日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年7月14日日曜日

◆日本代表MF柴崎岳、スペイン2部デポルティボ移籍が発表…4年契約に(GOAL)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


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リーガ・エスパニョーラ2部のデポルティボは14日、ヘタフェから日本代表MF柴崎岳の獲得を発表した。4年契約となっている。

柴崎は2018-19シーズンの公式戦出場が9試合にとどまり、今夏の移籍を模索。今年の1月の移籍市場では、デポルティボが獲得を目指したが、最終的に実現せず。ヘタフェに残留し、今夏にコパ・アメリカで全3試合を戦った同選手の去就が注目されてきた。

2部のデポルティボは昨シーズン、1部昇格を果たせず。クラブのカルメロ・デル・ポソSD(スポーツディレクター)がシーズンを振り返り、「すでに合意していた選手(柴崎)を呼び寄せることができなかったことは大きな失望になった。あの補強は1月31日にダメになった」と、柴崎を逃したことを悔やんでいた。

また、柴崎自身も14日にツイッターで移籍を発表。「デポルティーボ・ラ・コルーニャに移籍します」とコメントしている。

そして半年越しでの移籍が実現。すでにテネリフェ時代に2部での高い実績があるだけに、柴崎の活躍に期待が集まるところだ。


◆日本代表MF柴崎岳、スペイン2部デポルティボ移籍が発表…4年契約に(GOAL)


◆安部裕葵の移籍をものともせず。 鹿島の大勝に見たスカウティングの底力(Sportiva)



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 Jリーグ第19節。ベガルタ仙台が鹿島アントラーズをホームに迎えた。仙台は守備の要であるシマオ・マテがケガ、椎橋慧也も前節にレッドカードを受けて欠場した。一方の鹿島は前節、ジュビロ磐田に2-0と勝利したものの、ミスが多く、シュートもわずか3本と、課題を残していた。

 試合は、前節の反省からか、序盤から鹿島が攻守にわたって主導権を握る。試合が動いたのは前半16分。右サイドでセルジーニョが土居聖真にスルーパスを送る。土居のグラウンダーの折り返しはファーサイドに流れたが、それを小池裕太がダイレクトで折り返すと、セルジーニョが合わせて鹿島が先制した。 

 仙台もサイドを起点として押し込む時間帯があったが、決定機を作れない。すると前半終了間際、再び右サイドから鹿島がチャンスを作る。レアンドロのパスを受けた土居が、中に折り返すと、GKシュミット・ダニエルが弾いたボールをセルジーニョが押し込み、鹿島が2-0で前半を折り返した。

 後半に入ると、リードされた仙台が攻める時間が増えるが、鹿島は慌てることなく対応し、逆に効率のいい追加点を奪う。67分、右サイドからレアンドロのクロスをセルジーニョがヘディング・シュート。これはシュミット・ダニエルがセーブするが、こぼれ球を白崎凌兵が押し込み3点目。さらに75分、途中出場の名古新太郎がドリブルでチャンスを作ると、セルジーニョのクロスに土居が合わせダメ押しの4点目。試合は鹿島の快勝だった。

 前節の磐田戦と同じメンバーで臨んだ鹿島だったが、わずか1週間で修正し、仙台にビックチャンスを作らせない完勝。これが鹿島の強さだろう。

 攻撃から守備に切り替えるのが早く、ボールを持っている相手選手に対して素早くプレスをかけ、相手にサッカーをさせない。ボールを奪うと、シンプルにサイドを起点として人数をかけて崩し、簡単に決定機を作る。

 仙台が攻めた時間も少なくなかった。しかし、そういう状況でも決して慌てず、「今は仙台の時間」と割り切って守りながら、カウンターを狙う。仙台がペナルティエリア内で打ったシュートはほとんどなかった。そういった試合運びのうまさが、まさに鹿島の伝統なのだろう。

 メンバーを見ても、スター選手がいるわけではない。外国人選手もビックネームとは言えない。だがセルジーニョ、レアンドロといった攻撃的な選手も、けっして守備をサボらない。鹿島のサッカーに合う選手を獲ってきている証拠だろう。日本人選手にも同じことが言える。永木亮太、三竿健斗ら、他のチームから獲得してから日本代表に選ばれた選手は多い。今季も伊藤翔、白崎と、「鹿島でポジションを奪えるだろうか?」と思われた選手が十分な結果を残している。

 今季の鹿島はケガ人が続出しており、大岩剛監督は限られたメンバーでやり繰りしている。昨季の今ごろの先発メンバーに比べると、半分以上が入れ替わっている。それでも結果を出しているのは、まさに鹿島の底力。誰が出ても同じサッカーができる。それはスカウティングの勝利でもある。

 主力の安部裕葵がバルセロナへ、安西幸輝がポルティモネンセへと移籍することになったが、その穴を埋めるだけの選手層がある。首位・FC東京にとって、どこよりも嫌なチームが順位を上げてきた。




◆安部裕葵の移籍をものともせず。 鹿島の大勝に見たスカウティングの底力(Sportiva)





◆バルセロナ移籍合意の安部裕葵は15日に正式契約へ…「Bから始動」と現地報道(GOAL)



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バルセロナへの移籍がクラブ間合意に至っている安部裕葵は、現地時間15日にメディカルチェックを受けるようだ。


鹿島からバルセロナへの移籍でクラブ間合意に至っている日本代表MF安部裕葵について、現地メディアが伝えた。

スペイン『ムンドデポルティーボ』は「バルセロナBチームは月曜(15日)から始動する」との見出しで、安部の写真を大きく使ってその動向を報じている。

「アスルグラーナのセカンドチームは新たな選手を複数加えて月曜からスタートを切る」

「オランダからやってきたルドヴィト・ライス(元フローニンゲン)と、マイク・ファン・ベイネン(元NACブレダ)はすでに契約書にサインをしていて、月曜には安部裕葵がメディカルチェックを終え、それに続くだろう」

「ライスも安部も、トップチーム帯同のチャンスがあるかと思われたが、おそらく彼らはBチームから始動することになる」

バルセロナへの移籍が基本合意に至った安部は、当面のところBチームが主戦場となりそうだ。その一方で、トップ昇格に向けた道はかなり険しいものと見られる。

「おそらくフベニールA(U-19)のアルナウ・コマス、ルーカス・デ・ベガ、セルジ・ソラーノらもここに加わる。その他、まだ未定だがさらに下のカテゴリーにいるイライクス・モリバとアンス・ファティもクラブ側と新契約を結ぶ可能性が高い。そしてアフリカネーションズカップ参加組のムサ・ワゲもいる」

「その他にレンタルバック組もいることから、バルセロナBの指揮官ガルシア・ピミエンタは8月までに何人かのプレーヤーを見切ることになるかもしれない」

記事によると、安部裕葵は現地時間15日にメディカルチェックを受け、同日に正式契約を交わす見通し。その翌日からバルセロナBチームに参加する予定となっている。バルセロナBはユース~U-23世代の有力選手がひしめいている状況となるが、そんな中でも安部は存在感を示すことができるのだろうか、新天地カタルーニャでの活躍が期待される。




◆バルセロナ移籍合意の安部裕葵は15日に正式契約へ…「Bから始動」と現地報道(GOAL)


◆上田綺世ハット!ブラジルに快勝ユニバ代表有終V!連覇達成で7度目金メダル(ゲキサカ)






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 ユニバーシアード日本男子代表は13日、決勝でブラジルと対戦し、4-1で勝利し、金メダルを獲得した。日本は17年台北大会に続く連覇で、通算7度目の世界一となった。

 FW上田綺世(法政大3年/鹿島内定)が、締めくくりに相応しい活躍で日本を頂点に導いた。

 前半はスコアレスで折り返したが、迎えた後半11分に日本は上田がPKを蹴って先制。さらには同19分にも上田が得点すると、同25分にはFW旗手怜央(順天堂大4年/川崎F内定)にもゴールが生まれる。
 
 後半33分に1点を返されたが、同37分にMF山本悠樹(関西学院大4年/G大阪内定)のアシストから上田がハットトリックとなるダメ押し弾を決める。上田は初戦のアルゼンチン戦の2ゴールを含め、今大会5得点。A代表で南米の強豪相手に価値ある経験をした大学サッカー界のエースが、その南米の大学生を相手にしっかりと結果を残してみせた。








 ユニバーシアード大会のサッカー競技は今大会で最後となる。連覇を目指して戦ってきた日本が、有終の美を飾った。

[先発]
GK:阿部航斗
DF:田中駿汰、中村帆高、山川哲史、山原怜音(84分→角田涼太朗)
MF:三笘薫、紺野和也(86分→金子拓郎)、山本悠樹、高嶺朋樹
FW:旗手怜央、上田綺世

[控え]
GK:オビ・パウエル・オビンナ
DF:本村武揚
MF:森下龍矢、明本考浩、児玉駿斗
FW:小柏剛、林大地


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◆上田綺世ハット!ブラジルに快勝ユニバ代表有終V!連覇達成で7度目金メダル(ゲキサカ)





◆【鹿島】採点&寸評 4発大勝で暫定3位浮上!2発セルジにMOM、小池や土居らも高評価(報知)






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◆明治安田生命J1リーグ▽第19節 仙台0―4鹿島(13日・ユアテックスタジアム仙台)

 鹿島は仙台を4―0で下した。FWセルジーニョが2ゴールを奪い、MF白崎凌兵とFW土居聖真が追加点。欧州に移籍したDF安西幸輝、MF安部裕葵の穴を感じさせない試合運びで暫定3位に浮上した。

 採点と寸評は以下の通り。

大岩剛監督【6・5】主力2人退団直後の試合で今季ベストゲーム。鹿島に諸行無常の響きなく、盛者必衰の理もなし。長けきものは滅びない(引用・平家物語)

GKクォンスンテ【6・5】ゴールマウスもチームの雰囲気もしっかり締める。モー娘。で言うところの中澤裕子のような存在

DF永木亮太【6・0】シュートブロッカーぶり健在。オーバーラッパーな一面も見せ、クロスハネカエッサーとしてもチーム助ける

DF犬飼智也【7・0】安心感が安定感を上回る。得点直後は歓喜の輪に加わらず、ベンチ前で監督と話しながら水がぶ飲みのルーティーン

DF町田浩樹【5・5】後半は修正も前半はミス目立ちバタバタ。もうロマン枠ではない。堅実に、堅固に

DF小池裕太【7・0】高速クロスをダイレクトで送りアシスト記録。まだ秘密兵器状態だがスローインもかなり飛ぶ模様

MF三竿健斗【6・0】攻撃面でミスもあったが3、4点目の起点に。失点につながらない範囲でトライ&エラー継続を

MFレオシルバ【6・0】「コネコネ」「止まれず相手に激突」の不調バロメーター2つが発動も、何とかごまかしきった

MFレアンドロ【6・5】4点全て起点は右サイド。戦術遂行ご褒美ゴールはシュミットの指先と大岩の顔面に防がれる

MF白崎凌兵【6・5】3点目ゲット。右からのクロスでゴール前に飛び込み、右を破られたクロスを自陣ゴール前ではじき返す男

FW土居聖真【7・0】相手の急所に侵入しオアシスを作る。「戦術・土居フラフラ」は相手にとって対策の施しようがない鹿島最大の強み

FWセルジーニョ【7・5】欧州移籍前ラストマッチのシュミットから無慈悲すぎる2G+1A+1間接A。文句なしMOM

MF名古新太郎【6・5】後半28分IN。背番号に引っ張られたかもしれないが、イケイケドンドン時代の安部と重なった

FW伊藤翔【―】後半33分IN。出場時間短く採点なし

DFブエノ【―】後半41分IN。出場時間短く採点なし

山本雄大主審【6・5】誤審騒動を力に変え腕を上げている印象

※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ




◆【鹿島】採点&寸評 4発大勝で暫定3位浮上!2発セルジにMOM、小池や土居らも高評価(報知)





◆バルサ移籍の安部裕葵、“履歴書”をスペイン紙紹介 「謙虚な人間性と対照的な才能」(FOOTBALLZONE)



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フィジカル面の不足を指摘も、プレーの激しさと視野の広さに高評価


 日本代表MF安部裕葵の鹿島アントラーズからFCバルセロナへの移籍が12日、正式に発表された。「日本人プレーヤー初のバルサ所属選手」となるわけだが、地元でも注目度は上がっているようだ。バルセロナの贔屓紙として知られる「ムンド・デポルティーボ」が、安部の“履歴書”を紹介している。

 この日の現地メディアは同日に発表されたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのバルサ移籍決定に沸いているが、安部の記事もしっかりと掲載されている。「ヒロキ・アベ、バルサBに加入した謙虚な人間性と対照的な才能」、「日本の宝石は代表にも名を連ね、中盤センター、サイド両方でプレーができる」との見出しとともにこのように紹介されている。

「ヒロキ・アベは新たなるバルサの選手だ。アジアで大きなスターになりうる1人で、中盤を主戦場にする日本人だ。東京出身の安部はS.T.FOOTBALL CLUB、瀬戸内高校を経て鹿島アントラーズに入団。そこでプロ選手となり、アジアでの大きな可能性の1人となった。彼はキャリア10ゴールをマークし、Jリーグのベストヤングプレーヤーに選ばれ、世代別代表を経験。そして先日行われたコパ・アメリカ(南米選手権)ではA代表デビューを飾り、3試合に出場した」

 この数年で一気に才能を開花させたことを記すとともに、触れているのはバルサが注目していた期間の長さと、安部の特徴だ。「バルサは昨シーズン初めから彼を追っており、中央、アウトサイド両方でプレーできる、ポリバレントな選手として見ている。彼は171cm、65kgとフィジカル的にはかなり小さいが、激しい競り合いにも臆さず、彼の視野の広さは(フィジカルを)補ってあまりあるものだ」とも書かれている。

 記事では「彼がまず目標に置いているのは自身の成長。焦っているわけではない。いつの日かカンプノウに辿り着き、バルサのトップチームでプレーする最初の日本人になることを目指すことになる」とその立ち位置を冷静にとらえている。

 安部は当面、3部に所属するバルサBでのプレーが主となると見られるが、世界屈指のクラブ環境のなかで着実に成長していきたいところだ。

(Football ZONE web編集部)


◆小笠原満男が子供達に伝える向上心。「柴崎選手は本気で取り組んでいたよ」(Number)






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「パソコンってどうやるの? 年間でどういう活動をしていくのか、1枚にまとめて見せることになって。パソコンを使う勉強になるから、やってみようかなって」

 小笠原満男が、セカンドキャリアをスタートさせた。

 1998年にアントラーズへ加入してから、クラブでおよそ20年を過ごした。もたらしたタイトルの数は17。“うまい選手”ではなく“勝たせる選手”として、アントラーズをけん引してきた男が今、夢中になっている。

 昨年末に現役引退を表明。今年3月8日、アントラーズのアカデミー・アドバイザーに就任した。スクールからユースまで育成部門の全カテゴリーに対して、これまでのプロ経験を生かして実技や指導などでサポートを行っていく役割だ。

「チームのために何ができるか、何をすべきか。そう考えると楽しみしかない。アントラーズがどうすれば強くなるのか。そこを探していきたい」


旧友・本山らの練習も見学。


 引退会見からアカデミー・アドバイザー就任までの約3カ月は、自身の今後について考える期間となった。

「まず、いろんなところに行って、いろんな人と話をしたい。話をすればいろんなアイデアや発見があるから。どういう思いでやっているのか。思いがある人と話していると、いつもヒントが見えてくる。いろんな人に話を聞いて、学んでいきたい」

 選手時代はまったく読まなかったメディアの記事も、「いろんなことを知りたい」と読むようになった。まったく見なかったサッカーの試合も、「世界のトレンドを知っておくため」に国内外に関わらず見るようになった。

「今しかできないことだから」と、アントラーズの宮崎キャンプに全日程同行した。その際、宮崎と近県でキャンプを行う他チームの様子を見て回った。J1に限らず、金沢や福岡、現役時代ともにプレーした相馬直樹が監督を務める町田、アントラーズに同期加入した本山雅志が所属する北九州など、8チームの練習に足を運んだ。


「良くも悪くもアントラーズしか知らない」


 宮崎キャンプから帰ると、アントラーズの先輩たちが主催するサッカー教室や、かつてのチームメイトである野沢拓也が所属するFCティアモ枚方、知り合いが運営する町クラブなどを見に行って、サッカークラブの成り立ちを知った。

「今までアントラーズに長年いて、他のチームは聞いた話くらいで、良くも悪くもアントラーズしか知らない。いろんなチームを見ることで自分としての幅を広げようと思って」

 家に帰れば「パパ、生きてたの?」と子どもからイジられるほど、せわしなく動き回り、多くの人と会って、多くのものを見て回った。


成長速度に「めっちゃおもしろい」


 新たな立場となって、およそ4カ月が経った。小学生年代から高校生年代まで、スクール17校、ジュニア3校、ジュニアユース3校、ユースを巡回する日々だ。

 見て回るだけでなく、現場では実際、一緒にプレーもする。ときに球際で相手を吹っ飛ばして奪い切る姿は、現役時代さながらだ。

「やるからには真剣にやらないと。プロを目指したいんだったら、もっともっと意識を変えないといけない。『アントラーズのスクール、ジュニア、ジュニアユース、ユースに入ったことで満足するな。もっと上に行くんだぞ』というのは常に言っていること。

 小学生なんかには『大人気ない!』って言われることも多々あるけど(笑)。でも、そうじゃない。『引退した俺に勝てないようではトップでやれないよ』って。そんな話をしながら、子どもたちとともにプレーしているのが現状ですね」

 アカデミーを見るようになって、一番の驚きは“成長速度の違い”だという。

「とにかく成長が早い。2カ月で見違えるように変わる。特に小学生、中学生は2カ月で身長も伸びるし、スピード感やプレー速度も上がる。2カ月前に『それじゃ通用しないよ』って言っていた子に、抜かれたり。『そんなディフェンスじゃボールを奪えないよ』って言っていた子に、ボールを取られるときもある。やれるようになったじゃんって。

 それって個人的には悔しいんだけど、うれしいことでもあってね。トップの選手も含めて、大人がそんな短期間でものすごく足が速くなったりすることはありえないでしょう。なるんだよ、それが。めっちゃおもしろいんですよ」


トップで戦うための向上心。


“全力で取り組む”と言葉にするのは簡単だが、17ものタイトルを経験した男からすれば、今のアカデミーの選手たちのそれとは、基準が違っているのだろう。小笠原自身、新たな刺激を受ける一方で、“もっともっと”と感じる部分があるという。

「圧倒的に意欲的じゃない。本当の意味での向上心が足りない。全力でやるのは当たり前なんだけど、どこかアントラーズに入ったことで満足しているように見える。本当の意味での強い向上心でいうと、違いを感じる。トップの選手に急成長は見込めないけど、試合に出たい、出て活躍したいっていう強い意欲は、トップの選手の方が比較にならないくらい強い」

 他人の意識を変えることはできない。できないというよりは、本人が気がついて変わっていかなければ、本当の意味で飛躍的な成長にはつながらないものだ。ただ、そのためのヒントを与えることはできる。


練習前に声をかける小笠原。


 小笠原の場合、タイミングを見て言葉をかける。プレー中の瞬間、ちょっとした休憩の合間、練習の前後。子どもたちの“今”の空気をよく見て感じ、自らが見てきたものと掛け合わせて言葉にする。

「柴崎(岳)選手は、このちょっとした時間でも本気で取り組んでいたよ」

 練習開始前、なんとなくボールを蹴って練習に備える子どもたちを見ての一言だ。

「ちょっとした時間の様子を見て、『日本代表でプレーしている柴崎選手は、練習開始前のちょっとした時間でもものすごいスピードと集中力でインサイドパスを何本も蹴っていたよ』と一声かける。するとハッとして次の日から変わったりする。まあ、続けないと意味がないんだけどね」


「選手のいい部分を見てあげたい」


 アントラーズの育成メソッドには、“トップで活躍する選手の育成を目指す”という明確な指針がある。そういった選手を育成していくために――。チームが勝つためにどうすればいいのか、常に考え続けてきた現役時代の熱は、今も変わらない。

 7月15日(月・祝)と8月2日(金)、アントラーズユースの選考会が実施される。小笠原にとって、大切な“見る”仕事となる。

「これまで選手のときは、東北人魂のイベントなどで“いい選手はいるかな?”という視点で見ていたものが、指導者の方がどういう声かけをしているか、試合に向けてどういう準備をしているか、今は見える角度が変わってすごく勉強になっている。目線が変わって、また違ったおもしろさがある」

 見るポイントは小笠原ならでは。“選手の良さを見出す”という点にある。

「たとえば、足が遅いからダメという評価は違うと思っていて。足が遅くても他に突出した能力があればプロとして活躍できる。俺も遅かったしね(笑)。その選手のいい部分を見てあげたい」

 本気で目指すものを見つけた小笠原の鋭い眼光は、現役時代と変わらない。フィールドを移したところで、本質そのまま。視線は今日も、未来のアントラーズを担うべく戦う子どもたちに向けられている。


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◆「ACL優勝に導いた夏の補強5人」をAFC公式が特集 鹿島MFも選出「大爆発を見せた」(FOOTBALLZONE)



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過去の“大型補強”にフォーカス 鹿島MFセルジーニョを1人目として紹介


 鹿島アントラーズは昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、クラブ史上初の優勝を達成した。決勝ではペルセポリス(イラン)を2戦合計2-0で破ったが、第1戦で2点目を挙げて優勝に貢献したMFセルジーニョにアジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが注目。「ACL優勝に導いた夏の補強5人」と特集を組み、その1人に選出している。

 セルジーニョは2018年8月に母国ブラジルの名門サントスから鹿島に加入。シーズン途中の加入ながら昨季のACLでは6試合5得点とハイペースで得点を量産し、鹿島の初優勝に大きく貢献した。今季のACLでも8試合3得点を記録しており、“ACL男”と表現して差し支えない活躍を披露している。

 そんななか、準々決勝で浦和レッズとの対戦が決定している上海上港が、プレミアリーグのウェストハムからオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチを獲得。優勝を目指すうえでの大型補強と目されることもあり、AFC公式サイトは「ACL優勝に導いた夏の補強5人」を特集。その1人目としてセルジーニョの名前を挙げ、次のように紹介した。

「最も近年では、昨夏に鹿島へと加入したブラジル人アタッカーであるセルジーニョが挙げられる。ブラジルのビッグクラブから加わると、2018シーズンのACL決勝トーナメントで大爆発を見せた。決勝では最も重要なゴールを決めた。ペルセポリスGKアリレザ・ベイランヴァンドを破るクレバーなアウトサイドキックが、鹿島に第1戦での勝利をもたらしている」

 鹿島の歴史に名を刻んだセルジーニョに加え、AFC公式サイトはブラジル代表MFパウリーニョ(トットナム→広州恒大/2015年6月)、オーストラリア人DFブレンダン・ハミル(城南FC→ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ/2014年7月)、元セネガル代表FWママドゥ・ニアング(フェネルバフチェ→アル・サッド/2011年9月)、元シエラレオネ代表FWモハメド・カロン(モナコ→アル・イテハド/2005年7月)を列挙。それぞれの栄光の軌跡を振り返った。

 8月27日に第1戦が行われる準々決勝では、その系譜に続かんとするアルナウトビッチと浦和が対峙することになる。欧州での確かな実績を誇るストライカーとの対戦は、注目を集めそうだ。

(Football ZONE web編集部)


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◆【鹿島】安西&安部移籍も4―0大勝 セルジーニョ2発に白崎、土居がダメ押し点(報知)



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◆明治安田生命J1リーグ▽第19節 仙台0―4鹿島(19日・ユアテックスタジアム仙台)

 鹿島は仙台を4―0で下し、DF安西幸輝(24)がポルトガル1部・ポルティモネンセ、MF安部裕葵(20)がスペイン1部・バルセロナへの移籍決定後の初戦で、層の厚さを見せつける勝利を挙げた。

 前半16分にDF小池裕太の高速クロスをFWセルジーニョが仕留めて先制すると、同ロスタイムには再びセルジーニョがネットを揺らして追加点。後半にはMF白崎凌兵、FW土居聖真がダメ押し点を奪った。

 小池は「自分は安西選手が抜けた攻撃の部分の穴を埋める活躍をしないといけない。自分の特長を出そうと思った」と語った。セルジーニョは「チームとして慌てずにつなぐことを意識した。僕と土居選手の動き出しで選択肢を増やすことができた」と胸を張った。




◆【鹿島】安西&安部移籍も4―0大勝 セルジーニョ2発に白崎、土居がダメ押し点(報知)





◆鹿島4発で連勝!セルジーニョ無双、全得点に絡み2G1A(スポニチ)






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明治安田生命J1第19節   鹿島4―0仙台 ( 2019年7月13日    ユアスタ )


 鹿島が大量4得点で5試合負けなしの2連勝を飾った。FWセルジーニョが2得点1アシストを含め全4得点に絡む大活躍。Jリーグでのマルチ得点は昨夏の来日後初めてとなった。「うれしいけど、それより勝ったことが一番」。試合後には11月に子供が生まれることも明かした。

 安部と安西の欧州移籍が今週発表された。主将の内田は「それを手助けして、それでも変わらずタイトルを獲り続けるのは、他のチームにはできないことなんじゃないか」と改めてチームで話したことを明かす。先制点をクロスでアシストしたのは、安西から「次は代表で会えるように頑張ろう」とサイドバックの後継を託された小池だった。「自分が穴を埋めるような活躍をしなくちゃいけない」。誰が抜けても、勝ち続ける鹿島の伝統は健在だ。 


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◆【鹿島】1年間で4人が欧州へ「クラブの宿命」に立ち向かった4発大勝を「読み解く」(報知)






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◆明治安田生命J1リーグ第19節 仙台0―4鹿島(13日・ユアスタ)

 鹿島は仙台を4―0で下し、暫定3位に浮上した。DF安西幸輝(24)がポルトガル1部・ポルティモネンセ、MF安部裕葵(20)がスペイン1部・バルセロナへの移籍決定後の初戦で、層の厚さを見せつける大勝劇。岡島智哉記者が背景を「読み解く」。

   *   *   *

 勝利の笛を聞いた鹿島の大岩剛監督(47)は両拳を握り、大きな意味を持つ1勝をかみ締めた。前半16分、安西の主戦場だった左DFの小池が先制点をアシストすると、後半22分には安部から左MFの位置を奪った白崎が3点目。2人が抜けた穴を感じさせない大勝に、鹿島のサポーター席から「アントラーズは無敵だぜ!」の大合唱が響いた。

 9日に安西のポルティモネンセ、12日に安部のバルセロナ移籍が発表された。1週間で主力2人が引き抜かれる苦難。それでも大岩監督は同情や哀れみの風潮に対して首を横に振り「このクラブの宿命。私にできることは今いる選手でベストを尽くすことだけ」と膝に手をつきながらも自らDF役を務めてシュート練習を盛り上げるなど、勝利へ最善の準備を尽くした。

 18年夏の植田直通、同年冬の昌子源を含め、この1年間で4人が欧州へ飛び立った。元鹿島勢の世界各地での活躍ぶりから「鹿島ブランド」が認知されている証しでもあり、常勝軍団として他クラブの主力を「引き抜く側」だった鹿島が、世界の移籍市場において「引き抜かれる側」に回っている証しでもある。

 バルセロナが安部をリストアップしたのは昨季終盤。優勝したACL、アジア代表で出場したクラブW杯がそのキッカケだったことは想像に難くない。鹿島が常勝であればあるほど、必然的に主力が海外クラブの補強リストに入る―。ジーコ・テクニカルディレクターは「これは自然の流れだ」とチームに語ったという。この傾向は今後も変わらないだろう。

 だが鹿島はクラブの宿命に真正面から立ち向かい、逆境を「新戦力台頭」という力に変えていく。昌子と植田の穴を埋める形で主力に定着したDF犬飼は「誰かが抜けたからといって、うろたえるチームじゃない」、小池も「安西選手の穴を埋める活躍をしないと。もっと自分の特長を出したい」と力を込めた。「(植田、金崎らが去った)昨夏も同じことを言った気がするけど。ここからギアを上げていきます」と指揮官。誰が試合に出ても、鹿島は鹿島であり続ける。(岡島 智哉)




◆【鹿島】1年間で4人が欧州へ「クラブの宿命」に立ち向かった4発大勝を「読み解く」(報知)





◆2019明治安田生命J1リーグ 第19節(オフィシャル)





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2019年07月13日(土) 19:03キックオフ ユアテックスタジアム仙台
【入場者数】17,639人 【天候】晴、弱風、 気温24.4度、 湿度64.0% 【ピッチ】全面良芝、水含み
【主審】山本 雄大 【副審】八木 あかね 【副審】堀越 雅弘 【第4の審判員】林 可人


明治安田J1 第19節

杜の都で圧巻のゴールショー!仙台を好守で圧倒して、完封勝利!

アントラーズは明治安田J1第19節でベガルタ仙台と対戦した。立ち上がりから試合の主導権を握ったアントラーズは、16分にセルジーニョのゴールで幸先よく先制に成功すると、前半アディショナルタイムには再びセルジーニョのゴールでリードを広げ、試合を2-0で折り返す。後半に入ると、守勢に回る時間帯が続いたが、それでも67分に白崎が試合を決める追加点を奪うと、75分には土居がダメ押しの4点目を決めて、スコアは4-0。リーグ戦2試合連続の完封勝利を収めた。

▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼



1週間前のホーム磐田戦。アントラーズは試合を通して磐田に攻め込まれる苦しい展開となったが、29分に相手のオウンゴール、40分には小池が左サイドのタッチライン際から見事なロングシュートを決めて、2-0と完封勝利を収めた。

だが、指揮官は試合後の会見で「ラッキーな形で得点が生まれたが、その後は反省の多い90分間だった」と振り返った。目標の勝ち点3こそ掴んだが、決して満足できる試合内容ではない。「次の試合に向けて、しっかり休んで、ケガ人も含めて次の試合に向け準備していきたい」と、中6日で迎える仙台戦に向けて、すぐに意識を切り替えていた。

チームは2日間のオフを経て、火曜日から練習を再開。仙台戦への準備を進めた。対戦相手の仙台は、フォーメーションを3-5-2から4-4-2へ変更してから調子を上げており、前回対戦時から順位を降格圏の17位から11位まで上昇させている。試合前日に白崎が「ホームでは勝ったが、次は相手も違う気持ちで向かってくると思う。その時のメンバーから変わっているので、まったくの別物としてやらなければいけない」と語っていたとおり、選手たちもホームとアウェイでは異なる試合展開になることを覚悟して、ユアテックスタジアム仙台へ乗り込んだ。







迎えた試合当日、指揮官は磐田戦と同じ先発メンバーをピッチへ送り出した。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、町田、小池が入る。ボランチは、三竿とレオ シルバがコンビを組む。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎。前線は土居とセルジーニョが務める。ベンチには、曽ケ端、小田、ブエノ、名古、金森、伊藤、山口が入った。



土曜日のナイトゲーム、ユアテックスタジアム仙台には続々と背番号12が詰めかけた。ビジタースタンドを埋め尽くすアントラーズファミリーとともに闘う90分が始まる。アウェイでも狙うは勝ち点3のみだ。

19時03分。戦いの火蓋が切って落とされた。

アントラーズは立ち上がりから仙台を圧倒する。まずは2分、スローインから土居が相手の最終ラインの裏に抜け出すと、中央へ折り返し、最後はレアンドロがシュートを放った。惜しくもこれは枠を捉えられなかったが、左右のスペースに流れてボールを引き出す土居を中心に、厚みのある攻撃で仙台を自陣へと押し込んだ。







11分にも決定機がアントラーズに訪れる。永木からのスルーパスで最終ラインの背後をとった土居がGKとの1対1を迎える。土居は狙いすましてゴール左を狙ったが、惜しくもGKに阻まれ、先制点には至らなかった。





その後も仙台を圧倒するアントラーズ。14分には右からのコーナーキックに町田が飛び込み、ヘディングシュートを放ったが、相手DFに当たり、これも得点には至らなかった。

立て続けにチャンスをつくり、攻勢を強めるアントラーズ。すると、16分にようやく待望の瞬間が訪れる。最終ラインから丁寧なビルドアップで仙台のプレスを剥がすと、永木からセルジーニョへ1本の縦パスが通る。前を向いたセルジーニョから右サイドを並走した土居へパスが渡ると、ここから土居は速いクロスをゴール前へ送った。ゴール前に走りこんだ白崎には合わなかったが、逆サイドでボールに追いついた小池がダイレクトでゴール前へ折り返すと、このクロスにセルジーニョが合わせ、ゴールネットを揺らした。1-0。アントラーズは、立ち上がりの良い流れからそのまま先制点を奪うことに成功した。







先制に成功したアントラーズは、レオ シルバ、三竿を中心に、長短のパスをうまく使い分けてビルドアップを行い、ファイナルサードでは土居、セルジーニョの2トップを中心に仙台の守備陣を翻弄していく。



28分、再びアントラーズにチャンスが訪れる。レオ シルバからのパスを受けたセルジーニョがボールを落とし、レアンドロがペナルティエリア手前から右足で鋭いシュート。良いコースに飛んだが、これは相手GKシュミット ダニエルの好セーブに阻まれた。

このプレーで右からのコーナーキックを得たアントラーズは、再び決定機を迎える。キッカーの永木から送られたボールをセルジーニョが頭で合わせてシュート。このボールにレアンドロが反応するも、触れることが出来ず、ポストに当たる。跳ね返ったボールを町田がヘディングで押し込み、ゴールネットを揺らした。しかし、レアンドロが反応したプレーがオフサイドとなり、ゴールは認められなかった。

その後もアントラーズは試合の主導権を譲らずにゲームを進めていった。低い位置のボールロストからピンチを迎える場面は見られたが、守護神クォン スンテを中心とした守備陣が最後の局面で身体を張り、失点を許さない。





すると、前半アディショナルタイム1分。レアンドロから右サイドに流れた土居へボールが渡ると、土居はGKとDFの間にグラウンダーでクロスを入れる。相手DFに当たり、こぼれたボールを後ろから走りこんだセルジーニョがシュート。これがゴールネットに突き刺さった。2-0。前半終了間際に待望の追加点を奪うことに成功した。





前半はこのまま2-0で終了。指揮官はロッカールームで「後半も両サイドを起点にゲームを組み立てよう」、「ディフェンスの時は、ボールへのアプローチを忘れないこと」、「一人一人が良い距離間を保ち、積極的に戦おう」とポイントを伝え、選手たちを再びピッチへと送り出した。





しかし、後半立ち上がりは仙台に押し込まれる展開となる。50分には左サイドの蜂須賀から、51分には右サイドの関口から、立て続けにクロスを入れられ、ピンチをつくられてしまう。だが、どちらもゴール前で町田が相手FWに身体を寄せてシュートを打たせず、失点を許さなかった。









試合の流れが仙台に傾きかけていた67分、アントラーズはカウンターからチャンスをつくる。右サイドでボールを受けたレアンドロは、ペナルティエリア右外までドリブルで運び、中央へクロス。このボールにセルジーニョが合わせてヘディングシュートを放った。これは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球に素早く反応した白崎がダイレクトでシュートを放ち、ゴールへと押し込んだ。3-0。相手に傾きかけていた試合の流れを引き戻す、貴重な追加点を奪った。









決定的な追加点を奪ったアントラーズは、73分に1人目の選手交代を行う。チーム3点目を演出したレアンドロに代えて名古を投入した。



すると、75分に再び歓喜の瞬間が訪れる。三竿、永木、途中出場の名古が絡み、右サイドを細かいパス交換で突破すると、名古からのパスを受けたセルジーニョがゴール前へグラウンダーのクロスを入れる。これを土居が冷静に右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。











リードを4点に広げたアントラーズは、78分に伊藤、86分にブエノを投入。リーグ戦2試合連続の完封勝利を目指して、最後まで集中を切らさずに、チーム一丸となって戦い続けた。







そして、試合終了を告げるホイッスルが鳴った。スコアは4-0。好調仙台を相手に攻守両面で圧倒し、アウェイで価値ある勝ち点3を掴み取った。この勝利はチームにさらなる自信をもたらすだろう。





次なる戦いは、中6日で迎える明治安田J1第20節。リーグ前半戦で敗戦を喫した鳥栖と対戦する。難しい相手だが、国内タイトル奪還に向けて、絶対に勝たなくてはいけない。カシマスタジアムに集う大勢のアントラーズファミリーとともに、このまま連勝街道を突き進もう。

【この試合のトピックス】
・セルジーニョが今季公式戦通算10ゴールを記録
・セルジーニョがアントラーズ加入後初のリーグ戦2ゴールを記録

監督コメント[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・後半も両サイドを起点にゲームを組み立てよう。
・ディフェンスの時は、ボールへのアプローチを忘れないこと。
・一人一人が良い距離間を保ち、積極的に戦おう!

ベガルタ仙台:渡邉 晋
・ラインを上げよう。
・シンプルに味方を使ってあげよう。
・オープンな展開にすることなく、パワーを出してひっくり返すぞ。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
この1週間は仙台戦のための準備をしてきた。準備してきたことを、選手たちがピッチで非常に良く表現してくれて、いい結果を得ることができた。非常に評価できるゲームだったと思う。

ベガルタ仙台:渡邉 晋
我々がホームで勝てているシチュエーションや、シュミット ダニエル選手の最後のゲームということで、いろいろな期待をもって、サポーターの皆さんが集まってきてくれたと思うが、このようなゲームになってしまって本当に申し訳なく思っている。ゲームの入りがすべてだった。そこで、腰が引けてしまう、ラインが上がらない、自由にやられてしまう、そういう状況から何とか持ち直したが、イージーな失点をしてしまった。ハーフタイムで修正をして後半の頭からは攻勢に出たが、仕留めきれなかったというところで、流れがまた相手に渡ってしまった。0-4というスコアほどの差はないと感じている。ちょっとの隙を与えれば、その隙を突いてくるのが、アントラーズのしたたかさだと思う。我々の自滅というようなゲームだった。


選手コメント[試合後]

【セルジーニョ】
2得点は非常に嬉しいが、アウェイで勝てたというところに一番の喜びを感じている。自分と土居選手の2人で動き出して、チームメイトに選択肢を与えることを意識しながらプレーをしていた。ただ、今日一番良かったことは、みんなが慌てずにグラウンダーでパスをつなぐということを意識してできたところだと思う。

【犬飼 智也】
チーム全員で立ち上がりから集中して出来ていた。結果に満足している。相手にボールを持たれても慌てることなく、自分たちでアクションを起こすところと、無理にいかないところの判断がうまく出来た。

【永木 亮太】
ポジショニングのところは意識してやっていた。相手のサイドハーフの裏が空くという分析をしていたので、そこはスタッフによるスカウティングの賜物だと思う。自分たちでビルドアップして、工夫しながらできていた。最近の試合では、ビルドアップから、なかなか点を取ることが出来ていなかったので、ビルドアップからの得点が取れて良かった。

【クォン スンテ】
アウェイの試合だったので、簡単な試合ではなかったが、みんなが必死に頑張ってくれたので勝つことが出来た。前節は結果では勝利したものの、シュート数や内容では負けに等しいゲームだった。そこを修正して、攻撃陣がシュートを意識しながらプレーできていたのが今日の結果につながったと思う。守備陣もしっかり準備をして、これからも無失点で抑えることを目標にして頑張っていきたい。

【小池 裕太】
攻撃の部分で絡んでいけるように意識していたので、得点に絡むことが出来てよかった。アシストの場面は、折り返せば誰かいるという感覚だった。抑えて蹴ることが出来た。




◆2019明治安田生命J1リーグ 第19節(オフィシャル)


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