日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年6月2日金曜日

◆平畠啓史チョイス“至極の11人”|大迫勇也は格の違いを見せつけた。鈴木優磨の闘争心は貴重で魅力的【J1月間ベストイレブン5月】(サッカーダイジェスト)



鈴木優磨,関川郁万


金子の仕掛けはワクワクする


 芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。5月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。MVPには、5ゴール・3アシストの神戸のエースを選出した。

――◆――◆――

 GKはC大阪のキム・ジンヒョン。飛んでくるボールに対し、無駄のないスムーズな反応は見事。安定感はもちろん、ビッグセーブでもチームを救う。11節の大阪ダービー、アディショナルタイムのイッサム・ジェバリのシュートに対するセーブは、まさにチームを救った。

 そして、ロングフィードの飛距離や正確性で攻撃の起点にも。かつ日本語も完璧。5試合で2失点という数字も十分だが、数字以上の活躍を見せた。

 右SBではないが、右に入ってもらったのは札幌の金子拓郎だ。ドリブルが最高。カットインから得意の左足で鋭いクロス、強烈なシュートだけでなく、縦に突破して右足でクロスを上げ、対応するディフェンスを困惑させる。1対1の仕掛けが始まるとワクワクする。4ゴール・2アシストと数字も残した。

 CBは横浜の畠中槙之輔。堂々の守備対応で風格も漂う。攻撃的なチームの中で、1対1の対応も少なくないが、危なげない対応。充実の期間に入ってきている。

 鹿島の関川郁万は、以前は感情や闘争心が技量を上回ってしまうようなところも見受けられたが、今シーズンは良いバランスになってきている。関川が本来持っているポテンシャルが発揮されるようになってきた。

 また13節・名古屋戦で、マテウス・カストロの素晴らしいクロスをファーサイドでキャスパー・ユンカーがヘディングシュートという場面では、難しい体勢ではあったが、シュートコースにジャンプして頭に当てて失点を防いだ。12節のC大阪戦では得点も決めた関川。守れてセットプレーでゴールを奪える鹿島らしいCBになってきた。

 左SBはC大阪の山中亮輔。相手ゴール前にスリリングなシーンを演出する左足のクロスは、ボールスピードもあり魅力的だ。レオ・セアラにピタリと合った時は爽快だ。


山口の推進力にスランプなし。まさにエンジン


 ボランチは推進力のある浦和の伊藤敦樹と神戸の山口蛍。伊藤は11節の広島戦で1ゴール・1アシストの活躍を披露した。浦和の1点目、酒井宏樹に出したパスは繊細そのもの。大胆さと繊細さを兼ね備えたボランチで、日本代表に初選出された広島の川村拓夢とのマッチアップも非常に面白かった。

 山口の推進力にスランプなし。ボールカットの勢いそのままにゴール前までスプリントすれば、チームに前向きの力を与えられる。好調神戸の原動力、まさにエンジンである。

 中盤の右には横浜のヤン・マテウス。昨シーズン途中の加入だったが、今シーズンはフィット感が上がって、ゴールに関わるシーンで自身の技術やスピードを駆使することが増えた。5月は3ゴール・3アシスト。今後もさらに数字を伸ばしそうだ。

 中盤の左には神戸の武藤嘉紀。ザ・エネルギッシュだ。一つひとつのプレーの強度や迫力がほかの選手と明らかに違う。攻撃だけでなく、前線からのプレスにもエネルギーを余すことなく放出。オンでもオフでも圧倒感がある。

 FWの1人目は鹿島の鈴木優磨だ。むき出しの熱い闘争心が、プレーにダイレクトに伝わる漢。15節・鳥栖戦のアディッショナルタイムにヘディングで決めた同点弾は魂を感じた。ただ頭に当てるだけではなく、頭でゴールにねじ込むようなヘディングシュート。ピッチに出る前から闘争心が溢れて顔が怖い。その怖さがいいのだ!これから戦いの場に行くのに甘っちょろい顔をしている場合ではない。最近、やさしい大人が多い。だからこそ貴重だし魅力的だ。これからも燃え滾るような闘争心でゴールに向かってほしい。

 そして、もう1人のFWで5月のMVPは神戸の大迫勇也。サッカー界積年の懸案事項、決定力不足の解決策を持つ漢。5ゴール・3アシストと得点に絡むだけでなく、空中戦、チャンスメイクなど、あらゆる場面で格の違いを見せつけた。

取材・文●平畠啓史




◆平畠啓史チョイス“至極の11人”|大迫勇也は格の違いを見せつけた。鈴木優磨の闘争心は貴重で魅力的【J1月間ベストイレブン5月】(サッカーダイジェスト)




◆鹿島FW鈴木優磨の主審にらむ行為に「あってはならない」「リスペクトに欠ける」 審判委員会が苦言(報知)



鈴木優磨


 日本サッカー協会の審判委員会は2日、JFAハウスでメディアブリーフィングを行った。5月14日のJ1鹿島―名古屋戦(国立)で、鹿島FW鈴木優磨がゴール後に主審をにらみ付ける行為をしたことについて言及された。

 鈴木は前半12分、右CKからヘッドでゴールネットを揺らしたが、直前に自身のファウルがあったとして得点が取り消された。問題となったのは同29分のシーン。同じ右CKからヘディングで先制点を挙げた直後、主審に詰め寄ってにらみつけるような行為を見せた。

 扇谷健司審判委員長は、鈴木の行為について「非常に大きな問題。誰がどうこうは別として、ああいうことがピッチ上で行われてはいけない。リーグをより良くしていく中で、あってはならない。あれを相手選手やサポーターにやったら大乱闘になる。レフェリーがしっかり対応しないといけない」と苦言を呈した。

 また、東城穣審判マネジャーは「Jリーグで注目度の高い試合で、選手がレフェリーにああいう態度を取るのはリスペクトに欠ける。見ていた小さいお子さんにいいお手本にならないといけない」と指摘した。





◆鹿島FW鈴木優磨の主審にらむ行為に「あってはならない」「リスペクトに欠ける」 審判委員会が苦言(報知)



◆鈴木優磨の“国立ヘッド”VAR介入にJFA審判委「適切だった」…ゴール後の主審詰め寄りには「大きな問題」と非難(ゲキサカ)



鈴木優磨


 日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は2日、都内のJFAハウスでレフェリーブリーフィングを行い、J1第13節の鹿島アントラーズ対名古屋グランパス戦でのVAR介入事案について説明した。

 国立競技場で行われたこの一戦では前半12分、MF樋口雄太の右CKからFW鈴木優磨のヘディングシュートが決まり、鹿島が先制したと思われたが、そこでVARが介入。鈴木がゴール前の競り合いでMF稲垣祥をブロックした行為がファウルと判定され、オンフィールドレビューの末にゴールが取り消された。

 審判委員会が報道陣に公開した音声では、鈴木の接触があった直後にVARからファウルを指摘する声が上がり、ゴールが入った時点でチェックを実施。審判委員回は「ファウルにしないといけないという決断が早かったことで、結果的に早いチェックにつながった」と述べ、「VARとしてオンフィールドレビューを勧めたことは適切だった」と結論づけた。

 またファウルが起きたのはキックの直前だったため、鹿島のファウルがあったにもかかわらず鹿島の右CKで再開するのも適切な対応。音声でも「接触がインプレー前なんだよね。やり直しで」というやり取りが入っており、全体として正しいレフェリングだったようだ。

 一方、JFA審判マネジャーJリーグ担当統括の東城穣氏はこうした空中戦での競り合いについて「大前提としては、安易に介入すべきではない」とも指摘。「お互いの競り合いの中での接触を見つけに行くものではなく、介入するかどうかのポイントを総合的に考えることが大事」とした上で、今回はインプレー直前だったこと、明らかなファウルであったこと、またファウルをした選手が得点したことから、介入に値する事象だったという見解を示した。

 またこのゴール取り消しを巡っては、鈴木が前半29分に正真正銘のヘディングシュートを決めた後に木村博之主神に詰め寄ったことでも話題を呼んだ。

 扇谷健司審判委員長は「どのような選手、誰がどうこうは別としてああいったことがピッチ上で行われてはいけない。Jリーグをより良くしてく中であってはならないことだと思っている」とした上で、「非常に大きな問題」と鈴木の振る舞いを非難。「ピッチ上で対応してもらわないといけない」と主審が警告などの懲戒罰を与えるべきだったとの見方を示した。

(取材・文 竹内達也)





◆鈴木優磨の“国立ヘッド”VAR介入にJFA審判委「適切だった」…ゴール後の主審詰め寄りには「大きな問題」と非難(ゲキサカ)



◆J2仙台MF遠藤康、4日の2位・東京V戦は「我慢強さ」カギ…勝てばプレーオフ圏6位浮上可能性(報知)



遠藤康


 J2ベガルタ仙台は1日、仙台市内で敵地・東京V戦(4日、味スタ)に向けて約1時間30分練習した。左太もも裏の肉離れから復帰し、前節の千葉戦(5月28日、2〇1)で約2か月ぶりの実戦となったMF遠藤康(35)は「少し疲労感はあるけど、勝ったので気分的には抜けてます」と笑顔を見せた。

 2―1の後半26分から出場したベテランは、相手が攻勢の苦しい時間帯を落ち着かせ、勝利に導いた。久々の試合に「まずは楽しかった」と率直な思いを口にしたが、「もっと自分はできる」ときっぱり。「守るなかで隙があったら点を取りに行って、決めるクオリティーを上げていきたい」と更なる活躍を目指していく。

 2位の東京Vに勝利できれば、今季初めてプレーオフ圏内の6位に浮上する可能性もある。大事な一戦には「我慢強さ」がキーポイントだと話し、「お互い守備がいいチームなので、我慢比べで守り切って攻撃に移れるかが大事」。培ってきた守備を存分に発揮し、今季2度目の2連勝を目指す。(山崎 賢人)





◆J2仙台MF遠藤康、4日の2位・東京V戦は「我慢強さ」カギ…勝てばプレーオフ圏6位浮上可能性(報知)

◆欧州遠征に臨むパリ五輪世代のU22日本代表メンバーが発表! 鈴木唯人、小田裕太郎ら海外組も選出(サッカーキング)



松村優太



 日本サッカー協会(JFA)は1日、6月に行われる欧州遠征に臨むU-22日本代表メンバーを発表した。

 パリ五輪世代のU-22日本代表は今回、6月10日にU-22イングランド代表と、同14日にはU-22オランダ代表と欧州で対戦する。

 10番を背負うMF鈴木唯人(ストラスブー/フランス)の他にも、ブラジル2部でプレーする松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチー)や、スコットランドで状態を上げきた小田裕太郎(ハーツ)らを選出。また、今回はインターナショナルマッチウィークではないため、J1クラブで主力として活躍している数選手が選ばれておらず、代わりに大学生を中心とした新戦力が多数選出されている。

 U-22日本代表を率いる大岩剛監督が「9月の一次予選に向けた準備でもある」と語った通り、3カ月後に迫った『AFC U23アジアカップカタール2024予選』を前に戦力の底上げにも期待がかかるところ。なお、オランダで来季のUEFAカンファレンスリーグ出場権をかけたプレーオフに臨んでいるスパルタ・ロッテルダムの結果次第によっては、MF斉藤光毅を追加招集する可能性があることも認めた。

 発表されたメンバー23名は以下の通り(※は海外クラブ所属で現地で合流予定)。

▼GK
1 鈴木彩艶(浦和レッズ)
12 佐々木雅士(柏レイソル)
23 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)

▼DF
2 奥田勇斗(桃山学院大)
3 根本健太(流通経済大)
4 鈴木海音(ジュビロ磐田)
5 木村誠二(FC東京)
6 関根大輝(拓殖大)
15 今野息吹(法政大)
21 加藤聖(V・ファーレン長崎)
22 内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)

▼MF
7 山本理仁(ガンバ大阪)
8 藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)
9 佐藤恵允(明治大)
10 鈴木唯人(ストラスブー/フランス)※
13 平河悠(FC町田ゼルビア)
14 三戸舜介(アルビレックス新潟)
16 松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチー/ブラジル)※
17 西川潤(サガン鳥栖)
20 松村優太(鹿島アントラーズ)
24 重見柾斗(福岡大)

▼FW
11 藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
13 小田裕太郎(ハーツ/スコットランド)※




◆欧州遠征に臨むパリ五輪世代のU22日本代表メンバーが発表! 鈴木唯人、小田裕太郎ら海外組も選出(サッカーキング)

◆鹿島は「簡単に勝てる相手ではない」 浦和36歳FW興梠慎三、“古巣対決”の次戦へ闘志(FOOTBALLZONE)



興梠慎三


広島戦は後半途中からピッチへ


 浦和レッズは5月31日に行われたJ1リーグ第11節延期分のサンフレッチェ広島戦に2-1で逆転勝ちし、1試合消化試合数が少ないながらも4位に浮上した。この試合に1点ビハインドの後半22分から途中出場したFW興梠慎三は、次節で対戦する古巣・鹿島アントラーズ戦に向けて闘志を燃やした。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝を戦った影響で、5月20日のアビスパ福岡戦(0-0)から週末と水曜日に試合を行う7連戦という過酷なスケジュールとなっている浦和。その中心選手である興梠だが、36歳という年齢もあり、なかなか全試合先発起用というのは難しい。

 この広島戦、「相手はとても強いチームで、ゴール期待値もJリーグで最も高いチームだ。前半は美しくなかったが、ゲームをコントロールしていた。狙いは後半により攻撃的に点を取りに行くことだった」と語ったマチェイ・スコルジャ監督は、勝負どころで興梠らを投入し、試合の流れを自分たちの手にした。相手のライン間でボールを受け続けた興梠は、攻撃の基準点を作り続け、ボールを前進させ、攻勢の流れを確固たるものとしていた。

 強豪相手に逆転勝利したことについて、興梠は「連戦で何人か選手が変わったなかで、難しい試合にはなると思っていました。でも、みんなの勝ちたい思いを感じたので。どんな形であれ、勝てて良かったです」と、勝ち点3獲得を噛み締めた。

 途中出場となった興梠だが、6月4日にホームで行われる鹿島戦では先発復帰もあり得るだろう。鹿島は一時リーグ戦5連敗を喫していたが、今はしっかり勝ち点を拾っている。

「簡単に勝てる相手ではない。向こうも今、勢いがあるし。でも、内容はあまりそんなに良くないかもしれないけれど、勝負強さを鹿島は持っている。勝てるように頑張りたい」

 そして、鹿島を率いているのが、かつてのチームメイトでもある岩政大樹監督であることについて問われると、興梠は「仲間として一緒に戦って、選手としても対戦しました。次は監督と選手という立場ですけど」と言い、「岩政さんが喜んでいる姿は見たくないです」とニヤリ。さらにゴールが決まった時や勝った時、岩政監督が派手に喜ぶ姿については「選手時代からそうだったので、あれを埼スタでやられないように頑張りたい」と、古巣との一戦へ意気込んだ。

 ホームでの2連戦とはいえ、中3日の厳しい状況。それだけに百戦錬磨のベテランには、チームを引っ張っていく活躍が期待される。





◆鹿島は「簡単に勝てる相手ではない」 浦和36歳FW興梠慎三、“古巣対決”の次戦へ闘志(FOOTBALLZONE)



◆【鹿島】FW鈴木優磨、尊敬するFW興梠擁する浦和との伝統の一戦でエースの責務を果たす(ニッカン)



鈴木優磨


鹿島アントラーズのFW鈴木優磨(27)が、浦和レッズ戦(4日、埼玉スタジアム)で、外国人両センターバック(CB)とのマッチアップを心待ちにした。

浦和はDFショルツ、ホイブラーテンのコンビを軸に、今季の失点は12で、リーグで2番目に少ない。ベルギーでのプレー経験を持つ鈴木は「外国人センターバックとの対峙(たいじ)は好きなんですよ」と歓迎し「日本人とは違う戦いになる。両センターバックが外国人のチームと戦えるのが楽しみです」と頼もしかった。

鹿島と浦和のカードは、Jリーグの歴史でも名勝負が繰り広げられてきた。両クラブのサポーターの熱量が高く、ライバル関係で火花を散らした時代もある。鈴木もプロになる前の同カードを思い出し「お互い熱い選手がいて、ファンを魅了する選手がいた」と振り返る。

今回の対決は、4位浦和と勝ち点差3を追う7位鹿島との対戦。上位戦線に食らい付くためにも、互いに負けられない一戦だ。「選手として小さいころから見てきた埼スタでできるのは幸せなこと」とし「少なからず意識はするけど、特別意識はしすぎず、今自分たちがやれてること、チャレンジしているること、やり続けなくていけないことを整理して。ここ2試合、やりたいように完ぺきにできているかというと、そうではない。ここをきっかけに勝ち続ける道に行ければ」と位置付けた。

浦和のエースは鹿島でプレー経験があるFW興梠慎三。鈴木は「ずっと言っていますが、日本で一番好きなFW。動き出しもそうだし、ディフェンダーの嫌なことを常にできる。自分にはできない所を持っている。今でも見て、勉強しているし。素晴らしい選手」と尊敬の念を抱く。

互いに、エースに課せられた責務は「チームを勝たせること」だ。鈴木は現在、8得点4アシストと鹿島の攻撃をけん引する。だが、本人は「自分が下りたら、必ず抜ける選手がいるし、自分が抜けたら止まる選手がいて。他の選手とつながってプレーできていて、彼らのおかげもあって得点ができている」と冷静に分析し、「彼らの動きがないと自分は今、輝けない。彼らがいてくれるから得点も取れてるし勝ち点が積み上げられている」と感謝する。

汗をかく仲間とともに、浦和の堅守を破り、エースの責務を果たす覚悟だ。【岩田千代巳】





◆【鹿島】FW鈴木優磨、尊敬するFW興梠擁する浦和との伝統の一戦でエースの責務を果たす(ニッカン)



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