日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2014年11月30日日曜日

◇浦和が繰り返す失速の歴史(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/11/29/0007543550.shtml

 「J1、鳥栖1-1浦和」(29日、ベアスタ)

 李はピッチに大の字に。槙野はへたり込んでしまった。森脇が必死に盛り上げるも、イレブンが受けたショックの大きさは誰の目にも明らかだった。

 後半ロスタイム4分にCKから鳥栖のDF小林に頭でねじ込まれ痛恨のドロー。GK林までペナルティエリア内に攻め上がった鳥栖の執念に屈した。

 06年に初のリーグ優勝を果たして以降、低迷期に入った浦和はペトロビッチ監督の就任を機に優勝争いができるクラブによみがえった。しかし、リーグ最終盤の失速癖だけは克服しきれていない。

 今でも重くのしかかっているのが07年のV逸だ。2位鹿島に勝ち点差1をつけて迎えた最終節の相手は、すでにJ2降格が決まっていた最下位の横浜FCだった。

 勝てば優勝が決まる試合の前半17分、カズことFW三浦のパスをMF根占に決められ先制されると、逆転できないまま試合終了。シーズン最後の5試合を3分け2敗と勝ち星なしで終える世紀の失速劇で鹿島に優勝をさらわれた。

 ペトロビッチ監督就任初年度の12年は、最下位の札幌を相手にリーグ終盤の第28節で黒星。13年は31節の仙台戦でロスタイムに同点とされる衝撃的な引き分けから3連敗でシーズンを終えた。

 今季は日本代表GK西川が加入。「守備の安定」を合い言葉に16試合の無失点試合を重ねた。しかし、鳥栖戦を含む直近5試合は1勝3分け1敗と足踏み。攻撃と守備の両立は難しい面があるとはいえ、この5試合で3得点という得点力のなさが大きく響いている。

 19節から守り続けてきた首位をG大阪に明け渡した。勝ち点は「62」で並ぶものの、得失点差が「7」開いているため、最終節にG大阪が徳島に勝った場合は浦和の再逆転はかなり苦しくなる。それでも浦和はホームに迎える名古屋から1点でも多く奪って、わずかな可能性にかけるしかない。

◇C大阪社長にサポーター強烈ブーイング(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402680.html



<J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 C大阪が、鹿島に敗れてJ2降格が決まった。ホーム最終戦で試合後には、既に今季限りでの退任が決まっている岡野雅夫社長(61)が、ピッチ中央であいさつ。

 「熱いご声援を賜りましたにもかかわらず、このような結果になりましたことを、心よりおわび申し上げます。1年後にJ1に戻れるように努力します。これからもC大阪に熱い声援をよろしくお願いします」などと話して頭を下げたが、サポーターからは強烈なブーイングが鳴り響いた。

◇C大阪 主力の流出必至…南野は欧州 杉本には川崎Fからオファー(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/30/kiji/K20141130009377360.html



 若手有望株をそろえるC大阪だけにJ2降格によって他クラブの“草刈り場”となることは避けられない情勢だ。次期エースの19歳FW南野には欧州クラブが注目しており、本人も海外挑戦をひとつの目標に掲げてきた。正式オファーが届けば、一気に移籍へ発展する可能性がある。

 DF丸橋には鹿島、FW杉本には川崎Fから正式オファーが届いており、いずれも好条件とあって移籍する可能性は高まっている。MF扇原には神戸から正式オファー。MF長谷川は、恩師でもあるポポヴィッチ氏が監督に就任したスペイン2部・サラゴサなど、欧州クラブが注目している。

 宮本強化本部長は「長くJ2にいると(クラブの)成長のスピードが落ちる」と語り、早期のJ1復帰を目標に掲げた。「戦力を維持できなければ戻れないし、誠意を持って話したい」と同本部長。最終節が終わってから苦戦が予想される残留交渉が始まる。

◆ケルン5失点大敗で連敗…大迫は3戦連続途中出場(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152604-152604-fl



[11.29 ブンデスリーガ第13節 レバークーゼン5-1ケルン]

 ブンデスリーガは29日、第13節2日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは敵地でレバークーゼンと対戦し、1-5で敗れた。3試合連続ベンチスタートの大迫は後半24分から途中出場。長澤は4試合連続でベンチ外だった。

 ケルンは前半4分、MFマティアス・レーマンのPKで先制したが、前半26分にMFカリム・ベララビに同点ゴールを決められ、前半は1-1で折り返す。レバークーゼンは後半16分、MFハカン・チャルハノールの直接FKで2-1と逆転。後半34分、43分にはFWヨシップ・ドルミッチの連続ゴールで4-1と突き放した。

 後半45分にはベララビが自身2点目となるダメ押しゴール。今季最多の1試合5ゴールで5-1と快勝し、2連勝を飾った。ベララビは今季通算7ゴールとなり、FW岡崎慎司らと並んで得点ランキング暫定トップに立った。ケルンは今季ワーストの5失点大敗で2連敗を喫した。

◆岡崎今季7点目もシャルケに敗れる、内田が2ゴールの起点に(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152602-152602-fl



[11.29 ブンデスリーガ第13節 シャルケ4-1マインツ]

 ブンデスリーガは29日、第13節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでFW岡崎慎司の所属するマインツと対戦し、4-1で勝った。内田、岡崎ともにフル出場した日本人対決は岡崎に3試合ぶり今季7得点目が生まれたが、内田も2点の起点となるなどシャルケが今季最多の4ゴールで快勝した。

 シャルケは前半9分、右CKの流れから一度は跳ね返されたボールを再びキープし、内田が自陣から一気に前線へロングフィード。これをFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが頭でそらし、ゴール前に走り込んだFWクラース・ヤン・フンテラールが右足のループシュートでゴールネットを揺らした。

 25日の欧州CLではチェルシーに0-5で大敗したシャルケだが、エースの鮮やかな技ありゴールで先制すると、前半25分にもMFマックス・マイヤーの左クロスをフンテラールが左足で流し込み、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドとなったマインツも前半44分、FWサミ・アラギの左クロスをPA内右で受けたDFシュテファン・ベルが切り返しから左足でシュート。GKが弾いたボールを岡崎がすかさず右足で押し込んだ。岡崎のゴールは1日のブレーメン戦(1-2)以来、3試合ぶり今季7得点目。1-2と1点差に追い上げ、前半を折り返した。

 シャルケは後半開始からDFヤン・キルヒホフに代えてMFトランクイロ・バルネッタを投入。システムも3-5-2から4-2-3-1に変更した。1点を追うマインツの反撃に押される時間の続いたシャルケだが、少ないチャンスを生かしてマインツを突き放す。

 後半9分、シュポ・モティングの右クロスからセカンドボールをフンテラールが落とし、バルネッタが右足でミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、3-1とすると、同16分にはオーバーラップした内田の右クロスからMFマルコ・ヘーガーがシュポ・モティングにつなぎ、スルーパスに抜け出したフンテラールが右足で流し込んだ。

 フンテラールのハットトリックで4-1と試合を決定づけたシャルケ。CLの大敗を払拭する勝利でリーグ戦2連勝を飾った。フンテラールは今季通算7ゴールとなり、岡崎らと並んで得点ランキング暫定トップに立っている。

◆AFCチャンピオンズリーグ2015 ガンバ大阪、浦和レッズが出場権獲得(JFA)


http://www.jfa.jp/news/00002755/



2014Jリーグディビジョン1第33節が29日各地で行われ、ガンバ大阪および浦和レッズの3位以上が確定しましたので、AFCチャンピオンズリーグ2015の出場権(グループステージまたはプレーオフ)を獲得しましたのでお知らせいたします。
なお、アジアサッカー連盟(AFC)が、本日29日に行われた理事会で、ACL2015および2016の出場枠を決定し、MA(AFC加盟国)ランキングにおいて東地区の上位2カ国(韓国および日本)は、本大会出場3チーム、プレーオフ出場1チーム(ACL出場枠保有国の中では、西地区の上位2カ国とともに最多枠)に変更されました。
AFCチャンピオンズリーグ2015出場資格(日本)

本大会(グループステージ)より出場
1)リーグ優勝(2014Jリーグディビジョン1 優勝クラブ)
2)カップ戦優勝(第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 優勝クラブ)
3)リーグ第2位(2014Jリーグディビジョン1 第2位クラブ)

プレーオフより出場
4)リーグ第3位(2014Jリーグディビジョン1 第3位クラブ)
※天皇杯決勝に進出しているガンバ大阪が天皇杯に優勝した場合は、2014J1第4位チームがACL2015の出場権を獲得します。
AFCチャンピオンズリーグ2015 出場チーム(日本)
ガンバ大阪

3年ぶり7回目の出場
<過去のACL成績>
2006 グループステージ敗退
2008 優勝
2009 ラウンド16敗退
2010 ラウンド16敗退
2011 ラウンド16敗退
2012 グループステージ敗退
浦和レッズ

2年ぶり4回目の出場
<過去のACL成績>
2007 優勝
2008 ベスト4
2013 グループステージ敗退

<参考>ACL2015プレーオフおよびグループステージ オフィシャルドロー(組み合わせ抽選会)
12月11日(木)16:00(日本時間17:00)開始 @マレーシア/ペタリンジャヤ

◆終盤に大仕事! 2戦3発の鹿島FW赤崎「一つの目標に向かって、みんな団結している」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152578-152578-fl

[11.29 J1第33節 C大阪1-4鹿島 ヤンマー]

 シーズン終盤に来て、大車輪の活躍を見せている。鹿島アントラーズのルーキー、FW赤崎秀平だ。前節の川崎F戦で決勝ゴールを挙げた23歳は、29日のC大阪戦でも2ゴール1アシストの大活躍。チームを4-1の勝利に導いた。

 逆転優勝を目指す鹿島は、10月18日の柏戦でFWダヴィが左ひざを負傷し、全治8か月と診断された。その穴を埋めることとなったのが、赤崎だった。レギュラーとなった直後を振り返り、「アントラーズで、先発出場することに対して、自分でプレッシャーを感じていた。ここ最近ではなく、ダヴィがケガして、試合に出始めた頃からそういうプレッシャーを感じていました」と言い、「それをうまく自分で処理できていることが、この得点につながっているかなと思います」と、2試合連続ゴールの秘訣を明かした。

 常勝・鹿島のレギュラーという重圧を、赤崎はどのように克服したのか。「プレッシャーを感じているときは、あまり集中して練習に取り組めていなかった。それに気づいて、練習の一つひとつ、シュート練習やその他の練習から集中して取り組むようにした」と説明する。

 C大阪戦の2ゴール1アシストという結果について、「周りの選手に助けられての得点だったり、アシストだったりするので、あまり自分の力だと思いません」と謙遜するが、DF植田直通からのパスを受け、最終ラインの裏を取って挙げたこの日の2点目を振り返り、「自分のプレーをすることを心掛けていた。裏に抜けるのは得意なプレーだし、相手は意識していませんでした」と話すように、自信がみなぎっている。

 同時に、最終節での逆転優勝を狙うチームの勢いも、ひしひしと感じている。「(最終戦は)勝てば優勝が決まるという試合でもない。他力にはなると思うのですが、自分たちにできることは、勝ってプレッシャーを掛けることだけ」と言い、「今日のような試合をすれば、負けることはないと思う。一つの目標に向かって、みんなが団結していると思いますし、それが、このスコアに表れていると思います」と、胸を張った。

(取材・文 河合拓)

◆【鹿島】赤崎2発で2差、逆転Vへ最終節・鳥栖に勝つ!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141129-OHT1T50278.html

 ◆J1第33節 C大阪1―4鹿島(29日・ヤンマースタジアム長居)

 鹿島のルーキーFW赤崎が1トップの重責を果たした。逆転優勝には勝つしかないC大阪戦で、リーグ戦自身初の複数ゴール。後半14分にゴール前でスペースを見つけ頭で押し込み、同22分には相手GKとの1対1を落ち着いて決めた。「周りに助けられての得点。自分の力じゃない」。謙遜したが、間違いなくチームを勢いに乗せた。

 首位・G大阪との勝ち点差を2に詰め、最終節の鳥栖戦(12月6日・カシマ)を迎える。鳥栖に2点差以上で勝てばG大阪と浦和が引き分けでも逆転V。MF小笠原主将は「上は関係ない。あと1試合きっちり勝って終わる」と意気込み、赤崎も「できることは勝つこと」と必勝を誓った。

◆鹿島読みズバリ快勝 Vの可能性残した(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/11/30/0007544660.shtml



 「J1、C大阪1-4鹿島」(29日、ヤンマー)

 鹿島は逆転優勝へわずかに望みをつないだ。セレーゾ監督は「(相手の)セレッソは勝たなければならない。どこかのタイミングで必ず出てくる。おびき出し、スペースを突く。セオリーに従ったまで」と涼しい顔だった。

 最終節、鳥栖に勝てばG大阪、浦和の結果次第で5年ぶりの頂点に立てる。可能性は大きくはないが、監督は「数字上はありうる」と表情を引き締めた。

◆鹿島、底力4発!優勝戦線残った 新人・赤崎が大仕事2発(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/30/kiji/K20141130009373940.html

J1第33節 鹿島4―1C大阪 (11月29日 ヤンマー)



 目の前の一戦に集中した後には“ご褒美”が待っていた。鹿島は4―1でC大阪を粉砕。勝ち点3を手にした直後、首位・浦和が鳥栖に追いつかれて引き分けたという吉報が入った。上位2チームと勝ち点2差で迎える12月6日の最終節・鳥栖戦を控え、5年ぶりの優勝の可能性を残した。

 「上は関係ない。僕らはあと1試合きっちり勝つだけ。やれることをやるだけだから」。MF小笠原主将は自然体を強調した。言葉通り前半33分にMFカイオが先制点を挙げ、FW赤崎も2得点と両新人が活躍。「経験がないからこそいいという部分もあるし、それはチームバランス」と主将が分析したように、優勝争いのプレッシャーを知らない若手が躍動した。

 16冠を誇る常勝軍団の伝統が、力を引き出している部分も大きい。優勝争いの最中でも負荷をかけた練習を日々敢行。紅白戦から本気で、赤崎も「優勝争いの重圧よりも鹿島で先発で出る方が重圧」と笑う。そんな雰囲気がここ一番での強さにつながっている。

 「最後に優勝して皆で喜んで終われればいい」とDF昌子。残り一戦、無心を貫き、吉報が転がり込んでくるのを待つ。

◆鹿島、大卒新人の赤崎が後半2ゴールと躍動(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141129/jle14112919240015-n1.htm

l

 J1第33節(29日、C大阪1-4鹿島、ヤンマー)鹿島の大卒新人FW赤崎が2得点と躍動した。1-0の後半14分、MFカイオの折り返しを頭で押し込むと、同22分にはDF植田のロングボールで裏に抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めた。「後半にチャンスを外していたけど、また決定的なパスが来ると信じて、それを決めようと思っていた」と喜んだ。

 10月にFWダビが全治8カ月の大けがを負い、1トップでの出番が回ってきた。国内最多16冠の伝統あるチームでは常に結果が求められるため、「鹿島で先発で出るということにプレッシャーを感じていました」というが、今季は14試合出場と限られた時間の中でもこれで5得点だ。

 世代交代を図る鹿島からまた1人、有望株が出現。最終節・鳥栖戦(ホーム)では逆転優勝を信じて勝利を目指す。

◆鹿島、逆転Vへ4発!後半2得点の赤崎「誰もあきらめていない」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141130/jle14113005020004-n1.html



 J1第33節(29日、C大阪1-4鹿島、ヤンマー)J1最高の得点力を誇る鹿島が、逆転優勝へ望みをつないだ。C大阪から4点を奪い、J2降格の引導を渡す大勝。FW赤崎は「誰も優勝をあきらめていない。それがこのスコアにつながった」と胸を張った。

 前半33分にMFカイオが先制し、後半に赤崎が2得点。日本代表MF柴崎がダメ押しの4点目を奪った。セレーゾ監督は「相手が前に出て空いたスペースを使えた」とご満悦だった。

 2007年は最終節で浦和をかわし、逆転優勝。その際、浦和が敗れたのはJ2降格が決まっていた横浜FCだった。今季も、首位に立ったG大阪の次戦は降格する徳島が相手。日本代表DF昌子は「同じようなことが起こるかも。優勝という形でみんなで喜んで終われたら最高」。最終節の鳥栖戦(ホーム)に勝利し、朗報を待つ。 (伊藤昇)

◆鹿島赤崎2発で逆転V望み!C大阪に引導(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402579.html



<J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 鹿島がC大阪に快勝し、12月6日の最終節に逆転優勝の望みをつないだ。

 勝利の立役者となったのは、FW赤崎秀平だ。1点リードで迎えた後半14分、ヘッドで押し込み貴重な2点目。同22分にも3点目を決めて試合を決定づけた。

 アウエーでC大阪にJ2降格の引導も渡した赤崎は「(自身1点目は)いいボールだったのでさわるだけだった。(2点目も)ナビスコでも同じようなケースがあったので、いいボールを蹴ってきてくれると思って自信を持って走り込んだ」とチームメートに感謝した。

 今節を終えて、1位G大阪が勝ち点62、2位浦和も同62となり、3位鹿島は勝ち点2差で追いかける。運命の12月6日、鹿島はホームで鳥栖を破り、有終フィナーレを飾るつもりだ。

◆鹿島赤崎プロ初2ゴールで逆転Vへ「集中」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141129-1402716.html



 <J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 鹿島の大卒ルーキーFW赤崎秀平(23=筑波大)が、プロ初の1試合2ゴールで勝利に貢献した。

 1-0の後半14分にMFカイオの左クロスを頭で押し込むと、同22分にはDF植田の縦パスで最終ラインの裏へ抜け、追加点をたたき込んだ。相手GKの位置を見極めて冷静に右足を振り抜き「ナビスコ杯でもナオ(植田)から同じようなパスをもらったし、得意な動きなので狙っていた」。前節22日の川崎F戦に続く2戦連発で、チームを優勝争いに踏みとどまらせた。

 3位のままながら、首位G大阪と勝ち点2差まで接近。赤崎は「あと1試合、勝つことだけ集中したい」と自然体を強調していた。

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182294.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
----------

●永井龍選手(C大阪)
「本当に自分自身、こういう状況でしたが、本当に前を向いてやってきて、こういう結果(J2降格)にならないと考えていたので、最後終わってから、表現するのは難しいのですが、決まってしまったんだなと、頭が真っ白になったというのが、一番の感想です」

Q:前半の入り方が悪くなかっただけに、予想外の大敗になったと思いますが?
「前半チャンスがあったので、そこをうまく決められなかったので、本当に力不足だなと、終わってからもずっと感じています。ここ数試合、チャンスがなかったわけでもなかったし、1-3になってからも2本チャンスがあったので、あれを決めていれば、まだ望みがつながったと思うので。本当に、前の精度(決定力)という言葉だけで終わらせるのは簡単ですが、自分が決めていれば、何か残ったのではないかなと思うので、悔いは残ります。(残り1試合に向けて)切り替えるのは難しいですが、最後の試合でしっかり、自分もチームに貢献できるように、泥臭くでも点を決めて、次の試合で何かをサポーターの方々に見せられるようなゲームにできればと思います」

●カカウ選手(C大阪)
「3点目、4点目を取られてしまったところがあって、非常に厳しい試合の最後になってしまい、とにかく悔しさしかない」

Q:今夏からC大阪に加わったなか、J2降格が決まった要因はどう感じますか?
「来日したときにおそらく話したと思うが、クラブ、チームで、すべてを尽くして1試合1試合勝利を求めていく雰囲気を作らなければいけなかったと思います。そこができなかったということが、降格してしまった要因だと思います。今日の試合に負けたから降格が決まったわけではない。それは今季調子が出なかったから。ホームで神戸に負けた、甲府に負けた。清水にも負けてしまった。仙台戦で引き分けに終わってしまった。そういった(残留が)かかった試合に勝っていればというのが、当然ある。今日の対戦相手はタイトルをかけて争っていて、向こうも優勝を諦めていないですし、非常に厳しい状況のなかでの試合でした。クラブ、チーム、選手、すべてが勝者の意識を持たなければ、サッカーにおいて、何かを成し遂げることはできないと思います」

Q:来季J2で戦う現実は受け止められるか?
「契約は来年の6月までありますし、今までどのチームにおいても、契約は全うしてきました。ここで今までのやり方を変えるつもりはありません。何人かの選手はチームを去るかもしれませんし、そういうことがあるかもしれません。ただ、何より大事なのは、新しいメンタリティを作っていくということ。それがなければ、難しい戦いになります。J1に復帰するためには、チームのメンタリティーを変えることが、何より必要になります」

Q:J2で戦うことに抵抗は?
「それはないです。C大阪はいいチームだと僕は思っています。日本に来る前から、いろんな情報を集めたなか、降格は残念ながら起こってしまいましたが、J2に落ちても、メンタリティを変えて、とことん勝利にこだわるチームに変わっていくのであれば、このチームのなかで僕は戦い抜きたい。少なくとも、チームが必要としてくれるのであれば、僕はJ2であれ、試合に出たいし、チームに残りたい。ただ、クラブの意向も聞かなければいけない。今、33歳なので。それでも、試合にはすべて出たい。絶対に、絶対に、常に全試合に出たい。コンディションも仕上げて、常に試合に出られる準備もしてきました。ただ、チームのために貢献しようと思えば、ピッチの上に立たないと貢献できないので」

●山下達也選手(C大阪)
「今までの積み重ねがこういう結果になってしまい、すごい悔しいです」

Q:前半の戦いは悪くなかったのでは?
「失点以外は、狙い通りというか、集中してできていたのですが、後半また切り替えて入ろうというなかで、ああやって失点してしまったのは、もったいなかったです」

Q:今季こうしておくべきだったと思うことは?
「それはいっぱいありますが……、でも、実力不足だったと思います」

Q:開幕前、優勝候補にもあげられていたなか、どのあたりから歯車が狂ったように思いますか?
「特に何も言い訳はないですが……、すべてがうまくいかなかった年というか、どれだけいい準備をみんながしても、何か、試合になると変な空気が流れてしまう年だったように思います」

Q:今季最後の1試合に向けて。
「そこはプロとして最後まで戦いたいし、不甲斐ないシーズンをお客さんに見せてしまったので、最後で勝てばすべて取り返せるわけじゃないですが、プロとしてそこは最後まで戦いたい」

●丸橋祐介選手(C大阪)
本当に悔しい気持ちがありますし、サポーターにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。僕たちの力が足りなかったのが、正直な感想です」

Q:仙台戦の後半のときのように、左サイドでなかなかいい形が作りきれなかったですか?
「チャンスも作れていた部分はあるのですが、最後の部分で決定機を決めきれるか、決めきれないかの部分で、勝敗は決まってしまったのかなと思います。守備の選手としても、4失点なので、本当に情けないです」

Q:後半は割り切って攻めに行きましたか?
「そこは割り切って、リスクを承知で上がっていきました」

Q:33節の試合を重ねたなかで、こういう結果になった要因は?
「勝ちきれなかったというのが、大きかったと思います。最後のところで失点してしまったりというのが多かったので、そこが残念です]

Q:監督が2度交代するなど、選手としてのやりにくさは?
[監督が代わることで戦術など変わってきますが、そこは選手たちでしっかり理解していけば、こなせたところだと思うので。自分たちの力不足だったと思います]

Q:困ったときに立ち返る場所が見つからなかった?
[最後になって、やり方がはっきりして、得点も入るようになったのですが、もう少し早ければ結果も変わっていたのかなと思います]

Q:甲府戦に比べて、今日の試合はいい流れがあるにもかかわらず、結果が出ない歯がゆさはありましたか?
「僕も感じていますし、選手全員も感じていますので、本当にそこは悔しい気持ちでいっぱいです」

●酒本憲幸選手(C大阪)
「1年間の積み重ねが今日の試合に出たというか、こういう結果になったんとちゃうかなと思うような……。本当に申し訳ないという思いが一番にあります」

Q:試合の入りについて。
「リスクを冒さず、長いボールで、できるだけ相手にプレッシャーを受けないような形にしようと話しをしていたなかでやっていきました」

Q:J2降格の一番の要因は?
「選手です。選手に問題があったから、結果が出なかったと思うし、やっているのは僕ら(選手)なので。いろいろありますが、それをピッチで表現できなかったのが、一番の問題だと思います。またJ1でやるために、ここから頑張っていくだけです。(今季最後の試合に向けて)もちろんプライドを持ってやっていきたいし、それだけだと思います」

●杉本健勇選手(C大阪)
Q:現在の率直な心境について。
「あまり言葉が見つからないですが、自分たちの目標を達成できなくて、悔しい気持ちです」

Q:試合の入りについて、悪くなかったようですが?
「ピッチの外でどれだけ話しあっても、ピッチのなかで起こり得ることは全然異なるので、そこでどう自分たちで対処できるか、その判断力であったり、ゲームを読む力、それがC大阪には足りなかったのかなと思います」

Q:今季うまくいかなかった要因について。
「まだ1試合あるので、その振り返りは、最後終わってからにしたいですし、今はこの現実を受け止めるしかない。(サポーターへ挨拶をしたときの思いは)最後の最後まで応援してくれていたので、非常に申し訳ない気持ちです。それしかないです」

●赤崎秀平選手(鹿島)
Q:特に2点目が相手を突き放す得点になりましたが?
「後半の入りで、(土居)聖真のパスを2本くらい、決定的なものを外していたので、『必ずチャンスが来るからそれを決めよう』、という気持ちで入れたのがゴールに繋がったと思います」

Q:CBからも良いボールが来た?
「ヤマザキナビスコ(カップ)でもあったんで。ナオ(植田直通)はあそこに蹴ると思ってました。試合前も、CBとSBの間にボールをくれ、ということを要求していたので。うまくはまりました」

Q:優勝争いが見えてきた中でメンタル面でプレッシャーを感じることは?
「優勝争いどうのこうのというよりは、アントラーズで試合に出るということで自分自身がプレッシャーを感じてる部分が、ここ最近じゃなくて、ダヴィが怪我したときからそういうプレッシャーを感じてました。それを自分のなかでうまく処理できてから、ここ数試合の得点に繋がってるのかな、と思います」

Q:2得点1アシストという結果を残したことについては?
「周りの選手に助けられての得点やアシストだと思うので、あんまり自分の力だとは思わないです」

Q:最後、満員のカシマスタジアムで優勝を賭けた試合になると思うが?
「勝てば優勝が決まるという試合でも無いと思うし、他力になると思うけど、自分たちにできるのは勝ってプレッシャーをかけること。今日のような試合をやっていれば負けることはないと思います」

Q:そういう意味で、いまはチーム全体が良い感じでまわっていますか?
「そうですね。やっぱり一つの目標に向かってみんなが団結してると思いますし、それがこのスコアに表れたのかな、と思います」

●カイオ選手(鹿島)
Q:先制点は良いシュートでしたが?
「(赤崎)秀平からパスをもらってGKと1対1になって決めるだけでした。良かったです」

Q:先制点でチームとしても楽になりました?
「0-0のときはチームはちょっとテンションが…。プレッシャーもかかっていた。点を決めたあとはもっと楽になった。そこから0-0のときと同じように続けていこうと思った」

Q:優勝争いのプレッシャーを感じてないように見えますが?
「プレッシャーは無いと思いますが、チームは良い形になっています。自分たちのことをやって、他のチームのことは考えない。1試合1試合勝って優勝を目指す。そういうことです」

Q;次の試合は出られませんが?
「鹿島アントラーズは良い選手がいる。俺のところに入る選手は、チームの約束を守るから大丈夫だと思います。(出られないのは残念?)残念です。悲しい。最初のファウルだからカードをもらわないと思ったんだけど……」

Q;ルーキーイヤーで8点というのは?
「1年目で8点取ってすごく嬉しいです。良いトレーニングをやっているから、試合の時、結果が出てすごく嬉しいです」

Q:新人王も獲れそうでは?
「わからないですね。最初から狙っていました。獲ったらメッチャ嬉しいですね」

以上

◇【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】大熊裕司監督(C大阪)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182292.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
----------

●大熊裕司監督(C大阪):
「まず、最後まで、本当に声を切らさずに応援してくださったサポーターの皆さん、そして、C大阪に携わっていただいている皆さま方に、深くお詫びを申し上げたいと思います。立ち上がりの入りとしては、前回の反省を活かしまして、悪くはなかったのですが、25分あたりから、中盤でスペースを突かれて、少し後手に回ってしまったと思います。後半も、前に果敢に攻めていったのですが、一番注意していたカウンターで失点を重ねてしまいました。得点のチャンスもあったのですが、そういったところの決定力も、もっと必要だったのかなと思います。残り1試合ですが、プロとして、最後まで戦う姿勢を見せていきたいと思っています」

以上

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182293.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
----------

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:サイドチェンジなどでスペースをうまく使い得点を重ねていきました。その辺は狙いだったのでしょうか?
「まず試合に入る前に置かれる心理状況というのは、セレッソさんはどうしても試合に勝たない状況に追い込まれていました。例え、立ち上がりを積極的ではなく消極的にやったとしても、どこかのタイミングで相手は出てこなければいけない。そういう心理状況を把握した上で試合に臨まなければいけませんでした。昔からセレッソさんというのは攻撃面では非常に能力の高い選手がいて、それは2トップにしても両SH、今年に関しては両ボランチも能力が高い選手を揃えて攻撃に絡んでいくということをしてます。要は、攻撃時は最低でも6枚が攻撃に絡んでいく。2トップと両SHとダブルボランチも高い位置にいく。当然ながら、それだけの人数を攻撃にかければ空いたスペースが存在するわけであって、そのスペースを突くべきです。彼らを攻撃に来させる、おびき出す、という形にすれば背後のスペースがあるので。できたギャップというのをサイドチェンジで、特に逆サイドのSHを使ってカウンターを仕掛けるというサッカーのセオリーをやってもらったことになります」

Q:今日、首位の浦和が引き分けて最終節に優勝の可能性を残しました。最終節への意気込みをお願いします。
「3チームが最終節で優勝できる可能性があるというのはJリーグにとっても非常に良いことですし、3会場でハラハラドキドキのスペクタクルを見ることができるというのは非常に喜ばしいことだと思います。また対戦相手がレッズさんを引き分けまでに持ち込んだチームであるということは、非常に力のあるチームだと思いますし、我々は数字上可能性があるといっても、まず自分たちが勝って終わらないと条件は整わないので、まず自分たちのホームの試合をしっかり勝つ。それで、試合が終わったときにどのような状況になっているのかをまわりに聞いてみるしかないので、まず自分たちの試合を、謙虚さを忘れずに戦っていきたいと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第33節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51339

J1 第33節 セレッソ大阪戦

カイオが先制弾、赤崎2発に柴崎もゴール!鹿島がC大阪を4発撃破、3連勝で逆転優勝に望み!

22日に行われた川崎F戦を2-1で制し、2連勝を果たした鹿島。逆転優勝の可能性を残し、今季最後のアウェイゲームに臨んだ。J1第33節でセレッソ大阪と対戦すると、カイオの得点で先制し、後半には赤崎が2得点。1点を返された後に柴崎もゴールネットを揺らし、4-1で快勝した。

3連勝を目指す鹿島は、出場停止明けの植田が2試合ぶりに先発復帰。昌子とセンターバックコンビを組んだ。鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかけ、先制点を狙っていく。3分には右サイドからのクロスを相手にクリアされ、ペナルティーエリアの外へこぼれたところに柴崎が反応。ミドルシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。9分には左サイドのカイオがパスを受け、縦へ持ち出してから中央へ折り返す。ペナルティーエリアの外で前を向いた土居が右足を振り抜いたが、枠の上へ外れた。

その後、膠着した展開となり、互いに中盤でのパスミスもあってルーズボールの奪い合いが増えていった。鹿島はC大阪に攻め込まれる場面もあったが、ゴール前で落ち着き払った守備を見せて決定機を作らせない。昌子が相手との1対1で抜群の安定感を示せば、植田も空中戦での高さを活かして中央へのボールを跳ね返した。

スコアレスの時間が続く中、待望の先制点は33分に生まれた。遠藤が右サイドからドリブルでカットインし、土居へパスを送る。土居はペナルティーエリア手前から右前方へ持ち出して相手のマークを引きつけ、大外へ展開。右サイドで待っていた赤崎がクロスを蹴り込むと、ファーサイドのカイオがフリーでトラップし、右足シュートを冷静にゴール右隅へ突き刺した。前半は鹿島の1点リードで終了した。

1-0で迎えた後半開始早々、鹿島は右サイドの西からのクロスを土居がペナルティーエリア内で収め、中央の赤崎へパス。赤崎のシュートは惜しくも枠の左へ逸れたが、いきなり決定機を作って追加点を感じさせる。54分には、土居が最終ラインの背後へ鮮やかなスルーパスを通し、赤崎がペナルティーエリア内で相手GKをかわしてシュート。グラウンダーのボールが枠を捉えたが、カバーに戻った相手DFにクリアされてしまった。

鹿島はなかなか追加点を挙げられずにいたが、59分、背番号18がついにゴールネットを揺らす。小笠原が左足で蹴り込んだ浮き球のパスにカイオが反応し、ゴールライン際からヘディングで折り返すと、最後は赤崎が頭で押し込んだ。さらに67分には、植田が最終ラインから供給したフィードに赤崎が反応。フリーの状態でペナルティーエリア内へ持ち込み、冷静に右足シュートを突き刺した。赤崎の2試合連続弾、自身初のマルチゴールで鹿島が3-0とリードを広げた。

鹿島は69分に1点こそ返されたが、試合を優勢に進めていく。そして80分、途中出場の豊川が左サイドで粘りを見せてボールをキープすると、中央に空いたスペースへ進入。最後はペナルティーエリア右側へスルーパスを通し、走り込んでいた柴崎が冷静に右足シュートで4点目を決めた。

鹿島は終盤も5点目を目指して積極的に攻撃を仕掛け、交代でピッチに送り出されたルイス アルベルトのヘディングシュートなど惜しいチャンスを作った。83分に投入された杉本も落ち着いたプレーを見せ、チームに貢献。鹿島が4-1で快勝し、3連勝を果たした。

鹿島は今季4回目の3連勝で勝ち点を60に伸ばした。今節、首位の浦和が鳥栖と引き分けたため、逆転優勝の可能性は残っている。神戸を破って首位に浮上したG大阪、得失点差で下回って2位の浦和が勝ち点62で並んでいる。差は2ポイント、残りは1試合。次戦は1週間後、12月6日に行われる最終節の鳥栖戦だ。逆転優勝の行方はG大阪と浦和の結果次第だが、まずはカシマスタジアムで勝ち点3をつかむことが大前提となる。今季の集大成となる一戦、チーム一丸となって勝利を収めなければならない。その先に、真っ赤に染まったサポーターとともに歓喜を爆発させる時が来ることを、待ちたい。



【この試合のトピックス】
・アウェイでのC大阪戦は2011年以来4連勝となった。
・リーグ戦での3連勝は今季4回目。前回は第24節の横浜FM戦から徳島戦で記録した。
・今季リーグ戦での得点数が64となり、2005年の1シーズン34試合制への移行後、最多の数字となった。2006年に記録した62得点を上回った。
・今季4回目の1試合4得点(うち2回は5得点)を記録した。
・先制点のカイオは第30節の浦和戦以来、3試合ぶりの得点。今季リーグ戦での得点数を8に伸ばした。
・赤崎が自身初の2試合連続得点、1試合2得点を記録。今季リーグ戦での得点数を5に伸ばした。
・出場停止明けの植田が2試合ぶりに先発出場した。
・杉本が8月30日の第22節FC東京戦以来のベンチ入りを果たし、今季4試合目の途中出場でピッチに立った。
・豊川が11月2日の第31節新潟戦以来、2試合ぶりの途中出場を果たした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・後半も守備の意識をしっかり持って戦おう。
・ショートパスとサイドチェンジを組み合わせ、相手に負荷をかけろ。
・もっと声を掛け合い、コミュニケーションを高めて、お互いの仕事を楽にしろ。

セレッソ大阪:大熊 裕司
・攻撃になったら再度、作りなおそう。
・ボールサイドの守備をはっきりと。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・試合に入る前に置かれる心理状況というのは、C大阪はどうしても勝たなければいけないというもの。例え、立ち上がりでは消極的だったとしても、試合のどこかのタイミングで相手は前へ出てこなければならない。そういう心理状況を把握したうえで試合に臨む必要があった。昔からC大阪は攻撃陣に能力の高い選手がいる。2トップや両サイドハーフ、今年は両ボランチも能力が高い。そういう選手を揃えて攻撃に絡んでいって、攻撃時は最低でも6人がそこに絡んでくる。それだけ人数をかければ、当然ながら空いたスペースが存在する。そこを使わなければならない。相手をおびき出す形をとれば、当然その背後にはスペースが出てくる。そこにできたスペースをサイドチェンジで使って、特に逆サイドのサイドハーフを使ってカウンターを仕掛けるというサッカーのセオリーをやってもらった。
・最終節で3チームに優勝の可能性があるというのは、Jリーグにとっては非常に良いことだし、3会場でハラハラドキドキするスペクタクルを見ることができるのは喜ばしい。次の対戦相手が首位の浦和との試合を引き分けに持ち込んだチーム(鳥栖)であるということで、非常に力があるということ。数字上(優勝の)可能性があるとはいっても、まずは自分たちが勝って終わらなければ条件は整わない。まず自分たちのホームゲームにしっかりと勝つ。そのうえで試合が終わった時にどのようになっているかを周りに聞くしかない。謙虚さを忘れずに、自分たちの試合を戦っていきたい。

セレッソ大阪:大熊 裕司
立ち上がりの入りとしては前回の反省を活かして、悪くはなかった。25分あたりから中盤でスペースを使われて後手に回ってしまった。後半も前へ攻めてはいたが、一番注意していたカウンターで失点を重ねてしまった。得点のチャンスもあったが、決定力ももっと必要だった。残り1試合、プロとして最後まで戦う姿勢を見せたい。


選手コメント

[試合後]

【カイオ】
(先制点は)パスをもらってGKと1対1だったので決めるだけだった。GKの右しか空いてなかったが悩まずにトラップしてすぐに打った。0-0の時間が長いとプレッシャーがかかってくるけど、点が入って楽になったと思う。

【赤崎 秀平】
前半に聖真のパスから決定機を2回外していたので、後半は必ず入れるというメンタルでプレーしていた。裏に抜けるのは得意なプレーだが、中盤に良い選手がいるし、ナビスコカップでもナオから同じ様なボールが出ていた。2ゴール1アシストは自分の力だとは思っていない。周りに助けられた結果。一つの目標に向って団結しているのがスコアに現れている。

【豊川 雄太】
守備をしっかりしろという指示で入った。とは言え、あの時間でシュート1本だったのは少なすぎる。これからもっと成長するためには、きっちり決める事が大事になる。(柴崎選手へのアシストシーンは)フリーだったのでドリブルで入っていった。最終節も勝ちたいが、自分たちのやる事は変わらない。

植田選手、土居選手、小笠原選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事