柏レイソルに鹿島アントラーズから完全移籍で加入したFW垣田裕暉(26)が12日、柏市内の練習場で取材に応じ、新天地でのデビューへ意欲を見せた。順調にいけば、27歳の誕生日を迎える14日の名古屋グランパス戦(豊田スタジアム)から出場が可能になる。
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◆【柏】鹿島から加入のFW垣田裕暉「いつ出てもやれる準備」27歳誕生日の名古屋戦から出場可能(ニッカン)
柏レイソルに鹿島アントラーズから完全移籍で加入したFW垣田裕暉(26)が12日、柏市内の練習場で取材に応じ、新天地でのデビューへ意欲を見せた。順調にいけば、27歳の誕生日を迎える14日の名古屋グランパス戦(豊田スタジアム)から出場が可能になる。
柏では積極的にチームメートとコミュニケーションを図り、すっかりなじんでいる様子。自身の役割に「FWに求められるものが多い。ゴールはもちろん、動き出し、味方との連係、守備。FWも守備が出来ないと使われない。与えられるタスクは多くなるなと思います」。走力は自負しており「自分の得点パターンはクロスに入っていくところ。クロスも多く入ってくるので味方とどう合わせるか大事。サイドの選手が顔上げた瞬間、前線は動き出して駆け引きして。いつクロスが上がってきてもいいような準備が必要」と話した。
複数クラブが獲得に動く中、柏の加入を決めた。「レイソルのサッカーを見て、このチームだったら活躍できるイメージがわいて、選んだ。(獲得への)気持ちも一番、伝えてくれて、このチームのために働きたいと思えるクラブだった」と振り返る。背番号は「18」。鹿島でつけていた「37」も空いていたが、初めての完全移籍で、新たなスタートと捉え、37ではなく18を選んだ。
鹿島で培った「勝負へのこだわり」は、柏でも味方に還元していく覚悟だ。名古屋戦の日は、自身の27度目の誕生日だ。ちなみに、J1のリーグ戦にデビューしたのは、20歳最後の日だった16年7月13日。同じく名古屋戦で、不思議な巡り合わせを感じている。「自分たちがピッチに立ったときに何が出来るか。いつ出てもやれる準備はしておく」と新天地での試合を心待ちにした。【岩田千代巳】