日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月5日火曜日

◆桐谷美玲「激ヤセ」の裏に略奪されたサッカー選手の存在(まいじつ)




桐谷美玲が心身共にボロボロの状態だという。その最大の原因には、極秘に交際を続けていたとされるサッカー選手の柴崎岳を、『ハロー!プロジェクト』出身の真野恵里菜に略奪されたことがあるようだ。

「11月24日に、スペインのリーガ・エスパニョーラでヘタフェCFに在籍する柴崎と、真野が遠距離恋愛をしているという報道がありました。来年開催されるワールドカップロシア大会で日本代表入りもあるとされる柴崎は以前、桐谷と数年前から極秘で交際しているという噂があったため、この報道があったときには芸能関係者のあいだに衝撃が走りました。どうもサッカー好きの真野が、知人の紹介で柴崎と知り合ったあと、何度かスペインに渡航し、1年前くらいから交際関係になったようです」(芸能記者)

そのため桐谷は、大きなショックを受けてふさぎ込んでいるという。

「11月23日に桐谷は、イタリアの高級ブランド『ブルガリ』のイベントに出席したのですが、ドレスからのぞく脚や胸元が細すぎていたため、『やせすぎ』と心配の声が殺到する騒ぎになっていました。柴崎との破局を引きずっているようで、この精神状態だと芸能活動に支障が出る可能性があります」(同・記者)

仕事でも強いプレッシャーを受けていた桐谷

桐谷は以前から精神的に追い詰められていたとされる。所属芸能事務所の看板女優だった堀北真希が2月に芸能界から引退したからだ。

「桐谷の事務所にはほかにも黒木メイサが所属していますが、黒木は赤西仁と結婚したため、仕事をセーブしています。そこへきて、堀北の離脱があったので、桐谷へのプレッシャーが急増したのです。4~6月期には連続ドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)で主演を務めましたが、視聴率は大きく低迷し、最近では周囲に『もう無理』と弱音をこぼすことも多くなっていました。そしてさらに失恋ですから、ショックの大きさは計り知れません」(同・記者)

桐谷は12月23日公開の映画『リベンジgirl』で2年ぶりに映画主演をしている。

「映画のストーリーは、失恋した東大首席の美人が男へのリベンジを誓うというもので、いまの桐谷に状況に見事に合致します。私生活で引きずらなければいいんですが…」(同・記者)

桐谷の今後が心配だ。


桐谷美玲「激ヤセ」の裏に略奪されたサッカー選手の存在

◆【完全版】Jリーグ全57チーム「平均入場者数ランキング」 “高い動員力”を誇ったのは?(FOOTBALL ZONE)




J1とJ2で、それぞれリーグ1試合平均入場者数を上回ったのは8クラブ

 J1からJ3リーグまで全カテゴリーの2017年度リーグ戦が終了した。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを獲得したヴィッセル神戸は、ホーム戦での年間入場者数が31万625人(1試合平均1万8272人)でクラブ史上最多を記録。各クラブでも多くの入場者を集めるなどJリーグを盛り上げた。今回は各カテゴリーの1試合平均入場者数とともに、Jリーグ全57チーム全体をランキング化し、上位クラブも見ていく。
 
 まずはJ1リーグから見ていこう。今季J1の1試合平均入場者数は「1万8883人」。この平均ラインを超えたのは8チームのみ。浦和レッズ(3万3542人)は全体57チーム中でもトップに立ち、唯一3万人を超える人気を誇った。
 
 平均を超えたその他の7チームは、全体で2位のFC東京(2万6490人)、3位横浜F・マリノス(2万4766人)、4位ガンバ大阪(2万4277人)、5位川崎フロンターレ(2万2112人)、6位アルビレックス新潟(2万2034人)、7位セレッソ大阪(2万970人)、8位鹿島アントラーズ(2万467人)と続く。
 
 J2の平均入場者数は「6970人」で、平均を超えたのは8チーム。J2最多は名古屋グランパス(1万5365人)となり、全体で12位となった。それ以外の7チームは、全体で17位松本山雅FC(1万2146人)、21位ジェフユナイテッド千葉(9983人)、22位アビスパ福岡(9550人)、23位ファジアーノ岡山(9471人)、24位湘南ベルマーレ(8454人)、25位大分トリニータ(8063人)、26位FC岐阜(6977人)となっている。

J3で“平均超え”は7チームのみ

 最後にJ3の平均入場者数は「2613人」。平均超えは7チームで、J3最多のギラヴァンツ北九州(5939人)は全体で33位だった。その他の6チームは、全体で35位栃木SC(5147人)、39位AC長野パルセイロ(4256人)、44位SC相模原(3657人)、45位鹿児島ユナイテッドFC(3508人)、46位カターレ富山(3159人)、47位アスルクラロ沼津(3029人)と続く。
 
 各カテゴリーの平均入場者数を上回ったのは、J1で8チーム(18チーム中)、J2で8チーム(22チーム中)、J3で7チーム(全17チーム中)だった。各リーグ内において、それぞれ高い観客動員力を誇ったと言っていいだろう。
 
【了】
 
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
 
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【完全版】Jリーグ全57チーム「平均入場者数ランキング」 “高い動員力”を誇ったのは?

◆J2降格の大宮、石井正忠監督の続投発表「全力でJ2優勝を目指す」(サッカーキング)


石井監督

 大宮アルディージャは4日、石井正忠監督の続投を発表した。

 石井監督は今季の明治安田生命J1リーグで鹿島アントラーズを率いていたが、5月31日に同クラブを解任されていた。その後、残り3節を残した段階で大宮アルディージャの新監督に就任。残留を果たすことはできなかったが、この度J2に落ちたチームの監督として続投を果たすことになった。

 石井監督はクラブの公式ホームページで以下のようにコメントしている。

「今回、オファーを受諾する決断をし、2018シーズンも大宮アルディージャの指揮を執ることになりました。来年はJ2でのスタートになりますが、クラブが一丸となり、J2優勝を目指して全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

J2降格の大宮、石井正忠監督の続投発表「全力でJ2優勝を目指す」

◆『タグ・ホイヤー ヤングガン アワード』ベスト11が決定! J1王者・川崎から三好を選出(サッカーキング)




『TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD』のベスト11が発表された。

 Jリーグの次世代を担う若い選手層の育成と今後の発展を目的とし、同賞は今年6月に新たに発足した。J1、J2、J3のクラブに所属する満23歳以下(1994年4月2日以降に出生した選手)の519名の選手が対象となる。Jリーグ選手OBやサッカー雑誌編集長らを含むアワードサポーターによる選考を経て候補者30名を選出。11月6日より公式サイト内にてファンの一般投票を含む最終選考を経て、今季のベスト11が決定した。

▼GK
中村航輔(柏レイソル)
▼DF
植田直通(鹿島アントラーズ)
中山雄太(柏レイソル)
ミロシュ・デゲネク(横浜F・マリノス)
▼MF
三好康児(川崎フロンターレ)
川辺駿(ジュビロ磐田)
青木亮太(名古屋グランパス)
井手口陽介(ガンバ大阪)
▼FW
西村拓真(ベガルタ仙台)
鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
前田大然(水戸ホーリーホック)

『タグ・ホイヤー ヤングガン アワード』ベスト11が決定! J1王者・川崎から三好を選出

◆V逸鹿島、サポーターの愛のムチが選手を立て直す(ニッカン)




 鹿島アントラーズが、2日のリーグ最終節磐田戦で0-0の引き分けに終わった。2位だった川崎フロンターレに逆転されて連覇を逃した。昨年のチャンピオンシップは年間3位から頂点に立つなど「ここぞで勝負強い」「タイトルをとり慣れている」と言う声は多い。だが、スコアレスドローに終わった最後の2戦の先発で、1シーズン制での優勝経験者はGK曽ケ端準(38)とMF遠藤康(29)のみ。2位から迫り続けられた独特の圧力を、無意識のうちに感じていたに違いない。国内主要タイトル19冠の鹿島でさえ、初経験の舞台だった。カップ戦の決勝戦とは異質だった。

 試合後、DF昌子源(24)は「一段と強くなるための試練だと思いたい」。FW土居聖真(25)も「優勝するのは簡単じゃないし、今は悔しさしかない。でも、何も残らないままにしたくない。『これがあったから』と言えるサッカー人生がくればいいなと思う」と必死に前を向こうとした。遠藤にも「ずっと勝てるのはフロンターレの強さ。おめでとうと言いたい」と勝者をたたえつつも、「プレッシャーの中で、いかに良いプレーをして勝利を届けるかが自分たちの仕事」と悔し涙があふれた。3人ともが共通して発した言葉は「力不足」だった。

 今季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で敗退後、5月末に石井正忠監督(50)を解任。コーチだった大岩監督が途中就任した。リーグ戦はその時点で7勝5敗で上位。昨季2冠、クラブW杯準優勝の貢献者を「なぜ?」とサポーターやスポンサーから疑問の声が挙がったのも事実。強化担当の鈴木満常務取締役(60)は「高く飛ぶには助走が必要だと思った」。直後に下位の広島、札幌、新潟戦で“助走”。その後の大一番となる柏、G大阪、東京のアウェー3連戦(2勝1分け)に標準を合わせた決断。交代後9戦無敗に「最初の3つを勝って、思惑通りだった」。当時、会心の表情だったことも思い起こされる。2年連続9度目の優勝は逃したが「勝ち点72は、よく頑張ったんじゃない。少しは負けられないっていう焦りがあったと思う」。悔しさをにじませつつも、9月から首位を守ってもタイトルを失った経験に、今後の「力」を得た様子だった。

 もう1つ、鹿島が強さを継続する理由を感じる場面もあった。試合終了後、MF三竿健斗(21)はMFレオ・シルバ(31)に抱きかかえられなくては整列できないほど泣き崩れた。昌子もあおむけに倒れ、自力では立ち上がれない。その姿に苦言を呈したのは、ヤマハスタジアムのアウェー席をアントラーズレッドに染めたサポーターだった。健闘をたたえる拍手、もしくはV逸のブーイング。それは普通。私の耳に届いたのは「ピッチの上で悔し涙を流すな。情けないぞ。それでも鹿島の選手か」「悔しがる時間があるなら、次への準備をしろ。プロだろ」「悔し涙は、来年のうれし涙にとっておけ」。厳しい言葉だが、的を射た愛のあるムチ。傷をなめ合うような甘さなどなく、常に優勝に挑む姿勢。サポーターが心が折れた選手を立て直す。鹿島のクラブ関係者も「我々もその通りだと思った。選手も我に返ったと思います。こういう積み重ねが、このクラブの強さの基礎になっているんでしょうね」と話していた。

 来季がACLを含めた、史上初の「4冠」に挑む。私は今季限りで鹿島を担当を離れるが、心の強さを増した「20冠」を、来年は楽しみに待ちたいと思う。【鎌田直秀】

 ◆鎌田直秀(かまだ・なおひで)1975年(昭50)7月8日、水戸市出身。土浦日大-日大時代には軟式野球部所属。98年入社。販売局、編集局整理部を経て、サッカー担当に。相撲担当や、五輪競技担当も経験し、16年11月からJ1鹿島、J2横浜FCなどを担当。今年11月から東北総局に異動。180センチ。目標は78キロ。

V逸鹿島、サポーターの愛のムチが選手を立て直す

◆【鹿島】独2部ウニオン・ベルリンが植田獲り 代役で神戸・岩波にオファー(報知)




 ドイツ2部ウニオン・ベルリンが鹿島DF植田直通(23)の獲得を検討していることが2日、分かった。同クラブのチーフスカウト担当が10月21日の横浜M戦(日産ス)などを視察。関係者によると今冬の移籍市場で獲得オファーに発展する可能性がある。ウニオン・ベルリンは今季15試合を終えて4位につけている。

 現在の主力センターバックが来夏までに移籍する可能性があり、植田をリストアップした。これを受け、鹿島はリオ五輪代表の神戸DF岩波拓也(23)に獲得オファーを出した。

【鹿島】独2部ウニオン・ベルリンが植田獲り 代役で神戸・岩波にオファー

◆【鹿島】植田の幻優勝ヘッド 昌子ファウル判定めぐりJリーグに意見書提出検討(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 最終節 磐田0―0鹿島(2日・ヤマハスタジアム)

 鹿島が涙に暮れた。V逸を告げるホイッスル。MF三竿健は自陣エリア内で肩を震わせ、DF昌子は左サイドであおむけになった。MFレアンドロが膝に手をつく。大岩剛監督(45)は、「一番上に立ちたかったですけど、僕の経験不足だと思います」と言った。勝てば20冠に到達した磐田戦で無得点のドロー。MF遠藤は「重圧の中でも勝利を届けるのが鹿島の使命。悔しい」と言葉に詰まった。

 今季を象徴する試合でもあった。前半44分の右CK。DF植田がヘディングシュートを決めたが、昌子の磐田DF大井に対するファウルがあったと判断された。映像で確認した鹿島関係者は、「植田は接触していない。昌子もファウルの確認は取れなかった」と説明。村上伸次主審は「昌子か植田のファウルだった」と選手に説明したというが、V弾は幻となった。クラブは意見書の提出を検討する。

 30節・横浜M戦(10月21日)でオフサイドの誤審判定でゴールが消され、33節・柏戦(11月26日)でも相手のハンドが見逃された。MF小笠原は「どんな状況でも勝たなきゃいけない。言い訳になる」と言うが、これらも勝ち切れなかった試合として記憶される。32~33節の間は3週間空いた。「正直、これだけ空くと試合勘が難しい」(主力選手)という日程にも苦しめられた。最終節を首位で迎えた年(96、08、09年)は全て優勝という神話も途切れた。

 サッカーでは安全圏と言われる残り7試合で勝ち点8差のリードを守れなかった。今季は無冠に終わった。「今は言葉が見つからない。でも、いつかこの悔しい経験が生きた、と言えるような日が来るようにやっていきたい」とMF土居。勝負強いと言われた鹿島が最後に散った。鹿島にいれば勝てるのではなく、本当の意味で鹿島の選手にならないと勝てないという証明でもある。(内田 知宏)

【鹿島】植田の幻優勝ヘッド 昌子ファウル判定めぐりJリーグに意見書提出検討

◆V逸鹿島踏んだり蹴ったり…代表辞退DF西大伍が右膝靭帯断裂で長期離脱へ(ゲキサカ)




[故障者情報]

 鹿島アントラーズは4日、DF西大伍が検査の結果、右膝内側側副靭帯断裂と診断されたと発表した。全治は公表されていないが、長期離脱は避けられそうもない。同日、E-1選手権を戦う日本代表への招集の辞退も発表になっている。

 同選手は2日に行ったJ1第34節の磐田戦に先発。しかし前半10分にエリア内の守備で相手MFアダイウトンと交錯。同13分に交代を余儀なくされた。

 鹿島は同試合で勝利すれば連覇を決めることが出来たが、スコアレスドローで逸冠。試合終了の瞬間をベンチで見届けた西は、試合後の報道陣対応で「僕の責任ですよ。ケガは必然だった。どこかに隙があったと思う」とコメント。試合後は場内を歩く姿も見られたが、鹿島に帰ったあとで検査すると話していた。

V逸鹿島踏んだり蹴ったり…代表辞退DF西大伍が右膝靭帯断裂で長期離脱へ

◆代表初招集の山本脩斗…試合の中で出したい武器は「90分動くスタミナと高さ」(サッカーキング)


山本

 日本代表に初招集されたDF山本脩斗(鹿島アントラーズ)は、「もう自分の中では切り替えています」と、明治安田生命J1リーグ最終節で逆転を許した日から立ち直った。

「まだ今日だけしか練習していないので、なんとも言えないですね。ピリピリした雰囲気はなかったです。本格的にトレーニングが始まるのが明日なので、そしたら雰囲気も変わってくると思いますね」。32歳と年齢を重ねているだけあり、初めてのチームに対して気負いはないようだ。

 練習前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督から「選ばれた選手にとってはチャンス」だと言われ、個人として結果を追求し、果敢にチャレンジしたいという。「明日から戦術の理解も必要になってくるし、そういう練習もあると思います。やりながら監督の意図を掴みたいですね」

 自分の持ち味に話が及ぶと「90分動くスタミナと高さ」と語り、試合の中でしっかりその部分をアピールしたいという。「それでも、チームの戦術理解が一番大事だと思うので、それをベースに特徴が出せれば一番かなと」

 9日に行われる朝鮮民主主義人民共和国代表戦でその持ち味を発揮するために、チャンスを虎視眈々と待つ。

代表初招集の山本脩斗…試合の中で出したい武器は「90分動くスタミナと高さ」

◆32歳で初代表、鹿島DF山本脩斗「やってきたことが間違いじゃなかった」(ゲキサカ)




 32歳でつかんだ初選出――。E-1選手権に臨む日本代表に初招集されたDF山本脩斗(鹿島)は今回のメンバーの中で通算90キャップのMF今野泰幸(34)に次ぐ年長者。「(年齢は)特に意識してはいない」と話しつつも、「経験値は若いときより上がっている」というのは強みでもあり、「自分の持ち味を出していきたい」と意気込んだ。

「昔から見ていた場所なので、憧れを持っていたのは事実」。山本は4日に行われた初日のトレーニング後、“日の丸”への想いを口にした。もっとも、これまでJ1通算211試合に出場してきた山本にとって、そこはただの夢舞台ではない。「選んでもらえてうれしい気持ちと、やらなきゃいけないという気持ちがある」と爪痕を残す覚悟でやってきた。

 国内組で臨む大会とはいえ、選出される予感は「特になかった」という。しかし、14年の鹿島移籍後、常勝軍団で左SBの定位置を守り抜き、「アントラーズで勝つためにやってきた。これまでやってきたことが間違いじゃなかった」という自負もある。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は11月29日のメンバー発表会見で山本の選出理由について「どちらかと言えば特徴は守備にあるかもしれない。ヘディングも強い」と述べた。それには山本も「高さという部分、(攻守に)90分間動けるスタミナは売りだと思う」とうなずく。

 最終節でリーグ優勝を逃した悪夢からわずか2日。それでも「自分の中では切り替えはできている」と今大会に悔しさをぶつけていく。「自分としてはこれまでいろんなものを経験して、体力的にも落ちていない。まずは戦術を理解しながら、試合に出るチャンスをつかみたい」。選手キャリアのピークをひた走る32歳がサムライブルーでの初陣に臨む。

(取材・文 竹内達也)

32歳で初代表、鹿島DF山本脩斗「やってきたことが間違いじゃなかった」

◆32歳で日本代表初招集の山本脩斗、鹿島の魂示す「勝つために何をするか常に考えている」(フットボールチャンネル)


山本脩斗

 EAFF E-1サッカー選手権2017 決勝大会(E-1)に参加する日本代表が4日に集合し、都内で初練習を行った。

 32歳のDF山本脩斗は、今回が日本代表初招集。早稲田大学時代に北京オリンピックの日本代表候補になったことはあったが、これまでA代表には縁がなかった。学生時代はトップ下などでプレーする攻撃的な選手だったが、プロ入り後にコンバートされたサイドバックで攻守に安定感のあるスタイルを極めてきた。

「自分としてもいろいろなものを経験して、経験値という部分でも間違いなく若いときよりも上がっていると思うし、体力的な部分でも落ちているとは思っていない。いままでで一番、今シーズンに関しても自分で納得できる試合は多かった」

 J1準優勝に終わったとはいえ、所属する鹿島アントラーズでは攻守に不可欠な存在であり続けた。日本代表入りは「イメージはしていなかった」というが、充実の日々を過ごしている中でヴァイッド・ハリルホジッチ監督の目に止まった。

 2014年から在籍する鹿島ではJ1優勝、天皇杯優勝、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝と、国内で争う主要タイトルを総なめにしてきた山本。「アントラーズでプレーする中で、チームのために、勝つために何をしなければいけないかというのを常に考えてやっていましたし、それがこういう結果につながった」と、自身の経験値と精神面での強さには手応えを感じている。

 それでも「年齢的には上ですけど、初めてなので、自分の特徴をアピールしていきたい」と、自分よりも若い選手たちと同様にハリルジャパンでの生き残りをかけて競争に身を置く覚悟だ。今回のE-1はロシアW杯前に国内組に与えられた最後のチャンスだけに、その思いは強い。

「(日本代表に)選ばれたことによって、(ロシアW杯へ出場する)チャンスはあると思う。ただ立場的にもまだまだ試されている部分もあると思うので、まずはこの大会を通して、まずチームの戦術を理解しながら、しっかり試合に出るチャンスを自分で掴み取りたい」

 山本が主戦場とする左サイドバックには、長友佑都(インテル)が不動の存在として君臨し、最近は車屋紳太郎(川崎フロンターレ)も台頭してきた。右サイドを本職としながら左サイドも遜色なく務められる酒井高徳(ハンブルガーSV)や、同じく両サイドに対応でき今回初招集された20歳の初瀬亮(ガンバ大阪)など活きのいい若手もいる。

 その中で貴重な経験を積み重ねてきたベテランの山本は、東アジアのライバルたちの戦いで「自分の持ち味を出し」、ハリルジャパンの競争の中で生き残っていく足がかりを掴めるだろうか。

(取材・文:舩木渉)

【了】

32歳で日本代表初招集の山本脩斗、鹿島の魂示す「勝つために何をするか常に考えている」

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