ブレーメンはシュトゥットガルトに1-2で敗戦。だが大迫への評価は高め。
ブレーメンは9月29日に行われたブンデスリーガ第6節でシュトゥットガルトと対戦し、敵地で1-2と今季初めて土をつけられた。そんな中、日本代表FW大迫勇也はドイツ各メディアでチームトップの評価を得ている。
今夏ケルンから加わった大迫は、ブレーメンでは胃腸炎で欠場した第4節アウクスブルク戦を除く全公式戦にスタメン出場。フロリアン・コーフェルト監督はシュトゥットガルト戦でも先発起用すると、同アタッカーは序盤から存在感を発揮し、MFマキシミリアン・エッゲシュタイン、FWマックス・クルーゼの好機をも演出。最終的にはゴールに絡めなかったものの、ドイツメディアによる評価は高かった。
『キッカー』では、80分までプレーした大迫にFWクルーゼ、MFエッゲシュタインと並び、チーム最高タイの評価となる「2.5」をつけた。MFデイヴィ・クラーセン、DFテオドル・ゲブレ・セラシェ、GKイリ・パヴレンカらのプレーも「3」と及第点をつけられた一方で、36分には2枚目の警告で退場処分を言い渡されたDFミロシュ・ヴェリコヴィッチは「6」と酷評されている。
また地元紙『ヴェーザークリーア』はこの試合での大迫のパフォーマンスを受け、同選手の特集記事を掲載。途中交代となったもののブレーメン最多となるシュート7本に絡んだことや、競り合いを両チーム最多の回数となる16回制したことなどを指摘し、「ユウヤ・オオサコはブレーメンの攻撃的なスタイルを誰よりも体現する」と称賛。評価記事ではゲブレ・セラシェとともにチーム最高タイの「2」を与え、次のように寸評している。
「最前線で比較的しっかりと位置を取り、そのポジションから最初の10分間だけでも、相手に脅威となるフィニッシュを3回も記録。優れた動きを見せ、チームメートらとの連携も良かった」
なお同じく地元紙である『クライスツァイトゥング』では、大迫のパフォーマンスは単独最高点の「2.5」。序盤のシュートに言及し、「賢いパス、予想できないプレーを繰り出した日本人選手は良い試合を見せた」と記した。同紙ではゲブレ・セラシェやクルーゼは「3」と2位タイの評価をつけられ、退場となったヴェリコヴィッチはワーストの「5」と辛口評価された。
(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)