日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月5日火曜日

◇【浦和】槙野、“爆買い”広州恒大に「お金に負けたくない」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160404-OHT1T50222.html

 ◆アジア・チャンピオンズリーグ ▽1次リーグH組 浦和―広州恒大(5日・埼玉スタジアム)

 1次リーグ突破の行方を占う一戦を控えた浦和は4日、試合会場で公式練習を行った。

 年間予算がJ1トップ約58億円だが、広州恒大はFWマルティネスを移籍金55億円で獲得するなど、けた外れの資金力を誇る。さらに広州側から6000席購入を打診され、中国サポーターの大集結も予想される。DF槙野は「お金に負けたくない」とギラリ。腰痛に悩むペトロヴィッチ監督(58)は「ACLの決勝という意気込みで臨む」と必勝を期した。

◆プレミアリーグの経験は大きな財産になる アントラーズユース熊谷監督インタビュー(JFA)





http://www.jfa.jp/news/00009322/

プレミアリーグの経験は大きな財産になる アントラーズユース熊谷監督インタビュー

――4月9、10日から、いよいよ高円宮杯プレミアリーグEASTが開幕を迎えます。

私たちがチャンピオンだなどという考えはありませんし、それは選手たち自身がよく分かっていると思います。このEASTブロックのリーグに最初からいるチームで残っているのは、青森山田高校さん、流通経大付属柏高校さん、清水ユースさんの3チームだけなんです。力のあるチームであってもすぐに降格してしまう、それほど厳しいリーグですから、私たちも今季、まず残留を意識して戦おうと思っています。

――厳しさ、タフネスが求められるリーグですよね。同時にこの大会はクラブチームと高校サッカーのチーム(高体連)が垣根なく対戦できるという大きな特徴がありますよね。

本当に素晴らしい部分だと思います。日本の高校年代には大きな二つの流れがあって、それが裾野の拡大につながり、互いに強いライバル心を持って高め合ってきた関係であることも、また確かだと思います。高体連には教育機関の一つとしてスポーツ部門を持つ素晴らしい伝統があって、欧米にはない形で発展してきた歴史があります。僕自身、そこから育ってきた選手の一人でした。一方、Jリーグはその欧米の形を模してクラブチームを整備して発展してきた流れがあります。

――一方で、熊谷監督は二つを別個のものとして分けて考えること自体には否定的です。

同じ高校生のチームですし、この二つが永遠に交わらないようなものだとは思わないんですよね。高体連のやり方は日本人のメンタリティーに合わせて発展してきた形ですから、その良さもあると思っています。そこは謙虚に学んでいくべきですし、高体連のやり方から生まれる勝負強さは確実にあると思います。それはこういうプレミアリーグのような舞台で肌を合わせることで実感できるものでもあります。


――いまユニフォームを真っ白にして高体連とクラブチームを対戦させたら、どちらがどちらなのか見分けがつかないケースも多々あると思います。

これは本当にその通りで、さまざまな“色”を持ったチームが違う形から誕生していると思います。高体連とクラブの二つを別のものとして考え、異なるサッカーをするものというように捉えている向きもあるかと思うのですが、実情としては少し変わってきているのではないでしょうか。

――今年もこの“面白い”リーグを鹿島ユースが熱くしてもらえればと思います。

このリーグでいったい何を工夫できて、何を勝利のために注ぎ込んでいけるのか。(チャンピオンとして臨むという)厳しいシーズンを経験できることは、選手たちの人生において大きな財産になると思っています。


熊谷監督プロフィール

熊谷 浩二(くまがい・こうじ)
1975年10月23日生まれ(40歳)。青森県出身。三本木農高から1994年に鹿島に加入。95年に行われたワールドユースではU-20日本代表初のベスト8進出に貢献した。鹿島には11シーズンに所属し、仙台に移籍後05年に引退。その後は古巣に戻り、14年から鹿島ユースの監督を務めている。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ EAST 第1節

2016年4月9日(土)
11:00 市立船橋高校 vs アルビレックス新潟U-18(味の素スタジアム 西競技場)
13:30 FC東京U-18 vs 清水エスパルスユース(味の素スタジアム 西競技場)
2016年4月10日(日)
10:30 大宮アルディージャユース vs 鹿島アントラーズユース(アミノバイタルフィールド)
13:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(味の素スタジアム 西競技場)
15:30 柏レイソルU-18 vs 横浜F・マリノスユース(味の素スタジアム 西競技場)

◆静岡合宿を行うU-23日本代表候補発表…横浜FM富樫敬真ら4人が初選出(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160404/427627.html



 4日、日本サッカー協会(JFA)は、11日から13日まで静岡県でトレーニングキャンプを行うU-23日本代表候補23名を発表した。

 DF植田直通(鹿島アントラーズ)やMF中島翔哉(FC東京)らが選出されたほか、横浜F・マリノスで今季2ゴールを挙げている大卒ルーキーのFW富樫敬真をはじめ、DF三丸拡(サガン鳥栖)、MF橋本拳人(FC東京)、MF小塚和季(新潟)の4人が初招集されている。

■U-23日本代表候補

▼GK
櫛引政敏(鹿島アントラーズ)
杉本大地(徳島ヴォルティス)
牲川歩見(サガン鳥栖)

▼DF
高橋祐治(京都サンガF.C)
山中亮輔(柏レイソル)
亀川諒史(アビスパ福岡)
三丸拡(サガン鳥栖)
奈良竜樹(川崎フロンターレ)
岩波拓也(ヴィッセル神戸)
植田直通(鹿島アントラーズ)
三浦弦太(清水エスパルス)

▼MF
橋本拳人(FC東京)
原川力(川崎フロンターレ)
矢島慎也(ファジアーノ岡山)
野津田岳人(アルビレックス新潟)
小塚和季(アルビレックス新潟)
中島翔哉(FC東京)
前田直輝(横浜F・マリノス)
三竿健斗(鹿島アントラーズ)
鎌田大地(サガン鳥栖)

▼FW
富樫敬真(横浜F・マリノス)
金森健志(アビスパ福岡)
オナイウ阿道(ジェフユナイテッド千葉)

◆2月・3月のMVP候補発表…J1は川崎MF中村ら、J2はC大阪FW柿谷ら3名(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160404/427716.html



 Jリーグは4日、2月・3月度の「明治安田生命Jリーグ 月間MVP」の候補選手を発表した。

 J1はMF金崎夢生(鹿島アントラーズ)、FW興梠慎三(浦和レッズ)、MF中村憲剛(川崎フロンターレ)が、J2はFW都倉賢(北海道コンサドーレ札幌)、FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)、MF清武功暉(ロアッソ熊本)が、2月・3月の月間MVP候補に選ばれた。

 各月のJ1、J2リーグ戦において最も活躍した選手を表彰する「明治安田生命Jリーグ 月間MVP」は、Jリーグ選考委員会により、上記候補選手の中からそれぞれ1名ずつが、「月間MVP」として選定される。

 また、合わせてJリーグ選考委員として原博実副理事長が選考に加わることも発表されている。

◆川崎Fと鹿島がⅤ候補であることを改めて証明した「天王山」(Sportiva)



http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2016/04/04/post_1111/

浅田真樹●文 text by Asada Masaki 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 第4節終了時点で首位の川崎フロンターレと、3位の鹿島アントラーズが対戦したJ1ファーストステージ第5節。今季序盤の天王山はともに1点ずつを取り合い、1-1で引き分けた。

川崎フロンターレと鹿島アントラーズの試合は1-1の引き分けに終わった

 結果はドロー。だが、内容的に見て、より勝ち点3に近かったのは、鹿島のほうだろう。それは当事者の言葉にも表れている。

 試合後、石井正忠監督は「1失点はちょっとした守備の対応のミス。そこで川崎の特徴を出させてしまったのは悔しい」と語りつつも、「選手はいい意識で立ち上がりから90分間戦い、いいパフォーマンスを見せた」と納得の様子だった。

 シュート数は川崎の9に対し、鹿島は16。単純な総数でも上回っただけでなく、「あとは押し込むだけ」というような決定的なチャンスを数多く作っていたのも鹿島だった。

 川崎のように何本ものパスをつないで攻めるわけではないが、ゴールへ向かう速さがあ
り、確実にフィニッシュまで持ち込む。特に後半は、川崎が本来の落ち着いた攻撃ができず、行ったり来たりが激しい展開では、明らかに鹿島に分があった。石井監督が語る。

「川崎のボックス(ペナルティーエリア)内に入る形は、中村(憲剛)選手から背後へのスルーパスが多いが、うちはいろんな選手のさまざまなコンビネーションの形がある」

 確かに鹿島は、この試合に関して言えば、攻撃の多彩さでも川崎を上回っていたのは間違いない。MF遠藤康が、あるいはMF土居聖真が、数多くあった決定機のひとつを決めていれば、問題なく鹿島が勝っていた試合だろう。

 その意味では、鹿島にとっては勝ち点2を失った試合とも言える。しかも、鹿島は前節終了時点で失点は1でリーグ最少ながら、得点もわずかに4で、下から数えて2番目(他に4クラブが並ぶ)という少なさ。数字上は、得点力不足が足を引っ張っているようにも見える。

 だが、そんな見方を当の選手は否定する。この日、先制点を叩き出したMFカイオは、「どうしても決定力不足と言われてしまうが」と前置きをし、こう語る。

「内容的に押していたし、チャンスも作れた。チャンスが作れていないと厳しいが、チャンスは作れている。チーム内の雰囲気も悪くない。今やっていることを続けていれば結果はついてくると思う」

 さて、一方の川崎。「自分たちらしいリズム(でできた時間)はすごく短かった」という風間八宏監督の言葉にも表れているように、試合全体を通して見れば、川崎が劣勢だったのは確かだ。

 キャプテンのMF中村憲剛は、「後半は(主導権を)握れなかった。ポジショニングの問題だと思う」と険しい表情で語っていたが、前節終了時で総得点12とリーグ最多を誇る攻撃力は、ほとんどの時間で鳴りを潜めた。

 そこには、負傷者が相次ぐ中、ベストの布陣で戦えないという事情もあった。特にFW大久保嘉人、MF大島僚太を欠いたのは痛かった(大久保は後半途中から出場)。風間監督は語る。

「我々が同じくらいのテンポでサッカーをしてしまった。人が変わるとうまくいかない。今日もそれなりにはできているが、根本的にはいつものペースが出ない」

 中村もまた、「中盤の真ん中でタメができない。攻撃が単発で同じリズムになる。僚太のリズムは誰も出せない」と認める。

 だが、こうした事態は長いシーズンでは必ず起きること。つまり、それを乗り越えられないクラブは優勝の可能性を大きく下げてしまうということだ。

 風間監督はあくまでもポジティブに、同点ゴールが生まれた場面(DFラインの背後に飛び出したFW小林悠へ、MF田坂祐介がパスを送ったことが、最終的にMFエウシーニョのゴールにつながった)について、こう振り返った。

「誰が出ても同じようにプレーできるということが、少しずつ見えてきた1点だった。悠はああいうの(相手のマーク)を外すのがうまい。そこへ田坂が(パスを)出したりして、いろんな人が(周りの動きを)見えてきているんだなというワンプレーだった」

 確かに、この日の川崎には、いつもの“らしさ”が見られなかった。しかし、言い換えれば、それでも首位を争うライバルに先制されながら追いつき、引き分けに持ち込んだ。この勝ち点1の持つ意味は小さくない。加えて、こうした試合を重ねることが選手層を厚くし、誰が出ても一定のレベルを保つことにもつながっていく。

 そして、風間監督は最後にこう言った。

「(数人の主力を欠く中で)この選手たちはよくやってくれた」

 この試合は、単に1位と3位の直接対決だったというだけではない。川崎と鹿島は戦力的に見ても、間違いなくJ1トップクラス。しかも、開幕前に“3強”の呼び声高かったサンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズは、AFCチャンピオンズリーグを並行して戦わなければならないが、両クラブはともにJ1に絞って戦える有利さを持つ。

 互いに譲らず、勝ち点1ずつを分け合った痛み分けは、両クラブが今季の優勝候補であることを改めて示した試合だったのではないだろうか。

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