2020-21シーズンのブンデスリーガ最終節が22日に行われ、日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンの2部降格が決定した。MF堂安律とMF奥川雅也が所属するビーレフェルトは勝って残留を決めた。
熾烈な残留争いは、15位ビーレフェルト(勝ち点32)、入れ替えPO圏16位がブレーメン(同31)、自動降格圏17位がケルン(同30)という順位で最終節を迎えた。
◼︎ブレーメンが17位陥落で自動降格…大迫は今季ノーゴール
最下位シャルケの降格は決まっていたが、最終節の結果により、もう1枠がブレーメンに決定した。ボルシアMGに2-4で敗れたブレーメンは勝ち点31のままポイントを上積みできず、ケルンにかわされ17位フィニッシュ。大迫は後半10分から途中出場したが、不発だった。出場機会にも恵まれず、無得点でシーズンを終えた。
昨季は大迫の活躍もあり、他会場の条件も相まって最終節で奇跡的に自動降格を回避したブレーメン。入れ替えプレーオフを戦って残留に成功していたが、41年ぶりの降格が決定した。
◼︎ビーレフェルトは残留決める
ビーレフェルトは勝てば自力残留という条件で日本代表MF遠藤航所属のシュツットガルトと対戦し、2-0で勝利した。遠藤は前節まで全33試合に先発していたが、累積警告で欠場。全34試合に出場した堂安は右ウイング、奥川は右インサイドハーフで先発した。
0-0で迎えた後半22分、奥川が獲得したPKをFWファビアン・クロスがきっちりと沈め、先制に成功。後半27分にはリターンを受けた堂安が鋭いドリブルで潜り込むと、左足ショットでネットを揺らし、今季5ゴール目。日本人コンビが揃ってビーレフェルトの残留に貢献した。
◼︎ケルンは土壇場16位浮上で自動降格回避
ケルンはシャルケを1-0で下し、勝ち点を33に伸ばして16位に浮上。自動降格を回避し、昇降格プレーオフに回った。後半44分にDFセバスティアーン・ボルナウが劇的な決勝ゴールを挙げている。
◆ブレーメンが41年ぶり2部降格、大迫は今季無得点…ビーレフェルトは堂安が残留決定弾! ケルンが入れ替えPOへ(ゲキサカ)