日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年5月26日木曜日

◆鹿島が0-3から4発大逆転!! 土居&染野がAT劇的弾も…鳥栖90+7分同点弾で4-4ドロー(ゲキサカ)






[5.25 J1第15節 鹿島4-4鳥栖 カシマ]

 J1リーグは25日、第15節を各地で行い、鹿島アントラーズがサガン鳥栖と4-4で引き分けた。前半から効果的に加点した鳥栖が後半3分で3-0のリードを得たが、鹿島がそこから猛攻を仕掛けて2点を奪い、後半アディショナルタイムにMF土居聖真とFW染野唯月が決めて大逆転。だが、鳥栖も終了間際に再び加点し、両者勝ち点1を分け合った。

 互いに前節から中3日の連戦。ホームの鹿島は1-1で引き分けた浦和戦と同じスターティングメンバー11人を並べた。対する鳥栖は0-0で引き分けた川崎F戦から2人を入れ替え、MF堀米勇輝とFW小野裕二に代わってMF藤田直之、FW宮代大聖が入った。藤田は7試合ぶり、宮代は10試合ぶりの先発となった。

 試合は前半19分、鹿島が最初のチャンス。DF三竿健斗の縦パスをFW上田綺世がフリックし、抜け出したMFディエゴ・ピトゥカが左足でシュートを狙ったが、わずかに左へ外れた。さらに鹿島は同21分、鳥栖GK朴一圭のパスをFW鈴木優磨がカット。これが上田につながってペナルティエリアに侵入したが、藤田のスライディングに阻まれた。一時はVARのチェックが入るも、ノーファウルの判定で試合が続けられた。

 すると前半31分、先にスコアを動かしたのはアウェーの鳥栖だった。宮代のパスに抜けたDF飯野七聖のシュートで獲得した右CK、藤田の鋭いキックがゴール前を襲うと、ニア寄りに飛び込みながら合わせたのはDF田代雅也。完璧なヘディングシュートでゴール左隅に流し込んだ。田代は第10節の柏戦に続いて今季2ゴール目となった。

 さらに鳥栖は前半38分、中盤でボールを受けた古巣対戦のMF小泉慶がドリブルを開始し、スルスルと緩急をつけて左サイドに侵入。そのままゴールライン際深くまでえぐり、ゴール前に折り返しのパスを送ると、ニアで反応したのは宮代。1本目のシュートはGKクォン・スンテに阻まれたが、跳ね返りをしっかり決め、追加点を奪った。川崎Fから期限付き移籍中の宮代はこれが加入後初ゴールとなった。

 そのまま試合はハーフタイムへ。後半も2-0でリードする鳥栖が勢いよく試合に入った。すると3分、DFファン・ソッコのミドルパスを宮代が中に落とし、MF菊地泰智がドリブルで前進すると、FW岩崎悠人がペナルティエリア際でつぶれて小泉が左足一閃。強烈なシュートがクロスバーに当たってゴールに吸い込まれた。今季全試合先発が続く小泉は今季初ゴール。古巣相手に2点に絡む大活躍となった。

 対する鹿島も後半5分、右に流れてパスを引き出した鈴木が強烈なシュートを狙うも、ボールは大きく右上に外れる。それでも同7分、鹿島はピトゥカのボール奪取からショートカウンターを開始すると、右サイドを和泉が突破。グラウンダーでのクロスをを鈴木がそらし、MF樋口雄太が受けると、これを左足で冷静に沈めた。こちらも今季初ゴール。小泉と同様、古巣対戦で結果を出した。

 さらに鹿島は後半23分、三竿のロングフィードを右に流れた樋口が頭で折り返し、ニアサイドで待っていた鈴木が相手をかわしてラストパス。上田がやや後傾姿勢で右足を振り抜くと、インサイドキックでゴール左隅に流し込み、1点を返した。上田はこれで得点ランキング単独トップの9ゴールとした。

 終盤は鳥栖が守勢を強め、そのまま試合はアディショナルタイムへ。ところがここから鹿島がドラマをつくった。まずは90+2分、途中出場のMFファン・アラーノのフィードを鈴木が頭で折り返し、今季出場機会を失っていた土居の今季初ゴールで同点。さらに90+4分、左に開いたFWアルトゥール・カイキのクロスを途中出場の染野がヘッドで決めた。

 0-3から4ゴールを奪ってひっくり返した鹿島。ところが90+7分、まだまだ試合は終わらなかった。猛攻を仕掛けた鳥栖は左CKを獲得すると、藤田がCKをそのままゴールにキック。GKクォン・スンテがスーパーセーブを見せたが、これを田代が押し込んだ。試合はそのままタイムアップ。4-4の引き分けに終わった。

 鹿島は終了間際の失点で勝ち点1にとどまったが、首位の川崎Fが湘南に大敗。勝ち点で並んで得失点差で上回ったため、15試合を終えた時点で首位に浮上した。





◆鹿島が0-3から4発大逆転!! 土居&染野がAT劇的弾も…鳥栖90+7分同点弾で4-4ドロー(ゲキサカ)





◆【J1採点&寸評】鹿島4ー4鳥栖|アディショナルタイムに3点が生まれる激闘! MOMはラストプレーの同点弾を演出した藤田!(サッカーダイジェスト)






鹿島――染野のJ1初ゴールで一時逆転


[J1第15節]鹿島4ー4鳥栖/5月25日/県立カシマサッカースタジアム

【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 5
DF
常本佳吾 5.5(81分OUT)
関川郁万 5.5(89分OUT)
三竿健斗 5.5
安西幸輝 5.5(89分OUT)
MF
樋口雄太 7
和泉竜司 6
ディエゴ・ピトゥカ 5.5
アルトゥール・カイキ 5.5
FW
上田綺世 6
鈴木優磨 6

途中出場)
DF
ブエノ ―(89分IN)
MF
ファン・アラーノ ―(81分IN)
MF
土居聖真 6.5(81分IN)
FW
染野唯月 6.5(89分IN)

監督)
レネ・ヴァイラー 6.5


【鹿島|寸評】
 31分の失点以降は鳥栖にいなされ、ふわっとしたまま3失点を喫する。しかし、52分に樋口のリーグ戦移籍後初ゴールで攻勢を強めると、68分に上田、さらに90+2分に土居、90+4分に染野のゴールで逆転に成功。しかし、ラストプレーで追いつかれ痛み分けに。

 ヴァイラー監督は、1点差に詰め寄り残り10分弱になったところから、守備的な選手を下げて次々と攻撃的な選手を投入する思い切った交代策に。逆転までをお膳立てした成果があった一方で、ラストプレーのCKの場面ではマークが徹底できず同点弾を許す結果に。短い出場時間のなかで、J1通算50得点目を決めた土居と、J1初ゴールの染野を高評価。また、鈴木と上田は相手に対応されて苦しむ時間帯もあったなかで、きっちりと仕事をこなし、様々なポジションを務めた和泉なども含めて見事な活躍だった。だが勝利につながらなかったため、及第点止まりとした。チームが息を吹き返す反撃の1発を決め、攻守で存在感を放った樋口はチーム内最高の「7」に。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


鳥栖――藤田、小泉がいぶし銀の働き




【鳥栖|採点】

ファン・ソッコ 5.5
小泉 慶 7


【鳥栖|寸評】
 31分に田代のゴールで先制すると、以降は理想通りの展開で、リードを3点に広げる。しかし昨季までの10番・樋口にゴールを許すると、流れが一変。ホームチームに攻め込まれて、同点とされる。それでも、ラストプレーのCKから田代がこの日2点目を決め、勝点1を持ち帰った。

 チームとして4失点も、GK朴はファインセーブも披露。2ゴールの田代はメンタル面や空中戦で強さを発揮したが、守備面でやや物足りなかったか。指揮官が「勝点1はポジティブ。最後に追いつけたのはチームとしての財産」と語るように、真っ向勝負に徹し、敵地で勝点1を掴んだ鳥栖からMOMを選出。試合を通して、いぶし銀の働きを見せていたふたりで迷い、1ゴールの小泉も捨てがたいものの、CKで一瞬の隙を見逃さず、直接狙い最後の同点弾を作り出した点を評価し、藤田とした。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)




◆【J1採点&寸評】鹿島4ー4鳥栖|アディショナルタイムに3点が生まれる激闘! MOMはラストプレーの同点弾を演出した藤田!(サッカーダイジェスト)





◆J1鹿島 ラスト1プレーでの失点に鈴木優磨「勝ち点2を失ったという考え方で」(デイリー)






 「明治安田生命J1、鹿島4-4鳥栖」(25日、カシマスタジアム)

 鹿島が劇的逆転勝利を目前で逃し、4-4のドローで終えた。川崎が敗れたため勝ち点で並び、得失点差で首位に浮上した。

 後半6分まで0-3とリードされていた試合をFW上田綺世のゴールを含め、アディショナルタイムに途中出場のFW土居聖真とFW染野唯月の得点などで4-3にひっくり返したが、ラスト1プレーで失点し、同点に戻された。

 得点ランク単独トップとなる今季9点目を決めた日本代表の上田は「勝負強さは本来(自分たちの)武器なのでそこで負けてはいけなかった」と悔やんだ。それでも「人数をかけて攻撃することは徹底できた」と3点差を一時逆転したことは前向きに捉えた。自身のゴールについても「いい形だった」と視察に訪れた日本代表・森保一監督の前で結果を残した。

 この日も上田と2トップで先発し、得点をアシストしたFW鈴木優磨は「前半はひどいゲームだった。3-3で終わっていたらいい勝ち点1だったと言えるけど、4-3で逆転している中で最後1プレーで取られているのはチーム全体が俺も含めて、このクラブにいる以上は勝ち点2を失ったという考え方で全員あってほしいと思う」と厳しい表情で振り返った。





◆J1鹿島 ラスト1プレーでの失点に鈴木優磨「勝ち点2を失ったという考え方で」(デイリー)





◆【鹿島】首位浮上、0-3から4発逆転も土壇場で追いつかれドロー「気持ちは表しにくい」監督(ニッカン)






<明治安田生命J1:鹿島4-4鳥栖>◇第15節◇25日◇カシマ

鹿島アントラーズは0-3の劣勢をはね返し、一時は逆転する強さを見せたが、ラストワンプレーで追いつかれ、勝ち点1にとどまった。

0-3の後半7分、今季、鳥栖から鹿島に加入したMF樋口雄太がリーグ初得点を挙げ、反撃開始。後半23分にFW上田綺世が得点ランク1位に躍り出る今季9得点目を決めると、追い上げムードは一気に上昇した。

終盤、バイラー監督は両サイドバックを提げ、攻撃選手を次々と投入して勝負に出た。そして後半ロスタイムにMF土居聖真が同点ゴール。さらにプロ3年目のFW染野唯月がJ1初得点を決め、ついに大逆転。勝負は決まったかと思われたが、最後の最後に追いつかれてしまった。

バイラー監督は「気持ちとしては表しにくい。勝てる試合だったと思ったが、最後に点を決められた。おもしろい試合展開だったと思うし、素晴らしい試合になった。残念ながら最後に点を決めたのは我々ではなかったのは複雑な気持ちです」と振り返った。





◆【鹿島】首位浮上、0-3から4発逆転も土壇場で追いつかれドロー「気持ちは表しにくい」監督(ニッカン)





◆鹿島・日本代表FW上田がゴールも勝ちきれず「出鼻をくじかれたのが課題」(スポニチ)






明治安田生命J1リーグ第15節   鹿島4―4鳥栖 ( 2022年5月25日    カシマ )


 日本代表FW上田綺世(23)が森保代表監督が視察する前で意地を見せた。0―3から1点を返して迎えた後半23分、FW鈴木優磨(26)のパスをペナルティーエリア中央で受けると強烈なシュートをゴール左に突き刺した。得点ランク首位に浮上する一発を決め「1点差になるとメンタルも押せ押せになる。ゴールのタイミングも時間帯も良かった」と胸を張った。
 ホームで直近7試合負けなしの鳥栖相手にアディショナルタイムに一度は4―3と逆転する底力を発揮。最後に追いつかれたシーソーゲームを「チャンスを決められなかった。失点が連続して、出鼻をくじかれたのが課題かなと思う」と振り返った。

 ただ、川崎Fが大敗したことで再び奪首に成功。「勝ち点をこぼす試合はシーズン終盤になるにつれて痛くなる。勝負強さは本来武器なので欠けてはいけない」と6年ぶりの国内タイトルへ気持ちを引き締めた。
    




◆鹿島・日本代表FW上田がゴールも勝ちきれず「出鼻をくじかれたのが課題」(スポニチ)




◆大宮、霜田正浩監督を解任へ…後任は前鹿島監督の相馬直樹氏が最有力(報知)






◆明治安田生命J2リーグ 第18節 大宮1―0琉球(25日・NACK)

 J2大宮が霜田正浩監督(55)を成績不振で解任する見込みであることが25日、分かった。後任は前鹿島監督の相馬直樹氏(50)が最有力となっている。昨年6月から指揮する霜田監督は今季、開幕から9戦勝ちなしで一時最下位に転落。この日は琉球に1―0で勝利したが、4勝5分け9敗で20位と低迷。クラブは2年連続となるシーズン途中の監督交代に踏み切る。

 元日本代表DFの相馬氏はこれまで川崎、町田を指揮し、昨季途中に鹿島でコーチから監督に昇格。チームをリーグ序盤の不振から4位まで引き上げて退任し、その手腕に白羽の矢が立った。大宮は今後、コーチングスタッフや強化部の体制を変更する可能性もある。







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