日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年6月14日水曜日

◇「僕は『クリア』と言っていたけど…」川島と麻也が“お見合い”で痛恨失点(ゲキサカ)




[6.13 W杯アジア最終予選 日本1-1イラク テヘラン]

 一瞬の隙を突かれた。日本代表が1-0でリードしていた後半27分、イラクはWFアラー・アブドゥルゼフラが強引なドリブル突破でPA内に進入。ゴール前にこぼれたボールをDF吉田麻也(サウサンプトン)はGK川島永嗣(メス)に任せようとしたが、別のイラク選手に詰められ、川島が抑え切れなかったこぼれ球をMFマフディ・カミルに押し込まれた。

 痛恨の失点場面について川島は「(吉田)麻也は僕のボールだと思ってブロックに入ったけど、後ろから(イラクの選手が)来ていた」と説明。「僕は『クリア』と言っていたけど、麻也には見えてなかった。もったいない失点になってしまった」と悔やんだ。

 吉田は「最初の時点で引き過ぎて、ボックス内での守備になってしまった。我慢するべきところで我慢できなかった」と唇をかむ。センターバックを組んだのは7日のシリア戦(1-1)に続いてDF昌子源。前方のダブルボランチを構成したのはMF井手口陽介とMF遠藤航だった。

「若いメンバーというか、キャップ数が少なくて、予選を戦っている経験のある選手が少なかった」。中盤に故障者が続出し、スクランブル布陣で臨んだが、「シリア戦の反省を踏まえて、いいスタートが切れた」と、立ち上がりは悪くなかった。前半8分にはセットプレーから先制点。しかし、2点目を取り切れず、終盤は一気に運動量が落ちた。

 気温37度の酷暑はイラクも同条件だったが、吉田は「確実に僕らが落ちた。向こうも落ちてはいたけど、この土地柄にも戦い方にも慣れている。余力を残しながら、時間稼ぎもしながら、うまくやっていた」と指摘。「日本はイケイケになりすぎて、後半はガス欠になった」と、試合運び全体も悔やんでいた。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?218809-218809-fl

◆大迫、先制ゴールも「2点目を取る意識がなかったことは残念」(サンスポ)


前半 先制点を決め、喜ぶ大迫(中央)=パススタジアム(撮影・中井誠)

 サッカー・ロシアW杯アジア最終予選B組(13日、イラク1-1日本、テヘラン)B組首位の日本は5位のイラクと1-1で引き分けた。前半8分にFW大迫勇也(27)=ケルン=のゴールで先制も、後半28分にDF陣の混乱からカミルに同点弾を決められた。しかしけが人が続出する厳しい戦いの中、敵地で貴重な勝ち点「1」を獲得。同組首位をキープし、W杯出場に王手をかけた。次戦は8月31日に埼玉スタジアムで豪州と対戦する。

 試合後の大迫との一問一答は以下の通り。

 --ゴールシーンは

 「いいボールが来たので、当てれば入ると思った」

 --厳しい環境だった

 「言い訳にはできない。僕らの課題が出た試合だった。1点取った後にチームの重心が後ろに下がってしまった。2点目を取る意識がなかったことは残念」

 --あと2試合ある

 「勝つしかない。次はホームでできる。本当に次こそが大一番」

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170613/jpn17061323450021-n1.html

◆先制後の試合運びを悔やむ大迫「後ろに重心がかかり過ぎた」(ゲキサカ)




[6.13 W杯アジア最終予選 日本1-1イラク テヘラン]

 技ありのバックヘッドも空砲になった。日本代表は前半8分、FW本田圭佑の右CKにニアのFW大迫勇也(ケルン)がバックヘッド気味に合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。

「いいボールが来たので、ニアで触ればいいと思った。イメージどおりだった」。大迫は昨年11月11日のオマーン戦(4-0)以来、5試合ぶりの得点で最終予選は初ゴール。セットプレーのチャンスを生かし、幸先よく先制点を奪ったが、その後が続かなかった。

「点を取ったあと、ちょっと後ろに重心がかかり過ぎたかなと思った」。1点を取ったことでより慎重になり、選手間の距離が離れた。「暑さもあったけど、もう少し我慢して前にとどまるべきだった。僕が一人で孤立していた」。デコボコのピッチはバウンドもイレギュラーし、思うようにパスをつなげない。気温37度の暑さが選手の体力も奪い、攻撃の形をつくれなかった。

 後半27分には一瞬の隙を突かれ、同点に追いつかれた。「チーム全体が1-0で終わろうという意識になったときに失点した」と悔やんだ大迫。勝ち点1獲得にとどまり、2位サウジアラビア、3位オーストラリアと勝ち点1差でラスト2試合(8月31日オーストラリア戦、9月5日サウジアラビア戦)に臨むことになった。

 直接対決2連戦は3位転落の危険もはらむが、8月31日のオーストラリア戦(埼玉)に勝てば、最終節を待たずに6大会連続のW杯出場が決まる。大迫は「追い込まれる立場にもなるけど、チャンスと捉えてやりたい。次、勝てば決められる。チームとして良い方向に持って行きたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?218810-218810-fl

◆最終予選初得点の大迫、勝てばW杯出場の次戦へ向け「これをチャンスだと捉える」(サッカーキング)


大迫勇也

 アジア最終予選で自身初得点を挙げたものの、大迫勇也は得点後「後ろに重心がありすぎた」と1-1のドローに終わり、勝ち点1に留まった要因を語った。

 イラク代表との一戦は、気温40度近い中で行なわれた。「暑さもありましたけど、もうちょっと我慢して前にとどまるべきだったと思います」と語るよう、先制後に慎重な試合運びとなってしまい、自身も「一人で孤立しちゃった気はした」と振り返る。
 
 この試合では大迫が最前線に入り、本田圭佑が右サイド、久保裕也が左サイドという新布陣で臨んだ。大迫は「圭佑さんのサイドでチャンスは作れました」と手応えを感じつつも、「もっとバリエーションを増やしたいし、選手個々で意思疎通できればいいかなっていうふうには思います」とさらなる連携面の向上を課題に挙げた。

 敵地で勝ち点1を上積みした日本は、次節のオーストラリア代表との一戦で勝利すれば、ロシアW杯出場が決定する。「これをチャンスだと捉えて、次に勝てば決めることができるんでね。ハッキリした戦いができるので、チームとしてもいい方向に向かっていくんじゃないかなと思います」と前を見据えた。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20170614/600156.html?cx_cat=page1


◆大迫勇也、岩政直伝ヘッド!「良いボールが来て触るだけ」(報知)




 ◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 イラク1―1日本(13日、イラン・テヘラン・パススタジアム)

 日本代表は、イラク戦を1―1で引き分けた。前半8分、FW大迫勇也(27)=1FCケルン=がMF本田圭佑(31)=ACミラン=の右CKを頭で合わせ、先制点を挙げた。代表通算6得点目は、W杯を引き寄せる貴重なゴールとなった。

 気温37・4度、湿度20%。空気が薄い標高1200メートルの環境で誰よりも頼もしかった。大迫は前半8分、本田の右CKを頭で決めた。国際Aマッチ6点目。引き分け以上でW杯出場に王手をかけられる消耗戦で、試合を優位に進められる貴重な先制点を奪った。

 「トレーニングの時からやっていた形。良いボールが来て、触るだけのボールを入れてくれた」。本田が蹴る瞬間、左から右へゴール前を横切り、イラクDFのマークから逃れ、ニアサイドでタイミングよく飛んだ。日本代表では昨年11月11日のオマーン戦に続く頭での2得点目が最終予選初得点となった。

 日本を代表するストライカーになるために習得した得点感覚だった。鹿島の椎本邦一スカウト担当部長は「頭を使わなくても点を取ることが出来る。ヘディングはプロの域には達していない」と鹿児島城西高時代の大迫を評していた。鹿島入団後、元日本代表DF岩政大樹(35)=東京ユナイテッド=を先生に最高到達点で打つ練習を繰り返し、ニアがゴールポイントというのも教えられた。プロ入り9年目、ドイツでも高さで勝負し、「いつも高いのとやっていますから」と屈強なイラクDFを嫌がりもしなかった。

 「もう1点取ってプレッシャーをかけたかった」。前半28分、ペナルティーエリア内で相手DFに倒されるもPKの判定はなかった。ピンチを予測して最終ラインまで守備に走り、前線では体を巧みに使ったポストプレーでチャンスを作ったが、加点出来ず、残念がった。

 1FCケルンで攻守に貢献度の高い主力となり、ハリル・ジャパンで先発に定着した。「1―1をポジティブに捉えて考えたい。次、勝てばいけるので。次の試合が本当に大事になる」。大一番となる8月31日のオーストラリア戦でも、エースの自信と責任を示す。

http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20170614-OHT1T50066.html

◆日本、イラクと死闘!大迫先制弾も敵地でドロー、けが人続出ながらW杯に王手!(サンスポ)


前半、先制点を決める大迫=パススタジアム(撮影・中井誠)

 サッカー・ロシアW杯アジア最終予選B組(13日、イラク1-1日本、テヘラン)B組首位の日本は5位のイラクと対戦。FW大迫勇也(27)=ケルン=のゴールで先制も、後半に同点とされドロー。けが人が続出する厳しい戦いとなったが敵地で貴重な勝ち点「1」を獲得。同組首位をキープし、W杯出場に王手をかけた。

 試合開始前には気温37度を記録。湿度は20%程度だったが、猛烈な日差しを浴びながらの厳しい試合になった。政情不安のため中立地・イランの首都テヘランで開催されたが、敵地での戦いには変わらず。イラクとの対戦成績は7勝2分け3敗と優位も、「ドーハの悲劇」を食らった相手だけに一筋縄ではいかない戦いが予想された。

 それでも試合は開始早々から日本が押し込み、前半8分に先制ゴールが生まれる。大迫がペナルティーエリア内で粘り、こぼれ球をFW原口がシュートも相手GKが弾きコーナーキックを獲得。本田が蹴った右コーナーを、DFと競り合いながら大迫がバックヘッドでゴールに叩きこんだ。

 しかし、やはりアウェー戦は簡単にいかない。序盤からイラクの激しいチェックで選手が削られるシーンが目立つ。特にMF原口は何度も厳しいファウルを受け、苦悶の表情を浮かべる場面も。後半には、攻守で活躍していた井手口が競り合いから転倒し、地面に頭を打ち負傷。そして後半28分、DF陣の混乱からカミルに同点弾を決められてしまった。その直後に酒井宏も負傷で交代。交代枠を使い切った後にも、久保や本田が脚を痛める“非常事態”に陥った。勝ち越すだけの余力はなかった。

 けがで香川真司(ドルトムント)を欠き、ハリルホジッチ監督は遠藤航(浦和)、原口元気(ヘルタ)、井手口陽介(G大阪)を最終予選で初めてスタメンに起用。MF本田圭祐(ACミラン)も7カ月ぶりに主将として先発に名を連ねた。トップ下に原口を配置し、アンカーに井手口と「中盤」の大改造をぶっつけ本番で行った。チーム屈指の運動量を誇る原口と、球際の強さと展開力がある井手口は後半途中で交代したが、攻守ともに光るプレーを随所に見せ、今後に期待をもたせる形となった。

 大迫のゴールで何とか引き分けとした日本。アウェーでの貴重な勝ち点「1」により、勝ち点を「17」に伸ばし、B組の首位はキープした。次戦は8月31日に埼玉スタジアムで豪州と対戦。勝てば6大会連続6度目のW杯出場が決まる

http://www.sanspo.com/soccer/news/20170613/jpn17061320500014-n1.html


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