日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年2月23日火曜日

◇浦和&大分 コロナガイドライン違反で懲罰、一部サポーターが違反行為(スポニチ)






 Jリーグは22日、昨年10月31日の大分―浦和戦(昭和電ド)で一部サポーターに新型コロナ感染対応ガイドラインに違反する行為があったとして、浦和にけん責と罰金300万円、大分にけん責の懲罰を科した。

 浦和は全席指定の中、約40人のサポーターが立ち見で観戦、指笛などを鳴らす行為もあった。一方、大分は約10人のサポーターが浦和側へ突入を試みた。浦和では昨季、一部サポーターの違反行為が散見され、処分が重くなった。




◇浦和&大分 コロナガイドライン違反で懲罰、一部サポーターが違反行為(スポニチ)





◇【町田】大成高GKバーンズ・アントンの22年加入内定 父が米国人、母が日本人の17歳(報知)






 J2町田は22日、東京・大成高のGKバーンズ・アントン(17)が2022年シーズンに加入することが内定したと発表した。同校から直接Jリーグに進むのは初となる。

 オンラインで会見したバーンズは「素晴らしいクラブでキャリアを始められることをうれしく思う」と笑顔。シュートストップや足元の技術が持ち味で「シュートを打たせないようなコーチング、クロスの対応、背後へのボール処理など。すべて完璧にできるのが理想のキーパー像です」と飛躍を掲げた。

 米国ロサンゼルス生まれ。父が米国人、母が日本人で、5歳の時に日本に来た。父の影響で野球に励んでいたが、小学2年時にクラスメートがサッカーを楽しむ姿を見て競技を始めた。小6時には身長が約170センチと体格に恵まれていたことからGKとなった。

 中学時代は試合に関わる機会が少なかったが、高校から徐々に出場機会をつかんだ。プロ、大学進学で迷っていたが、昨年12月に町田の練習に参加し「意外と通用する点もあったし、大きな自信になった」。クラブは今季の特別指定選手も視野に準備を進めている。バーンズは「チャンスをいただけるのも光栄だし、高いレベルでやるほど成長につながる」とプロでの活躍を誓った。




◇【町田】大成高GKバーンズ・アントンの22年加入内定 父が米国人、母が日本人の17歳(報知)


◆【J1展望】ザーゴ体制2年目の今季は勝負どころ…「破」の選択肢を増やし、5年ぶりのリーグ頂点を目指す|鹿島(サッカーキング)






 もう言い訳は通用しない。

 鹿島アントラーズは、ザーゴ体制2年目を迎える。いつだって優勝が至上命題のクラブだが、「建て替え」と称して抜本的な改革を行い、ザーゴ監督が持ち込んだ戦術の浸透に時間がかかった。

 昨シーズン、リーグ制覇は現実的な目標ではなかった。

 建て替え工事は終わった。「負けたけど内容は改善している」「自分たちのサッカーはできていた」といった意見など、今シーズンは負け犬の遠吠えでしかない。宮崎キャンプを見る限り、現状は「守破離」でいうところの「守」と「破」の間だろうか。言い換えれば、選手のコメントや表情からは戦術の浸透への自信が見られ、「守」を「破」にしようとするアクションが多く見られた。

 具体例をひとつ。キャンプ中に、前線からのプレスのかけ方の最適解を「探す」練習があった。コーチ陣が11人で布陣を組み、パスを回す。選手がプレスをかけてボールを奪いにいく。そのポジションを「探す」トレーニング。昨年のおさらいのニュアンスが強かったようだ。

「教える」でも「学ぶ」でもなく「探す」と書いたのは、首脳陣の指示に選手側から「それよりもこっちの方がいいんじゃないですか?」「こういう場合はどうしますか?」などと声が飛んでいたからだ。それを受け、首脳陣側は「これはどうだ?」「こうしよう」などと発していた。

 ザーゴ監督からも「(型は)必ずしも守るべきものではない」と指示があった。指揮官は、型をしっかり頭にたたき込むことを大前提として、臨機応変な「型破り」を望んでいるようだ。ザーゴ監督の戦術・思考をある程度理解した在籍2年目の選手たちにとって、今シーズンはプレーや試合の状況に応じた「型破り」がひとつのテーマになる。基礎基本が体に染みついた選手たちが、いかに「応用編」にチャレンジできるか。チーム成績を左右する大事な要素となるはずだ。

 キャンプ中に行われた対外試合のヴァンフォーレ甲府戦翌日、ザーゴ監督と永戸勝也が話し込んでいた。永戸は「試合で感じたことを投げかけて、返してもらいました」と話していた。どうやらリスク管理に関するポジショニングの話で、「相手や試合の状況を見て臨機応変にやっていい」と言葉をもらったらしい。「(2年目で)積み上げは相当あるので」と語る永戸にとって、まさに「守」から「破」への途上、といったところなのだろう。

 ザーゴ監督は「去年は川崎フロンターレがぶっちぎりで優勝できたが、今シーズンはそうならないのではないかと思っている」と見据える。あくまで前提は「守」。練習してきたこと、積み上げてきたことを徹底し、組織で相手を崩す。しかし、それがうまくいかない時の「破」の選択肢が多ければ多いほど、チームは5年ぶりのリーグ頂点に近づいていくはずだ。





【KEY PLAYER】18 上田綺世


 まず、ミート音が違った。

 キャンプ恒例だった若手攻撃陣による居残りシュート練習。上田綺世のキック音は、他選手よりも鈍く、鋭い。それでいて、精度も高い。長年クラブに在籍する関係者も「すごいことになってきた」と笑っていた。

 明らかにパワーがついた。それは見た目にも明らかだ。本人曰く、「あの、それよく言われるんですが、ナチュラルにプレーに合わせて体が大きくなってくれただけです」。特別な肉体改造はしていないらしい。

 だからこそなのかもしれないが、プレースピードは落ちていない。自信から得られるのであろう落ち着きも、徐々に身につけている印象だ。

 2年目の昨シーズンは、自身初の2桁得点となる10ゴールをマーク。「上田綺世としてのキャパシティーを広げることのできた1年でした」と振り返る。出た課題と向き合い、己を磨いてきた。

 宮崎キャンプ最後の練習試合となったV・ファーレン長崎戦では、放った全4本のシュートが見事に枠外へと飛んでいた。体が仕上がっていない時期とはいえ、まだまだ青いのかもしれない。

 それでも、チームに張りついて10日間にわたって上田のシュートを眺めていた身として、期待感は変えようがない。ザーゴ監督も「彼は今年開花するんじゃないかと思っている」と成長曲線に目を細める。鋭い嗅覚と決定力を併せ持つことになれば、手がつけられない存在となるだろう。

文=報知新聞社・岡島智哉




◆【J1展望】ザーゴ体制2年目の今季は勝負どころ…「破」の選択肢を増やし、5年ぶりのリーグ頂点を目指す|鹿島(サッカーキング)





◆【鹿島】「プレー精度も上がってきている」開幕に向け準備を進める永木亮太の存在感(サッカーダイジェスト)






先制点の場面は「うまくいきすぎました」


 清水との開幕戦を6日後に控えた2月21日、鹿島は水戸とトレーニングマッチを実施。45分×2本が行なわれ、1本目の18分にエヴェラウドのゴールでリードを奪い、2本目の26分に同点とされるも、同36分に上田綺世がPKを沈めて2-1の勝利を収めた。

 ボランチでフル出場した永木亮太は「開幕前に90分間やるのは今日が初めて」で、実戦形式で“試運転”を終えたことを「非常に良かった」と振り返る。

 チームとしては「やりたいことを、しっかりできたところもある」と話す。そのうちのひとつが、自身が関与した先制点の場面だろう。後方からつなごうとする相手に狙いを定め、鋭い出足でボールを奪い、すかさずエヴェラウドに預ける。パスを受けたエヴェラウドはコースを突いた正確なシュートでネットを揺らした。

 高い位置での果敢なプレッシングなど、「前から行く意識」は現体制下で重視される戦術的エッセンスだ。永木は「うまくいきすぎました」と謙遜するが、「ああいう形で点が取れるのは、チームにとっても、自分にとっても良いこと」と評価する。

 永木のこうしたアグレッシブさは随所で見られた。敵陣の深い位置で、ビルドアップを試みる相手に味方が対峙しようとするタイミングで、永木も即座に走り出してサポート。プレスを剥がされても、素早く戻ってピンチになる前に潰しにかかる。

 ピッチ上の広いエリアで、90分間、エネルギッシュに動き回る。その献身性は、あらゆるシチュエーションでチームの助けになっていた。

 今季はボランチにブラジルの名門サントスからディエゴ・ピトゥカを迎え入れたほか、昌平高から小川優介、ユースから舩橋佑とふたりの有望なルーキーが加わった。三竿健斗、レオ・シルバも健在で、レギュラー争いは熾烈を極めそうだ。

 層の厚いセクションで、堅実かつ気の利いたプレーで攻守を支える永木の存在感もまた際立つものがある。水戸戦では、試合序盤に右SBの小泉慶が相手との接触プレーで足を痛め、ピッチを離れる時間帯があった。その際に右SBに入ったのは永木で、同ポジションでも安定感あるパフォーマンスを見せるユーティリティプレーヤーは、今季も重宝されるはずだ。




◆【鹿島】「プレー精度も上がってきている」開幕に向け準備を進める永木亮太の存在感(サッカーダイジェスト)





◆【鹿島】開幕前のTMで水戸に勝利。ザーゴ監督「一つの目標は達成できた」(サッカーマガジン)






2月21日、鹿島アントラーズは水戸ホーリーホックとカシマスタジアムでトレーニングマッチ(45分×4本。報道陣には3、4本目のみ公開)を実施した。3、4本目の合計スコアは2-1。エヴェラウドと上田綺世が得点した。トレーニングマッチ終了後、ザーゴ監督がオンライン取材に応じた。


「微調整して開幕に合わせていきたい」


 鹿島のFWコンビがそろって結果を出した。清水との開幕戦(2月27日)を6日後に控え、カシマスタジアムで水戸とのトレーニングマッチを実施。45分×4本で行なわれ、3本目にエヴェラウド、4本目に上田綺世がゴールを決めた(1、2本目は完全非公開)。

 エヴェラウドの得点はショートカウンターから。3本目の18分、永木亮太が高い位置でボールを奪い、永木からのパスを受けたエヴェラウドが冷静にゴールに流し込んだ。また、4本目の26分に記録した上田綺世の得点はPKによるもの。3、4本目の90分間では、合計スコア2-1で水戸に勝利した。

 試合後、ザーゴ監督は次のようにコメントしている。

「今日が“キャンプの最終日”だということを選手たちに言って、その締めくくりをしっかり勝って終わることができました。一つの目標ということで達成してほしいという要求をしていたし、それは達成できたかなと。あと、今日はチャンスを作れているので、その精度の部分になってくる。しっかりとまた微調整して、開幕に合わせていきたいと思っています」

 J1開幕戦まで残り6日。白星発進を目指し、さらに準備を進めていく。

取材◎サッカーマガジン編集部




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