日本サッカー協会(JFA)は20日、6月に国際親善試合2試合に臨む東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表27人を発表した。この活動から合流するオーバーエージ(OA)にはDF吉田麻也(32=サンプドリア)、DF酒井宏樹(31=マルセイユ)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)を招集。A代表でも不動の守備陣を結集させ、本大会に向けた総仕上げに入る。またFWは林大地(23=鳥栖)、前田大然(23=横浜)、上田綺世(22=鹿島)、田川亨介(22=東京)が選出された。
東京五輪の出場権をかけた最後のサバイバルが始まる。20日のオンライン会見で森保監督は「基本的に今回の活動を五輪の選考の場と考えている」と、今回選ばれた27人の中から本大会に向かう18人を決定する方針だ。3枠のOAを除くと、五輪世代は24人のうち9人が落選となり、激しい競争がぎりぎりまで続く。
森保監督が最後まで頭を悩ませることになりそうなのがストライカー選びだ。OA候補だった大迫勇也が外れ、今回選ばれた4人は全員が国内組になった。前田はポルトガル1部マリティモでプレーした経験があるものの、4人とも国際大会では目立った数字は残していない。過去の選出実績で見れば前田と上田だが、選考レースは横一線とみていいだろう。18人の決定は活動終了後の6月末に予定されている。【岡崎悠利】
◆ニッカン五輪代表当落予想◆
【注】※=オーバーエージ ◎=当確 ○=有力 △=当落線上
<GK>
○大迫敬介(21歳=広島 187センチ86キロ)
△沖悠哉(21歳=鹿島 184センチ82キロ)
△谷晃生(20歳=湘南 190センチ84キロ)
△鈴木彩艶(18歳=浦和 190センチ91キロ)
<DF>
※吉田麻也(32歳=サンプドリア 189センチ87キロ)
※酒井宏樹(31歳=マルセイユ 183センチ70キロ)
△町田浩樹(23歳=鹿島 190センチ80キロ)
△旗手怜央(23歳=川崎F 171センチ70キロ)
△古賀太陽(22歳=柏 182センチ76キロ)
◎冨安健洋(22歳=ボローニャ 187センチ84キロ)
△橋岡大樹(22歳=シントトロイデン 184センチ80キロ)
○菅原由勢(20歳=AZアルクマール 179センチ67キロ)
<MF>
※遠藤航(28歳=シュツットガルト 178センチ76キロ)
◎板倉滉(24歳=フローニンゲン 186センチ75キロ)
○中山雄太(24歳=ズウォレ 181センチ76キロ)
△相馬勇紀(24歳=名古屋 166センチ69キロ)
○三好康児(24歳=アントワープ 167センチ64キロ)
△三笘薫(24歳=川崎F 178センチ71キロ)
△遠藤渓太(23歳=ウニオン・ベルリン 175センチ66キロ)
◎堂安律(22歳=ビーレフェルト 172センチ70キロ)
○食野亮太郎(22歳=リオアベ 171センチ68キロ)
○田中碧(22歳=川崎F 180センチ74キロ)
◎久保建英(19歳=ヘタフェ 173センチ67キロ)
<FW>
△林大地(23歳=鳥栖 178センチ74キロ)
△前田大然(23歳=横浜 173センチ67キロ)
△上田綺世(22歳=鹿島 182センチ76キロ)
△田川亨介(22歳=東京 182センチ72キロ)
◆【ニッカン五輪代表当落予想】U24最後のサバイバル6月末9人落選(ニッカン)