連係をもっと詰めて、もっと良くなると思うので、決めきることができるように練習したいと思います」と、抱負を語った。

 日本の第3節は24日、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたコロンビアと対戦。ギリシャは同日にコートジボワールと対戦する。

◆2戦連続先発の大迫「後ろは辛抱強く守ってくれた。申し訳ない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141457-141457-fl



[6.19 ブラジルW杯C組 日本0-0ギリシャ ナタル]

 コートジボワール戦に続いて1トップで先発したFW大迫勇也は、チーム全体が初戦の反省を生かした中で、ファーストディフェンダーとして最前線で奔走。前線で起点になる動きも見せ、前半は日本が主導権を握る原動力となった。

 けれども0-0の均衡を打ち破ることができなかった。「やろうとしているサッカーは出せたと思うけど、ゴールを取れなくてすごく悔しいし、力不足かなと思う」とうなだれた。

「試合前は初戦のサッカーが僕らのサッカーじゃないと思ったので、まずは前から全員でいくこと。そこから考えようと言っていた」が、相手が10人になってから、逆に難しくなった。守備をますます固めてきたギリシャ陣内でスペースを見つけることは困難だった。

 ただ、日本の工夫も足りなかったと感じている。「もっと相手を走らせることができたと思う。まだまだ改善できると思ったけどできなかった」と悔しさをあらわにする。

 昨年11月16日のオランダ戦。若く、大柄な守備の選手に対して1ゴール1アシストと互角以上のプレーを見せ、ザッケローニ監督にアピールした。一歩前を行っていたFW柿谷曜一朗との距離を縮めるパフォーマンスだった。

 W杯イヤーが明けた1月。鹿島からブンデスリーガ2部の1860ミュンヘンに移籍し、15試合6ゴール3アシスト。活躍が認められ、ブンデスの新シーズンからはケルンへの移籍が決まっている。今大会では合宿に入ってからの練習で好調さをアピールし、先発の座をゲット。堂々の2試合連続先発だった。

 もっとも、それだけに責任を感じているのも事実だ。「期待に応えたかった。決めるべきところで決めないとこうなる。後ろの選手は辛抱強く守ってくれたし、チャンスはいっぱいあったので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 救いはコロンビア戦勝利でグループリーグ突破に一縷の望みをかけられることだ。

「望みはある。最高の準備をして最高の結果を得られるように良い準備をしたい」。短い言葉に決意をにじませた。

(取材・文 矢内由美子)

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