日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月17日日曜日

◆東京国際大、初出場でインカレ8強入り! 阪南大は猛攻及ばず敗退(サッカーキング)


山口一真

 平成29年度 第66回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)2回戦が16日に行われ、江東区夢の島競技場では東京国際大学(関東第6代表)と阪南大学(関西第3代表)が対戦した。

 初出場の東京国際大は13日の1回戦で、北海道教育大学岩見沢校(北海道第1代表)に2-0と勝利。凹凸の目立つピッチに苦戦しながらも、無失点で初戦を突破した。2点目を挙げたFW進昂平(4年)は「次の阪南大も格上だと思うし(同じブロックの関東第1代表)筑波大もいる。一つずつ倒していこうということで、モチベーションは高いです」と、関東地区6番目からの“下剋上”を誓っていた。

 対する阪南大は、MF重廣卓也(4年/京都サンガF.C.加入内定)やMF脇坂泰斗(4年/川崎フロンターレ加入内定)、FW山口一真(4年/鹿島アントラーズ加入内定)らを擁し、大会制覇を狙う。

 スコアは開始早々に動いた。6分、均衡を破ったのは東京国際大。CKからゴール前でこぼれ球に反応したDF楠本卓海(4年/レノファ山口FC加入内定)が、豪快にゴールネットを揺らした。

 幸先良くリードを奪った東京国際大は19分、MF條洋介(4年)がペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、追加点。リードを2点に広げると、両サイドを広く使った阪南大の攻撃に対してゴール前で自由を与えず、2-0でハーフタイムを迎えた。

楠本卓海、重廣卓也

 後半は2点を追う阪南大が立ち上がりから攻勢をかける。55分にはFW山口の右CKから決定機を迎えたが、DF大塚勇気(3年)のダイビングヘッドはGK古島圭人(4年)のファインセーブに阻まれ、反撃の得点を決めることができない。

 すると60分、次の得点も東京国際大のものだった。FW町田ブライト(3年)がロングボールの競り合いを制すと、加速してスペースへ抜け出す。相手GKもかわし、無人のゴールに流し込んで3点目を奪った。

脇坂泰斗、町田ブライト

 苦しい展開となった阪南大は失点直後、FW山口拓真(1年)が右サイド深くからのドリブル突破でDF高橋和洋(3年)のファウルを誘発。DF高橋は2枚目の警告で退場となり、阪南大が数的優位に立った。

 残り15分を切り、阪南大が圧倒的にボールポゼッション率を高めていった。すると78分、FW山口一真が右サイドから高速クロスを上げ、ニアサイドへDF岡部拓実(4年)が飛び込む。ヘディングシュートは右ポストに阻まれたが、こぼれ球を押し込んで1点を返した。



 勢いに乗って追加点を狙う阪南大は右サイドへポジションを移したFW山口一真とFW山口拓真にボールを集め、クロスボールからゴール前でのチャンスを作り出していった。そして後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア右奥へ突破したMF重廣が強烈な右足シュートを突き刺して1点差に迫った。

 残り時間はわずか。阪南大はパワープレーで必死の反撃を仕掛けたものの、あと1点が遠かった。試合は3-2で終了。初出場の東京国際大がリードを守り切り、ベスト8進出を果たした。18日の準々決勝では、前回王者の筑波大学(関東第1代表)と対戦する。

【スコア】
東京国際大学 3-2 阪南大学

【得点者】
1-0 6分 楠本卓海(東京国際大学)
2-0 19分 條洋介(東京国際大学)
3-0 60分 町田ブライト(東京国際大学)
3-1 78分 岡部拓実(阪南大学)
3-2 90+1分 重廣卓也(阪南大学)

取材・文=内藤悠史

東京国際大、初出場でインカレ8強入り! 阪南大は猛攻及ばず敗退

◇38年ぶり日韓戦4失点…ハリル監督に止まらぬ「辞めろ」ブーイング(報知)




 ◆サッカー 東アジアE―1選手権(男子) ▽第3戦 日本1―4韓国(16日・味の素スタジアム)

 引き分け以上で優勝だった日本は宿敵・韓国に1―4で惨敗し、2大会ぶりの優勝を逃した。前半3分にFW小林悠(30)=川崎=の2戦連発となるPKで先制したが、前半だけで3失点。ハリル・ジャパン最多の1試合4失点を喫した。韓国に敗れるのは2010年5月以来で、韓国戦の4失点は1979年の日韓定期戦(1―4)以来38年ぶりの失態。来年6月のロシアW杯に向け国内組の見極めの位置づけもあった大会は、最悪の幕切れとなった。大会は韓国が2連覇し、日本は2位に終わった。

 目も当てられない大敗だった。試合終了と同時に観客席からはブーイングが起き、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)には「辞めろ」との声も飛んだ。「パワー、技術、瞬発力、ゲームコントロール。韓国が全てで上回っていた」。宿敵相手にハリル・ジャパン最多となる屈辱の4失点。お手上げ状態の指揮官は、怒りを通り越したのか淡々と敗因を述べた。

 前半3分の小林のPKで幸先良く先制したが、その後は、韓国の猛攻を受けるがまま。同13分、DF昌子が届かなかったクロスを196センチのFW金信ユウにたたき込まれ同点。同23分にはMF鄭又栄の直接FKで逆転を許し、同35分には金信ユウに加点され前半3失点で勝負あり。後半も再びFKを決められ、指揮官の采配も打開策とはならなかった。

 思わず“言い訳”も口をついた。「10、11人が呼べなかった。今回の代表がA代表なのか分からない。ひょっとしたらBかCかDかも分からない。年齢にかかわらずいいプレーをしている中村憲剛を入れることもできたが、彼を除けば今呼べるベスト」。クラブW杯の浦和組を呼べず、MF清武弘嗣(C大阪)らの離脱があったのは確かだが、実力差は圧倒的。最後には「結果はご覧の通り。フルメンバーのA代表で戦っても勝てたか分からない」と投げやりに語り、「大会2勝は素晴らしい」と誇った。

 今大会は国際Aマッチ期間ではないため海外組への拘束力がなく、国内組だけで参加した。来年5月予定のロシアW杯メンバー発表前の代表活動は3月に予定されている欧州遠征のみ。遠征には海外組も招集されるため、当落線上にいる国内組にとっては最後のアピールチャンスだったが、強烈な印象を残した選手はいなかった。「テストも目的で21、22人がピッチに立った。誰がW杯に行けるか考えたい」

 最悪の年内最終戦となったが、指揮官は前向きだ。「W杯は別物だ。こういったものから教訓を得て進む。よいお年を」。しかし、同じく海外組のいない韓国相手の失態。不安を抱えたまま、W杯イヤーを迎える。(斎藤 成俊)


38年ぶり日韓戦4失点…ハリル監督に止まらぬ「辞めろ」ブーイング

◆守備崩壊…屈辱4失点にキャプテン昌子「情けない試合だった」(ゲキサカ)




[12.16 E-1選手権 日本1-4韓国 味スタ]

 素直に完敗を認めた。守備が崩壊し、大量4失点で逆転負け。今大会でキャプテンを任された日本代表DF昌子源(鹿島)は自身初の日韓戦を戦い終え、「韓国は隙がなかった」と脱帽した。

「今日は韓国がすごかった。僕らが見習わなきゃいけないところがたくさんあった。デュエルや球際ももちろんだけど、ブロックをつくるのが早かった。中をすごく締めていたし、その中で僕らがどういう戦い方をするのか、今日に関しては曖昧だった」

 前半3分という早い時間にFW小林悠のPKで先制。そのあとの試合運びが難しくなることは分かっていた。昌子はベンチのハリルホジッチ監督に「このゴールはなかったことにして前から行くか」と確認し、「もちろん」という返答を得た。チーム全体で攻勢を続けようとしたが、その後は試合の流れを失った。

 最初の失点は前半13分。韓国は左サイドのDF金珍洙がクロスを上げ、196cmのFWキム・シンウクが高い打点のヘディングシュートを叩き込んだ。警戒していたターゲットマンに体を寄せ切れず、自身の背後でフリーにさせてしまった昌子は「あれは僕かな」と唇を噛み、最終ラインで連係が取れていなかったことも認めた。

「(キム・シンウクは)一回つかんだときにすぐファーに逃げて、もう一回行ったときにまたフォアに行こうとしていた。(車屋)紳太郎とコミュニケーションを取ろうと思ったけど、紳太郎がずっといなかったので、自分の対応をどうしようか少し迷っていた。あのままフォアに付いていって、僕と(三浦)弦太の間を空けるのか。そのタイミングでニアに力で来られたら、と迷っているタイミングで上がってきた。非常にもったいなかった」

 守備陣が失点を重ね、攻撃陣もラインを低く設定して守備から入る韓国を攻め切れなかった。「今日はいい形が出せなかったし、攻撃パターンは少なかった」。引き分け以上で2大会ぶり2度目の優勝が決まる試合で完敗。日韓戦では38年ぶりとなる4失点で、韓国に逆転優勝を許した。「情けない試合だったと思います」。無失点を誓ってピッチに立ったDFリーダーは屈辱の結果に責任を痛感していた。

(取材・文 佐藤亜希子)


守備崩壊…屈辱4失点にキャプテン昌子「情けない試合だった」

◆「いい時間帯に先制できたが」…キャプテンの昌子源「未熟さが出た3試合」(サッカーキング)




 EAFF E-1サッカー選手権2017 決勝大会が16日に行われ、日本代表は韓国代表と対戦した。小林悠のゴールで先制するも、その後韓国の猛攻を浴び、1-4と敗戦。試合後、キャプテンを務めた昌子源がインタビューに応えた。

 昌子は「いい時間帯に先制点を取ることができて、自分たちの勢いを見せることができた」と話しつつも「相手の得意なプレーでやられてしまった。反省点の多かった試合」と振り返った。

 続けて昌子は、具体的に韓国代表に負けていた点について「攻守の切り替えが韓国のほうが速かった。僕らが攻めようとしても真ん中を閉じられているので、なかなか隙を見つけられなかった」とコメント。

 最後に昌子は大会全体を振り返って「アジアのレベルを肌で感じることができた。監督からキャプテンを命じてもらったのに、キャプテンとしての未熟さが出た3試合になってしまった」と語った。


「いい時間帯に先制できたが」…キャプテンの昌子源「未熟さが出た3試合」

◆今季2度目のV逸に「情けない」と嘆く昌子源、この悔しさを成長の糧へ(サッカーキング)


昌子源

 目前まで手繰り寄せていた優勝カップをまたしてもさらわれた。東アジアの頂点を決めるEAFF E-1サッカー選手権、DF昌子源は表彰台の上で歓喜に沸くライバルの姿を遠目に見つめるしかなかった。

 今季、鹿島はJリーグ連覇に4度王手をかけながらも最終節のジュビロ磐田戦に引き分け、2位の川崎フロンターレに逆転優勝を許した。「代表は代表」と気持ちを切り替えて臨んだ今大会、最終戦は引き分け以上で優勝に手が届く優位な立場でありながら、韓国に1-4で敗れた。最終ラインを統率した昌子は不甲斐ない結果に「情けない」と嘆く。

 完敗だったとしか言いようがない。韓国に4失点するのは1979年6月以来、実に38年ぶり。昌子は「差を感じた」と敗北を素直に認めた。「正直、前の2試合が参考にならなかった。それくらい“別のチーム”だった」と話すように、韓国のプレーからは気迫が伝わってくる。空中戦や球際で強さを発揮し、得点は直接FKや崩しからのシュートとバリエーション豊かだった。

「特にブロックを作るのが速かった。僕と(三浦)弦太が顔を上げた時には、11人が完全に揃っているし、中も締めていた。守備ラインを低くすることで僕らが背後に蹴れないようにしていて、下に速いボールを入れればボランチや両センターバックが潰しに来る。それがすごく徹底されていて、その中で僕らがどういう戦い方をすべきかが曖昧だった」

 戦術面でも、気持ちの面でも、韓国には隙がなかった。それは日本戦に対する強い執着心からか。それとも優勝へのこだわりか。どちらにせよ、日本からは「絶対に勝つ」という強い気持ちが感じられず、最後まで韓国に押し込まれた。

「2位と最下位は一緒なんですよね。やっぱりタイトルが欲しかった」

 この敗戦を「いい経験になった」で終わらせるつもりはない。表彰式で村井満チェアマンに掛けられた言葉が胸に響いた。「『残念だったけれど、この悔しさだけは忘れないでほしい』と言われました。今シーズンは鹿島も代表も2位で、非常に情けないシーズンだったと思う。ここからははい上がるだけなので、この悔しさを忘れずに次に向かって顔を上げること。この経験を次に生かさないといけない」。韓国戦で味わった悔しさは、成長の糧へと変わるはずだ。

取材・文=高尾太恵子

今季2度目のV逸に「情けない」と嘆く昌子源、この悔しさを成長の糧へ

◆昌子、主将の責任痛感「未熟な3試合だった」(サンスポ)


【守備崩壊一問一答】昌子、主将の責任痛感「未熟な3試合だった」(1)

 東アジアE-1選手権最終日(16日、日本1-4韓国、味スタ)日本は韓国に完敗。通算2勝1敗の2位に終わり、2013年以来2大会ぶりの優勝を逃した。日本はFW小林悠(30)=川崎=が開始直後に先制点を決めたが前半だけで3失点するなどし、タイトルを奪回できなかった。

 主将を務めたDF昌子源(25)=鹿島=との一問一答は以下の通り。

  --試合を振り返って

 「いい時間帯に点も入って自分たちの勢いを見せることができた。でもそこから監督にも言われたが、少し前にいくのを怖がってしまった。個人的には相手の得意なプレーでやられた。反省が多い試合です」

 --韓国について

 「攻守の切り替えが早かった。自分たちが組み立てたくても真ん中を閉じられてしまい、すきをつくことができなかった」

 --主将として臨んだ大会だった

 「個人としては韓国、中国、北朝鮮と初めて戦う相手だった。改めてアジアのレベルを肌で感じることができた。それでもキャプテンとしても未熟な3試合だったと思う」


昌子、主将の責任痛感「未熟な3試合だった」

◆【コラム】オフから一転、激動の10日間…土居聖真の中で芽生えた“代表への思い”(サッカーキング)




「この悔しさを晴らしたい」。土居聖真(鹿島アントラーズ)の中で、“日本代表”に対する思いに大きな変化が生まれた。

 代表初招集は意外な形で訪れる。4日からスタートした合宿の2日目にMF清武弘嗣(セレッソ大阪)が頭部を強打するアクシデントに見舞われ、翌日には離脱が決定。代わりに緊急招集されたのが土居だった。

 7日午前にこの知らせを受けた土居は、同日夕方からトレーニングに参加。「普通にオフを過ごしていた」ということで、「無理矢理にでも切り替えないと」と気持ちが追い付いていない様子で話していた。

 合流から2日後に行われた初戦の北朝鮮戦では出番がなかったが、12日の中国戦で先発に抜擢され、初キャップを飾る。82分までのプレーで「ある程度はやれました」と手応えを掴んだ。

 そして迎えた韓国との“優勝決定戦”でもスタメンに名を連ねると、「鹿島でいつもやっている」という積極的なドリブルや体を張ったプレーで奮闘。しかし、日本は開始早々の先制点を守りきれず、1-4と逆転負けを喫した。

「各クラブで守り方もフォーメーションも違うので、試合だけじゃなくて、練習でもうまくいかないときが多々ありました。先に点を取ったのに、慌てたのはこっちだったかなと。チームとしての共通意識、やりたいことがわからない間にやられてしまいました」

 土居がそう振り返った通り、日本は守備でも攻撃でもチームとしてのまとまりがないままタイムアップを迎えた。

 スコアが示すとおりの完敗だった。ただ、個人として得るものが大きかったのも事実だ。「フィジカル的に成長しなきゃいけないと思いましたし、自分の武器をもっと磨くことと、それをもっと出そうとする意識が必要だなと思いました」と課題を分析した土居は、アジアのライバルと対戦したことで、“自分に足りないもの”を再確認した。

「韓国の選手のいいところは感情をすごく表に出していたこと。それは僕に必要なものだし、欲しいものだなと勉強になりました。この大会に参加してよかったなと思います」

 オフから一転、初めて“日本代表”を経験した土居。「今日負けてなおさら(また呼ばれたいと)思ったというか、この悔しさを晴らしたいとすごく感じました」。そう口にした彼の表情は、「無理矢理にでも切り替えたい」と話していた合流初日とはまるで別人だった。激動の10日間を経て大きな一歩を踏み出した土居聖真のさらなる飛躍に期待したい。

文=本間慎吾


【コラム】オフから一転、激動の10日間…土居聖真の中で芽生えた“代表への思い”

◆攻守に連動なく大敗…土居「チームとしてしたいことが分からない間に」(ゲキサカ)




[12.16 E-1選手権 日本1-4韓国 味スタ]

 必死に攻守のバランスを取ろうとしていた。前半3分にPKで先制した日本代表だが、その後は終始、劣勢の展開。前からのプレッシャーはハマらず、中盤のセカンドボールも拾われた。守備からリズムをつくれず、攻撃も連動性を欠いた。

「前(の選手)は前から(プレッシャーに)行きたいけど、後ろはどうだったのか。チームとしてしたいことが分からない間にやられた2失点だった」。4-3-3の左FWで先発したMF土居聖真(鹿島)は率直に言った。

 前線からプレスに行こうにも後ろが付いてこない。連動した守備ができず、空いたスペースを埋めようと懸命に走った。「なかなかハマらなかった。後追い後追いで、1点目もフリーでクロスを上げられている」。前半13分の1失点目の場面では、オーバーラップしてきたDF金珍洙を後方からFW伊東純也が追いかける形となり、MF井手口陽介のカバーも間に合わなかった。ゴール前でもFWキム・シンウクをフリーにするなど、すべてが後手に回った。

「統一感を持てずに失点してしまったのかなと思う」。追加招集で日本代表に初選出され、12日の中国戦(2-1)に続く先発出場。短い時間で代表の戦術に適応するなど戦術理解度の高さを見せた土居だったが、最後の最後にチームが噛み合わずに喫した完敗に悔しさを隠せなかった。

(取材・文 西山紘平)

攻守に連動なく大敗…土居「チームとしてしたいことが分からない間に」

◆屈辱のデビュー戦…三竿、試合後のブーイングは「仕方ない」(ゲキサカ)




[12.16 E-1選手権 日本1-4韓国 味スタ]

 難しい状況での代表デビューとなった。日本代表MF三竿健斗(鹿島)は1-3の後半21分、MF井手口陽介に代わって途中出場。負けている展開でアンカーに入った21歳は「セカンドボールを拾って、シンプルにボールを動かして、リズムをつくろうと思った」と、A代表デビューのピッチに立った。

 4失点目を喫した直後の後半25分からはダブルボランチにシステムが変わった。球際で体を張り、積極的にボールに絡もうとしたが、流れは変わらず。韓国の印象については「ボール際の勢いや気持ちはすごい伝わってきた」と率直に認めた。

 ライバルである韓国に4失点の完敗。試合後はゴール裏のサポーターからブーイングも飛んだ。「仕方がないと思う。ホームで大敗しているので、それはしっかり受け止めないといけない」。一敗地に塗れた屈辱のデビュー戦。この苦い経験を今後の糧にしていきたい。

(取材・文 西山紘平)


屈辱のデビュー戦…三竿、試合後のブーイングは「仕方ない」

◆21歳三竿 厳しい初陣も前向き「いい目標できた」(スポニチ)


E―1選手権   日本1―4韓国 ( 2017年12月16日    味スタ )



 MF三竿が念願の代表デビューを果たしたが、インパクトは残せなかった。

 1―3の後半21分に井手口と代わってダブルボランチの一角に入ったが、その3分後に失点。悪い流れを断ち切ることはできなかった。「チャンスが来ると思っていたので焦ることはなかった」と振り返った21歳は「今の時点ではW杯で通用しない。いい目標ができた」と語った。

21歳三竿 厳しい初陣も前向き「いい目標できた」

◆三竿が途中出場で代表デビュー ほろ苦い一戦も前向き「やっとスタートラインに立てた」(サンスポ)


三竿が途中出場で代表デビュー ほろ苦い一戦も前向き「やっとスタートラインに立てた」

 東アジアE-1選手権最終日(16日、日本1-4韓国、味スタ)21歳の守備的MF三竿健は後半21分から出場し、日本代表デビューを果たした。試合後は客席からブーイングを受けるほろ苦い一戦となったが「やっとスタートラインに立てた。悔しい思いをした分、成長できる」と前向きに語った。

 リードされた展開での1人目の交代だった。想定外だったが「いつかチャンスが来ると思って準備してきた。落ち着いてできた」との言葉通り、ミスなくボールを裁くなど無難にプレー。鹿島でも定位置を奪いつつある実力の一端を示した。

三竿が途中出場で代表デビュー ほろ苦い一戦も前向き「やっとスタートラインに立てた」

◆内田篤人 今冬移籍も「考えていなくはない」(デイリー)




 サッカーのドイツ2部リーグ、ウニオン・ベルリンに所属する元日本代表DF内田篤人(29)が15日、ベンチを外れた年内最終戦後に、今後の去就について「あと半年、ここでの契約がある」とした一方で「(冬の移籍を)考えていなくはない」とも話した。

 今季は肉離れなどもあり、リーグ18戦で2試合の出場にとどまる。シャルケ時代に指導を受けたケラー氏が今月4日にウニオン・ベルリンの監督を解任されたことについては「僕のベストの状態を知っている人がいなくなるのは、残念だし寂しい」と胸中を明かした。


内田篤人 今冬移籍も「考えていなくはない」

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