http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20150217/282297.html勝負を左右するマッチアップとなる [写真]=Getty Images(左)、Real Madrid via Getty Images(右)
チャンピオンズリーグが約2カ月の中断期間を経て、17日についに再開される。決勝トーナメント1回戦のファーストレグは、17、18日と24、25日の4日間で実施。18日には、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケが、前回王者のレアル・マドリードをホームに迎える。
両チームは昨シーズンも、決勝トーナメント1回戦で激突。レアル・マドリードが2試合合計9-2と圧倒し、大会最多10度目の優勝に弾みをつけていた。今回同様、シャルケのホームで行われたファーストレグでは、レアル・マドリード自慢のフランス代表FWカリム・ベンゼマとウェールズ代表FWギャレス・ベイル、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの3トップが大暴れ。“BBC”が2ゴールずつ奪い、6-1と敵地で圧巻の大勝劇を生み出した。
今回も、下馬評では連覇を狙うレアル・マドリードが優勢。昨シーズンに大敗した記憶も残るが、今シーズンからシャルケに在籍するドイツ代表FWシドニー・サムは、「シーズンも変わり、新しい状況。僕たちはチームとして、昨年よりも安定している」とコメント。「シャルケにも良い選手はいる。必ずチャンスはやってくる」と、ジャイアントキリングを目論む。
「しっかりしたディフェンスができれば、どのチームでも相手は苦戦するはず」とサムが語るように、カギとなるのは守備がどこまで耐えられるか。相手は多士済々な攻撃陣を抱えるが、中でも年間最優秀選手賞を2年連続で受賞しているC・ロナウド封じは、最大の悩みどころとなる。
パワーとスピード、テクニックの三拍子が見事に揃った当代随一のアタッカーを、ドイツ誌『キッカー』は、4-3-3の左ウイングで先発すると見込む。対するシャルケの右サイドバックには、内田の名前を記した。
昨シーズンの2試合では4ゴールを叩き込まれたが、内田自身は負傷で欠場。フランス代表MFフランク・リベリーやブラジル代表FWネイマールらを抑えて名を上げてきた。相手の大黒柱をストップすることで、シャルケの“突破口”を切り開けるかどうか。欧州のみならず、世界の注目が集まる。