鹿島は10日、来季加入が内定している明大4年のDF常本佳吾(21)が、大学所属のままJリーグの公式戦に出場できる特別指定選手として日本サッカー協会から認定されたことを発表した。背番号は「42」で、12日の清水戦(アイスタ)から出場可能となる。
鹿嶋市内で行われた練習に参加したこの日、オンライン取材に対応し「思う存分(自分のプレーを)発揮して、鹿島に貢献するために頑張っていきたい」と意気込んだ。
昨季は夏の総理大臣杯をはじめタイトルを総ナメにするなど、大学サッカー界をリードする王者・明大。常本も3年生ながらベストイレブンに選出され、今季は2番を背負いピッチに立っている。鹿島の2番と言えば先月電撃引退した元日本代表DF内田篤人氏(32)が思い浮かぶが、常本は「(2番を)率直に狙っていきたい」。ハッキリと目標に掲げた。
現在鹿島は内田氏の引退に加え、DF広瀬陸斗(24)も負傷離脱中。ザーゴ監督(51)も「うちの台所事情で、右サイドバックがいない。彼を育てるという意味でも早めの合流」とチーム状況も明かしたうえでコメントした。
「今日からプロスタートだと思ってる。強い気持ちを持って臨んでいきたい」と力を込めた新星。常勝軍団のユニホームに袖を通した男の活躍を目にする日は近そうだ。
◆【鹿島】内田篤人氏もつけた背番号2「狙っていきたい」明大DF常本佳吾が特別指定選手に認定(報知)