日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2018年12月1日土曜日

◆「選手はプレーで大変だから(笑)」…元日本代表が飲食店を経営する深いワケ(サッカーキング)









まず最初に、なぜステーキハウスを始めたのでしょうか?
「本当だよね(笑) よく聞かれます。『なんでステーキ?』って。明確な答えはなくて、セカンドキャリを考えたときに、『何かやりたいなぁ』って思って、もちろんサッカーに携わっていくことを第一に考えました。色々と試行錯誤する中で、広告代理店の社長と出会って、僕と同い年で意気投合して、ということがスタートでした。フットサルコートの運営を任されたりして、次の事業を考えました。現役のときは試合前にタンパク質を摂るために肉を食べていたので、『焼肉』ということを考えた。でも、『焼肉店って多いよな…』と思った。今思えば、焼肉の方が簡単なんですよね。切って出すだけだから(笑) 」

調理過程が少ないですからね。
「そう。でも、その時は『焼肉は面白くない』と思っていました。僕が鹿島で現役だったときは、ホームの試合前日に寮のおじさんがステーキを焼いてくれたんですよ。ビュッフェ形式でステーキの量と焼き方を選んで食べていた。で、『そういえば、ステーキよく食べていたな』って。それがきっかけですね」

焼肉を避けてのステーキハウス開業だったんですね。
「そのときは飲食店に関する知識もありませんでしたから。ただ、その広告代理店のグループ会社は焼肉店も経営していた。だから肉の取り引きはできる状況だった。」個人的にはアメリカ牛をよく食べていたので、『ステーキといえばアメリカ』と。その広告代理店の社長が積極的な方なので、『一緒にやろう!』という話になった。トントン拍子に話が進んで、物件や肉の仕入れを行うことになったんです。本当は鹿島か地元の北九州にオープンしたかったけど、あまりにも話が早く進んで東松山にお店を出すことになりました」





本田さんがステーキハウスをオープンするということで、当初は反響も大きかったのではないでしょうか?
「実は自分の名前でPRしたくなったので、オープン当初から『ステーキハウスをオープンします!』って言わなかったんですよ。調べれば分かるんですけど」

私もほとんど知りませんでした(笑)
「でしょ? テレビ関係者との付き合いで何度か番組には出演したけど、『そんなに宣伝してほしくないな…』って。もう1人の経営者や他の社員には『どんどん宣伝して!』って言われるんだけど、名前だけ走ることが嫌だったんですよね。お客さんには『ステーキ屋がオープンしたんだ』って感じで来ていただいて、美味しいステーキを提供して常連になってほしいしなって」

商品を認めてもらいたかったんですね?
「そうです。隠しているわけじゃないから、お客さんと写真撮ったりしてるけど(笑)」





オープンの際には色々とやることが多かったと思います。従業員の雇用もその1つです。
「そうです。お店を出したかった理由の1つが、引退後のサッカー選手のセカンドキャリアです。サッカーを辞めた後で『どうしよう…』という選手が多い。自分のお店が大きくなれば従業員として雇うこともできるなと。選択肢が1つでもあれば選手のためにもなるので、そういうこともオープン時には考えていました。ただ、飲食店がこんなに大変とは思わなかったです(笑)」

トントン拍子でオープンに至ったとのことですが、他にはどのような苦労がありましたか?
「本場のアメリカから肉を仕入れるにも、良い部位はとにかく高い。しかも、為替みたいに値段も変動するし。『国産牛を使った方が安いんじゃ?』って感じでした。お店に出すステーキは一度料金設定したら変えるわけにはいかないので、金額面も苦労しましたね。経営陣とも話し合って、一度はオージービーフを使ったりもしました。でも僕はアメリカ牛にこだわりがあったから。だから『US★6』っていう店名も付けたし、それをコンセプトにしたかったから、アメリカ牛に戻しました」

大変なことだらけですね…
「そうですよ。“人”も大変です。育てることもそうだけど、飲食店はすぐ辞める人が多くて人材不足です。良い人材は他の業界に就職しているようで、やる気がある人材を見つけるのが難しいし、モチベーションを保てるような環境を整えることも大変です。今働いている従業員たちは、よくやってくれていますよ」

サッカー選手を育てることと、どちらが難しいですか?
「こっち(飲食店)の方が難しい! 自分もサッカー選手だったし、そのノウハウはあるから分かりやすいかな。飲食店もサッカーと同じように考えられるんですけど、店長と従業員とアルバイトは全員“チーム”だと考えています。でも、やっぱり難しい…」





本田さんが経営者として、特に心掛けていることは何ですか?
「僕は全然厳しくないですよ(笑) ただ、1つだけ厳しく見ているのはお店の“清潔感”です。『店をとにかくきれいに保ってくれ』と。特に水回りとか、お客さんから見えない場所ですね。僕がお客さんで厨房がチラッと見えたときに汚いと、その店に行く気がしないから。トイレも。女性の方は特にきれいにしてあげないと。清潔感は第一に考えているので、そこだけは厳しく指導しています」

話を聞いていると、苦労の中にも楽しさのようなものもあるのではないでしょうか?
「やりがいはありますよ。セカンドキャリアを考えているサッカー選手がいて、やる気があれば雇ってあげたいとも考えているので、そういう輪も広げていきたいです」

今後、お店をどのように展開していきたいですか?
「今のベースは残しながら、お客さんが飽きないようなメニュー提供をしていきたい。でも、今は漠然としかしていないですね。やることが多すぎて(笑) 1店舗だけだったら色々とやりたいことも出てくると思うんだけど、各店舗が離れているから。あと、やっぱり人。人のことで手一杯。サッカーの仕事で知り合った若い人とかには『飲食業は興味ある?』ってスカウトしてます(笑) サッカー選手のセカンドキャリアとして飲食業が全く確立されていないので、そういう手助けもできるようにしていきたいです。サッカー選手は毎日のプレーで大変だから(笑)」




◆「選手はプレーで大変だから(笑)」…元日本代表が飲食店を経営する深いワケ(サッカーキング)


◆【鹿島 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:プロサッカー選手としてのプライド(J's GOAL)



チョン・スンヒョン Jung Seung-Hyun


チョン スンヒョン(写真)が鹿島に加わったのはわずか4ヶ月前の7月24日のことである。わずかな時間であると感じさせないほど、韓国人CBはあっという間に鹿島に馴染んでしまった。

188cmの威圧感ある体躯とは正反対の人懐っこい笑顔とふんわりした雰囲気で、たちまちチームの一員に。もちろんクォン スンテや内田篤人、小笠原満男などの配慮によって、鹿島に受け入れる体制が整っていたこともあるだろうが、「日本人みたいだから話しやすい」(安西幸輝)という持ち前の性格がなければ、ここまで早く鹿島に溶け込むことは難しかったはずだ。

パフォーマンスという点でも確かな結果を残している。シーズン途中の移籍はただでさえ難しいと思われるが、スンヒョンに期待されたのは植田直通の後を引き継ぐこと。どんな選手でも簡単ではなかったはずだが、プレイヤーとしても遜色ないパフォーマンスを見せる。初先発した20節の清水エスパルス戦では卓越したヘディング技術で西大伍の決勝点をアシスト。ただ弾くだけでなく味方につなげてしまう競り合いの強さに、同じくヘディングのうまい鈴木優磨をして「本当にうまい人じゃないとできない」と言わしめた。

AFCチャンピオンズリーグでは母国のクラブである水原三星に対して気迫のこもったプレーを連発。決勝でもペルセポリスに1点も与えない力強い守備を見せ、クラブ初のアジア制覇に大いに貢献した。

そのスンヒョンが鹿島に来る前に在籍していたサガン鳥栖との対戦を迎える。鹿島としては来季のACL出場権を賭けた大切な試合であり、鳥栖にとってもJ1残留がかかった負けられない試合だが、目の前の試合に勝つことに集中する。

「前のチームとの試合だけど、勝利のためにがんばります。それがプロですから」

古巣との対戦にやりづらさはないという。

「優しい気持ち?それは絶対にないです。それはプロじゃない」

ピッチに立てば、一人のプロサッカー選手として鹿島の勝利に全力を注ぐ。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 第34節
12月1日(土)14:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs サガン鳥栖




◆【鹿島 vs 鳥栖】 ウォーミングアップコラム:プロサッカー選手としてのプライド(J's GOAL)






◆互いの命運が左右する大一番。鹿島はACL出場権、鳥栖は残留へ負けられない戦い(ゲキサカ)






 J1リーグは12月1日に今シーズンの最終節が開催。県立カシマサッカースタジアムではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を目指す鹿島アントラーズと、残留が懸かるサガン鳥栖の大一番が行われる。

 鹿島は前節、アウェイでベガルタ仙台に3-0で完勝。前半にセットプレーから昌子源が先制点を奪うと、後半に2ゴールを加点し、盤石の試合運びでリーグ3連勝をマークした。仙台戦では特に、負傷者が続々と復帰を果たした。

 ACL決勝第2戦で右足関節を捻挫し、日本代表も離脱していた鈴木優磨が先発フル出場。70分に決まった安西幸輝の追加点をお膳立てしている。さらに、約1カ月半戦線を離脱していた内田篤人も終盤から出場。来季ACL出場権が懸かる最終節、さらには12月12日に開幕するFIFAクラブワールドカップに向けて頼れるベテランの復帰は大きなポイントとなりそうだ。

 鹿島は最終節で勝てば無条件でACL出場権を手にできる。引き分けた場合でも、サンフレッチェ広島vs北海道コンサドーレ札幌で広島が引き分け以上に終わった場合は、3位で出場権を獲得。鹿島ドロー、広島敗戦の場合は、得失点差、総得点争いとなる。仮に鹿島が鳥栖に敗れた場合は、札幌が広島に勝つと4位に転落してしまう。札幌が引き分けの場合は得失点差争いとなるが、鹿島と札幌は11差あるため、鹿島はよっぽどの大敗をしない限りは、3位の座を堅持できる。

 鹿島はホームでの鳥栖戦で直近3連勝中。さらに、ホームでは現在6戦無敗を記録しており、この間の4試合でクリーンシートで終えている。ACLで数々の打ち合いを制してきた強力な攻撃陣に目が行きがちだが、クォン・スンテ、昌子を中心とした強固な守備も光る。日本勢未踏のアジア2連覇に向けて、来季の挑戦権も獲得すること。そして天皇杯とクラブW杯に向けて弾みをつけたいところだ。

 対する鳥栖も、直近4試合無敗と好調を維持。マッシモ・フィッカデンティ前監督から金明輝体制となって完全に復調した形だ。とりわけ前節は同じく残留を争う横浜F・マリノス相手に2-1と逆転勝ち。前半に先制を許して劣勢に立たされたが、後半に金崎夢生のPKで追いつくと、直後にフェルナンド・トーレスが強烈なシュートを叩き込んだ。

 粘り強い守備でリズムをつかむと、横浜FMのビルドアップを、前からの激しいプレスで阻止。日本代表GK権田修一の好セーブなどもあり、重要な局面でしっかり3ポイントを奪取した。

 鳥栖は最終節、引き分け以上で残留が確定する。引き分けの場合、最大5チームが勝ち点41で並ぶが、鳥栖は得失点差が-5のため、他よりも勝る。敗れた場合は、湘南vs名古屋次第に。どちらかが敗れた場合は勝ち点40で得失点差争いとなるが、湘南と名古屋が引き分けた場合、16位が確定する。

 鳥栖は対鹿島戦で通算5勝2分6敗で負け越し中。直近は2勝3敗で勝ち負けを繰り返している。ベストアメニティスタジアムで行われた前回対戦は、当時鹿島に在籍していた金崎夢生に決勝点を献上。0-1で敗れている。しかし、その金崎は夏に鳥栖へ電撃加入。今度は敵ではなく味方として鳥栖の勝利のためにどん欲にゴールを狙う。

 それぞれの命運が懸かる大一番。勝って目標を達成するのは果たしてどちらか。注目の一戦は12月1日14時に県立カシマサッカースタジアムでキックオフする。


第34節
12月1日(土)
札幌 14:00 広島 [札幌]
鹿島 14:00 鳥栖 [カシマ]
浦和 14:00 FC東京 [埼玉]
柏 14:00 G大阪 [三協F柏]
川崎F 14:00 磐田 [等々力]
横浜FM 14:00 C大阪 [日産ス]
名古屋 14:00 湘南 [パロ瑞穂]
神戸 14:00 仙台 [ノエスタ]
長崎 14:00 清水 [トラスタ]


◆互いの命運が左右する大一番。鹿島はACL出場権、鳥栖は残留へ負けられない戦い(ゲキサカ)





◆鹿島昌子「夢生くんもいるし」因縁の鳥栖に雪辱誓う(ニッカン)



昌子源 Gen.Shoji


鹿島アントラーズDF昌子が因縁あるサガン鳥栖に雪辱を誓った。14年のリーグ最終節では鳥栖に敗れて優勝を逃し、引退を発表していた中田浩二氏のラストマッチに花を添えられなかった。

「優勝も逃すわ、浩二さんも送れんかったわで、モヤモヤしていた。借りってわけじゃないけど、勝って終われたら。(今年7月に移籍したFW金崎)夢生くんもいるし、勝ちたい理由が多い」と語気を強めた。




◆鹿島昌子「夢生くんもいるし」因縁の鳥栖に雪辱誓う(ニッカン)





Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事