日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年1月13日日曜日

◆柴崎岳「いろんな可能性が考えられる」オマーン戦での修正&対応が重要と説く(GOAL)


柴崎岳 Gaku.Shibasaki


引いて守るトルクメニスタンに3-2で勝利した日本。次節オマーン戦を前に、柴崎岳が相手の状況に応じた対応が重要だと説いている。

アジアカップの初戦、3-2でトルクメニスタンを下した日本代表。中盤の要、柴崎岳が次戦オマーンとの一戦に意気込みを示している。

柴崎はメディアの前で「トルクメニスタン戦は非常にいい教訓になった試合ですし、ゲームの進め方とか、僕ら(中盤の選手)がある程度は舵を取っていくというスタイルにはなっているので、そこにかかる負担というか、責任というか、そういうのはあるかなと、自負してます。改善できたことはすごく収穫あったので、それをまたより試合がうまくいかなかった時、オマーン戦もそうなった時に早く修正できるようにしたいなと思います」と発言。トルクメニスタン相手に苦戦した点を振り返った。

「やはり初戦のようなチーム、そういう戦い方をしてくるチームが多いんじゃないかと思ってますし、今まで親善試合でやってきた相手があんなにベタ引きしてくることはなかったので、チームとしていい教訓になったと思います。それは僕だけが(引いて守る相手に)そうしようと思ったとしてもダメなので、チームの共通意識として持てたんじゃないかなと思います」

第2戦の相手、オマーンはウズベキスタンとの初戦を1-2で落としている。日本相手に勝ち点3を奪いにくることが予想される状況については「いろんな可能性が考えられると思います。それは試合が始まってみないと分からないですし、僕らも4バックで来るかなと思ってたところ5バックで来た初戦もありますし、まあでもそういったのには瞬時に対応していくという意味で、試合が始まってから相手にアジャストしていく作業はしなきゃいけないかなと思います」と述べ、オマーンに警戒心を示した。

日本vsオマーンの一戦は、13日22:30キックオフとなる。




◆森保J、“半端ない”ピンチ!大迫が右臀部に痛みで欠場濃厚/アジア杯(サンスポ)




 サッカー日本代表公式練習(12日、アブダビ)緊急事態発生! 2大会ぶりの5度目の優勝を狙う日本は、13日午後5時半(日本時間同10時半)からオマーンとの1次リーグ第2戦に臨む。右臀部(でんぶ)に痛みを抱えながらも9日の初戦で2得点を挙げたFW大迫勇也(28)=ブレーメン=が、12日の公式練習を欠席。森保一監督(50)は、エースの欠場が濃厚であることを明かした。 

 決戦を翌日に控え、試合会場で公式練習を行う選手たちのなかにFW大迫の姿はなかった。 

 「右臀部(でんぶ)の違和感がまた出てきた。FWに関しては、間違いなく新たに先発に入ってもらう選手がいる」

 前日会見に出席した森保監督が説明した。勝つか引き分けでも1次リーグ突破が決まる大一番。初戦のトルクメニスタン戦で2得点を挙げた勝利の立役者。ここまで森保ジャパンで6試合中5試合に出場し、4得点を挙げてきたエースが欠場することが確実になった。


 チーム結成当初から大迫に代わる選手の不在は不安視されていた。昨年9月以降、大迫以外に5選手がFWで試合に出場したが、今大会でメンバー入りしたのは北川だけ。その影響もあって初戦は大迫が右臀部の負傷をおして強行出場したものの、想定外の苦戦でフル出場。そのつけがここに来て回ってきた。大迫はこの日も前日11日に続き別メニュー調整。宿舎で治療に専念した。

 きょうの試合では、代わってFWを務める北川と武藤の奮起が期待される。指揮官は「攻撃的選手としての役割を結果として出してほしい」。大迫級の働きができる選手はそういない。だが、全員で抜けた穴をカバーできなければ、今後どころかオマーン戦の勝利すらあやうい状況に陥る。

 『総力戦』を掲げて臨んだ初戦に続き、第2戦もフルメンバーとはいかなくなった。森保監督は「残った選手とスタッフで勝ち切れるよう、どんなアクシデントも乗り越えていきたい」。早くも23人の力が試されるときが来ている。 (山下幸志朗)

日本代表FW・武藤
「大迫君のようにゴールに一番近い位置にポジションを取る。日本の助けになるゴールを取りたい」


日本代表・FW北川
「大迫君と同じ仕事はできない」

日本代表・GK権田
「1カ月、大会があればいろんなことがあるのは分かっていたこと。誰か1人、2人けがをしても戦える」

★日本の決勝トーナメント(T)進出条件

 1次リーグは4チームずつA~Fの6組に分かれ、各組上位2チームと3位のうち成績上位4チームの計16チームが決勝Tに進む。日本がオマーンに勝てば決勝T進出が決定。引き分けで勝ち点4でも、C組とD組の3位が勝ち点4に届かないため、日本の1次リーグ突破が決まる。

★12日の練習

 オマーン戦が行われるザイードスポーツシティー競技場(アブダビ)で冒頭15分のみ公開して公式練習を行った。腰痛のため静養したGK東口と前日に引き続き宿舎で別メニューとなったFW大迫を除く21人が約1時間、ダッシュなどでピッチの感触を確かめた。非公開部分では実戦形式などで戦術の確認をしたとみられる。




◆森保J、“半端ない”ピンチ!大迫が右臀部に痛みで欠場濃厚/アジア杯(サンスポ)




◆川崎FW赤﨑秀平、名古屋へ期限付き移籍…風間監督と“再タッグ”(サッカーキング)



赤崎秀平 Shuhei.Akasaki


 名古屋グランパスは12日、川崎フロンターレのFW赤﨑秀平を期限付き移籍で獲得したことを発表した。なお、同選手は2019シーズン公式戦において、川崎フロンターレとの対戦には出場できないことも決まっている。

 赤﨑は1991年9月生まれの現在27歳。筑波大学在学時には現在名古屋を率いる風間八宏監督の下でプレーした。2013年に特別指定選手として鹿島アントラーズの一員となり、翌年に鹿島へ正式加入。2017年にはガンバ大阪へ期限付き移籍し、昨季開幕前に川崎へ完全移籍した。川崎では定位置の確保に苦しみ、2018シーズンの明治安田生命J1リーグではわずか1試合のみの出場にとどまっていた。J1リーグ通算では77試合出場15得点を記録している。

 期限付き移籍に際し、赤﨑は川崎の公式HPで以下のようにコメントした。

「名古屋グランパスにレンタル移籍することになりました。短い間でしたが、応援をしていただいた皆様には感謝をしています。ありがとうございました」

 また、新天地となる名古屋の公式HPでは以下のように意気込みを語っている

「名古屋グランパスでプレーすることになりました赤崎秀平です。伝統があり、風間監督のもと新しいことにチャレンジし続けているこのチームでプレーできることを嬉しく思います。自分自身の成長とチームに貢献する為に移籍してきました。チームの目標を一つでも多く達成するために、そしてたくさんの方々と共に闘い、心から応援してもらえるように、名古屋グランパスの一員として闘っていきたいと思います。宜しくお願いします」




◆川崎FW赤﨑秀平、名古屋へ期限付き移籍…風間監督と“再タッグ”(サッカーキング)




◆「今までのFWと違う」「いてほしくないタイプ」青森山田も驚き隠せず…絶賛された尚志FW染野唯月(ゲキサカ)




[1.12 選手権準決勝 尚志高 3-3(PK2-4)青森山田高 埼玉]

 対戦した者だから分かるものがある。青森山田高(青森)の選手、そして指揮官は認めた。尚志(福島)FW染野唯月(2年)の能力の高さを――。

 染野はまさに圧巻のプレーを披露した。前半26分にセットプレーから1点目を奪うと、後半23分には青森山田3選手をワンフェイクで手玉に取って2点目。さらに同30分にはスルーパスから冷静に流し込んでハットトリックを達成した。得点だけではない。空中戦での強さを発揮し、抜群のスピードで裏へ抜け出すなど、攻撃の核として存在感を放ち続けた。

 対峙したのは福岡内定が発表されているDF三國ケネディエブス(3年)だったが、染野の対応に苦戦した。「今までやってきたFWとはちょっと違う」と表現した三國は、「ヘディングも強いし、技術もある。背後に抜け出すタイミングや足元で受けるタイミングが一味違うと感じた」と多くの引き出しを持つストライカーの能力の高さを実感。特にゴール前でのワンフェイトで仲間3人が置き去りにされた場面では、「絶対に打つであろうところで切り返した。飯田(雅浩)も決められた直後に『これはしょうがない』と言っていたので、皆が認めるほどのうまい選手だった」と脱帽するしかなかった。

 ゴールを守ったキャプテンのGK飯田雅浩(3年)も、「同じ選手に2点を取られたら相当警戒するけど決められた。高校生になってから初めてのハットトリック。何でもできるオールラウンダーなプレーヤーだった」と驚きを隠せない。「2年生とは思えないくらい伸び伸びとプレーしていた。プレミアでも戦ってきたけど、一番相手にいてほしくないタイプのFW。競り合いでケネディはほぼ勝ってくれるけど、染野くんはヘディングも強く、五分五分だったり、ケネディが劣勢になる場面もあった。そういう場面はプレミアではあまり見ない」。

 そして、青森山田を率いる黒田剛監督も「彼はヘディングが強いし、背後を取るのもうまく、足元も長けている。背後を警戒してラインを下げ過ぎたとこを確実に足元で受けて仕掛けられたり、きちっとサイドにボールを配球できたり、最後は冷静にゴールも決められた。やっぱりうまかった」と賛辞を惜しまなかった。

 J内定者も、キャプテンも、指揮官も認める怪物ぶり。しかし、染野はまだ2年生だ。伸びしろが十分だからこそ、飯田は「染野くんは来年もある。本当に来年の青森山田からしても脅威になる選手だと思う」と話す。将来性豊かなストライカーは、来年度も全国で猛威を振るうことになりそうだ。

(取材・文 折戸岳彦)




◆「今までのFWと違う」「いてほしくないタイプ」青森山田も驚き隠せず…絶賛された尚志FW染野唯月(ゲキサカ)





◆青森山田からハットの衝撃…尚志FW染野唯月「チームを勝たせられなかった」(ゲキサカ)





[1.12 選手権準決勝 尚志高 3-3(PK3-4)青森山田高 埼玉]

 先制点を奪った。そして逆転を許した後には試合をひっくり返す2ゴールを記録。間違いなく、この試合で輝きを放った一人だった。しかし、尚志高(福島)FW染野唯月(2年)はチームを決勝へと導くことができずに「残念です」と悔しさを滲ませた。

 2試合連続ゴール中のストライカーが試合を動かす。前半26分、「ゴールに向かうシュート性のボールを蹴ってほしいと言った」とDF沼田皇海(3年)が蹴り込んだ弾道の低いFKに反応。「本当に良いボールが来た」とニアサイドに走り込んで右足で合わせたボールがネットを揺らし、先制点となる3試合連続ゴールを記録した。

 そして、後半11分と同18分に失点して逆転された直後の同23分、圧巻のプレーを披露する。右サイドを突破したMF加瀬直輝(3年)の折り返しを受けると、「ゴール前での落ち着きがうまく出た」と冷静なシュートフェイントでDF澤田貴史(3年)、DF 二階堂正哉(3年)、GK飯田雅浩(3年)と3人もの選手を翻ろう。無人のゴールに左足で蹴り込み、試合を振り出しに戻した。さらに同30分には加瀬の鋭いスルーパスから抜け出すと、飯田の動きを見極めて右足で流し込んでハットトリックを達成した。

 しかし、試合終了3分前に追い付かれたチームはPK戦の末に敗れ、決勝進出を逃した。

「点を決められたのは嬉しいけど、チームを勝たせられなかった。今後はチームを勝たせるプレーヤーになりたい。今日の試合でそれができなかったのは残念だけど、これからもチームのために頑張っていきたい」

 U-17日本代表にも名を連ねるストライカーは、12月31日の1回戦・神村学園戦(1-1PK5-3)後に「大迫(勇也)選手のようなプレーを見せて、僕も『半端ないって』って呼ばれたい」と笑顔を見せて答えていた。あれから、約2週間。勝利こそ逃したが、青森山田相手にハットトリックを達成したパフォーマンスは、「半端ないって」と呼ぶに相応しかった。

(取材・文 折戸岳彦)


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◆尚志 U17代表染野 ハットも涙「FWとして情けない」(スポニチ)





第97回全国高校サッカー選手権準決勝   尚志3-3(PK2-4)青森山田 ( 2019年1月12日    埼玉 )

 U―17日本代表FW染野のハットトリックで東北のライバルを追い詰めたが、PK戦の末に散った。福島県勢初の決勝進出を目指し気を吐いた背番号9だったが、「チームのためにやってきたので、負けたことはFWとして情けない」と顔を覆った。

 前半26分、右サイドからのFKに右足で合わせて先制。後半に逆転されても慌てることなく同23、30分にネットを揺らし、第86回大会の流通経大柏FW大前元紀(現J2大宮)以来11大会ぶりに準決勝でのハットトリックを達成した。だが、チームは同42分に痛恨の失点を喫し、突入したPK戦で涙をのんだ。

 攻撃の起点となるポストプレーなど、「プレースタイルが似ている」と日本代表FW大迫勇也を目標にする17歳。涙に暮れる3年生を神妙な面持ちで見つめながら、「今後はチームを勝たせられるプレーヤーになりたい」と飛躍を誓った。

 《4強以上では大前以来11大会ぶり》尚志の2年生FW染野がハットトリック達成。首都圏開催となった第55回(76年度)以降、準決勝、決勝でのハットトリックは第86回(07年度)の大前元紀(流通経大柏)以来、11大会ぶり7人目。このうち3年生以外の達成は、第72回(93年度)準決勝の船越優蔵(国見=1年)、第77回(98年度)決勝の山形恭平(東福岡=2年)に次いで3人目となった。


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◆尚志 U17代表染野 ハットも涙「FWとして情けない」(スポニチ)



◆半端ない3発!尚志2年染野「来年こそ全国優勝」(ニッカン)






<全国高校サッカー選手権:青森山田3(4PK2)3尚志>◇準決勝◇12日◇埼玉

憧れの大迫(ブレーメン)をほうふつさせる3ゴールだった。尚志のU-17日本代表FW染野唯月(2年)が、準決勝以降では07年度の流通経大柏の大前以来となるハットトリックで青森山田を苦しめた。

前半26分に、FKからニアに走り込み右足で先制。逆転された後半23分には、3人からチャージを受けながら鋭く切り返してかわし左足で決めた。30分にはダイレクトパスに反応し右足で勝ち越し。敗れたとはいえ“半端ない”輝きを放った。「ゴールは自分のよさを出せたけど勝たせられなかったのは自分の責任。守備とかまだまだ足りない」と無念の表情を見せた。

鹿島ジュニアユースつくば出身で、当時から大迫を参考にしていた。先のアジア杯も「どうしても目がいっちゃう。ターンからのシュートなんか本当に速い」とチェックを欠かさない。来季から高校年代最高峰のプレミアリーグへの参入も決まっている。「さらに成長できるはず。自分が中心になって、来年こそ全国優勝したい」と雪辱を誓った。【野上伸悟】




◆半端ない3発!尚志2年染野「来年こそ全国優勝」(ニッカン)




◆流通経大柏 関川、真骨頂ヘッド!5発完封で2大会連続決勝へ(スポニチ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


第97回全国高校サッカー選手権準決勝   流通経大柏5-0瀬戸内 ( 2019年1月12日    埼玉 )

 真骨頂を発揮した。2―0の前半42分。左ショートコーナーからファーサイドへのクロスに走り込んだのは、今春の鹿島入りが内定している関川だった。相手DFのはるか頭上から頭で叩きつけ、今大会2点目。本職の守備でも相手を完封し「帰ってこなければいけない場所に帰ってきた」とうなずいた。
 昨年大会決勝では後半アディショナルタイムに失点を喫し、涙の敗戦。「今でも夢に見る」というほどの苦い記憶だ。だが、「優勝できていたら、ここまでモチベーション高くやってこられなかったと思う。負けて良かったではないが、負けが良い経験になっている」と悔しさに突き動かされ、再び決勝の舞台に帰ってきた。

 昨年大会後に右膝を手術。昨春、鹿島のクラブハウスでリハビリをする機会に恵まれ、常勝軍団の意識の高さに圧倒された。「プロの選手は練習に対するこだわりや一日の過ごし方が全然違う」。刺激を受けてからは、練習前のストレッチに時間をかけるようになり、ベスト体重の74〜75キロを維持するため食事量にも気を使うようになった。

 試合を観戦した鹿島のFW安部裕葵とDF安西幸輝は「めっちゃいい(選手)。植田くんに似ている」と元鹿島のDF植田直通(現セルクル・ブリュージュ)になぞらえた。空中戦に強いなど、共通点が多い“ポスト植田”には「数年すればレギュラーになれる」と鹿島の強化サイドも太鼓判を押している。

 「青森山田は前線に良いアタッカーがいるけど、封じ込めたい。競り合った選手には負けたくないし、空中戦は譲らない」と、高校生活最後の戦いに闘志をみなぎらせた。

 ◆関川 郁万(せきがわ・いくま)2000年(平12)9月13日生まれ、東京都八王子市出身の18歳。狭間FC―FC多摩―流通経大柏。空中戦に強く、高校では1年から主力としてプレー。好きな選手はスペイン代表DFのセルヒオラモス。1メートル80、74キロ。家族は父、母、兄、姉。

《左部主将「次につながる」雪辱へ「必ず勝たないと」》主将のFW左部(さとり)は「得点がたくさん取れたことは、次につながる」と大勝を喜んだ。ここまで全試合に先発し、主将としてチームの精神的支柱になっている。決勝では大会初ゴールも見据え、「去年、決勝で悔しい思いをした。自分たちは必ず勝たないといけない」と気持ちを引き締めた。

 《プレスこだわり調整 本田監督対策ズバリ》本田監督は「入り方も良かったし、上手にプレスをかけられた」とイレブンを称えた。準々決勝後は初出場の相手の分析を行い、プレスのかけどころにこだわって調整してきたという。習志野高時代を含め全国総体3度、選手権1度の優勝を誇る名将は「決勝は今日のようにはいかない。相手の良いところはいっぱいあるので、それをいかに消すか」と中1日の決戦に向けて準備を進める。




◆流通経大柏 関川、真骨頂ヘッド!5発完封で2大会連続決勝へ(スポニチ)




◆「デカい、速い、強い」…瀬戸内CB児玉は流経大柏DF関川に脱帽(ゲキサカ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


[1.12 選手権準決勝 瀬戸内0-5流経大柏 埼スタ]

 初出場・瀬戸内高の挑戦は4強で終わった。優勝候補の流通経済大柏高を相手に5失点の完敗。ただDF児玉絢(3年)は「とても楽しい時間だった。負けてしまったけど、楽しく出来て良かった」と清々しく振り返った。

 旋風を感じた。5日に準々決勝を戦い終えたイレブンは、広島に凱旋。すると新幹線を降りた直後から、「おめでとう!」と声をかけられ、大歓迎を受けたという。「広島に帰ってリフレッシュできた。もう一回頑張らないとなと思った」。

 家族の声援も支えになった。初戦から両親、そして姉が現地観戦。大阪桐蔭高にサッカー留学をした経験を持ち、現在は静岡産業大に通う姉の涼さんからは大会中、「パスを回すラインが低かった」などといった激励をLINEを通じて受けていたという。

 今冬の経験は今後のサッカー人生においても大きな財産になる。準々決勝後に「楽しみ」と話していた守備の要、そしてセットプレーの得点源と共通点が多いDF関川郁万(3年/鹿島内定)との対決。

 目の前で強烈なヘディングシュートを決められたこともあり、「デカい、速い、体も強いということで、完全に圧倒されてしまった」と脱帽したが、「差を見せつけられた」ことで、日本の世代トップレベルとの距離を感じることが出来た。

 卒業後は山梨学院大に進学して、「課題を見つめ直す」と更なる成長を誓う。「決めきるところで決めてくる。あそこで決めるかというところでやられた。決定力の差とか、アイディアで差を感じました」。そして何より、「想像以上に強かった」というチームがあることが分かったことを今後の肥やしにしていく。

(取材・文 児玉幸洋)


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◆「デカい、速い、強い」…瀬戸内CB児玉は流経大柏DF関川に脱帽(ゲキサカ)




◆流通経大柏・関川、リベンジ舞台へ秋田直伝ヘッド弾(ニッカン)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa

<全国高校サッカー選手権:流通経大柏5-0瀬戸内>◇準決勝◇12日◇埼玉

もう迷いはない。鹿島に加入する流通経大柏のDF関川郁万(3年)が、またも“大先輩直伝”のヘディングシュートをたたきこんだ。

前半42分、左CKからのクロスに走り込み、頭ひとつ抜け出してネットを揺らした。3回戦の星稜戦に続く頭での1発は、試合の行方を決める3点目。チームを2年連続の決勝進出へ導き「去年の借りを返すためには勝たないといけなかった」と力を込めた。

空中戦に圧倒的な自信を持ち「理想は得点もとれて、守れる選手」と口癖のように言ってきた。しかし、実は今季公式戦で頭で決めた得点は今大会の2点のみ。1年前から相手の厳しいマークに苦しむようになり「悩んでいてパフォーマンスが悪かった」。右膝の半月板損傷による長期離脱もあった。長いトンネルを抜け出させたのは鹿島の大先輩、元日本代表DF秋田豊氏の言葉だった。

J1通算23得点中、頭では17得点と空中戦で無類の強さを誇った男が昨年9月中旬、練習場を訪れた。手がけるトレーニング器具をチームで購入した縁だった。競り合いの極意をたずねると「周りの選手は気にせず、自分の一番上でたたけばいい。お前に空中戦で勝てるやつはいないから」。関川は「速いテンポで先に跳んで、相手のジャンプも利用するようにした」。身長の高い相手にも競り勝てるようになった。大会前の練習試合では頭での得点を重ね「やっと合ってきました」と手応えをつかんだ。

ついにリベンジの舞台に立つ。敗れた前回の決勝戦は今も夢に出てくる。「まだ戻ってきただけ。決勝で勝たないと意味がない」。高校最後の決戦に全てをかけて臨む。【松尾幸之介】




◆流通経大柏・関川、リベンジ舞台へ秋田直伝ヘッド弾(ニッカン)




◆【高校サッカー】流通経大柏が2年連続決勝進出! DF関川「無失点で抑えられたことが大きい」(報知)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


 ◆全国高校サッカー選手権▽準決勝 流通経大柏5―0瀬戸内(12日、埼玉スタジアム2002)

 前回大会準優勝の流通経大柏(千葉)が、初出場の瀬戸内(広島)に5―0で圧勝し、2年連続で決勝進出を果たした。

 開始直後から主導権を握った。厳しいプレスで相手を思うように動かさず、攻撃では前半4分、10分と早い時間に得点。同42分には、J1鹿島内定のDF関川郁万(3年)がCKの流れからヘディングシュートを決め、リードを3点に広げた。後半も勢いは衰えず、さらに2点を追加。「チームとしてうまく戦えた。無失点に抑えられたことが大きい」と手応えを話した。

 空中戦に強く、跳躍力のある守備の関川は、身長180センチの背丈以上に大きく見えるプレーが持ち味。「ファーストプレーを意識している。大きくクリアする、跳んでみるとか、ダイナミックなプレーをすれば、相手も出て来られなくなる」。昨年度の決勝戦は、試合終了間際の失点で優勝を逃した。決勝の舞台は「わくわくする。あと一回勝つだけ」と気合を込めた。




◆【高校サッカー】流通経大柏が2年連続決勝進出! DF関川「無失点で抑えられたことが大きい」(報知)




◆「まだ決勝の舞台に戻ってきただけ」…流経大柏DF関川郁万が見据えるのは頂点のみ(ゲキサカ)


関川郁万 Ikuma.Sekigawa


[1.12 選手権準決勝 瀬戸内0-5流経大柏 埼玉]

 頭一つ抜けていた。打点の高いヘディングでチーム3点目を記録するだけでなく、本職の守備でも貢献する。流通経済大柏高(千葉)DF関川郁万(3年)は、前回大会で悔しさを味わった決勝の舞台に戻ってきた。

 試合開始早々の前半4分に先制したチームは同10分に追加点を奪取。そして、同42分にはMF岡本竜(3年)が送ったクロスに対してファーサイドから走り込んだ関川が頭一つ抜けるヘディングで叩き込み、チーム3点目を奪った。

「CKが何本かあって、1本目に触れたけどゴール上に行ってしまった。一発で仕留めないといけないところだけど、ショートコーナーから良いボールが来たので本当に触るだけだった」

 準々決勝・秋田商戦でイエローカードを1枚もらっていた影響もあり、リードを4点差に広げた直後の後半13分にMF渡会武蔵(2年)と代わってベンチに下がったものの、チームは同29分に加点して5-0の大勝を収め、2年連続での決勝進出を決めた。

 2年生だった前回大会もレギュラーとして奮闘。初戦となった2回戦から準決勝までの4試合を無失点で勝ち上がった。そして、前橋育英高との決勝でも90分間ゴールを許さずに試合を進めたものの、アディショナルタイム2分に大会初失点となる決勝点を奪われ、頂点を目の前にして0-1で敗れた。

「去年の借りを返す場所に行くには、勝たないといけない過程だったので、まずは勝てたことが一番。帰ってこないといけない場所に帰ってきたなという感じです」

 だが、決して気を緩めることはない。「まだ決勝の舞台に戻ってきただけ」と強調すると、「勝たないといけない。今日勝ったからといって浮かれず、明後日の決勝に照準を合わせて頑張りたい」と前回大会でたどり着けなかった頂点だけを見据える。

(取材・文 折戸岳彦)




◆「まだ決勝の舞台に戻ってきただけ」…流経大柏DF関川郁万が見据えるのは頂点のみ(ゲキサカ)





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