日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年10月23日日曜日

◆原口フル出場のヘルタが上位対決制す 大迫は負傷で前半のみの出場(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20161023/506516.html?cx_cat=page1



 ブンデスリーガ第8節が22日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとFW大迫勇也が所属するケルンが対戦した。原口は左サイドハーフで、大迫は2トップの一角でともに先発出場している。

 ここまで4勝2分け1敗で4位につける好調のヘルタ・ベルリン。前節はドルトムントと引き分けたが、好調を続けている。同じく4勝3分け無敗という好調ぶりを見せるケルンは、前節インゴルシュタットと対戦。FWアントニー・モデストの2ゴールで2-1の勝利を収め、2位に浮上した。上位対決を制してどちらが首位バイエルンを追走するのか、注目が集まる。

 最初にチャンスを作ったのはケルン。6分、大迫が右サイドへ展開すると、マルセル・リッセがエリア右横から折り返しのボールを入れる。これを受けた大迫が右足でコントロールしたシュートを狙ったが、ここは枠の右に外れてしまった。

 一方のヘルタ・ベルリンは9分に相手ゴールへ迫る。左サイドでボールを持った原口がドリブルでエリア左横に進入。切り返してグラウンダーのクロスを入れると、これを受けたヴェダド・イビシェヴィッチがターンして左足シュートを放ったが、ここはGKティモ・ホルンが好セーブで防いだ。続く13分、ミッチェル・ヴァイザーが中盤でボールを奪うと、右サイドを突破して中央へ折り返す。これをゴール前のイビシェヴィッチがゴール左下に蹴り込み、ヘルタ・ベルリンが先制に成功した。

 リードを得たヘルタ・ベルリンはその後も積極的に攻める。16分、中盤でボールを持った原口がミドルシュートで相手ゴールに迫ると、17分には再び原口が左サイドを突破。深い位置から相手DFをかわして中央のサロモン・カルーへつなぐと、カルーが右足でカーブシュートを狙ったが、ここはGKホルンがキャッチした。

 その後は両チームともに決定機までつなげることができず、1-0でヘルタ・ベルリンがリードしてハーフタイムを迎えた。

 ケルンは後半開始から選手交代。前半終了間際に相手選手と接触した大迫を下げ、レオナルド・ビッテンコートを投入した。65分、エリア手前左でボールを持ったビッテンコートが左サイドのコンスタンティン・ラウシュへ展開すると、ラウシュがグラウンダーの折り返しを入れる。ニアに走り込んだビッテンコートが受けて、さらに中央へ鋭いボールを入れる。これがGKヤースタインの脇を抜けると、ゴール前でフリーになっていたモデストが押し込み、ケルンが同点に追いついた。

 ヘルタ・ベルリンは71分にセットプレーからジョン・ブルックスがヘディングシュートでケルンのゴールを脅かしたが、GKホルンがビッグセーブでCKに逃れた。続く74分、右サイドでFKを獲得すると、ヴァイザーのクロスをファーサイドのユリアン・シーバーが頭で折り返す。中央のニクラス・シュタルクがヘディングで押し込み、再びヘルタ・ベルリンがリードを奪った。

 追いつきたいケルンは終盤に決定機。87分、途中出場のシモン・ツォラーが放ったシュートは左ポストを直撃。さらに後半アディショナルタイム3分には、途中出場のアルチョムス・ルドネフスがゴール左下にシュートを突き刺し、追いついたかに思われたが、直前にファウルがあったとして得点は認められなかった。このままヘルタ・ベルリンが2-1で逃げ切り、今シーズン5勝目。一方、ケルンは初黒星を喫した。なお、原口はフル出場、大迫は前半のみの出場となっている。

 次節、ヘルタ・ベルリンは敵地でホッフェンハイムと、ケルンは日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSVと対戦する。

【スコア】
ヘルタ・ベルリン 2-1 ケルン

【得点者】
1-0 13分 ヴェダド・イビシェヴィッチ(ヘルタ・ベルリン)
1-1 65分 アントニー・モデスト(ケルン)
2-1 74分 ニクラス・シュタルク(ヘルタ・ベルリン)

◆J1通算100得点達成のFW興梠、一番印象に残るゴールは「怒られるかもしれないけど…」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?201479-201479-fl



[10.22 J1第2ステージ第15節 新潟1-2浦和 デンカS]

 節目となる一発でチームに劇的な勝利をもたらした。

 試合前、浦和レッズFW興梠慎三がJ1で積み上げてきたゴール数は98だった。そして、新潟戦の前半7分に自身J1通算99得点目となる先制点を奪取する。最終ラインからDF遠藤航がロングボールを蹴り出すと、「オフサイドかなと思ったけど、航から良いボールが来た」と興梠が反応。鮮やかなトラップでボールを落ち着けると、「ディフェンスが来ていないのが分かったので、持ち替えてGKを見て冷静に決められた」と落ち着いて左足で流し込んだ。

 前半15分に同点に追い付かれて1-1のまま試合は進み、引き分けかと思われた終盤の後半45分に再び興梠がネットを揺らす。左サイドからMF関根貴大が切れ込んでゴール前にボールを送ると、ニアサイドに走り込んだFW李忠成がスルー。「関根がサイドから切れ込んだときに、チュン(李)がニアでつぶれてくれたおかげで僕がフリーになった」。李がスルーしたボールをきっちりと左足で蹴り込み、劇的な決勝点を奪った。

 このゴールが自身J1通算100得点目。史上12人目の快挙となった。「今年は100ゴールを個人的な目標にしていたので、達成できて良かった」と安堵の表情を見せた点取り屋は、100点の中で記憶に残るゴールを「これを言ったら申し訳ないけど」と苦笑しながらも挙げた。

 そのゴールとは09年12月5日、J1第34節鹿島対浦和。当時鹿島に在籍していた興梠が、DF内田篤人のクロスをダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、チームを史上初の3連覇へと導いたものだった。

「鹿島のときに、浦和相手にヘディングを決めたゴールだけど、これを言っちゃうと怒られるかもしれない」とおどけつつも、「でも今年、大事な試合、チャンピオンシップ決勝で決めて、それが一番印象に残るゴールと言えるようにしたい」と浦和を頂点に導くゴールを決めたいと力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

◆浦和興梠J1通算100得点 尊敬する柳沢目指す(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1727997.html



<明治安田生命J1:新潟1-2浦和>◇第2ステージ第15節◇22日◇デンカS

 浦和はFW興梠慎三(30)が2得点で、チームを公式戦10連勝に導いた。

 前半7分にDF遠藤のパスに抜け出し、左足で決めた。相手の最終ライン前にいったん戻り、すぐに反転して裏に抜ける巧みな動きだし。ボールを運びながら左足に持ち替え、右後方から迫るDFを背中で制してのシュートも技ありだった。

 同点の後半終了間際には、MF関根の左からのパスに飛び込み、GKの鼻先で押し込んだ。カウンター攻撃の場面で、センターサークル付近から左サイドを走るMF関根に配球。自ら起点になると、そのまま敵陣を駆け上がり、MF李がスルーした関根からのリターンパスを決めた。

 興梠はこれでJ1通算100得点に到達。「目標にしてきたので、達成できてよかった。到達しているのはすごく有名な選手ばかり。そこに名が刻まれるのはうれしい。次は尊敬する柳沢さんの108ゴールを目標にします」と話した。

◆湘南、ジネイ2発で反撃も及ばず…最多タイ4度目のJ2降格(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161023/jle16102305020004-n1.html

J2降格が決まり、さえない表情でサポーターへあいさつに向かう湘南イレブン=NACK5

 明治安田J1第2ステージ第15節(22日、大宮3-2湘南、NAC)2-3のままJ2降格を告げる笛が鳴ると、湘南イレブンはピッチに泣き崩れた。降格は福岡などに並び過去最多の4度目。「選手に責任は1%もない。すべて私がやらせた結果」。チョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督は言葉を詰まらせた。残り3戦全勝がJ1残留条件だったが、大宮に3点を献上。途中出場のFWジネイの2得点も遅きに失した。真壁潔会長は指揮官の去就について「シーズンが終わってから決める」と話すにとどめた。

データBOX
 ◎…湘南はJ1残留圏内の15位新潟との勝ち点差が9に広がり、残り2試合で逆転することが不可能になったため、来季は2014年以来のJ2が決定。4度目の降格は福岡などに並び過去最多。

◆鹿島昌子「心配」高校時代過ごした鳥取へ白星ならず(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1727943.html



<明治安田生命J1:東京2-1鹿島>◇第2ステージ第15節◇22日◇味スタ

 鹿島の日本代表DF昌子源(23)が、震度6弱の地震に襲われた鳥取を思いやった。

 神戸市出身だが、鳥取県は米子北高時代に3年間、過ごした場所。「お世話になった方々は大丈夫だそうです。プロになった後、自分が米子北にいたことを知って応援してくれる方もいる。約3000人の方が避難されていると聞いたので心配です。(試合を)見ているか分かりませんが、結果だけでも残したかった」と敗戦を悔やんだ。

 鹿島のセンターバックではリオデジャネイロ五輪代表の植田直通(21)の出身地、熊本県が4月に大地震に襲われたばかり。昌子は「この前は植田の故郷が地震に遭った。自分は鳥取に家族がいるわけではないけど、お世話になった。だから今日は負けたくなかった」と神妙に話していた。

◆鹿島“お得意さま”に14戦ぶり黒星「FC東京が上回っていた」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/10/23/kiji/K20161023013585860.html

明治安田生命J1第2S第15節  鹿島1―2FC東京 (10月22日  味スタ)

<FC東京・鹿島>1点差に迫るも14戦ぶりにFC東京に屈した鹿島

 鹿島はリーグ戦では08年10月26日以来、負けていなかった“お得意さま”に、14戦ぶりの黒星を喫した。DF昌子とMF遠藤がケガから復帰したが、持ち味だったはずの球際で押され、1―2の敗戦。 

 来季のACL出場はほぼ手中に収めているものの、第1ステージを制し進出が決まっているチャンピオンシップに不安を残す結果となった。石井監督は「前からのプレス、テンポ良いパス回しでFC東京さんが上回っていた」と振り返った。

◆鹿島、不安残す黒星…昌子「それぞれの局面で負けてた」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161022/jle16102218060009-n1.html

 明治安田J1第2ステージ第15節(22日、FC東京2-1鹿島、味スタ)第1ステージ覇者の鹿島はチャンピオンシップに向け、不安を残す内容だった。昌子や遠藤がけがから復帰したが、持ち味だったはずの球際で押され、リーグ戦ではFC東京に2008年以来となる黒星を喫した。昌子は「最低やった。それぞれの局面で負けていた」と顔をしかめた。

 中断期間を利用してタイで合宿し、選手たちは最近の練習で復調を感じていたという。永木は「手応えがあっただけに残念」とショックの色を浮かべ、石井監督は「チャンピオンシップに向けて(精度を)高めていきたい」と必死に気持ちを切り替えた。

◆【鹿島】FW土居「自分のせい」敗戦の責任負う(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161022-OHT1T50138.html

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第2ステージ第15節 F東京2―1鹿島(22日・味の素スタジアム)

 鹿島のFW土居聖真が「自分のせい」と敗戦の責任を負った。アウェーのF東京戦で1―2で敗戦。序盤の流れを決める失点に関わった。前半14分、中盤でボールを受けてから突破を試みた際、相手に倒された。主審によっては笛を吹いてもおかしくないプレーだったが、榎本主審はノーファウルの判定。土居本人も含めて味方の足が止まった瞬間に縦パスを通され、F東京のMF河野にネットを揺らされた。

 第1Sでも同じようなシーンがあった。4月24日、第1S柏戦(カシマ)でペナルティーエリア内で倒されたが、ノーファウルの判定。次プレーへの切り替えが遅れ、カウンター攻撃から失点していた。「柏戦と同じことをやってしまった。すごく責任を感じている」。判定の是非を口にするよりもボールを奪われたこと、切り替えが遅かったことの過ちへ目を向けた土居。「同じミスをしないように」と戒めた。

◆鹿島2連敗 鹿島 1-2 F東京(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14771556310532

FC東京-鹿島 試合に敗れ肩を落とす鹿島・小笠原(40)、柴崎(10)ら=味の素スタジアム、菊地克仁撮影

明治安田J1第2ステージ第15節の鹿島は22日、東京都調布市の味の素スタジアムでFC東京に1-2で敗れ、2連敗。通算成績は6勝2分け7敗、勝ち点20で10位に後退した。年間順位は3位以下が確定した。

鹿島は前半14分に先制を許し守勢に立たされると、後半39分には追加点を奪われ、攻守に精彩を欠いた。得点は試合終了間際に山本のヘディングシュートで1点を返すにとどまり、反撃が遅かった。

次節は29日、カシマスタジアムで川崎と対戦する。

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第15節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51822

明治安田J1 2nd 第15節

鹿島、再開初戦を飾れず。FC東京に敗れてリーグ戦2連敗。
リーグ再開初戦は不甲斐ない結果に終わった。J1 2nd 第15節、FC東京と味の素スタジアムで対戦すると、14分に河野に先制ゴールを奪われ、1点を追う終盤に追加点を許す苦しい展開に。後半アディショナルタイムに山本が1点を返したが、1-2で敗れた。

3週間前、鹿島は第14節の大宮アルディージャ戦で1-3と完敗を喫した。クラブ創設25周年を祝う一戦で3失点。カシマスタジアムに鳴り響いたブーイングを胸に刻み、奮起を期してインターバルに突入した。タイでのトレーニングキャンプを敢行し、強化試合では2連勝を果たす。来たるべきリーグ再開、そしてシーズン終盤戦に向けて、静かに牙を研いだ。



離脱していた選手たちが続々と戦列に復帰し、充実のラインナップが揃った。石井監督はGKに曽ケ端、最終ラインには伊東とファン ソッコ、復帰を果たした昌子、山本を指名。永木と柴崎がボランチでコンビを組み、2列目にはファブリシオがリーグ初先発、約2か月ぶり復帰の遠藤が並ぶ。そして土居と金崎が前線で2トップを組む。さらにベンチには、復帰の西と中村のほか、GK櫛引と植田、小笠原、鈴木、そして赤崎が控えている。



リーグ再開の時を待ちわびたサポーターが、味の素スタジアムに大きな声援を鳴り響かせる。タオルマフラーが舞い、歌声とともに選手たちを鼓舞する。アントラーズレッドに染まったビジタースタンドの後押しを受け、鹿島は14時4分にキックオフを迎えた。

開始直後、土居が敵陣右サイド深くで起点となってボールを収める。後方に戻して遠藤が折り返したボールはクリアされたが、1分足らずでチャンスを作り出し、ゴールへの意欲を示した。

しかし、その後はFC東京に押し込まれる時間が続いた。最終ラインの背後へスルーパスを通される場面が多く、深い位置からクロスを上げられるプレーが増えていった。7分にはペナルティーエリア右側にパスを通されて河野に決定機を作られたものの、1対1でのシュートを曽ケ端がセーブ。守護神が会心のブロックを見せ、ゴールを許さない。

鹿島は左サイドで先発したファブリシオが7分にミドルシュートを放ったが、力なく相手GKの手中へ。右サイドを駆け上がる伊東のクロスもなかなかシュートへ結びつかず、決定機を作れないまま推移していった。

そして14分、この日最初の歓喜はホームチームのものだった。センターサークル右外でのポストプレーで土居が倒されたものの笛は鳴らず、FC東京のショートカウンターとなってスルーパスを通される。最後は河野にシュートを決められた。

アウェイでビハインドを負った鹿島は反撃を期すが、FC東京の攻勢を前に、なかなかいい形でボールを持つことができない。20分には相手のFKからあわやオウンゴールという場面もあったが、曽ケ端が間一髪、弾き出した。

決定機を作れないまま、前半は終盤へ。41分にはファブリシオのクロスに土居が飛び込んだが、相手との競り合いの中でボールを触ることができず、シュートまで持ち込めない。結局、前半は0-0。不甲斐ない内容でハーフタイムを迎えることとなった。

















後半開始時から石井監督は鈴木をピッチに送り出した。遠藤との交代で右サイドへ配し、反撃を期す。鈴木はタッチライン際でボール受け、粘り強いプレーで起点となった。しかし、なかなか決定機を作れない。51分、オーバーラップした伊東がクロスを上げたが、シュートチャンスには至らなかった。

激しいボディコンタクトの応酬が続く中、鹿島は63分、ファブリシオに代えて中村を投入する。復帰を果たした背番号13とともに反撃を目指すが、なおも決定機を生み出せない展開が続いた。72分、柴崎のFKからソッコが放ったヘディングシュートは枠の外へ。直後の73分、左CKからの流れで右サイドへ流れたボールを鈴木が拾い、クロスに飛び込んだ昌子がファーサイドから狙ったが、枠の左へと逸れた。

セットプレーを活かすことができず、試合は残り15分を切った。前がかりになる鹿島に対してFC東京はカウンターで応戦し、オープンな打ち合いとなっていく。そして84分、次のゴールもFC東京のものだった。84分、FKからゴール前で混戦となり、最後は前田に押し込まれてしまった。

2点ビハインドを負い、苦しい状況に追い込まれた鹿島。後半アディショナルタイム1分、鈴木のクロスに合わせた山本がヘディングシュートを放つと、相手GKが弾き出す前にゴールラインを割ったとの判定で得点が認められた。これで1-2。1点差に迫ったが、同点に追いつくために残された時間は短すぎた。

















試合終了を告げるホイッスルが鳴り響き、鹿島はリーグ戦で2008年10月以来、14試合ぶりにFC東京に敗れた。選手たちを出迎えるゴール裏はブーイングを送り、奮起を促した。

セカンドステージは残り2試合、次節は10月29日の川崎F戦だ。これ以上、不甲斐ない試合を続けてはならない。ホームに帰還し、勝利だけを目指して戦うしかない。



【この試合のトピックス】
・リーグでのFC東京戦で14試合ぶりに敗れた。2009年4月12日の第5節で2-1と競り勝った一戦以来から負けていなかったが、連続記録が止まった。
・遠藤が8月6日のJ1 2nd 第7節仙台戦以来リーグ戦8試合ぶり、昌子が9月17日のJ12nd 第12節磐田戦以来リーグ戦3試合ぶりの先発復帰を果たした。
・ファブリシオがリーグ戦初先発を果たした。
・山本が、7月13日のJ1 2nd 第3節名古屋戦以来のゴール。今季のリーグ戦3得点目を記録した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・攻撃のテンポを上げて、シンプルに相手陣内に攻め込もう。
・動き出しのところで遅れないよう、しっかり相手についていくこと。

FC東京:篠田 善之
・良く切り替え、締まったゲームが出来ている。
・積極性を持って継続していこう。
・ドリブルでボールを運ばれた時に2列目の選手が素早く戻ること。

[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日はこのスタジアムに3万7000人ほどのサッカーファンの皆さんが集まってくださって、それに加えてカシマでもパブリックビューイングをやっていたので、多くのアントラーズファン・サポーターが観てくれていた中、とにかく良い試合をして終わろうと話していた。それがうまくいかなかった。相手の攻守に渡ってのアグレッシブさがあった。自分たちがやろうとしている前からのプレス、敵陣でテンポ良くボールを動かす形のところで、相手のほうが上回っていた。それでこのような結果になってしまった。

Q. 攻守ともにチームとしてやりたい形が見えにくかったと思うが、原因は?

A. この中断期間、タイ遠征から帰ってきて1週間の練習をした中で、練習を見ている限りでは攻守の形ができていたのだが、今日は本当に相手のプレッシャーの速さや選手間の近さがあって、自分たちの判断が遅くなったり、ボールを奪われたりというところで球際でもボールがほとんど相手に転がった。それでうまくいかなかったと思う。守備面でも、前からボールを奪う形を作ろうとしていたが、そこを剥がされた時に対応が遅れた時には、引いて下がってセットをして守備をしなければいけなかったが、慌ててしまっていた。前半は対応に追われてしまった。全体として、行くべきところとやめるべきところの判断がうまくいかなかった。ハーフタイムでその話をしてある程度は整理できたと思うが、試合開始からしっかりと続けていかなければいけない。

Q.残り2試合、チャンピオンシップを見据えた試合になると思うが、今日の結果から立て直す部分は?

A.ケガ人が多かったが、今週の練習から戻ってきた。フルメンバーで戦える状況になってきた。どの選手を起用するか、新たなポジション争いが出てくると思うので、チーム全体としていい方向にもっていきたいと思う。自分たちからボールを奪いに行く形はやってきた。その精度を高めるということ、そして敵陣でコンビネーションで崩すこともやってきたので、その部分を高めていきたいと思う。


FC東京:篠田 善之
立ち上がりから締まったいい内容の試合だった。強豪の鹿島を相手にスペースを与えなかったし、前線からのプレスもうまくできて、全員のハードワークで勝ち点3を取れたと思う。狙いとしていたショートカウンターでゴールまで行けたし、セットプレーでのゴールもあった。全員の高いモチベーション、「鹿島をどうにか倒したい」という思いでしっかりとトレーニングをできていたので、結果を出せて良かった。2-0で終わったり、3-0にできれば良かったが、試合の終わらせ方など、もっと良くなる要素はある。しっかりと準備をして次の試合に向けてやっていきたい。


選手コメント

[試合後]

【伊東 幸敏】
試合の入り方から良くなかった。最初から相手に主導権を握られてしまった。良い守備ができれば良い攻撃につなげられたと思うけど、それをできなかった。ボールを取った後も雑になってしまって忙しい試合になった。どこかで(流れを)変えないといけない。チーム全員でしっかりと話し合って考えていきたい。

【曽ケ端 準】
前線から相手がプレスを掛けてきていた。その中でなかなか前へと行けなかった。チームとして、どうにか勝利に持っていけるようにしなければならない。内容が難しいものでも勝たないといけない。

【鈴木 優磨】
今日のように途中から試合に出て、チームを勝たせることができる選手にならないといけない。そうすれば自分の存在価値を上げられるし、上のステージへ行ける。そこが自分の課題だと思う。

【永木 亮太】
相手のやりたいようにやられてしまった。ハイプレスへの対応が後手後手になった。特に前半は相手にやりたいサッカーをやられてしまった。石井さんも言っていたけど、自分たちが今日のFC東京のようなサッカーをしなければいけなかった。相手にリズムを作られてしまった。

【土居 聖真】
(先制点の場面では)自分でもファウルだと思って止まってしまった。前半戦の柏戦でも似た形があった。責任を感じている。点を取れなかったことにも責任を感じる。自分のせいで負けたと思っている。

【山本 脩斗】
前半に比べれば、後半は形が出来ていたが、追加点を許し厳しい戦いになってしまった。練習でやっていたことが出来なかった。守備がはまってなかった。後手後手になり、相手のやりたいようにやられてしまった。得点は当てるだけだったが、負けた試合なのでうれしくない。

【昌子 源】
最低な試合だった。それぞれが局面で負け、ひどかった。ケガで休み、チームに迷惑をかけたので、救いたかった。チームとしてのまとまりがなかったと思う。ケガ明けで感覚的には違う部分もあったが、そこは理解した上での出場。鳥取の地震で知人関係は大丈夫だが、3,000人くらい避難していると聞いた。自分が試合出場したり、日本代表に入ったことで、自分が米子の高校を卒業したと知った方もいる。その方たちのためにも、良い結果を届けたかった。

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