日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年9月16日金曜日

◆【動画】「コミュニケーション能力と嘘を付かないこと」。鹿島のスカウト一筋28年の椎本氏が明かす仕事術とエピソード |内田篤人のFOOTBALL TIME(DAZN)






【国内サッカー・ニュース】DAZNの『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME #99』では、鹿島アントラーズのスカウト、椎本邦一さんをゲストに迎えてスカウトの仕事内容や選手獲得のポイントやエピソードついて大特集。内田篤人氏が様々な質問をぶつけ、スカウトの仕事内容を紐解いた。


いったい、スカウトの人はどのような仕事をしているのか。その疑問に答えてくれたのはJリーグ開幕の翌年に鹿島アントラーズのスカウトに就任し、そこからスカウト一筋28年の椎本邦一氏。1年間のスケジュールやスカウトとして働く上で大事なこと。そして、これまでの選手獲得時のエピソードを教えてくれた。

シーズンスタート直後の2月頃に来季の新人選手の補強ポジションを決めるところからスカウトの1年は始まり、その後は全国各地で行われる大会の現場を転々。「昔は1年に300試合くらい見ていて家にはいなかった。最初は顔を売って名前を覚えてもらわないといけなかったし、昔の先生はなかなか覚えてくれなくて同じ監督に名刺を3回くらい渡したこともある(笑)」と懐かしむように振り返り、「行きたい試合ばかりだけど全部は行けないから段々とイライラしてきて頭がおかしくなりそうになっていた」と明かした。

スカウトに必要な能力を問われると、迷わずに「コミュニケーション能力」と回答。「高校の監督に本音を言わせないといけない」と理由を説明し、さらに流儀としていることを聞かれると「嘘を付かないで正直に話をすること」と答えた。

小笠原満氏男や本山雅志氏、内田篤人氏や柴崎岳など数々の選手を獲得してきた椎本氏であるが、獲得できなかったことで忘れられない記憶として残っている存在がいる。それは、高校卒業後すぐに海外挑戦を選んだ宮市亮(現横浜F・マリノス)。「オファーを断られたときは失恋したときと同じ思い」と明かす椎本氏が当時を振り返ってくれた。

「たぶん、Jリーグなら鹿島に来てくれていたと思う。彼は断りにわざわざ名古屋から菓子折りを持って会いに来てくれた。最初、電話で話して『来なくていい』と言っていたのに本当に鹿島まで来てくれて、30分くらい話して帰っていったよ。その時点ではチームは決まっていなかったけど、『海外でやりたい』と言っていた。だから、よくネタとして使うんだけど、『俺はベンゲルに負けた』って言っている(笑)」




さらに、これまで最も争奪戦を繰り広げた選手として名前を挙げたのは柳沢敦氏。「いまでも高校年代で一番のFWだと思っているのはヤナギ。上手いしボールのないところの動きが本当にできていた。ダイレクトでボールを落とす技術も上手かった」と絶賛した。そして、話は内田氏を獲得した経緯に展開。高校2年生のときの第一印象としては「足が速くてアップダウンできる。守備はクエッションだったけど、守備はバカじゃなければできるだろうと思っていたし、けっこうキックが上手かった」と振り返った。

また、長い間、様々な選手を見て来てスカウトの視点から現代の日本サッカーに提言。「スターがいないし、似ている選手が多い。見ていて、みんな“上手い”と思うけど、“欲しい”と思う選手がいない」と実情を明かしてくれた。

最後には、椎本氏から内田氏に“逆オファー”。「岩政が監督をやっている間に鹿島に戻ってきて一緒にスタッフとしてやってもらいたい」と願いを伝え、「顔は売れているし、楽だと思うよ」とスカウトを勧めた。

まだまだ奥の深いスカウトの仕事。ただ、スカウトの存在がなければプロサッカー選手が生まれないことはほとんどであり、各クラブともにスカウトがそのクラブのカラーを決めていると言っても間違いではないだろう。





◆【動画】「コミュニケーション能力と嘘を付かないこと」。鹿島のスカウト一筋28年の椎本氏が明かす仕事術とエピソード |内田篤人のFOOTBALL TIME(DAZN)


◆【鹿島】岩政大樹監督「収穫の秋に」。16日鳥栖戦、同学年にあたる川井健太監督との対戦「楽しみ」(サカノワ)






アウェーでの勝点3獲得の段階へ「選手の雰囲気、感触を見ても、絵は出来上がっています」。


[J1 30節] 鳥栖 – 鹿島/2022年9月16日19:00/駅前不動産スタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が9月15日、オンラインによる取材に応じて、翌日のアウェーでのサガン鳥栖戦に向けて「互いに強度の高いチーム。そこに戦術的なエッセンスを加えた戦いになります」と語り、リーグ5試合ぶりの勝利へ意欲を示した。

 前日にセレッソ大阪が浦和レッズに勝利を収めたため、鹿島は暫定5位に。今回対するサガン鳥栖は6ポイント差の7位。ここで勝利を収めて、ACL出場圏内への戦いに食い込みたい。

 鳥栖戦のポイントを問われた岩政監督は次のように語った。

「お互い強度のあるチーム同士。そこがぶつかり合う試合になります。そのなかで戦術的なエッセンスを加えていき、そこの戦いにもなります。いろんなポイントがあると思います」

「鳥栖は毎回形が変わります。この形だからこうする、というよりも、どんな形にも対する形を作っている最中です。それが対鳥栖でも有効になるということです」

 5月25日の鳥栖とのホームゲームは、0-3から90+2分に土居聖真の得点で追い付き、さらに90+4分に染野由月の一撃でついに逆転! ところが90+7分、田代雅也にこの日2点目を決められ、結局4-4のドローに。勢いに乗りかけて、むしろメンタル的にも響くダメージを食らう。そんな今季を象徴するような展開になってしまった。その借りを勝利で返したい。

 岩政体制で迎えるアウェーゲーム。川井健太監督とは同学年にあたり、「僕と同い年の若い指導者を登用し、Jリーグに新しい風を吹かせてくれていると思います。(チーム状況は異なるが)この年代で監督になるのは多くないケース。楽しみです」と、対戦を心待ちにしていた。

 そして、優勝への一つの目安として、平均勝点「2」を挙げる。ホームで勝点3、アウェーで勝点1が基準となり、アウェーで勝点を積み上げていくことが優勝するチームの条件になると、指揮官は見解を示す。

「(アウェーで)勝点3を取りにいくフェーズへ移行できる体制は整ったと思います。選手の雰囲気、感触を見ても、絵は出来上がっています。収穫の秋、と意識を共有して明日から戦っていこうと思います」

 そのように岩政監督は鳥栖の地での勝点3獲得へ、強い意欲を示した。





◆【鹿島】岩政大樹監督「収穫の秋に」。16日鳥栖戦、同学年にあたる川井健太監督との対戦「楽しみ」(サカノワ)





◆鹿島・岩政監督が敵地勝利に自信「収穫の秋です」あす鳥栖戦(スポニチ)






 鹿島の岩政大樹監督(40)が15日、アウェー鳥栖戦(16日、駅スタ)を前にオンライン取材に対応した。敵地での勝利に向け「勝ち点3を獲りにいくフェーズに移行できる体制は整った。(選手と)収穫の秋だと共有しながら戦っていきたい」と自信を見せた。

 岩政監督が就任後、リーグ戦では1勝3分け1敗と勝ちきれない試合が続いている。7位の鳥栖とは前回対戦で打ち合いの末に4―4で引き分け。岩政監督は「お互い強度のあるチーム同士。ぶつかり合う試合になる」と展望。同年代の川井健太監督(41)との対戦に「鳥栖の場合は金明輝さんもそうでしたし、川井さんもそうですけど若い指導者を登用している。新しい風をリーグに吹かせてくれている。鹿島は色んなことが重なって僕になったが、なかなか日本サッカーの中ではこの年代で監督になるのは多くないケースなので、楽しみだと思っています」と語っていた。


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