日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年10月2日日曜日

◇青一色 熱い声援 ロボッツ ホーム開幕戦飾る(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14753364066461

ロボッツの選手に声援を送るファン=水戸市水府町の青柳公園市民体育館

B2リーグ茨城ロボッツのホーム開幕戦が1日、水戸市の青柳公園市民体育館で行われ、超満員となった。ファンにはロボッツのチームカラー、青色のTシャツが無料で配られ、会場全体が青一色に染まった。試合は84-75で岩手ビッグブルズを下した。

会場には、1時間以上前から、ファンが長い列をつくり、試合開始時には立ち見客が出るほど。「デイトリックつくば」を名乗った時代を含め、過去最多となる2079人を動員した。

観客席では「ゴーゴー、ロボッツ」と熱い声援がこだまし、選手を後押し。試合終了の瞬間には会場全体のファンが総立ちし、ロボッツの選手に大きな拍手を送った。

東京から応援に駆け付けたPG山口祐希選手の父・真弘さん(54)は「昨シーズンは全試合を観戦した。今日は多くのファンで埋め尽くされた中で勝てて良かった。うれしい限り」と目を細めた。

初めて観戦したひたちなか市の打越茉理さん(34)、詩織さん(26)姉妹は「今日はJ1鹿島の試合も見てきたが、サッカーとは違う楽しみがある。また来たい」と声を弾ませた。(藤谷俊介)

◆鹿島、ホームとアウェーのサポーター席入れ替えへ…大型映像装置新設のため(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161001/jle16100119560012-n1.html

 J1鹿島は1日、来季からホームとアウェーのサポーター席とベンチを入れ替えると発表した。大型映像装置の新設により、来場者の利便性と安全性の向上を図るため。

◆大迫、幻弾で3戦連発ならずも…王者バイエルンの開幕連勝止める千金ドロー(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?199931-199931-fl



[10.1 ブンデスリーガ第6節 バイエルン1-1ケルン]

 ブンデスリーガは1日、第6節2日目を行い、FW大迫勇也の所属するケルンは敵地で開幕5連勝中の王者バイエルンと対戦し、1-1で引き分けた。2戦連発中の大迫は2トップの一角で5試合連続の先発出場。3戦連発はならなかったが、後半43分までプレーし、勝ち点1獲得に貢献した。

 序盤からゲームを支配するバイエルンに対し、ケルンは我慢の時間が続く。前半23分にはカウンターからロングボールをFWアントニー・モデストが落とし、大迫がPA手前から右足でミドルシュート。しかし、これは力なく、GKマヌエル・ノイアーに正面でキャッチされた。

 押し込みながらゴールの遠いバイエルンだったが、前半40分、左サイドをオーバーラップしたDFフアン・ベルナトのクロスをMFジョシュア・キミッヒがダイビングヘッドで流し込み、先制点を奪った。

 後半もバイエルンがボールを支配するが、後半5分、ベルナトの左クロスに合わせたFWトーマス・ミュラーの左足シュートはゴール左へ。同10分にはDFハビ・マルティネスのシュートがポストに当たる場面もあった。

 すると後半18分、ケルンは右サイドからMFマルセル・リッセがアーリークロス。これにモデストが飛び込み、右足のジャンピングボレーで合わせた。身体能力を生かしたアクロバティックなシュートにノイアーも反応し切れず、値千金の同点ゴール。少ないチャンスを生かして試合を振り出しに戻した。

 ケルンは後半26分、スルーパスに抜け出した大迫が右足でゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。幻の勝ち越しゴールに思わず両手で顔を覆い、咆哮した。攻勢を強めるバイエルンは後半32分、MFシャビ・アロンソの左CKにミュラーが右足ボレーで合わせるが、GKティモ・ホルンが弾いたボールがポストを叩く。終盤は猛攻を見せたが、2点目を取り切れなかった。

 粘り強いディフェンスで王者の攻撃をしのいだケルン。後半アディショナルタイムにはカウンターから絶好のチャンスもあったが、FWジモン・ツォラーのシュートはわずかにゴール右へ。大金星とはならなかったが、敵地で1-1の引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を獲得した。

 9月28日に行われた欧州CLのアトレティコ・マドリー戦(0-1)で今季公式戦初黒星を喫し、開幕からの公式戦連勝が8でストップしたバイエルンだが、これでリーグ戦も開幕5連勝でストップ。ケルンは3勝3分の無敗を守り、バイエルンを勝ち点4差で追っている。

◆大迫先発のケルン、王者バイエルンの連勝止める “相棒”モデストの同点弾で無敗守る(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20161002/499368.html?cx_cat=page1



 ブンデスリーガ第7節が10月1日に行われ、バイエルンとFW大迫勇也が所属するケルンが対戦した。大迫は5試合連続で先発出場している。

 開幕から5連勝で首位に立つバイエルンは、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦で今シーズン初黒星を喫した。この日はターンオーバーを導入し、オランダ代表MFアリエン・ロッベンやフランス代表FWキングスレイ・コマンらが先発した。一方、ケルンも開幕から無敗の3位と好調を維持している。スタメンにはFWシモン・ツォラーに替わってMFマルコ・ヘーガーが入り、2トップは引き続き大迫とFWアントニー・モデストのコンビとなった。

 試合は序盤からバイエルンがボールを保持して次々とシュートチャンスを作る。しかし、ケルンは23分、自陣右サイドの深い位置からリッセがレナト・サンチェスからボールを奪うと、前線にロングボールを蹴り込む。モデストが頭で落とすと、大迫がこれを受けてエリア手前までドリブル。右足シュートを狙ったが、ここはGKマヌエル・ノイアーの正面だった。

 スコアが動いたのは40分。バイエルンはR・サンチェスが左サイドへ展開すると、フアン・ベルナトがリッセをかわして鋭いクロスを供給する。これをニアに飛び込んだジョシュア・キミッヒがダイビングヘッドで合わせて先制に成功する。このまま1-0でバイエルンがリードしてハーフタイムを迎える。



 後半立ち上がりもバイエルンのペースが続く。55分、左CKを獲得すると、シャビ・アロンソのクロスをハビ・マルティネスが合わせたが、ここは右ポストを直撃してゴールにはつながらなかった。

 すると、徐々にポゼッションを取り戻したケルンが決定機を迎える。63分、右サイドのリッセがアーリークロスを入れると、中央のモデストが体勢を崩しながら無理やりのジャンピングシュートを放つ。これがノイアーの意表を突く形となり、ゴール中央に決まった。



 追いつかれたバイエルンは71分にアルトゥーロ・ビダルとダヴィド・アラバを投入。直後の71分、ケルンはサレフ・エズカンのスルーパスに抜け出した大迫がGKノイアーとの一対一を制してゴールネットを揺らしたが、わずかにオフサイドだったとして得点は認められなかった。

 その後もバイエルンの猛攻が続く。87分にはエリア手前でボールを持ったベルナトが左足シュートを放ったが、ここは惜しくも左ポストを直撃。ここも得点にはつながらない。

 後半アディショナルタイム2分にはケルンに大きな決定機。カウンターから抜け出した途中出場のツォラーがGKと一対一となったが、シュートはわずかに右に外れてしまった。試合はこのまま1-1でドロー。バイエルンの連勝は5で止まったが、両クラブともに6試合無敗となった。なお、大迫は88分に途中交代している。

 次節、バイエルンは敵地で日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと、ケルンはホームでインゴルシュタットと対戦する。

【スコア】
バイエルン 1-1 ケルン

【得点者】
1-0 40分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
1-1 63分 アントニー・モデスト(ケルン)

◆株式会社「LIXIL」 が“日本初”の試み 約40,000人を収容する鹿島アントラーズのホームスタジアム「カシマサッカースタジアム」で内定式を実施!(PRTIMES)


http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000021788.html

【「LIXIL 5周年」×「鹿島アントラーズ 25周年」記念】
~ 2017年度入社の内定者186名がサッカースタジアムのピッチ上に集結し、代表者がゴール(未来)に向かってシュート!~
 住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉、以下 LIXIL)は、LIXIL創業5周年、鹿島アントラーズ創設25周年を記念し、“日本初”となる「サッカースタジアム」のピッチ上で行う、「2017年度入社 内定式」を10月1日(土)に実施しました。





 今回の内定式は、LIXIL創業5周年、鹿島アントラーズ創設25周年を記念した試合のイベントの1つとして、サッカーやスポーツが生み出す情熱や感動を未来のLIXILを担う内定者にも伝えたい、という思いのもと、日本で初めてスタジアムで内定式を実施することになりました。

 内定式では、内定者が選手が入場するようにスタジアムへ入場。そして、スタジアム内のLED看板を使って内定者全員の名前を表示するなど「カシマスタジアム」ならではの演出を実施しました。さらに、内定者代表の誓いの言葉の後は、内定者全員の名前が記載されたサッカーボールを内定者代表(5名)がゴール(未来)に向かってシュートし、入社後の活躍を誓いました。

 内定者の代表は「こういった貴重な経験をさせていただいたことが、自分にとってとても大きな財産になり、4月から頑張ろうという気が引き締まる想いになりました。」という感想や、「サッカーが好きで試合を観に行く機会が多いので、まさか自分がピッチに立てるとはという、非常に嬉しい思いでした。」とサッカースタジアムでの内定式開催に喜びの表情を見せていました。

 また当日は、ゲストに元サッカー日本代表 中田浩二さんをお招きし、新しくLIXILの一員となる内定者の皆様を激励していただきました。

 LIXILでは、世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業となることを目指しています。社員全員が最高の結果を追求する、多様性に富んだ実力主義の企業文化を育んでおり、今後も、将来リーダーとなっていく実行力と情熱のある人材を求めていきます。


■「株式会社LIXIL 2017年度入社 内定式」の様子

<内定式会場(カシマサッカースタジアム)>





<内定者入場/採用内定書授与>





<誓いの言葉 (代表者1名)/代表者5名によるサッカーボールシュート>





<中田浩二さん お祝いの辞>




■「Anniversary LIXIL×Antlers DAY」について
LIXILは、2016年10月1日(土)にカシマサッカースタジムで行われるJリーグ2ndステージ第14節の『鹿島アントラーズVS大宮アルディージャ』戦にて、LIXIL創業5周年、鹿島アントラーズ創設25周年を記念した冠マッチ「Anniversary LIXIL×Antlers DAY」を開催いたします。

【「Anniversary LIXIL×Antlers DAY」概要 】
●日時:2016年10月1日(土) キックオフ14時
●場所:茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2)
●対戦相手:大宮アルディージャ
●詳細:当日のLIXIL賞受賞者のサインを入れたボードプレゼントやANNIVERSARY LIXIL×Antlers DAYを記念したオリジナルステッカー配布等。
詳細はこちらよりご確認ください。(http://www.so-net.ne.jp/antlers/25th/contents/match.html

■株式会社LIXILについて
LIXILは、戸建住宅・マンションからオフィス・商業施設などの非住宅向けまで、多岐にわたる建材・設備機器と幅広い住関連サービスを提供する住まいと暮らしの総合住生活企業です。

窓、玄関ドア、エクステリア、タイルなどの内外装建材、トイレ、浴室、システムキッチンなどの水まわり設備、ファブリックなどのインテリア商品、そして大規模ビル向けのカーテンウォールに至るまで、業界随一の豊富な商品・サービスを展開しています。グローバルなネットワークと長年培ってきた知見・ノウハウを生かし、社会・環境に配慮しながら、美しいデザインと長きにわたり信頼されている質の高い商品を提供しています。

●採用について
LIXILは、世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業となることを目指しています。社員全員が最高の結果を追求する、多様性に富んだ実力主義の企業文化を育んでおり、将来、リーダーとなっていく実行力と情熱のある人材を求めています。

■「鹿島アントラーズ」について
(1)社名 :株式会社 鹿島アントラーズ エフ・シー
(2)本社所在地 :茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地
(3)代表者 :代表取締役社長 井畑 滋
(4)沿革 :住友金属工業蹴球団を前身として、1991年10月、茨城県鹿島町(現・鹿嶋市)など地元5自治体43企業(当時)が出資し、(株)鹿島アントラーズ エフ・シーを設立。1992年3月より、「鹿島アントラーズ」として活動開始。1993年のプロサッカー開幕元年からJリーグに加盟。
(5)タイトル :Jリーグ年間王者7回、ヤマザキナビスコカップ6回、天皇杯4回の計17回優勝(国内最多タイトル数を誇る)
今シーズンは、石井正忠監督のもと「FOOTBALL DREAM ~ともに~」をクラブスローガンに掲げ、全タイトル制覇を目指す。
(6)資本金 :1,570百万円 出資構成は自治体(5市)7.6%、地元企業(39社)92.4%
(7)公式ホームページ :http://www.so-net.ne.jp/antlers/

◆鹿島・永木弾ならず クラブ創設記念日に痛恨黒星(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/10/02/kiji/K20161002013458880.html

明治安田生命J1第2S第14節  鹿島1―3大宮 (10月1日  カシマ)

<鹿島・大宮>大宮に敗れ、ブーイングを浴びながらピッチを後にする永木(中央)ら鹿島イレブン

 鹿島は、クラブ創設25周年の記念日を勝利で飾れなかった。前半13分に先制を許すと、その後もゴールを奪われ3失点。0―3の後半16分にオウンゴールで1点を返すのが精いっぱいだった。 

 日本代表に初招集されたMF永木はフル出場。前半27分に左足で、同ロスタイムには得意のFKで惜しいシュートを放った。だが無得点に終わり、「代表で良い経験をして鹿島に戻って自分のポジションをしっかり確立したい」と話した。

◆大宮3発快勝 鹿島25周年祝えず/鹿-宮14節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/1718256.html

<明治安田生命J1:鹿島1-3大宮>◇第2ステージ第14節◇1日◇カシマ

 大宮が、鹿島の本拠カシマスタジアムで初勝利を挙げた。過去3分け7敗の鬼門だったが、3発で快勝。既にクラブ最多を更新中の年間勝ち点を、初の大台となる「50」に乗せた。

 アウェーの大宮が序盤に先制した。前半13分、ペナルティーエリアでMF大山からの縦パスを受けたDF奥井が、トラップしながら左に反転。背後についた鹿島DF山本をかわし、右足でゴール左隅に蹴り込んだ。

 追う鹿島は27分、MF永木が左足でミドルシュートを放つもGKの好セーブに阻まれる。W杯ロシア大会アジア最終予選の日本代表に初招集された男の同点弾とはならなかった。

 すると大宮が追加点を奪う。41分、ゴール正面で得た直接FKをMF横谷が右足で蹴り、ゴール左決めた。GK曽ケ端が反対方向に踏み出してしまうほど、きれいな回転をかけてネットを揺らした。

 2点ビハインドで後半を迎えた鹿島は、ハーフタイムにFW赤崎を下げてFW鈴木を投入した。しかし、流れは変えられず、大宮が3点目を奪う。14分、ゴール前で再び横谷。ペナルティーエリアの前で右足を振り、ゴール右に一直線のミドルシュートを決めた。

 大量リードを奪われた鹿島だが、すぐ1点を返す。右サイドバック伊東が深い位置から折り返すと、FW金崎がGKの手前に飛び込む。これが大宮DF山越のオウンゴールを誘発した。

 この日、鹿島はクラブ創設25周年。ホームタウンデイズ「鹿嶋の日」として、茨城・鹿嶋市内の公立小学校12校の3459人と公立中学校5校の256人を招待していた。その前で見せた意地の得点だったが、一方的に攻めた終盤にゴールは割れず。鹿島は今季、ナビスコ杯も含めて大宮に1分け2敗と負け越した。

◆鹿島、25周年記念日に完敗…石井監督「悔しい思いでいっぱい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20161001/jle16100118160007-n1.html

 明治安田J1第2ステージ第14節(1日、鹿島1-3大宮、カシマ)鹿島はクラブ創設25周年記念日に迎えた一戦で1-3と完敗した。ホームタウンの茨城県鹿嶋市内にある全ての小中学校の生徒を招待していただけに、石井監督は「子どもたちのためにも勝つ試合を見せたかった。悔しい思いでいっぱい」と肩を落とした。

 序盤に先制されると大宮の堅守を崩せず、オウンゴールで1点返すのがやっと。永木は「うまくペースをつかめなかった」と渋い表情だった。

◆2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第14節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51820

明治安田J1 2nd 第14節

ホームで3失点。鹿島、大宮に完敗。
鹿島がホームで完敗を喫した。J1 2nd 第14節、大宮アルディージャをカシマスタジアムに迎えると、前半を0-2で終え、59分には3点目を奪われる。苦しい展開の中でオウンゴールで1点を返したが、1-3と敗れた。



鹿島は1週間前の第13節でアルビレックス新潟とアウェイで対戦し、2-0と快勝。我慢強く戦った前半をスコアレスで終え、後半に柴崎の芸術的なボレーシュートで先制すると、終了間際には金崎のPKで追加点を奪った。リーグ戦2試合連続の完封勝利で9月を締めくくり、中断前最終戦へと向かう。

指揮官は新潟戦から先発メンバー1名を変更。伊東が最終ラインに復帰し、右サイドバックを務める。センターバックは植田とファン ソッコのコンビで、左サイドバックには山本。その他、GKに曽ケ端、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ、2列目には柴崎と土居、そして前線には金崎と赤崎が入った。そしてベンチには、GK櫛引のほか、町田とファブリシオ、三竿、杉本、鈴木、平戸と若手が並ぶ。



「ANNIVERSARY LIXIL×Antlers DAY」として開催された一戦。クラブ創設25周年を勝利で飾るべく、雨中のカシマスタジアムにサポーターの歌声が響き渡る。14時04分、キックオフのホイッスルが鳴った。

背番号12のサポートを背に、鹿島は序盤から積極的にゴールを目指していった。まずは6分、柴崎の右CKに反応した山本がヘディングシュートを放ったが、惜しくもわずかに枠を越えた。

開始数分間は攻勢をかけた鹿島だが、次第に大宮と一進一退の試合を展開することとなる。中盤での攻防が激しさを増す中、大宮に少しずつ押し込まれていった。



そして13分、先制ゴールは大宮のものだった。クロスボールに反応した相手選手と曽ケ端が交錯して両者が倒れるが、プレーは続行。曽ケ端は起き上がってゴールへと戻ったが、セカンドボールを拾われてクロスを上げられ、最後はミドルシュートがラストパスのような形になって奥井に通ってしまう。奥井に右足シュートを決められ、リードを奪われた。





ビハインドを負った鹿島は反撃を期し、19分には柴崎のクロスに反応した赤崎が胸トラップから右足を一閃。強烈なボレーシュートが枠を捉えたが、相手GKの正面を突いた。その後はなかなかゴール前へ効果的なボールを供給することができない、苦しい時間が続いたが、それでも必死にチャンスを見出そうともがく選手たち。27分には敵陣でのボール奪取から永木が前を向き、強烈な左足シュートを放ったものの、枠を越えて得点とはならなかった。







1点ビハインドのまま、前半はラスト5分へ。同点に追い付いてハーフタイムを迎えたいところだったが、鹿島は大宮に点差を広げられてしまう。41分、ペナルティーエリア手前からの直接FKを横谷に決められ、0-2。前半は2点ビハインドで終了した。



2点を追う後半開始時から、石井監督は赤崎に代えて鈴木を投入。土居を前線に配して打開を狙う。立ち上がりはセカンドボールへの出足も良く、鈴木の力強いボールキープや金崎のドリブルから突破口を見出していた。決定機を作るには至らなかったが、山本や伊東の積極的なオーバーラップもチャンスを作っていた。





しかし59分、3度目の歓喜も大宮のものだった。中盤のスペースを突かれて左サイドからクロスを上げられると、一旦は中央でクリアしたものの、セカンドボールを拾われてペナルティーエリア内でポストプレーを許し、最後は横谷にミドルシュートを決められた。ホームでは今季2度目となる3失点、初の3点ビハインド。非常に苦しい試合となってしまった。





それでも鹿島は2分後に意地を見せる。右サイド深くから伊東がクロスを上げると、金崎と鈴木がゴールへと突進。最終的には相手DFに当たったボールがゴールへ吸い込まれ、オウンゴールで1点を返した。

ようやく訪れたゴールシーンに、カシマスタジアムのボルテージは高まった。石井監督は攻撃の圧力を高めるべく、62分にファブリシオを投入。両サイドを広く使った攻撃で2点目を目指した。







しかし、反撃は1点止まりだった。献身的なオーバーラップからチャンスを演出し続けた伊東のクロスから金崎や山本が決定機を迎えたが、ゴールネットを揺らすことはできず。86分に投入された杉本も積極的に突破を狙って仕掛けたものの、ゴールという形で結実することはなかった。





1-3での敗戦。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、ピッチにはブーイングが降り注がれた。背番号12が隠そうとしなかった不満の声を、選手たちはどんな思いで聞いただろうか。25周年を祝うはずの試合は、悔しさと不甲斐なさと向き合う一戦となってしまった。



今節を終え、リーグ戦はしばしのインターバルに入る。セカンドステージは残り3試合、次節は10月22日のFC東京戦だ。タイでのトレーニングキャンプを経て、シーズン終盤戦へと向かうこととなる。



【この試合のトピックス】
・ホームでのリーグ大宮戦で敗れたのは11試合目で初めて。
・伊東が公式戦2試合ぶりの先発復帰を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・難しいことをせずに、コンビネーションで相手を崩していこう。
・サイドチェンジを有効に使うことを意識するように。
・後半は落ち着いて攻撃し、必ず逆転しよう!


大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
・落ち着いてしっかりとボールを握ろう。
・とにかくハードワークすること。
・全体が下がらずにコンパクトにサッカーをしていこう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
創設25周年記念試合ということで、勝ちたい、勝たなくてはいけない試合だった。負けてしまい、非常に悔しく思う。雨のなか多くの方が応援に来てくれた。また、鹿嶋市の小学校、中学校が全校応援ということで、子どもたちのためにも、勝つ試合を見せたかった。それもできず、悔しい気持ちでいっぱいだ。試合は、最初の失点が非常に痛かった。大宮は堅い守備からのカウンターという形があって、先取点を取られると非常に厳しい戦いになる。失点を抑え、得点を挙げることを考えていたが、相手の高い位置からのプレッシャーにボールをうまくつなげることができずに、失点してしまった。2点目も決められてしまい、非常に苦しい展開になってしまった。後半は相手のディフェンスラインが下がったことで、相手陣内でボールを保持することができたが、チャンスを得点につなげることができなかった。そこが、一番の敗因だ。

大宮アルディージャ:渋谷 洋樹
雨のなかカシマスタジアムまで1,300人のサポーターが応援に来てくれて、本当にうれしく思う。非常に厳しい試合だったが、後押しがあったおかげで勝ち点3を取ることができた。今日はアントラーズの25周年ということで、2万人ほどの観客が入っていたが、その雰囲気のなかで躍動感を持って戦えたことが勝利につながった。1点目は江坂選手が倒れているなかでも足を止めることなく、ゴールまでいくという姿勢が実ったプレーだった。2点目もカウンターのようなワンチャンスだったが、そこで得点を取ることができた。相手にとっては痛かったのではないか。普段から黒崎コーチとともにフリーキックの練習をしてきたが、トレーニングは嘘をつかないという部分をみせることができた。後半はいつやられるかという感じだったが、いい守備から3点目が生まれ、全員で取った3点目だったと思う。直後に入れられたことは課題。クラブとして目標としてきた勝ち点48をクリアすることができた。勝利で達成したことをうれしく思う。ラスト3試合もしっかり全勝できるようにやっていきたい。


選手コメント

[試合後]

【永木 亮太】
前半が良くなかった。向こうのプレッシャーもはやく、ボールが収まらなかった。イージーなミスも続き。ペースをつかめなかった。(2点目は)FKの位置も悪かったが、その前のプレーも良くなかった。悪い状態でも無失点で抑えないといけなかった。後半、ビルドアップの仕方を変えて良くなったが、簡単に3点目を決められて取り戻すのが難しくなった。反撃するのが遅かった。

【山本 脩斗】
1点目はアンラッキーな形で、2点目はFKで決められ、大宮のやりたいようなサッカーをさせてしまった。シュートまで行く事は出来たが、決め切れなかった。自分も何度かシュートしたが、精度が悪かった。前がかりになった時のリスク管理が必用。1点目も、もうちょっと寄せられたし、3点目も詰められた。タイでいい準備をして、残りの3試合を勝って終わりたい。

【赤﨑 秀平】
後半にやっていたことを前半からやりたかったと監督が話していたけど、家長選手にも強くプレッシャーにいけなかったり、相手のペースになったところがあった。2日後からタイ遠征になるので、いいトレーニングをして、リーグ戦の残り3試合を頑張りたい。

【伊東 幸敏】
結果がすべてなので、正直何も言えない。ただただ、悔しい。今日が終わると次の試合まで期間が空くので、必ず勝ちたいと思っていたし、結果を出すことしか考えていなかった。今は振り返ることができない。落ち着いてから考えたい。とりあえず勝ちたかった。それだけです。

【土居 聖真】
やる前にやられた。FKの失点も相手がうまかった。最初の失点は時間と取られ方が良くなかった。1点目がすべてだったと思う。後半は流れのなかで多くのチャンスを作れていた。後半みたいなアグレッシブな攻撃を1試合通してやらないといけない。そこが課題。たくさんの小学生が見ている試合で、アントラーズ創設25周年記念にも華を添えられなかった。不甲斐ない試合で申し訳ない。

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