日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月2日土曜日

◆ふなっしーがシャルケのマスコットに就任…内田が通訳としてサポート?(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20160401/426546.html



 “ゆるキャラ”として人気を集めているふなっしーが、DF内田篤人が所属するシャルケのマスコットに就任した。同日、クラブの日本語版公式ツイッター(schalke04.jp)が発表した。

 ふなっしーは千葉県出身の『梨の妖精』という設定のマスコットキャラクター。2011年に船橋市民が個人的に活動を始めると、2013年にブレイクを果たして一躍人気者となる。以降は、市や県からは公認されていないものの、さまざまなイベントに起用されている。

 シャルケは同ツイッターでふなっしーのマスコット就任を明かすと、「ドイツ語を覚えるまでは内田篤人が通訳としてサポートする」と発表。ホルスト・ヘルトSD(スポーツ・ディレクター)とともに『FUNASSYI』と名前がプリントされたユニフォームを掲げる内田の写真を公開した。


◇[船橋招待U-18大会]東福岡、市立船橋、千葉U-18などが白星発進、予選リーグ第1節試合結果(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?186365-186365-fl

 第21回船橋招待U-18サッカー大会(4月1日~3日)が1日に開幕。予選リーグ第1節が行われた。試合結果は以下のとおり。
 
【予選リーグ日程】
(4月1日)
[グラスポ法典球技場(人工芝)]
[B]正智深谷高 1-1 広島皆実高
[A]市立船橋高 3-0 帝京三高
[A]東福岡高 5-0 京都橘高

[グラスポ法典多目的(天然芝)]
[B]東京ヴェルディユース 3-2 帯広北高

[千葉県スポーツセンター手前面(天然芝)]
[C]國學院久我山高 1-2 ジェフユナイテッド千葉U-18
[C]桐光学園高 2-0 矢板中央高

[千葉県スポーツセンター奥面(天然芝)]
[D]ベガルタ仙台ユース 0-0 藤枝東高
[D]前橋育英高 0-3 鹿島学園高

(4月2日)
[グラスポ法典球技場(人工芝)]
市立船橋高(9:00)東福岡高
帝京三高(10:35)京都橘高

[グラスポ法典多目的(天然芝)]
市立船橋高(13:45)京都橘高

[船橋市運動公園競技場(天然芝)]
帝京三高(13:45)東福岡高

[中央学院大学グラウンド(人工芝)]
広島皆実高(9:00)帯広北高
正智深谷高(10:35)東京ヴェルディユース
広島皆実高(13:45)東京ヴェルディユース
正智深谷高(15:20)帯広北高

[千葉県スポーツセンター手前面(天然芝)]
國學院久我山高(10:35)桐光学園高
國學院久我山高(13:45)矢板中央高

[千葉県スポーツセンター奥面(天然芝)]
ジェフユナイテッド千葉U-18(10:35)矢板中央高
ジェフユナイテッド千葉U-18(13:45)桐光学園高

[ZOZO PARK HONDA(人工芝)]
前橋育英高(9:00)ベガルタ仙台ユース
鹿島学園高(10:35)藤枝東高
鹿島学園高(13:45)ベガルタ仙台ユース
前橋育英高(15:20)藤枝東高

※天候によって会場等の変更あり

◆キャンプ誘致、活発化 26市町目指す 県も支援態勢強化 /茨城(毎日新聞)


http://mainichi.jp/articles/20160401/ddl/k08/010/256000c

2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、県内自治体による事前キャンプの誘致活動が活発化している。現時点で26市町が誘致を目指しており、「五輪特需」を地域の活性化や知名度アップにつなげたい考えだ。県も各自治体の担当者を集めた「連絡会議」を設置するなど支援態勢を強化。県政策審議室は「自治体間で情報を共有し、一つでも多くの誘致を実現したい」としている。

 23日に県庁で開かれた連絡会議の初会合には、23市町村が出席。県が県内のキャンプ施設一覧などを掲載した「誘致ガイド」を配布し、キャンプ誘致に関する情報交換を行った。ガイドは、自治体の誘致担当者が各国の大使館などに説明する際の参考資料にしてもらおうと県が作成した。

 各自治体は以前から交流のある国・地域や専用施設を有する競技を軸に、誘致活動に取り組んでいる。笠間市は陶芸を通して交流があるタイの誘致を目指す。市内にゴルフ場が多いことから、対象競技はゴルフ。2月初旬には副市長がタイのゴルフ協会を訪問し、直接誘致を働きかけた。

 境町は町内の小学校が1935年以来80年以上にわたりアルゼンチンと交流があることから同国を誘致対象とした。すでに同国大使館を通じて、PR書類を本国に送っている。

 かすみがうら市は毎年10月に自転車競技の大会を開催していることから、同競技の誘致を検討。同大会にロンドン・パラリンピック(2012年)のメダリストが参加していたことがきっかけで、パラリンピック関連の事前キャンプの誘致を目指している。

 鹿嶋市は同市が拠点のサッカーJ1・鹿島アントラーズにジーコやレオナルドらが所属していたことから、サッカーのブラジル代表団の誘致に取り組む。

 キャンプ誘致とは別に、五輪参加国と経済的・文化的交流を図り、経費の一部を国が補助する「ホストタウン」という制度もある。坂東市はリトアニアのホストタウンに決まったほか、笠間市もタイのホストタウンを目指している。

 県によると、事前キャンプ誘致の本格化は今夏のリオ五輪閉幕後と予想される。今後も3カ月に1回連絡会議を開いたり、県外自治体の視察を行ったりするという。【松本尚也】

 ◆県内の東京五輪事前キャンプ誘致意向

自治体名     競技           対象国

水戸市      陸上、卓球、ラグビーなど 未定

日立市      卓球、バレーボール    未定

土浦市      未定           未定

古河市      陸上、柔道        未定

石岡市      バドミントン、重量挙げ  未定

龍ケ崎市     陸上、柔道、レスリング  未定

常総市      柔道、ハンドボール    未定

常陸太田市    ソフトボール       未定

笠間市      ゴルフ          タイ

つくば市     バレーボール       未定

ひたちなか市   サッカー、バレーボール  未定

鹿嶋市      サッカー         ブラジル

潮来市      ボート          未定

常陸大宮市    全種目          パラオ

守谷市      ハンドボール       未定

坂東市      未定           リトアニア

かすみがうら市  自転車、トライアスロン  未定

桜川市      テニス、卓球、射撃など  モンゴル

稲敷市      トランポリン、卓球など  未定

神栖市      カヌー、室内競技     未定

つくばみらい市  ゴルフ          未定

小美玉市     ゴルフ          未定

大洗町      ビーチバレー、テニス   未定

大子町      レスリング、柔道など   未定

阿見町      未定           未定

境町       未定           アルゼンチン

 ※3月23日現在、県まとめ。かすみがうら市はいずれもパラリンピック

◆興梠 暫定首位弾!6バックで勝ち点1狙いの甲府こじ開けた(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/02/kiji/K20160402012326050.html

甲府・津田(右)にユニホームを引っ張られながらも倒れずそのままゴールを決めた浦和・興梠

 明治安田生命J1第1ステージは1日、各地で第5節第1日の2試合が行われ、2位の浦和は甲府を2―1で撃破し、川崎Fを抜いて暫定首位に浮上した。退場者が出て10人で守る相手に手を焼いたが、後半23分にFW興梠慎三(29)が公式戦4戦連続得点となる先制点を決め、勝利に貢献。ホームでは3年連続で引き分けに持ち込まれていた難敵を振り切り、リーグ戦3連勝を飾った。

 怒りにも似た感情が、興梠を突き動かした。後半23分、遠藤の縦パスをスルーして前線へ走る。李がタメをつくる隙にペナルティーエリア内へ進入。李からのパスに1タッチで抜け出すと、DFをひきずりながら右足を振った。ゴール左へ突き刺さる先制点。「あれだけ引かれて前半は何もできなかった。ワンチャンスがあれば決められる自信があった」。公式戦4戦連発となったストライカーは、うっ憤を振り払った。

 浦和にとってホームの甲府戦は鬼門だった。5バックを敷いてベタ引き。最近は3年連続でホームで引き分けに持ち込まれていた。この日も試合開始から5―4―1でブロックを敷かれ、相手に退場者が出た前半31分からは、さらに自陣に引かれた。後半20分に甲府はFWクリスティアーノに代えてDFを投入。6バックでの勝ち点1狙いに、興梠は「あんな面白くないサッカーに負けたくない気持ちがあった」と逆に火が付いた。「1点取れたら相手は何もなくなる」。狙い通りの先制点で難敵の壁をこじ開け、森脇も追加点を挙げた。

 浦和は川崎Fを抜いて暫定首位に浮上し、興梠は節目のリーグ戦通算90得点。今季4点目で得点ランク1位タイになった。「目の前の目標は、今年中に100ゴールを決めること」と視線を上げたストライカーだが「代表は全く考えていない。チームに貢献したい。高い目標は別に…」と勝利のためのゴールを追い求める。次は中3日でACL1次リーグ突破への正念場となるホーム広州恒大(中国)戦。「次も勝つことしか考えていない」。浦和のエースは目の前の試合に全てを懸ける。

 ≪公式戦4戦連続得点≫浦和FW興梠が先制ゴール。史上20人目のJ1リーグ通算90得点の大台に乗せ、得点ランクトップに並んだ。これでACLのアウェー・広州恒大戦を含めて公式戦は4試合連続得点。興梠の公式戦連続試合得点は、鹿島時代の12年4月にナビスコ杯1試合を含めての5試合連続が最長。10年4月にもACL1試合を含めた4試合連続を記録している。5日のACLホーム・広州恒大戦では自身タイ、浦和では初となる公式戦5試合連続得点が懸かる。

◆【川崎F vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:強敵鹿島戦で期待したいもの(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00009353/

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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中村憲剛に第三子が生まれた。それ自体、非常にめでたいことでお祝いの言葉を述べておきたいが、憲剛が自身の公式ブログで公表しているとおり非常に危険な状態での出産だった。
それが端的にわかるのが「14週で破水して緊急入院。そして退院後は家で絶対安静の日々 | 誕生」だったとの記述。

だからこそ生まれてきてくれたことについて書かれた「この家族のもとに来てくれて本当にありがとう。これ以上ないくらいの愛情を込めてみんなで育てたいと思います」との思いは偽らざるものなのは間違いない。

この件について本人に聞いてみたが「生まれたから話せるけど、生まれなかったかもしれない。ビクビクしながら生きてました、最初の頃」との緊張の毎日だったのだという。

今現在、普通に生活している立場として、出産についてはまったくイメージがわかないが、調べてみると流産する確率は15%程度もあるともいう。流産の可能性が高まる14週での破水という危険な状態を乗り越えて中村家が授かった命を背景に、この試合は行われる。

もちろん狙うのはゴール後のパフォーマンスとして行われるゆりかごダンスだ。憲剛は過去の2人の実子の出産後にも勝利でゆりかごダンスを決めている。長男の龍剛くんの時は5-2で勝利した柏戦で「何回やるんだ?」というくらいにゆりかごを繰り返した。長女の桂奈ちゃんの時は顎の骨折からの復帰戦で、対戦したのは骨を折ることになった韓国の城南とのACLの試合だった。この城南戦で憲剛は交代出場直後にPKを奪うパスを通し、チームは3-0で勝利している。

この流れで行くと、この鹿島戦でも勝利でのゆりかごダンスを期待せざるを得ない。しかし鹿島は常に川崎Fに立ちはだかってきた巨大な壁だ。

「いつもいい試合になる、というイメージがある。雨の中断もありましたし、常に立ちはだかってきたのは鹿島でしたからね。優勝するためにはこのチームを破らないと、上にはいけないと思います。ただ、ホームだし。積極的にみんなでやれれば…」と憲剛は表情を引き締める。

現在フロンターレは勝点10で首位(4月1日時点)。対する鹿島は勝点9につけている。勝てば首位の座を維持できるが、負ければ勝点で鹿島に逆転される。シーズンのこれからを考えても非常に大きな試合だ。ぜひとも勝利したい。

ここまで中村家のことを主題に書いてきたが、もちろん順番的にはチームが優先される。自分のゴールでゆりかごダンスをしたいという思いがあるとしても、憲剛はチームの勝利を優先させてプレーする。「頑張りますよ。約束はできないですが、努力します」と話す憲剛の、チームを勝利に導くプレーに期待したいと思う。手強いライバルに勝利する姿を見せて欲しいと思う。

文:江藤高志(川崎F担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第5節
4月2日(土)15:00KO 等々力
川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ

◆「金崎夢生は真のプロフェッショナル」…現地関係者が語るポルトガルでの素顔とは(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160401/426686.html



元川悦子
日本代表から海外まで幅広くフォローするフリーライター。


 ポルトガルの地で自らの“原点”を思い出したという金崎夢生(鹿島アントラーズ)。彼のサッカー人生を大きく変えたポルティモネンセには、果たして何があったのか。そして彼はいかにして変わっていったのだろうか。

 金崎が2013年夏から約1年半、そして2016年1月から約1カ月プレーしたポルティモネンセは、1980年代半ばまでポルトガルリーグ1部で戦いながら、この15年間はずっと2部に主戦場を移している。彼の在籍期間も2013-14シーズンが7位、2014-15シーズンは14位と1部昇格には手が届かなかった。その間、3人の指揮官が采配を振るったが、方向性が思うように定まらなかったという。2014-15シーズンは前半戦終了時にチーム最大の得点源だった金崎が抜けた点も後半戦の失速につながったようだ。

 とはいえ、かつてフィジカルコーチを務めていたジョゼ・アウグスト監督が就任した今シーズンはまずまずの成績を残している。37試合終了時点の順位は6位。目下、自動昇格できる2位のシャーヴェスとは勝ち点3差につける。今後の結果次第で昇格圏に浮上できる可能性も十分にある。今年1月に一時的ながら同クラブに復帰した金崎もわずかながら力を尽くしており、古巣の動向には逐一、目を光らせているという。

「夢生くんはポルティモネンセにいる間、ずっと本気で1部昇格を目指して戦っていました」

 金崎と同じタイミングでポルティモネンセに移籍した東京ヴェルディジュニアユース出身のMF亀倉龍希は、現地での様子をこう証言する。「今いるところで何をするかが一番大事」というポリシーどおり、日々真剣にサッカーに向き合い続けたのである。

 同クラブのホームスタジアム、ムニシパル・デ・ポルティモンは6000人収容。本田圭佑(ミラン/イタリア)や吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)がヨーロッパでのキャリアの一歩を踏み出したVVVフェンロ(オランダ)の本拠地とほぼ同規模だ。とはいえ、ポルトガル2部の公式戦では1000人程度の入場者数があればいいほうだとか。平日昼間に開催された2月17日のジル・ヴィセンテ戦には700人程度しか集まらず、クラブ関係者は「満員になるのはスポルティング、ベンフィカ、FCポルトのビッグ3がカップ戦などで来る時だけ」と説明していた。

 ピッチ状態も日本のように美しく整備された芝生とは異なり、スリッピーでところどころが剥げている。亀倉がそのスタジアムで共有した金崎との記憶を回顧する。

「こういう環境だと球際や寄せが強くなければ戦えない。夢生くんは難しい中でも自分の長所をうまく出してタフに戦っていました。2年目以降は僕が左MF、夢生くんがブラジル人FWのファブリシオと2トップを組む形でよく試合に出ましたけど、困ったらほとんど夢生君にボールを預けていた。彼の存在が一つの戦術だったと言っても過言ではないと思います。ポルトガル2部とはいえ、サポーターの要求は相当厳しいんです。僕なんか移籍1年目に右サイドバックで出た際に、パスを2本ミスしただけでブーイングされましたから。僕たち二人は“助っ人”選手なので、かなり文句を言われたと思います。そんなファンを納得させるのは結果しかない。夢生くんは1年目に7点、2年目には前半戦だけで9点を取って存在感を示した。本当のプロフェッショナルの意味を教えてもらった気がします」

 亀倉は今シーズンここまで11アシストを記録しており、彼自身も着実に成長を遂げている様子。それも“金崎効果”の一端なのかもしれない。2012年に岡田武史監督(現FC今治代表/日本サッカー協会副会長)率いる広州緑城(中国)でプレーしたことのある25歳のファブリシオも、お互いを生かし合いながら成長できたと語り、金崎にエールを送ってくれた。

「夢生とはピッチ内外でいい関係だった。ポルトガル語や日本語をミックスして喋ったり、ポルトガル料理や日本料理を一緒によく食べに行っていたので、彼が日本に帰ってしまったのはやっぱり寂しい。彼がポルティモネンセに来たことでチームのスタイルは前向きに変わった。夢生はチームで一番技術が高く、前線で体を張ってボールをキープして、チームが苦しい時によく救ってくれた。グループ全体のモチベーションも上げてくれたね。彼とコンビを組むことで自分もゴール数を増やすことができたと思う。そういうレベルなので、もともと2部にいるべき選手じゃなかった。それなのにわざわざここに来て、今年1月にも戻ってきてくれた。本音を言えば、スポルティングとかポルトとかに移籍してくれれば夢生のプレーを間近に見れて良かったけど、Jリーグに戻ったのも将来を考えてのこと。この先は日本代表で大活躍してほしいね」

 いつか金崎と一緒に日本でプレーすることを夢見るファブリシオは、今シーズンの公式戦で13得点をマーク。親友の飛躍をいい刺激にして、攻撃の大黒柱としてチームをけん引しているのだ。

 金崎が2015年に鹿島へ期限付き移籍する前から彼と関わってきたジョゼ・アウグスト監督も、日本復帰の道を選んだ教え子にエールを送っている。年下の選手たちにいい影響を与え、成長を促してくれた金崎の献身には、素直に感謝の意を表していた。

「金崎はハイレベルで偉大なプロフェッショナルな選手。彼と一緒に仕事ができてとてもうれしかったし、私にとってもいい経験だった。彼は勝利のために常に献身的に働いてくれたし、勝つために何をすべきかを他の選手たちに身をもって示していた。それは大きな意味のあること。龍希のような若い選手にとってはいい見本となったことだろう。彼がチームを去ってしまったのは残念だが、大きな可能性のある選手はもっと大きなターゲットに向かって進むべきだ。彼は日本でトップ10に入るタレント。ワールドカップのような舞台で活躍できると信じています」

 古巣の人々が自分自身の成功を願ってくれていることを、金崎もうれしく思っているはずだ。

「日本人の中には『ポルトガルへ行ってすごく良かったね』って言う人もいれば、『そんな知らないところに行って、もったいない時間を使った』という見方をする人もいるでしょう。いろいろな見方があるのはいいと思います。ただ、ポルティモネンセには優れた選手がたくさんいた。ファブリシオだってFKを蹴れて、点を取れるいい選手だったし。そういう中で僕は戦うことの大切さを痛感した。加えて言うと、走れる体になったのも大きかったかな。名古屋グランパスの2年目から始めたチューブトレーニングの効果も含めて、いいコンディションを維持できるようになった。どんなに気持ちがあっても、走りたいと思っても、『肉離れで走れません』では意味がない。ベストなコンディションを作る方法が自分なりに分かったのも大きかったと思います。ポルティモネンセの選手はみんな個性やスタイルがあるから、チームの全員とケンカしたけど、最終的にみんなで求めたのは勝利。その目標が一致してるから、いざという時にまとまることができる。そういうことの大切さも感じられた。本当に僕を支えてくれた人たちに感謝しています」

 ポルトガルで得た貴重な経験を糧に、さらにスケールアップしたフットボーラーになろうとしている金崎。その思いをポルティモネンセの仲間たちもしっかりと受け取り、それぞれの未来へと生かしていくことだろう。フィジカル強化、戦う姿勢、団結力、そして自然体での立ち居振る舞い――。現在、金崎のプレースタイルを支えるベースが、ポルトガル南部の小さな町ポルティモネンセに隠されていた。

文・写真=元川悦子

◆【予想スタメン】鹿島との上位決戦に燃える川崎…故障者多く、指揮官の采配にも注目(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160401/426554.html



■川崎フロンターレ 代表戦で負傷の小林は出場濃厚、首位攻防戦へモチベーションは高い

 この鹿島戦、スタメンとしてピッチに立つ顔ぶれは、当日まで未知だ。

 ナビスコ杯を負傷で回避したメンバーの回復具合が芳しくないためだが、中でも痛いのが大島僚太の欠場だろう。ベストメンバーを組めない状態であるため、試合前々日の紅白戦で風間監督は「4-3-3」を中心とした布陣で、いくつかの選手の組み合わせをテスト。中盤では中村憲剛を軸にしながら、ネット、森谷賢太郎、狩野健太、谷口彰悟などの配置を試していたが、最適解を見つけられたかどうかは疑問。大久保嘉人も万全とは言いがたく、ベンチからスタートさせるオプションもありそうである。

 明るいニュースもある。日本代表を離脱した小林悠は、大事には至らず、週半ばから全体練習に合流。鹿島戦には問題なく出場できる見込みだ。「1位にいるとか関係なく、次の相手を倒すだけです。鹿島だから、というのはないですね」と意気込みも十分。さらに対人守備に優れた武岡優斗が戦列復帰しており、彼を右サイドバックで起用することで、エウシーニョを高い位置でプレーさせる可能性もありそうだ。

「鹿島とはいつも良い試合をしているイメージがある。常に立ちはだかってくるし、優勝するためにはこのチームに勝たないといけない」と中村憲剛は語気を強める。これまではボールを持てる展開だったが、鹿島相手には互いにボールを握り合う展開になるだろう。受け身になった時にどれだけ踏ん張れるか。チームとして試される一戦となる。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-4-2
GK
チョン・ソンリョン
DF
武岡優斗
奈良竜樹
エドゥアルド
車屋紳太郎
MF
エウシーニョ
谷口彰悟
中村憲剛
田坂祐介
FW
小林悠
大久保嘉人

■鹿島アントラーズ 代表帰りの植田、昌子らを軸に守備を立て直せるか

 J1リーグ戦中断期間中に行われたナビスコ杯で2連敗を喫した鹿島。U-23日本代表の一員としてポルトガル遠征に帯同した植田直通、A代表のW杯2次予選に招集された昌子源、金崎夢生の主力3人を欠いたとはいえ、想定外の結果となった。昌子は「代表組が戻ったから、すぐに勝てるようになるとか、そんなに簡単なものじゃない。ただ、自分たちが戻ることで、何とかチームを良い方向には向かわせたいとは思っている」と語るように、代表組の合流を転機にしたいところだ。

 相手は首位を走る川崎。これまで等々力では勝率が悪く、鹿島にとっては鬼門の一つに挙げられる。良い記憶がほとんどないが、メインスタンドを改装して迎えた2015年は勝利を収めており、外観が変化したことで選手が受けていた苦手意識にも変化があるのかもしれない。

 ナビスコ杯では2試合6失点と崩れたが、リーグ戦では4試合1失点と堅守を誇る。川崎のFW大久保嘉人、小林悠らの強力攻撃陣に、どこまでスキを与えない守備ができるか。そして、味方にゴールが生まれるまで、我慢できるかがポイントになるだろう。先に失点した場合、高い確率で複数失点につながった過去のデータもあるだけに、先手が物を言う試合になるはずだ。

 ナビスコ杯の2試合でミスが目立った柴崎岳や、連敗中の重い空気など、リーグ戦が中断していた2週間で心配な点が増えたのは事実。ただ、悪いことばかりではない。ナビスコ杯でセンターバックを経験した西大伍の守備意識に変化が見られ、主戦場の右サイドバックに戻ってからも、守備で生かされるだろう。

 首位攻防戦。1stステージ制覇へ向け、鹿島にとっては負けられない試合になる。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
植田直通
昌子源
山本脩斗
MF
鈴木優磨
小笠原満男
柴崎岳
カイオ
FW
金崎夢生
赤崎秀平

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