◆YBCルヴァン杯 ▽1次リーグA組2節 鹿島0―1C大阪(2日・カシマスタジアム)
鹿島がC大阪に敗れ、ルヴァン杯初戦を落とした。リーグ2節・川崎戦に続きこの日も試合の入りが悪く、前半12分には17歳のC大阪FW北野颯太にプロ初ゴールを許した。後半から一方的に攻め込んだが、アタッキングサードに入ってからズレ、ミスから得点を奪えず、今季ホーム初勝利はお預けに。ビッグセーブ連発の沖悠哉、広瀬陸斗に高評価の一方、先発2トップには厳しい評価が並んだ。採点は以下の通り。
岩政大樹コーチ 【5・0】 川崎戦に続き、前半をもったいない使い方。交代策で改善していく光景には期待が高まるが、マイナスから始まっていれば上がるだけ。
GK沖悠哉 【6・0】 序盤2度のビッグセーブで試合を作る。守護神陥落を経て、見事な復活パフォーマンス。展開も相まって、全員沖だったらと思わせた。
DF広瀬陸斗 【6・0】 ズレるチームにあって誰ともズレない。慎重でもなく、蛮勇でもない選択。精度もあった。もう1人、広瀬がいたらと思わせた。
DF三竿健斗 【5・0】 動きながらの守備は問題なかった。足が止まったところからの守備は難しいが、それでもCBとしては課題。経験値によるところが大きいだけに、責任を問うのはまだ酷。
DFキム・ミンテ 【5・0】 1失点のマーカー。決めた相手も素晴らしかったが、相手の利き足、コースを見ても中を切ることが鉄則。序盤のバタバタにも関与。
DF安西幸輝 【4・5】 何をやってもうまくいかない日。流れを切ることが多く、最後は雑にも映った。そんな日もある、なのか。今は不安の方が大きい。
MF中村亮太朗 【5・0】後半17分OUT。 時計が進むごとに判断、パスのスピードを上がったが、序盤から求めたい。
MF舩橋佑 【5・5】後半17分IN。 昨年5月以来の公式戦出場。持ち味のキックを始め、ボール回収で役割をこなす。
MFディエゴピトゥカ 【5・5】 前半途中からサイドで受け、相手が準備した策の効力を弱める。押し込んだ時のプレーには注文。
MFファンアラーノ 【5・5】後半8分OUT。 味方と呼吸が合わなかったが、ゴール前を含めて顔を出すべきところに出し、責任を負う。
MF和泉竜司 【5・5】後半8分IN。 荒木とともに狭いエリアで相手の嫌がるプレー。
MF土居聖真 【5・0】後半16分OUT。 左ミドル、主将マーク。感じるものはあったが、リンクマンになれず。
MF荒木遼太郎【5・5】後半16分IN。 相手に囲まれた中ではやれることも限られたが、やはり技術は目を引く。
FWエヴェラウド【5・0】後半16分OUT。 シュート、パスの感覚、動き、試合の中でも戻りつつあることを感じさせたが、徐々に程度。
FW上田綺世 【6・0】後半16分IN。 29分間でシュート3本。ストライカーとしての格の違いを見せるまであと少し。明らかに空気が変わった。
FW染野唯月 【4・5】後半8分OUT。 シュート0本。ポテンシャルを考えれば不満足。見たかったのは、無難ではない。不細工でもいいからトライするプレー。
MF仲間隼斗 【5・5】後半8分IN。 左サイドでパスを引き出し、起点を作る。相手を押し込むことに加担。
※平均は5・5~6・0点
◆【鹿島】採点&寸評 ルヴァン杯黒星発進の鹿島 ビッグセーブ連発の沖、広瀬に高評価 攻撃陣は低評価(報知)