
日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年1月27日土曜日
◆鹿島・内田、練習試合で早くもチームに順応 鈴木強化部長も高く評価(サンスポ)

【No Ball,No LIfe】J1鹿島は23日、キャンプを張る宮崎で、地元のJFLクラブであるテゲバジャーロ宮崎と練習試合を行った。
6-0で勝利した試合は、大岩剛監督が「(始動に)遅れたから起用した」と話したとおり、前線から最終ラインまで、昨年12月のE-1東アジア選手権に出場した日本代表の選手たちがラインナップされた。
この選手たちは、昨季の鹿島で主力として戦ってきたベストメンバー。現状では推測になるが、彼らが今季もチームのベースとしてピッチに立つ可能性が高いといえる。
復帰したばかりで状態や連係の確認するため、負傷で西大伍がいないため。さまざまな理由はあるが、右サイドバックの位置に、今冬鹿島に戻ってきたDF内田篤人が入ったことは、意義のあるものであり、今季を占う意味でも重要な起用となったといえる。
内田本人は「技術的なミスもあり、個人的にはもうちょっとかなと思う。(慣れるまで)時間はかかるけど、最初はこんなもの」と納得の表情を見せることなく、慎重に言葉を選んだが、鈴木満強化部長は「まったく違和感はなかった。溶け込んでいたよ」と早くも順応している内田を高く評価した。
最終ラインの連係はまずまずだった。ポジショニング、相手との抜群の間合いなど、内田の長所である守備の良さは出ていた。クローズアップされがちな攻撃参加も、しっかりとした守備力と、確かな判断力があるからこそ、タイミングよく上がっていけるものだ。しかしこの試合では判断力は鈍ってはいなかったものの、周囲との連係が悪く、効果的な攻めを見せることはできなかった。
まだシーズンも始まったばかり。状態はこれから上がっていく。焦る必要はないが、この段階で収穫と課題がここまで明白に浮き彫りになるのは、逆にチームや内田自身にとってはありがたいこと。きょう25日にはJ2金沢、27日には同徳島と練習試合を行い宮崎キャンプは終了。プレシーズンでしっかりと修正することができれば、開幕ダッシュも成功するだろう。(一色伸裕)
鹿島・内田、練習試合で早くもチームに順応 鈴木強化部長も高く評価
◆【スカサカ!ライブ】鈴木隆行が自身のサッカー人生を振り返る「W杯のゴールは思い出しもしない」(サッカーキング)

番組レギュラー解説委員を務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く!」は、この日のゲストの一人である元日本代表FW鈴木隆行氏にスタジオで直接、話を聞くスペシャル版となった。もう一人のスタジオゲストである石川直宏氏、MCを務めた大杉亜依里副編集長も交えて、鈴木氏の現役生活を振り返った。
大杉亜依里(以下、大杉) まずは石川さん、岩政さんにうかがいたいんですが、現役時代の鈴木さんはどんな選手でしたか?
石川直宏(以下、石川) “仕事人”ですよね。あとは“武士”のイメージが強いかな。あまり多くを語らないけど仕事を果たす。カッコイイですよね。たぶん女性も憧れる存在だと思うんですけど、ただそういうイメージがある隆行さんが(引退試合後の挨拶で)涙を流しているのを見ると、グッときますね。自分も最近、引退を決めたので。
岩政大樹(以下、岩政) 僕はもう(鹿島アントラーズに)入った時にエースでしたし、カッコよくて。でも人間味がたまに垣間見えるというか、そのへんが本当についていきたくなる先輩という印象ですね。
大杉 鈴木さん、ご自身はどんなプレーヤーだと?
鈴木隆行(以下、鈴木) 僕は、相手のDFにすごく嫌われるような選手になろうとずっと思っていましたね。うまさがないのは重々分かっていたので、とにかく嫌がることを常にし続けるという選手を現役時代はしていました。

岩政 鈴木さんと言えば2002年日韓ワールドカップのあのゴール(ベルギー戦の同点ゴール)だと思うんですけど……。
鈴木 そこからかよ(笑)。そこから入るの?
岩政 いや、時間が過ぎてなくなる前に聞いておこうと。ああいうゴールの感触って、ずっとあるものですか?
鈴木 いや、もうないね。正直、思い出しもしない。W杯の時期になってくると、時々あのVTRが出るんだけど、「ああ、そういえばW杯出てたんだ」って思うもん。過去のこととか全く思い返さないし、自分がプレーしていたビデオだったりとか、DVDとか、1本も持っていない。全く興味ない。
大杉 あの試合よかったな、とかもないんですか?
鈴木 ないね、全く。だからよく聞かれるんだけど、本当に何の記憶もない(笑)。
岩政 そうですか。あのゴール僕すごい印象的で、僕ら(岩政と石川)アテネに向けた五輪代表の時にいつもあのゴールの話が出ていたんですよ。鈴木隆行さんのゴール映像を流して、あれって得点が決まったのってほんの数センチ(つま先の数センチで触って決めたゴール)だったじゃないですか。「その数センチのためにお前ら4年間努力できるのか?」って。
石川 (山本)昌邦さんね。
岩政 そう、当時五輪代表監督だった昌邦さんがずっと話をされていて、僕らアテネ世代はそれを聞いてずっと育ったというのがあるので、すごく強烈なんですよね。リアルタイムで。

大杉 鈴木さんよりお二人のほうがあのシーンを見ているかもしれない。
岩政・石川 そうですね、それは間違いない(笑)。
岩政 あれ、よく覚えてるでしょ?
石川 よく覚えてる。あのつま先に触る感覚ってどういう感じだったのかなって。でもそこはやっぱり無心というか、それが隆行さんのプレースタイルというか生き様というか。
鈴木 そうだね、あの時はサッカーをよく分かっていなかったというのもあるけど、とにかくガムシャラにやるだけ、それだけが唯一の武器だったから。
岩政 その感覚って、プロに入る前は、鈴木さんぐらいの才能だったらもちろん周りよりうまかったですよね?
鈴木 まあ、プロに入る前はもちろんそうなんだけど、もう入った時に、鹿島アントラーズに入ってしまったんで、入った時にスタメンが日本代表とブラジル代表しかいなかった。それが普通だと思っていて、正直「こんなに差があるのか」ってずっとショックを受けていたよ。「こんなの絶対プロではやっていけない」って最初は思って。

岩政 そこから最終的に「俺の生きる道はそこしかない」って変えていったっていうことですか?
鈴木 いやまあ、とにかく、どうしていいか分からないけど、ガムシャラにやっていくしかないって。解決方法は分からない。生き抜く方法は見つけられない。考えられないし、とにかくガムシャラにやっていく。手を抜いたらダメだということだけは分かっていたから、若い頃はそういう状況だったよね。
岩政 あのゴールで世界って変わりました?
鈴木 正直変わった。自分の中では。世界を目指そう、世界に出ていこう、ヨーロッパに出ていこうなんて、それほど強い気持ちもなかったけど、あそこで点を取って、取ってというよりも、(W杯に)出たことによって、このままじゃ絶対に上に上がっていけない、代表でも活躍できない、W杯でも活躍できない。ヨーロッパに出て行って、トップのそういう選手たちの中で生き抜いていかないと無理だなって直感して。考え方が変わったので、それはよかった。
大杉 今も海外に行く選手も多いですが、海外でプレーするのは、やるべきだなって思いますか?
鈴木 思いますね。若ければ若いほどいいと思います。正直、サッカーのトップのレベルってヨーロッパじゃないですか。そこにうまい選手も集まってきているし、その中で活躍できないと、当然代表でも活躍できないし、W杯でも結果を出せない。であるならば、やっぱり早い段階でそこに行かないと、なかなか難しいと僕は思います。いろいろ言われていますが、本当に世界を目指すなら、若い頃に行かないと、戦えるメンタルにもならない。日本でいくら頑張っても、成長できない部分はたぶんあると思うんで。Jリーグが頑張ってレベルを上げていくのは当然なんだけど、今の時点では仕方がないですよね。代表クラスに入る選手ならどんどん出て行ったほうがいいかなと思います。

鈴木 だいぶ変わっていったところだと思います。サッカーだけじゃなく人間的にも変わっていこうと強く思っていた時期だから。昔だったらサッカーだけをやっていればいいんだって思っていたけど、30歳をすぎたぐらいからそれじゃダメだと思って。それで終わってしまったらつまらない人生になってしまうかなと思って。自分の考え方をどんどん変えていこうと。例えばコミュニケーションをしっかり取るようにしようとか、他の選手に気を使ったりとかはどんどん変えていった。
岩政 プロに入った時もそうですけど、自分でどんどん変えていこうと見ている方なんですね。
鈴木 そうですね。常に成長させたいというのは今も思っているし、死ぬまでそうしていきたい。死ぬまで成長、挑戦、勉強していきたいという欲求はすごく強いです。

大杉 ツイッターでは「鈴木選手がいた頃の代表はコミュニケーション不足と言われていましたね どう克服しましたか?」と来ています。コミュニケーション不足だったんですか?
鈴木 いや、仲はめちゃめちゃ良かったです。選手同士がですかね。僕自身がですかね。僕はシャットアウトしていましたから。マスコミの方には申し訳ないですけど。
石川 バスに乗っている時とかも、横にいるのに話し掛けられなかったですもん。たぶん覚えてないと思うんですけど、「いや、ちょっと声かけたいけどな……」って雰囲気が出ていて。
岩政 先日13日に水戸で引退試合が行われました。中村俊輔選手なども参加しましたが、すごく点の取り合いになった試合でしたよね。
鈴木 引退試合の割にはたくさん点が入って、僕自身はすごくよかったと思います。お客さんにもたくさん喜んでいただけたんで。
1月26日(金)21時から放送の『スカサカ!ライブ』では、Jリーグキャンプ情報やトライアウト特集、2018女子サッカー界の展望などを放送する予定となっている。
【スカサカ!ライブ】鈴木隆行が自身のサッカー人生を振り返る「W杯のゴールは思い出しもしない」

◆宿舎でも火花散らす鹿島 “雲の上の存在”内田が若手に与える刺激(サンスポ)
宿舎でも火花散らす鹿島 “雲の上の存在”内田が若手に与える刺激
J1鹿島は28日まで、宮崎市内で合宿を行っている。
選手は、新シーズンに向け激烈なポジション争いのまっただ中だが、宿舎に戻っても火花を散らしている!?
FW金崎夢生(28)が「『Dead by Daylight』にみんなはまっている」と、選手間でオンラインのホラー対戦ゲームがはやっていると明かす。
DF町田浩樹(20)ら若手に交じって、チーム屈指の強さを誇るのが古巣に復帰したばかりのDF内田篤人(29)だ。町田も「あの人にはかなわない」と舌を巻く。
サッカーもゲームも“雲の上”の存在。若手選手は刺激いっぱいの日々を送っている。 (サッカー担当・一色伸裕)
選手は、新シーズンに向け激烈なポジション争いのまっただ中だが、宿舎に戻っても火花を散らしている!?
FW金崎夢生(28)が「『Dead by Daylight』にみんなはまっている」と、選手間でオンラインのホラー対戦ゲームがはやっていると明かす。
DF町田浩樹(20)ら若手に交じって、チーム屈指の強さを誇るのが古巣に復帰したばかりのDF内田篤人(29)だ。町田も「あの人にはかなわない」と舌を巻く。
サッカーもゲームも“雲の上”の存在。若手選手は刺激いっぱいの日々を送っている。 (サッカー担当・一色伸裕)
◆鹿島DF内田篤人 生きた教材になる「言葉よりも“姿勢”で伝える」(デイリー)

J1鹿島の宮崎合宿に臨んでいるDF内田篤人(29)が26日、若手選手にプレーを通して海外での経験を伝える考えを示した。「あんまり口で言えるタイプじゃない。練習から姿勢を見てもらえれば。能力は若い選手の方が高いからね」と話した。
生きた教材になる。10日の新体制発表の席上で、「(経験を)伝えることは大事」と伝道師としての役割を自らに課す思いを明かしていた。言葉で伝えるよりも、その一挙手一投足ににじみ出る国際舞台での経験を盗んでほしい思いだ。
27日に行われるJ2徳島との練習試合に出場予定。「個人的な技術のミスが減れば、まわりも技量が高いので合わせてくれる。久しぶりの日本。充実したトレーニングができている」と笑顔を見せた。
鹿島DF内田篤人 生きた教材になる「言葉よりも“姿勢”で伝える」

◆【鹿島】「粗削りでも…」内田篤人が興味深く見つめるふたりの若手とは?(サッカーダイジェスト)
「ずば抜けた“何か”を持っているほうが伸びやすい」
7年半ぶりに古巣・鹿島アントラーズに復帰した内田篤人。現在は、1月16日から始まった宮崎キャンプで精力的にトレーニングに励み、同23日にはテゲバジャーロ宮崎との練習試合でピッチに立ち、6-0の勝利に貢献。順調な仕上がり具合を見せている。
黙々とサッカーに打ち込む姿からは、やはり別格のオーラが漂う。キャンプ序盤には「練習中から激しく、年齢に関係なく要求し合う。俺が若い頃もそうしてきましたから。まだまだ(チームの雰囲気は)ピリピリできる」と話し、表情を引き締める。
今年3月には30歳を迎える内田に聞いてみた――かつての自分と今の若手を比べて、どんな印象を抱いているのか。
「上手いと思いますよ」
そう評価した後、「でも……」と正直な感想を口にする。
「特徴がない気がする。足がめちゃくちゃ速いとか、ヘディングが超強いとか。際立った飛び道具がないっていうのかな。全体的にボールを扱う技術は高くて、キープできて、相手をかわすけど、なんとなく“クセ”が見えにくい」
もちろん、「面白い」と感じる選手がいないわけではない。内田が興味深く見ているのが、鈴木優磨と安部裕葵だ。
前者については「『俺に点を取らしてください』ってアピールが強烈」、後者については「小さいけどドリブルでガンガン仕掛ける」と、それぞれのカラーについて言及する。
両選手とも、まだチームで絶対的な地位を確立しているわけではないが、内田は彼らの将来に小さくない期待を寄せているようだ。
「粗削りでも、ずば抜けた“何か”を持っているほうが伸びやすいと思う」
無限の可能性を秘めた若手の存在は貴重だ。「そういう選手が同じチームにいるのは、いいですよね」。タイトル奪還が最重要課題である今季の鹿島に、内田も確かな手応えを感じている。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【鹿島】「粗削りでも…」内田篤人が興味深く見つめるふたりの若手とは?
◆鹿島・DF植田、復帰のDF内田との連携強化する(デイリー)

J1鹿島の宮崎合宿に臨んでいる日本代表DF植田が26日、復帰したDF内田との連係強化の必要性を訴えた。
右センターバックと右サイドバックで、ポジションは隣同士だが「まだどういうプレーをするか分からない」という状況。「距離感とか、どうしていきたいか要求したいし、向こうからも要求があると思う」とDF論をかわしていく考えだ。
鹿島・DF植田、復帰のDF内田との連携強化する

◆鹿島・鈴木 レギュラー奪取へ猛アピール 肉体改造で大暴れ(デイリー)

「練習試合、鹿島5-1金沢」(25日、宮崎市KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)
J1鹿島FW鈴木優磨(21)が定位置確保へ猛アピールだ。宮崎キャンプ中の25日、J2金沢と練習試合を開催。右からのクロスを頭で合わせて2得点。さらにアシストも決める暴れっぷりだった。
「あと2本くらい決めなきゃいけなかった」と厳しい自己評価。それでも競り負けない強さと相手DFの上をいく打点の高さは圧巻だった。
意気込みは肉体に表れている。オフの間に食事制限を課して、体脂肪率を落とした。「今は11%くらい。去年は測りたくないくらい。15、6%はあった」と明かす。
この日は前線で体を張り、中盤でボールをつなぐなど積極的に攻撃に絡んだ。「動けるようになった」と肉体改造効果を口にする。「これをいかに保っていけるか」。試運転は上々。1年を通して、暴れる思いだ。
鹿島・鈴木 レギュラー奪取へ猛アピール 肉体改造で大暴れ

◆鹿島鈴木優磨2発アピール 体脂肪率11%で体軽く(ニッカン)

鹿島アントラーズFW鈴木優磨がJ2ツエーゲン金沢との練習試合で2得点を挙げた。
後半9、35分に打点の高いヘディングシュートで決め「こんなに楽しかったのは小中学生以来」と笑みをこぼした。昨年の同時期に16%ほどあった体脂肪率は11%を維持し「体が軽くなった」という。争うFWには金崎、土居やペドロ・ジュニオールらがいる。「結果を残すことでしか認めてもらえない」と意欲的だった。
鹿島鈴木優磨2発アピール 体脂肪率11%で体軽く

◆昌子源、両親の言葉で救われた 限界に挑めた…W杯での恩返し誓う 独占インタ(報知)

6月のロシアW杯に向けた随時企画「アレ・ル・ニッポン!(いくぞ ニッポン)」、今回は日本代表DF昌子源(25)。鹿島のキャンプ地・宮崎のチーム宿舎でスポーツ報知が独占インタビューした。W杯アジア最終予選の終盤には代表主力センターバックを務めるなど、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)にも実力が評価され、W杯メンバー入りは濃厚だ。鹿島でのタイトル獲得を念頭に置きながら、W杯出場がかなった時には、父・力(ちから)さん(54)への「恩返し」にすると語った。(構成・内田 知宏)
「あの時の言葉があるからこそ、今がある」
昌子は切り出した。10年ほど前、生まれ育った神戸から鳥取・米子北高に進学したばかりの頃。初めての寮暮らしになじめなかった。
「めっちゃホームシックになったんですよね。言っちゃ悪いんですけど、寮生活はつまらんかった。友達はできて、サッカー部のみんなも良くしてくれたんですけどね。ただ、生活環境がガラッと変わって、地元の友達が恋しくなった。変化についていけなかったんです。それで、帰りたくなって」
サッカーでもくじけかけていた時期だ。米子北高進学前はG大阪の下部組織に所属。同期にはFW宇佐美貴史(25)=デュッセルドルフ=ら才能あふれる選手が多くいた。中学3年の時、昌子は実力差に嫌気が差し、サッカーから離れた。友人とバスケをして練習の時間をつぶした。米子北高への進学は父・力さんがサッカーを続けさせるために打った最後の一手だったが、頓挫しそうだった。昌子は我慢していた「すぐ帰りたい」という思いを口にする寸前だったが、そんな時に、力さんが母・直美さんとともに、電話で冒頭の「言葉」をかけてくれた。
「『無理やったら帰っておいで』『自分のできるところまで、とりあえずやっておいで』と言ってくれた。今思えば本当にありがたい言葉で、偉大だった。その言葉があったから、(気持ちが楽になり)結果的には3年間、頑張れた。親だから『今はまだ限界じゃない』と見えたんじゃないかな。高校2、3年になる頃は、帰省した時、逆に実家から米子に『帰るわ』と言うようになっていたくらい」
初めて見たW杯も、父と一緒だった。02年日韓大会、神戸で行われたロシア―チュニジア戦。当日、父にビッグスクーターに乗せられスタジアムに向かった。
「小学5、6年の時かな。そこでW杯という存在を知った。チュニジア側の席で、その国の人が巻いていたマフラーと国旗をくれて、応援してくれよ、と。日本という国で、外国人が母国のために『ウワー』ってなっているのを見て、これがW杯かと。親父(おやじ)に初めて教えてもらった。体感させてもらって。鮮明に覚えていますね。『あ、すげえ』と」
日韓大会から16年、昌子は日本代表の一員として、W杯に臨める位置にいる。
「思えば、高校1年の時に帰らなかったのが正解やった。あの言葉がなかったら、すぐ実家に帰っていたかもしれないし、3年間やってなかったらプロにもなってないし、今の位置にはいない。ほんまにあの言葉には救われた。あの言葉だけで限界まで挑めた。俺はここが限界と勝手に決めとっただけやから。ここまで来られた」
今では、最も我慢が必要といわれるポジション、センターバックで日本屈指の選手になった。W杯イヤーといえども、鹿島の「タイトル獲得が最優先」という信念は揺るぎないが、一方で両親への思いもある。
「(W杯出場で)恩返しというのは、ありますね。もし選ばれたらという話ですが(姫路独協大サッカー部監督の)親父は仕事があまりにも忙しいけど、ロシアには来てほしいんですよね。親父は昔のサッカーのビデオテープをめっちゃ持ってるんですよ。ベルカンプとかセレーゾとか。白黒時代も。昔は一緒に見てたりしていた。そういう人の子供がW杯に出るとなると、めっちゃうれしいやろなぁと。選ばれて国を背負ってピッチに立っている姿を見せたいと思うし、恩はそうやって返していきたいなと思いますよね」
◆昌子 源(しょうじ・げん)1992年12月11日、神戸市生まれ。25歳。地元チームのフレスカ神戸でサッカーを始め、G大阪ジュニアユースを経て米子北高へ進学。2011年、鹿島入り。12年3月24日に広島戦でJ1デビュー。対人守備、スピード、フィード力を備えたセンターバック。父・力さんは姫路独協大サッカー部監督で、日本協会公認で最上位の指導者S級ライセンスを持つ。J1通算141試合7得点。国際Aマッチ10試合1得点。180センチ、73キロ。
昌子源、両親の言葉で救われた 限界に挑めた…W杯での恩返し誓う 独占インタ
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