日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年5月20日月曜日

◆大迫も封じた“デュエル王”鹿島MF知念慶 新人ボランチの土台は川崎F時代の教え(スポニチ)



知念慶


明治安田J1第15節   鹿島1―0神戸 ( 2024年5月19日    カシマ )


 3位の鹿島は前節首位の神戸に1―0で競り勝ち、勝ち点29で並んだ。ホーム神戸戦は実に12年ぶりの勝利。古巣に乗り込んだFW大迫勇也(34)を守備陣がシュートゼロに抑え、7試合ぶりのクリーンシートを達成した。

 中盤で出色のプレーを見せたMF知念慶(29)は「武藤選手と大迫選手には自由にやらせないように、強くいくことを意識していた。そこは強くできていた」と息をついた。開始直後から鋭いプレスで攻撃の芽をつみ、局面の勝負で強さを発揮。コンビを組むMF佐野海舟(23)と中盤の強度を保ち、昨季王者に土をつけた。

 29歳の新人ボランチに、風格が漂い始めている。第14節終了時点でデュエル(1対1)の勝利数はJ1トップの59回を記録。2位の見木(東京V)に大差をつける。昨季まではFWだった。宮崎キャンプ中、ケガ人の影響で突然のコンバート。未経験のポジションだったが、開幕スタメンをつかむと、気付けば定位置になっていた。

 対人の強さの土台は、大卒で入団した川崎F時代の教えにある。1年目から鬼木達監督(50)に守備を叩き込まれた。FW=ファーストDF。前線からプレスをかけ、何度も何度もボールを追った。「めちゃくちゃ口酸っぱく教えられた。ただコースを限定するだけでなくて、お前がボールを奪えと。川崎の練習自体も、狭いコートで大人数でやるメニューが多かった。だからFWだったけれど、そういう部分は鍛えられていた。それが生きているなと思う」。

 「点取り屋」から「つぶし屋」へ。進むべき道に迷いはない。「今はそこでしかチームに貢献できるところがないので。でも相手をつぶすことは得意としてやれているし、数字が出ているのはより自信になる。そこは継続していきたい」。新境地を開くデュエル王が、タイトル奪還に欠かせないピースだ。(坂本 寛人)





◆大迫も封じた“デュエル王”鹿島MF知念慶 新人ボランチの土台は川崎F時代の教え(スポニチ)





◆鹿島・植田直通「失点した方が負ける」 関川郁万「競り方を工夫」大迫封じで神戸撃破 ポポヴィッチ監督「黄金期思い出させる」(報知)



鹿島アントラーズイレブン


◆明治安田J1リーグ▽第15節 鹿島1―0神戸(19日・カシマスタジアム)

 鹿島はホームで神戸に1―0で競り勝ち、2連勝を飾った。後半36分にDF濃野公人(22)が今季4ゴール目となる決勝点を決め、神戸を首位から引きずり降ろした。町田はU―23日本代表FW藤尾翔太(23)の2ゴールなどで東京Vに5―0で大勝し、首位に返り咲いた。広島はDF新井直人(27)の3得点などで、京都を5―0で圧倒した。

 スコアレスが続いた激闘は、後半36分に動いた。鹿島FW鈴木のスルーパスに抜け出したMF名古のシュートを、相手GKがはじく。ゴール前を転々とするこぼれ球に詰めたのはFWでもMFでもなく、DFのルーキー濃野。走り込んだ勢いそのままに、決勝点となるシュートを蹴り込んだ。

 「失点した方が負けると思っていた」(植田)、「自分なりに考えて競り方を工夫した」(関川)とセンターバック2人を中心に高い集中力を保ち、ここ2年の対戦で3点を許していた神戸FW大迫にシュートを1本も打たせず。“大迫封じ”が勝利に直結し、昨季ホーム戦で1―5の屈辱にまみれるなど、ホームで10戦勝ちなし(4分け6敗)だった神戸に土をつけた。

 直近6戦負けなし(5勝1分け)で、首位を勝ち点3差でピタリと追走する。ポポヴィッチ監督(56)の「クラブ黄金期の強さを思い出させる試合だったのでは。小笠原(満男)さん、中田浩二さん、柳沢敦さんら当時の主力メンバーにも、きっと誇りに感じてもらえる勝利でしょう」という饒舌(じょうぜつ)ぶりが、この勝ち点3の持つ意味の大きさを物語っていた。(岡島 智哉)





◆鹿島・植田直通「失点した方が負ける」 関川郁万「競り方を工夫」大迫封じで神戸撃破 ポポヴィッチ監督「黄金期思い出させる」(報知)


◆【鹿島】ホーム神戸戦12年ぶり勝利 植田直通&関川郁万が神戸大迫をシュート0に封じ無失点(ニッカン)



植田直通


<明治安田J1:鹿島1-0神戸>◇第15節◇19日◇カシマ

鹿島アントラーズが大卒1年目のDF濃野公人(22)の得点で首位のヴィッセル神戸を下した。これでホームで神戸相手に12年ぶりの勝ち点3を手にした。

センターバックのDF植田直通(29)とDF関川郁万(23)が相手エースFW大迫勇也(34)をシュート0本に封じ、仕事をさせなかった。植田は「サコくん(大迫)だけでなく、タレントがそろっているチーム。その中で相手をどう封じるかは練習でやってきた。今までやってきたことをやったからこそ防げたと思う。今やっていることに自信を持てた」と振り返った。

12日の東京ヴェルディ戦は3-0から追いつかれてドロー。今季は17失点でリーグで8番目に少ないものの、堅守の鹿島としては合格点とは言い難い状態だった。

植田は「今まで、ここに来るまでにかなり失点数を重ねて、自分自身、迷惑をかけていると思っていた。今日、0でいけて少しほっとしました」と本音も漏らした。

神戸はロングボールやクロスを使いながら、個の力を生かした神戸の攻撃を耐え抜いた。セカンドボールの拾い合いでも負けなかった。植田は空中戦でも自身の持ち味を存分に発揮し「自分はヘディングで負けは許されない。周りも僕が勝つと思って準備している。自分は勝つしかない。その点は、今日はうまくいった」と手応えを口にした。





◆【鹿島】ホーム神戸戦12年ぶり勝利 植田直通&関川郁万が神戸大迫をシュート0に封じ無失点(ニッカン)



◆明治安田J1 鹿島 神戸を破る 1-0(茨城新聞)












明治安田J1第15節の鹿島は19日、カシマスタジアムで神戸と対戦し、1-0で勝利して2連勝を飾った。今季通算成績は9勝2分け4敗、勝ち点29で、順位は3位。

鹿島は前半、なかなか得点機をつくることができず0-0で折り返した。互いに無得点のままで迎えた後半36分、こぼれ球に反応した濃野がゴールを決めて均衡を破り、これが決勝点となった。

鹿島の次戦は22日午後7時から、敵地でYBCルヴァン・カップ3回戦を町田と戦う。

▽カシマ(観衆20,390人)
鹿島 9勝4敗2分け(29) 1-0 神戸 9勝4敗2分け(29)
0-0
1-0

▽得点経過 鹿 神
後36分 【鹿】 1-0 濃野





◆明治安田J1 鹿島 神戸を破る 1-0(茨城新聞)





◆【採点&寸評】鹿島、6戦5勝で首位追走 センターバック中心に守り抜き4連勝中神戸にウノゼロ勝利(報知)






◆明治安田J1リーグ▽第15節 鹿島1―0神戸(19日・カシマスタジアム)

 鹿島は4連勝中だった神戸を1―0で下した。後半36分にDF濃野公人が決勝点を決めた。神戸と勝ち点29で並び、得失点差で3位。首位の町田とは同3差。

 採点と寸評は以下の通り。

ポポヴィッチ監督【7・0】失点しないことを第一に、交代を後半30分まで待って6分後にスコアを動かす。激情家でありながら、我慢もできる監督

GK早川友基【6・0】1か月ぶりのクリーンシート。優勝争いに絡むとなれば、得失点差も重要。無失点勝利にこだわっていきたい

DF濃野公人【6・5】DFながら早くも4点目、しかも決勝点、先制点、決勝点、決勝点。嗅覚が警察犬レベル。ワンダフル

DF植田直通【7・0】大迫にゴール前で仕事をさせず。釣り出されることもほとんどなく、持ち場でどっしり構えてはね返し続けた

DF関川郁万【7・0】CBで勝った試合。それでも大迫とのマッチアップを「うーん…イマイチだった」と首をかしげながら振り返る。不本意かもしれないがMOM

DF安西幸輝【6・5】序盤から狙われながらも奮闘し、相手の攻撃が手詰まりに。DFとしての個の能力で、相手FWに勝った

MF佐野海舟【6・5】武藤のシュートをブロックした場面は1点ものの価値。セカンドボールの拾い合いも常に優勢

MF知念慶【6・5】タックル成功率85・7%(8戦7勝)を記録。前世はボランチかと思っていたが、ラガーマン説も出てきた

MF師岡柊生【6・0】独特のテンポは健在。足元で受けた後の選択肢も多い。だからこそ得点に絡みたい

MF仲間隼斗【6・0】「さすがの献身性!」という場面と「もっと精度を…」という場面が90分を通して繰り返されるが、結局試合を終えて冷静に振り返ると、次も先発だろうな、となる。仲間あるある

MF名古新太郎【7・0】「優磨が前を向いた時に、一瞬だけど目が合った」と鈴木優磨のスルーパスに抜け出し決勝点演出。これで5試合連続で得点関与。トップ下がこの活躍を続ければ、そう簡単には負けないだろう

FW 鈴木優磨【6・5】「顔上げたタイミングで名古ちゃんと目が合った」と名古新太郎にスルーパスを通して決勝点演出。これで6試合連続で得点関与。1トップがこの活躍を続ければ、そう簡単には負けないだろう

FWチャブリッチ【6・0】後半30分IN。いるだけでDFラインが下がり、バイタルエリアが空いて得点が生まれる。セレーゾ氏の名言「CBは顔と名前だ」はFWにも当てはまる

MF樋口雄太【6・5】後半40分IN。素晴らしいプレーだった。何が?全てが。出場時間短いけど採点あり

MFミロサブリェビッチ【―】後半46分IN。町田、札幌との2試合ではもっと長い時間出ることになるだろう。試運転終了、いざ。出場時間短く採点なし

清水勇人主審【5・5】なるべく流そうとする基準は、言ってしまえばいつも通り。想定外ではないし、基準を貫くことに関しては間違いなく一流なので、うまく選手側と噛み合えば魅力ある好試合となるのだが…

しかお【5・20】誕生日おめでとう

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)


2024年5月19日日曜日

◆【鹿島】東京Vとドローから敵地広島で勝利、ポポビッチ監督「次に生かそうと本気で思えたから」(ニッカン)






3位の鹿島アントラーズのポポビッチ監督(56)が18日、首位ヴィッセル神戸戦(19日、カシマスタジアム)を前にオンライン取材に応じ、連戦ながら最善の準備が整ったことに自信をのぞかせた。

12日はホームで東京ヴェルディに3-0から追いつかれ勝ち点1に終わった。だが、失意のドローから中2日、敵地で臨んだ上位のサンフレッチェ広島戦では3-1で快勝した。次は中3日での首位との対戦となる。

前2試合に、ポポビッチ監督は「(東京Vに)引き分けて、全員が負けたようなとらえ方をしている。我々は手中の勝ち点は1ではなかった。その悔しさを持ち、次に生かそうと本気で思えたから取り返せた」と振り返る。「急にプレーが良くなることは存在しないことを学んだ。試合を重ねるごとに、意識の部分も良くなっている。私が求めているレベルには達していないが成長している。高いモチベーションを持って楽しみながら前進していくことが大事」と日々のと積み上げを強調する。短い準備期間にも「いい雰囲気で練習できたし、明日のピッチでいい姿を見せられる。全員がチームのために、クラブのために全力を出し切るだけ」と上位相手の連勝を見据えている。


◆鹿島ポポヴィッチ監督 首位神戸戦も平常心を強調「盛り上がる見出しをつけたがるかもしれませんけど…」(スポニチ)






 3位につける鹿島は19日、首位・神戸をホームに迎え撃つ。18日の非公開練習後にオンライン取材に応じたポポヴィッチ監督(56)は「非常にクオリティーが高いチームで、インテンシティーもある。フィジカル的なスピードにも優れている」と昨季王者の総合力を警戒した。一方で「リスペクトを持って戦う必要はもちろんあるけれど、我々が何をするのか、我々次第だということが一番重要。こういう強い相手に我々のペースで戦いたい」と語り、地に足をつけて立ち向かう姿勢を示した。

 勝てば勝ち点で並ぶ首位との直接対決。直近5試合で4勝1分けと上り調子で迎え、ここまでの真価が問われる前半戦のヤマ場でもある。それでも指揮官は平常心で臨む姿勢を崩さない。「試合に勝っても得るものは(勝ち点)3ポイントで変わらない。常に目先の試合が最重要だと思っている。もちろん目先の試合だから最重要だが、それ以上の捉え方をしていない」。昨季は2戦2敗を喫し、さらにホームでは14年以降10年間勝ちなしの相手。そんな負のデータも意に介さず、「みなさんは試合前により盛り上がるような見出しをつけたがるかもしれませんけど、私は自分たちが全力を尽くした試合の後に盛り上がる記事を書いてもらう方がうれしい。そんな試合にしたい」と報道陣にリクエストした。





◆鹿島ポポヴィッチ監督 首位神戸戦も平常心を強調「盛り上がる見出しをつけたがるかもしれませんけど…」(スポニチ)





◆【鹿島】10年間ホームで勝てていない首位神戸戦にポポビッチ監督「昨年の敗戦は関係ない」(ニッカン)






3位の鹿島アントラーズのポポビッチ監督(56)が18日、首位ヴィッセル神戸戦(19日、カシマスタジアム)を前にオンライン取材に応じ、過去のデータにとらわれない強い姿勢を見せた。

カシマスタジアムでの神戸戦は、12年の1-0での勝利を最後に、勝利がなく過去10年は6敗4分け(13年は神戸はJ2)。最後に勝利した試合は、現神戸のFW大迫勇也が決勝点を挙げている。昨季は1-5の歴史的大敗を喫し、FW鈴木優磨(28)がサポーターの前で涙を流した。

その件について問われると、ポポビッチ監督は「メディアの方にそう見られるのは当然」としながらも「昨季ホームで大敗した試合は何月か覚えてますか?」と逆質問。自ら「3月です」と答え「気温が低く雨が降っていたと思います。今は5月で気温も上がっている。うちのとって、昨年の敗戦は関係ない」と言い切った。

神戸に「質が高く海外での経験がある選手がそろっている」と敬意を表し「こういう強い相手に我々のサッカー、ベースで戦うことをピッチで見せたい」と意欲を見せる。

首位神戸との勝ち点差は3で、まさに「6ポイントマッチ」だ。指揮官は「どの試合に勝っても得るものは3ポイント。6ポイントともとらえていない」と冷静で「我々は全力を尽くして、すべてを出し切って勝ちとりに行くことにフォーカスする。勝利にこだわる姿勢を、鹿島として見せ続けること。すべてを出し切った後に、結果がどうなっているか見てみましょう」と自信をのぞかせた。

続けて「試合後、全力を尽くした後に盛り上がる記事を書いてもらえる方がうれしい。そうなる試合にしたいと思っています」と話した。




◆【鹿島】10年間ホームで勝てていない首位神戸戦にポポビッチ監督「昨年の敗戦は関係ない」(ニッカン)



2024年5月18日土曜日

◆横浜FM戦(6/1)人気漫画『GIANT KILLING』とのスペシャルコラボが決定!(PR TIMES)






『GIANT KILLING』著者ツジトモ先生が、鹿島アントラーズの選手たちを描き下ろした特別イラストが実現!6/1(土)国立競技場で開催する横浜F・マリノス戦でのスペシャルコラボをぜひお見逃しなく。


会場内外では、特別イラストのフォトスポット設置やノベルティの配布など、様々なイベントを実施予定です。ぜひ国立競技場にご来場ください!

対象試合
6月1日(土)15:00キックオフ(12:00開場予定)

2024明治安田J1リーグ第17節 横浜F・マリノス戦

※キックオフ1時間前は入場時の混雑が予想されます。お時間に余裕を持ってのご来場をよろしくお願いいたします。

会場
国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-1 )

【特別企画】
1)6.01国立でしか手に入らない!「vs鹿島編」を収録した限定冊子をプレゼント
「鹿島ワンダラーズvsEAST TOKYO UNITED」を描いた『GIANT KILLING』61巻内の1話を収録した小冊子を、鹿島アントラーズ公式LINEの友だち登録をしている来場者先着10,000名様へプレゼントいたします。

表紙には書き下ろしイラストを掲載し、本試合でしか手に入れることのできない特別なノベルティです。

■配布場所

国立競技場場外 外苑門(Eゲート)付近

※配布時間に関しては後日、鹿島アントラーズオフィシャルサイト内の観戦ガイドにてご案内いたします。

■対象

鹿島アントラーズ公式LINEを友だち登録している方

■参加方法

1)「鹿島アントラーズ公式LINE」を友だち登録

2)友だち登録画面をブースにて提示

※お一人様1点までとなり、無くなり次第終了となります。

2)『GIANT KILLING』ツジトモ先生書き下ろしイラスト 巨大フォトスポット登場!
鹿島アントラーズ選手のオリジナルイラストの巨大フォトスポットを設置します。

■フォトスポット設置場所

国立競技場場外 外苑門(Eゲート)付近

3)『GIANT KILLING』ツジトモ先生書き下ろしイラストデザインの大型トラックが都内各所に登場!
オリジナルデザインの“アントラーズトラック”が都内各所を走り回ります。ぜひ探してみてください!

4)週刊「モーニング」に広告掲載!
『GIANT KILLING』が連載中の講談社刊「モーニング」の5月23日(木)発売号にて、ツジトモ先生書き下ろしイラストを使った広告を掲載予定です!

5)ツジトモ先生描き下ろしイラストのグッズ販売!
ユニフォームやTシャル、アクリルキーホルダー、クッションなどのグッズを販売予定です。商品ラインナップ、販売方法などの詳細は後日ご案内いたします。

※販売商品は変更になる場合がございます。

『GIANT KILLING』
ツジトモ

原案・取材協力/綱本将也 講談社刊

最新刊63巻発売中

本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる! これがフットボール漫画の新スタンダード!! 達海猛、35歳。イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING!





◆横浜FM戦(6/1)人気漫画『GIANT KILLING』とのスペシャルコラボが決定!(PR TIMES)





◆鹿島が人気サッカー漫画「ジャイキリ」とコラボ 国立開催6・1横浜FM戦で 今年もトラック走ります(報知)






 J1鹿島は17日、6月1日に東京・国立競技場で開催する第17節横浜FM戦において、週刊モーニング(講談社)連載の人気サッカー漫画「GIANT KILLING(ジャイアントキリング)」とのスペシャルコラボ企画を実施することを発表した。

 企画にあたり、ジャイアントキリング著者のツジトモ氏が鹿島の選手たちを描き下ろした特別イラストが完成。会場内外で特別イラストのフォトスポットを設置するほか、ノベルティの配布、イラストがデザインされたユニホームやアクリルキーホルダーなどのグッズ販売も行われる。

 また、描き下ろしイラストデザインの大型トラックが都内各所に登場する企画も。クラブにとって12年ぶりの国立開催だった昨季の名古屋戦(2〇0)においても、FW鈴木優磨らがデザインされたアドトラックが都内を走っており、“2年連続”の走行となる。

 昨季の名古屋戦はJリーグ30周年記念スペシャルマッチとして行われ、5万6020人が来場。鈴木優磨、知念慶のゴールで鹿島が2―0で勝利した。





◆鹿島が人気サッカー漫画「ジャイキリ」とコラボ 国立開催6・1横浜FM戦で 今年もトラック走ります(報知)





◆鹿島DF植田直通 昨季2敗の王者にリベンジを「全員で悔しさをぶつけたい」19日神戸戦(スポニチ)



植田直通


 鹿島のDF植田直通(29)が17日、首位・神戸戦(19日、カシマ)でのリベンジを宣言した。

 昨季の神戸戦は2戦2敗。1―5で大敗した昨年4月15日の一戦は、28年ぶりにホームで5失点する屈辱だった。「自分たちより上にいる相手で、なおかつ去年、自分たちが2敗している相手。絶対に勝たなければいけない試合というのは誰もが分かっている。全員で去年の悔しさをぶつけたい」。勝てば王者に勝ち点で並ぶ前半戦のヤマ場。「優勝するためにもこの勝利は必要。総力戦で戦って絶対に勝ちたい」と鼻息は荒い。

 会心の勝利を挙げた15日広島戦の勢いも味方につける。この日は鹿嶋市内のクラブハウスで約1時間の調整。中2、3日で試合が続く過密日程の3戦目だが、植田は「前節勝ったこともあり、みんな凄くコンディションはいい」と強調した。

 自身はCKから2戦連続で得点中。「セットプレーはキッカーが全て」とMF名古新太郎(28)のアシストに感謝を示し、「自分が点を取っていることによって周りの選手が生きてくる。いろんなパターンを持って挑めれば」とイメージを膨らませていた。





◆鹿島DF植田直通 昨季2敗の王者にリベンジを「全員で悔しさをぶつけたい」19日神戸戦(スポニチ)

【参考】

2024年5月17日金曜日

◆日本代表の23歳MFが「ハンパない」 ボール回収→相手置き去りドリブルにファン脱帽(FOOTBALLZONE)



佐野海舟


MF佐野海舟がダメ押し弾をお膳立て


 鹿島アントラーズは5月15日、J1リーグ第14節でサンフレッチェ広島と対戦し、3-1で勝利した。この試合で23歳MF佐野海舟が持ち前のボール奪取からダメ押しとなる3点目を演出した。

 試合は前半5分、右サイドのコーナーキックからDF植田直通がヘディングで合わせて鹿島が先制に成功する。そして同13分、FW師岡柊生が右サイドからカットインでペナルティーエリアに侵入すると、ファウルを誘い鹿島がPKをゲット。これを鈴木が決めてリードを2点に広げた。

 後半20分、FWマルコス・ジュニオールに1点を返されたなかで迎えた同39分、佐野がピッチ中央でルーズボールを出足良く拾うと、そのままドリブルで前進。スピードアップして相手DFを置き去りにしたドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると、左足でゴール前にクロス。これにFWアレクサンダル・チャヴリッチが合わせてダメ押しとなる3点目をゲット。3-1で広島を下した。

 スポーツチャンネル「DAZN」で佐野のボール奪取シーンが公開されると、「海舟ハンパない。こんなん世界やん」「あっぱれ!スゴイわ!」「お見事でした」「中2日で先発中の佐野選手がこのプレーするか」「奪ってから運べるの本当に素晴らしい」など、反響の声が寄せられた。

 中2日の過密日程のなか、試合終盤でも馬力のあるプレーを見せた佐野。ゴール演出の過程にファン・サポーターは熱視線を送っていた。








◆日本代表の23歳MFが「ハンパない」 ボール回収→相手置き去りドリブルにファン脱帽(FOOTBALLZONE)


◆【鹿島】闘魂ヘッドで先制点を決めた植田直通「セットプレーが大事になる。一発目で点をとってやる気持ちだった。タイミングもバッチリ」(サカノワ)






次節は19日、ホームで首位・神戸と対戦。


[J1 14節] 広島 1-3 鹿島/2024年5月15日/19:00/エディオンピースウイング広島

 J1リーグ14節、 鹿島アントラーズが植田直通、鈴木優磨、そして日本代表MF佐野海舟のアシストからチャヴリッチが決めて、サンフレッチェ広島に3-1の勝利を収めた。

 開始5分、濃野公人のシュートから得たコーナーキック。名古新太郎の大きく上げたボールに、植田は日本代表にも選ばれる荒木隼人にジャンプヘッドで競り勝ち、豪快に叩き込んで先制点をもたらした。

「今日の試合はすごくセットプレーが大事になると思っていました。一発目で点をとってやるという気持ちでやっていました。すごくいいボールが入ってきましたし、タイミングもバッチリでした」

 試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、植田はそのように気持ちのこもった得点シーンを振り返った。

 また2-0としたあと味方のミスから1点差に迫られた。3-0から追い付かれた3日前の東京ヴェルディ戦の嫌な雰囲気がやや漂った。ただ、この日はその悪い流れを断ち切り、チャヴリッチ弾を突き刺し、しっかりと上位にいた相手に勝ち切った。

「(1点を返されて)前節と同じような状況になった時、その教訓を生かして勝てたことがすごく良かったと思います。全員がボールへのアプローチだったり、最後まで走り切ることだったり、(中2日の)連戦でしたけれど、前線の選手たちがすごく頑張ってくれました。後ろの選手も体を張って、1失点してしまいましたが耐え切れた試合だったと思います」

 そして次節19日は、ホームのカシマスタジアムで、首位ヴィッセル神戸と対戦する。

 29歳の闘魂センターバックは、「次、神戸との試合が待っているので、もう、今日のことは忘れて、次の試合に向けて準備していきます」と、前を向いていた。そして広島でも熱い声援を送り続けてくれたサポーターに向けて、「常に声が聞こえていますし、自分たちを後ろから支えてくれている存在です。彼らがいないと、自分たちは戦えていない部分もありますし、すごく感謝しています」と頷き礼を述べた。

 3位の鹿島は中3日の19日15時から、3ポイント差で首位に立つ昨季Jリーグ王者の神戸とホームで対戦する。




◆【鹿島】闘魂ヘッドで先制点を決めた植田直通「セットプレーが大事になる。一発目で点をとってやる気持ちだった。タイミングもバッチリ」(サカノワ)



2024年5月16日木曜日

◆鹿島「Jリーグの日」にJ1通算583勝目 佐野海舟「チーム全員で勝った試合」次節は首位神戸と激突(報知)



佐野海舟


◆明治安田J1リーグ▽第14節 広島1―3鹿島(15日・Eピース)

 J最多20冠を誇る鹿島が、「Jリーグの日」に3発快勝でJ1通算583勝目(歴代1位)を挙げた。

*  *  *

 前半5分にDF植田直通、同15分にFW鈴木優磨がともに2戦連続となるゴール。2―1の終盤にも日本代表MF佐野海舟のアシストからFWチャブリッチが加点し、J創設時のメンバー「オリジナル10」対決を3―1で飾った。佐野は「チーム全員で勝った試合」と勝利を誇った。

 前節から中2日で敵地に乗り込んだ鹿島に対し、広島は前節の試合が延期となり、中8日と日程に余裕があった。それでも開始15分までに2点を先取。前節の東京V戦(3△3)では3点リードを守り切れない大失態を犯したが、1点を返されてからも集中力を切らさず、最後まで戦い抜いた。

 次節(19日)は、勝ち点3差で追う首位の神戸をホームに迎える。佐野は「やっぱりタイトルを取らないといけないので。1位を目指さないといけない」と上位対決を見据えた。5年間無冠が続く鹿島だが、今季はひと味違うかもしれない。





◆鹿島「Jリーグの日」にJ1通算583勝目 佐野海舟「チーム全員で勝った試合」次節は首位神戸と激突(報知)



◆これが鹿島の勝負強さ!オリジナル10対決で広島に3―1 DF植田「前節の教訓を生かし切れた」(スポニチ)






明治安田J1リーグ第14節    鹿島3―1広島 ( 2024年5月15日    Eピース )


 鹿島は敵地で広島を3―1で下し、2試合ぶりの勝利を挙げた。

 「Jリーグの日」に組まれたオリジリナル10対決で、常勝軍団の貫禄を示した。前半5分の右CK。DF植田直通(29)が豪快に頭で叩き込んで先制弾。同15分、FW鈴木優磨(28)がPKで2点目を決めた。攻守の要がそろって2戦連続ゴールを決め、試合の流れを引き寄せた。

 同じ失敗は繰り返さない。前節12日の東京V戦は3―0からまさかの3失点。ドローに持ち込まれていた。この日も序盤にリードを広げる同じような展開。後半20分にミスから1点を返されたが、粘り強く守って傷口を最小限にとどめた。後半39分には途中出場のFWチャヴリッチ(29)がダメ押しの3点目。植田は「前節の教訓を生かし切れたことが良かった」と振り返り、「連戦だったけれど前線の選手が頑張ってくれた。後ろの選手も体を張った。1失点したけど耐え切れた試合だった」と胸を張った。

 Jリーグ発足前、鹿島の加盟は「99・9999%ない」と言われた状況から、スタジアム建設が決め手となり10チーム目に滑り込んだ。以来32年間、ジーコ氏の教えを礎に貪欲に勝利だけを追求し、国内最多20冠のタイトルを獲得した。一度もJ2降格経験がないのは、鹿島と横浜の2チームのみ。植田は「鹿島というクラブは勝利、それだけを求めてきた。勝利を届けることだけが自分たちの恩返し」と言う。

 チャンスを確実に仕留め、苦しい時間は耐える。J1最多の583勝目には、伝統の勝負強さが詰まっていた。





◆これが鹿島の勝負強さ!オリジナル10対決で広島に3―1 DF植田「前節の教訓を生かし切れた」(スポニチ)


◆【鹿島】ポポビッチ監督「本来見せるべき姿」苦手広島から5戦ぶり勝利で3位死守(ニッカン)






<明治安田J1:広島1-3鹿島>◇第14節◇15日◇Eピース

鹿島アントラーズが、2試合ぶりの勝利で3位を死守した。

苦手サンフレッチェ広島からは21年11月3日以来、5試合ぶりの勝利。その間は1分け3敗だった。

前半5分にDF植田直通(29)が、同15分にはFW鈴木優磨(28)が、ともに2試合連続のゴールを奪い、一気に主導権を握った。

後半は一時1点差に迫られたが、途中出場のFWチャブリッチ(29)がカウンターからダメを押した。

ランコ・ポポビッチ監督(56)は「本来見せるべき姿だった。1試合1試合、成長し続ける姿を見せられた。試合の中で波はあるが、みんなで整理し共有し、質を上げていきたい。やるべきことに、全員が集中できたのが大きかった」と振り返った。

前節東京ヴェルディ戦は3点リードしたものの、後半だけで3連続失点で3-3の痛恨ドローに終わっていた。

その引き分けをはさみながらも、ここ5試合は4勝1分け。首位ヴィッセル神戸と2位FC町田ゼルビアとは勝ち点3差をキープしたままの3位で、次節19日は神戸との大一番を迎える。





◆【鹿島】ポポビッチ監督「本来見せるべき姿」苦手広島から5戦ぶり勝利で3位死守(ニッカン)




◆【採点&寸評】鹿島「中2日VS中8日」でも広島に3―1快勝 鈴木優磨、佐野海舟らを高評価(報知)






◆明治安田J1リーグ▽第14節 広島1―3鹿島(15日・Eピース)

 鹿島は3―1で広島を下した。CKから植田直通、PKから鈴木優磨がネットを揺らし、佐野海舟のアシストからFWチャブリッチが3点目を挙げた。

 採点と寸評は以下の通り。

ポポヴィッチ監督【6・5】名古を残す、チャブリッチをFWに等々、前節を糧に勝ち点3。いざ6ポイントマッチの神戸戦へ

GK早川友基【6・0】クロス対応の安定感はピカイチ。アンパンマンぐらいパンチした

DF濃野公人【6・5】FW級の後半のシュートに目が行きがちだが、CKとなって植田のゴールにつながった前半のシュートは結果的にとても大きかった

DF植田直通【6・5】濃野のゴールが止まったと思ったら、今度は植田の時代がやってきた。叩き下ろすヘッドで2戦連発

DF関川郁万【6・5】2点目は持ち運んで右に展開したところから、師岡劇場でPK獲得。3点目も相手のパスを引っかけたところから海舟劇場。世界は誰かの仕事でできている

DF安西幸輝【6・5】プレー選択とボールを渡してからの動きが、背番号2の前任者に似てきたような。前傾姿勢的な良さも残しつつ、背筋がピンと伸びた落ち着いたプレーも際立つ

MF佐野海舟【7・0】奪ってからアシストまで瞬殺だった。レベル200のテトリスかと。MOM

MF知念慶【6・0】やってはいけないミスで失点関与。とはいえ5点台は付けられない貢献度。ミス後も積極的なプレーを続けるのを見て、メンタルはFWなのだなと

MF師岡柊生【6・5】初見殺しの嫌らしいドリブルでPK獲得。あれぞ師岡、モロ師岡

MF名古新太郎【6・5】ここ4試合は湘南戦1A、柏戦1G、東京V戦1G1A、そして広島戦はCKから1A。すっかり鹿島の心臓になった

MF仲間隼斗【6・5】DAZN観戦とスタジアム観戦とで、最も印象が変わる選手ではないか。ボールのないところでパスを引き出し続け、ボールが来れば闘った

FW鈴木優磨【7・0】強いし上手いし賢いしで圧巻の存在感。PKで貴重な追加点

FWチャブリッチ【6・5】後半26分IN。佐野のパスを冷静に流し込む。これで途中出場5試合で3G1A。先発でも見たいが…悩ましい

MF樋口雄太【―】後半33分IN。右サイドで出場。危険な位置のファウルには要注意。出場時間短く採点なし

MFミロサブリェヴィッチ【―】後半43分IN。トップ下でプレー。試合にすんなり入れたし、途中出場適正はありそう。まだまだこれから。出場時間短く採点なし

山本雄大主審【6・0】何かしらのクラッシュが起きた時、目の前にいることが多い。豊富な運動量をベースに勘の鋭さもあり

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)





◆【採点&寸評】鹿島「中2日VS中8日」でも広島に3―1快勝 鈴木優磨、佐野海舟らを高評価(報知)





◆明治安田J1 鹿島、敵地で広島下す(茨城新聞)



アレクサンダル・チャヴリッチ







明治安田J1第14節の鹿島は12日、広島・エディオンピースウイング広島で広島と対戦し、3-1で勝利した。今季通算成績は8勝2分け4敗、勝ち点26で、順位は3位。

鹿島は前半5分、CKから植田のゴールで先制。さらに同15分、鈴木のPKで追加点を挙げた。後半20分にミスから1点を返されたが同39分、チャブリッチの得点で相手を突き放した。

次戦は19日、カシマスタジアムで神戸と対戦する。

▽Eピース(観衆25,302人)
広島 4勝2敗7分け(19) 1-3 鹿島 8勝4敗2分け(26)
0-2
1-1

▽得点経過 広 鹿
前5分
【鹿】 0-1 植田
前15分
【鹿】 0-2P鈴木
後20分
【広】 1-2 Mジュ
後39分
【鹿】 1-3 チャブ





◆明治安田J1 鹿島、敵地で広島下す(茨城新聞)





2024年5月15日水曜日

◆ベトナムサッカー界に新風 元鹿島のハノイFC岩政監督の使命感と充実感「成果出始めている」(ニッカン)



岩政大樹


昨季まで鹿島アントラーズで監督を務めた岩政大樹氏(42)が今年1月から指揮を執るベトナム1部ハノイFCで同国サッカー界に新風を吹かせている。前線の外国人ストライカーを並べてロングボールを多用するスタイルが主流のベトナムで、DFラインからボールをつないで崩しきるスタイルに挑戦している。

「鹿島を離れる時にたくさんアイデアがあった。去年預かったメンバーでやって、次の段階に進んでいろいろとやろうと思っていた。そこで具体的にハノイからオファーをもらった。よくわからないけど行ってみてチャレンジしてダメだったら諦めればいいかと」

ベトナムサッカーはベールに包まれている。タイやカンボジアといった東南アジア諸国に比べて日本にはなじみが薄い。越田剛史氏がベトナムサッカー協会のテクニカルダイレクターに、井尻明氏が女子サッカーテクニカルアドバイザー・育成女子代表監督に就任した例はあるが、過去話題になったのは三浦俊也氏(18年ホーチミン・シティFC)、霜田正浩氏(21年サイゴンFC)が監督を務めたことや、松井大輔氏(21年サイゴンFC)が選手として参戦していたくらい。

監督就任から約4カ月。岩政氏は「日本人がこれまで活躍していない、来ていないことによる難しさを身に染みて経験させてもらった」としみじみ振り返った。まず直面したのは通訳問題だった。日本とベトナムのサッカー現場を経験した通訳者が少ないことから、担当者にはサッカー用語を一から伝えねばならなかっったという。「選手ならいいけど、監督は指示を出さないといけない。最初に感じた難しさ」。

生活面での不便はなく、スタジアムやホテルの立地はどこも抜群にいいが、細かい契約面で難しさを感じている。「お金の払い方とかが外国人仕様になっていない。どこの国も突き当たって開拓してくれたんだと思うんだけど、ここはぼくがやるしかない。3カ月(取材時)経つけど、まだまとまっていない(笑い)」。ベトナム人の気質なのか、「やります」と言うものの、そのまま止まっている案件がいくつもあるという。「できないならできないと言ってくれ」と言うと、「できます」と返ってくる。「建前でとりあえずやりますと言うんですよね。でも全然進まない」と不思議がる。そんな文化の違いもパイオニアの宿命だと受け入れている。「僕の印象で今後が決まってくるんだなと、覚悟と責任が必要。契約とか1つ1つ解決しながら、日本人の信頼、日本とベトナムの未来の関係づくりをやってきたのは良い経験させてもらっている」。

未知だったサッカー面は良い意味でサプライズだった。「ボールを持つことに関してはかなりできる選手が多い印象」。ただ、ベトナムリーグでは体格の優れる南米系やアフリカ系のFWを2トップにおいて、ロングボールを蹴り入れるスタイルが主流。グランドの悪さもそれを助長しているという。「ベトナム人は体格が小さいので、CBはなかなか対応しきれない。ここを解決するのは難しい」。

岩政氏は、技術の高いベトナム人の特性を生かしてボールを動かす異色のスタイルに挑んでいる。

「割り切って、ボールを動かして崩すのをやっていこうぜと。実際にすごく成果が出始めている。十分これで勝てるというのを少しずつ見せられている。このチームのサッカーがベトナムサッカーに変わっていってくれれば良いなと思っている」

実際に外国人FWを起用せずに勝利した試合もあった。決定力不足は否めないため、チャンスクリエイトを増やす必要があるが、何より選手たちが楽しんで取り組んでいる。「パスを出し入れして、誰を食いつかせてスペースをどう使うか。動かすこと持つことが目的ではないと説明した」。理論を理解した選手たちは成功体験を経てより自信を深めた。勝つためにボールを握って崩すことが自分たちの特性に合っていることに気づき始めている。クラブに複数人いる代表選手は、3月に解任されたトルシエ監督に代わるベトナム代表監督に岩政氏を推薦しているほどだという。

5月はリーグ戦で連戦が続く。A代表だけでなく、アンダー世代の世界大会でもリーグが中断するのが同国の特徴だ。4月はU-23アジア杯カタール大会の影響で試合がなく、その分を5月に消化する。6月の代表ウイーク後にも過密日程が待っている。「数人に頼ったチーム作りしていないからうちは連戦が有利。5、6月の連戦でみんなで戦っていけるから、上までいけるかなと」。1月に8位で受け持って、現在7位。5位までは勝ち点差2で、2位とは7差と混戦状態だ。一気に上位に浮上する可能性を秘めている。カップ戦では8強に残っているといい「そっちでタイトルをとれれば」と狙いを定めている。

監督としての充実感が表情にあふれ出ている。異国での取り組みが軌道に乗っている証拠だ。「40歳で鹿島(の監督)をやって、42歳でベトナムでハノイをやっている。40代でこんな経験している人はなかなかいないから、50歳の時、アドバンテージになっているんじゃないかな」。使命感を持って日越サッカー界の架け橋になりつつ、監督キャリアの中で確かな手応えをつかんでいる。【佐藤成】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)





◆ベトナムサッカー界に新風 元鹿島のハノイFC岩政監督の使命感と充実感「成果出始めている」(ニッカン)





◆町田浩樹がチームを救う公式戦2試合連続ゴール! サンジロワーズは首位と3差で残り2試合へ(ゲキサカ)



町田浩樹


[5.13 ベルギー・リーグPO1第38節 クラブ・ブルージュ 2-2 サンジロワーズ]

 ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズのDF町田浩樹が13日、敵地で行われたベルギー・リーグ・プレーオフ1第38節クラブ・ブルージュ戦(△2-2)で今季公式戦3ゴール目を挙げた。

 町田は1-2で迎えた後半39分、左CKからMFカメロン・プエルタスのクロスに頭で合わせ、チームを救う同点弾を奪取。優勝を果たした9日のベルギー・カップ決勝ロイヤル・アントワープ戦(○1-0)に続き、公式戦2試合連続となる今季3点目を記録した。

 サンジロワーズは残り2試合で首位アンデルレヒトと3ポイント差の3位。次節は19日に開催され、アウェーでセルクル・ブルージュと対戦する。





◆【鹿島】15日のアウェー広島戦で2試合ぶりの勝利へ。名古新太郎「自分たちのやるべきことをしっかりやりたい」(サッカーマガジン)






5月13日、鹿島アントラーズの名古新太郎が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節の東京ヴェルディ戦で引き分けに終わり、リーグ戦の連勝が「3」で止まった。次は15日にエディオンピースウイング広島でのJ1第14節サンフレッチェ広島戦を戦う。


「次も厳しい試合になる」


 前々節の柏戦(2-1)に続き、前節の東京V戦(3-3)でも2試合連続ゴールを決めた。その東京V戦ではセットプレーからも正確なキックで得点機を生み出すなど、背番号「30」は攻撃のキーマンとして躍動。しかし、3点のリードを守り切れず、ホームで勝ち点1の獲得にとどまった。

「(試合への)いい入りができましたが、最終的にああいう結果になったのは悔しいです」

 東京V戦翌日の5月13日にオンライン取材に応じた名古新太郎は、そのように前節を振り返る。次節の広島戦は中2日の15日にアウェーで迎えるが、前節からの改善を施して2試合ぶりの勝利をつかみ取りたいところだ。

「(広島は)強度も高いし、すごく力のあるチームです。次も厳しい試合になるでしょうが、昨日の試合(東京V戦)の反省も含め、自分たちのやるべきことをしっかりやりたいと思います」

 エディオンピースウイング広島の舞台で、名古が鹿島の攻撃を司る。




◆【鹿島】15日のアウェー広島戦で2試合ぶりの勝利へ。名古新太郎「自分たちのやるべきことをしっかりやりたい」(サッカーマガジン)





◆OA枠に昌子源!植田直通!U―23日本代表、大岩チルドレンをリストアップ(サンスポ)



植田直通


パリ五輪に出場するU―23(23歳以下)日本代表のオーバーエージ(OA)の候補に、DF昌子源(31)=町田、DF植田直通(29)=鹿島=がリストアップされていることが14日、分かった。守備力やリーダーシップが期待される。

ともに2018年ロシアW杯の日本代表メンバー。大岩剛監督(51)が鹿島の指揮官に就任した17年は鹿島で不動のセンターバックコンビとして活躍し、〝大岩サッカー〟は熟知している。昌子は18年、大岩監督のもとでゲーム主将としてクラブ初のACL制覇も経験した。

かねて大岩監督は、本大会で3人まで招集できるOAについて「センターバックで考えている」としてきた。A代表のDF板倉滉(27)=ボルシアMG=やDF冨安健洋(25)=アーセナル=らが有力候補に挙がるが、五輪は協会に拘束力がなく、関係者によると、国内組も含め幅広く検討しているという。





◆OA枠に昌子源!植田直通!U―23日本代表、大岩チルドレンをリストアップ(サンスポ)





2024年5月14日火曜日

◆J1広島、新スタジアムでのバトン落下事故の調査を報告 15日鹿島戦は予定通り開催(報知)






 J1広島は13日、本拠地エディオンピースウイング広島で11日に開催されたWEリーグ・広島―大宮戦でフラッグを掲出していたつりバトンが落下した事故に関して、広島市担当者立ち合いのもと、施工業者による事故の原因調査及び安全調査を受けたことを報告した。

 クラブによると、事故は試合の後半に発生。つりバトンが1階東側スタンド(バックスタンド)の上に落下し観客席のシートの一部に傷がついたが、負傷者はいなかった。この日はつりバトンを設置していた天井裏の点検などが行われ、安全を確認。落下原因は施工業者、広島市とともに調査中という。

 同スタジアムで15日に予定されているJ1・広島―鹿島戦は予定通り開催されるが、フラッグについては落下したつりバトンを設置していた場所での掲揚は行わない。





◆柏レイソルDF犬飼智也、衝撃のスーパーゴール!元同僚の町田浩樹も驚嘆 「鹿島の時いつも…」(Qoly)






11日に行われたJ1第13節、FC東京対柏レイソル戦は、両チームが点を奪い合う熱戦で、3-3という引き分けとなった。

そのなかで、柏DF犬飼智也が叩き込んだロングシュートは圧巻だった。

これはすごい!退場した波多野豪に代わって出場した相手GK児玉剛もこれはノーチャンス。

鹿島アントラーズ時代に犬飼とともにプレーしたDF町田浩樹(現ユニオン・サン=ジロワーズ)もこのゴールに驚嘆していた。

「What a goal 鹿島の時いつもロングシュートの練習してたもんなぁ」とInstagramのストーリーに綴っていたのだ。

J公式によれば、犬飼本人は「風も追い風で、相手を引き出すためにも、後半の立ち上がりに1本シュートを見せることは決めていました」と話していたそう。







◆柏レイソルDF犬飼智也、衝撃のスーパーゴール!元同僚の町田浩樹も驚嘆 「鹿島の時いつも…」(Qoly)


◆森保一監督、U―23大岩剛監督と「今後についても話ができれば」12日の鹿島・東京V戦を視察予定(報知)






 サッカー日本代表の森保一監督が11日のJ1川崎―札幌戦(U等々力)後に取材に応じ、6月の代表活動やパリ五輪に出場するU―23日本代表への協力についての考えを明かした。

 A代表は26年北中米W杯アジア2次予選はすでに突破が決まっており、アウェーのミャンマー戦(6月6日)とホームのシリア戦(同11日)はどのようなメンバーを選考するかが注目される。森保監督は新たに招集する選手がいる可能性について問われると「メンバー選考の中に含めて考えているところで。まだ決めていないですが、候補としては入れています。実際にはまだ分かりません」と話した。

 また同時期に米国遠征を行うU―23日本代表との関係については「五輪でのチーム作りに向けて、協力できるところは、協力していきたいと思っています。また今後、決めていきたいと思います」と説明した。

 12日は森保監督と大岩監督がともに鹿島―東京V戦(カシマ)を視察する予定。「いろいろと話すことはあるかと思いますけれど、アジア杯が終わってから実際には会っていないので。アジア杯の話を聞かせてもらったり、今後についても話ができればと思います」とした。





◆森保一監督、U―23大岩剛監督と「今後についても話ができれば」12日の鹿島・東京V戦を視察予定(報知)



◆天皇杯出場全88チームが出揃い1回戦&2回戦の対戦カードが決定! 今年の決勝は11月23日に国立競技場(GOAL)






【天皇杯 最新情報】天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会に出場する全88チームが決定した。


天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会に出場する全88チームが出揃った。

組み合わせはすでに決定していた中、都道府県予選大会(代表決定戦)が全国各地で行われており、12日に各都道府県代表チームすべてが決定。長野県大会決勝では松本山雅FCとの信州ダービーをAC長野パルセイロが制したほか、FC今治、アスルクラロ沼津らが各地で天皇杯への出場権を手にした。

前回王者の川崎フロンターレは、ソニー仙台FC(宮城県代表)vstonan前橋(群馬県代表)の勝者、準優勝の柏レイソルは、いわてグルージャ盛岡(岩手県代表)vs北海道十勝スカイアース(北海道代表)の勝者と2回戦で対戦する。


ノックアウト方式で行われる天皇杯。今年は1回戦が5月25日(土)~26日(日)、J1クラブが登場する2回戦は6月12日(水)、3回戦は7月10日(水)、ラウンド16は8月21日(水)、準々決勝は9月18日(水)、準決勝は10月27日(日)とそれぞれ行われ、決勝戦は11月23日(土)に国立競技場で行われる。

なお、浦和レッズは昨年の天皇杯4回戦の名古屋グランパス戦後のサポーターによる違反行為の処分で今年の出場権ははく奪。アマチュアシードを1枠拡大し、例年通り88チームで行う。

1回戦、2回戦の組み合わせは以下の通り。

■天皇杯1回戦
カターレ富山(富山県代表) vs 関西大学(大阪府代表)…1
いわてグルージャ盛岡(岩手県代表) vs 北海道十勝スカイアース(北海道代表)…2
筑波大学(茨城県代表) vs 明治大学(アマチュアシード)…3
FC徳島(徳島県代表) vs ジェイリースFC(大分県代表)…4
鹿屋体育大学(鹿児島県代表) vs ギラヴァンツ北九州(福岡県代表)…5
三菱水島FC(岡山県代表) vs カマタマーレ讃岐(香川県代表)…6
奈良クラブ(奈良県代表) vs 京都産業大学(京都府代表)…7
高知ユナイテッドSC(高知県代表) vs ベルガロッソいわみ(島根県代表)…8
ヴァンラーレ八戸(青森県代表) vs ブリオベッカ浦安(千葉県代表)…9
アルテリーヴォ和歌山(和歌山県代表) vs JAPANサッカーカレッジ(新潟県代表)…10
福井ユナイテッドFC(福井県代表) vs 大宮アルディージャ(埼玉県代表)…11
東海大学熊本(熊本県代表) vs 三菱重工長崎SC(長崎県代表)…12
FC岐阜(岐阜県代表) vs アスルクラロ沼津(静岡県代表)…13
福島ユナイテッドFC(福島県代表) vs 大山サッカークラブ(山形県代表)…14
テゲバジャーロ宮崎(宮崎県代表) vs 川副クラブ(佐賀県代表)…15
ソニー仙台FC(宮城県代表) vs tonan前橋(群馬県代表)…16
ヴィアティン三重(三重県代表) vs FC今治(愛媛県代表)…17
びわこ成蹊スポーツ大学(滋賀県代表) vs 中京大学(愛知県代表)…18
ガイナーレ鳥取(鳥取県代表) vs FCバレイン下関(山口県代表)…19
ツエーゲン金沢(石川県代表) vs 甲南大学(兵庫県代表)…20
AC長野パルセイロ(長野県代表) vs 猿田興業(秋田県代表)…21
福山シティFC(広島県代表) vs 沖縄SV(沖縄県代表)…22
栃木シティ(栃木県代表) vs 横河武蔵野FC(東京都代表)…23
SC相模原(神奈川県代表) vs 山梨学院大学PEGASUS(山梨県代表)…24




■天皇杯2回戦
ヴィッセル神戸(J1) vs 1の勝者…25
徳島ヴォルティス(J2) vs ベガルタ仙台(J2)…26
柏レイソル(J1) vs 2の勝者…27
FC町田ゼルビア(J1) vs 3の勝者…28
セレッソ大阪(J1) vs 4の勝者…29
ヴァンフォーレ甲府(J2) vs Honda FC(アマチュアシード)…30
アルビレックス新潟(J1) vs 5の勝者…31
V・ファーレン長崎(J2) vs 6の勝者…32
鹿島アントラーズ(J1) vs 7の勝者…33
藤枝MYFC(J2) vs 栃木SC(J2)…34
サガン鳥栖(J1) vs 8の勝者…35
横浜FC(J2) vs 9の勝者…36
名古屋グランパス(J1) vs 10の勝者…37
ザスパ群馬(J2) vs レノファ山口FC(J2)…38
京都サンガF.C.(J1) vs 11の勝者…39
清水エスパルス(J2) vs 12の勝者…40
横浜F・マリノス(J1) vs 13の勝者…41
ロアッソ熊本(J2) vs 水戸ホーリーホック(J2)…42
ガンバ大阪(J1) vs 14の勝者…43
ジュビロ磐田(J1) vs 15の勝者…44
川崎フロンターレ(J1) vs 16の勝者…45
大分トリニータ(J2) vs 鹿児島ユナイテッドFC(J2)…46
FC東京(J1) vs 17の勝者…47
ジェフユナイテッド千葉(J2) vs 18の勝者…48
サンフレッチェ広島(J1) vs 19の勝者…49
ブラウブリッツ秋田(J2) vs いわきFC(J2)…50
湘南ベルマーレ(J1) vs 20の勝者…51
東京ヴェルディ(J1) vs 21の勝者…52
アビスパ福岡(J1) vs 22の勝者…53
ファジアーノ岡山(J2) vs 愛媛FC(J2)…54
北海道コンサドーレ札幌(J1) vs 23の勝者…55
モンテディオ山形(J2) vs 23の勝者…56


◆天皇杯出場全88チームが出揃い1回戦&2回戦の対戦カードが決定! 今年の決勝は11月23日に国立競技場(GOAL)



2024年5月13日月曜日

◆「3-0から追いつかれるのはまだまだ弱いチーム」鈴木優磨が東京V戦ドローで悔しさを露わに。植田直通は気持ちの切り替えを強調【鹿島】(サッカーダイジェスト)



植田直通


前半はほぼ一方的な展開だったが...


 鹿島アントラーズは5月12日、J1第13節で東京ヴェルディと県立カシマサッカースタジアムで対戦。3-3で引き分けた。

 リーグ戦3連勝中の鹿島は、5分の鈴木優磨のPK弾を皮切りに、8分には名古新太郎が追加点を奪うなど、前半はほぼ一方的な展開となった。

 さらに50分には植田直通がゴールを決め、後半途中まで3-0でリードしていたものの、69分、81分に失点すると、アディショナルタイムにはCKの流れから見木友哉に押し込まれ同点に追いつかれてしまった。

 勝点1に留まったゲームを鈴木は「3-0から追いつかれるのはまだまだ弱いチームということ」と悔しさを滲ませた。

 また、キャプテンマークを巻いた植田は、「自分たちが締めなければいけない時間帯で、まず簡単にセットプレーを与えてしまう、まずはそこ」と、同点にされた場面を振り返った。

 続けて、空中戦、特にセットプレーの守備では絶対の自信をもっていただけに、「折り返しから(失点する)パターンしかないかなと、自分では分かっていた。その声掛けができていなかった。自分の責任でもある」と悔やんだ。

 鹿島は今後、中2日で広島と対戦。今節試合のなかったフレッシュな相手が待ち受けるアウェー戦となる。さらに、中3日で神戸戦と続く。

 続けて上位陣と対戦する今後のスケジュールについて、植田は「今季のリーグを占う。そのぐらい重きを置いている」とし、以下のように気を引き締めた。

「今日(東京V戦)は引き分けてしまいましたけど、負けていないというのはポジティブに考えないといけない。いろいろと反省する点はありますけど、自分たちがアウェーでしっかりと勝ち切る。優勝するにはこの連戦で上位陣と戦って勝っていくしかない」

 東京V戦は、悔やまれる引き分けとなってしまったが、今後への糧とできるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆「3-0から追いつかれるのはまだまだ弱いチーム」鈴木優磨が東京V戦ドローで悔しさを露わに。植田直通は気持ちの切り替えを強調【鹿島】(サッカーダイジェスト)





◆鈴木優磨「3-0を守り切れないとか、弱いチームです」 取材エリアで止まらず一言、悔しさ露わ(FOOTBALLZONE)



鈴木優磨


終盤に3点ビハインドを追い付かれる


 鹿島アントラーズは5月12日、J1リーグ第13節で東京ヴェルディと対戦し、3-3で引き分けた。一時は3-0とリードしていたなか、ホームのカシマスタジアムで同点に追いつかれてしまう。試合後には、選手たちを乗せたバスが帰った後も激怒したサポーターが不満を表わして物々しい雰囲気になっていた。

 この試合、鹿島の1トップを務めたFW鈴木優磨は前半3分に獲得したPKを確実に決め、チームに先制ゴールをもたらした。その後も東京Vの守備陣の厳しいマークにあいながらも最前線から攻撃をけん引し、前線からのプレッシングでチームを助けていた。

 しかし、3-2で迎えた後半のアディショナルタイムには、再び相手を突き放せるシュートチャンスもあったが、GKマテウスに阻まれて得点はできなかった。その2分後、FW木村勇大のシュートを最後はFW見木友哉に押し込まれ、3-3の引き分けに持ち込まれてしまっている。

 試合後のミックスゾーンで鈴木は立ち止まることなく、「3-0でリードしていたのに守り切れないとか……弱いチームです。まだまだ」と一言だけ言い残した。この後、15日に広島戦、19日に神戸戦と上位との連戦を控えている鹿島。3位を保っているが、この試合に勝てていれば、首位のヴィッセル神戸、2位のFC町田ゼルビアとの勝ち点差を1に縮められていただけに、3点差を追いつかれた一戦は、痛恨のドローとなった。





◆鈴木優磨「3-0を守り切れないとか、弱いチームです」 取材エリアで止まらず一言、悔しさ露わ(FOOTBALLZONE)





◆鹿島ポポヴィッチ監督、3点差守り切れず「私の責任」 “交代策”不発に嘆き節「うまく機能しなかった」(FOOTBALLZONE)






悪夢の3-3のドロー


 鹿島アントラーズは5月12日、J1リーグ第13節で東京ヴェルディと対戦し、3-3で引き分けた。3点のリードを奪っていたにもかかわらず、終盤に追い付かれて悔しい勝ち点1。試合後、ランコ・ポポヴィッチ監督は「私の責任」と前置きしつつも「交代選手がうまく機能しなかった」と敗因について言及した。

 Jリーグ開幕年の1993年にはチャンピオンシップで対戦したオリジナル10の両クラブだが、J1での対戦は2008年以来16年ぶり。東京Vは、鹿島からレンタル移籍中のFW染野唯月、DF林尚輝の2選手がこの試合に出場することができない。

 試合は前半3分、鹿島のコーナーキック(CK)の際にハンドがあったとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)チェックで試合が止まる。オンフィールドレビューを行った荒木友輔主審はハンドを取り、鹿島にPKが与えられた。このPKをFW鈴木優磨がGKの逆に決めて、鹿島が早い時間帯に先制した。

 さらに前半8分にも、FW師岡柊生のスルーパスを受けたMF名古新太郎が左足でゴールを決め、鹿島がリードを一気に2点に広げた。2点リードで前半を折り返した鹿島は、後半も早い時間帯に追加点を挙げる。後半5分、名古のCKからDF植田直通がヘディングでゴールネットを揺らし、3点目を挙げた。

 だが、ここから東京Vの反撃を浴びる。後半24分、高い位置でボールを奪い返し、ペナルティーエリア外から途中出場したMF齋藤功佑が左足でゴールを決め、東京Vが1点を返した。その後も東京Vは2点目を目指して攻め、後半35分には左サイドでMFチアゴ・アウベスがボールを運ぶ。つぶれたところを拾ったところから縦パスが左サイドのDF翁長聖に入る。翁長の折り返しにMF山見大登が詰めたが、合わせられない。しかし流れたボールをFW木村勇大が押し込み、3試合連続となるゴールを決め、1点差に詰め寄った。

 さらに後半アディショナルタイム、セットプレーからゴール前の混戦を最後はFW見木友哉が押し込んで劇的な幕切れ。鹿島にとっては悪夢の引き分けとなった。

 試合後、ポポヴィッチ監督は「入りも非常に良かったし、我々が3点決めてリードしてから追い付かれた試合になってしまった。私の交代を決めた選手がうまく機能しなかったところもあるので、私の責任でもあるが、連戦も控えていることもあるし、出ている選手の足が止まってきたこともあったので交代を決断した」と、ハーフタイムにMF仲間隼人、同18分には好調のDF濃野公人らをベンチに下げた交代策について言及。「入った選手が前節と同じように効果的なプレーができなかった。強度が出せなかったというところは繰り返していることなので、そこは改善していなかければいけないし、そこが出せなかったことでこのような結果につながっている」と嘆いた。





◆鹿島ポポヴィッチ監督、3点差守り切れず「私の責任」 “交代策”不発に嘆き節「うまく機能しなかった」(FOOTBALLZONE)





◆【番記者の視点】鹿島、交代で後退…あってはならない3―0からの3―3 監督は「私の責任」と言うが…(報知)



ランコ・ポポヴィッチ


◆明治安田J1リーグ▽第13節 鹿島3―3東京V(12日・カシマスタジアム)

 鹿島は東京Vと3―3で引き分け、4連勝を逃した。

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 3―0から3―3は言い訳できない。あまりに拙い試合運びだった。

 ポポヴィッチ監督は「交代カードを切ったのは私。私に責任がある」と選手を擁護したが、果たして采配ミスはあっただろうか。

 中2日でアウェー広島戦を控えており、なおかつ広島側が中8日で試合に臨むことを考えれば、後半18分の2枚替えで警告リーチの濃野公人を下げたことも、サイドMFをフレッシュにしたことも、同21分に前半から飛ばしていた名古新太郎を交代させたことも、同29分にミスの目立ち始めた知念慶を引っ込めたことも、全て理にかなっていた。

 もしこれがカップ戦の決勝なら、少なくとも濃野と名古はもう少し引っ張っただろう。しかしこの日程の中での判断としては、何も間違ってはいない。

 しかし、3―0のスコアは3―3になった。1つ1つの失点シーンにおいて、途中投入された選手があり得ないミスをおかしたわけではない。だが強度が落ちたことにより、試合の主導権は相手に渡った。投入された選手個々の質は決して低くないが、プレーの質は低かった。

 たとえ投入前のベンチの指示がとんちんかんだったとしても、ピッチの中で判断し、その時その時の正解をプレーで表現しなければならない。

 チャブリッチ、須貝英大、藤井智也、樋口雄太の4人は3―0、土居聖真は3―1の状態でピッチに入っている。それぞれ「3―0仕様」「3―1仕様」の指示を受けて投入されているが、スコアは3―0、3―1、3―2…と推移していった。投入前の指示内容と、その時その時の点差相応で正解となるプレーは、若干異なる。優先すべきは、点差に応じたプレーだった。

 さらに言えば、ドリブルで抜けないなら、他にできるゴールへの道筋を探るべきだし、対人で負けたのなら、走って追いかけて(もちろんノーファウルで)奪い返す姿勢を見せるべきだ。ボールを回すことで、強度が落ちたことを補完する必要もあった。

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 植田直通は「負けていないことをポジティブに考えないと。いろいろと反省することはあるが、優勝するためにはこの連戦で上位陣に勝っていくしかない。この引き分けを引きずらないようにしていきたい」と前を向いていた。

 連戦なので、変に引きずる必要はないし、そんな時間はない。勝ち点2を失い、相手に勝ち点1を与えた試合の相手が広島や神戸ではなくてよかった、と考えることも大事になる。

 こんな試合、さすがにもうないだろう。チームそのものの戦術が間違っていたり、このままでは間違った方向に進んでいきそうな、お先真っ暗な負けでもない。切り替えていくしかない。(鹿島担当・岡島 智哉)





◆【番記者の視点】鹿島、交代で後退…あってはならない3―0からの3―3 監督は「私の責任」と言うが…(報知)





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