日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年7月17日日曜日

◆J1鹿島FW染野唯月、J2東京Vへ期限付き移籍発表 「環境を変え、自分の価値を高めたい」(FOOTBALLZONE)






移籍期間は2022年7月18日から23年1月31日まで

 J1鹿島アントラーズは7月17日、FW染野唯月がJ2東京ヴェルディに期限付き移籍すると発表した。移籍期間は2022年7月18日から23年1月31日まで。同選手は2022シーズンにおいて鹿島と対戦するすべての公式戦に出場できない。

 20歳の染野は、20年に尚志高から鹿島入り。プロ3年目の今季はここまでリーグ戦12試合1得点をマーク。「環境を変え、自分の価値を高めたいと思い、移籍を決断しました。アントラーズで学んだこと、まだまだ自分の足りていない部分としっかり向き合い、チームを勝たせられる選手になれるよう、必ず、成長します」とコメントしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)





◆J1鹿島FW染野唯月、J2東京Vへ期限付き移籍発表 「環境を変え、自分の価値を高めたい」(FOOTBALLZONE)





◆「選手を代表して謝りたい」守護神クォン・スンテが伝える勝者のメンタリティ「鹿島のために1試合1試合…」(サッカーダイジェスト)






2年ぶりに家族の前でプレーした「特別な試合」だった


 鹿島アントラーズは7月16日に行なわれたJ1リーグ22節で、ヴィッセル神戸と対戦。52分に先制を許すが、87分に追いつき1-1の引き分けで終わった。

 52分に交代出場の大迫勇也に先制弾を決められ、キム・ミンテが2枚目の警告を受けて60分に退場するなど、劣勢の展開だった。そんななか、リーダーシップを発揮し、同点弾をアシストした鈴木優磨、ピッチを縦横無尽に走り、ネットを揺らした和泉竜司とともに、諦めない鹿島を体現したのが守護神のクォン・スンテだ。

 まずは後方からコーチングし、退場者が出た守備を整備。ピトゥカを真ん中でプレーさせ、ワンツーなどで敵が中央を崩してくるのを防いだ。ミドルシュートは自身が防ぐとチームメイトたちに伝えつつ、20分には汰木康也の至近距離からのショットを、後半のアディショナルタイムには大迫の強烈なシュートを見事にセーブするなど、少なくないピンチをことごとく防いだ。

 そんな守護神は、試合後にファンに向けてこう切り出した。

「(シュートを)止めたことより、これだけたくさんの方々が足を運んでくれたなかで、勝利を届けられなかったということの方が大きい。勝利出来なかったことを選手を代表して謝りたい」

 この日の試合は自身にとっても特別な一戦だった。試合前に19節の柏戦で達成したJ1通算100試合出場達成のセレモニーが行われ、来日した家族が登場した。

 現在は単身赴任中の元韓国代表GKは、「家族と会ったのは7か月ぶり。実際にこうして試合を見てくれたのは2年ぶりくらい。そういう特別な日に勝利出来なかったのは少し残念ですが、ホームで負けていない。パパとしての仕事を見せられたのは、今日は良いお父さんになれたかなと思います」とはにかんだ。

 全北現代モータース時代に2度のACL制覇を経験し、韓国代表GKとしても不動の地位を築いていたなかでのJリーグ挑戦。鹿島でも来日2年目の2018年にACL制覇に貢献するなど多くの功績を残した。その一方で、20年には沖悠哉にスタメンの座を明け渡すなど、20年、21年の2年間でリーグ戦12試合出場に留まった。それでも後輩GKたちに自身の経験を伝えるなど、常に模範としてあり続け、今季は再び正守護神の座に返り咲き、ここまで全試合に出場している。

「100試合出場という数字は僕としても少し特別に思っています。実際苦労した時期もあります。それでもチームから必要とされ、100試合を達成できたのは凄くうれしく思っています。もちろん(今日も)勝てればもっと良かったですが」

 そして、通算出場記録を103に伸ばしたクォン・スンテは、今後についてはこう語った。

「数字は関係ないと思っています。150、200試合という数字よりも、鹿島のために1試合1試合できることの幸せを感じながら、チームの勝利の為に頑張っていきたい」

 6年ぶりのタイトル奪還のためにも、勝者のメンタリティを備える守護神のこの言葉を忘れてはいけない。

 2位につける鹿島は、E-1選手権の中断明け後の次節、勝点5差で首位を走る横浜との敵地での大一番を迎える。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆「選手を代表して謝りたい」守護神クォン・スンテが伝える勝者のメンタリティ「鹿島のために1試合1試合…」(サッカーダイジェスト)





◆J1神戸 3戦連発のFW大迫勇也 ゴール後の雄叫びは「鹿島へのリスペクト」(デイリー)






 「明治安田生命J1、鹿島1-1神戸」(16日、カシマスタジアム)

 J1神戸のFW大迫勇也(32)が3試合連続ゴールを決めた。

 0-0で迎えた後半7分、MF小田の右クロスに飛び込んだ。競り合う鹿島DF金眠泰の前に体をねじ込み、頭で流し込んだ。「流れ的にいい入り方ができた。点で合った」という自画自賛の“半端ない”一撃だった。

 昨夏のJリーグ復帰後、初めてのカシマスタジアムだった。ゴール直後は駆けつけた神戸サポーターに向かって歓喜の雄たけびを上げた。古巣相手に得点した選手は控えめに喜ぶのが通例だが、大迫は「鹿島へのリスペクト」と説明。「お世話になった」と感謝が尽きないチームへ最大限の敬意だった。





◆J1神戸 3戦連発のFW大迫勇也 ゴール後の雄叫びは「鹿島へのリスペクト」(デイリー)


◆【鹿島アントラーズ】「大迫勇也の恩返し弾&退場誘発」も鈴木優磨が“鬼迫アシスト”! 「鹿島の9番対決」で意地を見せる!(サッカー批評)






■7月16日/明治安田生命J1第22節   鹿島アントラーズ 1-1 ヴィッセル神戸(カシマ)




 ヴィッセル神戸をホームに迎えた鹿島アントラーズは、後半早々にFW大迫勇也に先制を許す展開となった。さらに、後半15分にはキム・ミンテが2枚目のイエローカードを受けて退場。苦しい状況に陥ったが試合終盤に和泉竜司が同点弾を決めて土壇場で黒星を回避した。

 かつてカシマのピッチを駆け抜けた9番の手痛い恩返しだった。後半7分、大迫が中央でボールを持ち出して鹿島のDFラインを下げると、右に開いていた小田裕太郎にパス。その戻ってきたクロスに頭で合わせ、先制ゴールを奪ったのだ。キム・ミンテの背後から前に飛び出す動きは、このスタジアムで何度も見せてきた動き。ただ、喜びの咆哮を向ける先は、鹿島のサポーターではなくビジター席に向かってだった。

 1点ビハインドとなった鹿島は追いつこうと気持ちを前に向けた矢先、キム・ミンテが退場。しかも、よりによって大迫の突破を止めようとして招いた判定だった。かつての頼れるストライカーは、怖い存在となってホームチームに手厳しい恩返しをした。

 しかし、鹿島には鈴木優磨がいる。後半42分、最終ラインから出たロングボールをペナルティエリア内で鈴木がマイナス気味に折り返す。そこに走りこんだのは和泉。ハードワークが売りの背番号11は、試合終盤にもかかわらずボールを浮かせることなく冷静に押し込んだ。鈴木の“鬼迫”のおぜん立てが、鹿島を救った。


■時折苦しそうにしゃがみ込む場面も


 土壇場での同点弾が生んだ歓喜の中心にいたのは、和泉ではなく鈴木だ。そして、盛り上がるサポーターをさらにあおったのも鈴木だ。2017年から3年にわたって鹿島の背番号9を背負った男は、10年から13年まで背番号9を背負った大迫の前で、鹿島の意地を見せた。

 鹿島は直後にもDF安西幸輝のドリブルから和泉が決定機を迎えつつあったものの、これはフイに。逆転することなくそのまま試合は終了。勝ち点1を積み上げるにとどまった。

 どちらも前半から決定機を迎えた試合だった。GKクォン・スンテに救われた場面も何度もあった。その中で、鹿島はビハインドと数的不利の2つを覆して引き分けに持ち込んだが、「追いついたという評価は僕の中ではできない。これを勝ち点3に変えるのが、“勝つチーム”、“優勝するチーム”だと思う」と鈴木は満足していない。

 さらに、「5連戦で苦しかったと思いますけど、この最後の試合は勝点3を取りたかった。非常に悔しい結果」と勝利だけを見据えたが、過密日程は確実にチームに疲労を蓄積させている。実際、この背番号40は札幌戦を体調不良で欠場。この神戸戦でも、時折苦しそうにピッチにしゃがみ込む場面もあった。

 夏場をどう乗り切るかは、優勝争いを勝ち抜くうえでキーポイントとなる。ほぼ時を同じくして遠く九州で行われた横浜F・マリノスと鳥栖の試合も引き分けた。逆転優勝に向けた道は閉ざされていない。




◆【鹿島アントラーズ】「大迫勇也の恩返し弾&退場誘発」も鈴木優磨が“鬼迫アシスト”! 「鹿島の9番対決」で意地を見せる!(サッカー批評)





◆【鹿島】本拠での神戸戦12年以来勝利なし 劣勢の中で和泉竜司が同点弾「気持ちが得点に」(ニッカン)






<明治安田生命J1;鹿島1-1神戸>◇第22節◇16日◇カシマスタジアム

鹿島アントラーズはヴィッセル神戸と1-1の引き分けに終わった。

鹿島に在籍経験がある神戸FW大迫勇也に先制点を奪われ、さらに大迫をファウルで止めた鹿島DFキム・ミンテが後半15分に2枚目の警告で退場に。10人での戦いを余儀なくされた。

しかし、10人でもあきらめなかった。後半42分、FW鈴木優磨がゴール前でロングボールを頭で落としたボールを、MF和泉竜司が右足を振り抜き同点に追い付いた。劣勢の中でも勝ち点1を積み上げた。和泉は毎試合、攻守でのハードワークで献身的なプレーが光っており、今回も苦しい時間にもかかわらず、ゴール前に走り込んだことでゴールにつなげた。

和泉は「人数が少なくなった中でも、得点できる場所にいるようにと意識していた。自分だけの力ではない。僕もそうですけど、みんなが諦めずに追いつこう、逆転しようという気持ちが得点につながった」と振り返った。

カシマスタジアムでの神戸戦は、12年9月1日に勝利して以来、5敗3分け(13年は神戸はJ2)と勝利から遠ざかっており、今年もまた、勝利できずに終わってしまった。天皇杯の準々決勝で、再び神戸と対戦する。和泉は「また、戦えるチャンスがある。今日の借りを返す試合がある。チームとしてプラスにとらえて。ただ、天皇杯は先の話。まずはしっかり、目の前の試合を戦って、チームとしても個人としてもレベルアップできるよう、頑張っていきたい」とリベンジを誓っていた。





◆【鹿島】本拠での神戸戦12年以来勝利なし 劣勢の中で和泉竜司が同点弾「気持ちが得点に」(ニッカン)


◆鹿島 終了直前に和泉弾、10人でドロー 鈴木「冷静になって必要なことを考えたい」(スポニチ)






明治安田生命J1第22節   鹿島1―1神戸 ( 2022年7月16日    カシマ )


 鹿島は10人で何とか勝ち点1を拾った。1点を追う後半42分、退場者を出しながらもFW鈴木の折り返しをMF和泉が決めて土壇場で振り出しに戻した。

 ただ、最後にホームで神戸に勝利した12年以来、10年ぶりの本拠勝利とはならず、鈴木は「これを勝ち点3に変えるのが優勝するチーム」と反省した。チームは2週間の中断期間に入る。鈴木は「冷静になって必要なことを考えたい」と先を見据えていた。





◆鹿島 終了直前に和泉弾、10人でドロー 鈴木「冷静になって必要なことを考えたい」(スポニチ)





◆【J1採点&寸評】鹿島1-1神戸|MOMは同点弾の和泉。鈴木、大迫ら3人が「7」の高評価に(サッカーダイジェスト)






鹿島――終盤に意地の同点ゴール


[J1第22節] 鹿島1-1神戸/7月16日/県立カシマサッカースタジアム

【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 6.5
DF
常本佳吾 6.5
三竿健斗 6.5
キム・ミンテ 5
広瀬陸斗 6
MF
和泉竜司 7
中村亮太朗 6.5(72分OUT)
ディエゴ・ピトゥカ 5.5(80分OUT)
アルトゥール・カイキ 5.5(80分OUT)
FW
エヴェラウド 5.5(72分OUT)
鈴木優磨 7

途中出場)
DF
安西幸輝 6(72分IN)
関川郁万 6(72分IN)
MF
舩橋 佑 ―(80分IN)
土居聖真 ―(80分IN)

監督)
レネ・ヴァイラー 6


【鹿島|寸評】
 10分にピトゥカの強烈なFKから徐々に押し込む時間帯を増やしたが、決定機までは作り出せず。一方で相手の効果的な攻撃も許さなかったが、時折見せるイニエスタのパスにやや翻弄される。後半は立ち上がりに失点。大迫にゴールを許すと、さらに60分、抜け出した大迫をキム・ミンテが倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場に。ひとり少なくなったあとも、中盤の中村がCBを務めるなど、決してペースは手放さず。粘り強さを発揮し、終盤に意地の同点ゴール。87分に鈴木のヘディングでの折り返しを和泉が決めてドローに持ち込んだ。

 3日前の天皇杯で好調ぶりを見せたMF中村は中盤で存在感を発揮。ひとり減った後もCBをこなすなど、個人としてはアピールに成功。ハードワークし、テクニックも併せ持つMF和泉がゲームを引き締め、FW鈴木、CB三竿、GKクォン・スンテら中心選手はこの日も安定したパフォーマンスを披露した。チームとして神戸にやられていた部分は多くなかったが、組み立てに絡み、サイドに開く鈴木が作り出したスペースを突くことができず。天皇杯でゴールを奪い復調傾向のエヴェラウドもこの日は不発に終わるなど、フィニッシャーの不在を痛感させられた。

 しかし、諦めない姿勢が87分の同点弾につながるなど、最後まで奮闘した和泉をMOMに選出。ひとり減ったなかで、なかなか選手交代をしなかったレネ・ヴァイラー監督だが、送り出した先発選手たちへの信頼が最後の追い上げにつながったとの見方もあるか。





神戸――武藤が負傷で途中交代に


【神戸|採点】
スタメン)
GK
飯倉大樹 6
DF
山川哲史 6.5
菊池流帆 6.5
小林友希 6
酒井高徳 6
MF
橋本拳人 6
山口 蛍 6.5
飯野七聖 6(HT OUT)
アンドレス・イニエスタ 6(75分OUT)
汰木康也 5(89分OUT)
FW
武藤嘉紀 5.5(39分OUT)

途中出場)
MF
佐々木大樹 ―(75分IN)
FW
大迫勇也 7(39分IN)
ムゴシャ ―(89分IN)
小田裕太郎 6.5(HT IN)
 
監督)
吉田孝行 6.5


【神戸|寸評】
 前半で武藤が負傷交代するアクシデントがあったが、交代した大迫が大活躍。52分に先制弾を決めると、60分には巧みな抜け出しから、キム・ミンテの2枚目のカードを誘発。さらにアディショナルタイムには決勝弾のチャンスも。さらに加入直後の飯野を先発させ、FWムゴシャも終盤にピッチに立つなど、今後に向けての布石も打った。

「本来なら半分(の時間)以内の予定だった」と指揮官も明かした大迫が先制弾を決めるなどチームを牽引。鹿島の和泉、鈴木と「7」の高採点も、ひとり少ない相手に終盤に追いつかれた点を考慮し、MOMは和泉に譲った。またイニエスタは相変わらずのプレークオリティで会場も息を呑むパスを供給していた。編成上の問題もあるだろうが、ベンチには攻撃的なキャラクターばかりで、強度の高い戦いのなかで中盤の山口と橋本にかかる負担が増え、後手に回るシーンも。動きが良く、度々チャンスに絡んでいた汰木だが、数えきれないほどの決定機があっただけに評価は厳しめに。吉田監督はタレント揃いのチームを上手くまとめる部分で手腕を発揮。送り出した選手が活躍するなど、チームに良い循環を呼び込んでいる。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)


◆【J1採点&寸評】鹿島1-1神戸|MOMは同点弾の和泉。鈴木、大迫ら3人が「7」の高評価に(サッカーダイジェスト)





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