日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年2月15日土曜日

◆「選手ファーストじゃなかった」「3か月休むと給料が…」G大阪・昌子源が語った日本復帰の真相(サッカーダイジェスト)






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開幕戦の出場については…


 2月3日に正式発表された昌子源の日本復帰は、ファンに衝撃を与えた。

 復帰先が鹿島アントラーズではなく、ジュニアユース時代を過ごした“もうひとつの古巣”ガンバ大阪だったこともそうだが、まだ27歳で日本に帰還するには早すぎるタイミングだったからだ。

 2月14日に行なわれたJリーグのキックオフカンファレンスに登場した昌子は、1年半でトゥールーズを退団した理由について、「選手ファーストじゃなかった」と切り出し、こう続けた。

「足首の怪我が長引いていた。最初の診断ではこんなにかかるはずじゃなかったのに、4か月もかかった。いまでこそカズさん(三浦知良)やヤットさん(遠藤保仁)みたいに長く現役を続けている方もいますが、選手寿命は平均的に短い。例えば、35歳までどれだけ100パーセントできるかと考えたら、メディカルスタッフとの関係はとても大事。だけど、トゥールーズとは合わなかった」

 2019-20シーズンはその足首の怪我に悩まされ、1試合しかも45分しかプレーできなかった。

「『骨と靭帯には異常がないからプレーしろ』と言われたけど、痛みがあった。『日本で診察したい』と言ったら始めは『ノー』と言われた。何とか了解を得て、日本で診てもらったら、違う診断だった。詳しくは言えないですけど、それをクラブに伝えたときの返答にも違和感を持った」

 その後、日本で治療したいと訴えたところ、許可が下りなかったという。

「治るというイメージが見えなかった。トンネルの出口が見えない感じ。トゥールーズのことを悪く言うわけではないですけど、実質的に診断ミスみたいな感じだったので……」

「自分のことを一番に考えてくれていない」

 そう感じたことが、退団を決意したいちばんの決め手となった。

 欧州内での移籍も視野に入れ、他のクラブでプレーしたことがある選手に連絡して情報を集めたが、「移籍したところで、そこのメディカルスタッフが良いかどうかはわからなかった。完治するまで待つという選択肢もあったけど、それまでの時間が無駄だと思った」

 さらに、リーグ・アンには怪我で3か月プレーしていないと給料が支払われないという規定があったという。

「僕も家族がいるので、いつ復帰できるかわからないなかで、無給というのは正直厳しかったですね」

 こうして、日本へ復帰することを決断した昌子。コンディションが気掛かりだが、横浜F・マリノスとの開幕戦については、「まだ1週間あるし、プロである以上そこを目指してやっている」とし、出場に含みを持たせた。

 フランスでの経験を経た日本代表DFが、久々のJの舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。大いに注目だ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)


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◆「選手ファーストじゃなかった」「3か月休むと給料が…」G大阪・昌子源が語った日本復帰の真相(サッカーダイジェスト)






◆イニエスタは唯一の“4億円”超え Jリーガー市場価値ランキング(the WORLD)



土居聖真 Shoma.Doi


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日本人トップは4位に

いよいよ今年も明治安田生命J1リーグ開幕の時が近づいてきた。14日にはキックオフカンファレンスも行われ、実感が湧いてきたファンも多い事だろう。昨季は横浜F・マリノスの優勝で幕を閉じたが、今季は一体どのクラブが栄冠を掴むのだろうか。

そんな開幕を待ちわびる中、ドイツ移籍情報サイト『transfermarkt』がJリーグのクラブに所属する選手に関する面白い統計を紹介している。それはJリーガーの市場価値だ。その中でも、今回は実績ある選手がひしめくトップ10(全11名)を紹介。名手たちがズラリと並んでいる。

まずは同率9位となった3名。ここには鹿島アントラーズのMF土居聖真、セレッソ大阪のMF清武弘嗣、川崎フロンターレのDF谷口彰悟といった日本人選手が名を連ねる結果に。その市場価値は230万ユーロ(約2億7400万円)。いずれも各クラブでチームを牽引する中心選手だ。納得の結果と言えるだろう。

8位は240万ユーロ(約2億8500万円)で“タイのメッシ”こと、北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップ・ソングラシンがランクイン。そして、そのチャナティップよりも10万ユーロ高い250万ユーロ(約2億9800万円)で同率6位に入ったのが、横浜F・マリノスのFWマルコス・ジュニオールと柏レイソルのFWクリスティアーノだ。昨季J1、J2優勝チームの原動力となった両選手。今季も大車輪の活躍でチームを勝利に導きたいところだ。

5位は昨季リーグ得点王とMVPに輝いた横浜FMの仲川輝人。昨季開幕時点で90万ユーロ(約1億700万円)だった男の市場価値は、この1年で280万ユーロ(約3億3400万円)にまで急上昇。“ハマの新幹線”は自身の評価を高める速度も尋常ではなかったと言えるだろう。

4位は日本人選手で最高の300万ユーロ(約3億7000万円)を記録したガンバ大阪のDF昌子源だ。電撃移籍となったが、彼は1年ぶりのJリーグでその価値を再び証明することができるか。ロシアW杯でレギュラーCBを務めた男の新たな挑戦が始まる。

ここからはトップ3。3位は浦和レッズのFWファブリシオだ。その市場価値は310万ユーロ(3億7000万円)。昨季は前半戦の怪我もありゴール数が思うように伸びなかったものの、この29歳が確かな実力を備えていることに疑いの余地はない。再び埼玉スタジアムで最高級の輝きを放ってほしいところだ。

2位は320万ユーロ(約3億8000万円)を記録した名古屋グランパスのFWジョー。“元セレソン戦士”という看板を持っているだけに、この金額も納得だろう。24得点を奪って得点王に輝いた2018シーズンは衝撃だった。今季大爆発すれば市場価値4億円超えも見えてくるか。

そして、現在Jリーグで最も市場価値が高いのはやはりこの男。ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタだ。もはや説明は不要だろう。誰もが認める世界屈指のスーパースターの市場価値は、34歳を迎えた今なお400万ユーロ(4億7600万円)。2位に1億円近く差をつけてトップに立っている。唯一の4億円超えとあって、文句なしの1位と言える。

実に豪華な顔ぶれとなったJリーガー市場価値ランキングのトップ10。はたして来年の今頃、このランキングにはどのような顔ぶれの変化が生じているのだろうか。上位争いが活発になることを期待したい。

『transfermarkt』によるJリーガーの市場価値ランキングは以下の通り

1位 アンドレス・イニエスタ(400万ユーロ/約4億7600万円/ヴィッセル神戸/35歳)

2位 ジョー(320万ユーロ/約3億8000万円/名古屋グランパス/32歳)

3位 ファブリシオ(310万ユーロ/約3億7000万円/浦和レッズ/29歳)

4位 昌子 源(300万ユーロ/約3億5700万円/ガンバ大阪/27歳)

5位 仲川 輝人(280万ユーロ/約3億3400万円/横浜F・マリノス/27歳)

6位 マルコス・ジュニオール(250万ユーロ/約2億9800万円/横浜F・マリノス/27歳)

6位 クリスティアーノ(250万ユーロ/約2億9800万円/柏レイソル/33歳)

8位 チャナティップ・ソングラシン(240万ユーロ/約2億8500万円/北海道コンサドーレ札幌/26歳)

9位 土居 聖真(230万ユーロ/約2億7400万円/鹿島アントラーズ/27歳)

9位 清武 弘嗣(230万ユーロ/約2億7400万円/セレッソ大阪/30歳)

9位 谷口 彰悟(230万ユーロ/約2億7400万円/川崎フロンターレ/28歳)


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◆東京五輪イヤー迎えた上田綺世、鹿島新体制に意欲「攻撃的で魅力的なサッカーを」(ゲキサカ)






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 ザーゴ新監督を招聘した鹿島アントラーズが新体制でJ1開幕を迎える。キックオフカンファレンスに出席したU-23日本代表FW上田綺世は「より早く監督とチームメイトと馴染んで戦術を体現したい。どんな動きや味方の状況にも対応できたら」と意欲を語った。

 無冠に終わった昨季からの立て直しを期す今季は「Football Dream-みせる-」がスローガン。「攻撃的で魅力的なサッカーをするというのが今年の鹿島の目標。そのためにより速くボールを奪って保持する、というのが前提にあって守備の練習もしている」。2大会ぶりの制覇を目指したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1月28日のプレーオフでまさかの敗退となったが、残された国内3大タイトルに挑む。

 上田自身は太腿の負傷で4日前に復帰したばかりとあって、「自分の武器を見せて信頼を得る段階」とアピールに燃える。22日に行われる開幕節は、この日出席したMF松本泰志ら東京五輪世代を擁する広島と激突。「攻撃的で魅力的なサッカーをするうえではそういった部分を見せるのにいい相手」と開幕を見据えた。

 ついに東京五輪イヤーを迎えたが、世代屈指のストライカーは変わらずにスタンスを貫く。「鹿島で活躍して、ひたすら目の前の相手に自分の武器を出すだけ。自分の特徴と成長を見せ続けて、それが買われて五輪に必要だと思われたら必然的に呼ばれる。虎視眈々と狙いつつ、自分自身を見せ続けることが大事」と表情を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)




◆東京五輪イヤー迎えた上田綺世、鹿島新体制に意欲「攻撃的で魅力的なサッカーを」(ゲキサカ)





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