「前回対戦(△0-0)はお互いにチャンスを多く作り出せないコントロールされた試合になった」
[J1 18節] 名古屋 – 鹿島/2022年6月26日18:00/豊田スタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が6月24日、オンラインによる取材に応じて、26日に行われるアウェーでの名古屋グランパス戦と後半戦への抱負を語った。また17節までのペースを継続して戦っていくためにも「献身」と「自己犠牲」が重要になると強調した。
「早くも前半戦が終わりました。前半戦はとてもいい結果を残せました。これを継続して同じような結果を求め続けていきたいです」
そのように後半戦への抱負を語った指揮官は、名古屋の印象について次のように語る。
「前回対戦(4月17日/△0-0)はお互いにチャンスを多く作り出せないコントロールされた試合になった印象が残っています。気温の変化などその時と状況は変わってきています。ディフェンス面では2試合と半分続いている無失点を継続しつつ、やるべきことを追求していきたいと思います」
今度こそ、得点を奪うためには――。
「もちろん細かいところが勝負を決めるところになってきます。深い位置までボールを運び、(ペナルティ)エリア内に枚数をかけて、セカンドボールを拾わなければいけません。一つひとつの競り合い、ボールの奪い合いで勝っていかなければいけません。相手ももちろん順位や結果、勝利を求める以上、タフな試合になると覚悟しています」
とはいえ、相当に暑いなかでの対戦となりそうだ。記者から「ヴァイラー監督が鹿嶋市内で走っているのを見かけたが、湿度も高く相当しんどいのでは?」と聞かれると、指揮官は頷いて答えた。
「もちろん気候や湿度は考慮して戦わないといけません。私も苦しいなかでも走っています(笑)。
その意味では、自己犠牲と言いますか、献身的にチームとして戦う必要があります。選手たちはフィジカルを用いて仕事をしている以上、限界を求めていかなければいけません。献身的な自己犠牲をできる選手たちが、最終的には勝ち残っていけると思います」
苦しい時こそ、その体を張れるか、ゴールへあと一歩勇気を持って踏み込めるか。全てはチームの勝利のために。鹿島が一つになって後半戦へ臨む。