日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年1月25日金曜日

◆FW大迫が4戦ぶり出場 勝負どころで途中投入もゴールならず(デイリー)



大迫勇也 Yuya.Osako


 「アジア杯・準々決勝、日本1-0ベトナム」(24日、ドバイ)

 準々決勝が行われ、2大会ぶりの優勝を狙う国際サッカー連盟(FIFA)ランキング50位の日本は、映像を使ったビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で判定されたPKをMF堂安律(20)=フローニンゲン=が決め、1-0で同100位のベトナムを下し、4強入りした。

 FW大迫勇也(ブレーメン)が4試合ぶりに出場した。後半27分、FW北川と交代でセンターFWに入った。1次リーグ初戦のトルクメニスタン戦で2得点も、昨年末から抱えていた右臀部(でんぶ)痛を再発して欠場が続いていた。森保監督は「状態は上がってきている」と勝負どころでエースを投入。後半35分には得意のポストプレーで最前線に安定感をもたらした。MF南野は「サコ君の復帰はチームにとってもうれしいニュース」と復帰を歓迎した。




◆FW大迫が4戦ぶり出場 勝負どころで途中投入もゴールならず(デイリー)





◆平瀬智行氏&TAX、ベガルタ愛あふれる新春トーク(ニッカン)






<みちのくプラス!!>

異色のベガルタ新春コラボが実現した。ベガルタ仙台OBで現クラブコーディネーターの平瀬智行氏(41)が仙台を拠点とする4人組ロックバンド、Monkey Majikのドラマーで熱狂的サポーターのTAX(43)と「居酒屋トーク」を交わした。親交のある2人が仙台市の文化横丁にある老舗居酒屋「味工房」で、激動の18年シーズンを振り返りながら、今季展望をほろ酔い気分で語り合った。【取材・構成=下田雄一】

  ◇   ◇   ◇  

-18年を振り返って一番の出来事は、やはり埼玉スタジアムでの天皇杯決勝(対浦和レッズ)でしょう。クラブ目標の1つであったカップ戦ファイナリストを見事に達成した

平瀬氏(以下、平) あのステージに立てたのは選手、スタッフが頑張ったのはもちろんだけど、勝ち切れない試合が続いたときも声援を送り続けたサポーターの力が大きかったと思う。事実上のアウェーにあれだけの人が仙台から駆けつけて、素晴らしい雰囲気で一体感があった。浦和イレブンがシャーレーを掲げるシーンをピッチで目の当たりにして、屈辱を初めて味わった選手がほとんどのはず。この経験を糧にして、今シーズンを戦えることはクラブにとっても大きな意味があるよね。

-失点こそ多かったが、渡辺晋監督(45)の人もボールも動くスタイルが浸透した1年だった

平 昨年8月15日のホーム湘南ベルマーレ戦。あの試合がナベさんのベストゲームだったと思う。選手たちの「この試合は勝たなきゃ」という気持ちが伝わってきた一番いい試合でしたね。

TAX(以下、T) そういう試合を毎試合見たいね。相手もあってなかなかうまくいかないのがサッカーだけど、特にホームのユアスタでは負けられない。J1からJ2にカテゴリーが落ちるという危機意識というか、実際に落ちた経験を持っている選手たちは覚悟が違うよね。J1昇格をジュビロ磐田との最終戦で逃した経験も同じ。08年から12年ごろのベガルタは、絶対にホーム戦は落とさないという戦い方をしていた。終わりに近づくにつれてみんながヒートアップしていく。最後の最後まで気が抜けない。特に後半30分過ぎは、そういう状況がユアスタにはあったよね。ナベちゃんは究極の理想の戦術があって、それを踏まえてきれいに戦っているイメージだけど、誠ちゃん(元仙台監督でJ2V・ファーレン長崎の手倉森誠監督)はドラマの作り方がすごくうまい監督だと感じた。

<みちのくプラス!!>

-仙台一筋のDF菅井直樹(34)が引退した

T キンちゃん(菅井の愛称)の引退は本当にショックだったね。まだやれたんじゃないかと思うけど、どう? ファンとしては、ああいう終わり方は納得できなかったね。

平 キンも人前で話すことが苦手だし、記者会見を開いてメディアに出たりできないタイプ。本来なら引退セレモニーがあっても良かったし、TAXさんが納得できないのも分かるけど、キンはそういう選手なんです。僕と一緒に働くことになりましたが、話せなくても彼は存在感があるし、少しずつ慣れてくると思いますよ。

T キンちゃんの話になると飲まずにはいられないな(笑い)。平瀬君は現役時代よりも節制しているイメージだよね。

平 昔の選手は普通に飲んでいたけど、今の選手はプロ意識が高くて節制してる。僕も試合の前々日からは飲まなかったですよ。家でも飲まなかったし、奥さんがご飯を作ってくれてサッカーに集中できた。すごく助かりました。

-独身だった菅井は、もしかしたら大変だった?

平 あいつは大変だったと思うよ。

T 本当に大変だったと思うね。どうして早く結婚しなかったのかな。キンちゃんはプレーヤーとして職人だった。あんなサイドバック、歴代でいなかったね。

平 TAXさんはキンちゃん大好きですもんね。

T キンちゃんを追い続けていたから、ベガルタのファンでいられたかも。

平 まだ現役だったとき、選手バスの最後列右側が僕で、キンは左側だった。

-カズシートならぬ「キンシート」ですか

平 今でも忘れないけど、試合が終わってバスに乗ったら、隣のキンが深刻そうな顔で話し掛けてきた。「平瀬さん、僕は点を取れないんですけど、どうすればいいですか?」って。サイドバックの選手がですよ。あれには驚きましたね。

T 前線に顔を出しても、戻るのも速い選手だった。あの運動量は半端なかったよね。あんなに責任感が強い選手はいないと思う。

-新シーズン、移籍した選手もいるが、頼もしい新戦力も加わった

平 長沢(駿=30)はいい補強。高さだけじゃなく、足もとがうまい。FWはみんな自分が点を取ることに集中しているけど、彼は周りを生かすことを常に考えている。

T スペインのレバンテに4年も在籍していた元モザンビーク代表のディフェンダー(シマオ・マテ=30)もいいらしいね。

平 TAXさん、彼は本物かもしれません。スペインではC・ロナウド(現ユベントス)、メッシ(バルセロナ)ともバンバンやりあっていたらしいです。アルアハリ(カタール)との契約が8月で満了してフリーだったと聞いています。強化部はよく見つけたと思いますね。

-FWの組み合わせを考えてもワクワクする

平 阿部(拓馬=31)ちゃんはいいよね。前からプレスして献身的にボールを追いかけてくれるし、ボールを前へ運べる。石原(直樹=34)もそうだけど、前線に頑張れる選手がいることは大きい。長沢が1トップに入って、ハモン・ロペス(29)にジャーメイン(良=23)、そして新加入選手もいる。補強を危ぶむ人もいますが、攻撃力は確実に高まったと思いますね。

◆Monkey Majik(モンキー・マジック)00年に青森県で結成され、翌年から仙台に拠点を移す。06年、フジテレビ系ドラマ「西遊記」の主題歌「Around The World」がオリコン最高4位のヒット。カナダ人兄弟のメイナード・プラント(43)とブレイズ・プラント(38)がボーカルとギターを担当。仙台市出身のTAX(菊池拓哉)がドラムス担当、DICK(40)がベース担当を務める。




◆平瀬智行氏&TAX、ベガルタ愛あふれる新春トーク(ニッカン)





◆もう日本のCBは弱点ではない! 冨安、昌子、吉田、中山らで強烈サバイバル(the WORLD)



昌子源 Gen.Shoji


2022W杯へ熾烈なサバイバル


2022カタールワールドカップを目指す日本代表は、その時誰がセンターバックを務めているのだろうか。これまで日本人選手は上背のない選手が多く、センターバックは弱点の1つと思われていた。しかし、その状況が少しずつ変わり始めている。

今回のアジアカップでは20歳の冨安健洋が奮闘しており、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦では決勝点も記録した。冨安は188cmとサイズもあり、すでにベルギーのシント・トロイデンに移籍して海外での経験も順調に積んでいる。2022年までには欧州四大リーグにステップアップしているかもしれない。

ブラジル『Globo Esporte』も日本のセンターバックに注目している。日本のセンターバックの層が薄いことは世界的に知られていることだったが、その状況が変わってきていることが取り上げられているのだ。

冨安だけではない。この冬には鹿島アントラーズからDF昌子源がフランスのトゥールーズへ、柏レイソルから中山雄太がオランダのPECズヴォレへ、川崎フロンターレから板倉滉がマンチェスター・シティと契約し、レンタルでオランダのフローニンヘンに加わっている。板倉は中盤でもプレイできる選手ではあるものの、この3人が一気に海外挑戦へ踏み切った意味は大きい。

サウサンプトンの吉田麻也、ベルギーのセルクル・ブルッヘでプレイする植田直通、もちろん今回代表に選ばれている三浦弦太や槙野智章もカタール大会を目指すだろう。冨安と同じ年齢でいえば世代別代表に選ばれている清水エスパルスの立田悠悟も候補者に含められる。

センターバックは日本のウィークポイントかと思われたが、若手の台頭でカタール大会へ激しいサバイバルが繰り広げられることになる。吉田とて安泰とは言えないはずだ。カタール大会へ誰が生き残るのか、この戦いは非常に楽しみだ。




◆もう日本のCBは弱点ではない! 冨安、昌子、吉田、中山らで強烈サバイバル(the WORLD)





◆鹿島の大岩剛監督が掲げたテーマ「融合」「喜びと悔しさを糧に」(サカノワ)






まず”ターゲット”は2月19日のACLプレーオフ。


 昨季クラブ史上初のACL(アジアチャンピオンズリーグ)を制した鹿島アントラーズは、1月15日に始動し、22日から宮崎キャンプに突入した。

 鹿島の大岩剛監督は15日の初練習後、2019シーズンへの抱負を語った。指揮を執って3年目、始動日から率いるのは二度目になる。

 最初の全体ミーティングでは、次のように選手たちに言葉を送ったという。

「我々はアジア王者として、ピッチ内外で相応の立ち居振る舞いであり言動を意識し、そしてピッチでしっかり結果を残そう。タイトルに向かって日々練習をやっていこう、という話をしました」

「また、去年成し遂げたことプラス悔しい想いをしたこと、いずれもしっかり反映しながら、いろんな面でレベルアップしていこう、とも伝えました」

 クラブワールドカップに参戦し、12月22日の3位決定戦を終えて帰国したあとオフに入った。Jクラブで最も短いオフとなってしまったが、天皇杯の準決勝と決勝が前倒し開催されたことを考えると、むしろ鹿島としては例年よりも比較的休めたと言えるかもしれない。

 ただし昨季J1リーグ戦3位だった鹿島は新シーズン、ACLプレーオフから参戦しなければならない。対戦相手はまだ未定だが、シーズン初陣は2月19日。指揮官も「まずそこがターゲットになる」と語る。ただ、ACLの本選出場が決まると、そこからJリーグとACLの連戦に突入する。開幕と同時に、チームの総合力が問われるわけだ。

「自分たちのプレーモデルやスタイルを大きく変えるつもりはありません。ただ、当然選手が代わり、新たに加わった選手のポテンシャルをしっかり把握する必要はあります。コンビネーションの精度を上げるためにも、トレーニングをしながら特長を掴み、今いる選手と新しい選手を融合させていくこと。それが自分の仕事だと思っています」

 チーム立ち上げからのキーワードとして、指揮官は「融合」を挙げた。

「(新加入選手には)ピッチの中では持っているものを100パーセント出してほしい。力のある選手ばかりですが、ユースから上がってくる選手、新卒の選手、彼らにいろんなものを背負わせるつもりはありません。持っている力をチームのため、クラブのために発揮してくれること、それがまず仕事です。そのためにサポートすることが私たちの仕事であり、サポートしてくれる選手もたくさんいます。そうしながら、しっかり融合を図っていきます」

 昌子源、西大伍が移籍し、小笠原満男が引退……一気に中心選手がいなくなってしまった。

 その新戦力――今オフの補強は果たして上手くいったか。その質問に対し、大岩監督は「すべては結果で決まる」と強調した。

「すべての選手に期待しています。今、所属している選手たちも、昨年の経験を踏まえ、非常にいい形で成長していると思います。補強が良いか悪いかは、結果次第で言われるところでもあります。それに補強だけがすべてではないと思っています。しっかりチームとしてのパフォーマンスに代えていきたいです」

 昨季のトピックスはACL制覇に集中しがちだが、決勝トーナメント突入後の連戦では、若い選手たちが目覚ましい台頭を遂げたことも忘れてはならない。イランでのACL決勝第2戦の4日前(中3日)、11月6日に組まれたJリーグ32節・柏レイソル戦(アウェー)は、金森健志、町田浩樹、山口一真という若手のゴールで(町田の得点は小笠原満男がCKからアシスト)3-2の勝利を収めた。痺れた一戦であり、この1勝がACL制覇へ大きな弾みを付けた。

「ACLの優勝は選手にとって非常に大きい自信になりましたが、Jリーグで若い選手があれだけチームのためにプレーできることを示したことは、非常に大きい自信になったと思います。喜びも悔しさもチームの糧にしていきたいです」

 喜びも悔しさも糧に、さらに強くなれる。大岩監督はその鹿島のクラブとしてのパワーに自信を持つ。

 始動時は別メニューだった鈴木優磨、三竿健斗、内田篤人の完全合流と実戦復帰が果たしていつになるのか。そのあたりも気になるところだが、2月下旬から3月上旬にかけて顔触れが揃ってくれば――アジア連覇&全冠制覇へ、最高のスタートダッシュを切れるはずだ。





取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI




◆鹿島の大岩剛監督が掲げたテーマ「融合」「喜びと悔しさを糧に」(サカノワ)






◆ACLプレーオフの日程決定…王者・鹿島と広島が本戦出場権懸けて一発勝負へ(サッカーキング)






 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフから参戦する鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が、試合会場とキックオフ時刻と発表した。

 昨季の明治安田生命J1リーグで3位フィニッシュだったACL前回王者の鹿島、そして明治安田生命J1リーグを2位で終えた広島が、本戦(グループステージ)出場権の懸かるプレーオフに出場する。両クラブともにホームでの一発勝負に臨む。

 ACLプレーオフの試合日程は以下の通り。両試合とも、2月19日19時キックオフ予定となっている。

・鹿島アントラーズ vs 【ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)vs [ホーム・ユナイテッド(シンガポール) vs 第1代表(インドネシア)]の勝者】(県立カシマサッカースタジアム)

・サンフレッチェ広島 vs 【チェンライ・ユナイテッド(タイ) vs [セレス・ネグロス(フィリピン) vs ヤンゴン・ユナイテッド(ミャンマー)]の勝者】(広島広域公園陸上競技場)


内田篤人、パトリック





◆ACLプレーオフの日程決定…王者・鹿島と広島が本戦出場権懸けて一発勝負へ(サッカーキング)





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