日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年8月31日月曜日
◆C大阪 FW田代有三が左内転筋損傷で全治2週間(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1530704.html
J2C大阪は30日、FW田代有三(33)が29日の練習中に負傷し、左内転筋損傷と診断されたと発表した。全治は2週間。
田代はシーズン最初は負傷で出遅れたものの、復帰後13試合に出場。4得点挙げており、現在3位のチームを主力として支えている。
C大阪は田代ら主力組大半が出場しなかった前日29日の天皇杯1回戦で、JFLのFC大阪に1-2で敗れている。
◆[プレミアリーグEAST]首位の大宮ユースは藤沼、土田のゴールで5連勝、2位・青森山田も4連勝で並走:第12節(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170824-170824-fl
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEAST
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEASTは30日、第12節を行い、無敗首位の大宮アルディージャユース(埼玉)はFW藤沼拓夢の先制ゴールとDF土田直輝のゴールによってコンサドーレ札幌U-18(北海道)に2-0で勝利。5連勝を飾った。
勝ち点23で大宮と並ぶ2位・青森山田高(青森)は柏レイソルU-18(千葉)と対戦。前半10分にMF嵯峨理久のゴールで先制した青森山田は14分にもMF高橋壱晟、35分には湘南ベルマーレ加入内定のMF神谷優太が加点して3-0で折り返すと、後半にもFW鳴海彰人が決めて4点目。柏もU-17日本代表FW中村駿太のゴールで1点を返したものの、青森山田が4-1で快勝して4連勝とした。
大宮を勝ち点1差で追う3位の鹿島アントラーズユース(茨城)はアウェーで流通経済大柏高(千葉)と対戦。エースFW垣田裕暉の決勝ゴールによって1-0で勝った。首位と勝ち点3差で4位の市立船橋高(千葉)もFW矢村健の決勝点によって清水エスパルスユース(静岡)に1-0で勝利している。
最下位のJFAアカデミー福島U18(静岡)と5位・FC東京U-18(東京)との一戦は前半9分にFW延祐太のゴールでJFAアカデミー福島が先制したが、F東京は得点ランキング首位のFW佐藤亮のゴールで追いつき、1-1で引き分けた。
【プレミアリーグEAST第12節】(8月30日)
[NTT東日本志木総合グラウンド]
大宮アルディージャユース 2-0 コンサドーレ札幌U-18
[大]藤沼拓夢(2分)、土田直輝(82分)
[青森山田高グラウンド]
青森山田高 4-1 柏レイソルU-18
[青]嵯峨理久(10分)、高橋壱晟(14分)、神谷優太(35分)、鳴海彰人(53分)
[柏]中村駿太(70分)
[流通経済大柏高グラウンド]
流通経済大柏高 0-1 鹿島アントラーズユース
[鹿]垣田裕暉(26分)
[時之栖スポーツセンター時之栖グラウンド]
JFAアカデミー福島U18 1-1 FC東京U-18
[ア]延祐太(9分)
[東]佐藤亮(13分)
[小笠山運動公園エコパ補助競技場]
清水エスパルスユース 0-1 市立船橋高
[市]矢村健(40分)
※日程は3月発表、変更あり
2015年8月30日日曜日
◆横浜FM守備に脱帽の浦和FW興梠「今年で一番悪かった」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170757-170757-fl
[8.29 第2ステージ第9節 横浜FM 4-0 浦和 日産]
完敗だった。序盤から横浜FMに主導権を握られた浦和レッズは前半28分に先制を許すと、同33分にも失点。後半にも2点を追加されると、反撃も実らず今季初の完封負けを喫した。最前線で後半20分までプレーしたFW興梠慎三は、「今日が今年で一番悪かったと思う」と声を落とした。
1トップの位置に入った興梠だが、なかなか攻撃の基準点となれない。たとえボールを呼び込んでも、横浜FMの選手に囲い込まれてボールを失ってしまった。「自分のところにボールが来ても、周囲に相手が10人くらいいるんじゃないかというくらい、相手選手が多く感じられた」。攻撃の形を創出できないチームは前半のシュートを2本に抑えられただけでなく、横浜FMに2点を奪われて前半を終えることとなった。
しかし、後半開始からFWズラタンが投入されて興梠と2トップを形成すると、徐々にシュートチャンスを生み出していく。「2トップは久し振りでしたが、後半の立ち上がりはいい感じで押し込めました」と攻撃に手応えをつかんでいたものの、後半14分にカウンターから3点目を献上。さらに同19分にセットプレーから横浜FMに4点目を奪われると、興梠は直後の同20分にピッチを後にした。
「自分のところでボールキープできなかったので、なかなか攻撃ができませんでした。自分の収まりも悪かったし、後ろが前に出る力もなかった。決定機らしい決定機も作れなかったし、非常にやりづらく、うまく守られた感じがします」
ロシアW杯アジア2次予選を戦う日本代表に招集され、9月3日にはホームでカンボジアと、8日にはアウェーでアフガニスタンと対戦する。「海外組とやれるのは楽しみです」と話すと、「自分らしいところが出せれるように頑張りたい」と意気込んだ。
(取材・文 折戸岳彦)
◆韓国代表DFパク・チュホが香川の同僚に…ドルトムントが3年契約を発表(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170762-170762-fl
日本代表MF香川真司とMF丸岡満の所属するドルトムントは29日、マインツから韓国代表DFパク・チュホを獲得したことを発表した。2018年6月までの3年契約を結んでいる・
現在28歳のパクは、水戸、鹿島、磐田を経て2011年にバーゼルに移籍。13年からドイツに渡り、マインツでプレーしていた。
クラブのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏は「パクは左SBをこなすことができる。チームにとって理想的な補強だ」と喜んだ。
◆山形高崎2発「リズムつくれた」94日ぶり公式戦○(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1530464.html
<天皇杯:山形7-1山形大医学部>◇1回戦◇29日◇NDスタ
前年準優勝のJ1山形が山形大医学部を7-1で下し、5月27日ナビスコ杯仙台戦以来となる94日ぶりの公式戦白星を挙げた。前半1分に先制点を許すも、新加入のFW高崎寛之(29)の2得点、FW川西翔太(26)の今季初を含む2得点で突き放した。
この日、ポストプレーで起点となり、裏に抜け出す動きなどで2得点を決めた高崎は「しっかり1点とってリズムつくれた。でも、もっと決められた」と話した。
9月5日の2回戦は、J2讃岐と高知大の勝者と対戦する。
◆6連勝で4戦未勝利の代表へ…柴崎岳「焦らず平常心で」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170755-170755-fl
[8.29 J1第2ステージ第9節 川崎F1-3鹿島 等々力]
気持ち良く日本代表に合流することができそうだ。6連勝で第2ステージ首位を守った鹿島アントラーズのMF柴崎岳は好調の要因として「一つは守備が安定してきたこと。いい守備からいい攻撃ができている」と挙げ、「失点も少ないし、得点も多く挙げられている。いい時期にあると思うし、これをできるだけ長く続けたい」と力を込めた。
31日からはW杯アジア2次予選に向けた日本代表合宿が始まる。6月16日のシンガポール戦は0-0で引き分け、今月上旬の東アジア杯も2分1敗の最下位に終わった。公式戦4戦未勝利という状況で迎える9月3日のカンボジア戦(埼玉)、同8日のアフガニスタン戦(イラン)という予選2連戦。柴崎は「予選ではまだ勝利をつかめていない」としたうえで、「そこまで焦らずに、いい守備、いい攻撃をやっていきたい。平常心でやりたい」と淡々と語った。
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は中盤の選手にミドルシュートを求めていく考えを明らかにしているが、柴崎も「以前より(ミドルシュートが)少ないかなと思っている」と同調。「僕自身、ミドルシュートはいいものを持っていると思っている。自分の持ち味を出していけるようにしたい」と、積極的にゴールを狙っていくつもりだ。
(取材・文 西山紘平)
◆J1 鹿島破竹6連勝(茨城新聞)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14408618775613
明治安田J1第2ステージ第9節第1日(29日・カシマスタジアムほか=6試合)鹿島は川崎を3-1で破り連勝を6に伸ばし、首位を守った。鹿島の通算成績は7勝1分け1敗、勝ち点22。鹿島は後半6分、カイオのゴールで先制。13分には金崎が追加点を挙げた。粘る川崎に1点を返されたが、終了間際に途中出場の赤崎がゴールを決め突き放した。鹿島のシーズン中の6連勝は、2009年の4〜7月に8連勝して以来、6年ぶり。
2位広島は佐藤のゴール、ドウグラスの3得点などで名古屋に5-2で勝って同21。年間勝ち点では浦和と55で並び、得失点差でトップに浮上した。
横浜Mは第1ステージ覇者の浦和に4-0で完勝して4連勝。FC東京は清水と1-1で引き分けた。
残り3試合は30日と9月23日に行われる。
■鹿島・石井監督
立ち上がりは川崎に押し込まれたが、怖がらず守る形が出せた。前半をしっかりゼロで抑えたので、後半は点を狙い、選手は意識を高くやってくれた。等々力ではなかなか勝てていなかったので、やっといい形を表せた。
■点を取ろうと臨んだ 鹿島・赤崎
途中からだったけど、どんな形でも点を取ろうと臨んだ。(恩師の)風間監督に、また点を取ってあいさつにいけた。
▽等々力(観衆22,632人)
川崎 3勝4敗2分け(11) 1-3 鹿島 7勝1敗1分け(22)
0-0
1-3
▽得点経過 川 鹿
後6分
【鹿】 0-1 カイオ
後13分
【鹿】 0-2 金 崎
後39分
【川】 1-2 エウシ
後48分
【鹿】 1-3 赤 崎
▽交代
【川】後15分 中野(山本)後21分 小林(アルトゥールマイア)
【鹿】後38分 赤崎(土居)後43分 中村(カイオ)後45分 山村(柴崎)
▽警告
【川】エウシーニョ
【鹿】黄錫鎬、西、柴崎
◆鹿島 6連勝で堅首!柴崎が貴重な追加点を演出(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/08/30/kiji/K20150830011029370.html
J1第2S第9節 鹿島3―1川崎F (8月29日 等々力)
鹿島の日本代表MF柴崎が貴重な追加点に絡んだ。1―0の前半13分、右サイドからパスを出し、受けた遠藤のクロスから勝負を決める2点目が生まれた。これで6連勝となり第2ステージ首位をキープ。暫定ながら年間順位も4位に浮上した。
31日からは日本代表合宿に合流する。後半45分には右足甲を痛めて交代したが「大丈夫。問題ない」と軽症の見込み。ミドルシュートを「自分の持ち味。狙っていきたい」と意欲を示した。
◆鹿島、6年ぶり6連勝!柴崎「いい守備からいい攻撃できている」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150830/jle15083005010002-n1.html
明治安田J1第2ステージ第9節第1日(29日、川崎1-3鹿島、等々力)鹿島が優勝した2009年以来の6連勝。日本代表MF柴崎は「守備が安定して、いい守備からいい攻撃ができている」と好調の要因を語った。後半開始直後のピンチを抑え、同6分に速攻からMFカイオが先制。その後も2点を奪った。柴崎は「戦う意識がある。今はいい時期にいる」と胸を張った。
◆鹿島6シーズンぶり6連勝、石井監督就任後全勝(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1530466.html
<J1:川崎F1-3鹿島>◇第9節◇29日◇等々力
鹿島が6シーズンぶりの6連勝を飾った。0-0の後半6分、MFカイオ(21)が先制弾。FW土居聖真(23)の右からの折り返しに走り込み、右足を合わせてゴール左に蹴り込んだ。均衡を破ると、側転からのバック宙で大喜び。「練習から高い意識で取り組めている。喜びが爆発してしまった」と振り返った。
その7分後、たたみかけた。右クロスにFW金崎夢生(26)が右足を伸ばして合わせる。クロスバーにはね返されたが、GKを背に拾い、反転して右足で押し込んだ。こちらも2戦連発。後半39分にパスミスから失点したものの、同ロスタイム3分にFW赤崎秀平(23)が決めて突き放す。筑波大時代に師事した敵将の風間八宏監督(53)に、川崎F戦3連発となるゴールで成長を示した。
これで6連勝。09年4~7月に達成した8連勝以来となる、連勝記録だ。就任後6戦全勝の石井正忠監督(48)は「勝てていなかった等々力(過去2勝2分け7敗)で、やっとフロンターレと良い形で戦うことができた。6連勝? あまり考えず、次も勝つことだけ狙います」と話した。
◆鹿島吉兆6連勝、5年ぶりに敵地川崎Fを倒した(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1530500.html
<J1:川崎F1-3鹿島>◇第9節◇29日◇等々力
第2ステージ首位の鹿島が川崎Fを下し、6季ぶりの6連勝を飾った。MFカイオ(21)が2戦連発となる先制ゴール。FW金崎夢生(26)も2戦連発で続き、このカード5年ぶりの敵地勝利を挙げた。
鹿島が止まらない。苦手川崎Fも敵地で一蹴した。0-0の後半6分、右クロスにMFカイオが走り込んで右足を合わせる。ゴール左に一直線。2戦連発、チームトップの今季7点目を決めると、側転から、ひねりも加えたバック宙を披露した。
来日中の父親に贈る一撃も「感謝より、自分の喜びの方が爆発してしまった…」と無我夢中だった。
勢いは止まらない。7分後、MF金崎が負けじと2戦連発だ。クロスバーをたたいた球をGKを背に拾って反転。右足で押し込んだ。1点を返された後半ロスタイム3分には、FW赤崎が川崎F戦3連発となる追加点を挙げて突き放した。
3連覇の3年目、09年4月29日神戸戦~7月1日名古屋戦で達成した8連勝以来となる、吉兆の6連勝だ。
右サイドからの2発は、就任後6戦全勝となった石井監督の分析通り。中央を固めて、相手をサイドに追いやる守備も指示通り。日本代表MF柴崎も「競争意識が高まり、守備が安定してきた。それが連勝につながっている」と納得している。
等々力では過去11戦して2勝どまり(2分け7敗)だった。直近3戦も計10失点していたが凡ミス絡みの1失点だけ。鬼門で立ち止まらず、クラブ初の8月全勝を達成した。【木下淳】
◆2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第9節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51612
J1 2nd 第9節 vs川崎フロンターレ
等々力に真っ赤な歓喜がこだました!カイオと金崎、赤崎のゴールで、鹿島が川崎Fを撃破!6連勝で首位快走!
鹿島の勢いが、止まらない。J1 2nd 第9節、川崎フロンターレとアウェイで対戦すると、スコアレスで迎えた後半、カイオと金崎のゴールで2点を先行。終盤に1点を返されたが、赤崎がアディショナルタイムにダメ押し弾を決め、3-1と快勝した。等々力での勝利は、2010年以来。これで6連勝となり、ステージ首位を守った。
鹿島は前節、カシマスタジアムに山形を迎え、3-0と快勝した。石井監督の就任後、これで5連勝。ステージ首位を走り、年間順位でも5位に浮上した。いよいよ上位を窺う体制となり、選手と指揮官は「ここからが勝負」と、表情を引き締める。今節の相手である川崎Fは、年間勝ち点41で並ぶライバル。アウェイの直接対決、その重要性は誰もが理解していた。
就任から1か月以上が経過し、「やらされているのではなく、自発的にやるという姿勢を、選手たちが見せてくれている。望んでいた雰囲気が生まれている」と、日々のトレーニングに手応えを掴んでいる石井監督は、今週も選手間の切磋琢磨を促した。試合2日前の紅白戦、前日のセットプレー練習やレクリエーションゲームと、ルーティンワークとして定着しつつあるメニューをしっかりと消化。練習見学に訪れたサポーターとの記念撮影も実施し、一体感をより強固なものにして、勝利を誓って川崎へと向かった。
前節からの先発メンバー変更は2人。センターバックの一角にファン ソッコ、そしてボランチに小笠原が復帰した。その他、GKは曽ヶ端、右サイドバックは西、左には山本、ファン ソッコのパートナーは昌子。ボランチでは、小笠原と柴崎がコンビを組む。攻撃陣4人は前節と同じラインナップで、右サイドハーフに遠藤、左にカイオ、前線には土居と金崎が入る。
曇り空に覆われ、8月とは思えないほどの涼しさとなった等々力陸上競技場。サポーターは開場前から長蛇の待機列を作り、勝利への強い思いをたぎらせていた。アウェイ側スタンドは、2階席まで満員に。大きなチームコールが、等々力の地に響き渡った。19時3分、熱烈なサポートを背中に受け、選手たちはキックオフのホイッスルを聞いた。
立ち上がりから、両チームが積極的にゴールを目指す内容となった。鹿島は、金崎がサイド深くに流れてボールを受け、強引な突破を狙っていく。一方、川崎Fにカウンター気味の攻撃を許す場面もあったものの、ペナルティーエリア内では自由を与えず、決定機を作らせなかった。少しオープンな展開となり、ビルドアップが落ち着かない時間帯もあったが、20分を過ぎた頃から、鹿島がセカンドボールを拾えるようになって、ボールキープを続けた。
25分、中盤でのルーズボールの奪い合いから小笠原が鋭いカバーを見せ、柴崎へパスを通す。柴崎のミドルシュートは枠を逸れたが、ここから鹿島は立て続けに攻勢をかけた。26分、27分に金崎が最終ラインの背後へのスルーパスに反応してゴールを脅かすと、さらに28分にも、金崎がペナルティーエリア内でボールを収め、相手を背負いながらシュートを放った。枠を捉えることはできなかったが、「自分たちがボールを持つ時間は、前回の対戦よりも長くなるはず」と語っていた石井監督の想定通り、主導権を握る時間帯が続いた。
続いて38分には、敵陣でのインターセプトから柴崎が左足シュート。これは惜しくも枠の右に外れたが、あわやという場面を作る。さらに44分にも、カイオがペナルティーエリア手前から思い切りよく左足シュートを放ったものの、ゴールマウスのわずか右へ逸れた。前半はスコアレスで終了した。
互いに選手を交代することなく迎えた後半、鹿島は立ち上がりにピンチを迎える。しかし、百戦錬磨の守護神が立ちはだかった。ペナルティーエリア内で1対1の場面を作られたが、渾身のセーブ。さらにこぼれ球を拾われて打たれたシュートも、横っ飛びで弾き出した。曽ヶ端がビッグセーブ2本でゴールを死守し、先制点を与えなかった。
すると4分後、アウェイスタンドに歓喜の時が訪れた。51分、右サイドを縦へ突破した土居がグラウンダーのクロスを送る。ペナルティーエリア手前、走り込んでいたカイオは迷うことなく右足を一閃。強烈なシュートが、ゴール左隅へと突き刺さった。1-0。カイオの2戦連発弾で、ついに鹿島が均衡を破った。
リードを奪い、鹿島は勢いに乗って攻勢をかける。切れ味抜群の高速ドリブルで幾度となくチャンスを演出したカイオが推進力となり、川崎Fを押し込んでいった。54分には敵陣左サイド深くを強引に突破し、相手のファウルを誘う。このFKはゴールには結びつかなかったが、追加点の予感がピッチ上に漂っていた。
この予感を結実させたのは、常に献身的に走り続ける背番号33だった。58分、ペナルティーエリア右手前でボールを持った遠藤が、対角線上のボールをゴール前へ送ると、金崎が飛び込んでボールに触れる。コースが変わったボールはクロスバーを直撃したが、金崎は諦めることなくこぼれ球を追い、倒れ込みながら右足シュート。うまく叩きつけGKの手を避けたボールが、ゴールネットを揺らした。
リードを2点に広げ、さらにボルテージを高めたアウェイスタンドの歌声が、等々力のピッチに降り注がれる。鹿島は、選手交代で打開を図る川崎Fに押し込まれる時間帯を迎えたが、激しいボディコンタクトを厭わず、集中力を保って応戦。ファウルを取られる場面も増えたが、石井監督の求める「闘う姿勢」を示し続ける選手たちは、ただひたすらに勝利に向かって邁進した。
2-0のまま、残り10分を切った。守勢に回った鹿島は84分、自陣でのボールロストから痛恨の失点。1点差に迫られ、さらに勢いに乗る川崎Fの猛攻を受けたが、最後の一戦でしのぎ続けた。
4分と表示されたアディショナルタイム。祈るような思いで戦況を見つめ、声を枯らしたアウェイスタンドに、みたびの歓喜が訪れる。途中出場でピッチに立っていた背番号18が、その主役だった。90+3分、山村がペナルティーエリア手前から思い切りよく左足シュートを放つと、ボールの軌道上にポジションを取っていた赤崎が、冷静なトラップから3点目を決めた。
再びリードを2点に広げ、後は勝利の瞬間を待つのみだった。3-1。5年ぶりに等々力で勝ち点3を掴んだ鹿島が、2009年以来の6連勝でステージ首位を快走する。年間順位でも、暫定ながら4位に浮上した。
リーグ戦はしばしのインターバルに入るが、試合は続く。次戦は4日後、9月2日のヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦、FC東京とのアウェイゲームだ。3年ぶりの大会制覇へ、チーム一丸で一歩目を踏み出す。
【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で初の6 連勝を果たした。リーグ戦での6連勝は、2009年のJ1 第8節から第15節で8連勝した時以来。
・J1アウェイ通算600ゴールを記録した。リーグ最速での達成。赤崎のゴールが、メモリアル弾となった。
・リーグ戦での川崎F戦で勝利を収めたのは、2014年11月22日のJ1第32節以来、3試合ぶり。
・リーグ戦でのアウェイ川崎F戦で勝利を収めたのは、2010年11月14日のJ1第30節以来、5試合ぶり。
・等々力陸上競技場でのリーグ戦は、V川崎(現・東京V)との対戦も含めて通算20試合目で、5勝目(2分13敗)を挙げた。
・金崎が2試合連続のゴールで、今季のリーグ戦での得点数を6に伸ばした。
・カイオも2試合連続のゴールを決め、今季のリーグ戦での得点数を7に伸ばした。
・赤崎が、7月29日のJ1 2nd 第5節の鳥栖戦以来、4試合ぶりのゴールを決めた。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・後半も各エリアで守備の意識を高く持ちながら、落ち着いて自分たちのサッカーを続けよう。
・焦らず、無理せず、確実なビルドアップからチャンスを作ろう。
・相手のディフェンスラインの裏のスペースを有効活用しよう。
川崎フロンターレ:風間 八宏
・自分たちの距離、スペースを空けないように。
・ボールに顔を出して、ボールをもらう。繰り返してリズムを作ろう。
・攻撃は相手のスペースをうまく使って。
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
前半は、立ち上がりの20分くらい、川崎Fの攻撃に押し込まれてしまった。川崎Fに関しては、中央へ攻めてからサイドチェンジをして、さらに中へ入ってくるという形が特長としてある。だから、できるだけ外へ追い込む守備をしようとしていた。その形が、前半の途中からうまくできてきた。自分たちの形で守備をできるようになった。相手はかなり攻撃的なチームなので、怖がらずに守備をしようと、今週のトレーニングで練習を積んできた。川崎Fがいつもと違う状況で試合を進めている、という手応えを感じながら、試合を観ていた。守備面で、自分たちが主導権を握りながら試合を進めているという実感があった。
後半に関しては、前半をしっかり無失点に抑えることができたので、点を取りに行こう、90分間で結果を出そうと選手に伝えた。それを意識高く、選手たちが遂行してくれた。川崎Fにはなかなか勝てていなかったり、等々力では勝利から遠ざかっていたりしたけれど、川崎Fに対する良い戦い方を示せたと思っている。
Q.柴崎選手の途中交代の理由と評価、6連勝の手応えは?
A.少し足を痛めたような仕草をしていたので、すぐに交代させた。常に変わりなく、攻守に渡ってチームの中心になっている選手。今日もしっかりと仕事をしてくれたと思う。6連勝については、連勝ということをあまり考えず、1つ1つ、目の前の勝つことを目標にやってきている。前回は5連勝、今回は6連勝、という形になった。
Q.1点目と2点目は幅を広く使った攻撃から生まれたものだが、そこに攻略の狙いがあったのか?
A.川崎Fの右サイドに入る選手の守備が少し緩いと感じていたので、そこから攻めようとしていた。ただ、まずは守備から入ろうという話をしていた。中を閉めて、外へ押し出すような意識を徹底させた。クロスボールの回数が少ない相手なので、守備陣に対してはしっかりとマークをして、人数を揃えておけという指示をしていた。失点に関しては、中央を崩されてしまったが、全体的には、外から攻撃をさせるという狙い通りにできたと思う。
川崎フロンターレ:風間 八宏
試合の入りは良かったが、小さなミスから失点をしてしまった。ゴール前まで攻めながらも、完全には崩せなかった。その回数がいつもより少なかったので、これから変化を付けなければいけない。残念な試合になったが、次に目を向けると、個々では良い選手もいたので、いくつかの希望も見えた。
選手コメント
[試合後]
【カイオ】
ゴールの喜びが爆発して、あのようなパフォーマンスになった。ボールを持った時には常に積極性を出して、チームの勝利につながるプレーをしたいと考えている。
【赤崎 秀平】
前節も、途中出場で良い形を作れていた。どんな形でも良いからゴールを決めるつもりで、ピッチに立った。前回の川崎F戦でもゴールを決めたけど、負けてしまった。今回は良かった。
【曽ヶ端 準】
1点も取られないことに越したことはないけど、我慢強く試合を運べている。先制点を取ることができているし、チームとして良くなってきている。このような戦いを続けていきたい。
遠藤選手、山村選手、山本選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。
2015年8月29日土曜日
◆中国遠征を行うU-18日本代表メンバー発表…堂安ら21人招集(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170693-170693-fl
日本サッカー協会(JFA)は28日、中国遠征を行うU-18日本代表メンバー21人を発表した。同代表は9月7日より開催される「CFA国際ユース(U-18)トーナメント2015」に参戦。9月7日にU-18メキシコ代表、同9日にU-18中国代表、同11日にU-18チュニジア代表と対戦する。
■スタッフ
▽監督
内山篤
▽コーチ
木村康彦
▽GKコーチ
浜野征哉
▽総務
本間一憲
■選手
▽GK
1 小島亨介(早稲田大)
1997.01.30 183cm 73kg
18 廣末陸(青森山田高)
1998.07.06 180cm 72kg
▽DF
6 浦田樹(千葉)
1997.01.29 177cm 69kg
3 中山雄太(柏)
1997.02.16 180cm 70kg
12 岩田智輝(大分U-18)
1997.04.07 175cm 72kg
5 野田裕喜(大津高)
1997.07.27 181cm 73kg
4 町田浩樹(鹿島ユース)
1997.08.25 188cm 74kg
2 藤谷壮(神戸U-18)
1997.10.28 178cm 61kg
19 舩木翔(C大阪U-18)
1998.04.13 175cm 58kg
21 冨安健洋(福岡U-18)
1998.11.05 185cm 72kg
▽MF
7 三好康児(川崎F)
1997.03.26 167cm 64kg
10 坂井大将(大分)
1997.01.18 165cm 59kg
8 鈴木徳真(筑波大)
1997.03.12 167cm 57kg
14 長沼洋一(広島ユース)
1997.04.14 177cm 64kg
17 高木彰人(G大阪ユース)
1997.08.04 175cm 68kg
16 佐々木匠(仙台ユース)
1998.03.30 165cm 58kg
15 堂安律(G大阪ユース)
1998.06.16 172cm 70kg
▽FW
9 小川航基(桐光学園高)
1997.08.08 180cm 70kg
11 一美和成(大津高)
1997.11.10 182cm 74kg
13 吉平翼(大分U-18)
1998.01.05 171cm 70kg
20 岩崎悠人(京都橘高)
1998.06.11 170cm 64kg
◆川崎F山本が5カ月ぶり先発濃厚/川-鹿9節(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1529900.html
<J1:川崎F-鹿島>◇第9節◇29日◇等々力
19時キックオフ。
【川崎F】8月未勝利と白星から遠ざかっている、MF山本が3月の山形戦以来、5カ月ぶりの先発が濃厚だ。山本がアンカーに入ることで、守備だけでなく最終ラインからの攻撃のビルドアップで幅が広がる。司令塔のMF中村が高い位置でプレーすることで、チャンスも広がる予感。エースFW大久保は右足親指痛から解放されコンディションは万全。日本代表ハリルホジッチ監督から高評価を受けている長身FW杉本も3試合戦連続での先発が濃厚で得点を狙いにいく。
【鹿島】6シーズンぶりの6連勝を狙う。難敵の川崎Fに勝てば、3連覇の3年目、09年の4月29日神戸戦~7月1日名古屋戦で達成した8連勝以来の、吉兆の6連勝となる。石井新監督になってから5戦全勝。前回6月27日の対戦で敗れた相手に借りを返しに行く。27日に発表されたW杯ロシア大会アジア2次予選(3日カンボジア戦、8日アフガニスタン戦)の日本代表にはMF柴崎が順当に選ばれた。主力として期待された東アジア杯は不完全燃焼。チームも最下位で終わっただけに名誉挽回に燃えている。川崎Fに勝った勢いで代表に合流したい。
2015年8月28日金曜日
◆浦和から日本代表に3名選出…FW興梠「自分の持ち味を発揮する」(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150827/344422.html
代表に選出された興梠 [写真]=Getty Images
日本サッカー協会(JFA)は27日、中国で開催されるロシア・ワールドカップのアジア2次予選に臨む日本代表メンバー23名を発表した。浦和レッズからはGK西川周作、DF槙野智章、FW興梠慎三の3名が選出されている。
ホームでスコアレスドローに終わったW杯予選初戦のシンガポール戦にもフル出場したDF槙野は「日本代表に選出していただき、大変光栄です。この予選2試合を勝利できるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」と、意気込みを語った。
また、GK西川は「練習から全力で取り組み、試合に出場できるようにがんばりますので、応援よろしくお願いします」とコメントしている。
EAFF東アジアカップ2015で約4年ぶりに代表でプレーしたFW興梠は「自分の持ち味を発揮し、チームに貢献できるようにがんばる」と抱負を語った。
日本代表は、9月3日にカンボジアと、同8日にアフガニスタンと対戦する。
◆アピール成功の米倉&遠藤&興梠、“真のハリルJ”で生き残り賭ける(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170631-170631-fl
サバイバルレースを生き残った。9月3日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦(埼玉)、8日の同アフガニスタン戦(イラン)に臨む日本代表メンバー23人に、国内組だけで挑んだ東アジア杯でアピールに成功したDF米倉恒貴(G大阪)、MF遠藤航(湘南)、FW興梠慎三(浦和)が選出された。
右SBが本職となる米倉だが、東アジア杯では第3戦中国戦で左SBとして起用され1アシストを記録。バヒド・ハリルホジッチ監督は「東アジア杯で彼が見せてくれたパフォーマンスによって選びました。トレーニングでも戦っているところを見たし、特にデュエルのところが強かった」と評価。そして、今回も「左SBの候補」として招集されている。
U-22日本代表の主将を務める遠藤も、東アジア杯では本職とは異なる右SBで2試合をプレー。初戦の北朝鮮戦でアシストを記録するなど結果を残すだけでなく、第3戦中国戦ではボランチとして起用されユーティリティー性もアピールした。東アジア杯ではDF登録だったが、今回はMF登録されているように、指揮官は「中盤の選手」として見ている。「フィジカルも強く、いいシュートを持っており、運動量もある」と評価しつつも、「もっともっと野心を持ってプレーをしてほしい」と注文も付けた。
東アジア杯第1戦北朝鮮戦で4年2か月ぶりの代表戦出場を果たした興梠は全3試合に出場。無得点に終わったものの、ボールキープやワンタッチの落としで周囲を活かし、「テクニックのクオリティーが高い」とハリルホジッチ監督は評価。だが「フィジカル的にもいい準備をしてほしいし、まだまだ伸びる」とさらなる成長に期待している。
アピールに成功した彼らだが、招集された実状は多少異なるようだ。遠藤に関しては、前日のU-22日本代表候補合宿視察後に、ハリルホジッチ監督が「中国でかなり良いものを見せてくれた。A代表に入る資格があるし、A代表の合宿に呼ぶ可能性も高い」と話していたように、自らの力で今回の選出を果たしたといえる。
しかし、米倉に関しては「残念ながら太田がケガをしてしまった」、そして興梠に関しては「大迫がケガをしたので、興梠を呼んだ」と話しているように、DF太田宏介(F東京)とFW大迫勇也(ケルン)の負傷がなければ、今回の招集はなかったのかもしれない。だが、再び日の丸を背負うこととなったのは事実。フルメンバーがそろったハリルジャパンで出場機会をつかみ、さらなるアピールを成功させたいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)
2015年8月27日木曜日
◆「そこがなければ、僕は普通以下」DF伊東、持ち味見せるも反省(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170572-170572-fl
[8.26 トレーニングマッチ U-22日本代表候補 1-2 京都]
一気に加速して敵陣深くへと走り込む。序盤から右サイドで精力的な上下動を続けたDF伊東幸敏(鹿島)は、右足から送り出されるクロスで好機を演出した。
前半12分、MF矢島慎也(岡山)がMF中島翔哉(F東京)にボールを預けると、伊東が最終ラインの裏へと走り込んでスルーパスを呼び込む。ゴール前を確認して正確なグラウンダーのクロスをFW鈴木武蔵(水戸)へと届けたが、シュートは惜しくもゴールマウスを捉えることができなかった。
「相手の裏のスペースを突くことは評価してもらえていると思うし、そこがなければ僕は普通以下の選手だと思う。それが持ち味なので」。その言葉どおり、その後も最終ラインの裏に走り込んでボールを呼び込んだが、前半12分の決定機創出以降はなかなか好機を生み出せず。「もう1、2本はああいう場面を作りたかった」と悔しさを滲ませた。
すると、前半34分に自サイドを突破されてピンチを招くと、同38分にはまたもや自サイドの突破を許して得点を許してしまう。攻撃面では「個人のミスはありましたが、連係のミスやコミュニケーション不足は感じなかった」とした伊東だが、守備に関しては「前の選手をどう動かすかということができない場面が多かったので、コミュニケーション不足な部分がありました」と反省点を挙げている。
7月のU-22コスタリカ代表戦に続いて手倉森ジャパンに招集されたが、来年1月に行われるリオ五輪アジア最終予選のメンバー入りを果たすためにも、「反省して、次につなげていきたい」と反省を糧にさらなる成長を目指す。
(取材・文 折戸岳彦)
2015年8月26日水曜日
◆シュメルツァーのバックアップを探すドルトムント、韓国代表DFの獲得を検討?(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170529-170529-fl
ドルトムントは、左サイドバックを補強するために韓国代表DFを獲得するのだろうか。ドイツ『スカイ』によると、ドルトムントはマインツに所属するDFパク・チュホの獲得を画策しているという。
ドルトムントで左SBを務めるDFマルセル・シュメルツァーは2015-16シーズンに入り、公式戦6試合すべてでフル出場を果たしている。バックアップとしてDFジェレミー・ドゥジアクとDFエリック・ドゥルムを擁しているドルトムントだが、経験豊富で本職が左SBの戦力を確保するプランも進めているのかもしれない。
そこで『スカイ』は、ドルトムントがマインツのパクの「移籍に取り組んでいる」と報じている。パクは現在ドルトムントを指揮するトーマス・トゥヘル監督がマインツを率いていた頃にバーゼルから獲得した愛弟子だ。日本でも鹿島アントラーズやジュビロ磐田でもプレーしたパクだが、ドルトムントに加わるのだろうか。
2015年8月24日月曜日
◆[プレミアリーグEAST]開幕11戦無敗!昇格組の大宮ユースが首位浮上!:第11節(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170390-170390-fl
高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEAST
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEASTは23日、約1か月ぶりに再開し、第11節を行った。
6勝3分1敗で首位の鹿島アントラーズユース(茨城)はアウェーでコンサドーレ札幌U-18(北海道)と対戦。前半11分に札幌DF按田頼に先制ゴールを奪われた鹿島は後半33分にFW垣田裕暉が同点ゴールを決めたものの、1-1で引き分け、3位に後退した。
鹿島に代わって開幕から唯一無敗の大宮アルディージャユース(埼玉)が首位へ浮上した。勝ち点20で並ぶ市立船橋高(千葉)と対戦した大宮は前半7分にFW藤沼拓夢が先制ゴール。この1点を守った大宮が1-0で勝った。昇格組の大宮は6勝5分として首位に立った。
MF高橋壱晟の決勝ゴールによってJFAアカデミー福島U18(静岡)に1-0で勝った青森山田高(青森)も大宮と同じ勝ち点23へ伸ばした。得失点差で大宮に2点劣っているものの、青森山田は2位浮上。5位のFC東京U-18(東京)は流通経済大柏高(千葉)に0-1で敗れた。
昨年優勝の柏レイソルU-18(千葉)と同2位の清水エスパルスユース(静岡)との一戦はMF鈴木魁人の決勝点によって1-0で清水が勝利している。
【プレミアリーグEAST第11節】(8月23日)
[鏡石町営鳥見山多目的広場]
JFAアカデミー福島U18 0-1 青森山田高
[青]高橋壱晟(53分)
[札幌サッカーアミューズメントパーク]
コンサドーレ札幌U-18 1-1 鹿島アントラーズユース
[札]按田頼(11分)
[鹿]垣田裕暉(78分)
[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋高 0-1 大宮アルディージャユース
[大]藤沼拓夢(7分)
[日立柏総合グラウンド]
柏レイソルU-18 0-1 清水エスパルスユース
[清]鈴木魁人(28分)
[東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)]
FC東京U-18 0-1 流通経済大柏高
[流]浜野駿吾(52分)
◆U22代表候補合宿がスタート…メンバー入りへ鎌田ら新戦力が闘志を燃やす(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150823/343185.html
合宿に参加した選手たち。左から鎌田、小屋松、野津田、植田、岩波 [写真]=川端暁彦
文=川端暁彦
8月23日、リオ五輪を目指すU-22日本代表候補が京都府内での強化合宿をスタートさせた。初日の練習は京都府の東山高校総合グラウンドにて行われ、J2リーグの試合がある選手を除き、トレーニングパートナーとして参加することになったGK永石拓海(福岡大学)を含む15名が参加。夕方の練習ながら暑さも残る中で汗を流した。
会場となった東山高校の卒業生であり、今回初招集となったFW鎌田大地(サガン鳥栖)は「懐かしいですけど、たくさん走らされた思い出がよみがえります」と苦笑い。自他共に認める「人見知り」であり、しかも最年少での参加ということでなじめるかどうかが心配されたが、北京五輪代表選手だった鳥栖の同僚FW谷口博之から代表での振る舞いについて事前のレクチャーも受けていたそうで、自然と輪の中に入っていった。
練習はこの鎌田とDF岩波拓也(ヴィッセル神戸)、植田直通(鹿島アントラーズ)、MF野津田岳人(サンフレッチェ広島)、FW小屋松知哉(名古屋グランパス)が、前日のJ1リーグの試合に出ていたため別メニュー調整となり(また追加招集で合流したDF室屋成も途中から別メニュー)、練習は実質9名(うちGK2名)。スクエアパス(4人1組でのパス回し)からフィットネスの要素を取り入れたクリアの練習など短い時間で負荷をかけるトレーニングをこなした。本格的なトレーニングは明日からということになりそうだ。
手倉森誠監督は来年1月のAFC・U-23選手権(リオ五輪アジア最終予選を兼ねる)に向けて、「『まだ半年ある』と思ってしまうのか、『もう半年しかない』と思えるのか。このチームには世界に打って出る使命があるし、選手には覚悟が必要だ」と呼び掛け、もう数回しか残っていない合宿期間で少しでもチーム力を高められるよう、個々の選手に奮起を求めた。
また新戦力として招集した鎌田については「ずっと(Jリーグで)好調を維持しているし、僕が視察した試合(モンテディオ山形戦)でも点を取っている。それも縁だし、確実に何か『持っている』選手だなと思う」と評価。また明日から合流となった、これまた初代表のMF内田航平(水戸ホーリーホック)についても「アジア予選はフィジカルの部分が必要になってくるし、内田はタックルしてもされても頑丈さのある選手。そのフィジカルを生かす部分に加えて、戦術的な理解ができるのかをしっかりテストしたい」とコメントした。
J2組が合流してメンバーもそろう明日から本格的なトレーニングを始めるU-22代表は最終日の26日には地元・京都サンガF.C.と練習試合を実施する。当落線上の選手たちはその一戦に向けて、「結果を残してメンバーに入りたい」(鎌田)、「4日間を大事にやって、そこ(練習試合)でどれだけできるかだと思う」(DF宮原和也)と、それぞれ闘志を燃やしていた。
2015年8月23日日曜日
◆ケルン、ヴォルフス相手に先制も連勝ならず…長澤出場せず&大迫ベンチ外(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150823/342771.html
ブンデスリーガ第2節が22日に行われ、FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンとヴォルフスブルクが対戦した。長澤はベンチスタート、大迫は負傷の影響でベンチ外だった。
開幕戦のシュトゥットガルト戦を3-1で制したケルンは、ホームで連勝を目指す。一方、昨シーズン2位のヴォルフスブルクも、内容は悪いながらもフランクフルトに勝ちきり、勝利でシーズンをスタートさせている。
この試合で最初にチャンスを作ったのはヴォルフスブルク。20分、右サイドのヴィエイリーニャが中央に切れ込んでミドルシュートを放ったが、ボールはGKの正面だった。
30分、ケルンがワンチャンスをものにする。GKティモ・ホルンがゴールキックから前線にロングボールを送ると、アントニー・モデストが頭でつなぐ。ヴォルフスブルクのGKクーン・カステールスがキャッチしきれず、これをシモン・ツォラーが決めてケルンが先制に成功した。ツォラーは2試合連続のゴールとなった。
ヴォルフスブルクはその後もチャンスを作ったが、追いつくことなく前半終了を迎える。
後半に入ってもケルンが相手ゴールに迫る。60分にはペナルティエリア内でモデストが右足シュートを放ったが、GKカステールスが好セーブでゴールを許さなかった。
両チーム、交代カードで流れを変えに出る。ヴォルフスブルクは66分にアーロン・ハントを下げてダニエル・カリジュリを、74分にイヴァン・ペリシッチを下げてニクラス・ベントナーを投入。ケルンは68分にレオナルド・ビッテンコートに代えてヤニック・ゲルハルトをピッチに送り込んだ。
すると83分、ヴォルフスブルクは右サイド深い位置でスローインを獲得。バス・ドストが頭で落としたところをカリジュリが右足でシュート。GKホルンが弾いたところをベントナーが押し込み、ヴォルフスブルクが同点に追いついた。
続く後半アディショナルタイムにはケヴィン・デ・ブライネがGKと一対一となる場面もあったが、GKホルンがなんとか追加点を許さなかった。
試合は1-1のドローに終わり、両チームともに連勝とはならなかった。なお、長澤に出場機会は訪れなかった。
次節、ケルンはDF酒井高徳が所属するハンブルガーSVと、ヴォルフスブルクはDF内田篤人が所属するシャルケとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
ケルン 1-1 ヴォルフスブルク
【得点者】
1-0 30分 シモン・ツォラー(ケルン)
1-1 83分 ニクラス・ベントナー(ヴォルフスブルク)
◆【鹿島】3発で堅首!4年ぶり5連勝 石井イズムで強さ取り戻した(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150822-OHT1T50275.html
◆J1第2ステージ第8節 鹿島3―0山形(22日・カシマスタジアム)
カシマスタジアムに往年の光景が戻ってきた。試合後、イレブンは淡々と握手を繰り返し、列を整えていく。そこに大げさな笑顔はなく、スタンドからの大歓声が勝利を伝えるだけ。2011年8月以来、4年ぶりの5連勝で首位キープ。MF遠藤は「これで(確かに)5連勝だけど、優勝するためには今後も勝ち続けないといけない」と淡々と振り返った。
前半は下位に沈む山形にペースを握られたが、同40分、FW土居のドリブルから、FW金崎がヘディングで先制点。さらに後半に入ってからも、2点を加えた。7対11のシュート数が示すように、すべての時間を掌握できたわけではない。ただ、終わってみれば3―0。GK曽ケ端は「ボールを回せればいいけど、そこは臨機応変に。我慢強くやれた」と言った。
この「臨機応変」「我慢強さ」こそ、脈々と受け継がれる勝利マニュアル。7月下旬に解任されたトニーニョ・セレーゾ監督(60)は動きに制限を設けたが、結果を残せなかった。反対に、石井正忠監督(48)は「ダメだと思ったらやり直せ」と相手の守備にほころびが出るまで自由な発想でパスを回すことを許可した。もともと力のある選手の感性が生かされるようになった。
選手が鹿島に入団する理由は大体同じだ。DF内田(現シャルケ04)は「なぜ強いのか知りたい」、MF柴崎は「勝ち方を学びたい」と言う。職人肌の選手が多く所属しているため、誰も「言葉にしてくれない」(柴崎)のが玉にキズだが、内田は「守備も攻撃も我慢強く、試合の流れを読んでできるのが強さの秘密」と結論づける。鹿島は強くなったのではなく、強さを取り戻した。
◆鹿島 3発快勝で堅首!“石井マジック”的中し4季ぶり5連勝(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/08/23/kiji/K20150823010988470.html
J1第2S第8節 鹿島3―0山形 (8月22日 カシマ)
鹿島が首位を守った。ホームで山形に3―0で快勝。トニーニョ・セレーゾ監督を解任し、石井監督が就任してから負けなしだ。指揮官は「目の前の試合をやっていくことを考えていた」と冷静に話したが、11年以来、4季ぶりの5連勝。第2ステージ優勝へと一歩近づき最大の目標である年間順位も5位に浮上した。
“石井マジック”がまた当たった。前半40分、日本代表入りが確実視される柴崎が起点となり、最後は土居のアシストから金崎が頭で決めた。ともにMF登録である2人を2トップで起用。初のコンビだったが先制点を決た。後半12分にはMFカイオが得点。セレーゾ監督時代はレギュラーだったが監督交代後、初先発。同29分には遠藤の得点をお膳立てするなど、起用に応えた。
ホーム3連勝となった。セレーゾ監督時代はホームで2勝3分け4敗と負け越していたが、石井監督は3戦全勝。就任後選手らにファンサービスの充実を訴えてきた指揮官。21日の練習では見学に来たサポーターと選手らで記念撮影を行うことを提案した。小学生には自身が飼育するカブトムシをプレゼント。この日も1万6700人に勝利を届けた。1ゴール1アシストの遠藤は「みなさんの応援が力になります」と感謝を示すなど、石井イズムが浸透している。
ここまで全試合で先発を入れ替えてきた。しかし、次節以降に向けて石井監督は「今まではいろいろな組み合わせを試してきたが、ここからは違った形になるのでは」と固定化を示唆。さらにギアを上げて、3年ぶりタイトル獲得へ突き進む。
◆鹿島、無キズ5連勝で堅首!石井監督「ここからが本番」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150823/jle15082305030004-n1.html
絡まっちゃった!? ゴールを決めたカイオは勢い余ってネットに突っ込んだ (撮影・中井誠)
明治安田J1第2ステージ第8節最終日(22日、鹿島3-0山形、カシマ)名将と呼んでいい。7月21日に就任した鹿島の石井監督がチームを4年ぶりの5連勝に導き、満面の笑みを浮かべた。
「(ゴールシーンは)うまくいったと思う。選手のいいパフォーマンスが出た」
前半40分、FW土居がドリブルで4人を置き去りにして左クロス。FW金崎が頭で合わせて先制すると、後半にMFカイオ、MF遠藤が追加点。最下位の山形にボールを支配されながらシュート7本で3得点し、土居は「流れを見て臨機応変にできた」と胸を張った。
“石井マジック”だ。MF登録ながら2トップを組んだ金崎と土居から先制点が生まれ、1ゴール1アシストのカイオは5試合ぶりの先発復帰。選手起用の眼力と、組み合わせを試しながらも結果を残す手腕が光る。強化責任者の鈴木満常務は「競争が結果につながるいい循環が生まれている」と目を細めた。
就任後の5試合は12得点、3失点。セレーゾ前監督時代と比べ、1試合当たりの得点は1・6倍、失点は約6割減だ。V字回復で第2ステージ首位をがっちりキープ。指揮官は「上位との対戦も増えるここからが本番」と気を引き締めた。 (伊藤昇)
◆山形高崎が古巣対策「出られないけど力になりたい」(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1526687.html
8月に加入した山形FW高崎寛之(29)が、今日22日の鹿島戦対策を明かした。契約上出場できない古巣の弱点として「前線からのプレスと、両サイドバックの裏のスペース」を挙げた。
2-2で引き分けた第1ステージでプレスに手を焼いた高崎は「ハードワークされて苦しかった。両サイドの裏をカバーしてくるボランチを封じられれば。試合に出られないけどチームの力になりたい」と話した。石井新監督就任後4連勝中の古巣をたたき浮上の足掛かりにする。
◆鹿島が首位堅守 山形14戦勝ちなし/鹿-山8節(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1526510.html
<J1:鹿島3-0山形>◇第8節◇22日◇カシマ
前節首位に立った鹿島が最下位の山形に完勝し、第2ステージ1位を守った。
序盤はアウェー山形が主導権を握った。開始1分、FWディエゴが左足で低空ミドルシュート。サイドネットに刺さったが、まず戦う姿勢を示した。その後も左サイドを起点にボールを保持。24分には、左スローインからの好連係でディエゴが最終ラインのど真ん中を破ったが、左足シュートはゴールの右に外れた。
最下位相手に負けられない鹿島は前半、ほとんどチャンスをつくれなかった。5分に得た右CKにDF植田が頭で合わせ、浮いてしまったシュートが序盤唯一のシュート。しかし、焦らない。前半40分、この日2本目のシュートを確実に決めた。ゴール前の密集を抜けたFW土居が左足で浮き球を送る。ファーサイドに走り込んだFW金崎が頭で押し込み、先制した。1-0で前半を折り返した。
後半も鹿島が先手を取った。12分、MFカイオが追加点だ。土居のスルーパスで右サイドを疾走したMF遠藤が、利き足ではない右足でグラウンダーのクロス。GKとDFの間を通すと大奥に走り込んだカイオに届き、あとは無人のゴールに流し込むだけだった。
さらに29分、3点目でダメを押す。カイオが個人技で左サイドを突破し、中央にマイナスのパス。ペナルティーアーク付近で受けた遠藤がダイレクトで左足を合わせ、ゴール右に突き刺した。完璧な試合運びを披露した鹿島が、11年7~8月以来の5連勝を飾った。
山形は後半43分、途中出場のMF中島が惜しい右足ボレーを放ったが、GK曽ケ端の好セーブに遭って無得点。今季7度目となる3失点以上を喫し、14戦連続勝ちなしとなった。
◆鹿島、6年ぶり5連勝で第2S首位キープ!最下位・山形は14戦勝ちなし(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170277-170277-fl
[8.22 J1第2ステージ第8節 鹿島3-0山形 カシマ]
鹿島アントラーズはホームでモンテディオ山形に3-0で快勝し、石井正忠監督就任後、無傷の5連勝を飾った。第2ステージは6勝1分1敗の勝ち点19に伸ばし、勝ち点18で暫定首位に立っていた柏を抜いて首位をキープ。一方、年間順位で最下位の山形は2連敗で14試合勝ちなし(6分8敗)となった。
立ち上がりはアウェーの山形が良い入りを見せた。開始1分、FWディエゴがドリブルからフィニッシュまで持ち込み、左足でオープニングシュート。前半24分にはディエゴがMF川西翔太とのワンツーでゴール前に切れ込み、左足を振り抜いたが、枠を捉えられなかった。
すると、なかなかシュートを打てずにいた鹿島が少ないチャンスを生かした。前半40分、FW土居聖真がドリブルで左サイドを縦にえぐり、ゴール前にクロス。これにFW金崎夢生がヘディングで合わせ、先制点を奪った。
1点リードで前半を折り返すと、後半12分には土居が右サイドのスペースにスルーパスを通し、MF遠藤康がゴール前にグラウンダーのクロス。ファーサイドから走り込んだMFカイオが押し込み、2-0とリードを広げた。さらに後半29分、敵陣左サイドの深い位置でカイオが鮮やかな個人技でDFをかわすと、マイナスのクロス。これを遠藤が豪快な左足ダイレクトボレーで叩き込み、3-0と試合を決定づけた。
「(自分の)ゴールよりチームが勝ったことがうれしい」。ダメ押しの3点目を決めた遠藤は試合後のインタビューでまずはチームの勝利を喜んだ。優勝した09年以来、6年ぶりの5連勝。それでも「5連勝で来ているけど、これからも勝ち続けないと優勝は見えてこない。一戦一戦、大事に戦っていきたい」と、満足することなく先を見据えていた。
◆【ハイライト動画】鹿島3-0山形 遠藤の豪快ボレーなどで3発快勝(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?170303-170303-fl
【J1第2ステージ第8節】(カシマ)
鹿島 3-0(前半1-0)山形
<得点者>
[鹿]金崎夢生(40分)、カイオ(57分)、遠藤康(74分)
◆好調鹿島が6年ぶりの5連勝…遠藤のボレー弾など3発快勝で首位キープ(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20150822/342696.html
2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第8節が22日に行われ、鹿島アントラーズとモンテディオ山形が対戦した。
現在4連勝中で好調の鹿島が、ファーストステージから13試合連続で白星のない山形をホームに迎えての一戦となった。
前半は山形が攻勢に出る。最初の決定的なチャンスは25分、川西翔太とのワンツーでペナルティエリア内中央に抜け出したディエゴが、左足でシュートを放つが、わずかにゴール右に外れた。山形が押す展開が続いていたが、先制したのは鹿島だった。40分、エリア内左の深いところに抜け出した土居聖真がクロスを供給。そのボールをファーサイドの金崎夢生がヘディングで押し込んで、ゴールネットを揺らした。前半は鹿島の1点リードで折り返す。
後半に入って57分、鹿島がリードを広げる。土居からのパスで遠藤康がエリア内右に抜け出し、中央へ折り返す。ファーサイドに走り込んでいたカイオが流し込んで、追加点を奪った。さらに74分、左サイドでボールをキープしたカイオが、股抜きで相手選手をかわしてエリア内左からクロス。そのボールをペナルティアークの遠藤がダイレクトボレーを放つと、シュートはゴール中央に突き刺さった。鹿島がリードを3点に広げる。
その後は鹿島がボールをキープし主導権を握る。終了間際には山形に押し込まれるも、守り切って試合終了。鹿島が3-0で勝利し、2009年以来6年ぶりの5連勝となった。一方の山形は14試合白星から遠ざかる結果となった。
鹿島は次節、29日に川崎フロンターレと対戦する。山形は第9節が天皇杯1回戦のため延期。次の試合は9月12日に行われる第10節で、サンフレッチェ広島とのホームゲームに臨む。
【スコア】
鹿島アントラーズ 3-0 モンテディオ山形
【得点者】
1-0 40分 金崎夢生(鹿島)
2-0 57分 カイオ(鹿島)
3-0 74分 遠藤康(鹿島)
◆2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第8節(オフィシャル)
J1 2nd 第8節 vsモンテディオ山形
金崎、カイオ、遠藤がゴール!鹿島が山形を撃破、6年ぶりの5連勝でステージ首位奪回!
鹿島が、連勝街道を突き進む。J1 2nd 第8節、モンテディオ山形をカシマスタジアムに迎えると、40分に金崎のゴールで先制し、後半にはカイオと遠藤がゴールネットを揺らした。守備陣もしっかりと集中力を保ち、2試合ぶりのクリーンシートを達成。3-0で快勝し、5連勝を果たした。
鹿島は前節の仙台戦で、0-2からの逆転勝利を収めた。サポーターの後押しを受けて、山本が2戦連発弾、そして途中出場の土居が2ゴールを畳みかけ、会心の白星を収めた。これで4連勝となり、前節終了時点でステージ首位に立った。
毎試合、先発メンバーを入れ替えている石井監督は、仙台戦翌日から競争を課した。17日、クラブハウスで順天堂大学との練習試合を実施。控えメンバーが必死にアピールを見せ、出場機会を巡る争いが激化した。そして指揮官は、今節の2日前には紅白戦を行って、選手間の切磋琢磨を促した。「相手の特長や、試合の流れをイメージしながらメンバー構成をしている」という石井監督は、密度の濃いトレーニングの末、ベンチ入りメンバー18名を選出した。
前節からの先発メンバー変更は5人。センターバックの一角に植田、ボランチに山村、そして攻撃陣にはカイオと金崎、前節2ゴールの土居を指名した。その他、GKは曽ヶ端、右サイドバックは西、左には山本、植田のパートナーは昌子。ボランチで山村とコンビを組むのは柴崎、そして右サイドハーフには遠藤が入った。石井監督は、キャプテンマークを西に託し、ピッチへと送り出した。
久しぶりに夏本番の暑さに見舞われた、カシマスタジアム。サポーターは大きなコールで選手たちを出迎え、勝利への意志を示した。そして18時34分、キックオフを告げるホイッスルが鳴った。鹿島は立ち上がりから、山形にボールキープを許す苦しい展開を強いられる。開始1分でファーストシュートを打たれると、押し込まれる時間が続いた。それでも、決定機を作られることはなく、試合は推移していった。
鹿島が放ったシュートは、開始5分に右CKに反応した植田のヘディングのみ。このシュートは枠を逸れており、チャンスすらなかなか作れていなかった。前線でボールが収まらず、起点を作れないまま、前半を終えようとしていた。
しかし、久しくゴールから遠ざかっていた背番号33が、均衡を破ってみせた。40分、切れ味鋭いドリブルでペナルティーエリア左側を突破した土居が、ゴールライン際からファーサイドへクロスを上げると、金崎が飛び込み、ゴールネットを揺らした。金崎の8試合ぶりのゴールで、鹿島が先制。この試合初めての枠内シュートをゴールへ結び付け、1点リードで前半を終えた。
互いに選手を交代することなく迎えた後半も、立ち上がりは山形がボールをキープしていた。サイドからクロスを上げられる場面が多くなったが、中央でしっかりと跳ね返し、同点弾を許さない。
すると57分、次の歓喜も鹿島のものだった。敵陣でボールを奪い、土居が右サイドへ展開すると、遠藤が縦へと持ち出す。ペナルティーエリア右側に入った遠藤は、右足で狙いすましたクロスを送る。走り込んでいたのはカイオだった。背番号7がファーサイドからゴールへ押し込み、2点目を挙げた。
リードを広げ、試合を優位に進める鹿島。石井監督は66分に赤崎、68分に小笠原を投入し、さらに追加点を目指した。小笠原はチームに落ち着きと秩序をもたらし、赤崎は前線で起点となって存在感を見せた。
そして、待望の3点目は74分に生まれた。左サイド深くでボールをキープしたカイオが、巧みなテクニックとスピードを生かして反転。相手の股下を抜いてゴールライン際を中央へとカットインすると、浮き球のクロスを送る。ペナルティーエリア手前で待っていた遠藤は、迷わず左足を一閃。正確にコントロールされたボレーシュートが、サポーターの待つゴールへと吸い込まれた。
3-0。勝利を確信したサポーターのエネルギーは、さらに高まっていった。鹿島は78分に赤崎が連続して決定機を迎えるなど、ゴールを脅かしていく。結果的に4点目が決まることはなかったが、1点でも多く取るという強い思いを、ピッチ上で表現していた。
そして86分、石井監督は3枚目の交代枠に鈴木隆雅を指名し、就任後初めてピッチへと送り出した。競争意識を刺激する交代策も織り交ぜて、しっかりと試合を締めた。2試合ぶりのクリーンシート、そしてホーム3連勝を告げるホイッスルが鳴り響くと、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。
2009年以来の5連勝を果たした鹿島は、勝ち点を19に伸ばした。暫定首位に立っていた柏をかわし、再び2ndステージ首位に立つこととなった。年間順位も5位に浮上し、いよいよ上位を窺いつつある。次戦は1週間後、29日のJ1 2nd 第9節、川崎フロンターレ戦だ。アウェイでの戦いとなるが、連勝の勢いと自信、そして勝利へのさらなる渇望をぶつけて勝ちに行く。
【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で初の5 連勝を果たした。リーグ戦での5連勝は、2009年のJ1 第8節から第15節で8連勝した時以来。
・リーグ戦でのホーム山形戦は通算4試合目で4勝目。全勝記録を継続した。
・リーグ戦での山形戦は通算8試合目で、4勝4分となった。
・金崎が、6月27日のJ1 1st 第17節川崎F戦以来のゴールを決め、今季のリーグ戦での得点数を5に伸ばした。
・カイオが、6月20日のJ1 1st 第16節横浜FM戦以来のゴールを決め、今季のリーグ戦での得点数を6に伸ばした。
・遠藤が、7月11日のJ1 2nd 第1節、新潟戦以来、7試合ぶりのゴールを決めた。今季のリーグ戦での得点数を4に伸ばした。
・山村が2試合ぶりの先発出場を果たした。
・鈴木隆雅が、6月27日のJ1 1st 第17節川崎F戦以来、今季2試合目の出場を果たした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・各ポジションで相手にしっかりプレッシャーを かけよう。
・攻撃は焦らずに組み立てよう。特に相手陣内の深い位置では状況をよく見よう。
・後半の立ち上がりに気を付け、守備からしっかり入ること。
モンテディオ山形:石崎 信弘
・今、0-1だが、ゲームの流れは悪くない。気落ちせず、後半は今やっていることをレベルアップしよう。
・ディフェンスではボールに対してはっきりした プレーをしよう。中途半端なプレーはしないようにしよう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
試合の流れとしては自分たちがボールを持つ時間が長くなるのではと考えていた。ボールを持ちながら、揺さぶってゴールを狙えればと考えていたが、1点目はすごくいい形で決めることができた。ディフェンスはボランチも含めて新しいコンビで戦ったが、守備での安定は少し出すことができなかった。これは、トレーニングがまだ少ないから。今日の試合でいえば、0点に抑えられたことがよかった。追加点が取れたことも非常によかった。
Q.先発5人を入れ替えて、試合に出た選手が活躍したことへの評価。5連勝して、今後に向けた抱負。
A.交代のメンバーに関しては、あまり意識していない。日々のトレーニングのパフォーマンスを見て決めている。出た選手は非常にいいパフォーマンスを見せてくれた。特にナオ(植田選手)は今まで試合に出たとき少しミスが多かった。今日は非常にミスが少なく、ポジショニングもよかった。他の選手は以前にも試合に出ているし、問題なくできていた。ボランチのところの守備の安定感はなかなか出せなかったが、選手自身の問題ではなく、練習を重ねていけばクリアできると思う。
5連勝に関しては、目の前の1つ1つの試合に勝つことだけを考えて戦ってきた結果。それが5回積み重なったということ。今後は対戦するチームも上位になるし、カップ戦も入ってくる。ここからが本当の勝負。
Q.コーチとしていろいろな監督の下でやってきたが、アントラーズの監督は勝っているときはメンバーを代えない監督が多かった。石井監督がメンバーを代えている基準は?
A.基準と言われると難しいが、いろいろなことを考えている。ここからが本当の勝負だと思う。今節までは、いろいろな組み合わせで選手たちのパフォーマンスを見たかった。ここからは違ったかたちになるのではないかと思う。基本的には僕が監督に就任してからだけではなく、セレーゾ前監督のときのパフォーマンスも把握して僕自身も選手を評価していた。当然、相手の力関係もみて、今後どんな布陣がベストなのか考えていきたい。
モンテディオ山形:石崎 信弘
首位争いをしているアントラーズに対して、どれだけチャレンジできるかということで、恐れずに戦っていこうと話していた。前半は本当にいい形で戦えていたが、悔やまれるのは終了間際の失点。柴崎選手へのアプローチのところで誰が行くのかはっきりしていなかった。そして、クロスへの対応。後半も入り方は悪くはなかったかが、アントラーズの崩しのアイデア、クロスの精度、そういうところで差が出てしまった。2失点目はパスミスからやられてしまったが、ミスに対する準備、チャレンジするところとカバーする意識がうまくいっていなかった。1つも落とせない戦いが続くが、結果を出していくところを突きつめていきたい。
選手コメント
[試合後]
【カイオ】
ゴールの場面は、プレーが切れるまでしっかりとやりきろうと思っていたところに、素晴らしいパスがファーサイドに来た。その後のアシストは、(遠藤選手への)お返しということではないけど、ドリブルで仕掛けたらコースを消されて、そこしかなかった。ある意味では、お返しのようなアシストになったと思う。
【遠藤 康】
前半は少し苦しい立ち上がりになったけど、守備陣がしっかりと我慢してくれた。ゴールは、力まずに打ったら入ったという感じ。カイオからボールが来ると信じていた。優勝するためには勝ち続けるしかない。勝ち続けたい。
【西 大伍】
前半は我慢をする展開になったけど、こういう試合もあると割り切ってプレーしていた。石井さんも、こういう試合展開もあり得ると予想していた。キャプテンをしたのは、たぶん中学生以来。少し硬かったかな、とは思う。
曽ヶ端選手、昌子選手、植田選手、鈴木隆雅選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。
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