日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年11月15日木曜日

◆「僕らはR・マドリーとの”面会”を望む」CWCで鹿島と対戦するグアダラハラ主将が地元ラジオ局に意気込みを語る(サッカーダイジェスト)






グアダラハラ主将は「目標は優勝だ」と公言


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝した鹿島アントラーズは、12月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されるクラブ・ワールドカップ(CWC)への参加が決まっている。

 トーナメント形式で行なわれるCWCだが、1回戦で鹿島とぶつかるのは北中米カリブ海王者のグアダラハラ。彼らは北中米カリブ海・サッカー連盟(CONCACAF)の主催するチャンピオンズリーグ決勝でメジャーリーグ・サッカー(MLS)のトロントを破り、CWC出場を決めた。

 メキシコのラジオ局「UniradioInforma」は鹿島のACL優勝が決まった後、「メキシコ王者たちは早くもレアル・マドリーとの対戦を見据えている」と報じ、同クラブの主将であり、プロ生活17年目の38歳、同クラブのレジェンドともいえる存在のカルロス・サルシードのコメントを紹介した。

「CWC出場は自分のキャリアにとって最も重要なものだ。その名の通り、世界のベストチームだけが参戦できるトーナメントに、我々がメキシコ出身者だけで挑むということの重要性を感じている。自分自身のキャリアとしても間違いなく、歴史に残る出来事と言えるだろう。

 僕らはレアル・マドリーとの“面会”を望んでいる。彼らは世界で最高のチームのひとつで、彼らと対戦することは僕自身の夢でもある。そのためにできることはすべて準備するし、試合に挑むモチベーションも高い。僕らは試合に勝つためにUAEに渡り、優勝を目指して戦う。だからサポーターにもぜひ力強い声援を頼みたい。シヴァスのメキシコの名前を、可能な限り広めてみせよう」

 スペイン全国紙『AS』のメキシコ版は鹿島との対戦について「彼らは1回戦で対戦するライバルについてはもう十分に知っている。彼らはアザディ・スタジアムの圧倒的なプレッシャーの中を耐え抜いてゴールを死守した。決して簡単な相手ではない」と評している。

 トーナメント1回戦はアブダビのザイードスポーツシティスタジアムで、12月15日(現地時間)に行なわれる。R・マドリーとの再戦を望む鹿島との対戦では、お互いに負けられない、激しいぶつかり合いが繰り広げられそうだ。




◆「僕らはR・マドリーとの”面会”を望む」CWCで鹿島と対戦するグアダラハラ主将が地元ラジオ局に意気込みを語る(サッカーダイジェスト)


◆柴崎「大丈夫」7対7ミニゲームで山中に接触負傷も(ニッカン)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


日本代表は13日、大分市で合宿2日目の練習を行った。

2日目の練習にはFW杉本健勇以外の22人が参加。この日から合流のDF酒井宏樹、MF南野拓実、堂安律、三竿健斗は別メニューで調整し、それ以外の選手は7対7のミニゲームなどで約1時間、汗を流した。ゲームではMF柴崎岳がDF山中亮輔と接触した際に左太ももを痛め、クールダウンに参加せず。足を引きずりながら現れた柴崎は「大丈夫です」と話してグラウンドをあとにした。




◆鹿島に伝承されるジーコ教科書「後悔残さず1日を」(ニッカン)



ジーコ Zico


<アジアチャンピオンズリーグ:ペルセポリス0-0鹿島>◇決勝第2戦◇11日◇アザディ競技場

鹿島アントラーズに“アジア最高の輝き”を与えたのは、間違いなくこの人の存在だった。8月に、16年ぶりにテクニカルディレクター(TD)として復帰したジーコ(65、以下敬称略)。戻ってからの24試合は14勝6分け4敗。それ以前の12勝8分け9敗から、勝率は2割も上がった。チームを劇的に変えた。【取材・構成=今村健人】

ジーコ まず選手が理解しないといけないのは、鹿島の歴史でした。このクラブの歴史を知った上で、袖を通しているユニホームの誇りを持たなくてはいけない。その上で練習メニューは今、世界でやっているもの。何も問題ない。後は選手の意識改革が必要でした。だから「家に帰って鏡で自分に問いかけてほしい。最大限のことを日々、やっているかと」と言いました。私は特別なことはしていない。地に足をつけて歩むという単純なことです。

当時日本リーグ2部だった住友金属(現鹿島)に電撃復帰して加入したのが、91年5月。何もないところから「プロ意識」を育てた。勝つことに対するこだわり、敗北を受けつけないメンタリティーは脈々と受け継がれ、国内最多タイトルを保持するまでになった。

だが、その「ジーコ・スピリット」に緩みが見え始めていた。鈴木強化部長は「世代が変わり、人も監督も代わって、意識や注意、集中力がぼやっとしてきたところがあった。緩みがあるなと。それが前半戦の成績にもあった。だから、グレーで済ましてしまうところを、白黒はっきりさせようとジーコを呼んだ。あんなにハッキリした人はいない。もう少しグレーの部分を残してと思うぐらい」。

ジーコ 選手と話す前、常にフロントと話します。どういう目的か、どういう意図か、と。クラブを良くするための全権をもらっているので。唯一、口を出さないのはチーム編成やシステム。それは、優秀な指導者に任せている。

実際、集客との兼ね合いで午後3時に行われた3日の決勝第1戦についても、ジーコは選手の休む時間を考慮して「午後7時からやるべきだ」と主張していた。勝つためにあいまいさを許さない。鈴木部長は「マンネリ化していたところを突っついてくれる」。昔は黒板を力強くたたいてマグネットを落としたほど。「だいぶ丸くなった」と笑うが、根底はぶれていない。

ジーコ サッカーは団体スポーツ。1人ではできない。私がキャリアの始めからいまだ変わらないことは「自分のためでなく、チームのためにプレーする」こと。クラブに全身全霊を懸けるのは当たり前。それを選手たちに言い続けました。目立とうとエゴが出ると、チームはタイトルを逃す。おかしくなり始める。

ジーコ自身、実際に貫いた経験がある。フラメンゴ(ブラジル)時代の81年のトヨタ杯で、リバプール(イングランド)に3-0で下したときのことだった。

ジーコ 試合前にトヨタから最優秀選手と「足のいいやつ賞」の2人に車2台が贈られると言われた。そのとき、全員で集まって話したことは「誰がもらおうと、その車を換金してお金を分けあおう」と。個人でなく、チームのためにみんながプレーしました。結局(全得点に絡んだ)私と2得点のヌネスが1台ずつもらい、換金はできなかったので、車の対価300~400ドルを全員に払いました。ちなみに、そのセリカはいまだに所有しています。

ブラジルの言葉に「今日できることは明日に回さない」がある。後悔を残さずに1日を終えること。選手生活が短いと知っているから、一切の妥協を許さない。今、ジーコの哲学は文書で残し、鹿島の“教科書”として受け継いでいる。

ジーコ あのとき、ああしていればと思ったときには、1年は終わっている。後悔を残して1日を終えると停滞する。鹿島はビッグクラブで居続けてほしい。今タイトルが20個しかないなら、もっと取らないといけない。25年後も常に最大のタイトルホルダーで居続けてほしい。人間が生きるためには、食事を取らないといけない。クラブはタイトルを取っておなかをいっぱいにする。鹿島は、常にその意識のもとで取り組まないといけない。生き続けなければ、いけない。




◆鹿島に伝承されるジーコ教科書「後悔残さず1日を」(ニッカン)




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