日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年5月15日月曜日

★2023年J1第13節_鹿島vs名古屋(国立)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)









★2023年J1第12節_鹿島vsC大阪(ヨド桜)ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)






★2023年J1第11節_鹿島vs札幌(札幌ド)ツイートまとめ
★2023年J1第10節_鹿島vsG大阪(カシマ)ツイートまとめ
★2023年J1第8節_鹿島vs神戸(カシマ)ツイートまとめ
★2023年J1第7節_鹿島vs柏(三協フ)ツイートまとめ
★2023年J1第6節_鹿島vs広島(カシマ)ツイートまとめ
★2023年J1第5節_鹿島vs横浜(日産ス)ツイートまとめ
★2023年J1第4節_鹿島vs福岡(カシマ)ツイートまとめ
★2023年ルヴァンカップ第1節_鹿島vs柏(三協フ)ツイートまとめ
★2023年J1第3節_鹿島vs横浜FC(ニッパツ)ツイートまとめ
★2023年J1第2節_鹿島vs川崎(カシマ)ツイートまとめ
★2023年J1第1節_鹿島vs京都(サンガ)ツイートまとめ





◆【鹿島】採点&寸評…「鹿島、国立」制し名古屋に2―0完勝 決勝点・鈴木優磨を抑えてのMOMは…(報知)



鈴木優磨


◆明治安田生命J1リーグ▽第13節 鹿島2―0名古屋(14日・国立競技場)

 「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打たれた一戦で、鹿島は名古屋に2―0で完勝した。

 採点と寸評は以下の通り。

岩政大樹監督【7・0】相手の強みを潰すことこそ、勝利への第一歩なり。球際勝負を制圧することこそ、鹿島アントラーズ20冠の歴史なり。原点回帰の5連勝

GK早川友基【6・0】彼の技術をもってすれば、GKへのバックパスが全くネガティブなものにならない。5戦連続無失点については、DFだけでなくGKにも拍手と賞賛とねぎらいを

DF広瀬陸斗【6・5】会場に多くいたであろう初見のお客さんは、守備職人的SBだと認識したに違いない。名古屋唯一の突破口だった森下に仕事をさせず

DF植田直通【6・5】関川をカバーし、2、3列目からの飛び出しをギロリと監視。身体能力だけでなく頭脳面でも貢献大の5戦ゼロ封

DF関川郁万【7・0】シュート2本を頭で防ぐ。中山雅史には秋田豊を、ワシントンには岩政大樹を、ユンカーには関川郁万を。壁のようでもあり、岩のようでもあった。MOM

DF安西幸輝【6・5】精度は多少欠いたが、このサッカーに前線のプラスワンになれる存在は不可欠。スピードとは違う意味での「走力」は過小評価されがちだが貢献度は高い

MFピトゥカ【6・5】先制直後、主審を挑発しかけた(していた)鈴木優磨を止めるナイスディフェンスを披露。なお自分は後半ロスタイムに余計でしかないファウルで警告もらう

MF樋口雄太【7・0】CKでのアシストに加え、時間帯知らずのプレスから追加点にも関与。「あれ」さえなければ実質3アシスト

MF名古新太郎【6・5】単騎突破を目論む森下を監視しつつ、持ち前の推進力で陣地回復に貢献。長年の「適正ポジションどこなんだ問題」を脱し、ついに居場所を見つけた感

MF仲間隼斗【6・5】見ているだけで火傷しそうだった。これだけ自己犠牲で徳を積むプレーをしているのだから「仲間で勝つ」試合も近日中にきっと

FW垣田裕暉【6・0】5戦連続先発、5連勝、5試合でシュート3本1得点。点は取れずとも、ピッチにいるとチームは勝つ。もう少しファウルをもらえたら令和の鈴木隆行さん

FW鈴木優磨【7・0】まさかまさか、よもやよもやのゴール取り消しに屈せず、同じ右CKから正真正銘ゴールで決勝点。5万6020人に40番の価値を証明

DF常本佳吾【6・0】後半12分に右サイドバックでIN。もともと安定感のあったDFラインに安心感を注入。

MF佐野海舟【6・5】後半12分IN。ウワサに違わぬ回収っぷり。別格というか、格別というか、どっちもというか

MF土居聖真【6・0】後半19分IN。勝ってる状況でハードワーカーの名古と仲間に代わってピッチに入ることがいかに難しいか。しっかり働き役目果たす

FW知念慶【6・5】後半19分IN。追加点。強引にシュートを打った姿勢は「鹿島に来て変わった」と胸を張る。ホップ、ステップ、ジャンプで計3つの看板飛び越え歓喜に浸る

FWアルトゥールカイキ【6・0】後半28分IN。FWでの起用。ブルドーザー的プレーで追加点にも無失点にも貢献

木村博之主審【6・0】目を合わせると警告を出さねばならず、試合がより荒れる恐れもあった。知らぬ存ぜぬは大人の対応であり試合進行をスムーズにした(あれがノーファウルな世の中であってほしいが…VAR室に映像見ろと言われた以上、ファウルになってしまうのかなとも思う)

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島智哉)





◆【鹿島】採点&寸評…「鹿島、国立」制し名古屋に2―0完勝 決勝点・鈴木優磨を抑えてのMOMは…(報知)





◆オール完封5連勝に導いた鹿島GK早川友基、国立大観衆にも動揺なし「インテルvsミランは7万5千人くらい入っていた」(ゲキサカ)



早川友基


[5.14 J1第13節 鹿島 2-0 名古屋 国立]

 鹿島アントラーズが名古屋グランパスとのJリーグ30周年記念スペシャルマッチを2-0で制し、同一シーズンではクラブ史上初となる無失点での5連勝を果たした。昨季終盤から正守護神の座に就いたGK早川友基は「チームもいい状況になってきているし、これを継続していきたい」と力を込めた。

 明治大出身3年目の早川は、昨季の第30節鳥栖戦でJ1リーグデビュー。1勝3分1敗の戦績でシーズンを終えると、今季も引き続き正GKに君臨し続けたが、第8節の神戸戦(●1-5)まで2勝1分5敗と自身の高パフォーマンスとは裏腹に低調な成績が続いていた。

 ところが第9節新潟戦(○2-0)から守備に重きを置いた戦法に舵を切ると、チームは一気に調子が上向き、5試合を10得点0失点で5連勝。この日も名古屋を相手にほとんど決定機を作らせず、セットプレーで先制点を奪い、終盤に速攻から突き放すという理想的な試合運びを見せた。

 早川はそうした好調の要因を「ボール保持者に対するプレスの距離感や、連動して次の2ndディフェンダーが行くところ、チャレンジアンドカバーを常に繰り返すこと、ラインコントロール、自分も背後のカバーやクロスに出ていくというアプローチを全員で明確にしてやれている結果が安定感をもたらせていると思う」と分析する。

 この日は国立競技場に5万6000人以上の観衆が詰めかけ、ピッチ上で声のコミュニケーションを取りづらい状況にあったが、早川自身も素晴らしいクロス対応を何度も披露。「自分が出られる場面はなるべく出たし、そこでキャッチに行くのかパンチに逃げるかの判断も今日は良かった」と振り返った。

 また試合前にはベンチスタートのDF昌子源から、大観衆のビッグマッチに臨む心構えが伝授されていたという。

「源くんが言っていたけど、ここのピッチに立ちたくても立てない人がいて、こうした素晴らしい記念試合の中で、こういう環境、たくさんのお客さんに来てもらった中でやれるのは滅多にないことだと」。ベテラン選手の経験に裏打ちされた準備の取り組みも、試合での安定感につながっていたようだ。

 早川にとってもこうした大舞台は望むところだった。

「自分ももっと上のレベル、今だったらチャンピオンズリーグだったり、この前のインテル対ミランは7万5千人くらい入っていて、そういう舞台でやれるのは素晴らしいと思う。代表選手だったり、もっともっと上のレベルでやるためにもそういう環境に慣れるのは大事かなと思う」

 よりプレッシャーのかかる環境を意識しているからこそ、鹿島サポーターが大半を占めたスタンドには「動揺はなかったし、いつも通りやれた」と早川。さらに「もちろんJリーグでも毎試合こうして人が入って、素晴らしい空気感でやれたら素晴らしいなとも思った」と日常の緊迫感も求めた。

 現在のような好成績が続けば、カシマの観客も増えてくるはずだ。若き守護神は「もちろんうまくいかない試合もいい試合もあると思うけど、波を作らずに上に向かって、全員がもっともっと貪欲に。自分たちは上位にいればいいのではなく、優勝を目指しているので、そこに一歩でも近づくため、まずは勝ち点を積み上げて行くことが大事だと思う」とタイトルレースを見据えた。

(取材・文 竹内達也)





◆オール完封5連勝に導いた鹿島GK早川友基、国立大観衆にも動揺なし「インテルvsミランは7万5千人くらい入っていた」(ゲキサカ)





◆離脱後にチームは連勝「思うところはあった」 復帰の鹿島MF佐野海舟「100%出し切っていく」(サッカーキング)



佐野海舟


 明治安田生命J1リーグ第13節が14日に行われ、国立競技場では鹿島アントラーズと名古屋グランパスが対戦。前半に鈴木優磨、後半に知念慶が得点した鹿島が2-0で勝利して5試合無失点の5連勝を飾った。

 この試合では左ひざ内側側副じん帯損傷で離脱していた鹿島MF佐野海舟が57分から途中出場し、約1カ月ぶりのピッチに立った。佐野は「うまく試合に入れて、そこから追加点が取れたので良かった」と試合を振り返り、ボール奪取、回収といった持ち味もすぐにピッチ上で示せたことに「自分の良さを普通に出せたので、それは良かったです」としつつ、「これをどれだけ続けていけるかが大事になってくる」と引き締めた。

 ひざの状態は万全と話し、ピッチから離れた時間は「焦っていなかったですし、できることをやってきました。けがをしたのは過去のことなので、これからどうチームに貢献できるかしか考えていないです。(離脱期間は)体は動かせなかったので、頭や感覚のトレーニングなどはやりましたし、体を動かせない分、自分の体としっかり向き合えたと思います」と、普段できないことができたポジティブな時間に昇華しようとしている。

 離脱中に鹿島は5連勝を達成し、好調にあるが、そのチームに戻ることになる。「チームが良いに越したことはないですが、自分が出ていない中で連勝を続けて、思うところはありました。でも、焦る必要もないと思います。チームを一番に考えて、自分がやることを考えた中で、今日も途中から出て、いい感じで入れたので、やるべきことをやるだけです」と話し、「サッカー選手である以上、スタメンで出ることは当たり前に目指すべきところだと思います。今は自分の良さをどう出して、競争に勝っていくかが大事。でも、まずはチームの勝利を考えて、自分のやるべきこととやれることを100%出し切りたい」と、スタメン復帰へ闘志を燃やしつつ、勝利へのフォアザチームの姿勢を強調している。





◆離脱後にチームは連勝「思うところはあった」 復帰の鹿島MF佐野海舟「100%出し切っていく」(サッカーキング)







◆先発落ちから5連勝スタート…鹿島FW知念慶がアピール弾「今までの自分ならパスをしていた」(ゲキサカ)



知念慶


[5.14 J1第13節 鹿島 2-0 名古屋 国立]

 先発落ちした5試合でチームは5連勝。好調の中で悔しさを燻らせていた鹿島アントラーズFW知念慶がついに結果を出した。

 1-0で迎えた後半39分、知念はMFアルトゥール・カイキからのスルーパスに抜け出すと、左足でのシュートはGKランゲラックに阻まれたが、二次攻撃から再び前に出た。

「チャンスを一回外してしまったらメンタル的に消極的になることがあったけど、鹿島に来てゴールへの思いが強くなっている」

 相手のクリアボールが足元にこぼれてくると、鋭いターンで相手守備陣をかわして左足一閃。「最初はGKに止められてしまったけど、こぼれ球がこぼれてきて、今までの自分だったらパスをしていたと思うけど、しっかりターンして2人剥がせた。そこがゴールの要因だった」。自身の変化を感じる今季4ゴール目となった。

 川崎フロンターレから今季加入し、開幕節からの9試合は先発出場。ところが1-5の大敗を喫した第8節神戸戦(●1-5)を最後にベンチスタートが続いた。そこからチームは好調を取り戻し、全試合無失点での5連勝を達成。悔しい思いはあったという。

「最近スタメンを外れて、結果を出さないとまたチャンスをもらえないと思っていた。途中から入る時もゴールを目指してやっていたし、悔しい思いが今日の結果につながったと思う」

 ひとまずアピールには成功。知念は「チームがいい状態で、今のスタメン組になって5連勝しているので、監督もなかなか変えづらいと思う」と岩政大樹監督の心情を理解しつつも、「今日はしっかりアピールできたし、いつチャンスが来てもいい準備ができている。チャンスをもらえるように練習からアピールしていきたい」と先発奪還に決意を示した。

 また国立の大観衆の中で得点を決めたことも自信になったようだ。途中出場直後には鹿島サポーターから盛大なチャントが送られ、期待の高さを感じさせていた中、「5万人の中で試合をすることはあまりないので鳥肌が立ったし、こういう舞台で点を取れる選手になりたかったので、取れてよかった」と知念。このゴールをさらなる活躍への足がかりとしていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)





◆先発落ちから5連勝スタート…鹿島FW知念慶がアピール弾「今までの自分ならパスをしていた」(ゲキサカ)





◆鹿島サポーター、横断幕で抗議「なぜ国立」「俺たちのホームはカシマ」…国立競技場でのJリーグ30周年記念試合で(報知)






◆明治安田生命J1リーグ▽第13節 鹿島―名古屋(14日・国立競技場)

 「Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ」と銘打たれた、1993年の開幕カード「鹿島―名古屋」が国立競技場で行われる。

 Jリーグ最多となる20個の主要タイトルを獲得してきた鹿島と対するのは、西野朗・元日本代表監督に次ぐ歴代2位のJ1監督通算235勝を積み上げてきた長谷川健太監督が率いる名古屋。試合は鹿島のホームゲームとして、国立競技場で行われる。

*  *  *

 試合開始前、ゴール裏の鹿島サポーターが複数の横断幕を掲出し、国立競技場でのホームゲーム開催に“警鐘”を鳴らした。

 「俺たちのホームはカシマ」「なぜ国立」「国立開催ありえねえ」「これからもカシマで共に闘う」などのメッセージが展開され、ホーム・カシマスタジアムでの主催試合開催が見送られたことに抗議の姿勢を示した。カシマスタジアムの住所である「鹿嶋市神向寺後山26―2」と描かれた幕もあった。今季のリーグ戦では、この日が唯一の国立競技場開催となっている。

 なおスタジアムは試合開始30分前の段階で満員に近い着席率となっており、5万人を超える動員が確実視されている。





◆スタメン定着後に5試合連続完封も鹿島DF関川郁万「代表とか海外とかより鹿島のために」(ゲキサカ)



関川郁万


[5.14 J1第13節 鹿島 2-0 名古屋 国立]

 流通経済大柏高から鹿島アントラーズに入って5年目、偉大なライバルにもまれながらDF関川郁万が充実のシーズンを送ろうとしている。第8節の神戸戦で先発に復帰し、初戦こそ1-5の大敗を喫したが、そこから全てクリーンシートで5連勝。最終ラインで安定したパフォーマンスを発揮している。

 この日は5万6000人以上が集まった国立競技場のピッチに立ち、マッチアップした名古屋FWキャスパー・ユンカーを完封。想定とは異なる3-4-1-2のシステムで相手が出てきたものの、前半38分にはユンカーのヘッドとMF米本拓司のミドルシュートを立て続けにブロックするなど、局面の力強い対応が光った。

 ユンカーのヘディングシュートを阻んだ場面は「たまたま当たっただけ。あれは危なかった」とヒヤリとしたようだが、「咄嗟にああいうのが出た」と修正力で対応。「(ユンカーは)対峙する選手なので点を決めさせたくないと思っていた。無失点で終えられて良かった」とホッとした表情で振り返った。

 今季の開幕当初は先発が続いていたものの、DF昌子源が負傷から復帰したことで一時定位置を喪失。だが、今季加わった昌子とDF植田直通から練習を通じて学びつつ、日々をひたむきに過ごしていたという。

「一日一日の練習を大事にしていたし、2人は自分のできないことを普通にやる人たちなので、その2人から見て学ばないと鹿島のCBとして試合に出られないと思っていた」

 その結果、第8節の神戸戦で先発復帰を果たすと、第9節の新潟戦(○2-0)からは植田とのCBコンビで堅守を維持。「まだ組んで試合数は少ないけど、植田くんから本当に学ぶものもあるし、源くんから学ぶものもある。自分の中でうまく吸収してやれているんじゃないかなと思う」と手応えを感じている。

 岩政大樹監督もかつて鹿島の最終ラインを支えたレジェンド的CB。関川は「鹿島を代表するCBがこのチームに3人もいるので、そこに負けていられないなと思う」と基準を高く掲げ、「上の存在がいると自分の目指す場所がはっきりするし、皆さんが思っている以上に自分の中で2人が帰ってきてくれた意味はでかいと思う」と今季のハイパフォーマンスにつなげているようだ。

 このパフォーマンスを継続していれば、自身初のA代表入りも夢ではない。だがそんな期待を寄せる報道陣の質問にはピシャリと返した。「鹿島のために戦っているので。代表とか海外とかより鹿島のためにというのが自分は強い。そこまで欲はない」。まずはチームのために。「試合に出るとサッカー選手としての生きがいを感じるし、勝つことでまた生きがいを感じる。どんどん勝っていくことで自信もついているし、いい循環で回っていると思う」という充実のシーズンを走り抜いていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)


◆「早川の姿がマジで最高すぎる」J1鹿島FW知念慶のゴールで、鹿島GK早川の歓喜爆発ぶりにファン注目! 自陣ゴール前で「ガッツポーズもあるのめっちゃええやん」と守護神に賛辞(サッカー批評)



早川友基


 J1の鹿島アントラーズは14日、リーグ30周年を祝うスペシャルマッチをものにした。勝利へと大きく近づく2点目の場面における、「2つのゴール前」の様子に称賛の声が上がっている。

 鹿島は14日、名古屋グランパスとJ1第13節を戦った。ホームゲームであるものの、会場は県立カシマサッカースタジアムではなく、東京の国立競技場。リーグの開幕30周年を祝うスペシャルマッチを、東京オリンピックの会場にもなった日本を代表するスタジアムで戦った。

 多くのファンを招待するなどリーグも力を入れた一戦は、鹿島としては負けられないゲームだった。リーグを代表する名門クラブとして、注目の一戦をものにする必要があったのだ。

 チームとしても、力の入るホームゲームだった。第5節からはリーグ戦4連敗を喫し、ファンの間でも不安が高まった。だが、第9節からは4連勝。一時は15位まで落ち込んだ順位も、5位へと浮上していた。

 今節の相手は、現状の力を図るのにもってこいの相手だった。迎えた名古屋は3位と、鹿島の上に立っていたのだ。

 前半12分にはCKからゴールネットを揺らしたが、VARの末にノーゴールと判定された。だが、同29分に再びCKからゴールを決め、今度こそ先制点と認定された。

 鹿島はその後も集中力高くプレーを続けたが、1-0のままで試合は進んだ。大きな追加点が生まれたのは、残り時間が5分を切ってからのことだった。

 後半39分、自陣からのロングボールをヘディングで流し、リターンパスを受け取ったのは加入1年目の知念慶だった。ボックス内でのシュートは名古屋GKランゲラックに弾かれ、自身も接触プレーでピッチに倒れ込む。それでも執念を見せて立ち上がり、仲間が奪い返したボールを受け取ると、今度こそゴールネットを揺らした。

 知念の気迫、そしてゴール後にゴール裏へと走っていく姿がJリーグのツイッター公式アカウントで公開されると、称賛の声が相次いだ。

「凄いゴール!!」
「すごい!正に執念のゴール!」
「最後まで諦めない、高校サッカーっぽい展開のゴールめっちゃいいわー」
「そして得点後の荒ぶり」
「知念さんのベリーロールめっちゃかっこよかった」
「本当にありがとう本当にありがとう」


■「知念めっちゃかっこいいし、早川の興奮も最高!!」


 リーグはさらに、そのゴールの「もうひとつの姿」を公開。「ゴール裏定点カメラ」から映し出された動画には、ゴールを喜ぶ知念、そして自陣のゴール前で歓喜を爆発させるGK早川友基の姿がとらえられていた。

「知念めっちゃかっこいいし、早川の興奮も最高!!」
「うわ、この最後の早のガッツポーズもあるのめっちゃええやん」
「最後のハヤがサイコー!」
「知念のゴールもスゲェ良いけど早川の姿がマジで最高すぎる」
「この映像めっちゃいい!」

 30年前の5月に行われた鹿島と名古屋によるリーグ開幕戦の再現は、またも鹿島の勝利で幕を閉じた。最高の雰囲気の中で、常勝軍団・鹿島がリーグ戦5連勝を記録した。






◆「早川の姿がマジで最高すぎる」J1鹿島FW知念慶のゴールで、鹿島GK早川の歓喜爆発ぶりにファン注目! 自陣ゴール前で「ガッツポーズもあるのめっちゃええやん」と守護神に賛辞(サッカー批評)



◆鹿島FW鈴木優磨「腹立っていた」 レフェリー睨みつけ…ゴール取り消しで“激情”の真相(FOOTBALL ZONE)



鈴木優磨


J30周年マッチの名古屋戦で先制ゴール、チームの5連勝に貢献


 J1第13節の鹿島アントラーズと名古屋グランパスの一戦で、ヒーローになったのは鹿島FW鈴木優磨だった。前半12分に右コーナーキック(CK)からヘディングシュートを決めたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)レビューの結果で得点は取り消しとなる。

 それでも前半29分には、再び右CKからヘディングシュートを決めてチームに先制点をもたらした。この試合まで4試合連続完封の堅守を誇る鹿島は、その後の名古屋の攻撃を完封。FW知念慶の追加点もあり、Jリーグ30周年記念試合に2-0で勝利した。

 試合後のミックスゾーンで、鈴木にはこの2つのゴールシーンについての質問が飛んだ。「(主審から)説明はあったんですけど、よく分からなかったのが正直な感想です。ブロックは、サッカーをやっている選手からすれば当たり前。あれがファウルを取られたら難しいなというのが、個人的な意見です。それでもチームが流れを保ち続けて、同じような形で点が取れました」と、自身の考えを語った。

 それでも2点目を挙げられたことについては、してやったりだろう。「同じような形で、普通に良いボールが来た。相手がほかに集中していたのか分からないのですが、マークが付いていなかったので決めることができました。昨日、植田(直通)くんと(関川)郁万とかと話していて、ユンカー選手のところが多分、いけるんじゃないかと3人で話していました。そこをうまく狙ってくれたと思う」と、事前の準備があったと話した。

 ゴールのあと、木村博之主審を睨みつけた鈴木。「腹が立っていたんで」と話すが、そのあとは落ち着き、天を指さしていた。「たくさんの人が俺に関わってくれて、俺が今成り立っている。そういう人たちに向かってやりました。今日も、これだけ素晴らしい環境でできるのは当たり前じゃないと自分では思っていたので、今日も勝てて良かったです」と、振り返った。


「アントラーズに特別な試合はない。常にこのパフォーマンスを」


 試合前からセレモニーがあり、Jリーグ30周年を祝う特別な試合の演出がされていた。大一番に強い印象を与えたが鈴木は、「アントラーズに関わる人は分かると思いますが、アントラーズに特別な試合はあまりなくて、どの試合も同じモチベーションで臨むのが、僕が知っているアントラーズであり、僕が見てきた先輩方。なので、今日の特別な日に限ってそういうパフォーマンスを出すのではなく、常にこのパフォーマンスを出していきたい」と、コメントした。

 2-0で名古屋に勝利した鹿島は、これで5連勝。しかも、5試合連続の無失点だ。最後に敗れた4月15日のヴィッセル神戸戦(1-5)で4連敗を喫した試合後に、拡声器を握って涙ながらにサポーターと話し合い、「巻き返せる!」と言い切っていた鈴木だが、4連敗後の5連勝にもまだ十分ではないと感じているようだ。

「巻き返せたっていうのは、シーズンが終わってから総括できること。今は目の前の試合に集中する」と、この5連勝も有言実行するための通過点である考えを強調した。




◆鹿島FW鈴木優磨「腹立っていた」 レフェリー睨みつけ…ゴール取り消しで“激情”の真相(FOOTBALL ZONE)





◆鹿島FW鈴木優磨、レフェリー睨みつけパフォ話題 「主審にドヤ顔」「煽りすぎ」(FOOTBALL ZONE)



鈴木優磨


名古屋戦の前半29分、CKから正真正銘の先制ヘッド弾


 鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が、Jリーグ30周年メモリアルマッチとなったJ1リーグ第13節・名古屋グランパス戦の前半29分に先制ゴールをマーク。直前の得点が反則で取り消しになっていたなか、得点後に主審を睨みつけるパフォーマンスを見せ話題を呼んでいる。

 この試合まで4連勝中の鹿島は、前半12分に右コーナーキック(CK)から鈴木が名古屋のゴールネットを揺らした。しかし、CKが蹴られる直前に鈴木が相手選手と接触。ファウルがあっとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)レビュー判定の結果、得点は認められなかった。

 この判定に鈴木ら鹿島側は猛抗議。しかし前半29分、再びCKを得た鹿島は、MF樋口雄太のキックから鈴木がヘディングシュートを決めた。得点後、木村博之主審を睨みつけるようなパフォーマンスをしたのち、チームメイトがそこへ駆け寄り歓喜の輪ができた。

 思わず感情を露わにした鈴木の睨みつけパフォーマンスはSNS上で話題を呼び、ファンからは「審判煽りすぎ」「主審にドヤ顔」「審判ガン見しすぎ笑」「審判煽りまくってて草」「かっこいいし面白い」などの反応が寄せられていた。










◆鹿島FW鈴木優磨、レフェリー睨みつけパフォ話題 「主審にドヤ顔」「煽りすぎ」(FOOTBALL ZONE)





◆【採点寸評|鹿島】マテウス封じが成功! 交代策もハマり5連勝を達成[J1第13節 鹿島2-0名古屋](サッカーダイジェスト)






セットプレーは得点の匂いを感じさせた


[J1第13節]鹿島2-0名古屋/5月14日/国立競技場

 Jリーグは5月14日、J1第13節の5試合を各地で開催。国立競技場では鹿島アントラーズ対名古屋グランパスが行なわれ、鹿島が2-0で勝利した。

 鹿島は12分、CKの場面で鈴木優磨がネットを揺らすも、エリア内で鹿島側のファウルが認められて得点は取り消しに。だが29分、今度はスコアボードを動かす。同じくCKから鈴木がヘディングシュートを叩き込み、リードを奪う。

 迎えた後半、鹿島は名古屋の反撃に粘り強く対抗しながら、84分に追加点。途中出場の知念慶が相手GKと1対1の絶好機を決めきれなかったが、直後にルーズボールを収めた知念が左足を振り抜き、豪快な一撃を突き刺した。

 敗れた名古屋はキャスパー・ユンカー、永井謙佑、マテウス・カストロら強力なFW陣が沈黙。3節・サガン鳥栖戦(0-1)以来の黒星に。鹿島は怒涛の5連勝を飾った。

▼鹿島のチーム採点「6.5」
 キックオフ前に新しいアンセムがお披露目されるなど、『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』と銘打たれた国立競技場での一戦は、5万6020人の観客が見守るなかでスタートした。

 鹿島は名古屋対策を徹底していた。相手にボールを持たせる時間を増やし、速攻を防ぐプレスや、攻から守への切り替えの速さをチームで徹底。一方の攻撃では、最後の場面でミスが出るなど、やや決め手を欠くシーンも少なくなかった。

 ただ、樋口がキッカーを務めるセットプレーは得点の匂いを感じさせた。12分の右CKで、鈴木にピンポイントで合わせる。さらに29分にも同じ右CKから、フリーになっていた鈴木へ合わせ、先制点を演出した。

 中盤ではディエゴ・ピトゥカの貢献も目立った。守備時には相手を上回り、攻撃でも度々アクセントをつけるなど、マッチアップしていた名古屋のキーマンのひとり、マテウスを沈黙させた。

 交代策も見事にハマった。左膝の負傷で離脱していた佐野海舟は投入直後に次々と相手の攻撃の芽を摘み、アルトゥール・カイキ、土居聖真らがチャンスを演出。84分には知念が勝利を手繰り寄せる追加点を奪った。

 これでリーグ5連勝。いずれの試合も無失点と、チーム状況は上向きだ。特に、関川郁万やGK早川友基など若い守備陣が溌溂とプレーしているのは収穫の1つだろう。ビッグマッチでの勝利でさらに自信を深めそうだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。




GK:早川友基|採点6.5/バックパスが多く忙しい試合になったが、丁寧なボール捌きでチームを落ち着かせた。

DF:広瀬陸斗(57分OUT)|採点6.5/ボールをつなぐ時間帯では、キックミスは目立ったが、タイミングの良い攻め上がりとパス出しで持ち味を発揮した。

DF:植田直通|採点6.5/個人のプレーだけでなく、GK早川への声掛けや、最終ラインの統制など、ディフェンスリーダーとしてチームを引き締めた。

DF:関川郁万|採点7/米本のミドルを止めた42分のシュートブロックをはじめ、身体を張ったプレーで相手の攻撃をはじき返し続けた。

DF:安西幸輝|採点6.5/ややおとなしく感じる時間帯も長かったが、鈴木のタメから背後へ抜け出す動きなど、単調になりがちな攻撃を彩った。

MF:樋口雄太|採点7/右足のキックは流石。ピトゥカとのコンビネーションが洗練されてきた。

MF:ディエゴ・ピトゥカ|採点7/マテウスを常にチェックするなど、守備で奮闘。浮き球や背後へのパスで敵の守備ブロックに揺さぶりをかけた。

FW:名古新太郎(64分OUT)|採点6.5/走力とハードワークでチームに貢献。突破力の高い森下の攻撃参加を抑えた。

FW:仲間隼斗(57分OUT)|採点6.5/前半アディショナルタイムのシュートは枠に飛ばしたかったが、プレーはアツく、頭は冷静に務めた。

FW:垣田裕暉(64分OUT)|採点6.5/自身のシュートチャンスは限られたが、献身的なフリーランで周囲を助けた。

FW:鈴木優磨(73分OUT)|採点7/CKからのヘディングシュートに見られたように、ポジショニングの良さが光った。前半アディショナルタイムの仲間への浮き球パスも秀逸だった。

DF:常本佳吾(57分IN)|採点6/投入直後はもたつく場面もあったが、きっちりと対峙する相手を完封。右サイドの守備力アップに貢献した。

MF:佐野海舟(57分IN)|採点7/負傷離脱から復帰、約1か月ぶりの出場となった。「コンディションは万全でない」と言うものの、投入直後からパスカットを連発。攻撃の起点にもなり、安定感は抜群だ。

MF:土居聖真(64分IN)|採点6/終盤にはビッグチャンスを迎えるが、シュートは打てず。10節のG大阪戦のような働きに期待したい。

FW:知念慶(64分IN)|採点7/チームの課題でもあった終盤の失速回避の切り札に。前線での強度を保ちながら、待望の追加点を奪うなど、勝利の立役者のひとりになった。

MF:アルトゥール・カイキ(73分IN)|採点6.5/停滞しかけた前線を活性化した。徐々にコンディションを上げており、次戦へのアピールにも成功した。

監督:岩政大樹|採点7/鋭いカウンターを武器とする相手のストロングポイントがハッキリしていたため、効果的な対策を施した。特に、チーム全体で共有されていたマテウス封じは狙いどおりの結果を導いた。交代カードも整理され、メンバーチェンジ後の迷いも払拭した。


◆【採点寸評|鹿島】マテウス封じが成功! 交代策もハマり5連勝を達成[J1第13節 鹿島2-0名古屋](サッカーダイジェスト)






◆明治安田J1第13節 鹿島5連勝 名古屋に快勝 リーグ30周年試合(茨城新聞)



知念慶


明治安田J1第13節最終日の14日、リーグの30周年記念スペシャルマッチとして東京・国立競技場で行われた一戦は、ホームの鹿島が名古屋に2-0で快勝した。鹿島は5試合連続無失点で5連勝とし、記念試合に花を添えた。鹿島の今季通算成績は7勝1分け5敗、勝ち点22。順位は5位に浮上した。

鹿島は前半29分、CKを鈴木が頭で合わせ先制。途中出場の知念が後半39分に追加点を挙げて試合を決めた。

▽国立(観衆56,020人)
鹿島 7勝5敗1分け(22) 2-0 名古屋 6勝2敗5分け(23)
1-0
1-0

▽得点経過 鹿 名
前29分【鹿】1-0 鈴木
後39分【鹿】2-0 知念








◆明治安田J1第13節 鹿島5連勝 名古屋に快勝 リーグ30周年試合(茨城新聞)





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