日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年7月9日月曜日

◆海開き前に 鹿嶋で市民ら1500人参加 /茨城(毎日新聞)






 14日の「海開き」を前に鹿嶋市内の海岸5カ所で7日、市民ら約1500人による清掃活動が行われた。

 同市平井の平井海岸では濃霧で視界が悪い中、サッカー・J1鹿島アントラーズのジュニアユースチームや新日鉄住金鹿島硬式野球部の選手らも参加し、砂浜に落ちていた流木や空き缶など計約5トンを拾い集めた。

 一斉清掃は、住友金属(現新日鉄住金)鹿島製鉄所が35年前に地域貢献の一環で実施したのを機に、毎年の恒例作業となっている。





 錦織孝一市長も訪れ、野球部が第89回都市対抗野球大会(日本野球連盟、毎日新聞社主催)に北関東第2代表として出場することを紹介し、応援を呼び掛けた。【根本太一】




海開き前に 鹿嶋で市民ら1500人参加 /茨城


◆大迫勇也、柴崎岳、昌子源を飛躍させた鹿島アントラーズの驚異の育成システム(Business Journal)



大迫勇也 yuya.oosako


 ベスト16で終わったサッカー日本代表のFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会。ラウンド16で強豪・ベルギー相手に2点のリードを守りきれず、後半アディショナルタイムで逆転弾を浴びるという、まさに劇的な敗戦を喫してしまったが、大迫勇也、柴崎岳、昌子源の3人の存在がなかったら、日本のここまでの躍進も、ベルギーとの死闘もなかっただろう。

 大迫は初戦のコロンビア戦でのPKのきっかけを掴み、決勝弾を奪った。それだけでなく、ポーランド戦以外の先発した3試合いずれも、1トップとして懐の深いボールキープとポストプレーで縦パスを集約して前線で起点をつくるなど、日本の中盤を活性化させるベースを生み出した。

 柴崎は今大会のチームのMVPと言っていいほど、突出した存在感を見せた。常にピッチ全体を見渡し、柔軟なボールコントロールと相手の守備の綻びを見逃さない正確無比な縦パスで、日本の攻撃のタクトを握った。第2戦のセネガル戦では、長友佑都へ糸を引くようなロングパスを送り込み、乾貴士の1点目をアシスト。第3戦のポーランド戦では、中盤のスペースを埋める献身的かつ頭脳的な守備を披露。そしてベルギー戦では疲労の色が濃く、グループリーグで見せたようなパフォーマンスには至らなかったが、先制点となる原口元気のゴールは、柴崎の抜群のタメからの正確なスルーパスによってもたらされた。

 そして、新たなDFリーダーとして名乗りを上げた昌子は、気迫溢れる守備と高い危機察知能力を駆使して、最終ラインを統率。90分間声を出し続け、日本の攻撃時にこそ高い集中力を発揮し、相手のカウンターを警戒した。コロンビア戦では相手のエース、ファルカオを封じ込め、ベルギー戦では世界トップクラスのストライカー、ルカクと対峙して一歩も引けを取らなかった。W杯直前まで控えだったことが嘘のような存在感を見せつけた。

 この3人の共通点は、高卒でプロ入りし、その最初に入団したクラブが鹿島アントラーズということだ。

鹿島アントラーズを支える超目利きスカウト

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)屈指の強豪で、Jリーグ発足後のタイトル獲得数ナンバーワンの“名門中の名門”。鹿島の最大の強みは、才能ある高校生プレーヤーを厳しい目で見極め、獲得後はじっくりと育てて、主軸として活躍させ、さらなる高みに導いていく「育成力」にある。

 大迫を鹿児島城西高校から獲得し、5年間でエースストライカーに育て上げ、ドイツ・ブンデスリーガに送り込んだ。柴崎は青森山田高校2年生の冬に異例の早さで獲得を確定させ、6年かけて攻守の要に育ててスペイン・リーガエスパニョーラに送り込んだ。昌子は米子北高校から獲得し、今や鹿島の不動のディフェンスリーダーとなるまでに育て上げた。

 この鹿島の育成力の裏側には、ひとりの超目利きスカウトの存在がある。鹿島のスカウト部長を務める椎本邦一氏だ。鹿島の前身である住友金属時代から同クラブ一筋の人物で、実に20年以上、スカウトという重要な仕事をこなしている。

 椎本氏の眼力のすごさは、「才能があって、絶対に屈しない選手」を見いだすことにある。

「獲得するなら、将来のクラブを担ってくれる存在でないといけない。そこは技術だけでなく、サッカーへの姿勢、人間性も重要。大事なのは『鹿島というクラブにふさわしい選手かどうか』なんです」(椎本氏)

 クラブが積み上げた伝統と精神--。「常勝軍団」であるべきクラブの確固たる信念と、それを担えるだけの選手、人間かどうかの見極め。この強固な柱が椎本氏の目利きの根幹にある。

 筆者も高校生の取材に日本全国を回るが、いろんな場所で椎本氏の姿を見る。大迫の獲得時も、柴崎のときも、昌子のときも、現場には彼の姿があった。そして3人とも期待通り鹿島を担う存在になり、日本代表の欠かせない軸としてロシアW杯を戦った。

 さらに残念ながら一度もピッチに立つことができなかったが、今回の日本代表には植田直通も選ばれた。彼もまた椎本氏がその才能に惚れ込み、熊本の大津高から高卒で獲得した逸材。昌子と共に鹿島の強固な守備を築くセンターバックとして君臨し、今回のメンバーでフィールド最年少で選ばれており、次世代の期待の星のひとりである。

 この4人を獲得した後も、全国各地の高校チームの試合会場で椎本氏の姿を見る。今年も高校ナンバーワンCBの呼び声高い流通経済大柏高校の関川郁万を獲得するなど、将来のW杯に出場するかもしれないダイヤの原石に熱視線を送っている。

 鹿島らしい、勝負に最後までこだわり、チームを支え、周りを突き動かす選手――。大迫、柴崎、昌子の躍動は、鹿島にとっても、椎本氏にとっても、自分たちの信念が間違っていないことを示す大きな証しとなったといえる。
(文=安藤隆人/サッカージャーナリスト)



大迫勇也、柴崎岳、昌子源を飛躍させた鹿島アントラーズの驚異の育成システム


◆[プレミアリーグEAST]上位勢が揃って勝ち点伸ばせず…鹿島ユースが首位独走:第8節(ゲキサカ)


鹿島ユース

 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018EASTは7日と8日に第8節を行った。

 開幕から6勝1分で無敗を維持する鹿島アントラーズユース(茨城)は、MF前田泰良(3年)の2ゴールにより富山一高(富山)を2-0で下した。勝ち点14で2位の流通経済大柏高(千葉)がジュビロ磐田U-18(静岡)に0-4で敗戦。3位・青森山田高(青森)と4位・清水エスパルスユース(静岡)の一戦が3-3で終わったため、首位の鹿島ユースが勝ち点差を広げた。

 市立船橋高(千葉)はFC東京U-18(東京)と対戦。2点のリードも後半36分から2失点を喫し、2-2で引き分けた。柏レイソルU-18(千葉)と浦和レッズユース(埼玉)の一戦はシーソーゲームとなったが、互いに突き放すまでには至らず、こちらも2-2に終わった。

【第8節】
(7月7日)
[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋 2-2 FC東京U-18
[市]岡井駿典(52分)、井上怜(71分)
[F]宮田和純(81分)、青木友佑(85分)

[三協フロンテア柏スタジアム]
柏U-18 2-2 浦和ユース
[柏]森海渡(15分)、正田徳大(29分)
[浦]池高暢希(18分)、北村龍馬(45分)

(7月8日)
[富山一高グラウンド]
富山一 0-2 鹿島ユース
[鹿]前田泰良2(64分、84分)

[磐田スポーツ交流の里ゆめりあ]
磐田U-18 4-0 流経大柏
[磐]清田奈央弥(6分)、鈴木海音(54分)、平澤拓実(61分)、池端今汰(90分+3)

[青森山田高グラウンド]
青森山田 3-3 清水ユース
[青]佐々木銀士(3分)、橋本峻弥(21分)、檀崎竜孔(42分)
[清]齊藤聖七3(11分、14分、35分)




【第9節】
(7月14日)
[富山一高グラウンド]
富山一 11:00 清水ユース

(7月15日)
[流通経済大柏高グラウンド]
流経大柏 11:00 鹿島ユース

[青森山田高グラウンド]
青森山田 11:00 市立船橋

[浦和駒場スタジアム]
浦和ユース 17:00 磐田U-18

(7月16日)
[東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]
FC東京U-18 16:00 柏U-18

※日程は3月発表、変更の可能性あり




[プレミアリーグEAST]上位勢が揃って勝ち点伸ばせず…鹿島ユースが首位独走:第8節


◆<ひと物語>挑戦する意識つくる 「まちづくり鹿嶋」社長・猿田博明さん(51)(東京新聞)






 「地元の子がずっと住んでいてくれて、新しい発想が生まれて。観光客も地元の人も、いつもニコニコしている。そんな街にしていきたい」

 鹿島神宮の門前町のにぎわい復活を目指し、五月に発足した「まちづくり鹿嶋」の社長に就任した。ハマグリやメロンなどの特産品や、サッカーJ1の鹿島アントラーズ。鹿嶋市に、にぎわいを創り出せる財産はたくさんある。「鹿島神宮の周りだけでなく、市のみんなに参加してもらい、楽しい街をつくりたい」と張り切っている。

 門前町はかつて、参拝客向けの飲食店や土産物屋がずらりと並んでいた。日用品を買い、週末の食事を楽しむ地元の客も多かった。今でも年間二百万人の観光客が訪れるが、商店街の後継者不在や、国道沿いなどの郊外型店に押され、商店街としての活気は次第に薄れてきた。新しい店の誘致も長期的な目標に掲げながら「まずはイベントを開き、地元の士気を上げ、挑戦する意識をつくる」。

 神宮近くにある食肉・食料品店の二代目。高校卒業後、地元の会社勤めを経て、バブル全盛だった二十二歳の頃、「東京で成功したい」と、外国車ディーラーの営業職に転職した。営業成績も収入も良かったが、三十八歳の頃、父の病気を機に帰郷。約二年半、東京に通院する父の送迎を続けた。亡くなった後、未経験だった店を継いだ。

 決意したのは「おまえがやれ、何とかなる」と地元の先輩たちに励まされたから。一方で「一度、故郷を出て行った」ことは負い目にもなる。少しでも故郷の役に立とうと、市観光協会で三年ほど、駐車場管理のアルバイトをした。

 社長に就任して二カ月目。本業の傍ら、近県の産業や観光関係者を訪ね、連携を模索している。秋までには、会社として初のイベントを開く予定だ。

 「一生懸命に商売をして、ボランティアで地域への奉仕もする。認められて、人のつながりができて、お客さんが繰り返し来てくれるようになる。その楽しさを、みんなで思い出すことから始めたい」

 「まちづくり鹿嶋」は、鹿嶋市や鹿島神宮、地元商工会、農漁協などが出資する株式会社。しかし「行政に頼らず、市民がつくる会社にする。それが本当のまちづくりにつながる」と力を込める。

<さるた・ひろあき> 1967年2月、鹿嶋市(旧鹿島町)生まれ。鹿島高校を卒業後、地元の鉄鋼関連会社に就職した。現在は食肉・食料品「鹿島ミートセンター」代表。鹿島食肉事業協同組合理事長。市観光協会の青年部「鹿進部会」の部長も務める。




<ひと物語>挑戦する意識つくる 「まちづくり鹿嶋」社長・猿田博明さん(51)


◆大迫選手、地元声援「うれしい」(REUTERS)



大迫勇也 yuya.oosako


 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会でベスト16になった日本代表の主力で、鹿児島県南さつま市出身の大迫勇也選手(28)が県知事表彰「スポーツ部門」特別賞を受賞し、8日、県庁で授与式に出席した。大迫選手は「帰省後、地元の皆さんが見てくれていたと知り、うれしかった」と語った。

 大迫選手は大勢の地元ファンが出迎える中、県庁に到着。三反園訓知事が「本当に県民は喜んでいる」と謝意を伝えると「これからも鹿児島の子どもたちに夢を与えられるプレーをしたい」と応じた。

 コロンビア戦で決めた決勝点に関し、自分でも興奮したと振り返った。


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大迫選手、地元声援「うれしい」


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