日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年3月21日月曜日

◆大迫不在のFW争い…“得点感覚”で挑む上田綺世「自分を使いたいと思わせるパフォーマンスを」(ゲキサカ)






 絶対的エースのFW大迫勇也(神戸)を負傷で欠く日本代表において、FW上田綺世(鹿島)への期待が高まっている。「まずは自分の出場時間を自分で掴み取る。試合に出たら求められることもあるし、それ以上のものを見せたい。自分の武器を全面に活かして、自分を表現できたらと思う」。W杯出場権をかけた敵地でのオーストラリア戦(24日)というこれ以上ない大舞台で、日々磨き上げてきた得点感覚を発揮していくつもりだ。

 日本サッカー協会(JFA)は19日、大迫が負傷のため今回の活動への参加を辞退することを発表した。東京五輪で主力を務めたFW林大地(シントトロイデン)が追加招集され、最前線のレギュラー争いは上田、林、FW前田大然(セルティック)の三つ巴に。現時点でリードしているのは今年1〜2月の最終予選2試合に途中出場した前田とみられるが、練習合流は前田が試合2日前、林が試合前日という厳しいスケジュールとなっており、すでに合流している上田のチャンスは大きく広がった。

 上田は昨年11月、オマーンとベトナムとのアウェー2連戦でW杯最終予選初招集を掴み取ったが、2試合ともにベンチ入りすら叶わず。不完全燃焼のまま活動を終えた。それでも上田は「トップトップを経験して、そこを基準にできている。基準を知ることができて、日々の取り組みにおいて自分の意識に変化があった」と鍛錬を続け、今年1月には国内組合宿に参加。トレーニングマッチでハットトリックの大活躍を見せると、直後の最終予選は落選に終わったが、オーストラリアとの大一番で再びチャンスが巡ってきた。

「僕は今までも話しているように代表に来たら代表、チームにいたらチームと、属しているチームのためにというそのことだけを考えている。代表を落ちてからモチベーションの変動はないというか、前回の代表が終わった後も次は鹿島で結果を残すことに専念して、それで選ばれたら代表でと同じことの繰り返しで積み重ねてきた。それは今回も同じ」。代表活動との向き合い方に一喜一憂しないという上田は、その言葉どおりに鹿島で結果を残してきた。

 今季目立っているのは積極的なシュートへの姿勢だ。開幕からミドルシュートへの高い意識を見せており、開幕5試合でのシュート数21本は今季のJ1リーグでトップの数字。「もともとシュートレンジの広さは武器だと思っているし、動き出しも含めていろんなバリエーションでゴールを取れるように日頃からトレーニングしている。その一部が最近よく出るようになったんじゃないかと思う」。そう語った上田は自身が続けてきた取り組みを次のように語った。

「自分がいろんな局面やいろんな瞬間で幅広いシュートの選択肢とバリエーションを持つこと。自分にできない選択肢は試合中も選べないので、一本のシュートにどれくらいのアプローチができるかが引き出しになるので、それを引き上げ、広げることが大事だと思う。球種や当て方、同じようなシュートでも自分の中で違うニュアンスを入れれば違うシュートになるし、細かいところは意識している」

 その中で好感触があるのは「無になれた」時の自分だという。「いろんな選択肢といろんな意識が自分の頭の中で回転している時は、プレーの選択は間違いないかもしれないが、選択するスピードや思い切りがなくなってしまう。無でできている瞬間、感覚に“全振り”している瞬間が一番点が取れると思っている」。自身の言葉でストライカーとしての“得点感覚”の一端を明かした。

 代表チームでは所属チームとは異なり、短い準備期間の中でそうした武器を発揮することが求められる。もっとも、東京五輪代表でそうした条件は経験済み。「短い時間でパフォーマンスをしないといけない、自分の武器や持ち味を見せないといけないのは準備期間があろうがなかろうが立場上変わらない部分。そこはまた一つトライだと思う。僕にとってはその短い時間の中でも動き出しやシュート、自分を使いたいと思わせるようなパフォーマンスをしないといけない。求められていることを全うするのもそうだし、プラスアルファを出さないといけない」。まずは21日からの3日間、オーストラリア戦に向けて最善の準備を続けていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)




◆大迫不在のFW争い…“得点感覚”で挑む上田綺世「自分を使いたいと思わせるパフォーマンスを」(ゲキサカ)





◆【U21日本代表】松村優太「得られるものすべて持って帰りたい」遠征先のドバイへ出発(ニッカン)






アラブ首長国連邦(UAE)で行われるU-23ドバイカップ(23~29日)に参加するU-21日本代表が20日、UAEへ向けて出発した。

千葉県内で遠征前最後の国内練習を行い、MF松木玖生(18=東京)、DFチェイス・アンリ(17=尚志高)ら12人が参加。リーグ戦があった関係で後から合流した6人を加えた18人がドバイへ向かった。

一部の国内組や海外組は現地でチームに合流する。

パリオリンピック(五輪)を目指すこの世代にとって初の海外遠征。初戦となる23日にU-23クロアチア代表、26日にU-23カタール代表と対戦。29日に順位決定戦が行われる予定だ。

オンライン取材に対応したMF松村優太(20=鹿島)は「海外の選手も、海外の環境も、日本にいる時ではなかなかできない経験ができると思う。得られるものはすべて持って帰ってきたい」と話した。

ここまでの活動は、今月7~9日まで行われた国内代表候補の合宿のみ。チーム戦術を浸透させると同時に、7日間で3試合を戦う日程でタフさを養う場にもなりそうだ。

また、参加予定だったDF大畑歩夢(20=浦和)、MF鮎川峻(20=広島)はけがにより不参加。代替選手は招集しない。

【磯綾乃】




◆日本代表を牽引する伊東純也を目標に掲げた鹿島MF松村優太、パリ五輪への思い「本気で目指している」(超WORLDサッカー!)






U-21日本代表のMF松村優太(鹿島アントラーズ)がメディアのオンライン取材に応じた。

ドバイカップU-23に出場するU-21日本代表は20日、活動をスタートさせた。

すぐにドバイへと渡り、23日にU-23クロアチア代表、26日にU-23カタール代表、29日に順位決定戦が行われることとなる。

コロナ禍となり、国際大会が中止になり続けてしまった世代でもあるパリ五輪世代。およそ3年ぶりの国際試合となる松村は今回の遠征への意気込みを語った。

「海外の選手とやるということもそうですし、海外の環境もそうですし、日本にいるときではなかなかできない経験が海外遠征ではできるので、得られるものは全て持ち帰りたいと思います」

その松村だが、この世代で招集されるのは久々。先日行われたU-21日本代表の合宿には招集されていなかった。

鹿島で指揮も執っていた大岩剛監督率いるチームに入ることになるが、大岩監督の印象については「鹿島に入団した時と大岩監督が退任されたことが重なって直接関わりはないんですが、鹿島で指揮を執ってきた監督であり、僕が鹿島でやっていることで、共通点はないですが、そこは一緒です」と同じ鹿島というチームを知っているところは同じだとし、通ずるものが少なからずあるようだ。

ただ、今回の招集には驚いたとのこと。「去年からケガの影響もあり、昨日初めて試合に出たぐらいなので、選ばれた時は驚いたこともありましたが、せっかく選ばれたので、同世代のレベルの高い選手たちの中で揉まれながらしっかりアピールしていく部分はアピールしていきたいと思います」とコメント。ケガで見せられていないものの、かつて大きな期待を寄せられていた部分を見せたいとした。

久々の海外遠征となるが、海外の選手と対戦した3年前を振り返った松村。「前回は高校生で、体の大きさは顕著に出ていました。フィジカルの部分で、日本では出てこないところに足が出てきた入りとかは差を感じました」と、相手との体格差を感じたとした。

ただ、「個人の技術的な部分は日本人の方が優れていたかなという感じです。体の差がある分、自分ならばドリブルなどでチャレンジしていければと思います」と、普段より抜きづらい環境でも、持ち味を出していきたいとした。

パリ五輪は2年後。今年は予選も控えており、近づいてきている感がある。五輪の位置付けについては「自分の世代がオリンピックの世代になっている思いは高校生ぐらいの時からありました。ただ当時は現実的なものではなかったですが、プロ入って3年目で、現実的に目指す大会だと思います」と、リアルに感じているとのこと。「選手の最終目標というわけではないですが、大事になる大会だと思いますし、今は本気で目指しています」と、ゴールはその先にありながらも、現時点で目指す目標だと認識しているようだ。

今回久々に招集され、チームメイトやかつて一緒に戦ったメンバーもいる中、楽しみな選手にはFC東京のMF松木玖生の名前を挙げた。

松木とは、松村が静岡学園高校の3年生、松木が青森山田高校の1年生の時に全国高校サッカー選手権大会の決勝で対戦。静岡学園が優勝を果たしていた。

それ以来の対面となる松木について「(松木)玖生は選手権の決勝でやって以来で、今日会って『お久しぶりです』と言われて、初めて喋ってピッチの中での印象とは全然違いました」とコメント。「同じ境遇でプロに入った僕は全然試合に絡めなかったですが、彼は開幕からずっとスタートで出ていて、プロの世界でずっしり構えて、特徴を出せているので、同じ境遇でプロに入ったことを考えるとすごいことだなと思います。メンタル面もすごいです」と、高卒ルーキーながらレギュラーとなっていることに驚いているという。

また、「僕が知っている松木くんはガツガツしていると思っていましたが、実際は優しい子なので、一緒にプレーしたいと思っていますし、楽しみです」と、同じピッチに立つことを楽しみにしているとした。

松村のポテンシャルは高校時代から高く評価され、そのスピードとドリブル突破は大きな武器だった。しかし、昨シーズンはケガなどもあり終盤に離脱。今季は19日の湘南ベルマーレ戦で初出場となっていた。

なかなか自分が思い描いていたキャリアにはまだなっていない松村。「当初の目標というのは、高校卒業してそのまま試合に出続けるというのがプロに入った時の目標でした。それはなかなか叶っていないところではありますし、享年はケガをしました」と、目標とは遠い状況になっているとした。

しかし、「自分自身あまりケガをしたことがなくて、初めて長い間プレーできず、すごくもどかしい気持ちだったり、スタッフにも早くやらせてくださいと言ってしまったりもありました。今まで経験しなかったサッカー人生では大きな挫折でもあり、何カ月も動いちゃダメという期間もありました。鹿島の試合や同世代のプレーを指を咥えて見ていたわけではなく、自分のできることをやっていました」と、ケガも1つのキャリアのポイントだったとし、できることをやることはしていたと語った。

その中で今シーズンはレネ・ヴァイラー監督を迎えるなど、鹿島はチームとして大きな改革を行っている。「鹿島は新監督を迎えて、やろうとするモデルに自分は合っていると思っているので、新たな体制でしっかりアピールしていきたいと思います」と、この先自分の特徴を出したいとした。

鹿島では今回のU-21日本代表にも選ばれているMF荒木遼太郎、そしてFW染野唯月と、高卒で入った同期が2人いる。その存在について松村は、「上手くいっている時も安心できないし、今回みたいにケガして落ちている時も負けちゃダメだと思わせてくれるので、良い時も悪い時も引き上げてくれたり、まだまだと思わせてくれるライバルがいるのは非常に大きなことだと思うので、そこは切磋琢磨してやっていきたいと思います」と、3人で高みを目指したいとした。

その中で目指すはA代表。高校の先輩では、大学からプロに入り、オリンピックで活躍して海外へ挑戦し、日本代表に上り詰めたセルティックのMF旗手怜央がいる。

そのイメージについては「ケガをしている期間に何回も折れそうになりましたけど、旗手選手がセルティックで活躍して日本代表にも選ばれています。個人的に目指している伊東純也選手も結果を出して活躍している。プレーを見て負けたくない、頑張りたいと思わせてくれたので、僕が目指すのはそういう選手です」と旗手に加え、タイプが似ている伊東純也もお手本だという。

旗手については「直接関わり合いがあるわけではないですが、静学の先輩が日本代表で活躍されるのは嬉しいことで、同じようにオリンピックを目指す立場で、同年代もA代表に入っている選手もいるので、次は僕の番かなと思います」と、同じような道を辿っていきたいと意気込みを語った。

伊東については「今まで憧れる選手や目標にする選手は決めていなかったですが、周りからも言われたということもありましたし、同じことがあるわけじゃないですが、スピードもあって、結果を残すというところでも目標にすべきだなと思いました」と、初めて手本にしようと思った選手だと明かした松村。「大学からJ2、J1に来て海外にいって、日本代表でも欠かせない選手だと思います。相当積み上げてきたものがある選手だと思いますし、そこは盗んでいけるところは盗んで、真似できるところは真似したいと思います」と、将来的に伊東のような活躍を見せたいと意気込んだ。




◆日本代表を牽引する伊東純也を目標に掲げた鹿島MF松村優太、パリ五輪への思い「本気で目指している」(超WORLDサッカー!)





◆【日本代表】上田綺世が点取れるのは「無になってる」瞬間 24日豪州戦へ「自分の武器全面に」(ニッカン)






【シドニー20日=岡崎悠利】勝てば日本の7大会連続のワールドカップ(W杯)出場が決まるアジア最終予選のオーストラリア戦(24日、アウェー)に向け、日本代表FW上田綺世(23=鹿島)がオーストラリアからオンラインで取材対応した。

一番シュートを決めることができる瞬間は「無になっている」時だと説明した。

好調時の感覚について聞かれると「僕は(そういう感覚は)特にないですね」と断言。その上で「シュートを打つときには、どちらかというと無になれた方がいい。いろんな選択肢と、いろんな意識が頭の中で回転している時は、プレーの選択は間違わないかもしれないですけど、選択するスピードとか思い切りの良さがなくなってしまう。無でプレーできている瞬間、(意識ではなく)感覚に全部がいっている瞬間が一番点が取れる」と話した。

上田は東京オリンピック(五輪)にも出場したが、A代表ではピッチが遠い。昨年11月の最終予選に招集されたが、23人のメンバー入りはならなかった。今回も27人の招集で、まずはベンチ入りへの競争が待つ。

それでも「自分の出場時間を自分でつかみ取る。試合に出たらチームに求められる以上のものも見せたい。自分の武器である部分を全面に生かしてやっていきたい」と話し、「(W杯は)夢の場所だと思うし、そこを自分で勝ち取るチャンスがあるのはすごく幸せだと思う」と、自らの力でW杯切符をつかみ取る意欲を見せた。




◆【日本代表】上田綺世が点取れるのは「無になってる」瞬間 24日豪州戦へ「自分の武器全面に」(ニッカン)






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