日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年8月18日土曜日

◆【リーガ日本人展望】新天地ベティスに挑む乾貴士とヘタフェ2年目、柴崎岳の現状を分析(サッカーキング)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


 2018 FIFA ワールドカップ ロシア(W杯)が幕を閉じてから1カ月、各国のリーグ戦が続々と開幕を迎えているヨーロッパのフットボール界。日本代表の決勝トーナメント進出の原動力となったベティスのMF乾貴士とヘタフェのMF柴崎岳が、リーガ・エスパニョーラで新たなシーズンをスタートさせる。

 エイバルからベティスへと移籍を果たした乾に、ヘタフェで2シーズン目を迎える柴崎。昨シーズンはベティスが6位でヘタフェが8位と、共に周囲の予想を大きく上回る成績を残した。だが、ベティスはリーガだけでなくヨーロッパリーグ(EL)でも上位進出を目論むのに対し、ヘタフェは1部残留が現実的な目標と、それぞれが目指すゴールは異なる。とはいえ、乾にとっても柴崎にとっても勝負の1年になることは変わらない。

■強力なライバルとのレギュラー争いに挑む乾貴士



 乾はエイバルで3年目を迎えた昨シーズン、リーグ戦38試合中34試合に出場して5得点と、いずれも過去最高の数字を記録。攻撃の中心としての活躍が認められ、クラブの格でエイバルを遥かに上回るベティスへの移籍を実現させた。これはキャリアにおける大きなステップアップだが、それと同時にかつてないほど厳しい競争に足を踏み入れたことも意味している。

 ベティスに攻撃的なフットボールを浸透させたキケ・セティエン監督は、就任初年度の昨シーズンは4-3-3から3-5-2へと前半戦と後半戦でシステムを使い分けた。一方、プレシーズンでは新たに3‐4‐2‐1をメインに戦った。つまり、どのシステムが選ばれるにしても、乾がエイバルでプレーしてきたサイドハーフのポジションは存在しない。また、エイバルと同様に高い位置からのプレッシングを武器とするベティスだが、攻撃はボールポゼッションからのパスゲームが主体であり、これまでショートカウンターに慣れて来た乾には、対応力が試されることとなる。

 プレシーズンそのままのシステムが採用されると、2列目でプレーすることになる乾。スタメンの座を掴むためには、主将の元スペイン代表MFホアキン・サンチェスを始め、アルジェリア代表MFリャド・ブデブズ、メキシコ代表MFアンドレス・グアルダード、元U‐21スペイン代表MFセルヒオ・カナレス、元スペイン代表FWクリスティアン・テージョといった強力なライバルとの定位置争いに勝たなければならない。

 また、セティエン監督は2列目の選手に幅広い能力が求めているため、得意の左サイドだけでなく中央や右サイドでのプレーも磨く必要がある。さらに、持ち味の突破力だけではなく、ラストパスの精度やシュートの決定力も必要となって来る。すなわち、攻撃的MFとしてプレーの幅をどれだけ広げられるかが、乾がベティスでレギュラーを獲得するためのカギと言えるだろう。




■柴崎は守備面の懸念を打ち消すほどの活躍を攻撃面で見せられるか




 一方の柴崎は、2部のテネリフェから1部のヘタフェへと移籍した昨シーズン、トップ下として開幕スタメンの座を掴むと、第4節のバルセロナ戦では敵地カンプ・ノウの観客の度肝を抜くスーパーゴールを決めた。ところが、この一戦で左足を骨折するという不運に見舞われると、戦線離脱中に状況が一変した。
 ホセ・ボルダラス監督が行った4‐2‐3‐1から4‐4‐2へのシステム変更が大当たりし、FWホルヘ・モリーナとFWアンヘル・ロドリゲスの不動のツートップが誕生する一方、柴崎はレギュラーからサブへと立場が後退。負傷から3カ月後に復帰したものの、前線へのロングボールを多用するスタイルが一段と強調される中、不慣れなツートップの一角で起用されるなど、トップ下を置かないシステムで持ち味を発揮できない試合が続いた。

 結局、リーグ戦38試合のうち出場は22試合、先発はわずか12試合と、ヘタフェでの初年度は不本意な結果に終わった柴崎。2年目の今シーズンも厳しい状況に置かれていることに変わりはないが、光明がない訳でもない。ボルダラス監督が昨シーズンの戦い方を継続することを受け、クラブは夏の移籍市場でセンターフォワードを増強。この結果、柴崎がツートップに入る可能性は無くなり、実際にプレシーズンではセンターハーフとして起用されている。

 センターハーフの2つの椅子を巡っては、新加入のMFニコラ・マクシモビッチがファーストチョイス、これにMFマルケル・ベルガラおよびMFマウロ・アランバリが続き、柴崎は4番手に甘んじている。この評価の低さは、ボルダラス監督が柴崎のフィジカルの弱さを不安視しているからだと見られている。だが、柴崎はテクニックでは3人のライバルを上回っており、守備面の懸念を打ち消すほどの活躍を攻撃面で見せられれば、序列が逆転する可能性もある。出場機会が巡って来た際に、ゴールやアシストという目に見える形の結果が残せるかどうかが、レギュラー奪取の行方を占うことになりそうだ。

 ともに高い壁を乗り越えなければならない乾と柴崎だが、それを可能とするだけの実力は備えている。事実、乾の新たなボスとなったセティエン監督は、「イヌイはもちろんだが、それ以外にも非常に気に入っている日本人選手がいる。その一人がシバサキだ」と両選手を絶賛している。乾には目の覚めるような鋭いゴール、柴崎には針の目を通すような正確なパスと、W杯で披露したような秀逸なパフォーマンスで目の肥えたファンを唸らせて欲しい。

 なお乾と柴崎には、これまで未遂に終わって来たピッチでの競演にも期待が掛かる。昨シーズンもエイバルとヘタフェの一戦で、そのチャンスがあった両選手。しかし、ヘタフェのホームで行われた第15節では、先発出場した乾は63分で交代し、ベンチスタートとなった柴崎は74分からの出場と、惜しくも入れ違いになってしまった。また、エイバルのホームで行われた第34節では、二人ともベンチスタートから出場機会が無かった。今シーズンは第10節(10月27日もしくは28日)にヘタフェのホーム、第26節(来年3月2日もしくは3日)にベティスのホームでそれぞれ対戦があるが、是非とも二人揃ってスタメンに名を連ね、史上初となる1部での日本人対決を実現させて貰いたい。

文=北村敦


◆【リーガ日本人展望】新天地ベティスに挑む乾貴士とヘタフェ2年目、柴崎岳の現状を分析(サッカーキング)

◆グループステージが終了!決勝T進出32チームが決まる(高校サッカードットコム)





 8月17日、全国9地域48の代表チームが出場する第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会のグループステージ3日目が北海道の各会場で行われ、決勝トーナメントに進出する32強が決定した。決勝トーナメント進出チームは以下の通り。

▽決勝トーナメント進出チーム
浦和レッズジュニアユース
FCトッカーノU-15
北海道コンサドーレ旭川U-15
FC東京U-15深川
ツエーゲン金沢U-15
JFAアカデミー福島U-15
三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
パテオFC金沢ジュニアユース
北海道コンサドーレ札幌U-15
愛媛FC U-15
名古屋グランパスU-15
前橋FC
ガンバ大阪門真ジュニアユース
サンフレッチェ広島ジュニアユース
GRANDE FC
愛知FC U-15
柏レイソルU-15
ベガルタ仙台ジュニアユース
太陽スポーツクラブU-15
サガン鳥栖U-15
MIRUMAE FC U-15
S.T.FC
セレッソ大阪U-15
東京ヴェルディジュニアユース
FC.フェルボール愛知
横浜F・マリノスジュニアユース
清水エスパルスジュニアユース
ガンバ大阪ジュニアユース
鹿島アントラーズジュニアユース
千里丘FC
ジュビロ磐田U-15
前橋ジュニアユース




◆グループステージが終了!決勝T進出32チームが決まる(高校サッカードットコム)

【参考】
【日本クラブユースサッカー選手権U-15グループステージ第3日】G大阪が鹿島との一進一退を制す

◆鹿島、FW安部裕葵の負傷を発表(ゲキサカ)



安部裕葵 Hiroki.Abe


[故障者情報]

 鹿島アントラーズは17日、U-19日本代表FW安部裕葵(19)が負傷したことを発表した。

 安部は15日のJ1第22節・長崎戦で負傷。クラブ公式サイトによると、診断結果は右足関節捻挫で全治まで約2~3週間だという。




◆鹿島、FW安部裕葵の負傷を発表(ゲキサカ)









◆鹿島アントラーズvs横浜F・マリノス 8月19日(サンスポ)






 ・今カード通算57試合では鹿島が28勝8分21敗と勝ち越している。鹿島にとって横浜FMは通算対戦試合数が最も多い相手(57試合)。

 ・鹿島は横浜FM戦で現在2連敗中。それ以前は今カードで9試合連続無敗だった(7勝2分)。しかし今カードのホーム戦に限ると、直近4試合連続無失点を含む、5連勝中。

 ・鹿島はホーム戦直近4試合で6失点を喫して2敗(2勝:1試合平均1.5失点)。それ以前は大岩監督就任以降、本拠地での17試合でわずか4失点に抑え、1敗しかしていなかった(13勝3分:1試合平均0.24失点)。

 ・鹿島は今季PKからの失点がない唯一のクラブ。同クラブは昨季第9節、4月30日の鳥栖戦以来、PKによる失点がない。

 ・横浜FMは鹿島との今季前回対戦で勝利を挙げたが、2006年シーズン以降、今カードでシーズンダブル(ホーム&アウェイ戦)を記録していない。

 ・横浜FMは今季、ペナルティエリア外からの得点数がリーグ最多(7)。しかし同エリアからの失点数もリーグ最多(8)。

 ・横浜FMは今季、失点に直接繋がったミスがリーグで最も多い(7回)。

  ※相手にインターセプトされたパスミス、ゴールキーパーへのバックパスミスなど

 ・鈴木優磨は今季敵陣PA内でのタッチ数が、パトリック(162)と伊東純也(129)に次いでリーグで3番目に多い(123)。

 ※ファクト内の数字はJ1での成績




◆鹿島アントラーズvs横浜F・マリノス 8月19日(サンスポ)




◆【鹿島vs横浜FMプレビュー】ACLとの過密日程を控える鹿島は底力を発揮できるか…横浜FMは久保建英ら新戦力を積極補強(サッカーキング)






■鹿島アントラーズ 山本脩斗と伊東幸敏がチームに復帰

【プラス材料】
 初めて臨んだ敵地での長崎戦で2-1と勝利を収め、今節はホームに横浜FMを迎える。負傷で長期離脱していた山本脩斗が、長崎戦で左サイドバックとして先発復帰。右サイドバックには5月20日以来の先発となる伊東幸敏がスタメンに入った。

 長崎に先制を許す展開だったが、試合をひっくり返して勝利につなげた意味は大きい。これからACLとの過密日程を戦う上で、サイドバックの2人が存在感を示したことはチームにとってプラスと言えるだろう。

 なかなか結果を出せていないが、金森健志も質の高いプレーを練習から見せている。夏の連戦も後半に入るこれからが、チームの真価が問われることになる。鹿島が底力を発揮する舞台は整ってきた。

【マイナス材料】
 これまでチームを支えてきた安西幸輝、安部裕葵が長崎戦で負傷交代し、横浜FM戦での出場は厳しい見通しとなった。両サイドバックに加え、2列目もこなせる安西の離脱はチームにとっては大きなマイナス。山本が復帰したとは言え、影響を及ぼすことは避けられない。

 また、安部も独特なドリブルと感性で前線の武器となっていた。選手層の厚さから代わりがいるのが救いだが、フィニッシュにかかわってきた2人の離脱は小さなズレを生む可能性もある。永木亮太、中村充孝ら実績と経験のある選手が、ここで力を発揮できるか。

 文字通りの総力戦となる横浜FM戦。苦しい時こそ、そして暑さで体力が消耗する時だからこそ、チームで同じ方向を向いて戦えるかが、鍵になりそうだ。

文:totoONE編集部



■横浜F・マリノス 駆け込みで加入を果たした選手たちが、チームに厚みをもたらす




【プラス材料】
 夏の移籍ウィンドウも終盤に入ったところで、駆け込みでの移籍加入が相次いだ。パルメイラスからブラジル人のチアゴ・マルチンスが、J2の東京Vから畠中槙之輔が、そして登録期限ギリギリのタイミングでFC東京から久保建英の加入が発表された。

 チームはリーグ前節の名古屋戦から3バックを採用しており、マルチンスと畠中は最終ラインに厚みを持たせ、久保は前線を活性化する働きを期待されている。ここまでリーグ最多タイを誇る得点力を維持しながら、守備力の向上を図っていく狙いだ。

 3バックへのシステム変更によって、戦い方のバリエーションが増えたのもプラス材料だろう。加えて、今節の相手である鹿島には今季前半戦で3-0と勝利しており、良いイメージを持って試合に臨める。

【マイナス材料】
 J1中断明けは2勝4敗と大きく負け越しており、前々節の湘南戦を除く5試合で失点しているように、依然として不安定な戦いが続いている。前節の名古屋戦も試合開始早々の4分にカウンターから先制点を献上。後半に入って松原健のゴールで同点に追いついたものの、試合終盤に再び失点して、1-2で敗れた。名古屋戦に限らず、試合の立ち上がりと終了間際という危険な時間帯の失点が多いのは改善点と言える。

 攻撃でも攻めきれない場面が多く、攻守ともに好調時のアグレッシブさが影を潜めている。選手編成では、遠藤渓太がU-21日本代表に招集されているため不在にしており、仲川輝人は右太もも裏を痛めて離脱中。攻撃の鍵を握るウイングが手薄な状況になっているのは不安材料だ。

文:totoONE編集部


◆【鹿島vs横浜FMプレビュー】ACLとの過密日程を控える鹿島は底力を発揮できるか…横浜FMは久保建英ら新戦力を積極補強(サッカーキング)

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