日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年4月8日月曜日

◇尚志・染野ハットデビュー Jスカウト前で強さ発揮(ニッカン)






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<高円宮杯U-18サッカープレミアリーグEAST:柏0-3尚志>◇第1節第1日◇6日◇東京・AGFフィールド

尚志(福島)エースFW染野唯月(3年)が、ハットトリックでプレミアデビューした。

1月の高校選手権準決勝以来のゴールラッシュに「プレミア上位、インターハイと選手権は優勝で終わりたい。プロに行くために何ができるか。注目されている方が、やってやろうという気持ちになれます」。11年の同リーグ創設年以来の復帰舞台開幕戦で3-0の勝利に貢献した。

Jリーグのスカウト陣が多数訪れる前で、存在感を際立たせた。前半25分に直接FKを右足で決めた。柏U-18の激しいマークにも負けず、後半34分には強さと得点への意識の成長を披露。中盤でロングボールを競り勝って仲間に頭でパスを供給すると、すぐに立ち上がってゴール前へ走った。左クロスに高い打点でヘッド。「ヘディングがうまいと言われてきたが、起点となった後にゴール前に入る課題を克服できた」と会心の表情で喜んだ。

同40分には縦パスを受けてドリブルで独走。相手GKの動きを見て、冷静に流し込んだ。「点を取ってチームを助けることが自分の仕事。いろいろなパターンで得点できたことは自信になります」。仲村浩二監督(46)からも「格の違いを見せてくれた」と賛辞を贈られた。

11日からは日本高校選抜の欧州遠征直前合宿に合流し、デュッセルドルフ国際ユース大会(18日開幕、ドイツ)に挑む。プレミアリーグは直近2試合に欠場するが「尚志、日本の代表として、責任や誇りを持って、世界に通用するかを試しながら優勝を目指したい」。次は日本のエースとして躍動する。【鎌田直秀】







◆[プレミアリーグEAST]2年ぶり最高峰復帰の大宮U18、鹿島のセットプレー猛攻防いで開幕白星(ゲキサカ)






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[4.7 プレミアEAST第1節 大宮U18 1-0 鹿島ユース AGFフィールド]

 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第1節は7日、AGFフィールドで第1節2日目を行い、3試合目は大宮アルディージャU18が鹿島アントラーズユースに1-0で勝利した。セットプレーで奪った先制点を最後まで守り切り、2年ぶりのプレミア復帰戦で白星スタートを飾った。

 試合はともに4-4-2の布陣でスタート。大宮U18が一方的にボールを握り、鹿島ユースが受ける構図で試合が進んだ。すると前半10分、大宮は左サイドのFW高田颯也(3年)が2人を抜き去り、グラウンダークロスにMF大澤朋也(2年)が反応。シュートは惜しくも外れたが、その後も高田の突破が鹿島守備陣を苦しめた。

 大宮はそこからさらに攻勢を強め、前半40分にはMF林勇太朗(3年)のクロスに大澤が合わせてGK寺門碧生(2年)がセーブ。それでも同アディショナルタイム、右サイドでDF田中颯太(3年)がファウルをもらうと、MF瀬良俊太(3年)のFKに大澤がニアサイドで合わせ、先制点を奪った。

 1点ビハインドを負った鹿島は後半開始から勢いよく攻め込み、MF柳町魁耀(2年)やMF栗俣翔一(3年)が前を向けるシーンが増えてくる。ところが次のビッグチャンスも大宮。後半7分、右サイドに動いて受けた高田の斜めのパスから大澤が反応したが、寺門のビッグセーブに阻まれた。

 鹿島は終盤に近づくにつれてさらにインテンシティーを増し、後半32分、柳町のコーナーキックにMF生井澤呼範(3年)が頭で合わせたが、GK久保賢也(3年)が鋭い反応で弾いてクロスバーに直撃。さらに同43分、またしても柳町のCKからMF木内達也(2年)が折り返し、再び柳町がシュートを狙ったが今度はゴールポストに阻まれた。

 最終盤にもビッグプレー。すでに第4審から提示された5分間を過ぎた後半アディショナルタイム6分、鹿島はMF竹間永和(2年)のキックを起点にボールが右サイドへ流れ、栗俣がオーベーヘッドキックでゴールを狙う。だが、これは大宮DF村上陽介(3年)がライン際でスーパークリア。そのまま終了のホイッスルが鳴らされ、大宮が復帰戦を勝利で飾った。

 試合後、丹野友輔監督が真っ先にこぼしたのは「想定外のことがあった」との言葉。緊張感からか足をつる選手が続出し、交代回数3度というルールも含めて頭を悩ませたという。だが、それだけに「めちゃくちゃうれしかった」との本音も。「まだ18分の1なのでこれからが大事」。開幕節で大きな一勝を手にし、目標とする5位以内を目指す。

(取材・文 竹内達也)




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◆韓国人GKがJ1リーグで猛威 世界的に珍しい「50%」の高い割合が示す日本への警鐘(FOOTBALLZONE)






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日本人GKが伸び悩むなか韓国代表クラスの守護神が多くプレー J1の9クラブに在籍

 9、7、2。なんの数字かというとGKの話。全18クラブで構成されるJ1リーグに、韓国人GKがいるクラブは半分の9つもある。日本人GKのみが7つで、韓国人以外の外国籍GKのいるクラブが2つだ。

 J1には韓国代表クラスのGKがずらりと並ぶ。キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)、ク・ソンユン(北海道コンサドーレ札幌)、チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)、キム・ジンヒョン(セレッソ大阪)がプレーしている。横浜F・マリノスの朴一圭は日本育ちだが、韓国籍GKとしてカウントした。ほかにキム・ミノ(サガン鳥栖)、ムン・キョンゴン(大分トリニータ)、ゴ・ドンミン(松本山雅FC)で計9人。

 それにしても多い。ちなみに韓国以外の外国籍GKはランゲラック(名古屋グランパス)とカミンスキー(ジュビロ磐田)。外国人GKの中で韓国籍は圧倒的に多い。2009年からC大阪で活躍するキム・ジンヒョンらの影響もあるが、Kリーグが1999年から外国人GKの所属、出場を禁止したルールが大きいようだ。韓国は自国GKの育成に成功した一方で、同様のルールがある中国には移籍できず、ヨーロッパへの移籍はかなりハードルが高い。それで優秀なGKが、日本に流れ込んできたという経緯がある。

 GKの補強は即効性がある。優れたGKは失点になるはずのシュートを防いでくれる。個人の力でチーム力を上げてくれる。だから外国人GKの補強は日本に限らず、ヨーロッパの強豪クラブの多くも外国人GKだ。

 だからといって自国のGKが育たないわけでもなく、例えば1990年代のポルトガルは外国人GKが目立っていたが、ビトール・バイーアやキム・シルバ、リカルド・ペレイラといった名手も生み出していて、ポルトガル代表のGKが弱点という事態にはなっていなかった。

 かつてGK王国だったイングランドも、今ではビッグクラブのGKは軒並み外国人選手になった。しかし2018年ロシア・ワールドカップでは、若手のジョーダン・ピックフォード(エバートン)が活躍している。外国人GKが増えると必然的に自国GKの層が薄くなるとはいえ、代表チームのGKに相応しい選手がいなくなることもないようだ。


控えGKに外国人枠を使うのは贅沢だが…

 韓国代表の正GKであるキム・スンギュがいるにもかかわらず、神戸のゴールは第4節の清水エスパルス戦(1-1)から前川黛也が守るようになった。アンドレス・イニエスタ、セルジ・サンペール、ダビド・ビジャ、ルーカス・ポドルスキ、ダンクレーを起用すると外国人出場枠の5枠を使い切ってしまうからだ。前川は足下の技術が高く、神戸のプレースタイルに合っているということもあるだろう。横浜FM、鳥栖、松本、大分も韓国人GKはいるが日本人がレギュラーだ。控えGKに外国人枠を使うのは贅沢な感じもするが、登録が無制限になった影響はあるだろう。

 隣国とはいえ、1つの国が特定ポジションの供給源になっているJリーグは、世界的にも珍しいケースだと思う。今後もこの傾向は続くのか、GK以外のポジションでも似たような現象が起きるのか、逆に日本人選手がどこかの国のリーグで数多くプレーするようになるのか。

 すでにブンデスリーガには日本人選手が多いが、それには奥寺康彦から始まった日独のつながりという歴史があった。Jリーグの各クラブがインターナショナルな関係を築かなければならない時代はすでに到来していると見るべきだろう。


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◆植田直通の加入後初ゴールは十八番ヘッド!!セルクル・ブルージュが逆転で14戦ぶり白星(ゲキサカ)






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[4.6 ベルギー・リーグPO2B第3節 ムスクロン2-3セルクル・ブルージュ]

 ベルギー・リーグのプレーオフ2B第3節が6日に行われ、DF植田直通の所属するセルクル・ブルージュは敵地でズルテ・ワレヘムと対戦し、3-2で勝利した。植田は3試合ぶりにスタメン復帰してフル出場。後半20分に得意のヘディングで加入後初ゴールを記録した。

 後半8分にムスクロンのFWフランツディ・ピエロにループシュートで先制点を許したセルクル・ブルージュだったが、同16分にFKからのこぼれ球をDFバンジャマン・ドゥラクールが押し込み、同点に追いつく。

 そして後半20分に右CKのチャンスを迎えると、PA内中央でクロスに反応したのは植田。強烈なヘディングシュートがGKの右手と左ポストの内側に当たって決まり、2-1と逆転する。昨年7月に移籍した植田にとっては、これが加入後初ゴールとなった。

 さらにセルクル・ブルージュは後半38分にFWジャンニ・ブルーノが追加点を奪取。同43分にムスクロンのFWミチョ・クズマノヴィッチに1点を返されたが、3-2で逃げ切り、14試合ぶりの白星を手にした。




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