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[4.21 リーガ・エスパニョーラ第33節 ヘタフェ3-0セビージャ]
リーガ・エスパニョーラは21日、第33節を各地で行い、MF柴崎岳所属のヘタフェがセビージャを3-0で破った。2度のPK獲得につながるビデオ判定にも助けられ、初の欧州CL出場に向けて大きく前進。4か月ぶりの出場を果たした柴崎はトップ下の位置で2ゴールの起点となり、大一番での白星に大きく貢献した。
来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内を狙う5位ヘタフェは今節、勝ち点1差に迫る4位セビージャとの大一番。前節で中盤に退場者が出たこともあり、今季3試合の出場にとどまっていた柴崎は最後に先発した昨年12月15日の第16節ソシエダ戦(○1-0)以来、4か月ぶりとなる出番を得た。
試合は思わぬ形で動いた。ヘタフェは前半33分、MFマウロ・アランバリの右CKがゴール前を襲うと、DFレアンドロ・カブレラがヘッド。このボールがセビージャFWフランコ・バスケスの手に当たったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言でPK判定。同35分、キッカーのFWハイメ・マタが落ち着いて決めた。
さらに前半アディショナルタイム1分、今度は右サイドからのFKを柴崎が蹴り込み、DFブルーノ・ゴンサレスが頭で合わせると、これがDFセルヒオ・エスクデロの手に直撃。またもVARの助言でPKが与えられた。S・エスクデロは2度目の警告で退場。同5分、FWホルヘ・モリーナがキックを沈め、数的優位のヘタフェが2点リードを得た。
ヘタフェは後半8分、柴崎が右サイドでスルーパスを送り、J・マタがそのままゴールライン際まで突破。相手GKを誘い出して折り返すと、ディフェンスと交錯したJ・モリーナが力技で押し込み、リードを3点に広げた。2点目と3点目の起点になった柴崎は後半16分、MFフランシスコ・ポルティージョとの交代でピッチを退いた。
ヘタフェは後半26分、五分五分のボールに飛び込んだDFジェネがMFヘスス・ナバスに足裏を見せるファウルを犯して警告。ところがここでこの試合3度目のVAR介入が行われ、主審はレッドカードに判定を変更した。これで10人対10人。しかし、その後も落ち着きを見せたヘタフェは3-0のまま試合を締め、4位に浮上した。
◆2019年初出場の柴崎岳、CL圏争う“大一番”で2ゴール起点に!! ヘタフェが強敵セビージャとのVAR乱戦制す(ゲキサカ)