日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年10月8日日曜日

◆攻撃確変中の金沢が今季最多4発で快勝!!愛媛は3戦連続の複数失点で3連敗(ゲキサカ)



[10.7 J2第36節 金沢4-1愛媛 石川西部]

 ツエーゲン金沢がホームで愛媛FCに4-1で勝利した。1試合4ゴールは今季最多の数字。前節終了時点で総得点がリーグワースト4位の36得点だったが、直近4試合で10ゴール目と攻撃が爆発し、3試合ぶりの白星をつかんだ。

 金沢は前節・湘南戦(2-4)からスタメン1人を変更。MF宮崎幾笑に代わり、MF金子昌広が2試合ぶりに先発出場を果たした。一方、愛媛も前節・熊本戦(1-2)からの入れ替えは1人。MF田中裕人に代え、MF安田晃大が3月12日の第3節・讃岐戦(2-2)以来32試合ぶりにスタメン起用された。

 20位の金沢が消化試合の1つ少ない暫定16位の愛媛をホームに迎えた一戦。先にスコアを動かしたのは金沢だった。前半12分、相手のゴールキックをMF小柳達司がヘッドで跳ね返し、裏へ流れたボールにFW佐藤洸一が反応。マークについたDF玉林睦実を弾き飛ばしてPA内に持ち込むと、左足で低く抑えたシュートをゴール右に突き刺した。

 愛媛の反撃を受ける時間帯もあった金沢だが、同点ゴールを許さずに前半終了。後半14分には右サイドのDF石田崚真が縦への突破から右足で高速クロスを入れ、中途半端に飛び出したGKパク・ソンスを越えたボールがゴール前のMF中美慶哉に届く。中美は体を目一杯伸ばしたジャンプからヘディングシュートを決め、2-0とした。

 中美は2試合連続のゴールで今季11得点目。金沢はその後も攻勢を続け、後半19分にはPA内左で縦に仕掛けた中美が左足で折り返す。玉林をかすめたボールがPA内中央の佐藤につながると、一度は左足のトラップが乱れた佐藤だったが、冷静に左足で浮かせて安田のチェックをいなし、右足でGKパク・ソンスの届かないゴール中央上部に押し込む。佐藤の今季13得点目で3-0と、さらにリードを拡大した。

 諦めない愛媛は後半37分、右から中央につなぎ、受けたMF河原和寿が左サイドに展開する。スペースでドリブルを開始したMF白井康介がPA内左で石田と対峙し、寄せが甘いと見ると抜き切らずに右足で巻いたシュート。鮮やかな軌道でゴール右隅に決まり、2点差に追い上げる。

 しかし金沢は後半アディショナルタイム4分にカウンターからMF大橋尚志がスルーパスを送り、途中出場のFW垣田裕暉がワントラップでPA内左に進入。倒れながら左足で放ったシュートがゴール左上隅を射抜き、4-1と勝負を決めた。垣田は9試合ぶりの一発で今季2得点目をマーク。敗れた愛媛は3試合連続の複数失点で3連敗となった。

攻撃確変中の金沢が今季最多4発で快勝!!愛媛は3戦連続の複数失点で3連敗

◆[プレミアリーグEAST]宮本優が後半AT弾!清水ユースが鹿島ユースに劇的勝利:第15節1日目(ゲキサカ)




 高校年代最高峰リーグ『高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST』は7日、第15節1日目を行った。

 勝ち点30で首位に立つ清水エスパルスユース(静岡)は鹿島アントラーズユース(茨城)と対戦。MF宮本優が後半アディショナルタイム1分に決勝点を決め、劇的勝利をおさめた。

 首位と勝ち点1差で3位のFC東京U-18(東京)は京都サンガF.C.U-18(京都)と対戦し、U-18日本代表FW原大智のゴールなどで3-0で完封勝ち。柏レイソルU-18(千葉)と浦和レッズユース(埼玉)の一戦は、1-1で引き分けに終わった。

 なお、残りの2試合は明日8日に行われる。

 以下、第15節結果と日程

【第15節】
(10月7日)
[日立柏総合グランド(人工芝)]
柏レイソルU-18 1-1 浦和レッズユース
[柏]加藤匠人(57分)
[浦]長倉幹樹(39分)

[県立カシマサッカースタジアム]
鹿島アントラーズユース 0-1 清水エスパルスユース
[清]宮本優(90分+1)

[京都サンガF.C. 東城陽グラウンド]
京都サンガF.C.U-18 0-3 FC東京U-18
[F]吉田和拓(23分)、長谷川光基(66分)、原大智(76分)

(10月8日)
[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋高 11:00 大宮アルディージャユース

[横須賀リーフスタジアム]
横浜F・マリノスユース 11:00 青森山田高

[プレミアリーグEAST]宮本優が後半AT弾!清水ユースが鹿島ユースに劇的勝利:第15節1日目

◆前鹿島監督の石井正忠氏、ハリルJの戦術に疑問「ひとつの戦い方ではダメ」(フットボールチャンネル)


ハリルホジッチ

 フットボールチャンネルの次世代サッカー情報番組『F.Chan TV』。10月6日には、日本代表のニュージーランド戦に合わせて裏実況を生配信した。

 多くのチャンスを作りながらなかなかゴールを奪えない日本は、終盤に倉田秋が勝ち越しゴールを挙げて2-1で辛くも勝利をもぎとった。この試合を実況として見守った下田恒幸氏は「B級のスラッシュメタルを聴かされているみたいだった」と、ゲーム運びの拙さを指摘した。

 有名バンド「スレイヤー」を引き合いに出し、「単純に言うと、リズムの変化やメロディのメリハリとか、アンサブルの妙みたいなものがほぼなかったので、もうちょっといい曲かけろよ日本代表! いい曲かけるだけのパーツはいるだろうってちょっと思って見ていた。スレイヤーはたまに聴くといいんですよ。でもずっと聴くとめちゃ疲れるんですよ」と、変化の乏しさがスコアに影響したのではないかと分析している。

 最近はポゼッション指向から抜け出し、堅守と速攻を重視したサッカーに切り替わり始めている日本代表。それでもかつてのスタイルを安易に捨てるべきではないと、下田氏は考えている。「やっぱりアジアを勝つにしても、W杯に出たにしても、たぶんいろんな顔を持っていなければいけない」と、多彩な戦術の重要性を説く。

 さらにヴァイッド・ハリルホジッチ監督が日本代表メンバー発表会見で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)対バイエルン・ミュンヘンの試合を例に、ポゼッションが全てではないと持論を展開した場面にも言及。「至極その通りですけど、日本にネイマールとムバッペはいませんから」と述べ、「ボールを持ったらいくらでも持ち倒せるチームがバイエルン・ミュンヘンのスタイルを見て、あのプランを組んだから勝てたと僕は見ていた」と、豊富な戦術の選択肢を持つPSGの戦略勝ちであると分析した。

 下田氏が「うまくいかない典型だった」と語ったニュージーランド戦で、解説を務めた鹿島アントラーズの前監督・石井正忠氏も、戦術的なバリエーションの少なさに同意する。「ひとつの戦い方ではやっぱりダメだと思うんですよね。オーストラリア戦でああいう結果を出せた。今回ニュージーランドに対しても、本当に自分たちが、それこそポゼッションして圧倒する戦いもできなければいけなかったんじゃないかと思う」と、別の戦い方があったのではないかと指導者目線で自らの考えを述べた。

 石井氏は「ゲームをコントロールする選手というのが、もうあと1人、2人出てこないと」とも述べている。試合のペースをうまくコントロールできなかった日本代表は短期間で修正し、10日のハイチ戦でニュージーランド戦と違った戦い方を見せられるのだろうか。




前鹿島監督の石井正忠氏、ハリルJの戦術に疑問「ひとつの戦い方ではダメ」

◆意図不明なハリル監督采配 若手試さず同じ先発陣(ニッカン)


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<国際親善試合:日本2-1ニュージーランド>◇6日◇豊田ス

 ハリルホジッチ監督の選手起用の意図が分からない。W杯出場の重圧から解放された直後の親善試合。若手を試す絶好のチャンスを有効に使えなかった。指揮官は、この2試合で全選手を試すと明言していたが、スタメンにはGK川島、DF吉田、長友、MF香川、FW大迫らW杯予選の中心メンバーが並んだ。この時期に彼らをテストする意味があったのだろうか。

 次のハイチ戦で、DF植田や車屋、GK中村らに出番が与えられるかもしれない。しかし、来年のW杯に向け、この時期に若手を試合に慣れさせるなら、2試合ともスタメン出場させた方が良かった。その方が代表の空気にも慣れやすい。厳しく、生き残った選手がW杯出場切符を勝ち取る-。そんな指揮官の姿勢は一見、格好良く思えるかもしれない。だが、若手に1試合だけ与えて結果を求めるのは、あまりにも酷だ。

 6~7月のコンフェデレーションズ杯で、ドイツは平均年齢24歳で優勝した。フランスも現在、世代交代が順調に進んでいる。レギュラーにベテランが多い日本にとって、世代交代を考えるべき時期なのに、意味なく1試合を消化してしまった。(日刊スポーツ評論家)

意図不明なハリル監督采配 若手試さず同じ先発陣

◆5試合ぶりに外から見た昌子、“ライバル”槙野は「すごかった」(ゲキサカ)




 5試合ぶりにピッチの外から試合を見守った。6月7日のシリア戦から4試合連続でフル出場を続けていた日本代表DF昌子源(鹿島)だが、前日6日のニュージーランド戦(2-1)は5試合ぶりのベンチスタート。最後まで出場機会はなく、自身に代わってDF槙野智章がDF吉田麻也とセンターバックを組んだ。

「チームとして良いところ、悪いところ、外から見て分かったこともある。ロングボールを蹴ってくる相手に対して自分ならどう対抗できるか考えながら見ていた」。191cmの長身FWクリス・ウッドをターゲットにしたロングボールを中心に攻撃を組み立てたニュージーランド。182cmの槙野は身長差を埋めるべく、相手よりも先に飛んで対抗するなど、頭を使いながらハイボールを跳ね返し続けた。

「昨日の槙野くんのプレーはすごかった。素晴らしいと思ったし、(試合後には)『ナイスプレー』と声をかけた。オーストラリア戦では逆に『ナイスプレー』と言われたし、いい関係でできている」。ポジション争いのライバルであると同時に、代表チームの大事な仲間。失点シーンではクロスからウッドにDF酒井宏樹とDF吉田麻也の間を突かれ、警戒していた長身FWにヘディングシュートを決められたが、「サイドバック、センターバックを経験した者から言うと、あれは難しい。いいクロスだったし、いいところに入られた。あのシーンでは相手が1枚上だった」と守備陣を擁護した。

 10日にはハイチ代表と対戦する。ハリルホジッチ監督は「次の試合も新しい選手が何人か出る」とメンバーの入れ替えを明言しており、センターバックも昌子やDF植田直通の起用が予想される。「(ニュージーランドとは)タイプの異なるチーム。“身体系”と聞いているし、僕が出るのか、だれと組むのか分からいないけど、しっかり準備したい」。中3日の一戦へ、昌子は「ニュージーランドより『個』と聞いている。『個』の対戦で負けなければ負けることはないと思う」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

5試合ぶりに外から見た昌子、“ライバル”槙野は「すごかった」

◆予選終盤に定位置確保の昌子源、久しぶりの先発落ちも「深く考えてないです」(サッカーキング)


昌子源

 2018 FIFAワールドカップロシア アジア予選終了後、初の実戦となったニュージーランド戦で2-1の勝利を収めた日本代表は、一夜明け、リカバリーを中心としたメニューで汗を流した。

 この試合で予選第7節のタイ戦以来となる、久しぶりのベンチスタートとなった昌子源(鹿島)は、「チームとして良いところと悪いところ、自分としてはわかった部分もありますし、個人としても極端にあそこまでロングボールを蹴って来るチームに僕だったらどう対応できたかって少しは考えながら見ていましたけど」と、出場選手を自身に置き換えながら戦況を冷静に分析した。さらに「でもあんまり深く考えながら見てたわけじゃないですね」と、余裕ものぞかせた。

 世界最高峰と言われるプレミアリーグでプレーするクリス・ウッド(バーンリー)についても「まあ、こんなこと言ったらアレですけど、(W杯本戦では)もっと凄い相手が待ってるわけで。次ブラジルとベルギーとやるのが決まってますけど、そういうレベルの人しかいない大会だと思います」と、すでに本戦での激しい戦いに目を向けているようだ。

 ニュージーランド戦では槙野智章(浦和)が起用されたが、対人守備の強さと冷静な判断力を武器に、現時点では吉田麻也(サウサンプトン)とともにセンターバックのポジション争いを一歩リードしている昌子。今回先発を外れたことにも「今回出なかったからもうあかんって思う必要はないし、僕は別に深い意味で捉えてはいないです」と返すと、「僕はあんまり気にしないです。出なかったから『槙野くんに抜かれたのかな』とは全然思ってないし、僕が槙野くんよりそもそも上にいたのかって言ったらそうも思ってないです」と、ライバルの出場にも焦りはないようだ。

 それでも「どちらかと言うと身体系と聞いているので、そういう相手は初めてではないですし、出るかわからないし誰と組むかもわからないけど、ニュージーランドよりは間違いなく個だと聞いたので、個の対戦で負けなければチームとして負けることはないかなと思います」と、ハイチ戦への準備は整っているようだ。

予選終盤に定位置確保の昌子源、久しぶりの先発落ちも「深く考えてないです」

◆昌子源ハイチ戦を見据え「負けないようにしたい」(ニッカン)




 国際親善試合ニュージーランド戦から一夜明けた7日、日本代表は豊田スタジアムで合宿7日目の練習を行った。ニュージーランド戦の先発組はランニングなどで軽めの調整。控え組はハイチ戦(10日、日産ス)に向けて約1時間半汗を流した。

 前日は出番のなかったDF昌子源(24=鹿島アントラーズ)はハイチ戦を見据えた。「ニュージーランドとはタイプが違う。ニュージーランドよりも個が強いと聞いたので、負けないようにしたい」と意気込んだ。

 前戦は控えで終わったが、それまでの4試合はDF吉田とセンターバックを組んでフル出場。久しぶりのベンチでは「ロングボールを蹴ってくるチームだったので、自分ならどう対応したのかなと思って見ていた」という。

 昌子の代わりに出場したDF槙野については「素直にすごかった。終わった後にナイスプレーと言った。ライバルにはなるけれど、お互い向上していく中でいい関係になっている。自分が出た時も槙野君が一番に『ナイスプレー』と言ってくれるので」。8カ月後のW杯まで切磋琢磨(せっさたくま)し、成長していく。

昌子源ハイチ戦を見据え「負けないようにしたい」

◆熾烈を極めるCB争い…NZ戦で控えの昌子源「槙野くんに抜かれたとは全然思ってない」(GOAL)




鹿島アントラーズDF昌子源は、ニュージーランド戦でベンチスタートとなった。ベンチからNZ戦はどう見えた?CBのポジション争いについても言及した。


「僕は槙野くんに抜かれたとは全然思ってない」

6日に行われたニュージーランド戦で先発から外れた昌子。吉田麻也のコンビ役として、槙野智章が代わりにスタメン入りを果たした。ベンチで戦況を見守っていた昌子の目にNZ戦はどう映ったのか?

「(ベンチで)見ていた中でもチームとして良いところ、ダメなところは外から分かった部分もありました」と、収穫を述べつつ、「個人としても、あそこまで極端にロングボールを蹴ってくるチームに、僕だったらどう対応できたかなというのも少しは考えながら見ていました」と自分の立場に置き換えてイメージをしていたようだ。

失点シーンについて「あれは本当に難しいと思いますよ。シリア戦のとは少し状況が違ったと思いますし、あれはセンターバックだったり、サイドバックを経験した者からすると、本当に難しい。あの失点シーンは相手が一枚上手やったと思います」とコメント。「僕が出ていて対応したとしても、あれは難しかった」と分析した。

ニュージーランド戦では日本が大方の時間帯でボールを保持していたが、「次はブラジル、ベルギーとやる。そこでは逆に支配されて、うちがもっとブロックをずっと作らないといけない時間帯が続くはず」とイメージする昌子。それでも「内容どうこうより勝つのがまず大事。そういう意味では内容を抜くと、昨日は勝って本当に良かった」とNZ戦の勝利を喜んだ。

NZ戦でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、吉田麻也のコンビ役として、W杯最終予選で連続出場していた昌子ではなく槙野を起用。昌子は「昨日のプレーに関しては本当に槙野くんとかすごかったと思う」と槙野を称えた。「僕は槙野くんに抜かれたとは全然思ってないし、そもそも槙野くんより上にいたのかって言ったらそうも思っていない」と発言。槙野とは「ライバルではあるんだけど、お互いに向上していく中ですごく良い関係」であると明かした。

今後については「長いようで短い8カ月なので、良い準備をしてJリーグで戦っていきたい」と意気込んだ。

熾烈を極めるCB争い…NZ戦で控えの昌子源「槙野くんに抜かれたとは全然思ってない」

◆昌子“麻也超え”守備の要だ「いつも通り」で勝つ(報知)




 サッカーの日本代表は7日、豊田スタジアムで約1時間30分の練習を行い、国際親善試合のハイチ戦(10日・日産ス)に備え、横浜市内の宿舎に移動した。先発が有力視されるDF昌子(しょうじ)源(24)=鹿島=は「いつもの昌子」を見せる決意。18年ロシアW杯アジア最終予選では、守備の要DF吉田麻也(29)=サウサンプトン=を上回る数値を残し、次世代のDFリーダーとして存在感を示す。

 DF昌子は落ち着いていた。ロシアW杯へのポジション争いが始まり、ニュージーランド戦でライバルDF槙野が好プレーを見せた。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は国内組のレベルに不満を隠さない。ただ昌子は冷静で、帰京前の練習後「今日はいつも通りやったな、と言われるのが褒め言葉になった。代表選手はいろいろな見られ方をする。やっぱり、いつも通りにやることが大事」とぶれない姿勢を強調した。

 「いつも通りの昌子」はデータで成長を実証する。最終予選の終盤3試合で先発。全プレーの精度を表すアクション成功率89・3%はチームトップ。地上戦の1対1(デュエル)もフィールドではトップの81・8%。空中戦の1対1でも出場時間の少ない3人には劣るが、80%の勝率を誇る。パスの成功率88・1%ともDFリーダーの吉田の上回る。マークにつく相手の状況などがデータに反映されず、一概に「吉田より上」とは言い切れないとはいえ、真剣勝負で高い能力と的確な判断力を示している。

 「昔はインターセプトの数を気にしていたり、データをよく見ていた。でも、何が原因か分からんけど、気にせんようになった」と昌子。同じDFで元日本代表の内田篤人(29)=ウニオン・ベルリン=も同じだった。データで自分の方向性が間違っていないと確認し、数字を気にしない姿勢に転じた。データがもたらしたものは自信だ。

 自信を得たDFが次に重視するキーワードも共通している。「勝利が一番。極論を言えば、自分のプレーが悪くてもチームが勝てばいい」。昌子が最近しばしば口にする言葉だ。W杯への生き残りやポジション奪取の指標となるハイチ戦。生存競争を生き抜く力みを感じさせず、昌子は「いつも通り」を目指してピッチに立つ。(内田 知宏)

昌子“麻也超え”守備の要だ「いつも通り」で勝つ

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