日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年7月31日火曜日

◆ジーコが16年ぶりに鹿島復帰!「神様」の天然ボケ伝説がスゴすぎた(Asagei)



ジーコ Zico


「サッカーの神様」がふたたび! 元日本代表監督のジーコ氏が鹿島アントラーズのテクニカルディレクターに就任すると、チームが発表したのは去る7月17日。

 8月初旬に来日するというジーコはJリーグ開幕前の1991年、鹿島アントラーズの前身である住友金属工業蹴球団に入団。チームにサッカーの基礎、プロとしての意識をもたらし、常勝軍団の基礎を作り上げた。現役引退後もテクニカル・アドバイザーとして残り、チームの発展に力を尽くした。そして2002年、日本代表の監督に就任。ドイツW杯で結果を残すことはできなかったが、日本サッカーの歴史に大きな足跡を残している。そのジーコが16年ぶりに鹿島アントラーズに復帰するとあって、サポーターの期待は高まるばかり。鹿島の新たな歴史が作られるはずだ。

「ジーコは世界的なスーパースターですが、鹿嶋市民にとってもそれ以上の存在です。地元のスーパーにはジーコの像が設置されています。そんな“神様”ジーコですが、素顔はとてもおちゃめ。天然キャラと言っていいぐらいなんです。いやケチというのが正しいかもしれません(笑)」(サッカーライター)

 復帰を祝ってジーコのどケチ天然伝説を振り返ってみよう。

「ジーコは鹿島でプレイしていた時、東京・世田谷の家に住み、練習場がある茨城県鹿嶋市に公共交通機関を利用して毎日通っていました。最初は電車、後に高速バスを利用しています。来日当初はまったく問題なかったのですが、Jリーグが開幕してジーコの顔が知られるようになると、バスの乗客がパニックになることもあったそうです。それを聞いたチーム関係者が『お願いですからバスはやめて車で通ってください』と懇願するとジーコは『車はガソリン代と高速代がもったいない。高速バスのほうが安い』と拒否したそうです。乗客が大騒ぎすることが続いたため、さすがに車に切り替えたそうですがその後も『もったいない』としつこくグチっていたとか」(前出・サッカーライター)

 日本にやってくる前、1981年のトヨタカップでMVPを獲得し、副賞としてトヨタ・セリカをもらった時は大喜び。たいていの選手は車を獲得しても、実際は車ではなく、車両価格に近い額のお金をもらうケースがほとんどだが、ジーコは車を選び、わざわざブラジルに持ち帰っている。

「鹿島のチーム関係者から聞いた話では、現役の頃のジーコは少しでも時間ができると、練習場近くのスーパーに行くそうです。目的はお買い得な商品を探すため(笑)。いい品が見つかると関係者に自慢するのがお約束。ある時、シャツを買ったジーコはそのシャツを手に関係者に『これいくらだと思う?』と聞いて回った。みんなその庶民的なスーパーをよく知っているので、だいたいの値段はわかります。ただ、正解を言ってしまうとジーコがすねてしまうので、みな気を使ってあえて高い金額を答えていたそうです。金額を聞いたジーコは『それぐらいに思うよな?でもこれはその半分なんだよ。お得だろ』とご満悦だったとか」(スポーツ紙記者)

 スーパスターでありお金もそれなりにもらっているのだから、彼にあこがれる子供たちのためにもいい品を身に着けてほしいというチーム関係者の願いが届くことはなかった。しかもそのシャツはオジサンが着るようなおしゃれさとはかけ離れたものだったことも、チーム関係者をあきれさせたという。

 ふたたび鹿島アントラーズに携わるジーコ。またどケチっぷりを発揮して周囲をなごませてくれるに違いない。




ジーコが16年ぶりに鹿島復帰!「神様」の天然ボケ伝説がスゴすぎた




◆ベルギー代表ヴィツェル、ドルトムント加入か…30日にもメディカルチェックへ(サッカーキング)


ヴィツェル


 中国スーパーリーグの天津権健に所属するベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが、ドルトムントへ加入する可能性が高まっているようだ。ベルギーメディア『RTBF』を引用し、ドイツ誌『Kicker』日本語版が30日に伝えている。

 報道によると、ヴィツェルは30日にもドルトムントのメディカルチェックを受ける見込みだという。問題なく通過すれば、加入が発表されることとなりそうだ。なお移籍金は2000万ユーロ(約25億9000万円)と推定されている。

 ヴィツェルは現在29歳。2018 FIFAワールドカップ ロシアで初の3位入賞を果たしたベルギー代表で中心選手として活躍し、同大会では6試合に出場した。代表通算96試合出場を誇る、経験豊富な長身MFだ。

 ヴィツェルはスタンダールでプロとしてキャリアをスタート。ポルトガルのベンフィカ、ロシアのゼニトを経て、昨年から天津権健でプレーしている。同クラブはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト8に進出。準々決勝では鹿島アントラーズと対戦する。





ベルギー代表ヴィツェル、ドルトムント加入か…30日にもメディカルチェックへ



◆Jクラブ事業規模ランキング…浦和が史上最高の79億円でトップ、神戸が2位に急浮上(ゲキサカ)






 30日、17年度のクラブ経営情報が開示された。Jリーグクラブ全体の事業規模(営業収益)が、史上初めて1000億円超えとなる1105億6200万円を記録した。

 DAZNとの契約によりクラブへの配分金が約60億円増加したことが大きく影響しているが、広告料収入が106.7%、入場料収入が105.3%の成長率を記録するなど、各クラブの営業努力による増収であることも強調された。

 クラブ単位では浦和レッズが自身の持っていたJリーグ最高記録を更新する79億7100万円を計上。前年比は13億6500万円だった。その浦和の前年比を上回る13億7200万円を記録した神戸が、52億3700万円で前年の8位から2位に浮上している。

 前年比の比較では53クラブ(沼津は17年度から)のうち、46クラブが増収。鹿島アントラーズ、アルビレックス新潟、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島、水戸ホーリーホック、湘南ベルマーレ、名古屋グランパスの7クラブが減収。J3クラブはすべてが増収となった。

1.浦和 79億7100万円(J1)
2.神戸 52億3700万円(J1)
3.鹿島 52億2800万円(J1)
4.川崎F 51億2300万円(J1)
5.G大阪 49億6600万円(J1)
6.横浜FM 47億6500万円(J1)
7.名古屋 45億9400万円(J2)
8.FC東京 45億8800万円(J1)
9.清水 40億100万円(J1)
10.C大阪 39億7600万円(J1)
11.磐田 38億2800万円(J1)
12.大宮 36億8500万円(J1)
13.柏 34億5400万円(J1)
14.広島 34億2400万円(J1)
15.鳥栖 33億5000万円(J1)
16.新潟 27億6200万円(J1)
17.仙台 27億900万円(J1)
18.札幌 26億7600万円(J1)
19.千葉 25億9300万円(J2)
20.松本 19億9100万円(J2)
21.福岡 19億7900万円(J2)
22.京都 18億5700万円(J2)
23.甲府 17億2700万円(J1)
24.徳島 16億3900万円(J2)
25.東京V 16億2200万円(J2)
26.山形 15億7600万円(J2)
27.湘南 15億6600万円(J2)
28.岡山 14億3300万円(J2)
29.横浜FC 12億4400万円(J2)
30.長崎 11億2000万円(J2)
31.大分 10億2300万円(J2)
32.山口 10億1900万円(J2)
33.岐阜 9億5100万円(J2)
34.北九州 8億6400万円(J3)
35.熊本 8億4000万円(J2)
36.愛媛 7億6900万円(J2)
37.町田 7億900万円(J2)
38.長野 7億200万円(J3)
39.讃岐 6億9600万円(J2)
40.栃木 6億5800万円(J3)
41.金沢 6億5600万円(J2)
42.群馬 6億2400万円(J2)
43.水戸 5億7800万円(J2)
44.富山 5億3900万円(J3)
45.鹿児島 4億9600万円(J3)
46.鳥取 4億5800万円(J3)
47.沼津 3億6100万円(J3)
48.秋田 3億6000万円(J3)
49.福島 3億5900万円(J3)
50.相模原 2億8200万円(J3)
51.盛岡 2億8100万円(J3)
52.琉球 2億4100万円(J3)
53.藤枝 2億1000万円(J3)
54.YS横浜 1億9300万円(J3)

J1合計:734億7900万円(平均 40億8200万円)
J2合計:310億7900万円(平均 14億1300万円)
J3合計:60億400万円(平均 4億2900万円)

(取材・文 児玉幸洋)




Jクラブ事業規模ランキング…浦和が史上最高の79億円でトップ、神戸が2位に急浮上




◆大迫勇也、新天地での背番号は「8」…「ファンのために全力でプレーする」(サッカーキング)


大迫勇也 Yuya.Osako

 ブレーメンに移籍した日本代表FW大迫勇也が入団会見を行い、背番号「8」をつけることを発表するとともに今シーズンの意気込みを語った。

「移籍を決めた大きな理由は監督ですね。これからのプランについて話してくれました。僕はセンターFWでもトップ下でもプレーできるけど、最終的にポジションを決めるのは監督です。このクラブのために全力を尽くしたい。ゴールを決めたいし、アシストも記録したいです。でもその前に、ブレーメンのファンのために全力でプレーしたいですね」

 またフローリアン・コーフェルト監督は大迫について「得点力が高く、ゲームの流れを変えられる」選手だと称賛した。

「彼はスペースのない所でもベストな選択肢を導き出せるね。テクニックがあって、自分がどう動くべきか理解しているんだ。攻撃的ポジションならどこでもプレーできる柔軟性も兼ね備えているし、私たちが欲しい要素を全て持っている選手だと思ったんだ」


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大迫勇也、新天地での背番号は「8」…「ファンのために全力でプレーする」



◆豊川雄太の投入後に流れ変わるも…オイペンは昨季王者に5失点大敗(ゲキサカ)



豊川雄太 Yuta.Toyokawa


[7.29 ベルギーリーグ第1節 クラブ・ブルージュ5-2オイペン]

 ベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグ第1節3日目が29日に行われた。FW豊川雄太の所属するオイペンは敵地で昨季王者のクラブ・ブルージュと対戦し、2-5で大敗。ベンチスタートの豊川は後半10分に途中出場したが、ノーゴールに終わった。

 クラブ・ブルージュはキックオフ直後から昨季王者の貫禄を見せつける。前半7分にFWウェズレイがゴール前のこぼれ球を右足で蹴り込んで先制すると、同24分にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって獲得したPKをFWイェレ・ボセンが決めて2-0。直後の同25分には味方のスルーパスから抜け出したウェズレイが再びネットを揺らし、3点リードで前半を折り返した。

 ハーフタイム明けもクラブ・ブルージュの猛攻は続く。後半8分に左からの折り返しをボセンが左足で押し込み、早くも4点差。大量のビハインドを負ったオイペンは同10分に豊川を投入する。

 すると同25分、MFユリアン・シャウエルテの右クロスをFWエリック・オカンセイが左足でコースを変えて流し込み、1点を返す。同28分にはVARを経て獲得したPKをFWルイス・ガルシアが決め、2-4とした。

 しかし、後半43分にMFレミ・ムルンバが2枚目のイエローカードを受けて退場。これで与えたPKを同44分にボセンに決められ、2-5の大敗を喫した。


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豊川雄太の投入後に流れ変わるも…オイペンは昨季王者に5失点大敗




◆「みんなの魂が燃えていた」 小笠原、遠藤…“黄金世代”の豪華4ショットが実現(Football Zone)



小笠原満男 Mitsuo.Ogasawara


G大阪OBの播戸が“宮本ガンバ”の初陣を現地観戦 同じ“黄金世代”と懐かしの再会

 J2大宮アルディージャから今季J3・FC琉球へ移籍した元日本代表FW播戸竜二が自身の公式インスタグラムを更新。“黄金世代メンバー”たちとの4ショットを公開し、往年のファンから「なんと懐かしい!!」「仲間がいるって素晴らしい」など反響が巻き起こっている。

 播戸は1998年にG大阪でプロデビューを飾り、コンサドーレ札幌やヴィッセル神戸を経てG大阪に復帰。2006年から2009年まで在籍し、2007年のナビスコカップをはじめ、天皇杯連覇(08、09年)などを経験。さらに08年にはAFCチャンピオンズリーグを制してアジアの頂点に立った。

 播戸は30日に自身のインスタグラムを更新し、かつて同僚だった元日本代表DF宮本恒靖が新監督に就任したG大阪の新体制初陣を現地観戦したことを報告。「初陣というのは人生で1度だけ。プロになった時からお世話になってるツネが監督になるって事で、これは見に行こうって思いました」と思い立った理由を明かした。

 播戸が28日のJ1リーグ第18節・G大阪対鹿島アントラーズ戦(1-1)を訪れたのには、もう一つの目的があったという。それが「黄金世代の仲間達に会う事」だ。


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鹿島の小笠原と曽ヶ端は出番なしも「目がギラギラしていた」

 投稿された写真には、私服姿の播戸、G大阪のMF遠藤保仁、鹿島のMF小笠原満男とGK曽ヶ端準の元日本代表戦士が肩を寄せ合って、一枚の集合カットに収まっている。4人は全員“1979年組”(遠藤は1980年の早生まれ)と呼ばれた黄金世代。播戸、遠藤、小笠原は1999年のU-20ワールドユース(現U-20ワールドカップ)ナイジェリア大会に出場し、準優勝に輝いた。

 G大阪の遠藤がフル出場だったのに対し、鹿島の曽ヶ端はベンチ、小笠原はベンチ外と出場機会がなかったが、播戸は「一つ共通してたのは、みんなの目がギラギラしていて、魂が燃えていた事。それが最高に嬉しかったし、俺も負けへんで!って思った」と大いに刺激を受けたことを綴った。投稿には別途、G大阪で同僚だった同世代の元日本代表F加地亮(2017年に引退)との2ショットもアップされている

 投稿のコメント欄には「なんと懐かしい!!」「仲間がいるって素晴らしい」と“黄金世代”の再会を懐かしむメッセージが書き込まれていた。

『初陣』 ・ 宮本恒靖の監督初陣を見に、パナソニックスタジアムに初めて行ってきました! ・ いや〜、いいスタジアムやったねぇ〜⚽️ ・ 9/15にFC琉球で試合をするのが待ち遠しいね😁 ・ ・ 初陣というのは人生で1度だけ。プロになった時からお世話になってるツネが監督になるって事で、これは見に行こうって思いました。 ・ ジダンの初陣をWOWOWで解説した俺としては、ツネの初陣には凄く興味があった。 ・ ツネが指導者になったばっかりの頃に理想を聞くと、シメオネって言ってたけど、初陣を見た感想としては、どちらかというとジダン的な感じかなって思いました。 ・ まぁ、シメオネとかジダンじゃなく、宮本恒靖っていうモノを作っていくんやろうね。 ・ ・ そしてもう一つの目的。黄金世代の仲間達に会う事。 ・ ヤットはフル出場、ソガはベンチ、満男は俺と記者席での観戦やったけど、一つ共通してたのは、みんなの目がギラギラしていて、魂が燃えていた事🔥 ・ それが最高に嬉しかったし、俺も負けへんで!って思った。 ・ ・ 残念ながらツネとの写真は撮り忘れたけど、予想以上に落ち着いててびっくりした。 ・ 俺達より3つ上のツネが監督っていうのも面白いね!それぞれがそれぞれの道を歩んでる。これこそがサッカー! ・ ・ 森保さんが代表監督になったように、Jリーグで結果を残した監督が代表監督になって欲しいし、そこをみんなが目指して欲しい。 ・ これからどう結果を残していくのか次第やけど、宮本ジャパンの誕生を願います🇯🇵 ・ ・ 久しぶりにガンバのサポーターと会い、触れ合い、楽しい時間でした⚽️ ・ 選手はサポーターの気持ちや魂を背負って戦っているってことを、改めて感じる事が出来た時間でした! ・ ・ #Jリーグ #宮本恒靖 #ガンバ大阪 @gambaosaka_official #ホンマにええスタジアムやった #黄金世代 #ソガの顔が暗い #ソガとは同じ生年月日 #この日は電話で1時間くらい話す #8月2日 #もうすぐ39歳 #満男は3人の時の方が笑顔 #安定の遠藤 #加地は送ってくれてすぐ皿洗いに戻りました #まだまだ刺激し合ってガンバります
播戸竜二さん(@ryuji_bando)がシェアした投稿 -



「みんなの魂が燃えていた」 小笠原、遠藤…“黄金世代”の豪華4ショットが実現


◆鹿島・昌子源インタビュー<前編> 「弱気な部分を見せたらあかん」(Sportsnavi)



昌子源 Gen.Shoji


 鹿島アントラーズの昌子源は、間違いなくワールドカップ(W杯)ロシア大会で成長した選手の1人だろう。自身にとって初となったW杯において、いわゆる国内組で唯一、コロンビア戦に先発出場。初戦の勝利に貢献すると、続くセネガル戦、そしてラウンド16のベルギー戦と、3試合でピッチに立った。


 コロンビアのラダメル・ファルカオ、セネガルのエムバイエ・ニアン、そしてベルギーのロメル・ルカクと、世界の名だたるFWとしのぎを削るたびに彼は成長した。Jリーグのピッチで培ってきたものを示すことはできたのか、そして初のW杯で得たものとは――あらためて激闘のロシアW杯を振り返ってもらった。(取材日:2018年7月23日)

「意外と自分は冷静だった」

――W杯ロシア大会が終わり、しばらく時間が経ちましたが、あらためて西野朗前監督が「46日間」と表現した活動期間を振り返ってもらえればと思います。昌子選手は本大会直前のパラグアイ戦(6月12日)に先発出場しましたが、本大会を迎えるまでは、いわゆる先発候補ではなかったわけですよね。

 実は(6月9日の)スイス戦当日にメンバーが変わったんです。試合当日、ミーティングルームに入って(メンバーが貼られた)ボードを見たら、先発のところに自分の名前があったんです。でも、その後、西野監督が部屋に入ってきて、いざミーティングを始めるぞとなったとき、僕と槙野(智章)くんのネームプレートをパッと入れ替えたんです。


 正直、自分の中では「えっ?」となりましたし、落胆もしました。それを見ていた周りも「気にするな」と声を掛けてくれて、すごく気を遣ってくれていたのも分かりました。パラグアイ戦はもともとメンバーを入れ替えるという話だったので、その試合で頑張ろうと思いましたけれど、正直、自分の中でもW杯本番は(吉田)麻也くんと槙野くんのセンターバック(CB)で行くんやろうなと思っていました。


 ただ、その後、ロシアに移動してからは自分がずっとスタメン組やったんです。でも、そのスイス戦のことがあったから、たとえ自分が先発しようが、槙野くんが先発することになろうが、もう本番だしと思って、一切、気を緩めずに練習に取り組んでいました。だから、自分が持っている力を100パーセント出し切ろうという準備はできていたんです。それが西野さんの作戦だったとしたら、ちょっとゾッとするというか、すごすぎますけどね(笑)。

――もともと気を緩められない状況だったと思いますが、スイス戦の一件があったから、なおさらスタメン組で練習していても気を引き締めることができた、と。実際、初戦のコロンビア戦では先発出場。自身にとって初のW杯のピッチはどうでしたか?

 これまで自分が経験したことのない特別な雰囲気でしたね。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)で中国勢とアウェーで対戦したときとも、FIFAクラブワールドカップでレアル・マドリーと決勝を戦ったときとも違う、比べものにならない雰囲気でした。少し間違えば、その雰囲気にのまれそうな舞台でしたけれど、あらためて思い出しても、意外と自分は冷静だったなと思います。

「ここで弱気になったらすべてに負ける」




――2−1で勝利したコロンビア戦を振り返ると?

 今、振り返っても、よう勝ったなと思いますよね。僕ら日本はグループHで、W杯の初戦を戦ったのは最後だったじゃないですか。それまでにいろいろなチームの初戦を見て、強豪が苦戦している様子も知っていた。僕らの組ではコロンビアが一番の強豪だと思っていたし、逆にそれが良かったというか、自分たちの中でも「何かが起こるぞ」と話をしていたんです。しかも、実際、それが起きたわけですからね。ただ、開始3分で相手が退場した後も「本当にこいつら10人なのかな」と思いましたけれどね。僕らがボールを持っているときは引いていましたが、攻撃のときは必ず誰かが1人少ないのを補っていた。その状況に、これはコロンビアにボールが渡ったらやばいなと、ずっと思っていました。

――実際に前半は追いつかれて1−1で折り返しました。ハーフタイムの雰囲気はどうだったんですか?

 同点に追いつかれはしましたが、きついのは絶対に向こうやし、こっちは11人で戦っているんだから、絶対に強気で行こうという話はしていました。ベンチメンバーも、明らかに相手のほうが疲れているという声も掛けてくれた。自分としては、次の1点が絶対に勝負を決めると思っていたので、守備の選手として、とにかくこれ以上失点しないようにと思っていました。

――その後、大迫勇也選手のゴールが決まり2−1で勝利しました。

 初戦に勝ったことでチームは乗りましたね。僕、コロンビアに勝利していなかったら、次のセネガル戦は同点に追いつけていなかったと思うんです。それまでのチームには追いつく力や雰囲気がそれほどなかったですから。正直、それまでの日本代表なら(セネガルに)1−2にされたあの流れは、負けてしまう展開だったと思うんですよ。でも、初戦に勝って勢いに乗れたから、追いつくことができた。その後もチャンスを作りながら勝ち切れなかったのは、もしかしたら日本の足りない部分なのかもしれないですけれど、1−2から同点に追いつけたというのは、初戦を勝利できた賜物(たまもの)だったと思います。

――初戦を終えて個人的に感じたことはありましたか?

 コロンビアが開始早々に10人になったことが間違いなく勝因だったと思います。試合後、退場になった(カルロス・)サンチェス選手には殺害予告があったというニュースを見ました。実際、過去にコロンビアではW杯で致命的なミスをした選手が、ファンに殺害されたという歴史もありますし、サンチェス選手にもそうした殺害予告があったということを知り、W杯とはそこまで影響の大きい大会なんだということを思い知らされました。日本でも致命的なミスをすれば批判されますし、もちろん大前提としてスポーツによって誰かが殺害されるようなことはあってはならないですけれど、W杯はそれくらいの大会というか、それくらいのものなんだなと。


 W杯のすごさは、プレーの質や大会の規模と、いろいろなところで感じましたが、自分はそういう戦いに身を置いているんだと思ったら、W杯を戦う覚悟と同時に、怖さも知りました。それを考えたら、第2戦に向けて、一気にプレッシャーを感じたというか。ただ、だからこそ「ここで弱気になったらすべてに負ける」と思ったし、セネガル戦は特に自分がニアン選手に狙われていたこともあって、強気でプレーしてやろうと思いました。


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「Jリーグでやってきた感覚をそのまま出した」





――確かにセネガル戦では、昌子選手の縦パスを入れる回数や頻度など、第1戦以上に積極的な姿勢を感じました。

 試合が始まってすぐ、自分がニアン選手に狙われていることが分かりました。だから、これは弱気な部分を見せたらあかんなと思ったんですよね。バックパスはもちろん、麻也くんへのリターンパス、(長友)佑都くんへの横パスと、近いところばかりにパスしていたら(相手に)弱気だと思われてしまう。それこそ(CBの)自分から、(SBの)佑都くんにパスをすれば、相手は連続で追うことができますからね。だから、ひとつふたつ(ポジションを)飛ばすことを意識して、僕は左利きではないですけれど、左足でも強気にガンガン(パスを)入れてやろうとしたことが良かったのかもしれません。

――そのニアン選手のマークをして体感したことは?

 正直、ニアン選手に対しては、最初の10分、15分は「どうやって止めたらいいんやろう」と思っていました。近づきすぎたらスピードでぶっちぎられるし、遠かったら好きなところにボールを出されてしまう。やっぱり、相手は足もリーチも長くて、懐が深い。こっちが足を伸ばしても届かないし、最初は自分のサイドからやられそうになるシーンが多かった。でも、20分を過ぎてからは、自分の中で感覚がつかめてきたというか、慣れてきて、より強気なプレーができるようになったかなと。

――2失点しましたが、結果的にニアン選手には得点を許しませんでした。試合中に対応できたというのは自信になったのでは?

 そこはJリーグで積み重ねてきたところが大きいと思います。Jリーグの試合でも、初めて対戦する外国籍選手はうまいと思いますし、自分の間合いが確認できるまでは、まずゴールを奪われないことを意識したプレーをしている。そうしたJリーグでやってきた感覚を、W杯のピッチでもそのまま出したら、ある程度やれた部分があったんですよね。それが大きかった。これがもし、全く歯が立たなかったとしたら、心が折れていたかもしれませんが、Jリーグでやってきたことが通用した部分と通用しなかった部分がはっきりしたので、それはひとつ自信になりました。


昌子の「強気」が生んだ同点ゴール



――セネガル戦の同点ゴールにつながったプレーしかり、コロンビア戦のPKを獲得する契機となったプレーしかり、振り返ると昌子選手は得点に絡んでいるんですよね。

(セネガル戦の)2点目は、サコくん(大迫勇也)が前からアプローチしたことで、GKがキックミスをしました。(ボールの落下地点に近いところに)ハセさん(長谷部誠)がいたから、最初は「ハセ!」って声をかけたんです。でも、動かないから、これは自分が出て行くしかないなと思って出て行きました。それでボールを左足でトラップして、2タッチ目でパッと周囲を見たときは、縦も横もいろいろな選択肢があった。でも、そのとき、前にオカちゃん(岡崎慎司)が見えたから、とにかくあそこに入れてやろうと。質が悪くても、とにかくスピードだと考えて、ボールを蹴ったんです。

 そうしたら質の悪い僕のパスをオカちゃんはピタッと収めてくれて。それがサコくんにつながって、その流れから(本田)圭佑くんが決めてくれた。もちろん前線の選手たちのクオリティーもありますけれど、自分の強気なプレーも少しは得点に貢献できたかなと。あそこで弱気になって、消極的なプレーを選択をしていたら、同点ゴールは生まれていなかったかもしれない。まあ、日本で流れたハイライト映像には、ほとんど僕のプレーは映ってないんですけれどね(笑)。できれば、もう少し前から放送してほしかったなと(笑)。

――セネガル戦は2−2でしたが、その結果をどう捉えていましたか?

 個人的には勝ちたかった。チームとしても同じだったと思います。ただ、試合後、大先輩たちから「ナイスゲーム」「よく追いついたよ」というポジティブな声を聞いて、「これで良かったんやな」と思えましたね。


 もちろん、勝ちたかったのはみんな一緒だけれど、ハセさん、佑都くん、圭佑くん、麻也くん、(川島)永嗣さんら経験ある選手がみんな「次があるから、また準備しよう」って言ってくれたことで、最低限の仕事はできたんだと思うことができた。僕もJリーグでは中堅と言われるようになりましたが、W杯に関しては初めて。そうした中で経験のある選手たちのポジティブな声というのは、本当に救いというか、頼りになりました。


――第3戦のポーランド戦は出場機会がありませんでしたが、どういう思いで決勝トーナメント進出を見届けましたか?

 初めてW杯のピッチを俯瞰(ふかん)して見ることができて、それはそれで勉強になりました。特に槙野くんのプレーを見て、(ロベルト・)レバンドフスキ選手との駆け引きや、インターセプト、足の出し方は参考になりました。あの試合は6人先発が代わりましたが、あらためて日本にはすごい選手がたくさんいることを証明できたのではないかと思います。


 ポーランド戦の終わり方に対しては、いろいろと言われましたし、(次の)ベルギー戦で結果を残せなかったら、日本中の人に日本代表はやっぱりダメじゃないかと思われるだろうとも考えました。ただ、ここ(ベルギー戦)で勝利できれば、ポーランド戦もこのためにあったと思ってもらえるだろうし、だからこそやってやろうという決意で次の試合に入りましたね。


鹿島・昌子源インタビュー<前編>「弱気な部分を見せたらあかん」


◆J1第18節ベストイレブン発表!! 4試合ぶりの勝利を収めた長崎からJ・バイス、黒木の2名を選出(フットボールチャンネル)



町田浩樹 Koki.Machida


長崎の新加入選手が躍動


 フットボールチャンネル編集部では、7月27日から28日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第18節のベストイレブンを選出した。

 アウェイで2位・FC東京に勝利したV・ファーレン長崎からは、ゴール前で身体を張り無失点に貢献した新加入のヨルディ・バイス。中盤で躍動し、献身的なプレーでチームを救った黒木聖仁の2名を選出している。また、最後まで選手たちにハードワークを徹底させ4試合ぶりの勝利をもたらした高木琢也監督を今節の最優秀監督とした。

 首位・サンフレッチェ広島を4-1で撃破した浦和レッズからも2名。中盤でボールをうまく動かし、攻撃にリズムを与えた柏木陽介。2ゴールで勝利に貢献した興梠慎三をピックアップしている。

 ヴィッセル神戸の郷家友太は前半からゴール前で脅威となり、66分には決勝ゴールをアシストした点を。増山朝陽は35分に決定機を逃すなど悪い流れが立ち込める中、決勝ゴールを奪い勝利に貢献した点をそれぞれ評価し、今節のベストイレブンとした。

 2-2のドローに終わったベガルタ仙台対セレッソ大阪の一戦からは両者1名ずつ。前者からは、相手ディフェンダーの背後を果敢に狙い最終的には1ゴールをマークした蜂須賀孝治。後者からはその蜂須賀に突破を許すシーンもあったが、直接FKと後半ATの貴重な同点弾でチームに勝ち点1をもたらした丸橋祐介を選んでいる。

 鹿島アントラーズからは20歳の町田浩樹をピックアップ。ガンバ大阪の2トップに自由を与えず、41分には先制ゴールをマークするなど攻守に渡って存在感を発揮した点を評価している。

 その他にも無失点に貢献したサガン鳥栖の高橋祐治、安定したセービングで2試合連続のクリーンシートを達成したジュビロ磐田のGKカミンスキーを今節のベストイレブンとした。

 なお、28日に行われる予定だった湘南ベルマーレVS川崎フロンターレ、名古屋グランパスVS北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスVS清水エスパルスの3試合は台風の影響で中止となっている。

 フットボールチャンネル編集部が選んだ明治安田生命J1リーグ第18節のベストイレブンと最優秀監督は以下のとおり。

▽GK
カミンスキー(磐田)

▽DF
ヨルディ・バイス(長崎)
町田浩樹(鹿島)
高橋祐治(鳥栖)

▽MF
柏木陽介(浦和)
黒木聖仁(長崎)
丸橋祐介(C大阪)
蜂須賀孝治(仙台)

▽FW
増山朝陽(神戸)
郷家友太(神戸)
興梠慎三(浦和)

▽最優秀監督
高木琢也(長崎)

明治安田生命J1リーグ第18節全6試合の結果は以下のとおり。

FC東京 0-1 長崎
仙台 2-2 C大阪
G大阪 1-1 鹿島
神戸 1-0 柏
広島 1-4 浦和
鳥栖 0-0 磐田

【中止】
湘南 – 川崎F
名古屋 – 札幌
横浜FM – 清水

 尚、上記のベストイレブンから読者のみなさんからMVPの投票を受け付けております。最も活躍が印象的だった選手を、投票フォームからお選びください。


【了】


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J1第18節ベストイレブン発表!! 4試合ぶりの勝利を収めた長崎からJ・バイス、黒木の2名を選出




2018年7月30日月曜日

◆熊谷浩二は選手たちに伝えている。 ジーコスピリッツは人生にも必要だ(Sportiva)



熊谷浩二 Koji.Kumagai

遺伝子~鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学~(22)
熊谷浩二 後編

◆土居聖真「ボールを持つのが 怖くなるほど、鹿島はミスに厳しかった」(Sportiva)
◆中田浩二「アントラーズの紅白戦は きつかった。試合がラクに感じた」(Sportiva)
◆中田浩二は考えた。「元選手が 経営サイドに身を置くことは重要だ」(Sportiva)
◆スタジアム近所の子供が守護神に。 曽ヶ端準とアントラーズの幸せな歩み(Sportiva)
◆曽ヶ端準「ヘタでも、チームを 勝たせられる選手なら使うでしょ?」(Sportiva)
◆移籍組の名良橋晃は「相手PKに ガックリしただけで雷を落とされた」(Sportiva)
◆名良橋晃がジョルジーニョから継ぎ、 内田篤人に渡した「2」への思い(Sportiva)
◆レオシルバは知っていた。「鹿島? ジーコがプレーしたクラブだろ」(Sportiva)
◆「鹿島アントラーズは、まさにブラジル」 と言い切るレオシルバの真意(Sportiva)
◆「ジーコの負けず嫌いはハンパなかった」。 本田泰人はその魂を継いだ(Sportiva)
◆「アントラーズの嫌われ役になる」 本田泰人はキャプテン就任で決めた(Sportiva)
◆ユースで裸の王様だった鈴木優磨が 「鼻をへし折られた宮崎キャンプ」(Sportiva)
◆鹿島・鈴木優磨のプロ意識。 いいプレーのため、私生活で幸運を集める(Sportiva)
◆岩政大樹の移籍先は「アントラーズと 対戦しないこと」を条件に考えた(Sportiva)
◆リーグ杯を負けた岩政大樹は妻の前で 号泣。「あのとき覚悟が決まった」(Sportiva)
◆塩釜FC時代の遠藤康は 「鹿島からオファーが来るとは思わなかった」(Sportiva)
◆鹿島一筋12年の遠藤康。 「小笠原満男の跡を継ぐイメージはないです」(Sportiva)
◆熊谷浩二は鹿島入団をすぐ後悔した。 「ここに来なければよかった」(Sportiva)


 6-2と圧勝した柏レイソル戦から中2日で迎えた7月25日アウェイのセレッソ大阪戦。ACLのために未消化だった1戦で奪える勝ち点数は、順位に大きく影響する。

 酷暑のなかでの連戦。当然疲労に対する危惧もある。しかし、鹿島アントラーズの選手たちは終始アグレッシブな姿勢でピッチを駆けた。

「前向きな気持ちが結果に繋がっている」

 試合後、土居聖真が語ったように試合は、0-2と鹿島の勝利で終わる。得点者は鈴木優磨と土居だった。金崎夢生の移籍が発表された直後、次世代を担う選手たちが躍動した試合だった。

「ちょっとしたミスであってもみんなでカバーするという雰囲気があり、僕ら前線の選手も思い切ってチャレンジできる。たとえ、(ボールを)奪われてもすぐに周りが回収(再度ボールを奪い返す)してくれる。そういうところが、何回もペナルティ・エリアの中へ侵入する勇気に繋がっていると思います」と安部裕葵。

 チャレンジ・アンド・カバー。チーム全体に漂うのはそんな空気だった。

 気持ちよく試合を進めたのは、攻撃陣だけではなかった。犬飼智也が鈴木の先制点をアシストすると、41分に負傷退場した昌子源に代わり出場した町田浩樹も土居の2点目をアシストした。

「アシストをしたことよりも、無失点に抑えられたことのほうが嬉しい」と町田は安堵感とともにそう語っている。

「高い能力を持った選手たちです。でも、若いために、意欲が強すぎて、ミスをすることもある。そういうときは『大丈夫』とか『集中』とか日本語で言葉をかけます。たまに韓国語で言ってしまうことがあるけれど、気持ちは伝わっているはず」

 この日好セーブを連発したGKのクオン・スンテは、若いセンターバック陣についてそう話した。そして、鳥栖からの加入が決まった韓国代表の24歳のセンターバック、チョン・スンヒョンについては、「できるだけサポートしたいと思っています。でも、集中を欠くようなときは、日本人選手に対するよりも、叱るとは思いますが……」と笑った。

 翌26日、大阪で行われたトレーニングには、そのスンヒョンの姿があった。左足関節捻挫で全治約3週間となった昌子に代わり、急遽大阪入りしたという。

「昨日の夜の9時に言われて、びっくりしました。初めての練習は緊張もしましたが、チームメイトがよくしてくれました。アントラーズはJリーグで一番強いチームですし、一番名門だと思いました。昌子選手がJリーグで一番いい選手だと思いますが、僕も韓国のプライドをかけて、ここに在籍していたイ・ジョンスさんやファン・ソッコさんもすごい成績を残していたので、それ以上の成績を残さなければいけないと思っています。そして、それを超えるような選手になることが、目標です」

 日本語を交えながら、意気込みを語るスンヒョン。早ければ、土曜日のガンバ大阪戦の出場も可能だが、W杯以降チーム練習からは遠ざかっていたため、コンディション的には不安も残る。それでも、「常に準備をしているのがプロサッカー選手」と話した。

「アグレッシブさ、意識の高さに感服した。チームとして一体感を持って戦えた」

 大岩剛監督は、試合後、選手たちをねぎらうようにそう評した。先発の平均年齢25.82歳。若いアントラーズはこの夏を駆け抜けられるのか?

 大阪2連戦の後半は7月28日、新監督を迎え、情報量の少ないガンバ大阪との対戦だ。


 鹿島アントラーズのクラブハウスでは、トップチームのトレーニングだけでなく、高校生で構成されるユースチームの練習も行われている。 

「こんにちは」「こんにちは」

 そんな少年たちは、取材陣を見つけると、次々に挨拶してくれる。以前も挨拶をしてくれてはいたが、今のように大きな声が響き渡るほどではなかった。溌剌(はつらつ)とした空気を生み出したのが2014年からアントラーズユースを率いる熊谷浩二監督だった。

 2006年より鹿島アントラーズ強化部スカウトに就任。遠藤康、大迫勇也や柴崎岳、昌子源、植田直通などの獲得に尽力し、2011年からユースチームのコーチを務め、2014年から監督としてチームを率いている。



――鹿島は毎年、有力な高校生を獲得しています。スカウト力の高いクラブだと思うのですが……。

「これもまた有難い環境だったのですが、長年スカウトを務めていた平野(勝哉)さんや椎本(邦一)さんという素晴らしい方々が築いた地盤があったので、僕のようにまったくの素人であっても、『鹿島のスカウト』として受け入れてもらえる部分がありました。もちろん、だからこその難しさもありましたが、ふたりの先輩からたくさんのことを教えて頂き、本当に勉強になる時間を過ごせました」

――やはり、鹿島アントラーズというブランドは生徒や親御さん、学校関係者にとっても魅力的なものなのでしょうか?

「もちろん、そうですね。何かを説明するまでもなく、『入りたい』と思ってもらえるクラブだということを強く感じました。ただ、同時に、『レベルが高く、競争が激しい』環境だということもみんな理解しているので、『試合に出られないかもしれない。だったら、別の選択肢を』というふうに考える選手もいて、そういうところでの戦いもありました」

――鹿島で獲得する選手を選ぶ際に、選手の性格を重視すると聞いたことがありますが。

「平野さんと椎本さんから『人間性、パーソナリティ』が大事だと何度も言われました。それを教えてくれるのが指導者だと。ただ、1、2度会っただけでは指導者の方も『大丈夫ですよ』ということしか教えてくれないから、指導者との関係性を築くのが大切だと」

――スカウトを経験したことは、その後ユースのコーチ、監督をするうえでも貴重な時間になりましたか?

「もちろん。単純にいろいろな指導者の方と面識があるというのも大きいですし、同時にたとえば、(遠藤)康や大迫、(柴崎)岳、昌子や植田を見たときの衝撃というか、彼らのレベルを知っていることで、鹿島のトップチームへ入る選手の基準を肌で感じられる。だから、ユースの選手たちに、どれだけの資質や可能性が必要なのかという判断基準にはなっていると思います」



――ユースチーム、下部組織での選手育成は、トップチームへ選手を供給するという役割も大きいですが、そう毎年何人も選手が昇格できるわけでもないですよね。欧州のクラブでも1年に数名というのが現状だと思います。特に鹿嶋という地域性を考えると子どもの数も少ないので、トップで通用する選手をたくさん輩出するのは難しいはず。チームの成績や選手の成長などのビジョン以外にどういう意識で指導されていますか?

「下部組織、ユースというのは、まだまだ土台作りの段階で、そのベースの底上げが重要です。さすがに大迫や柴崎のような素材が次々に生み出せるわけではない。だから、そういう意味で、ユースチームでもスカウト活動だとか、基盤作りをしなくちゃいけないという意識もあります。トップチームへ繋がるような選手を育てることが最大の目的ではあるけれど、トップへ昇格しない選手たちをどう育てるかも重要です。鹿島への想い、帰属意識を選手たちに持ってもらう。それは育成が最低限やるべきことだと思うんです」

――いつの日か、彼らがサッカーをプレーしなくなったとしても、ユースに在籍したことで鹿島への愛情を持ってほしいと。

「鹿島アントラーズへの愛着を持ち、その後の人生を生きてもらえたらと。大学へ行き、就職して社会に出てもそれぞれの場所で、鹿島アントラーズというクラブが好きだという人間をどんどん増やすことが大事だなと。地元に愛され、自分のチームを愛してという選手が育成から育ち、巣立っていく。そして、戻っても来る。そういうことが鹿島アントラーズというクラブの存在価値、あり方だと。僕が今、任されている仕事というのは、そういう基盤作りとクラブへの帰属意識や愛着を育むことだろうと思っています」

――鈴木優磨選手が『挨拶や生活態度について、熊谷さんからは、厳しく言われた』と話していましたが……。

「基本的なこと、最低限やるべきことについては、きっちりみんなで合わせる。それ以降のところは、自分で決断して、進めるということは常に言っているところですね。自分で考えて、自分で工夫し、自分で行動し、自分で決断する力を身につけてほしいので」

――その鈴木選手の活躍が目覚ましいですが、嬉しいんじゃないですか?

「優磨を褒める気はないです(笑)。だけど、優磨の何がすごいかっていうと、サッカーが好きだという芯がしっかりあるということですね。そこに可能性があるというふうには思っていました。優磨に限らず、僕の指導によって子供たちが良くなっているわけでもないし、僕の指導で悪くなっている……かはわからない。ただ、僕が指導する期間は3年間ですが、ひとりの選手が形成されるうえで、様々な環境が影響を及ぼすだろうし、いろんなことがあると思うんです。そういうなかでも、戻ってくる場所、芯があるというのが大事ですし。優磨の場合は、『サッカーが好き』というところが武器になるのかなと思います」

――鹿島アントラーズの魅力とは?

「みなさんが言うことだと思いますが、やっぱり、『誠実、献身、尊重』というジーコスピリッツだと思っています。ユースの選手たちに伝えるときには、嘘をつかないこと、一生懸命やること、感謝の気持ちというふうに置き換えて説明しますが、サッカーというスポーツに対してもそうだし、大人になって、人生という部分でも大事なこと。ただし、非常に難しいことでもある。そういう一番難しいことを理想として掲げて、チーム作りをし、ここまでの結果を残してきた。いろいろな現実があるなかで、理想を追求してきたというところがこのクラブの魅力を生んでいると思います」

――難しいことを理想として掲げたジーコがいて、そのクラブへの忠誠心を皆が持っている。

「人間として大切だけど、難しいであろうことを柱にして、その理想へ向かってチャレンジしながら、ここまで来た。その結果がおそらくほかのクラブとの違いを生み出している。本来、人間としてあるべき姿、向かわなくちゃいけないところへ、サッカーを通して、クラブとしてまとまって、向かっている。それが鹿島の魅力だし、その魅力がひとを惹きつけていると思っています。だからこそ、それをブレずに継続していくことが大切です」

――掲げた指針が芯となり、皆がそこへ立ち返れる。

「心のなかに戻れる場所があるのは強みだと思います。僕は今、育成部門で仕事をさせてもらっているので、愛着や帰属意識もそうですが、そういうジーコスピリッツを選手たちの中に残せるような指導をしていきたいと考えています」

――熊谷監督ご自身の未来予想図は?

「現役時代と同じで、『今日を精いっぱい』という感じの毎日なので。先のことを考える余裕は持てないですね。とにかく与えられた仕事をしっかりとやっていくだけです」




熊谷浩二は選手たちに伝えている。ジーコスピリッツは人生にも必要だ

◆鹿島が誇る「20歳の大器」の尋常ではないスケール感! 華麗なるCBの系譜に名を刻むか(サッカーダイジェスト)



町田浩樹 Koki.Machida


「ゴールに絡めたのは良かったとは思いますけど、やっぱり…」

 ガンバ大阪自慢の2トップ、アデミウソンとファン・ウィジョを黙らせた。すべてにおいてほぼ完璧な守備対応を見せる、とても20歳とは思えないスケール感だ。鹿島アントラーズが誇る20歳の大器、町田浩樹である。
 J1リーグ16節のジュビロ磐田戦でおよそ14か月ぶりの試合出場を先発で飾ると、14節順延分のセレッソ大阪戦では前半途中に負傷退場した日本代表CB、昌子源に代わってスクランブル投入され、ものの見事に責務を全うした。そして迎えた土曜日の18節・ガンバ大阪戦。チームは大阪に残って調整を続け、中2日と疲労を抱えるなかで臨んだ一戦で、犬飼智也と守備センターを担った町田はMVP級の働きを見せたのだ。

 190センチ・80キロの恵まれた体躯を活かしたコンタクトプレーで、韓国代表FWのファン・ウィジョに一歩も引けを取らず、地上戦ではクイックネスが真骨頂のアデミウソンを向こうに回して冷静に対応、ほとんど前を向かせなかった。空中戦の安定した強さ、先輩の中田浩二を彷彿させる左足の鋭いフィード、おまけにリスタートからチーム唯一の得点を叩き出した。41分、永木亮太が蹴ったFKをファーで待ち受けた犬飼が中央へ折り返し、町田が「おなか」で押し込んだのである。前節のC大阪戦でも1アシストをマークしており、攻守両面で奮迅の働きを披露した。
 選手本人は、いたって謙虚だ。
「得点はまぐれというか、偶然当たって入った感じでした。ゴールに絡めたのは良かったとは思いますけど、やっぱりディフェンダーなのでゼロに抑えたい。(追いつかれての1-1という結果は)悔しいです」
 試合では、同じCB出身で元日本代表の大岩剛監督からのアドバイスを受け、イメージ通りに対応してみせた。
「(G大阪の)フォワードのふたりは裏の抜け出しが巧いし、中盤の選手も遠藤(保仁)選手や高(宇洋)選手が縦パスを出してくるので、しっかり付いていくようにと。あんまりすぐに食いつかずに、中央から外へと追い込むように意識してやっていました。(アデミウソンに対しては)相手のスピードを吸収しながらですね。前回の試合より良くなっているという手応えはあります」



全治6か月の大怪我を乗り越えて





 ジュニアユース時代から鹿島で英才教育を受けてきた、根っからの生え抜きだ。年代別代表にも常時名を連ね、高校3年時には高円宮杯チャンピオンシップを制覇。鳴り物入りでトップ昇格を果たした。
 2年目の2017年シーズン、開幕からベンチ入りを続けていた町田は11節のヴィッセル神戸戦でついにプロ初先発を遂げる。ここから一気にと周囲も期待を寄せた矢先の翌節、川崎フロンターレ戦でアクシデントに見舞われてしまう。試合中に右膝前十字じん帯を損傷し、全治6か月の大怪我を負ってしまうのだ。
 一度どん底を見たからだろう。自分の立ち位置をしっかりと見定めている。
「やっぱりゼロで抑えないと評価には繋がらない。源くんが怪我で離脱しているなかで巡ってきたチャンス。この状況は変わらず続きます。そこでちゃんと結果を出さないと意味がない。(キム・)スンヒョンも新しく加入してきて、競争も一段と増すと思うので」

 貴重な大型の左利きCBである。長短の精緻なパスは攻撃の起点となり、ビルドアップでの貢献度も小さくない。だがG大阪戦では、受け手との呼吸が合わず、自慢のミドルパスを躊躇う場面が何度かあった。「相手の選手が(受け手に)食いついてきた時に、僕の出したいタイミングと動き出しが合わない場面がありましたね。話し合いながら改善していきたい」と苦笑い。やはりそこは、J1での試合がまだ4試合目。周囲の信頼はみずからの手で勝ち取るしかない。
 そしてもちろん見据えるのは、東京五輪を戦うU-21日本代表への復帰だ。昨年のU-20ワールドカップは直前まで候補に挙がりながら、大会登録メンバーには残れなかった。怪我が癒えて完全復活を遂げたいま、森保一監督を振り向かせるに十分なパフォーマンスを示している。
「なによりチームで結果を残さないと代表には呼ばれないでしょうから、そこは積み重ねていくしかない。今日の試合でも相手の初瀬(亮)だったり、同世代の選手と切磋琢磨しながら成長していければと思います」
 プロでの実戦感覚を研ぎ澄ませながら、器の大きさを随所で見せつけた町田浩樹。偉大なる常勝軍団、その華麗なるCBの系譜にまたひとり、若武者の名が刻まれそうだ。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)



鹿島が誇る「20歳の大器」の尋常ではないスケール感! 華麗なるCBの系譜に名を刻むか





◆冨安はフル出場 植田出場せず、遠藤ベンチ外(スポニチ)



植田直通 Naomichi.Ueda


 【シントトロイデン(ベルギー)共同】サッカーのベルギー1部リーグは28日、各地で行われ、シントトロイデンの冨安健洋はホームのセルクル・ブリュージュ戦にフル出場し、関根貴大はベンチ外だった。試合は0―0で引き分けた。ワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表でシントトロイデンに加入した遠藤航はベンチ入りせず、セルクル・ブリュージュ入りした植田直通は出場しなかった。 

 アンデルレヒトの森岡亮太は敵地のコルトレイク戦でベンチ入りしなかった。チームは4―1で快勝した。(共同)






冨安はフル出場 植田出場せず、遠藤ベンチ外




◆“憧れ”の内田から「見ていて勉強になる」との言葉…車屋「あり得ないっす」(ゲキサカ)



内田篤人 Atsuto.Uchida


 ルヴァン杯決勝トーナメントの組み合わせ抽選が29日に行われ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズの対戦が決まった。組み合わせ抽選会に出席したDF車屋紳太郎とDF内田篤人がお互いの印象を語っている。

 左SBの車屋と右SBの内田は試合中に対峙することもあり、今季J1リーグ第9節の対戦した際に内田は、車屋に対して「フロンターレはボールを持てる選手が多く、その中で(車屋は)攻撃に絡んでくる選手。勢い良く上がってくるし、守備や細かいところをさぼらないので、見ていて勉強になる」との印象を持ったようだ。

「テレビで見ていて、同じSBとして憧れの選手」という内田からの賛辞に車屋は「あり得ないっす」と苦笑。そして、「自分がプロになった以上、負けたくない気持ちもあるので、ドンドン向かって行きたい」と“憧れの選手”に挑んでいこうとしている。




“憧れ”の内田から「見ていて勉強になる」との言葉…車屋「あり得ないっす」




◆「ウッチーやっちゃったね」鹿島は川崎Fと準々決勝(ニッカン)



内田篤人 Atsuto.Uchida


 8チームが出そろったルヴァン杯の決勝トーナメント組み合わせ抽選会が29日、東京・台場のフジテレビで行われた。準々決勝は9月5日、同9日にホーム&アウェイ方式で行われる。前回大会準優勝の川崎フロンターレは、鹿島アントラーズとの対戦が決まった。

 抽選に参加した鹿島DF内田篤人(30)が、先に決まっていた川崎Fの対戦相手の枠を引き当て、Jリーグの原博実副理事長は「ウッチー、やっちゃったね…。ここではもったいないカード」と話した。川崎FのDF車屋紳太郎(26)は「僕も予想外。鹿島と対戦するとき、フロンターレの選手はモチベーションが高い。鹿島を倒せるように頑張りたい」と話した。内田も「頑張ります」と短く意欲を示した。川崎Fはホーム試合の9月9日は等々力競技場が他のイベントで使用できないため、味の素スタジアムで行うことになる。

 前回王者のセレッソ大阪は湘南ベルマーレと、柏レイソルはヴァンフォーレ甲府、横浜F・マリノスはガンバ大阪とそれぞれ対戦する。







「ウッチーやっちゃったね」鹿島は川崎Fと準々決勝




◆原副理事長「うっちー、やっちゃったな(笑)」…内田は「まず一つ目を取る」と意気込み(サッカーキング)



内田篤人 Atsuto.Uchida


 2018 JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージの組み合わせが決定した。

 各クラブの代表選手たちによるオープンドローで対戦カードが続々と決まる中、ひときわ大きな歓声が上がったのが鹿島アントラーズ対川崎フロンターレの一戦。明治安田生命J1リーグで何度もタイトルを争ってきた両者がいきなり激突することを受け、Jリーグの原博実副理事長も思わず「うっちー、やっちゃったな(笑)」と一言。

 しかしながら、内田篤人は「相手はどこでも同じだと思っています。フロンターレは強い相手ですけど、くじをひくだけの目的で来たので」と至って冷静。「フロンターレと対戦できることは個人的にすごく楽しみですし、早く試合したいですね」と意欲をのぞかせた。

 鹿島は中断明け4試合で2勝2分け無敗と好調。AFCチャンピオンズリーグでもベスト8に進出しており、「4冠」達成を目標に掲げている。内田は「まずは一つ目をしっかり取れるように。簡単な相手ではないですけど、チームとして戦っていきたい」と意気込んだ。




原副理事長「うっちー、やっちゃったな(笑)」…内田は「まず一つ目を取る」と意気込み



◆7位・鹿島が前線補強…サントスからMFセルジーニョが完全移籍加入(サッカーキング)






 鹿島アントラーズは29日、サントス(ブラジル)よりMFセルジーニョが完全移籍で加入することを発表した。

 ブラジル出身のセルジーニョは現在23歳。身長180センチ・体重82キロという体格の持ち主だ。これまではサントスからヴィトーリア、サント・アンドレ、アメリカFCにレンタル移籍した経験を持つ。

 同選手の来日は8月3日の予定。FWペドロ・ジュニオールとFW金崎夢生が去った鹿島の前線において、活躍に大きな期待が掛かる。


【参考】(動画あり)
鹿島、サントスFCからブラジル人MFセルジーニョを獲得 移籍金は2億円




7位・鹿島が前線補強…サントスからMFセルジーニョが完全移籍加入

◆鹿島、サントスから23歳のMFセルジーニョを獲得…8月3日に来日へ(GOAL)



セルジーニョ Serginho

鹿島アントラーズがセルジーニョを獲得した。

鹿島アントラーズは29日、サントスからブラジル人MFセルジーニョを完全移籍で獲得したことを発表した。

2014年に母国クラブのサントスでプロキャリアをスタートしたセルジーニョは、これまでにECヴィトーリアやECサント・アンドレなどの国内クラブでプレー。今シーズンはサントスからのレンタル移籍で在籍したアメリカFCで、リーグ戦12試合に出場して4得点を記録していた。

現在23歳のセルジーニョは180cm、82kgのMF。鹿島の発表によればセルジーニョは8月3日に来日する予定とのことだ。




鹿島、サントスから23歳のMFセルジーニョを獲得…8月3日に来日へ



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