日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年6月4日土曜日

◆【岡山 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:熊本戦に向けて。(J’s GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00013076/



Jリーグ加入が08年で、岡山にとって1年先輩の熊本は、「九州の兄ちゃん」的な存在だ。一昨年は岡山のDF篠原弘次郎が期限付き移籍でプレーし、大きく成長して帰ってきた。「1年間でしたが愛着があります。みんな九州地震からの復興支援で走り回りながら、プレーしている。素直に応援できるので頑張って欲しい。でもピッチに立ったら、成長したプレーで圧倒できるようにしたい」と話していたが、今節は累積警告で出場停止。「本当にすみません!」と詫びていたが、これは岡山と熊本、両方に向けられた言葉だ。

また前節・C大阪戦で今季3点目となるゴールを挙げた豊川雄太は熊本市出身で、「体育幼稚園という所に通い、その頃から走っていた」背景を持つ。「幼稚園では午前中、マットや跳び箱や走り、それからサッカーをやって。フロンターレの谷口(彰吾)は幼稚園から、車屋(紳太郎)は小学校から高校まで一緒です。この幼稚園出身で、大津高校に行った人は多いです」。同級生の植田直通(鹿島)と共に通った大津高校時代は、熊本の試合でチケットのもぎりやボールパーソンをやっていたそうだ。豊川の話からは、熊本のサッカーを含むスポーツ文化の充実した「根っこ」の部分が見えてくる。

岡山は5月の成績が3勝2敗で、引き分けの多かったチームの歴史からすれば、パキっと出た勝敗に、当然ながら悔しい思いもしている。第44回トゥーロン国際大会にU-23に本代表として出場した矢島慎也は、この大会で「形を作っても得点できない悔しさを痛感」して帰国したが、今節狙うのはゴールだ。「良いボランチは点が取れると思うので、隙は逃さず打ちたい」と話す。そこに立ちはだかるのが、今年岡山から熊本に完全移籍したDF植田龍仁朗であっても構わない。復帰後の3戦、未勝利の熊本が「勝負のあやはあっても、120%も150%も力を出していることを確認している」(長澤徹監督)。それにふさわしい力を岡山は発揮したい。

文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
6月4日(土)13:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs ロアッソ熊本

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事