[1.21 アジア杯決勝T1回戦 日本1-0サウジアラビア シャルジャ]
後半は防戦一方だった。だが、前半20分に左CKからMF柴崎岳が右足で上げたクロスをDF冨安健洋が打点の高いヘディングシュートを叩き込み、これが決勝点となった。
決勝点をアシストした柴崎は試合後のテレビインタビューで「狙ったポイントで、キッカーも入る方(冨安)も狙えたと思うし、練習の成果が出たと思う」と得点シーンを振り返ると、「結果が出たことが一番良かった。流れは良くなかったが、セットプレー1本で得点できた。そこからの戦い方はチームとして統一できたと思う」と勝利に安堵した。
サウジアラビア代表の攻撃に耐える時間が続いたが、中盤からボール奪取だけでなく、正確なパスで局面打開を狙った柴崎。「なるべくコンパクトに中盤を保とうと思っていた。なるべく外に外にやって最後のところでやらせないようにチームとしてまとまってできた」と、守備の面で手応えを口にした。
「チームとして成長できた。公式戦でサウジアラビアのような難しい相手に対して、結果もそうですが、失点0で防げたのは収穫になった」
1-0で逃げ切った日本は、24日に行われる準々決勝でベトナムと対戦する。「どんな相手でもしっかり準備して、結果を持ち帰れるように頑張りたいと思います」と、次戦に向けて気持ちを切り替えた。
◆チームの成長に手応え、決勝アシストの柴崎岳「練習の成果が出た」(ゲキサカ)