日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年5月29日火曜日

◆柴崎岳26歳の誓い「いい年に…W杯でいい結果を」(ニッカン)





 サッカー日本代表が28日、30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ・ロシア大会へ向けた練習を行った。

 西野ジャパン国内合宿8日目にして、初めて冒頭15分のみを公開後、練習は非公開となった。

 MF柴崎岳(26)は練習後の取材で、「日々、良くなってきていると思いますし、手応えも感じています」と充実感を口にした。練習では体幹トレーニングのほか、パス回しなどで汗を流したほか、非公開にした時間に実戦形式の練習を行ったとみられる。西野ジャパンでは、これまでの4バックに加え、新たに3バックのシステムにも取り組んでいる。

 柴崎は「今は3バックを個人的にもチームとしても落とし込んでいる時期だと思います。戦い方が2つあるのは悪いことじゃない。個人的には3バックのボランチはやったことがないので、楽しいですし、学ばせてもらっている感じはありますね」と話した。

 また、柴崎はちょうど28日に26歳の誕生日を迎えた。選手らに祝いの声をかけられたことを明かし「もう26歳かという感じ。高校を卒業して、プロに入って8年ですか。時が経つのは早いなと思います」と時間の経過の早さに驚いた様子をみせた。「引退するときもこういう気持ちになると思うし、悔いのないように、これからも自分らしくサッカー人生を歩んでいきたいと思います」と話した。

 柴崎と同じ92年生まれの選手には幼少期から有望選手が多く、指導者らから「プラチナ世代」と呼ばれてきた。今回の代表にも柴崎のほか、FW宇佐美、武藤、DF昌子がおり、同学年となる93年生まれとしてはMF大島僚太、DF遠藤航もいる。

 柴崎はW杯に臨む合宿中に誕生日を迎えたことについては「初めてですね。あんまり実感は沸かないですけど」と話し、「26歳、いい年にできるように。まずはW杯でいい結果を残したいですね」と意気込んだ。




柴崎岳26歳の誓い「いい年に…W杯でいい結果を」


◆柴崎がFKキッカー名乗り「全てが決まる意識で蹴る」(サンスポ)





 日本代表合宿(28日、千葉県内)30日のガーナ戦を前に初めて、冒頭15分以降は非公開にして行われた。この日26歳のバースデーを迎えたMF柴崎が、プレースキッカーに名乗りを上げた。日本代表の課題とされてきたセットプレーでゴールを演出する覚悟だ。

 「キッカーの質で全てが決まる意識で蹴りたい」

 W杯1次リーグの対戦国はいずれも格上。流れの中から何度も好機は作れないと自認する。「セットプレーが貴重な得点源になる」。背番号7の司令塔は中盤を担うことが濃厚。自慢の右足から繰り出す“飛び道具”でアシストを狙う。

 「このタイミングでW杯がある。26歳をいい年にできるように結果を残したい」。引き締まった表情で新たな誓いを立てた。 (鈴木智紘)




柴崎がFKキッカー名乗り「全てが決まる意識で蹴る」




◆昌子“CL談議”に花 DFとしての対策と準備、W杯の警戒点に(スポニチ)


キリンチャレンジカップ2018 日本-ガーナ ( 2018年5月30日 日産ス )





 昌子が宿舎の円卓テーブルで“CL談議”に花を咲かせたことを明かした。

 話題の中心はリバプールとの決勝で途中出場から2得点を挙げたRマドリードのFWベイル。「(DFとして)あれはどうしたらええの?」「(対策として)クロスを上げさせない」などの会話が繰り広げられたという。中でもミスを犯したリバプールGKカリウスについて「大舞台に慣れている人でもああいうプレーが起こるということは、前の段階での準備が必要になる舞台なんじゃないかな」とW杯での警戒すべき点に重ね合わせた。




昌子“CL談議”に花 DFとしての対策と準備、W杯の警戒点に




◆3バックのトライは遅くない!! 昌子源「全然、僕らは思っていない」(ゲキサカ)





 4バックでのプレーに慣れている。しかし、日本代表が2日前から新たに取り入れた3-4-2-1システムにも、DF昌子源は手応えを得ている。

 2日前からのフォーメーション練習では、主に左CBの位置に入った昌子は、新システムを「ガンガン攻撃的にいく3バックではないと思う」と感じている。昨日も「守備の確認をしている」だけでなく、「3バックだけど、守備のときは5バック近くになり、しっかり守備陣が安定する。サッカーにおいて守備が安定するチームは強いし、まずは守備を安定させる良いトライができていると思う」との感触を得ているようだ。

 所属する鹿島では4バックがベースであり、普段は3バックには馴染みがない。しかし、「情報を入れて頭がパンパンになるのではなく、自分の中で整理ができている。やりづらさはないし手応えもある」と自信を覗かせる。

 W杯直前に監督が交代し、西野朗監督が就任したばかりの日本代表。W杯まで1か月を切った現在の状況は、「よその国はトライする時期ではないし、形を決めてある程度、戦い方がはっきりしているのが今の段階」という期間で、「日本は今になって3バックにトライしていて、他の国からは遅いと言われるかもしれない」ものの、「全然、僕ら選手は思っていない」と続けた。

「非常に良い方向でチャレンジできている」。まずは30日のガーナ戦をこなし、約3週間後に迫るW杯グループリーグ初戦コロンビア戦に向けて、戦術の浸透を高め、意思の疎通をより図っていく。

(取材・文 折戸岳彦)




3バックのトライは遅くない!! 昌子源「全然、僕らは思っていない」




◆西野Jが目指す3バック&4バック併用の“可変システム” 昌子も手応え「相手も戸惑う」(Football Zone)





W杯へ3-4-2-1に挑戦中の日本代表 「いい方向でチャレンジできている」

 西野朗監督の初陣となる日本代表の国際親善試合ガーナ戦が、30日に開催される。その試合の焦点は、現在の合宿で取り組んでいる3-4-2-1システムを採用するかだが、出場となれば3バックのストッパーを務めることが濃厚なDF昌子源(鹿島アントラーズ)は、合宿での手応えとともに一層の戦術的な柔軟性を持ちたいと考えているようだ。

 長谷部誠のリベロ、原口元気の右ウイングバック、本田圭佑や香川真司、宇佐美貴史のシャドー起用……今回の合宿では新システムでのポジション器用に大きな注目が集まっている。これには、トレーニングに励む昌子ら選手も手応えを感じているようだ。

「他国の戦い方はハッキリしている一方で、日本は3バックに挑戦している段階。他から見たら遅く見えるのかもしれないけど、僕らはトライして、いい方向でチャレンジできているんじゃないかなと考えています。長谷部さんは何か違和感を持ったら僕に言ってくれますし、そういうのが今はいいんじゃないかなと」

 バヒド・ハリルホジッチ監督が基本的に4バックを採用していたことを踏まえると、初戦のコロンビア戦(6月19日)まで1カ月を切っての3バック変更は大きな方針転換と言える。とはいえ長谷部はもちろんのこと、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現・北海道コンサドーレ札幌)体制下の浦和レッズでプレーしてきた槙野智章や遠藤航らは3バックでの経験値は高い。それを踏まえた際、昌子自身も戦術を落とし込めれば日本にとっては新たな武器になるのでは、と感じている。

併用に自信「4バックに戻してもすんなりできる」

「僕らはハリルさんの時に4バックでプレーしてきたし、4バックに戻してもすんなりできるし、3バックなら3バックですんなりできるのもいいと思う。相手に合わせることもそうだし、僕らが主導権を握りたい時に3でも4でもすぐパッと変えられるのは、相手も戸惑うと思う。併用はいいんじゃないかなと思う」

 “3バックか4バックか”ではなく、“3バックも4バックも”という戦術的な柔軟性を持てるか否か。そこが西野ジャパンの、ロシア・ワールドカップ(W杯)における生命線となりそうだ。




西野Jが目指す3バック&4バック併用の“可変システム” 昌子も手応え「相手も戸惑う」




◆「自分が生きるシステム」 ファイター植田直通、3バックを歓迎「1対1の局面は強み」(Football Zone)








ストッパーは相手アタッカーを封じ込む役割「マークもはっきりすると思う」

 日本代表は30日にロシア・ワールドカップ(W杯)の国内壮行試合となるガーナ戦に向けて連日トレーニングを実施。DF植田直通(鹿島アントラーズ)は、2日連続で3バックをテストした27日の練習後、「自分が生きるシステム」と3バックに好意的な見解を示した。

 西野朗新監督が導入を視野に入れる3バックは、植田にとっては決して多くの経験はないシステムだ。それでも中央に長谷部誠(フランクフルト)が据えられ、両横のストッパーはより相手アタッカーを抑え込むという役割がハッキリする。植田にとっては、歓迎すべき守備戦術と言えるだろう。

「できるだけ攻撃の選手を下げないために、どれだけ速くスライドできるか。どうしても守備に参加させなければいけないこともあるけど、できるだけ自分たちがカバーしたい。ラインを高く保つことで距離感も近くなるし、ボランチが見るかセンターバックが見るかもはっきりする。1対1の局面は自分の強みなので出していきたい。マークもはっきりすると思うし、自分が生きるシステムだと思う」

 3バックの経験が深いDF槙野智章(浦和レッズ)が、3バックの良さを「このシステムは、マッチアップしてガッチリと行けるシステム。ファーストディフェンスがハッキリすることで、ボールの取りどころがハッキリするのがシステムの意図。相手を潰して自由にさせなければ攻撃につながる」と話したように、相手アタッカーに入ってくるボールは奪いどころの一つになる。そうしたシチュエーションでは、対人守備能力の高さが武器の植田の強みは生きてくる。

27日に行ったミニゲームの布陣図(左が1本目、右が2本目)【画像:Football ZONE web】
27日に行ったミニゲームの布陣図(左が1本目、右が2本目)【画像:Football ZONE web】


「4バックもしっかりできるようにしておかないといけない」

 所属する鹿島は伝統的に4バックをベースとしているため、経験値は決して高くない。ただ、限られた練習回数のなかでも「細かいことをすり合わせるというか、みんなが思っていることを話すこともあったし、役割がはっきりした部分もある」と、そのシステムの戦術を吸収している。

 もちろん、植田が「3バックもやれた方がいいという話で、3バックだけの話ではないと思う。世界での戦いになれば、いろいろなバリエーションがあって良い。4バックもしっかりできるようにしておかないといけない」と話すように、オプションの一つではある。

 それでも、センターバックの起用枠が増えるという人数的なプラスに加え、ハードマーカーとして世界的なアタッカーを抑え込むことができれば国際的な評価も高まる。植田にとってもチャンスが広がる3バック採用と言うことができそうだ。




「自分が生きるシステム」 ファイター植田直通、3バックを歓迎「1対1の局面は強み」

◆イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える(M&A online)


イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える

スペインの名門サッカークラブ「FCバルセロナ」のアンドレス・イニエスタ・ルハン選手が、楽天<4755>傘下でサッカーJ1の「ヴィッセル神戸」へ移籍する。最大の話題になったのが、イニエスタ選手の32億5000万円もの年棒だ。同じ楽天傘下のプロ野球チームである東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する選手全体の合計年俸額約28億円を上回る。

「移籍」というよりも「企業買収」のスケール感

さらには同じJリーグチーム・アルビレックス新潟の年間売上高27億6200万円(2017年12月期)を超え、清水エスパルスの同40億100万円(2018年1月期)に迫る勢いだ。こうなると「イニエスタ選手の移籍」というより「イニエスタという企業の買収」と見た方がスケール感はピッタリくる。では、企業買収として今回の移籍をみれば、高いのか安いのか。

楽天本社を訪れたイニエスタ選手

今回の移籍でイニエスタ選手に提示された年棒に近い企業買収は、2017年8月31日に実行された大手家電量販店のエディオン<2730>によるJ. フロントリテイリング<3086>傘下の業務用消耗品・オフィス家具・OA機器通信販売会社フォーレストの買収で、取得金額は33億円。エディオンは自社のネット通販サイト「エディオンネットショップ」をてこ入れするため、買収に踏み切った。

フォーレストの買収当時の年間売上高は128億円。つまり年間売上高128億円の企業買収に、エディオンは33億円を対価として支払ったということになる。売上高が公表されているJ1チームで最も多い鹿島アントラーズが52億2800万円なので、フォーレストはその約2.4倍に当たる。

もちろん企業買収の価値判断は、売上高だけでなく、収益性や市場シェア、事業の将来性、保有資産などによって大きく左右されるが、ここではスケール感を把握するために買収金額と売上高の関係だけでみてみよう。

通販や携帯事業のPR効果を考えれば「割安」か

仮にイニエスタ選手を「企業買収」したと考えると、J1の2チーム分以上の売上高に相当する価値があるということになる。ただ、フォーレストが年間1億円の経常利益を計上していたのに対して、アントラーズは同1億3800万円の営業赤字であることを考えれば、イニエスタ選手の価値はそれ以上ということになる。

裏を返せばイニエスタ選手によって年間128億円の売上増が見込めれば、一般企業の買収判断で「買い」といえる。名門アントラーズですら年間売上高が50億円を超える程度となれば、ヴィッセルの売上増ぐらいでは到底ペイしない。なので楽天の主力事業であるネット通販でのPR効果による売上増などで、「買収資金」を回収することになるだろう。

事実、楽天は移籍会見翌日の2018年5月25日に、通販サイトの楽天市場で「ようこそイニエスタ 感動をありがとう!全ショップ対象エントリーでポイント2倍」キャンペーンをスタート。イエニスタ選手の名前を冠したワインや彼の新ユニフォームなどを販売している。さらに2019年10月にサービスを始める、自前回線での携帯電話(キヤリア)事業のPRにも積極的に活用するはずだ。

ようこそイニエスタキャンペーン

楽天の2017年1~12月国内電子商取引(EC)流通総額は3兆3912億円であり、イエニスタ選手のPR効果で0.37%の増収効果があれば128億円を超える売上増につながる計算だ。そうなれば「企業買収」としてのイニエスタ選手の移籍は、エディオンによるフォーレスト買収と同等の評価になる。つまり企業買収としてみれば、32億5000万円の年棒は「決して割高ではない」ということになるだろう。

ちなみにエディオンはヴィッセルと同じJ1に所属するサンフレッチェ広島の筆頭株主であり、買収したフォーレストが楽天と同じネット通販会社なのは単なる偶然である。

文:M&A Online編集部



イニエスタ選手の年俸は高いのか? 「企業買収」の視点で考える

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