日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年3月31日土曜日

◆吉田麻也が語る親友・内田篤人への願い「友人として、またサッカーしている彼が見たい」(GOAL)




ドイツから鹿島へと復帰を果たした内田篤人。親友でもある吉田麻也の思いは?

サウサンプトンのDF吉田麻也が『Goal』の独占インタビューに応じ、明治安田生命Jリーグについて語ってくれた。

すでに開幕したJリーグだが、今季はオフシーズンに多くのビッグディールが巻き起こった。元ブラジル代表FWジョーが名古屋に加入したことを始めに、王者・川崎フロンターレは1年でFW大久保嘉人を復帰させている。中でも大きな注目を集めたのがドイツから古巣鹿島アントラーズに復帰を果たした内田篤人だ。

親友でもある吉田は、内田の復帰について自身の思いをこう述べる。

「とにかくコンスタントに試合に出て、またサッカー選手・内田篤人としての姿を見せて欲しいな、と思います。色んな人が色んな期待をすると思うんですよね、そのサッカー以外のビジュアル面での期待もあるだろうし、観客動員の期待もあるだろうし、もちろんアンバサダーとしてのヨーロッパから持ってきたヨーロッパからの経験を日本に還元するっていう期待もあるだろうし。ピッチ内外で色々な期待があるとは思います。もちろん、僕も含めてですけど代表にまた帰って来て欲しいと思っている。ただ僕は一人の友人として、またサッカーしている彼を見たいですね」

長年ドイツでプレーした後のJリーグ復帰。吉田は「まだまだヨーロッパでやったほうがいいんじゃないか」という思いがあったことも明かしつつ、決断をリスペクトしているようだ。

「みんなのグループチャットで移籍する、しないっていう話はしていました。僕も最初はまだまだヨーロッパでやった方がいいんじゃないか、っていう意見だったんですけど、文字から彼の意思はもう帰る方向に向かっているなと思ったし、彼の人生だし、あんまり僕がどうこう言わずに彼の意見を尊重したいなと途中からは思いましたね。僕から何かを言うっていうのはなかったです。彼の決断を最大限にリスペクトします」

日本から巣立った選手として、吉田も熱い視線を注ぐJリーグ。ワールドクラスの外国人選手や海外トップリーグで経験ある選手も加わり、今季も目が離せない。


吉田麻也が語る親友・内田篤人への願い「友人として、またサッカーしている彼が見たい」


◆鹿島の“走れるファンタジスタ”安部裕葵 東京五輪世代、過去と今と可能性(8)(Sportsnavi)




 東京五輪世代の「これまで」と「未来」の双方を掘り下げていく当連載。第8回に登場するのは、昨季広島の瀬戸内高校から鹿島アントラーズに加入した上質のファンタジスタ、安部裕葵。鹿島のスタッフはそんな高卒2年目のFWを「オッサンですよ」と紹介する。

 ルーキーイヤーのときから鹿島独特の空気感やプレッシャーの中でもオドオドしそうな様子はまるで見せず、巡ってきたチャンスで瞬く間に常勝軍団の“戦力”としての地位をつかみ取った。「緊張、しないんですよね」と笑って言ってのける19歳の“オッサンぶり”に迫ってみた。(取材日:2018年3月15日)

とにかくボールに触りたかった「ドリブル小僧」




――安部選手というと、西が丘サッカー場で会ったのを思い出します。日本クラブユース選手権(U−18)の決勝。「なんで、ちょっと前にインターハイに出ていた安部選手がここにいるんだ?」と思いました(笑)

 ああ、ありましたね。たまたま帰省していたタイミングでした。高校が広島なのでよく間違われますけれど、生まれも育ちも東京です。小学校が一緒で仲の良かった岡崎慎(当時FC東京U−18、現FC東京)が出ていたので行ってみました。彼はすごい。小学校時代は岡崎の「お」と安部の「あ」で出席番号も近かったので、徒競走とかも一緒に走るのですが、めちゃくちゃ速かった。

 背の順になるとあいつが一番後ろで、自分は一番前。「前にならえ」とか、したことないです。(岡崎は)背が高くてかっこいいし、モテる(笑)。仲もすごく良くて、だからFC東京の下部組織に入って活躍している彼からは、本当に大きな刺激をもらってきましたね。

――岡崎選手は昔から注目選手だったけれど、安部選手は?

 全然ですね。選抜とかも地区のトレセンだけです。それも小5で1個上に混ざって入っていたのに、小6では落ちましたから(笑)。(東京)都のトレセンはもちろん入っていないですし、僕よりうまい選手はいっぱいいましたよ。

――中学は帝京FC(現S.T.FC)だけど、どうして?

 親がセレクションを受けなさい、と。ユースとかすごくカッコイイじゃないですか。Jリーグのエンブレムをつけてプレーしていて、それにすごくあこがれていて。でもそんなところに受かるわけもないので、部活も考えたのですが、(東京都には)学区の制限もあって難しかった。でも、逆に東京は街クラブでも強いチームがたくさんあるので、その中でも帝京FCは強いチームだったので、「そこにしよう」と思いました。

――昔はボールを持ったら離さない「ドリブル小僧」だったという話を聞くけれど。

 そうでしたかね(笑)。まあ、たくさん怒られていたのは確かです。とにかくボールに触りたいタイプでした。ボールも奪いたかったので、守備でも走って攻撃でも走って、たくさん取られて、たくさん取り返してみたいな。暴れていましたね(笑)。小学校時代はボランチで、中学校でサイドをやったりFWをやったり。高校はトップ下、サイド、FW。そんな感じでした。

瀬戸内高に進学するまでの経緯、寮生活で得たもの


 ナチュラルである。プライベートで高校生の選手を見かけても、基本的にあいさつ以上のことはしないようにしているのだが、まれに向こうから迫ってくる選手もいる。当時、安部のことをじっくり取材したのは一度だけ。それほど深い関係性があったわけではないのだが、西が丘サッカー場で安部のほうから話し掛けてきて、「おもしろいヤツだな」とあらためて思った記憶がある。プレーも意外性が売りの選手だが、進路の選択も意外性に富んでいる。選んだ先は、遠く広島の瀬戸内高校だった。

――広島と何か縁があったんですか?

 土地としてはないですよ。ただ、中学のクラブチームのスタッフだった人が向こうに行っていたので、それで声をかけてもらえた感じですね。

――しかし、珍しい進路ではあります。

 よく言われます。僕の場合は、インターハイ(高校総体)狙いですね。プロになりたかったので。僕が行く前は(瀬戸内は)インターハイに3年連続で出ていたので、すごく魅力的で。3年の時は開催地なので、見事2位抜け(※)で出られました。1位で抜けられれば良かったんですけれど、結果オーライです(笑)。

※編注:高校総体は開催地枠があり、安部が3年の時は広島県から2校が出場できた。

――東京の高校や、ほかの選択肢は考えなかったんですか?

 選択肢は何個かありました。でも中学時代はそんなに力のある選手ではなかったので、名門校に行くレベルではなかった。そういうマイナーな……、自分の母校をマイナーというのはどうかと思いますけれど(笑)。

 でもそういうところ(名門校)は最初から選択肢になかったですね。当然、東京に残ることも考えました。両親は寮生活には反対だったので、両親の意見を踏まえるならば、東京の高校だったんだと思います。でもだからこそ、「広島に行こう」と。

――親元を離れての生活、どうでした?

 寮生活をした身として、周りにいる小さい子だったり家族だったりにも、すごく寮生活を勧めてしまうくらい合っていました(笑)。今、まだ19(歳)ですけれど、高校3年間が一番、得られたものが大きかったと思います。

 とにかく僕は親から「だらしない」と言われて育っていて、(兄がいて)下の子ですし、いろいろ心配される身でもあり、何をするにも常に親の声がありました。もちろん、自分の考えもあったんですが、それを実行することはできなくて……。親の判断で何でもやっている感覚がすごく嫌でした。だから高校を選ぶときは、親の考えじゃなくて自分の考えで、自分で判断して、寮生活を選びました。

――親元を離れる効用をよく「自立」と言います。

 親は絶対に支えてくれるのですが、自分のことは自分で支えられないとダメだと思います。別に親が悪いことをしているわけではないですけれど、自立しようとすると、親が近くにいることで甘えも出ると思います。ウチは中学校のときから学校に行くのも早くて、サッカー(の練習)で帰ってくるのも遅かったので、家族内のコミュニケーションは少なかったと思います。親が仕事している姿を見て、頑張っているのはすごく分かっていたので、僕もその姿を見て「やらなきゃな」と思っていました。

 みんなそれぞれで頑張っている中で、自分が寮生活になったことで寂しさが出るとかはなくて、親も頑張っているし、兄貴も頑張っているから、俺も頑張る、というか。そういう意識を持てたこと自体が良かった。広島にいるから(姿は)見えないですけれど、僕が頑張ったら今はネットがあるので、(掲載されている自分の)記事を見るだけで、「頑張っているんだな」と思ってもらえる、と考えてやっていましたね。遠くても、家族にいい影響を与えられたらと思っていました。

――サッカーの面でも順風ではなかったですよね。

 怒られてばかりで、本当に怒られた思い出はたくさんあります(笑)。良いことも悪いことも、何でもハッキリと言ってくださった安藤(正晴)先生やスタッフには感謝しかないです。僕がプロ志望だと知っていたので、余計に厳しくしてもらえたと思います。最初はなかなか試合に出られなかった。

 2年生になったときもそうでしたけれど、でも100パーセントの力で練習していましたし、自分のレベルが上がっていることは間違いなく実感していました。サンフレッチェ(広島)ユースが広島県の中では一番レベルが高いので、そういう選手たちと試合をしている中で、そういう選手を僕は「プロ」という目標への“ものさし”にしてやっていました。

届いた待望のオファー、鹿島との不思議な“縁”




 瀬戸内高校で徐々に頭角を現した若武者のもとに待望のオファーが届く。実は高校からは、ある条件以外では大学へ行けと勧められていたのだというから、そのオファーは実に不思議な縁だった。

――鹿島入りは即決だったと聞いています。

 オファーが来たのは、西が丘で会ったその次の日くらいだったんじゃないかと思います。性格的に先のことはあまり考えないのですが、プロに行けないんじゃないかとかは、そんなに心配もしていなかったですね。ダメだったら勉強しようかなという感じでした(笑)。正直、(鹿島からのオファーは)驚きましたけれど。

――オファーがあるならJ2でも、という感じだった?

 いや、高校からは「いきなりプロにいってもつぶれるだけだから、大学に行ってほしい」と(言われていた)。でも、「鹿島からオファーがあるなら、俺は勧めるよ」と安藤先生が言っていて、それがちょうど僕が(高校)3年生になった頭のタイミングでした。

――え、そのときはまったく話がなかったんですよね?

 はい。まったくなかったですが、僕も「鹿島がいいです!」と言っていて、そうしたら本当に話が来ました(笑)。椎本(邦一スカウト)さんは、「ちゃんと僕の意見を聞いて決めてくれ」という話をしていたらしいんですけれど、先生からの電話では「本当に鹿島から(オファーが)来たから、もうOKと言っていいよな」みたいな感じでしたね(笑)。だから他のクラブからも声がかかっていたかとか、全然知らないんですよ。

――経歴も珍しいけれど、その流れもちょっとファンタジーですね(笑)。そういう「枠からはみ出る」というところはプレースタイルにも感じます。

 何も考えていないですよ。感覚でやっています。やっぱり、自分にボールが入った時には何かしたいというのはありますし。今はすごく考えてやっていますけれど、考えてしまうと分からなくなってしまう部分もありますね。

 僕が大切にしているのが、練習でのイメージ。今日も(練習で)5対5をやりましたれど、ああいう中でとっさに、考えずに出てくるものを一番大事にしています。もちろん、試合の流れや時間帯は考えなくてはいけないですけれど、調子の良いときはとっさに全部出てくる。そういう“感覚”は大事にしたいと思います。(大岩)剛さん(鹿島監督)も、僕に対して「お前は自分の感覚を大事にしたほうがいい」と言ってくれるので。

体重増加のため、トレーニング中。目指すはアザール?

――体も太くなったと思うんですが。

 だいぶ太くなりましたね。プロに入ったときはビビりましたね。「みんなこんなにデカイんや」って(笑)。俺、ヤバイなと思って、筋トレは継続してやっています。

――体重も増えたでしょう。

 はい、めちゃくちゃ増えています。(鹿島に)入って3カ月で5キロ以上増えましたね。身長もまだ少し伸びているみたいで。いま65キロくらいなので、もっと増やしたいと思っています。鹿島に入ったときは59キロでしたから、ガリガリです(笑)。いまは(エデン・)アザール(チェルシー)くらいになりたいと思ってやっています。

――デカいな!(笑)。

 いやもう、あのくらいになりたいんです。75キロくらいですよね、確か。身長もそんなに変わらないのに、10キロも違うんですよ(※)。そりゃあ勝てないな、と。負けていられないですね。

※編注:安部は171センチ65キロ、アザールは173センチ76キロ。

――海外サッカーが好きそうですね。

 見ますね。

――海外が好きなら、去年セビージャとやれたのはうれしかった?

 はい、楽しかったですね。充実していました。あのときこそ、本当に感覚のプレーでした。サポーターの方も、あの試合での僕のプレーが僕の“ものさし”になっているので、正直ちょっとプレッシャーになるかもしれません。でも僕自身も、あれをものさしだと思ってやらなければいけないと思うので、あのようなプレーをたくさんできたらと思います。

「将来はプレミアのピッチでプレーしてみたい」




――2年後の東京五輪、自分のイメージはありますか?

 ないです。

――そう言うと思った(笑)。

 先のことは本当に何も考えないですね(笑)。

――海外志向が強い選手なのかとは思っていたけれど。

 ああ、そうですね。海外志向はとても強いです。プレミアでやりたいですね。だから(体を)デカくしないといけない。ああいうスピード感のあるカウンターの繰り返しのようなサッカーは、僕はすごく得意だと思うので。

――うまいだけじゃなく、走れるもんね。

 そうなんですよ。で、クイックネスもある。ああいう、カウンターでやり合うみたいなのが大好きなので。いつか、あの国のピッチでプレーしてみたいですね。

 まだ身長が伸びているという事実からも分かるように、成長期が遅く来たために評価を得られなかったタイプだろう。中村俊輔や本田圭佑の例を出すまでもなく、このタイプはまだまだのびしろを残しているはずで、さらなる成長を期待していいはずだ。

 経歴的には“雑草”に属するタイプであり、年代別日本代表に初めて入ったのも鹿島入り後のこと。Jリーグでの活動を優先したこともあり、招集されたのもわずかに3回しかない。「五輪」どころか、まだまだ代表チームに対するイメージ自体を持てていない様子だったが、見ている側からすると、日の丸の責任を負う中でどう伸びていくか、楽しみにしたい選手でもある。

 今年の秋にはAFC U−19選手権、そして来年はU−20ワールドカップがある。その胸(鍛錬中)に秘める大志と、19歳にしてオッサンの境地に達しているメンタル、そして“走れるファンタジスタ”の個性を思えば、その国際舞台でのブレイクスルーは是非とも果たしてもらいたいし、その可能性は確かに持っている選手である。

安部裕葵(あべ・ひろき)

 1999年1月28日生まれ。東京都出身。171センチ65キロ。キレのあるドリブル突破が特長のFW。城北アスカFCからS.T. FOOTBALL CLUBジュニアユースを経て、広島県の瀬戸内高校に進学。2016年9月に鹿島アントラーズへの加入が発表された。

 17年4月1日のJ1リーグ第5節の大宮アルディージャ戦でプロ初出場を果たすと、7月22日のワールドチャレンジ・セビージャ戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せ、一気にその名を上げた。18年シーズンは開幕戦で先発出場を果たしており、これからの活躍が期待される。


鹿島の“走れるファンタジスタ”安部裕葵 東京五輪世代、過去と今と可能性(8)












◆ヨーロッパから帰国した鹿島の3選手は何を感じたと語ったか(livedoor)





29日、早朝帰国した鹿島の昌子源、三竿健斗、植田直通の3選手は午前中のトレーニングに姿を見せ、昌子と三竿は紅白戦に参加した。3選手はマリ戦、ウクライナ戦で何を感じたのか。

寝不足のまま紅白戦に参加した昌子は「やっぱりやらないと体が動かないし、時差も治らないし」と理由を説明しつつ、体調には問題ないと語った。

「うまかったですね。2チームとも。しんどかったです。でも(ヨーロッパ遠征の)疲れを言い訳にするつもりはないし、これから連戦ですが、まず(次の)札幌戦にしっかり勝ちたいと思います」と気持ちを切り替えていた。

マリの選手の身体能力の高さについては「Jリーグでもそういう選手はいます。でもやっぱり身体能力は高かったと思うし」と言い、「ウクライナは本当にうまかった」と振り返っる。

また、「内容も結果もウクライナの方が上だった。けれどそれを本番では覆すのがおもしろいところだから。それをできる可能性が日本にはありますし、その思いをみんなでやっていきたいと思います」と意気込んでいた。

三竿は「手応えはないです。(ヨーロッパ遠征で)感じたことをこっちで、ピッチで表現したいし、今日も意欲的にやれたと思うので、自分が伸びるために必要だった2試合だと思います」「日頃から今回遠征で感じたことを常に頭に置いてやれれば」と語った。

また、マリ戦で中島翔哉の同点ゴールを生んだボールについては、シュートも考えたのだが「ボールの弾みとか自分の体勢」を考えてクロスを上げたという。「みんなにはシュートだろうと言われましたがクロスです」と正直に答えていた。





植田は「少し難しさはあったと思います」と言うとしばらく考え込み、「あまり、うまく伝えられそうにないです」とつぶやくように話した。だが、ウクライナ戦では2017年12月のE-1選手権で起用された右サイドバックではなく、センターバックとしてプレーできたことには手応えを感じているようだった。





5月20日のワールドカップ中断前の最後の試合まで、鹿島は今後リーグ戦とACLで13試合をこなす。日本人選手にはその13試合が、ワールドカップメンバー入りを目指すアピールの場となる。

【日本蹴球合同会社/森雅史】


ヨーロッパから帰国した鹿島の3選手は何を感じたと語ったか




◆鹿島、代表組が合流 三竿健「早く試合やりたい」(茨城新聞)





サッカー日本代表に招集されていた昌子と三竿健が29日、鹿島の練習に合流し、紅白戦でプレーした。植田はクラブハウス内で回復メニューに取り組んだ。3人は同日早朝に帰国。時差ぼけを抱えながら、31日のJ1札幌戦に向けて調整した。

日本代表は国際親善試合2試合を実施。昌子は引き分けた23日のマリ戦にフル出場。代表戦はビルドアップ時の戦術が鹿島と異なることもあり、パスの供給で苦しむ場面があった。「ハリル(ホジッチ監督)はボランチが下がるのを嫌うので、センターバックのパスが多くなる。代表と鹿島で使い分けをしていきたい」と課題を口にした。帰国直後の練習は移動の疲労を残しながらも、「やらないと動けない」と精力的に汗を流していた。

三竿健は交代で入ったたマリ戦で同点ゴールをアシスト。敗れた27日のウクライナも途中出場した。自身のプレーについては「手応えはない」と厳しく振り返り、「代表で感じたことをこっちのピッチで表現したい。早く試合をやりたい」と気持ちを切り替えていた。

植田はウクライナ戦に先発。前半に右こめかみから流血したが、フル出場した。2失点しての敗戦はセンターバックとして責任を感じている。「試合に出たことで見つかった課題もある。そこはチームに戻って改善していければいい」と成長の糧にするつもりだ。

U-19(19歳以下)日本代表に招集されていた安部も、この日の紅白戦でプレーした。

(岡田恭平)


鹿島、代表組が合流 三竿健「早く試合やりたい」



◆【鹿島 vs 札幌】 ウォーミングアップコラム:守備のスイッチングを入れろ。永木亮太、いよいよ本領を発揮(J’s GOAL)





前節の鳥栖戦、永木亮太(写真)は球際で戦ってくる相手の勢いを上まわる運動量と当たりの強さを見せた。

「自分なりに今年準備してきたことがしっかり出せたかな。初先発だったシドニーFC戦でその手応えがあったので、今日もそのまま行こうと思っていた。ずっと準備してたんで、その成果が出たんじゃないかと思います」

鹿島のボランチには鳥栖戦でもコンビを組んだ日本代表の三竿健斗の他に、レオ シルバや小笠原満男と言ったリーグ屈指の実力者が揃っている。それもあり、シーズン開幕当初、永木にはなかなか出番が回ってこなかった。しかし、2週間のインターバルを経て再びリーグ戦の戦いが始まろうとするなか、ボランチのポジションは永木が再び射止めることになりそうだ。

「前節でできた球際の強さだったり、相手に走り負けないことは最低限のベース。それは札幌戦でもやらないといけない。むこうはポゼッションしてくると思うけど、こっちもできるだけボールを保持したい」

チーム全体がボールを奪いに行くスイッチを入れるのが彼の役目でもある。猟犬のように狙いを定めた鋭いボール奪取が見られれば、試合のペースは鹿島のものになるだろう。ただ、彼の武器はそれだけではない。このところセットプレーのキックは驚くべき精度を誇っている。「いい感じで蹴れてます」と自信を持つ右足も注目したい。

文:田中滋(鹿島担当)

明治安田生命J1リーグ 第5節
3月31日(土)15:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌


【鹿島 vs 札幌】 ウォーミングアップコラム:守備のスイッチングを入れろ。永木亮太、いよいよ本領を発揮


◆【鹿島vs札幌プレビュー】鹿島はレアンドロらけが人が続々復帰…札幌はジェイ欠場の可能性で得点力に不安(サッカーキング)


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■鹿島アントラーズ 遠征帰りの昌子と植田は強行出場か



【プラス材料】
 FIFA国際マッチウィークの中断期間を経て、リーグ戦が再開される。この中断期間に負傷離脱していたMFレアンドロ、DF西大伍、DF三竿雄斗が全体練習に合流し、DF内田篤人も復帰が間近に迫っている。今節の札幌戦を考えても、5月中旬まで続く過密日程を考慮してもチームに戦力的な上積みと競争をもたらす意味で、大きなプラス材料だ。

 さらに中断前最後の鳥栖戦を勝利で終えたことで、この2週間は良い雰囲気で練習に取り組むことができた。ここまでリーグ戦2勝1分1敗で6位につけ、ACLのグループリーグでは2勝2分で首位を走る。まずまずのスタートを切り、中断期間で課題の一つ、攻撃時のゴール前の精度向上にも励んだ。本領を発揮する準備が整ったと言える。

【マイナス材料】
 日本代表のベルギー遠征に参加していたDF昌子源、DF植田直通、MF三竿健斗は29日早朝着の航空機で日本に帰国した。札幌戦の起用については、30日の練習で状態を見極めての判断になりそうだ。

 ただ、昌子は同23日のマリ戦で先発し、同27日のウクライナ戦は不出場だったため、札幌戦も問題なく起用できそうだ。三竿は2試合で途中出場し、植田はウクライナ戦でフル出場した。特に三竿については、ACLのアウェー、シドニーFC戦から帰国後、中2日で臨んだリーグ広島戦では出来が悪かっただけに、起用は慎重に判断されそうだ。植田は弱音を吐かない性格で、体力もあることから先発が見込まれる。

文:totoONE編集部


■北海道コンサドーレ札幌 キャプテン・宮澤が復帰の見込み



【プラス材料】
 インターバルがあったものの、前節の長崎戦で今季公式戦初勝利を挙げたという事実は大きなプラスである。

 開幕からミハイロ・ペトロヴィッチ新監督が志向する攻撃的なパスサッカーをある程度の精度で表現することができていながらも、最後のところで決めきれず、あるいはわずかなミスから失点をしてしまったりという、残念な形で星を落としてしまう試合が続いていた。それだけに、ひとつ結果が出たことで良いリズムを生み出す可能性も大いにある。

 また、キャプテンのMF宮澤裕樹も負傷から復帰し、先発出場する可能性が高まっている。豊富な運動量と広い視野を持ったこの選手が、ペトロヴィッチ戦術により安定感をもたらしてくれるはずだ。

【マイナス材料】
 まず、開幕から1トップとしてプレーを続けてきたFWジェイがコンディション不良により今週は別メニュー調整となっているのがマイナス面と言えるだろう。欠場の可能性も浮上しており、得点源であるとともにチャンスメーカーでもある元イングランド代表を欠いた場合は、得点力が低下することが懸念される。

 また、U-21日本代表のパラグアイ遠征に参加していたFW菅大輝、MF三好康児は28日に帰国をしたばかり。すでにこのチームの主軸である彼らのコンディションが万全でない可能性もある。戦績のよくないカシマスタジアムでの試合ということで、難しい試合になりそうだ。

文:totoONE編集部

【鹿島vs札幌プレビュー】鹿島はレアンドロらけが人が続々復帰…札幌はジェイ欠場の可能性で得点力に不安



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