日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年8月31日土曜日

◆【磐田】伊野波がケツ叩く!降格圏脱出へ「あとは気持ち」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130829-OHT1T00242.htm

 ジュビロ磐田のDF伊野波雅彦(28)が29日、イレブンに“開き直りのススメ”を説いた。28日の新潟戦(東北電ス)に大敗して15位・甲府との勝ち点差は9に広がったが、最後まで諦めるつもりはない。

 うつむいていても降格圏からは脱出できない。新潟から移動し、リカバリーを終えた伊野波が口を開いた。「次(31日・ホーム甲府戦)がラストチャンス。当たって砕けろぐらいの気持ちでやらないと。技術でも戦術でもない。あとは気持ち」。中2日で迎える15位との直接対決。勝っても順位は入れ替わらないが、是が非でも差を詰めるつもりだ。

 新潟戦も含めてだが、今季は点を奪われた直後に意気消沈し、さらに失点を重ねるケースが目立つ。「後ろから鼓舞して、ケツを叩く必要がある」と、センターバックでの出場が濃厚な守備の要は心を鬼にして声を張り上げていく。

 この日は順当に9月6日のグアテマラ戦などに臨む日本代表にも選出された。「これからストーリーを作れる可能性がある」。泣いても笑っても残り11試合。背番号19が“メークミラクル”の立役者になる。

◆【水戸】GK岡田が接触事故 ケガはなし(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130829-1180668.html

 J2水戸は29日、GK岡田明久選手(18)が乗用車を運転中に接触事故を起こしたと発表した。クラブによると、28日午後6時15分ごろ、水戸市内で信号待ちのために停車したが、青信号となり徐行運転を開始した際に前方の乗用車にぶつかった。双方にけがはなかった。

 水戸は岡田選手に厳重注意し、再発防止に向けて全選手や関係者に交通安全への取り組みを徹底するとした。

◆【柏】負傷のMF沢、鹿島戦ベンチ入りへ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130830-1181283.html

 24日大宮戦で右太ももを打撲し、前節湘南戦は欠場した柏MF沢昌克(30)が、31日鹿島戦でプレーできる見通しとなった。湘南戦の時はまだ患部が腫れており、大事を取ったが、鹿島戦の前日練習となった30日は他の選手とともに通常メニューをこなした。

 「まだ完全ではないです」というものの、MFレアンドロ・ドミンゲス(30)が故障で欠場するため、中盤の沢は欠かせない。しかも相手は子供のころからあこがれてきた鹿島。茨城育ちで、自ら「サワシンド」と名乗るだけあって、上位進出へ向けた大事な1戦でベンチ入りしそうだ。

◆柏、鹿島戦テーマはストップ大迫/第24節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130831-1181520.html

<J1:鹿島-柏>◇第24節◇31日◇カシマ

 18時半キックオフ。

 【柏】鹿島戦のテーマは「ストップ大迫」だ。MF大谷秀和主将(28)は「調子の良い大迫選手に仕事をさせないことがカギ。FWとしてスキルが高く、鹿島のエースとして、ゴールを決めるとチームものってくるから」と話す。アウェーのカシマスタジアムではJリーグでここまで13戦してわずか1勝。大迫を封じて、分の悪さも払拭(ふっしょく)したい。

◆大迫1トップ 海外組初合体に「楽しみ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20130830-1180958.html

 日本サッカー協会は29日、「キリンチャレンジカップ 2013」のグアテマラ戦(9月6日、長居)、ガーナ戦(同10日、日産ス)の2試合に向けた日本代表23人を発表した。国内組で臨んだ東アジア杯で代表入りしたFW大迫勇也(23=鹿島)、斎藤学(23=横浜)が選出され、海外組と臨むフルメンバーでは初招集となった。14日のウルグアイ戦で2-4と完敗を喫したザックジャパンに、Jリーグで結果を残した2人が新風を吹き込む。

 躍進する鹿島のエースが、満を持して代表に招集された。大迫は「(選ばれて)ビックリ」と心境を述べたが、東アジア杯以降の公式戦で7戦9発。28日の清水戦でも3試合連続弾を含む2ゴールの活躍が、指揮官の目に留まらないはずがなかった。

 東アジア杯では、本来のポジションではないトップ下の1・5列目として1試合に出場した。2得点を挙げたが消化不良に終わり、「前でやりたい」と不満を漏らした。だが東アジア杯後、鹿島では7月31日の名古屋戦でFWダビが負傷し戦線離脱。思わぬところから1トップで出場するチャンスがめぐってくると、スルガ銀行杯サンパウロ戦でプロ初のハットトリックを達成するなど、一気に覚醒した。

 ザッケローニ監督は「大迫はペナルティーエリア内に入る動き、フィジカルの強さ、ダイナミズム、ポストプレーのうまさ、周囲と連動する上での柔軟性を評価している」とコメント。前線が流動的に動く現在の代表には1・5列目の選手が多く、コンフェデ杯まで1トップを支えた前田(磐田)、ハーフナー(フィテッセ)は招集されていない。ウルグアイ戦で招集された豊田(鳥栖)も外れた今回のメンバーの中で、純粋な1トップは大迫だけだ。柿谷の先発が濃厚だが、2試合ある中で大迫が1トップとして出場する可能性は高い。

 海外組の本田や香川とは面識がなく、短期間のコミュニケーションで本番に臨む大迫。指揮官は「試合の中で見てみたいというのもあるが、トレーニングの中で代表常連組とどのような絡みができるかを見られるのは楽しみ」。大迫も「楽しみというのが一番。頭もいいし、うまいし、試合を決められる選手」と本田と香川の印象を語った。

 ザッケローニ監督は、年内に行う6試合でチームのベースを固める意向を明かしている。W杯まであと10カ月。大迫は「最後のチャンスだと思う。どれだけ結果を残せるかが大事」と気を引き締めた。大舞台でも、ゴール量産で存在感を示す。【桑原亮】

◆【鹿島】大迫「点取って気持ち良く代表へ」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130830-1181216.html

 鹿島FW大迫勇也(23)が、ホームでの勝利を誓った。この日は全体練習には合流せず、室内でランニングなど軽めの調整で汗を流した。

 29日にグアテマラ戦(9月6日、長居)、ガーナ戦(同10日、日産ス)の2試合に向けた日本代表メンバーに選出された大迫。30日の柏戦は、9月2日から始まる代表合宿前の最後の試合となる。「点をとって気持ちよく代表に行きたい。勝つのが一番大事」と、景気づけの1発を放つ準備に集中していた。

◆大迫 ザックジャパン入り 1発回答でブラジル切符だ(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2013083002000122.html

 日本サッカー協会は29日、国際親善試合のグアテマラ戦(9月6日・長居)、ガーナ戦(同10日・日産)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。MF本田圭佑(27)=CSKAモスクワ=、FW香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=ら欧州組11人に加え、若手新戦力としてFW大迫勇也(23)=鹿島=、FW斎藤学(23)=横浜M=の2人が7月の東アジア杯以来の選出となった。国際サッカー連盟(FIFA)ランクは日本の37位に対し、グアテマラが93位、ガーナは24位。

 東アジア杯以来の代表選出は、鹿島FW大迫勇也にとっても驚きだった。2得点を決めた28日夜のアウェー・清水戦後、東京駅からバスで鹿島に戻る途中、クラブ幹部のメールで代表入りの連絡が入った。しかし「寝ていたんで、(鹿島に)着いてから知って、ビックリした」と若きエースは、予想外の代表入りには驚いていた。

 7月の東アジア杯は、トップ下を任され、オーストラリア戦の2得点で勝利に貢献も「前(FW)でプレーしたかった」と大迫。本人的には悔いの残る大会だった。しかし帰国後、鹿島ではダビの故障もあって、1トップを任されたことが転機となった。

 スルガ銀行杯でブラジルの名門・サンパウロを相手にハットトリックを決め、東アジア杯後の公式戦7試合で9得点。昨年、ロンドン五輪落選の悲哀を味わった男が、その悲しみを乗り越え、過去最多の9得点を大きく上回り、今季のJ1ではすでに13得点だ。

 「大迫に関してはボックス内の動き、フィジカルの強さ、ダイナミズム、ポストプレーを評価している。ゴールへ向かう姿勢、ゴール数も評価している」とザッケローニ監督も若きエースを絶賛する。

 「本田さんや、香川さんと一緒にできるのが一番の楽しみ。(W杯には)今回が最後のチャンスだと思うし、どれだけ結果を残せるかだと思う。点を取ることが一番」と大迫。今回の代表入り同様、ゴールを重ねることでW杯への道を切り開く。 (相原俊之)

◆疲労回復優先 鹿島・大迫「休めと言われたので」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/31/kiji/K20130831006517590.html

J1第24節 鹿島―柏 (8月31日 カシマ)

 鹿島の日本代表FW大迫が異例の調整で自身初の4戦連続ゴールを狙う。

 柏戦前日のこの日は、全体練習に参加せずに室内で軽めの調整。29日もグラウンドに姿を見せておらず2日連続でボールに触らなかった。故障が心配されたが「監督に休めと言われたので」と問題なしを強調。前節の清水戦から中2日ということもあり、連係確認などよりも疲労回復を優先させた。現在3試合連続得点中で2戦連続でマルチ得点と量産。相手は日本代表で定位置争いのライバルとなる工藤を擁するが「チームが勝つことが一番。直接、対峙(たいじ)するわけじゃないですからね」と意識はしていなかった。

◆鹿島・大迫、自身初4戦連発弾で勝利導く!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130831/jle13083105020001-n1.html

 日本代表に選出された鹿島FW大迫は30日、中2日での柏戦に向け、室内で軽い調整。同じ23歳で代表でもライバルとなる相手FW工藤との直接対決を前に、「やっぱり勝つことが一番大事」と気合十分。直近の3試合では5得点と絶好調。自身初の4戦連発弾でチームを勝利に導き、代表合宿に弾みをつける。(鹿嶋市)

◆大迫「喜んでばかりは…これからが勝負」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130831-1181548.html

 鹿島FW大迫勇也(23)が今日31日のホーム柏戦で、景気づけの1発を狙う。日本代表の発表から一夜明け、30日は室内でランニングなど軽めの調整で汗を流した。代表選出にも「喜んでいられないし、喜ぶことでもない。これからが勝負」と冷静だった。

 まずはチームの勝利が最優先だ。28日の清水戦は4失点でアウェー6連敗。MF柴崎が負傷するなど中盤に不安を抱える。現在9戦負けなしの柏には前回の対戦で逆転負けを喫した。嫌な流れを断つためにも、東アジア杯後7戦9発と絶好調の大迫に期待がかかる。

 鹿島で2トップを組む負傷中のFWダビも、大迫を絶賛する。「いいね。守備の負担が減り、攻撃に集中できている」。大迫の代表合流中に迎える天皇杯2回戦までには復帰できる見込みで、エースの抜けた穴を埋められそうだ。

 現在5位。大迫は「ここで勝つのと負けるのは全然違う。点を取って気持ちよく代表に行きたい」。9月2日から大阪で始まる代表合宿を前に、ゴールで勝利を呼び込む。【桑原亮】

◆【鹿島】大迫、自身初の4戦連発&3戦連続2点以上狙う:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130830-OHT1T00222.htm

 鹿島FW大迫が、自身初の4戦連発で日本代表に合流する。柏戦を翌日に控え、茨城・鹿嶋市内で調整。背番号9は疲労を考慮し、2日連続の室内練習となった。代表発表から一夜明け、「これからが勝負」とすでに臨戦態勢。2試合連続で2得点を決めているが、柏戦でも2得点以上を決め3戦連続ならクラブでは日本人初で95年のMFレオナルド以来となる。

◆柏FW工藤、大迫に対抗心メラメラ…代表復帰組の得点合戦に意欲(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/headlines/article/20130831-00000017-dal

 「J1、鹿島‐柏」(31日、カシマ)

 サッカー日本代表の若手ストライカー対決を柏のFW工藤が制する。31日のリーグ鹿島戦(カシマ)では、代表に復帰したFW大迫との得点合戦が予想される。30日は「チーム同士の戦いですけど、僕も彼を上回れれば」と対抗心を燃やした。

 カシマでは優勝した11年以外勝ちがなく、過去1勝2分け10敗という鬼門中の鬼門。その11年の対戦は、工藤が得点して1‐0で勝利。「(鹿島が)ホームに強いことや、順位を踏まえても楽しみ」とポジティブ思考でジンクスを破る。

◆【J1:第24節 鹿島 vs 柏】プレビュー:攻撃が好調な両チーム。鹿島は大迫、柏は工藤という両エース対決に注目!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160864.html

8月31日(土)J1 第24節 鹿島 vs 柏(18:30KICK OFF/カシマ)チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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23節を終えて鹿島は11勝5分7敗の5位に付けている。前々節にホームで首位の横浜FMから勝利したが、前節はアウェイで清水に惜敗。上位と差を詰めるチャンスをまたも逸してしまった。「ここまでホームとアウェイで差が大きく出すぎ」(曽ヶ端準)と言うように、ホームでは9勝2分と圧倒的な数字を残しておきながら、アウェイでは2勝3分7敗と結果を残せていない。この順位を保ちながら、もう一度、上位へプレッシャーをかけるためにもホームではしっかり勝点3を得ておきたいところだ。

ただ、前節に引き続きボランチの一角を欠く厳しい戦いを強いられることになる。小笠原満男は出場停止から戻ってくるが、清水戦で柴崎岳が左足首を負傷。梅鉢貴秀がもう一度チャンスを得ることになりそうだ。その梅鉢は、苦い思いを抱えながらピッチに立つ。

「気合いが入りすぎました。完全に気持ちが空回りしました」

清水戦では前半8分に警告を受け、持ち味である鋭い寄せを存分に発揮することはかなわなかった。

「ビデオを見直してみると、なんであそこでファウルしたんだろう、という感じだった。焦ってファウルすることもなかったし、もっと冷静に見られるようにしたい」。

冷静にプレーできれば、寄せの速さと体の強さはチームでも随一。次々とボールを奪うシーンが見られるかもしれない。

周囲はそれを手助けする。最後尾から指示を出し、守備のバランスを整えている曽ヶ端は練習から細かくポジショニングの指示を出していた。

「いつも通りと言えばいつも通り。ゲーム感が少ない選手には少しでも手助けできればいいと思っています」

1トップに入る大迫勇也が東アジアカップ以来の日本代表選出。1トップをやり始めてから7戦9発とゴールを量産し、ここ2試合はマルチゴールを決めている。大迫の攻撃力を生かすためにも、守備の安定は不可欠だ。


しかし、対する柏も攻撃力に関しては、鹿島以上と言えるかもしれない。ここ2戦で8得点と猛威をふるっている。リーグ戦では9試合負けなしと戦いぶりも安定してきた。日本代表の工藤壮人が前節2得点と、大迫同様に、エースFWが結果を残しているのも心強い。ただ、前線には他にも質の高い選手が揃っており、前節、清水のラドンチッチを抑えきれなかった鹿島に対してクレオを起用して、ロングボールを利用した攻撃を仕掛けることも考えられる。さまざまな戦術を駆使できる幅の広さがあるのも特長だ。前回の対戦も、90分間の間に何度も波が行き来するおもしろい展開だった。監督の采配も含めて、目の離せない攻防となるだろう。

以上

2013.08.30 Reported by 田中滋

2013年8月30日金曜日

◆大迫選手 日本代表メンバー選出のお知らせ(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/37434



本日、キリンチャレンジカップ2013 グアテマラ代表戦(9/6@長居)およびガーナ代表戦(9/10@日産ス)に向けて、日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、大迫勇也選手が選出されました。

詳細はこちら(日本サッカー協会公式サイト)をご覧ください。

◆【日本代表発表!!】Jクラブから選出の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160812.html

本日、9月6日に大阪(vsグアテマラ代表)、10日に横浜(vsガーナ代表)で開催する「キリンチャレンジカップ 2013」の SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー記者発表が行われました。Jリーグのクラブより選出された選手およびコメントは以下の通りです。
※コメントはクラブリリースからの引用です。今後随時追加します。

GK:
●西川周作選手(広島)
「今回は国内で2試合を戦いますが、チームの勝利に貢献するため、いい準備をしたいと思います。チャンスがもらえるように、1日1日を大切に頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします」

●権田修一選手(F東京)
「日本代表に選出していただき大変光栄に思います。まずは週末のリーグ戦に集中したいと思います。チームを離れている間に行われる天皇杯はチームメイトに託して、キリンチャレンジカップの2試合で日本代表のために力になれるよう頑張ります」

DF:
●今野泰幸選手(G大阪)
「代表に選出されて嬉しく思います。今回は2試合行われるので、トレーニング期間も長いし、しっかり良いトレーニングをして、チームが勝てるように全力を尽くしたいと思います」

●森重真人選手(F東京)
「今回も日本代表に選出していただいたことはとても嬉しく光栄に思います。自分にとってはクラブでの日々のトレーニングからが勝負だと思っていますし、選ばれたことに満足せず、チームでも代表でも目の前の試合に向けてしっかりと準備したいと思います」

●伊野波雅彦選手(磐田)

MF:
●遠藤保仁選手(G大阪)
「今回はホームで2試合行いますが、選ばれたメンバーで良いコミュニケーションを取りながら、結果を大事にして戦いたいと思います」

●青山敏弘選手(広島)
「チャンスがもらえるように、練習からアピールをしていきたいです。そしてチャンスが来たときには、自分の力を100%出せるように、しっかりと準備をして頑張ります」

●山口螢選手(C大阪)
「代表に選んでいただいたことは嬉しく思います。でも代表のことはセレッソの試合が終わってから考えたいと思います。セレッソの試合でまずは集中してやってから、代表に行きたいです。Jリーグで結果を出すことで、それが代表にもつながると思うので、自分のプレーをしっかり出せるように頑張ります。
(大阪長居スタジアムでの代表戦について)ホームのスタジアムで試合に出られたら本当にうれしいですし、そのためにも練習から頑張ります。セレッソの代表としても長居のピッチでプレーしたいです」

FW:
●柿谷曜一朗選手(C大阪)
「今回、代表に選んでいただいたことは光栄に思います。ただ、選ばれ続けることが大事なので、パフォーマンスを維持していけるようにしたいです。(代表までに)セレッソの試合があるので、今は土曜日の試合のことだけを考えて、集中してやりたいです。一生懸命やることで、また代表のことが見えてくると思います。
(大阪長居スタジアムでの代表戦について)今回は僕らのホームでの試合だし、セレッソのサポーターの皆さんもたくさん来てくれると思うので、練習からしっかりやって、(山口)螢と二人でピッチに立てるようにできたらいいです」

●齋藤学選手(横浜FM)
「このたび、日本代表に選出していただきとても光栄に思います。前回日本代表に選ばれてから、自分の中でF・マリノスで試合に出続けることを課題としました。そして、そのためには平常心が必要であるということを、前回の代表で学ぶことも出来ました。今回も、自分の持てる力をいつも通りの平常心で発揮出来るよう、頑張りたいと思います。そしてF・マリノスの代表として精一杯戦ってきます」

●工藤壮人選手(柏)
「自分は代表の常連ではないし、今回も選んでいただいて新鮮な気持ちで、うれしいという感情に変わりありません。レイソルで結果を残せているからこそだし、決めるだけという状況を作ってくれているチームメイトに感謝しています。レイソルの代表という名に恥じないプレーをして、代表に行くからには出場することに執着して、練習からアピールしていきます」

●大迫勇也選手(鹿島)

★全メンバーはこちらから!
JFAリリース:キリンチャレンジカップ2013 SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー

以上

◆【J1:第23節 清水 vs 鹿島】レポート:ピッチ上でさまざまなドラマが織りなす中、イケメン主役のハットトリックで清水が大逆転のハッピーエンド(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160792.html

8月28日(水) 2013 J1リーグ戦 第23節
清水 4 - 3 鹿島 (19:02/アイスタ/9,238人)
得点者:1' 大迫勇也(鹿島)、6' 山村和也(鹿島)、31' ラドンチッチ(清水)、45' 高木俊幸(清水)、49' 高木俊幸(清水)、68' 大迫勇也(鹿島)、88' 高木俊幸(清水)
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「こういう試合があるからこそ、サッカーが地球上で一番のスポーツなんだと思う」。
試合後のアフシン ゴトビ監督の第一声が、激しいシーソーゲームの中で起こったさまざまな出来事を象徴している。客観的に見れば、両チームが最高のパフォーマンスをぶつけ合ったという試合ではないが、サッカーのドラマ性をお腹いっぱい満喫できたという意味では、清水サポーターにとっては最高のゲームだった。

キックオフから約11秒の先制点は、「フワッと試合に入ってしまった」(平岡康裕)という清水の悪癖が出た場面でもあったが、大迫勇也の抜け目ない点取り屋らしさが出た場面でもある。そして6分の2点目も、清水の甘さと鹿島の抜け目なさが出た形。どちらも遠藤康が質の高いキックでアシストし、鹿島は限られたチャンスをものにする質の高さを見せつけた。この時点では、清水の大敗もありうると予感した清水ファンも多かったはずだ。

しかし、次に起こったドラマは、鹿島のプレーメイカー・柴崎岳が開始20分で負傷退場するというアクシデント。キャプテンの小笠原満男が出場停止で初めから本来のボランチを1人欠いた状況だったが、これで小笠原と柴崎が2人同時に不在という今までになかった緊急事態。7月まではこういう場面で非常に頼りになる存在だった本田拓也は、今は対戦相手の主力としてプレーしている。そのため、センターバックの山村和也を急きょボランチに上げ、守備が持ち味の梅鉢貴秀とコンビを組ませた。そして、1つ空いたセンターバックの位置にはベテランの岩政大樹が入ったが、7月初め以来先発出場がない岩政は、やはりゲーム勘が不足していたことは否めない。
若手を積極起用し、先発の平均年齢(24.64歳)の若さに定評のある清水とまったく同じだった鹿島は、司令塔2人を欠き、ベテランにも余裕がない状態。これでは本来の鹿島が持っているリードしたときの落ち着き払ったゲームコントロールができないのも無理はなかった。

そんな中で、31分にセットプレーの2次攻撃から河井陽介が右クロスを入れると、ラドンチッチが見事なファーストタッチから落ち着き払ってシュートを決め、清水が1点を返す。これで流れはさらに清水に傾き、そこでゴトビ監督は35分に早くも動いて、今節は左サイドバックに入っていた吉田豊に代えて高木俊幸を投入。河井を左サイドバックに下げて、高木俊を左MFに入れるという攻撃的な形にシフトさせた。

結果的にはこれが大当たりで、45分には平岡康裕の右からのロングボールをラドンチッチが後方に走り込む高木俊に向けて頭でフリックし、裏に飛び出した高木俊がヘディングでGKの上を抜いて同点ゴール。ラドンチッチを生かすパターンのひとつとして、チームとして狙っていた通りの得点だった。
そして、ひとつきっかけをつかんで調子に乗ると、とんでもない力を発揮するのが(対戦相手にとって)高木俊の恐ろしいところ。後半4分にも、ラドンチッチの素晴らしいポストプレーから高木俊がゴール前に飛び出し、豪快かつ技ありのシュートを決めて清水が逆転に成功。得点パターンとしても“ラドンチッチの良さを生かす形 その2”だった。
ラドンチッチにボールが入ったときに、高木俊がその近くでタイミング良く動き出すことによって生まれた2得点。2人の良好な関係が生まれたことも、清水にとっては大きな収穫だった。

だが、まだ試合は決まらない。その後、鹿島は流れを完全に奪い返したわけではないが、裏への長いボールを多用して清水のDFラインをじわじわと下げさせ、揺さぶりをかけていく。そして後半21分に右CKのチャンスをつかみ、清水にとってはやや不運な形でPKをゲット。これを大迫が冷静に決めて、再び試合を振り出しに戻した。
その後は、お互いに伊藤翔(後半29分←ラドンチッチ)とジュニーニョ(後半26分←土居聖真)という攻撃の駒を投入し、どちらも決定機に絡んだがゴールは決まらず、一進一退のまま時計の針が進んでいく。そのまま引き分けでもおかしくない流れだったが、最後にもうひとつ大きなドラマが待っていた。

その主役は、この日一番ノッていた選手。清水が3人目の交代で村田和哉を投入した直後の後半43分、本田がきっちりとタイミングを計って出したスルーパスで村田が右サイドの裏に抜け出し、1フェイントでDFを滑らせてからクロス。これがファーサイドに逃げてフリーになっていた高木俊に通り、ドンピシャのボレーシュートを放ってゴールネットを揺らした。
さまざまな意味でこの試合のキーマンとなった本田が起点になり、入ったばかりの村田がスピードを生かしてアシストし、仕上げはイケメン主役の高木俊がハットトリック。フィクションでもなかなか書けないようなシナリオで、清水が会心の決勝ゴールを奪った。

最後は、清水が杉山浩太をDFラインに下げて5バックで鹿島のパワープレーを防ぎ、派手な打ち合いを制して今季初の逆転勝利。鹿島にとっては非常に悔しく、手痛い敗戦。だが、夏休み最後のホームゲームだった清水にとっては、ファン・サポーターや子どもたちへの最大のプレゼントになり、浮上のきっかけにもなりうる最高のハッピーエンドだった。

以上

2013.08.29 Reported by 前島芳雄

◆CLプレーオフで先制アシストの内田、独メディアが及第点の評価(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130829/131621.html



 27日に行われたチャンピオンズリーグ本戦出場権をかけたプレーオフ・セカンドレグで、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケは、ギリシャのPAOKとアウェーで対戦。3-2と競り勝ち、1勝1分けと勝ち越し、本戦出場を決めた。

 ドイツ地元メディアは、試合の採点を発表。フル出場して先制点を挙げた内田には、『Revier Sport』と『Westdeutsche Allgemeine』がそれぞれ「3」と「4」(最高点1、最低点6)の及第点を与えた。

 両メディアの採点および寸評は以下のとおり。

『Revier Sport』
採点:3
寸評:ひょっとしたら、彼は今後FWでプレーすべきなのかもしれない。それほど、先制ゴールの場面では(アーダーム)サライにクレバーなボールを出した。だが、彼の守備がどのような弱点を持っているのかということは、ハーフタイム終了直後、(ジェフェルソン)ファルファンの不注意なボールロスからいとも簡単にシュートを打たせてしまった場面で露呈した。

『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4
寸評:パスミスが多く、ミロスラフ・ストフのシュートを招いてしまう不注意なポジショニングのミスがあった。43分までは最も弱いシャルカー(シャルケの選手のこと)だった。だが、ジャーメイン・ジョーンズからボールを受けるとペナルティエリア内へとスプリントで持ち込み、サライに完璧なパスを出して1-0とした。

◆ザックが大迫と齋藤の復帰要因明かす「2人とも攻守で貢献できる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20130829/131663.html

 29日、日本サッカー協会は9月に2試合が行われる「キリンチャレンジカップ2013」に臨む日本代表メンバーを発表した。

 発表会見に出席したアルベルト・ザッケローニ監督は、7月に行われた東アジアカップのメンバーで、今回代表復帰を果たした鹿島アントラーズのFW大迫勇也、横浜F・マリノスのFW齋藤学の選出理由を以下のように語った。

 ザッケローニ監督は大迫と齋藤の起用について、「2試合あるので、できれば試合の中で見ていきたいが、それ以上にトレーニングで常連組と合わせることができ、そういうメンバーとどういう絡みができるのかを見れることが楽しみ」とコメント。「2人ともリーグ戦の活躍は著しいし、引き続き成長しているところが見られるので、チャンスを与えるのもいいかなと思う」と続けた。

 大迫に関しては、「ペナルティボックス内に入ってくる動きや、そこでのフィジカルの強さやダイナミズム、ポストプレーの上手さ、シュートに絡める柔軟性だったりというところを評価している。最近はゴールに向かう姿勢、ゴールの数が伸びてきた」と語り、齋藤に関しても、「相手に的を絞らせない動きや、一対一での強さ、仕掛けの恐さを持っている。オフザボールの動きで相手のDFラインの裏に走り込んだり、非常に運動量のある選手」と、印象を明かした。

「2選手に言えることは、攻守両面でチームに貢献できること。選考する中で全ての日本人選手を注意深く見ているが、攻守両面でチームに貢献できることを大切にしている。代表は、攻守両面でプレーできる選手が来るべきところだと思う。そういった意味で大迫と齋藤は攻守両面でよくできる選手だと思う」と選出理由を明かした。


 日本代表は、9月6日に大阪長居スタジアムでグアテマラ代表、10日に横浜国際総合競技場でガーナ代表と対戦する。

◆日本代表メンバー発表 ザッケローニ監督会見要旨(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401978_124356_fl

 日本サッカー協会は29日、9月のキリンチャレンジ杯2試合に臨む日本代表メンバー23人を発表し、FW大迫勇也(鹿島)、FW齋藤学(横浜FM)、DF酒井宏樹(ハノーファー)が代表復帰を果たした。日本代表は9月6日に長居スタジアムでグアテマラ代表、同10日に日産スタジアムでガーナ代表と対戦する。

●アルベルト・ザッケローニ監督
「この2試合に関しても、日本代表の成長のために大切な舞台だと捉えている。W杯予選では、結果が求められる中で同時に成長を促してきた。両立させながらも結果が優先される戦いが続いたが、そうした戦いは終わった。今後はこうした親善試合を通じて、成長により比重を置いていきたい。これからはチョイスという要素も入ってくる。チームのバランスを大きく変えることはないが、当然、新戦力に期待している。9月の2試合は有意義だと思っている。この2試合を通じてチームとしてより成長を促していきたいし、よりまとまっていきたい。選手全員の相対的なコンディションの把握にも努めていきたい。対戦相手については、2つの異なる大陸のチーム。一つは中米、一つはアフリカ大陸で、ガーナはアフリカ大陸でもトップを走っているチームだと思っている」

―東アジア杯で招集した大迫と齋藤を再び招集したが、彼らにどういうプレーを期待したいか?
「当然、2試合あるので、試合の中でもできれば見ていきたいが、それ以上に練習の中で代表の常連組と合わせることができる。東アジア杯ではできなかったことで、そういうメンバーとどういう絡みができるかを見れることを楽しみに思っている。2人ともリーグ戦での活躍は著しいし、引き続き成長しているところが見えるので、こうしたチャンスを与えるのもいいかなと思った。

 大迫は、ボックス内に入ってくる動き、そこでのフィジカルの強さ。ダイナミズムがあり、ポストプレーのうまさに、守備と絡める柔軟性も持っている。最近ではゴールに向かう姿勢、ゴール数という部分でも伸びてきている。齋藤は、相手に的を絞らせない動きをしたり、1対1での強さ、仕掛けでの怖さを持っている。オフの動きでDFラインの裏に走り込むこともできるし、運動量もある。

 大迫、齋藤のどちらにも言えるが、攻守両方でチームに貢献できる選手。代表選手を選考する中で日本人選手すべてを注意深く視察しているが、大切なのは攻守両方でチームに貢献できること。代表選手というのはグローバルな選手でなければならない。攻守両方ができる選手が来るべきだと思う。大迫も齋藤も攻守両方をよくできる選手だと思っている」

―ウルグアイ戦では準備期間が短いので選手に多くは要求しないと話していたが、今回は選手にどんな要求をしたいか?
「今回は少し時間がある。前回のようなシングルマッチデーでは海外組のコンディションを把握できずに試合に入るが、今回は1試合目までに時間があるので、海外組のコンディションを見て、フォーメーションを見極めることができる。ウルグアイ戦では我々のミスが目立ったと思うが、同時にウルグアイのミスが少なかったということも言わないといけない」

―失点が続いているDF陣の顔触れが変わらないのは他に新戦力がいないからか、それとも現在のメンバーにまだ伸びしろがあると思っているからか?
「私の考えとしては、一人の選手、一つのパート、DFラインだけのせいにするのは容易なことだが、そうではなく、他の選手、他のパートとの絡みを考慮することが大切だと思う。逆に聞きたいが、メッシはバルサでは違いを見せつけるが、代表チームではそうではない。チーム全体のコンディションとして、やりたいことができる時期もあれば、できない時期もある。周りがサポートできる時期もあれば、できない時期もある。

 結論から言うと、他にメンバーが思い当たらないというより、今の選手たちに自信を持っているし、信頼もしている。高いレベルにある選手たちだと思っている。DFライン自身が各々のコンディションを高めることも大切だ。我々の失点が多い試合は直近だと思うが、それは欧州のシーズンの終わり、そしてシーズンが始まったばかりの時期と重なっている。

 今回の10日間でフィジカルコンディションを上げることは難しい作業になるので、チーム全体として守備を整理するやり方をしたい。まずはDFラインをよりまとまった状態にすることも大事だし、中盤のライン、FWのラインといかに連動できるかに注意したい。攻撃をするときにDFの選手が一番最初の起点になるように、守備ではFWの選手が一番最初に守備をすることが大切だと思う。守備一辺倒のやり方はしていないので、チーム全員が攻撃と守備でそれぞれの役割をしっかりとこなすことが大切になる。

 就任当初は皆さんから決定力不足をずっと言われてきた。まずはその問題から改善しようということで、そこに着手した。そこはある程度改善できてきたから、これからは違うステップの部分で改善していくつもりだ。今のDFラインのメンバーを心の底から信頼している。たとえ『世界中から好きなDFを取っていい』と言われても、そんなに大きくは変えたくないと思うほど信頼しているメンバーが顔をそろえている」

―ボランチで青山、山口を試す考えは?
「2人を呼んだ理由としては、常連組とどう絡めるかということがある。いわゆるA代表で、どういうことができるかを練習で見極めていきたい。同じパートのメンバーのコンディションを見ながら試合で使っていくかを決めていかないといけないが、長谷部はクラブでそんなに出場機会がないので、ここで試合に使わなくてはならないとも思っている」

―監督は就任当初から攻撃的なサッカーを掲げている。最近は失点が多いことを指摘されているが、それよりも長所を伸ばしていく考えは?
「代表監督に就任したころは、攻撃の部分を指摘されたことを覚えている。そこから着手し、改善しようと取りかかった。攻撃はよくなり、数か月前までは失点も多くないチームだった。最近、失点が多いのは、一人ではなく、数人の選手のコンディションが上がっていない、最高の状態ではないというのが決定的な理由だと思う。それは先ほども言ったように、時期の問題なのかなと思う。ただ、ここ数か月、失点が多すぎるという状況があるのならば、監督としてはチームのバランス、まとまりを調整することで、チーム全体の守備を調整しようと思う。一方で、個のコンディションのクオリティーを上げることが問題を解決するには大切なことになるとも思っている。もちろん、守るための守備をするのではなく、次の攻撃につながるための守備をするという哲学は持っている」

―W杯に向けて、どれぐらいの時期まで選手を競争させる考えか?
「メンバーを固めるのは、来年の5月以降になると思う。14年は現時点で3月の1試合しか予定されていない。それを考えると、メンバーを固めるのは5月以降になる。柱になる部分は年内に固まってくるだろうとも思う。しかし、W杯本番に向けて、そのときにコンディションがいい選手が出てくると思う。最後までそういった選手に注目することは大切だし、最後の最後まで代表チームの扉は日本人選手全員に開いていると言っておきたい。そして、この場を借りてJリーグの選手に感謝の気持ちを述べたい。代表チームに来るために高いモチベーションを持って、非常に素晴らしい活躍を見せてくれている。昨日もほとんどすべての試合をスタッフを視察したが、代表候補の選手全員が得点を取るような状況を生み出している。メンバーを選ぶのに苦労したし、特に攻撃陣に(代表に)呼べなくて残念な選手がいるのも事実だ」

―ハーフナーや細貝、乾がウルグアイ戦に続いて呼ばれていないのは?
「個人的には国内組も海外組も同じように平等に扱いたいと思っている。今回は特にJリーグで活躍している選手を選びたいと思った。選手たちも分かっていると思うが、海外に移籍したから代表に入れるわけではないし、代表に行きたいから海外に移籍するわけでもない。それぞれのリーグ、クラブで力を見せることが、代表に選ばれる一番の近道だと思ってほしい」

―これまではシングルマッチデーでも海外組を多数招集していたが、最近は国内組が増えているのは東アジア杯での活躍が影響しているのか? それとも欧州のシーズンが始まったばかりだからか? また、清武がMF登録になっているが、トップ下で試す考えがあるのか?
「一つ目の質問に関してだが、意図的にやっているのではないが、海外組のコンディションを気にしているというのはある。代表にはコンディションのいいメンバーが来るべきだと思うし、そのためにこうしたことが起きている。2つ目の質問については、結論から言うと、そういうことではなく、日本代表選手はユーティリティーな選手が多いので、MFとして期待しても、FWとして期待しても、それほど差はない。全員が攻守に貢献してくれることが大切で、それは清武だけでなく、本田、岡崎にも同じことが言える。攻撃ではFWの選手となり、守備ではMFの一員としてやってほしい。なので皆さんもDF、MF、FWという欄はそれほど気にしないでほしい」

▼日本代表メンバー一覧はこちら

(取材・文 西山紘平)

◆大迫&齋藤復帰で豊田落選、好調FW陣にザックも“うれしい悲鳴”(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401967_124347_fl

 日本サッカー協会は29日、9月のキリンチャレンジ杯2試合に臨む日本代表メンバー23人を発表し、FW大迫勇也(鹿島)、FW齋藤学(横浜FM)、DF酒井宏樹(ハノーファー)が代表復帰を果たした。

 7月の東アジア杯以来の代表復帰となった大迫、齋藤についてアルベルト・ザッケローニ監督は「2人ともリーグ戦での活躍は著しいし、引き続き成長しているところが見えるので、こうしたチャンスを与えるのもいいかなと思った」と選考の理由を明かした。

 14日のウルグアイ戦(2-4)では同じ東アジア組のFW豊田陽平(鳥栖)を選出したが、今回は招集を見送り、1トップのポジションを争う大迫が復帰した。前日28日の清水戦で2試合連続となる2ゴールを挙げた大迫は3戦連発の計5得点と絶好調。豊田も28日のF東京戦で2得点を決めるなど結果を残しているが、今回は大迫の勢いを優先した。

「ボックス内に入ってくる動き、そこでのフィジカルの強さ。ダイナミズムがあり、ポストプレーのうまさに、守備と絡める柔軟性も持っている。最近ではゴールに向かう姿勢、ゴール数という部分でも伸びてきている」。指揮官の“大迫評”は極めて高い。

 齋藤は故障明けだが、復帰後2戦目となった28日の浦和戦では徐々にキレも戻ってきた。「相手に的を絞らせない動きをしたり、1対1での強さ、仕掛けでの怖さを持っている。オフの動きでDFラインの裏に走り込むこともできるし、運動量もある」。そう評価するザッケローニ監督は「大迫、齋藤のどちらにも言えるが、攻守両方でチームに貢献できる選手。代表選手を選考する中で日本人選手すべてを注意深く視察しているが、大切なのは攻守両方でチームに貢献できること。代表選手というのはグローバルな選手でなければならない。攻守両方ができる選手が来るべきだと思う」と、あらためてその選考基準を語った。

「この場を借りてJリーグの選手に感謝の気持ちを述べたい。代表チームに来るために高いモチベーションを持って、非常に素晴らしい活躍を見せてくれている」。そう切り出した指揮官は国内組、特に攻撃陣の奮闘に目を細める。28日のJ1では大迫、豊田が2得点したほか、FW工藤壮人(柏)、FW前田遼一(磐田)も2ゴールを記録した。豊田と前田は落選したが、「代表候補の選手全員が得点を取るような状況を生み出している。メンバーを選ぶのに苦労したし、特に攻撃陣に(代表に)呼べなくて残念な選手がいるのも事実だ」と、“うれしい悲鳴”をあげていた。

(取材・文 西山紘平)

◆大迫、本田と同じ道歩く!1トップで7戦9発絶好調!!(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20130830-OHT1T00022.htm

 ◆キリンチャレンジカップ2013 日本―グアテマラ(9月6日・大阪長居スタジアム)日本―ガーナ(9月10日・横浜国際総合競技場) 日本サッカー協会は29日、親善試合のグアテマラ戦とガーナ戦の日本代表メンバー23人を発表した。東アジア杯(7月・韓国)で優勝に貢献したFW大迫勇也(23)=鹿島=、FW斎藤学(23)=横浜M=が再び選ばれ、欧州組との初競演で代表定着を目指す。アルベルト・ザッケローニ監督(60)は直近7戦19失点のDF陣をほとんど代えず、攻撃陣に対して守備意識の向上を促した。

 まさに“果報は寝て待て”だった。大迫は前日(28日)に清水戦が行われた静岡から茨城・鹿嶋市へ戻る途中のチームバス内で、代表入りのメールをクラブ幹部から受けた。しかし、大迫は睡眠中だった。到着後に確認した内容に「ビックリした」と言う。

 選ばれるだけの結果は出してきた。先月の東アジア杯で2得点を挙げ、自信を深めた。その後、鹿島で2トップを組んでいたFWダヴィが負傷離脱すると、1トップになった大迫は公式戦7戦9発と荒稼ぎ。同杯では主にトップ下を務めたが、今回は1トップでの起用が濃厚だ。練習後、「チームで1トップだったことが大きい。ゴールに向かうことをブレずにやりたい。W杯へ最後のチャンスだと思う」と気合を入れた。

 10年南アフリカW杯では、直前から1トップに入ったMF本田が活躍し、一気に主力に成長した。「僕も? それ(そうなりたい気持ち)はあるが、まずは今回の合宿でどれだけできるかが大事」と代表定着からのブレークを狙う。

 ザッケローニ監督は代表復帰した大迫と斎藤について、「東アジア杯ではできなかった常連組との絡みを見られることが楽しみ。リーグでの活躍が著しい。チャンスを与えたいと思った」と選考理由を説明。「2試合あるので、できれば見てみたい。大迫はボックス内の動き、フィジカルの強さ、ダイナミズム、ポストプレーのうまさ、柔軟性が素晴らしい。2人は攻守に良くできると思っている」と出場機会があることを示唆した。

 大迫もFW香川、本田について「2人とも試合を決められる選手。いいパスが来ると思う」と競演を心待ちにした。「点を取ることが一番」。チームでの勢いそのままに、フルメンバーのザック・ジャパンで旋風を起こす。

◆大迫、斎藤が東アジア杯以来の代表選出(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130829/jpn13082914480000-n1.html

 日本サッカー協会は29日、9月の国際親善試合に臨む日本代表に本田(CSKAモスクワ)香川(マンチェスター・ユナイテッド)ら欧州クラブに所属する11人を含む23人を選んだ。Jリーグ勢では7月の東アジア・カップ以来の代表となる大迫(鹿島)斎藤(横浜M)らが入った。

 最近の日本はウルグアイに2-4で敗れるなど、失点が目立つ。今回もDF陣の顔ぶれに大きな変化はなかったが、ザッケローニ監督は「今は何に集中すべきかと言えば、失点しないこと」とチーム全体で守備の改善に取り組む姿勢を示した。

 6日に大阪市の長居陸上競技場でグアテマラ代表、10日に横浜市の日産スタジアムでガーナ代表と対戦する。最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の37位に対し、グアテマラが93位、ガーナは24位。(共同)

柿谷の話「代表に選ばれ続けることが大事なので、パフォーマンスを維持したい。もっと周りの選手のプレーを知って合わせていけたらいい。長居は特別なので、まずは試合に出たい」

ザッケローニ日本代表監督の話「この2試合は代表が成長するための大切な舞台。これからは(メンバーの)取捨選択の要素も入ってくる。大切なのは攻守でチームに貢献できることだ」

◆大迫、びっくり選出「今回は最後のチャンス」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130830/jpn13083005020005-n1.html

 日本サッカー協会は29日、9月の国際親善試合・キリンチャレンジ杯に臨む日本代表23人を発表。鹿島のFW大迫勇也(23)が、国内組で臨んだ7月の東アジア杯(韓国)以来の招集。「びっくりですけど、頑張らないとな、と思う」と意気込んだ。

 今季J1で現在13得点とプロ5年目で初めて2桁に乗せた。ザッケローニ監督も「ゴールに向かう姿勢、ゴール数という部分でも伸びている」と評価する。

 海外組のMF本田、FW香川らと同時出場なら初共演。「2人は頭のいい選手。楽しみ」と期待に胸を膨らませた。昨夏のロンドン五輪は本大会メンバーから落選という憂き目にあったが、ブラジルW杯へ向け「今回は最後のチャンス」と生き残りをかける。

 2010年南アフリカW杯は、前年から出場機会を増やした本田が一気に主力となった。「まずは今回の合宿でどれだけできるか」。23歳が燃えている。 (伊藤昇)

◆大迫 1トップ“下剋上”念願ポジションで代表返り咲き(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/30/kiji/K20130830006510690.html

 キリンチャレンジ杯のグアテマラ戦(9月6日、長居)、ガーナ戦(同10日、日産ス)に向けた日本代表23人が29日、発表され、FW大迫勇也(23=鹿島)とFW斎藤学(23=横浜)が7月の東アジア杯以来の復帰を果たした。大迫は東アジア杯で本職ではない2列目でプレーしたが、今回は念願の1トップで起用されることが濃厚。W杯本大会メンバーへの生き残りに向け、自らにゴールのノルマを課した。

 清水遠征から鹿嶋に戻るバスの中で、大迫の携帯電話に代表入りを告げるメールが届いた。14日のウルグアイ戦は招集を見送られており、7月の東アジア杯以来の復帰を知らせる吉報。だが、爆睡中で着信に気付かず「寝てたから、鹿嶋に着いてから知った。ビックリした」と苦笑い。「W杯に向けた最後のチャンスだと思うし、どれだけ結果を残せるか。点を取ることが一番」と続けた。

 東アジア杯後は公式戦7試合9得点と量産。ザッケローニ監督からも「ボックス(ペナルティーエリア)内へ入る動き、フィジカルの強さ、ポストプレーのうまさ、ダイナミズムがある。最近はゴールに向かう姿勢が素晴らしくゴール数も伸びている」と得点力を評価された。東アジア杯では第2戦のオーストラリア戦で国際Aマッチ初得点を含む2ゴールを挙げたが、ポジションは本職ではない2列目。「前で出たかった」と、高校時代以来となるニキビができるなどストレスを感じたが、前田、ハーフナー、豊田の落選した今回は念願の1トップで起用される可能性が高い。

 意外な“戦友”からのエールも届いた。滝川二高出身の中西隆裕さん(23=会社員)は第87回高校選手権準決勝で大迫を擁する鹿児島城西に完敗。試合後のロッカールームで号泣しながら「大迫、半端ないって」と叫ぶ姿が話題を呼んだ。その動画のYou Tube再生回数は450万回を超え、一部ファンの間では、ちょっとした有名人。プロ入り後の大迫の活躍に注視しており「日本代表でも半端ないプレーを見せてほしいですね」と活躍を期待した。

 大迫はザックジャパンの試合は欠かさずチェックしており「楽しみ。今回の合宿でどれだけできるかが大事になる。ゴールに向かうことが一番大事。考え過ぎずにブレずにやりたい」と力を込めた。07年U―17W杯、昨夏のロンドン五輪はともにアジア予選で主力を張りながら本大会メンバーからは落選。試練を乗り越えて成長を続けてきたストライカーが、ブラジル行きの挑戦権を得た。

2013年8月29日木曜日

◆9戦9発のマルキーニョス、浦和戦4戦連発に「運がいい」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401919_124305_fl

[8.28 J1第23節 横浜FM3-0浦和 日産ス]

 “浦和キラー”の本領発揮だ。先制から2分後の前半29分、左クロスのセカンドボールをMF齋藤学がつなぎ、PA手前でFWマルキーニョスがボールを受けた。ドリブルで仕掛け、鋭い切り返しでDF那須大亮をかわすと、右足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 これで12年に横浜FM加入後、浦和戦は4戦連発。「運がいいですね」と謙遜するが、これで2戦連発の今季16得点目となり、得点ランキングでも2位タイに浮上した。最近9試合で9ゴールの“固め打ち”。得点王に輝いた08年に記録した自己最多の21ゴールも塗り替えようという勢いだ。

「難しい試合だったが、勝ちを求めて全員が集中して入った。質の高い選手が質の高いプレーを見せ、いい試合をしたことが勝利につながったと思う」。横浜FM時代の03年、鹿島時代の07、08、09年にJリーグを制しているJ屈指の助っ人ストライカーが、自身5度目のリーグ制覇と2度目の個人タイトルへゴールを量産し続ける。

(取材・文 西山紘平)




◆シャルケCL本戦出場決定!内田“不本意”攻撃参加でアシスト(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/29/kiji/K20130829006503770.html

 欧州CLプレーオフ第2戦の5試合が27日に行われ、日本代表DF内田篤人(25)が所属するシャルケはPAOKサロニカ(ギリシャ)に3―2で競り勝ち、2戦合計4―3で2季連続の本大会出場を決めた。内田は右サイドバックでフル出場。前半43分に先制点をアシストし、終盤の勝ち越し点にも絡んだ。アーセナルは2―0でフェネルバフチェ(トルコ)を下し、2戦合計5―0で16季連続の本大会出場。FW宮市亮(20)は後半30分から右FWで途中出場し、今季の公式戦初出場を果たした。

 “不本意な”攻撃参加で、内田が欧州CL本大会進出に貢献した。シャルケが突破するには勝利か2―2以上の引き分けが必要だった敵地の第2戦。貴重な先制点は内田のアシストから生まれた。前半43分に「出てくると思った」というロングパスに反応。相手DF裏で中央に切り込みながら胸でボールを受けると右足でパスを送り、サライの得点を演出した。

 「行ったら入っちゃった」と内田。実はその直前、ケラー監督に「前(攻撃)に行きたくない」と直訴していた。相手が速攻で内田が攻撃参加した際の裏を狙っていたためだったが、指揮官の指令は「攻撃に行け」。そこで割り切り「監督が言うなら点を取られてもいいやと。“行けない”って言った1分後にオレが上がって点が取れた。サッカーって何が起こるか分からない」と笑った。

 2―2の後半45分には内田のロングパスを起点に決勝点が生まれた。「結局、何対何だっけ?」と報道陣に聞くほどの激戦を制し「CLはオレはマジ」と予選突破に安どの表情。29日に抽選が行われる欧州CL1次リーグに向け「強敵とはやりたくない。上に行きたいから」と“内田節”で上位進出を誓った。

◆柳沢敦と駒野友一がJ1通算350試合出場達成(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20130829/131563.html

 8月28日、J1第23節の全9試合が開催。ホームのセレッソ大阪戦に先発したベガルタ仙台のFW柳沢敦、アウェイのアルビレックス新潟戦に先発したジュビロ磐田のDF駒野友一がJ1通算350試合出場を達成した。

 J1通算350試合出場達成者は32人となった。

▼J1出場試合数ランキング(2013年8月28日現在)

525試合 楢崎正剛
514試合 伊東輝悦
495試合 山田暢久
460試合 明神智和
448試合 山口智
435試合 遠藤保仁
424試合 中澤佑二
419試合 藤田俊哉
419試合 川口能活
409試合 新井場徹
395試合 曽ヶ端準
391試合 小笠原満男
391試合 秋田豊
390試合 阿部勇樹
386試合 大岩剛
385試合 松田直樹
385試合 藤本主税
381試合 小村徳男
381試合 澤登正朗
381試合 服部年宏
373試合 二川孝広
365試合 服部公太
362試合 山口素弘
360試合 田中誠
358試合 波戸康広
356試合 吉田孝行
355試合 中山雅史
353試合 三都主アレサンドロ
352試合 平野孝
350試合 柳沢敦
350試合 茶野隆行
350試合 駒野友一

◆大迫12秒弾も高木俊ハットで清水が鹿島に逆転勝ち!(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401900_124287_fl

[8.28 J1第23節 清水4-3鹿島 アイスタ]

 13位・清水エスパルスが、交代出場のFW高木俊幸のハットトリックの活躍によって4-3で鹿島アントラーズに逆転勝ちした。

 試合はFW大迫勇也の電光石火の一撃によってアウェーチームがリードを奪う。キックオフからわずか12秒、鹿島は右サイドでの鋭いターンでDFを振り切ったMF遠藤康が一気に前進。そのまま左足アウトサイドでラストパスを送ると、ニアサイドへ飛び込んだ大迫が右足ダイレクトでゴール左隅へ流し込む。

 圧巻の“ノーホイッスルゴール”。この日出場停止のMF小笠原満男に代わってキャプテンマークを巻いたエースがいきなり鹿島に1点をもたらした。幸先良くリードを奪った鹿島はさらに畳み掛ける。6分、遠藤の左CKをファーサイドのMF山村和也がヘディングシュート。DF2人の頭上から叩きつけた一撃はワンバウンドしてゴール右隅へ吸い込まれた。

 一方の清水はFW大前元紀が鋭いターンから縦へ仕掛け、FWラドンチッチの力強い突進が相手のファウルを誘う。9分にはそのラドンチッチが右中間から放った左足FKがゴール左ポストを直撃。そして16分にはショートカウンターから右サイドをえぐると、その折り返しを受けたMF本田拓也が切り返しでDFをかわして左足シュートを放つなど反撃した。

 2-0で試合を進めていた鹿島はここでアクシデント。本田のシュートをスライディングでブロックしようとしたMF柴崎岳が左足首を捻ったか、負傷交代を余儀なくされてしまう。すると清水は31分、相手のクリアミスを拾ったMF河井陽介が右サイドからクロスボール。これをDFの背後でコントロールしたラドンチッチが右足でゴールへ沈めた。さらに45分、ディフェンスラインからのフィードをラドンチッチが後方へそらすと、PAへ走りこんだ高木俊が頭でゴールへ押し込み、2-2の同点に追いついた。

 清水の勢いは止まらない。後半4分、中央でポストに入ったラドンチッチが左サイドからPAへ走り込んだ高木俊へスルーパス。これを高木俊がコントロールから右足で勝ち越しゴールを叩き込んだ。鹿島も21分に遠藤の右CKをファーサイドの山村が折り返すと、対応した清水DFカルフィン・ヨン・ア・ピンがPA内で痛恨のハンド。幸運な形でPKを獲得した鹿島はキッカーの大迫が右足で右隅へ流し込んで3-3の同点に追いついた。

 激しい撃ち合いとなった試合は終盤、清水が高木俊のラストパスをFW伊藤翔が決定的な形で合わせ、鹿島もセットプレーからCB岩政大樹がヘディングシュートを放つ。そして42分には山村の絶妙な右クロスを大迫がワンタッチでゴールへ押し込もうとした。

 開始12秒弾など存在感を示した大迫だったが、この日の“主役”は高木俊だった。後半43分、清水はスルーパスから交代出場のFW村田和哉が右サイドを抜けだすと、DFを外してゴールライン際からクロスボール。これを高木俊が右足ダイレクトボレーでこの日3得点目、決勝ゴールとなる一撃を突き刺した。

 前半35分に戦術的な交代で投入されていた高木俊。今季ここまで19試合1ゴールと苦しいシーズンを送っていたFWの「ここまで本当に不甲斐ない結果ばかりだった。皆さんの後押しのおかげ」という“感謝の”大爆発によって清水が連敗を2で止めた。

◆【J1:第23節 清水 vs 鹿島】アフシンゴトビ監督(清水)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160768.html

8月28日(水) 2013 J1リーグ戦 第23節
清水 4 - 3 鹿島 (19:02/アイスタ/9,238人)
得点者:1' 大迫勇也(鹿島)、6' 山村和也(鹿島)、31' ラドンチッチ(清水)、45' 高木俊幸(清水)、49' 高木俊幸(清水)、68' 大迫勇也(鹿島)、88' 高木俊幸(清水)
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●アフシンゴトビ監督(清水):
「このゲームにはすべてがあったと思います。だから、サッカーが地球上で一番のスポーツなんだと思います。こうした追いついていくドラマ、スペクタクルなゴール、素晴らしいサッカーが含まれているからです。また、その中には微妙なものも含まれてます。それは今日のPKのようなもので、それがより試合をおもしろくしています。
私はチームことを誇りに思いますし、彼らが見せたキャラクターは本当に良かったと思います。素晴らしいチームになれるように、彼らが成長しているのを見せてくれたと思います。この先の11試合で良いパフォーマンスや良い結果が出せるように、今日の勝利が基盤になってくれれば良いと思っています」

Q:高木俊幸選手は、最近なぜベンチスタートが多いのかという点と、彼の練習での取り組みについて教えてください。
「高木は本当にプロだと思います。今日の高木というのは、我々の知っている高木であり、彼の素晴らしいアクションや素晴らしいゴールというものを出してくれたと思います。もちろん、彼にはもっと安定して良いパフォーマンスを出せるようにしてほしいと思いますし、チーム戦術の面でもう少しできるようになってほしい部分もあります。ただ、彼は成長していますし、彼の才能やクオリティに疑問の余地はありません」

Q:戦術的な理解や安定感が少し欠けているということでしょうか?
「今年は何試合か素晴らしいパフォーマンスもありましたし、そこそこのパフォーマンスもありました。河井があのポジションに入ったほうが、攻守においてバランスが取れると思い、その選択をしました。相手には西という攻撃的な選手がいるので、それも考えました」

Q:イ キジェ選手をメンバー外にして、吉田選手を左サイドに入れて、その吉田選手を前半で交代させた狙いを教えてください。
「キジェの最近の調子に関してはガッカリするところがありましたので、他の選択肢を探さなければならない状況でした。そこで次のオプションというのが、左サイドバックの経験もある吉田でした。しかし、彼は序盤から集中力が欠けていたと思います。0-2という状況になってしまったので、もっと攻撃的な並びになるような決断を下しました」

以上

◆【J1:第23節 清水 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160770.html

8月28日(水) 2013 J1リーグ戦 第23節
清水 4 - 3 鹿島 (19:02/アイスタ/9,238人)
得点者:1' 大迫勇也(鹿島)、6' 山村和也(鹿島)、31' ラドンチッチ(清水)、45' 高木俊幸(清水)、49' 高木俊幸(清水)、68' 大迫勇也(鹿島)、88' 高木俊幸(清水)
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●高木俊幸選手(清水)
「ここまでの結果が出るとは正直思ってなかったので、自分でも驚いているところはあるんですけど、我慢してここまでやり続けてきて良かったなと思います」

Q:2-1になって前半途中からでしたが、どんな気持ちでピッチに入りましたか?
「1点取ってからこっちに勢いがあったので、もう1点しっかり取ってハーフタイムを迎えるようにしたいと思ってました」

Q:その中で同点ゴールが生まれましたが、あの場面を振り返ると?
「あれは戦術通りラドンの高さを生かして対角線のボールを入れて、裏に抜けるという自分たちの理想とする形だったので、そこから点が入ったので良かったです。自分は飛び込むだけだったので、簡単なゴールでしたね」

Q:2点目の場面は?
「ラドンが良いところに出してくれて、ファーストタッチも落ち着いてできて良かったので、あとは流し込むだけという形でした」

Q:決勝点の場面は?
「(村田)和哉くんがサイドで1フェイント入れて、相手がスライディングしたところで、ファーに飛んでくるなとわかりました。自分が思ったところにボールが来たので、あれも合わせるだけでした。あれは不思議な感覚でした。今日はすごく良いところにやけにボールが来るなと思っていて、何となく3点目も自分のところに来るような気がしていたので。その通りになったので不思議でした」

Q:ここ数試合、スタメンを外れる試合もありましたが、どんな思いで試合に臨みましたか?
「いろいろ自分の中でけっこう葛藤というか、もちろんチームのためというのもありましたが、個人の結果も本当に欲しかったし、できればスタメンで出たいというのも本心だったので、その中ですごく良いアピールができたと思います。本当に我慢してやってきて、今日も内田コーチに試合前に「良いところを出せばいい。前でしっかりゴールを狙うということをやり続ければ、絶対にチャンスは来ると思うから」と声をかけてもらって、その言葉を信じてやった結果が、今日の結果につながったと思うので、本当に感謝しています」

●村田和哉選手(清水)
「時間も少なく、監督からはお前のアシストやゴールでこの試合を決定づけろと言われて入ったので、それができたことは良かったなと思います。それと何よりチームが勝てたことが、苦しい状況が続いていたので本当にうれしいことでした」

Q:試合が終わった後、本田選手と一緒に喜んでいましたが、何を話していたんですか?
「あれはお前しか通らんなみたいな感じで言われて。本当に速いなと。あそこしかなかったやろみたいな感じで言われました。本当に良いボールが来たし、最後の決勝点は全部が良い形だったと思います」

Q:本田選手が入るまでは、なかなかああいう形でパスが出てくることが少なかったのでは?
「そうですね。自分の中でもそれはだいぶ大きいし、ああいうパスが来るというのは、自分の中でも大好物やないけど、スピードが生きるパスを出してくれるので。やっぱり本田さんの場合は見ているし、走れば出てくるというのを信じてやれるし。受け手としても、あ、出てくるなと思うから走るし、そういう関係ができてきたというのは、すごく良いことだと思います。
残り少ない時間の中で結果を残せたというのは自分の中でも大きいし、湘南戦の得点もそうですけど、そういうのを少しずつ出していって、監督にもチームの人にもサポーターにもみんなから信頼してもらえるように頑張りたいです」

●ラドンチッチ選手(清水)
「今は試合が終わって素晴らしい気持ちです。試合の序盤は、最初の10分で2失点してしまったこともあり、自分たちのプレーが本当にお粗末だったし、相手に簡単に点を取られてしまって本当に立ち上がりでしたが、その後でしっかりと自分たちで流れを戻すことができました。その中でラッキーだったかもしれないけど自分のゴールが決まって、前半のうちに立ち直ることができました。後半はまた違ったゲームになったのですが、最終的に今はすごく良い気持ちになっています」

Q:その1点目の得点シーンを振り返ると?
「セットプレーからのゴールでしたが、河井が素晴らしいクロスを上げてくれて、それが自分の足下にしっかり収まるようなボールで1タッチでコントロールができたので、自分にとっては簡単なゴールになりました」

Q:その後、高木選手に2アシストしましたが、彼の姿は見えてましたか?
「高木の1点目に関しては、サイドから自分の後ろに走っていくのが見えていたので、その方向にボールを流しましたが、そのボールに対して高木がすごく良いリアクションをしてくれて、ギリギリのところで触ってくれたので良いゴールになったと思います。
2点目は、いつも練習の中で監督が言っているようなプレーで、浮き球でもいいので自分に一度当てて、それをしっかり他の選手に戻したり、流したりという作業がうまくできたと思います。自分はつねに高木のことが見えていて、彼が素晴らしい動き、素晴らしいタッチをしてくれたので、ゴールが生まれたと思います」

●本田拓也選手(清水)
Q:4点目の起点になってましたね
「(村田)和哉は足が速くて、一度顔を上げたときに相手よりも後ろにいたので2,3秒ためてみたら、あいつのほうが速かったので、そこにボールが良いタイミングで出せました。オレのパスというより、あいつの足が速かったから良かったなと」

Q:やっと勝利に貢献できましたね。
「そうですね。マジ気持ちいいですね。しかも相手が鹿島だったので。鹿島にいた頃はケガが多かったので、鹿島のサポーターの皆さんには良いプレーをあまり見せられなかったので、今日は恩返しではないけど、しっかり自分が試合に出て勝てたということは、少しは見せられたかなと。一番は向こうにいるときに見せられれば良かったんですけど、それができなかったので」

Q:鹿島から4点取るのは難しいと思いますが、どれがいちばん狙い通りのゴールでしたか?
「全部狙い通りじゃないですか。今日は本当にシュートも多くて、サイドからも崩せて、セットプレーもあったし。とくにサイドから崩して点を取るというのがエスパルスのサッカーだと思うし、それが今日はできたのですごく良かったと思います。
前半5分で2点を取られて、そこは集中しなければいけないところだと思うし、甘いかなと思うところですけど、その後はみんなが一所懸命走ってボールを取って、ボールをつないで、チームのためにやるということができていたと思います。それと今日は応援してくれる人たちがいたから勝てたという部分も大きいと思いますね」

Q:チーム全体でアグレッシブにいけばやれるんだと?
「そうですね。みんなやればできるんですよ。あとは意識の問題なので。少し走る距離を長くしたりとか、球際を頑張るとか、本当にちょっとずつのところだと思うし。気持ちを込めてやれば結果にもつながると思います」

●大迫勇也選手(鹿島)
「2点取ってからラインが深くなって、ちょっと守りに入りすぎたというか、そこで声をかける人もいなかったし、もったいないですね。あそこでもう少しコンパクトにサッカーしたかったです。ズルズル下がってしまって、相手のFWがいちばんやりやすい形になったのかなと思います。
でも、4点目のチャンスがあったので、あれを決めていれば勝っていたので。あそこでしっかり決められるようにしたいですね」

Q:キックオフからあんなに早く点を取れたことについては?
「良いパスが来たので、うまく流すことができました」

Q:ゴール前に良いタイミングでは入れていたと思いますが
「ゴール前には入ろうとしていて、試合を通してずっとそれは心がけているので。まあでも……4失点したことより、もっと取れたかもしれないので、もっと前が頑張れればなと思います」

●山村和也選手(鹿島)
「アウェイの試合で踏ん張りきれずに負けてしまうという形が続いているので、ホームでもアウェイでも集中してしっかりやっていかないと、首位にせっかく追いついてきたのにまた離されるという形になってしまうので、もう一度集中して、次のホームで勝てるようにしていきたいと思います」

Q:ボランチでもまったく問題ないパフォーマンスを見せていたように感じましたが
「最初はちょっと運動量が足りないかなと思いましたけど、徐々に慣れてきて、だいぶ感覚的には良い形でプレーすることができたかなと思います」

Q:失点はどれも押し込まれた中での失点ではなかったと思いますが、どういったところに課題がありますか?
「やっぱり中央のラドンチッチが強いということはわかっていたので、ロングボールが入ったときに、競った人の周りでもう少しサポートすることができれば、また試合の展開も変わってきたのかなと思います」

Q:ラドンチッチに引っぱられて少しラインが下がったようなところもありましたか?
「そうですね。いつもより少し低い位置で守るような形になってしまって、あそこをまたしっかり上げてコンパクトにしていかないと間延びしてしまうので、これからああいうときにしっかり上げられるように、チーム全体としてやっていきたいと思います」


以上

◆【J1:第23節 清水 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160769.html

8月28日(水) 2013 J1リーグ戦 第23節
清水 4 - 3 鹿島 (19:02/アイスタ/9,238人)
得点者:1' 大迫勇也(鹿島)、6' 山村和也(鹿島)、31' ラドンチッチ(清水)、45' 高木俊幸(清水)、49' 高木俊幸(清水)、68' 大迫勇也(鹿島)、88' 高木俊幸(清水)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:前半で柴崎選手が交代することになって、そこからリズムが崩れてしまった、立て直すことができなかったという部分はありますか?
「単純にそれが要因だとは考えていません。7点が入ったということは、見る側にとってはスペクタクルで楽しかったと思います。ただ、前半の試合の運び方、とくにレフェリングの運び方、ゲームコントロールという部分に関しては、非常に注視しなければいけない部分もありましたし、今回は小笠原が出場停止ということで梅鉢が入り、柴崎がケガをする前に梅鉢がイエローカードを提示されたということで、ゲームコントロールへの影響を自分が考えなければならなかった。ゲームプランを立て直すことが必要だったと思います。

試合の入り方は非常に良くて、2点取って、そこでもう少し自分たちが落ち着いてボールを保持することができれば良かった。相手は2連敗していて、ホームで2失点したということを考えたら、当然前に出てくるわけで、高い位置からボールを奪いにくるので、そこをくぐり抜ければ全然チャンスは作れたはずです。そこを突くことができなかったのは、これは経験の部分にもなるが、味方にコーチングするということ、フリーなのかターンができるのか、そういう単純なことができるかできないかで試合の状況や味方のボールの持ち方というのが変わってくる。そういう部分が足りなかったというところで失点をしてしまって、前半の最後に2点目を取られた。

そこでイエローカードをもらっていたので、今日のレフェリングを見ていると10人になる可能性もありうると感じたので、中田を入れた。また、柴崎がケガをした時点では岩政を入れて、彼は長い間試合をやっていないという面もあったが、彼はやるべきことをやってくれた。そして代わりにひとつ前に出た山村が、僕は今日のうちのMVPではないかと思っています。非常に良いプレーをしてくれましたし、僕が求めている部分というのはできているので、もう一皮むければすごい選手になれると感じているので、そこをもう少し上げられればと思います。

もうひとつ、自分がハーフタイムで注意したことは、アウェイで前後半の入り方があまり良くないと、またアウェイでの結果が出ていないというところで、後半の入り方、とくに立ち上がり10分、15分は注意してしっかりしたプレーをしよう、気持ちを入れてやろうと言いました。その中で後半開始4分に失点してしまって、2-3という状況になって、相手に勢いや自信を与えてしまった。とくに相手のホームなので、そういった状況を与えてしまうと、相手が伸び伸びとできるようになるので、そこから自分たちのペースに持ち込むことができなかったと思っています。

結果的に、非常に残念な結果になりました。相手に力があったということも認めなければいけないし、相手は4点取って、我々は3点しか取れなかった。ただ、つないでいったときにはチャンスを多く作れたので、もう少し最終的な精度を高めていかなければいけない。また、エスパルスがアグレッシブにゴールに対する姿勢を出してきた面に関しては称えなければいけないと思う」

以上

◆J1鹿嶋、アウェーで6連敗(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13777020522724

J1第23節(28日・IAIスタジアム日本平ほか=9試合)鹿島は3-4で清水に逆転負けを喫した。通算成績は11勝5分け7敗、勝ち点38で5位。鹿島は今季アウェー戦6連敗。

鹿島は前半1分に大迫、6分には山村が得点して2点リードしたが、31、45分に連続失点。後半4分に勝ち越され、23分に大迫がPKを決めて同点とした。だが43分に清水・高木俊にこの日3点目となる決勝点を奪われ力尽きた。

横浜Mが中村の2ゴールの活躍などで浦和に3-0で快勝し、勝ち点47で首位に再浮上した。広島は甲府に0-2で敗れ、同44で2位に後退した。浦和は同43で3位。

C大阪は仙台と1-1で引き分け、清水に敗れた鹿島とともに勝ち点38で4位。柏は湘南に大勝。川崎は得点王争いトップの大久保の今季18得点目などで大宮を振り切った。大宮は8連敗。名古屋は大分、新潟は磐田、鳥栖はFC東京に競り勝った。



◆【鹿島】大迫2発!11秒弾で先制もアウェー6連敗(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130829-OHT1T00052.htm

 ◆J1第23節 清水4―3鹿島(28日・IAIスタジアム日本平) 29日の日本代表メンバー発表を前に、1トップを争うストライカーがアピール合戦を繰り広げた。鳥栖はFW豊田陽平(28)が後半40分の決勝弾を含む2ゴールでF東京を3―2で破った。磐田FW前田遼一(31)、柏FW工藤壮人(23)、鹿島FW大迫勇也(23)もそれぞれ2得点。横浜MはMF中村俊輔(35)の2ゴールなど浦和を3―0で下し、甲府に0―2で敗れた広島に代わり首位に立った。

 3戦連発も、チームを今季初の3連勝に導くことができず、鹿島のFW大迫はアウェー6連敗に天を仰いだ。キックオフから11秒だった。大迫はセンターサークルでMF土居からのボールを一度自陣に戻すとゴール前へ。「うまく流し込めた」とMF遠藤のクロスに右足で合わせゴール。広島FW佐藤の8秒に次ぐ歴代2位の電光石火弾だ。

 いきなりのチャンスにも冷静に対応した。「去年よりゴール前で落ち着くようにすること」を心がけているという。さらに逆転された後半にPKで2点目を決め同点に。それでも試合終了間際に決定機を外し、直後に決勝点を許しただけに「(最速ゴール歴代)2位? 中途半端だね。(チームの)4点目を決めていれば」とエースとしての責任を口にした。

 MF小笠原が出場停止のため、主将代役を務め、先発平均年齢24・64歳の若手軍団を引っ張った。これで先月の東アジア杯後、公式戦は7戦9発。29日発表の日本代表選出へこれ以上ない結果を出してきた。しかし、首位との勝ち点差が広がる結果に「まだまだ足りない試合」。背番号9にとっては悔しさだけが残る一戦となった。

◆大迫 J史上2位の開始11秒弾!2戦連続マルチもチームは敗戦(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/29/kiji/K20130829006503700.html

J1第23節 鹿島3-4清水 (8月28日 アイスタ)

 日本代表復帰を目指す鹿島の大迫が電光石火の一撃を決めた。キックオフから11秒、右サイドからの遠藤のクロスに右足を合わせた。3戦連続の一撃は、広島の佐藤が06年4月22日のC大阪戦で記録した8秒に次ぐ史上2番目のスピード弾。2―3の後半23分にはPKを右隅に流し込み、今季13得点目を挙げた。

 出場停止の小笠原に代わり主将を務めたエースが2試合連続のマルチ得点を達成したが、チームは逆転負け。前半20分に柴崎が負傷交代するアクシデントも響き、アウェー6連敗で今季初の3連勝を逃した。大迫は「(2番目のスピード弾は)中途半端。もっと得点できる場面はあった」と反省したが、国際Aマッチ初得点を記録した7月の東アジア杯後は公式戦7戦9発と量産。できる限りのアピールを終え、代表発表を待つ。

◆3戦連発!鹿島・大迫、J史上2番目11秒弾!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130829/jle13082905030006-n1.html

 J1第23節(28日、清水4-3鹿島、アイスタ)鹿島のFW大迫が、いきなり存在感を見せ付けた。開始わずか11秒、MF遠藤の右クロスを「いいボールが来た。流し込むだけだった」と右足でゴール左隅に押し込んだ。2-3で迎えた後半23分にもPKを決め、3戦連発で昨季の9得点を大きく上回る13得点目。7月の東アジア杯以来となる日本代表入りをアピールした。

 しかし、チームは3-4と逆転負け。敵地では7戦ぶりの白星に導けず、「もっと決められた」「まだまだ(実力が)足りない」と悔しさを連発した。ただ、それもエースとしての立場を自覚してのもの。「ゴール前のポジションはうまく維持できた」と、最後まで相手DFの脅威となった。

 ゴール量産で日本代表への定着が期待される。本人は「まったく気にはしていない」と平静を装いつつ、「ゴールを決め続ければついてくる」と意欲も。昨年のロンドン五輪代表入りを直前で逃した悔しさを、来年のブラジルW杯で晴らす。その準備は整ってきた。 (望月文夫)

◆鹿島、開始11秒の先制実らず逆転負け(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130828/jle13082823370018-n1.html

 J1第23節(28日、清水4-3鹿島、アイスタ)鹿島は開始わずか約11秒で大迫が先制、前半6分には山村が2-0とした。だが小笠原を出場停止で欠く上、同20分に左足を痛めて柴崎も退き、中盤を支配できずに逆転を許した。大迫は「もったいない。もっとコンパクトにサッカーをしたかった」と間延びした戦いを敗因に挙げた。

 今季ホームでは9勝2分けだが、敵地で2勝3分け7敗。山村は「アウェーでは踏ん張り切れずに負けてしまう形が続いている。もっと集中しないと」と精神面の課題を指摘した。(共同)

鹿島・セレーゾ監督「早い時間帯に2点を取れたが、その後は相手に合わせてしまった。柴崎の負傷で山村や中田をボランチ(守備的MF)で使わなければいけない状況になり、より厳しくなった」

◆【清水】本田、古巣鹿島に逆転勝ち/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130829-1180399.html

<J1:清水4-3鹿島>◇第23節◇28日◇アイスタ

 古巣の鹿島撃破に闘志を燃やしていた清水のMF本田拓也(28)が、今季初の逆転勝ちに貢献した。

 同点に追いつかれて迎えた後半43分、右サイドを駆け上がる途中出場のFW村田和哉(24)に絶妙なスルーパスを供給。抜け出した村田のクロスからFW高木俊幸(22)の決勝点が生まれ、チームは3戦ぶりの勝利をつかんだ。本田は「相手が相手。今日の勝利は本当に気持ちが良い」と、笑顔でスタジアムを後にした。

◆【鹿島】大迫11秒弾も逆転負け/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130828-1180341.html

<J1:清水4-3鹿島>◇第23節◇28日◇アイスタ

 鹿島が逆転負けでアウェー6連敗となった。前半開始わずか11秒でFW大迫勇也(23)が右足で先制点。同6分にはCKからDF山村和也(23)が追加点を挙げた。

 しかし、20分にMF柴崎岳(21)が負傷退場すると、立て続けに2失点。後半もリズムを取り戻すことができず、さらに2失点した。この日2ゴールの大迫は「2点を取ってからズルズル下がってしまった。もっと試合を落ち着かせることができれば」とうつむいた。

◆清水3連敗阻止へ、本田が古巣撃破誓う(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130828-1180028.html

 清水は27日、三保グラウンドで鹿島戦に向けて非公開で約1時間半の調整を行った。今夏新加入したMF本田拓也(28)が、古巣撃破を誓う。日本平での鹿島戦は、入団1年目の08年にプロ初得点を記録した対戦カードと同じで「チャンスがあれば狙いたいし、この試合を良いきっかけにしたい」とゴールへの意欲も示した。思い出の地の日本平で3連敗を阻止し、復調のきっかけをつかむつもりだ。

 3連敗阻止を懸けた一戦に、古巣鹿島を迎える。この日、公開された冒頭15分の練習では笑顔が自然と引き締まった。意気込みを問われた本田は「意識し過ぎることはないけど、最近まで所属していたし、やっぱり一番勝ちたいチームですね」と胸中を明かした。

 前節浦和戦では、体調不良からの復帰直後ということもあり攻守で精彩を欠いた。前半35分には、CKのこぼれ球に反応。決定的な場面で左足を振り抜いたが、シュートはポストにはじかれた。ただ、90分間フル出場を果たしたことで体調は万全の状態に近づいた。本田は「かなりきつかったけど、1試合やれたことがかなり大きかった。コンディションは良い」と、完全復活を強調した。

 イメージはできている。入団1年目の08年5月11日。ホーム日本平で迎えた鹿島戦で、プロ初得点を挙げた。この1点をきっかけに、不動のボランチとして躍進。一時は、日本代表まで上り詰めた。同じ条件で迎える試合に「縁起が良いというか、悪い印象がない。まずは無失点を心がけて、チャンスがあれば積極的に(ゴールを)狙っていきたい」と力を込めた。

 言葉通り、本田が清水に在籍した08年から11年までのホーム鹿島戦は、チームとしても公式戦4戦負けなし(3勝1分け)と相性抜群だ。今季初の3連敗となれば、鳥栖の結果次第で14位に後退するだけに、本田は「絶対に負けられない。チームとしても個人としても、この鹿島戦で良いきっかけをつかみたい」と語気を強めた。「思い出の一戦」を勝利で飾り、上昇気流を呼び込む。【前田和哉】

◆大迫アウェー連敗阻止へ「止めないとね」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130828-1179836.html

 鹿島FW大迫勇也(23)が3戦連発で、アウェー5連敗の“負の連鎖”を断つ。今日28日の清水戦はMF小笠原が累積警告で出場停止。大迫が主将代役を務める可能性もあるが「楽しみだね。拓ちゃんともやれるし」と、先月鹿島から移籍したMF本田の名を挙げ笑った。「(小笠原)満男さんの存在は大きいが、1人1人がカバーするつもりで。(アウェー連敗も)そろそろ止めないとね」と意気込んだ。

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第23節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50375

J1 第23節 清水エスパルス戦 マッチレビュー

鹿島、アウェイ6連敗。大迫の2ゴールも、清水に3-4と競い負け。

前節、首位の横浜FMを破り、4位に浮上した鹿島だったが、またしてもアウェイの地で悔しい敗北を喫した。開始10秒で大迫が3戦連発となる先制弾を決めるなど、チームの大黒柱である小笠原の不在という不安材料を一掃する序盤だったが、柴崎が負傷交代してからガラリと流れが変わり、結局、3-4と打ち合いに負けてしまった。

派手な打ち合いは鹿島の見事な先制ゴールから始まった。大迫と土居とのキックオフから柴崎へボールが渡り、柴崎は右サイドの遠藤に展開する。ここで遠藤は見事なターンから吉田を抜き去り、左足アウトフロントで絶妙なクロスをゴール前へ送る。そして大迫がヨン ア ピンの背後からうまく抜けだしダイレクトで合わせ、わずか開始10秒での先制弾を決めた。

そしてそのわずか5分後、今度は遠藤のCKから山村がヘディングシュートを清水ゴールへ叩き込み、鹿島は試合開始から6分で2点のリードを奪った。

キックオフ前には累積警告での出場停止処分による小笠原の不在が大きな不安材料となっていたが、こうなると若い選手たちにも少し余裕が生まれた。しかし2連敗中の清水も大前、ラドンチッチを中心にアグレッシブに攻めてくる。すると8分、相手への不用意なチャージで小笠原の代役である梅鉢がイエローカードを受けるなど、ゲームプランに不安が生じた。

そしてそのプランが完全に崩れたのが、20分、柴崎が負傷によりピッチを去った瞬間だった。最終ラインに岩政が入り、山村がボランチへポジションを上げたが、ゲームコントローラーを失った鹿島は攻守の意識にズレがあり、31分にラドンチッチ、45分には交代で入った高木俊幸に決まられ、試合はあっさり2-2の振り出しに戻った。

後半に入り、トニーニョ セレーゾ監督は中盤に安定と落ち着きをもたらすべく、イエローカードを宣告されている梅鉢に代え、中田を投入する。これで少し鹿島にリズムが出て来たが、2点差を追いついた清水の勢いは止まらず、49分、またしても高木に決められ、2-3と逆転を許した。

しかし鹿島もまだあきらめない。中盤でのゲームメーキングができない中、遠藤の精度の高いセットプレーを武器に清水ゴールへ襲いかかる。そして68分、その遠藤のCKからヨン ア ピンのハンドを誘い、これで得たPKを大迫が冷静に決め、3-3と試合を再び振り出しに戻した。

その後、一進一退の攻防が続いたが、88分、この日絶好調の高木にハットトリックとなる決勝弾を叩き込まれ、鹿島は3-4と悔しい逆転負けを喫する。両チーム合わせて7ゴールと派手なゴールショーとなり、サッカーのスペクタクル性が存分に発揮されたゲームとはなったが、鹿島にとっては停滞アウェイ6連敗となってしまった。

小笠原の不在と柴崎の負傷交代という不運が2つ重なったことが生んだ競い負けとも言えるが、優勝を目指すにはこういう状況でもしっかりと勝点を拾っていくことが重要となる。その意味でも、まだまだこのチームは発展途上と言えるだろう。先ずは中2日となる次節のホーム柏戦で意地と成長を見せて欲しいものだ。



【この試合のトピックス】
・この日の先発11人の平均年齢は、24.64歳。
・34歳で最年長の曽ヶ端がJ1通算395試合出場を達成。節目の400試合出場まで、後5試合。
・大迫が3試合連続ゴール。先制弾と同点弾と2得点で今季リーグ戦13ゴール目。なお、先制弾は開始10秒で決めている。
・この負けにより、アウェイゲーム6連敗。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・もっと意識を高く、もっと積極的に。
・相手のロングボールと両サイドからのダイアゴナルランをしっかりケアすること。
・集中力を維持し、自分たちのサッカーを続けること。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
・インサイドハーフ2人は、もう少し高い位置を取り、相手ダブルボランチの脇を狙え!
・フリーキックもチャンスになるぞ!集中して決め切れ!
・一気に3点目も決めて勝つぞ!!

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・非常に早い時間帯に2点取れたが、その後、相手に合わせてしまったところがある。相手は2連敗していたので前からアグレッシブに来ていた。もう少し落ち着いてかわせることができればと思う。
・後は若さの部分もあった。コーチングなり、声を出すことでやることがもう少し明確になったのではないか。
・さらに後半の立ち上がりでやり直すことを求めたが、早い時間帯で失点してしまった。これが自分たちを厳しい状況に追い込んでしまった。また柴崎の怪我は、我々にとって残念なこと。山村や中田をボランチで使わなければいけない状況になり、より厳しくなってしまった。
・梅鉢へのイエローカードも、誤算の1つ。ボランチの選手がカードをもらうとゲームプランが変わる。しかしレフェリングもサッカーのスペクタクル性の1つだと思うし、そのため、7ゴールも入り、観客の皆さんやTV観戦をしていた人には楽しいゲームだったのではないか。
・アウェイで結果が出ていないので、先ずはそこを求めた。姿勢の部分では負けてしまったとは言え、改善されたかと思う。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
今日の試合を見ると、サッカーの美しさが分かる。だからこそ、このスポーツはこの地球上で一番愛されているスポーツだと思う。ドラマチックな部分もあったし、微妙な判定もあった。やられて、やり返して、またやられ、そして最後に突き放すことができた。両チームがやり合う試合だったからこそ、いいゲームになった。選手たちに疲れがあると思うが、土曜のゲームも問題ないと思う。

選手コメント

[試合後]

【山村 和也】
アウェイゲームは踏ん張り切れずに負けが続いている。ホームでもアウェイでも同じように戦えないといけない。首位に差が詰まったのにまた引き離されてしまった。岳が怪我で急にボランチに入る事になったけれども、ボランチは想定はしていたので問題はなかった。

【土居 聖真】
アクシデントが続いてしまった。点は入ったけど、中盤がバタバタして試合の入りから流れが悪かった。負けたけど、最後まで選手たちは戦っていたと思う。逆転されてからも良く追いついた。どっちが勝ってもおかしくない試合展開だった。2失点目が痛かった。次に切り替えてやるしかない。

【青木 剛】
前半の早い段階で上手く2得点できたが、アクシデントでメンバーが入れ替わった。2-1で前半を終わる事ができれば、後半は上手くゲームマネージメント出来たと思う。後半は点を取りに行って、取り合いのゲームになった。満男さんが不在の中で、ヤマやバチ、浩二さんがボランチに入ったけど練習でもやった事があるので大きな混乱はなかった。大きい選手に対して競るところは競って、セカンドボールに入ってくる選手への対応も大事になる。そういった相手の狙いが出てしまったと思う。

岩政選手、大迫選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2013年8月28日水曜日

◆来月の代表戦に本田、内田、吉田ら呼ぶ(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2013/08/28/0006287773.shtml

 原技術委員長は本田(CSKAモスクワ)や内田(シャルケ)ら、コンディション不良で直近のリーグ戦を欠場した海外組も、9月の代表戦に招集する意向だ。

 出場できないほど状態が悪い選手は「今のところは聞いていない」とし、下腹部に不調を抱えリーグ戦で2試合ベンチ外の吉田(サウサンプトン)についても「メールでやりとりした。コンディションは上がってきたと話していた」とした。2試合出場がない香川(マンチェスター・ユナイテッド)も同様だとした。

◆内田が先制アシスト、シャルケが数的不利跳ね返しCL本戦出場決定(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130828/131309.html

 チャンピオンズリーグ本戦出場を懸けたプレーオフのセカンドレグが27日に行われ、ギリシャのPAOKと日本代表DF内田篤人が所属するシャルケが対戦。内田は先発出場した。

 ホームでのファーストレグを1-1の引き分けで終えていたシャルケは43分、ロングボールに右サイドを駆け上がった内田が胸トラップ。中央に切り込みながらラストパスを送ると、アーダーム・サライがゴール右へ流し込み、先制に成功する。

 しかし、後半に入ってからの53分にPAOKは、スルーパスに抜け出したペナルティエリア内中央のステファノス・アタナシアディスが、豪快に決めて同点とすると、シャルケは64分にジャーメイン・ジョーンズが2枚目の警告を受け、退場となってしまう。

 数的不利となってしまったシャルケだったが、直後の67分にマックス・マイヤーのスルーパスに抜けたユリアン・ドラクスラーが、GKをかわしてゴールへと流し込み、貴重なアウェーでの2点目となる逆転ゴールを獲得。

 粘るPAOKは79分にFKがゴール前へ送られると、コスタス・カツラニスが頭で合わせて、同点とするが、90分にシャルケはカウンターからサライがこの日2点目となるゴールを決めて勝負あり。3-2でシャルケが勝利した。

 アウェーでの一戦を制したシャルケが、2戦合計1勝1分で2シーズン連続となる本戦出場を決めた。なお、内田はフル出場している。

◆内田アシストのシャルケ、薄氷を踏む思いでCL予選を突破(スポナビ)


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/headlines/article/20130828-00000042-goal

27日に行われたチャンピオンズリーグ予選プレーオフ・セカンドレグ、PAOK対シャルケの一戦は、3-2でアウェーのシャルケが勝利を収めた。この結果、2試合合計4-3でシャルケが本選出場を決めている。DF内田篤人は右サイドバックでフル出場し、1アシストを記録した

ホームでのファーストレグで1-1とアウェーゴールを献上して引き分けているシャルケは、立ち上がりから先制点を狙う。3分、フクスのFKからジョーンズのヘッドがGKヤコボを襲うなど、セットプレーからPAOKゴールを脅かした。

だが、その後はPAOKにうまく試合をコントロールされ、チャンスをつくれず。試合はこう着状態のまま時間だけが過ぎていく。次に決定機が生まれたのは41分。ヘーガーのスルーパスから、ファルファンがシュートに持ち込むが、これはヤコボに阻まれた。

しかし、これが流れを変えたのか、直後にシャルケは待望の先制点を奪う。ディフェンスラインからのロングボールに、攻め上がった内田が反応。裏のスペースを突くと、ペナルティーエリア内で胸トラップし、柔らかいタッチで中に送る。これにショライが合わせ、貴重なアウェーゴールを手にした。

ビハインドを背負って前半を終え、得点が必要になったPAOKは、後半からペースアップ。すると53分、その勢いを生かして同点ゴールを奪う。シャルケ守備陣がつくった中央のスペースに、ルーカスがスルーパスを出すと、走り込んだアタナシアディスが豪快にこれを叩き込んだ。

これで2試合合計スコアは2-2、アウェーゴールの数も同じとなり、次の1点が勝負の行方を左右するという状況に。そんななか、64分、シャルケにトラブルが発生する。ジョーンズがサルピンギディスへのファウルで2度目の警告を受け、退場となってしまった。

だが、数的不利に陥ったシャルケは、早い段階で大きなアドバンテージを手にする。67分、途中出場のマイヤーのスルーパスに、ダイアゴナルランで守備ラインを破ったドラクスラーが反応。飛び出したヤコボもかわしてシュートを流し込み、貴重な勝ち越し点を奪う。アウェーゴールの数でも上回り、シャルケが優勢に立った。

逃げ切れば予選突破のシャルケは70分、10分前にピッチに送り込んだばかりのマイヤーを下げ、ノイステッターを投入。守備を整えようとするが、79分に失点してしまう。ストッフのFKから、カツラニスのヘッドでネットを揺らされた。

これで再び2試合合計のスコアがタイになり、アウェーゴールで上回るシャルケが逃げ切るか、数的優位に立つPAOKが1点を奪うかという展開へ。85分には、ストッフのドリブル突破を内田が止めたが、シャルケとしてはあわやPKかとヒヤリとさせられた場面だった。

だが90分、ドラクスラーがゴールを目指すPAOKにとどめを刺した。左サイドのスペースを突くと、相手選手2人をかわしてゴール前に侵入し、飛び出してきたヤコボの前で中央のショライ。ショライが難なくこれを押し込み、決定的な追加点を奪った。

これで予選突破を確実としたシャルケは、アディショナルタイムもしのぎ、本選出場が決定。薄氷を踏む思いだったが、辛うじてグループステージへの切符を手にしている。



(C)Goal.com

◆【J1:第23節 清水 vs 鹿島】プレビュー:8月になかなか勝てない清水と、8月に調子を上げてきた鹿島。真夏の連戦で、清水は自分たちのサッカーができるか(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160678.html

8月28日(水)J1 第23節 清水 vs 鹿島(19:00KICK OFF/アイスタ)
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猛暑の中でしぶとい戦いを演じ、8月は3勝1敗で徐々に上位に迫ってきた鹿島と、逆に8月は1勝3敗で上よりも下のほうが近づいてきた清水。対照的な状況にある両チームだが、どちらも負けられない、いや絶対に勝ちたい試合。暑さがようやく少し和らいできた中で、アイスタのピッチ上だけは本当に熱い戦場となるはずだ。

土曜日の浦和戦は、エコパで浦和に完敗した清水は、14位の鳥栖と1ゲーム差に近づき、これ以上負けると残留争いに巻き込まれかねない立場になってきた。そんな状況の中で、清水にとってもっとも重要なのは「自分たちのチームに対して焦点を当て、自分たちが良いサッカーをする」(ゴトビ監督)ということだ。
浦和戦の最大の敗因は、早い時間に2失点してしまったことだが、その原因は「パスの出所に全然プレスに行けてなくて、自由に(長いボールを)蹴らせてしまっていた」(村松大輔)という部分が大きい。その背景にはシステム的なミスマッチもあったが、チームとして意思統一や連携が不十分だったという面もある。前線からのアグレッシブな守備を身上とする清水としては、それでは狙い通りの戦いはできない。
鹿島に対しても同じようにパスの出所へのプレッシャーが甘ければ、裏への飛び出しも得意とする大迫勇也に正確なパスを出され、簡単にGKと1対1の局面を作られてしまうだろう。絶好調になってきた大迫にそんなチャンスを与えてしまえば、いかに1対1を得意とするGK櫛引政敏といえども止めきれない。
昨年の鹿島とのホームゲーム(第9節)は、昨シーズンの中でもベストゲームと言える内容で3-0の完勝を果たした。その際も、前線からのアグレッシブな守備が機能していたことが大きかった。したがって、清水の前からの守備がどれだけはまるかという部分は、試合序盤の大きな見どころになるだろう。

それを大前提とすれば、攻撃で進化している部分も自然に出せるだろう。浦和戦はエコパでの戦いで、芝の長さなども普段とはかなり異なっていたが、今度はいつものアイスタが舞台なのでパスも回しやすくなり、ホームの優位を生かすことができる。ラドンチッチと大前元紀の加入で決定力も増し、守りを固めた相手から点を取る能力も上がっている。セットプレーからの得点も増え、浦和戦でも大前のCKからビッグチャンスを作った。
7月まで鹿島にいた本田拓也は、「(鹿島が相手ということは)とくに意識はしていない」と言うが、鹿島に対する狙いどころは周囲に伝授しているはず。自分たちのサッカーができれば、点を取れる可能性は大いに高まってくるはずだ。

一方、鹿島のほうは、7月末の時点では首位と勝点10差の6位だったが、今は4位まで上がって勝点6差。4年ぶりのリーグ制覇に向けて、ヒタヒタと優勝争いに迫っている。とくにエースの大迫は、ここ2試合で3得点。それらがどちらも貴重な決勝点になっており、ダヴィが負傷で欠場している中、非常に頼もしい存在になっている。
また、土居聖真や中村充孝といった若手を積極起用する中で結果を出していることも、大きなプラス要素。そのうえで、本山雅志や野沢拓也(ベンチスタートになった場合はジュニーニョも)といった切り札を後から投入できるのは、鹿島の大きな強みだ。今節は小笠原満男が出場停止だが、それを補う選手層は十分に整っている。
したがって、アウェイで多少劣勢の展開になったとしても、鹿島の選手たちはまったく慌てることはない。カウンターでもセットプレーでも点を取ることができ、試合終盤での強さは確実に清水を上回っている。

つまり、清水が自分たちらしい良いサッカーをしたとしても、最後までまったく油断はできない厳しい戦い。だが、それを乗り越えてホームで結果を出すことが、オレンジ戦士たちが何としても成し遂げなければならないミッションだ。

以上

2013.08.27 Reported by 前島芳雄

◆【鹿島】出場停止の小笠原代役に21歳梅鉢先発へ(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130827-OHT1T00214.htm

 鹿島は27日、今季初の3連勝を目指す清水戦を翌日に控え、茨城・鹿嶋市内で紅白戦を行った。出場停止のMF小笠原に代わってMF梅鉢がボランチに入り、昨年4月以来の先発が濃厚。先発平均年齢が、今季初めて25歳を下回る24・64歳となる見込みだ。ボール奪取力や運動量に定評のある梅鉢は「僕も試合に出て勝ちに貢献したい」と定位置確保へ意気込んだ。アウェー5連敗中だが、4位からの逆転Vへ若手の勢いが鍵となる。

◆清水本田が古巣撃破に燃える/第23節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130828-1179801.html

<J1:清水-鹿島>◇第23節◇28日◇アイスタ

 19時キックオフ。

【清水】古巣・鹿島撃破に闘志を燃やすMF本田に期待したい。ホーム日本平(アイスタ)での鹿島戦は、法大から清水入団1年目の08年にプロ初得点を記録した思い出の試合だ。チームとしても今季初の3連敗阻止を懸けた一戦を、同じ条件で迎え「悪い印象がまったくない。鹿島戦から復調のきっかけをつかみたい」と、意気込んでいる。

◆【鹿島】梅鉢「いつも以上に緊張する」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130827-1179612.html

 28日の清水戦に先発出場が濃厚なMF梅鉢貴秀(21)が意気込みを語った。24日の横浜戦でMF小笠原満男(34)がイエローカードをもらい、次戦は累積警告で出場停止。思わぬ形で回ってきたチャンスだ。

 「(普段は途中出場が多いので)いつも以上に緊張する。でも緊張した方が集中していいプレーが出ることもあるから、すればするほどいいと思う。やることはいつも通りです」と、持ち前のボールをとりに行くプレーで勝利への貢献を誓った。

◆鹿島西バースデー弾で連敗脱出だ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130827-1179321.html

 鹿島DF西大伍(25)が26日、バースデー勝利を誓った。約1時間のミーティングの後、主力組はランニングなどで軽めの調整。24日の横浜戦での逆転勝利に触れて「大事じゃない試合はないが、モチベーションを高くして臨んだ。ここで落とさないようにしたい」と、次戦でアウェー5連敗からの脱出を目指す。28日の清水戦は、西の26歳の誕生日。昨年はJ1通算100試合目を自らのゴールで祝った。「チャンスがあれば狙っていきます。無理には狙わないけど」。“持ってる男”が、普段通りのプレーで勝利に貢献する。

2013年8月27日火曜日

◆内田篤人が「VOGUE JAPAN」に手記披露(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20130827-OHT1T00019.htm

 日本代表DF内田篤人(25)=シャルケ04=が、28日発売のファッション誌「VOGUE JAPAN」(ヴォーグ ジャパン)10月号で、ポートレートと手記を披露した。11年9月号以来の同誌登場となる内田は、国際的な写真家のニコール・ノドランド氏らとも英語で和気あいあい。コンフェデ杯敗退直後のロッカールーム秘話や、最近芽生えたという結婚願望についてつづっている。撮影のメーキングは、同誌のウェブサイトで公開中。

内田篤人が、VOGUE に帰ってきた!<その2>

内田篤人がモード・デビュー! メイキング

VOGUE JAPAN 2013年10月号 内田篤人

◆【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】レポート:両者が持ち味を発揮する息詰まる攻防は、大迫の2発で鹿島の逆転勝利!首位叩きに成功し勝点6差に迫る。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160576.html

8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)
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久しぶりの雰囲気だった。大迫勇也の同点弾が決まった直後から、スタジアムの空気が一変した。ひとつずつは小さな声と手拍子が、まるで巨大な生き物のようにひとつとなり横浜FMをのみ込む。いつの間にか、11対11であるはずのサッカーは、1万数千対11に変わっていた。約束されていたかのような逆転弾に、相手のパワープレーをまったく寄せ付けない集中した守備。勝利を求めて一体となった"鹿島アントラーズ"が、共に戦い、喜びを分かち合う。

「応援や声援をいただいたなかで、選手はあれだけ頑張ることができました」試合前、サポーターにスタジアムに集結することをお願いしたセレーゾ監督は感謝を口にした。もたらされた歓喜は極上。
「久々にサポーターが喜びを爆発させていた。それを見てたら嬉しくなった」クラブ幹部も目を細めていた。

スタンドの雰囲気が勝敗を分けるわけではないが、選手は、試合前からその日の雰囲気を如実に感じている。今季、鹿島はリーグ戦でホーム負けなしを続けているが、それにはサポーターの貢献が大きいと青木剛は見ていた。
「サポーターが良い雰囲気をつくってくれている。この間の新潟戦もそうだったし、少し前ですけど大宮戦もそうだった。アップの段階から『雰囲気はいいな』と感じている。そういうのは大きいと思います」

だが、相手は首位を走る横浜FM。そう簡単にはいかなかった。

前半から決定機を迎えたものの、柴崎岳のハーフボレーはゴールに戻った小林祐三のクリアにあい、裏に抜け出した大迫のシュートは、必死に手を伸ばした榎本哲也に防がれる。すると、19分、中盤でボールを奪われると、中村俊輔からマルキーニョスと渡り、一度のチャンスでゴールを決められてしまう。その後は、中村の絶妙なパスさばきにプレスの狙いが絞れず、序盤にあったような切り替えの速さで相手を上回ることもできない。大迫が決定的なヘディングシュートを放つも、今度は中町公祐のクリアにあい、守備の堅い相手から攻め手を見いだせないまま前半を終えた。

しかし、一人の選手の登場が状況を変えた。本山雅志が入り、中盤を広く動き回りながらパスをさばくと、それまで機能していた横浜FMの守備が後手を踏むようになる。プレスに行けばかわされ、セカンドボールも拾えない。中盤が間延びするようになると、ピッチのあちこちにスペースができるように変わっていった。

そのチャンスを見逃さなかったのが本山と小笠原満男。「少々無理でもパスを通して欲しいと言いました」本山の要望を受けた小笠原は、それに応えるようにパスを供給。そのボールは「モトさんがボールを持ったときは良いボールを出してくれる」と信じて走る、大迫のもとへ。69分に、うまい持ち出し方で中澤佑二のマークを外して左足で流し込むと、78分には、対面する中澤にタイミングを計らせないシュートで脇を抜き逆転弾を決める。いずれも小笠原、本山と繋いだボールだった。

「ファンタスティックな勝利」
饒舌なセレーゾ監督はいつにも増して舌も滑らかだった。ここ数シーズン、ターニングポイントとなる試合をことごとく落としてきたなかで、絶対に勝たなければいけない試合で結果を得たことは、今後の自信に繋がるはずだ。しかし、ホームで勝ってもアウェイで負けてしまっては、この勝利が無駄になる。苦手のアウェイだが次節の清水にも勝利して、さらに上位陣を追いかけたい。
逆に横浜FMは痛恨の敗戦。前半までは盤石の試合運びをしながら、後半にまさかの失速。守備の要である富澤清太郎の不在でバランスが変わってしまった影響はあるが、途中までの勝ちパターンが崩れての敗戦は今後に響く可能性を残す。次節も、浦和と生き残りをかけた大事な一戦が控えており、連敗だけは絶対に避けたい。リーグタイトルのためには、お互いに中3日の次節も重要な一戦となる。

以上

2013.08.25 Reported by 田中滋

◆【清水】本田、古巣・鹿島戦で恩返し誓う「一番勝ちたい相手」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130826-OHT1T00211.htm

 清水エスパルスのMF本田拓也(28)が26日、今年7月まで所属していた古巣・鹿島戦(28日・アイスタ)で恩返しの1勝を誓った。

 体調不良で別メニューを続けていたが、24日の浦和戦で2試合ぶりに先発復帰。高い位置から積極的なプレスを仕掛け、フル出場したが勝利には結びつかなかった。「時間はあまりないが、やれることはある。しっかり修正して臨みたい」と、中3日で迎える古巣との一戦に意欲を示した。

 約2年半在籍した鹿島は2連勝中で、調子は上向き。「個の力はあるし、全員が自信を持ってプレーしている。先制されると、したたかに守られてしまうので、先制点が大事になる」と冷静に分析した。移籍からまだ1か月足らず。「特別に意識するわけではないが、Jリーグの中では一番勝ちたい相手」。静かに闘志を燃やす本田が古巣に真価を見せつける。

◆【鹿島】大迫、代役主将指名に「若い俺らが埋める」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130827-OHT1T00016.htm

 鹿島は清水戦(28日・アイスタ)へ茨城・鹿嶋市内で軽めの調整を行った。清水戦は主将のMF小笠原が累積警告で出場停止。代わりに主将を務めることが濃厚なFW大迫は「若い俺らが(穴を)埋める」と意気込んだ。清水には、先月まで同僚だったMF本田が在籍するが「ひげに気をつける」と笑いを誘うほどリラックスできている。エースがチームを引っ張り、29日発表の日本代表へ最後のアピールをする。

◆鹿島 大迫が代役主将「負けるわけにはいかない」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/27/kiji/K20130827006491410.html

J1第23節 清水―鹿島 (8月28日 アイスタ)

 2戦連続得点中の鹿島の大迫が28日のアウェー清水戦で主将を務める可能性が高まった。

 小笠原の出場停止を受け、大役を任される。ナビスコ杯で主将マークを巻いた経験はあるが、リーグ戦では初。「満男さん(小笠原)に支えられている部分はあるが、いないからといって負けるわけにはいかない」と必勝を期した。

2013年8月26日月曜日

◆【山形】中島、地元・富山で2発「結果を出せてよかった」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130825-OHT1T00184.htm

 ◆J2第31節 富山1―3山形(25日・富山陸上競技場) 山形はアウェーで富山と対戦し、3―1で勝利した。富山・高岡市出身のFW中島裕希(29)が地元で2得点を挙げる大活躍し、2節ぶりの勝利に貢献した。アウェーでは6月29日の水戸戦以来5試合ぶりとなった。前半12分、DF中村太の左サイドからのクロスを頭で合わせる先制弾。後半4分にはMF伊東のCKからのクロスを再び頭で押し込んだ。「たくさんの知り合い、家族が見に来てくれ、結果を出せ、勝ててよかった」と、笑顔を見せた。

 15日に左手首を骨折しながらも、チーム唯一の全試合スタメン出場を続ける。「けがはいつ治るか分からないけど、大丈夫。やるべきことに全力を尽くすことが大切」と、8日間で3試合のハード日程の最後の試合も豊富な運動量を見せた。12年6月2日の鳥取戦(5〇1)以来4回目の2得点だった。「これからは勝ち点が大事。最低1を取れるように頑張りたい」と、残り11試合に目を向けた。

2013年8月25日日曜日

◆大迫2発で鹿島4位浮上 自身最多11得点(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/25/kiji/K20130825006481660.html

J1第22節 横浜1―2鹿島 (8月24日 カシマ)

 鹿島の大迫が2得点の活躍を見せ、横浜を首位から引きずり降ろした。0―1の後半24分に本山のスルーパスで抜けだして左足で決めると、後半33分には本山からのパスを受けてドリブルで切り込み右足で決勝弾。17日の新潟戦に続く2試合連続ゴールで今季通算得点を自身最多となる11に伸ばした。

 前半15分にGKと1対1になる決定機を外すなど、前半は不発。「前半に外しまくったので何が何でもという気持ちだった」と振り返った。横浜のマルキーニョスは大迫が入団した09年には鹿島のエースだった。「点を取れるし、FWらしいFW。いろいろと勉強になった」とルーキー時代にお手本にした存在。試合前には「ボアソルチ(ポルトガル語で“幸運を祈る”)」と声を掛け合いピッチに立っていた。

 そのマルキーニョスに、前半19分に先制弾を決められて発奮。背番号9の価値ある2発で連勝を飾ったチームは今季ホームで9勝2分けと不敗を継続して4位に浮上した。

◆柏木だ!興梠だ!浦和“倍返し”2発で1差(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/25/kiji/K20130825006481430.html

J1第22節 浦和2―0清水 (8月24日 エコパ)

 浦和が首位に勝ち点1差に迫った。9試合が開催され、浦和は敵地で清水を2―0で下した。前半7分にMF柏木陽介(25)が先制点を挙げ、同27分にはFW興梠慎三(27)が2戦連発となる追加点。守備陣も8試合ぶりに完封した。3位のままだが、首位に立った広島とは勝ち点差1。次戦・横浜戦で首位浮上の可能性が出てきた。C大阪の柿谷曜一朗(23)は1―1と引き分けた名古屋戦で3試合連続ゴールを決めた。

 痛快な“倍返し”だった。リーグ前半戦で0―1と敗れた相手に、柏木と興梠の得点で2―0の完勝。左サイドの宇賀神を中心に再三、相手を押し込み、ピンチらしいピンチも前半35分のMF本田のシュートがポストに直撃したシーンのみ。槙野が「怖いくらいに良い内容の試合だった」と自画自賛するほど攻守において圧倒した。人気ドラマ「半沢直樹」のように“やられたらやり返す”を果たした。

 支えたのは守備陣だ。7月6日の甲府戦以来、8試合ぶりの完封。その間の7試合は16失点と大量失点を重ねた。ペトロヴィッチ監督は「3失点しても4得点して勝てば満足だ」と3点差大逆転勝利を成し遂げた前節・大分戦を引き合いにして不問としていたが、守備陣の意識は違った。

 大分戦後、MF阿部やGK加藤ら守備的な選手が集まり、自発的なミーティングを開催。(1)先制点を取られないこと(2)クロスやFK時の対応(3)先取点を奪われた後の改善点など約30分間の意思統一を図った。槙野は「俺たちが無失点に抑えられれば、勝ち点3は取れるんだ」と語気を強めた。

 前節まで首位の横浜が敗れ、2位だった広島も引き分け。浦和の3位は変わらないが、上位2チームとの勝ち点差は「1」に縮まった。そして次節(28日)は敵地での横浜戦。勝てば首位に浮上する可能性がある。

 直近では7月10日・FC東京戦で首位獲りに失敗。槙野は「去年から同じようなシチュエーションで勝てなかった。もう十分、勉強代は払ったでしょう」という。森脇も「こういう状況で戦えるのは幸せ」と早くも次戦を見据えた。大一番を前に守備の立て直しに成功した赤い悪魔。今度こそ首位を奪い取る。

◆J1鹿島、首位撃破(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13773560350568

J1第22節(24日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は2-1で横浜Mに逆転勝ちを収め、2連勝を飾った。ホーム戦の無敗も11に伸ばした。通算成績は11勝5分け6敗、勝ち点38で4位に浮上した。

鹿島は前半に1点を失ったが、後半24分に大迫の得点で同点。33分、再び大迫がゴールを決めて勝ち越しに成功。その後は落ち着いた試合運びで逃げ切った。

広島と横浜Mが勝ち点44で並び、得失点差で広島が首位に返り咲いた。広島は大分と1-1で引き分け。3位浦和は清水に2-0で快勝し、広島と横浜Mに勝ち点差1に肉薄した。

◆大迫2発で逆転!鹿島4位浮上/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130825-1178376.html

<J1:鹿島2-1横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、2ゴールを挙げた。どちらも元日本代表の横浜DF中沢佑二(35)をかわして決め、相手を首位から引きずり下ろした。これで自身初の2ケタとなる今季11点目。チームを4位に浮上させた。

 跳び上がり、大迫は拳を突き上げた。MF本山からパスを受け、元日本代表のDF中沢が寄せてくる前に右足で放った逆転ゴールは、自身最多の11点目。カシマスタジアムに詰めかけた1万7608人のサポーターの「大迫コール」に、手をたたき応えた姿には、エースの風格が漂っていた。

 前半19分に先制を許したが、今季無敗を誇るホームで、後半に猛攻に出た。0-1の後半24分、「モトさんはいつもいいパスをくれるので、信じて走りました」。MF本山から中央でパスを受けると、ワンタッチでDF中沢の逆をついてかわし、左足を振り抜きゴール右隅に同点ゴールをたたき込んだ。

 過去の反省があった。今季3度対戦した横浜戦で、勝利はなし。6月のナビスコ杯準々決勝は0-2、1-3と完敗し、大迫も中沢とのマッチアップに苦しみ、得点を奪えなかった。「点を取るのが自分の仕事。点を取らないと優勝できない。どうすれば点が取れるか常に考えている」。責任感の強いエースは、この日の4戦目で、中沢に対して真っ向から勝負を挑んだ。

 前半15分にはGKに阻まれたが、中沢に競り勝って好機を演出。「ホームで対戦したときは、チャンスもあった。あのイメージでできれば、自然とゴールはついてくる」。その言葉どおり、後半にスピードと技で35歳のベテランを制した。試合後、無言でバスに乗り込む中沢の姿が、大迫の完勝を物語っていた。

 9月の親善試合に向けたザックジャパン入りも狙えるところに来た大迫。それでも「まずはJリーグで。結果はついてくるものですから」と淡々と話した。これで、首位との勝ち点差は「6」。逆転優勝を狙う鹿島のエースは、目の前の敵を倒すことに集中している。【桑原亮】

◆鹿島、大迫2発で逆転勝ち!4位浮上(デイリー)


http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2013/08/24/0006279246.shtml

 「J1、鹿島2‐1横浜M」(24日、カシマ)

 鹿島が前節首位の横浜Mに逆転勝ちし、勝ち点を38に伸ばして6位から4位に浮上した。横浜Mは、この日大分と1‐1で引き分けた広島と勝ち点44で並び、得失点差で広島の首位返り咲きを許し、2位に順位を落とした。

 鹿島のエース・大迫勇也が大暴れだ。1点を追う後半24分、中央から左足グラウンダーでシュートを決めて同点とすると、同33分にもエリア外左45度から右足ミドルを決めて逆転に成功した。

 試合後、大迫は「何が何でも勝つ気で試合に臨み、チーム全体で実現できた」と胸を張ったが、今季10点目、11点目にも「まだまだ獲らないと優勝できない」と、目をぎらつかせた。

 日本代表では、7月の東アジア・カップ(韓国)で2得点の活躍を見せたが、14日の国際親善試合・ウルグアイ戦(宮城)には招集されなかった。前節17日の新潟戦では日本代表・ザッケローニ監督が視察する前で左足で豪快にゴール。代表返り咲きを狙う23歳が、猛烈に存在をアピールしている。

◆鹿島・大迫2発 代表復帰へ猛アピール(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2013/08/25/0006279768.shtml

 「J1、鹿島2-1横浜M」(24日、カシマ)

 鹿島は日本代表復帰を狙うFW大迫勇也(23)が2戦連発となる2得点の活躍で、横浜Mを2‐1で破り、首位から引きずり降ろした。鹿島は今季ホームで11戦負けなし。昨季から通算するとホームで13試合連続負けなしとなり、4位に浮上した。横浜Mは連勝が3で、負けなし試合が6でストップした。広島は大分と1‐1で引き分け、横浜Mと勝ち点44で並び、得失点差で首位に返り咲いた。小倉勉監督(47)初戦の大宮は柏に2‐3で敗れ、7連敗となった。

 東アジア杯で2得点を決めながら8月のウルグアイ戦の代表から漏れた大迫が猛烈アピールだ。

 1トップで先発したが、前半は2本の決定機をGKとMF中町に防がれてしまった。汚名返上を誓った後半24分、MF本山からのパスを持ち込んで同点弾。さらに、同33分には再び本山からパスを受け、左45度から逆サイドへミドルを決めた。

 「本さん(本山)に感謝しています」と控えめなエースは今季11得点目。プロ5年目で初の2桁得点を達成したことにも「全然、通過点。これからです」と表情を変えなかった。

 29日に控えた、9月の日本代表戦のメンバー発表へは「まずはJリーグでっていうか。それ(代表)はついてくるものだと思う」と語った。この日はシュート8本と積極性も抜群。ザック監督、いかがですか?

◆【鹿島】大迫2発で逆転勝利/J1(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130824-1178302.html

<J1:鹿島2-1横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 鹿島はFW大迫勇也(23)の2ゴールで、見事な逆転勝利を収めた。0-1の後半24分、ボールはMF小笠原からMF本山に渡り、大迫にパス。大迫は絶妙なフェイントで横浜DF中沢をかわすと、左足でゴールネットに突き刺した。33分には、再び本山のパスを受け、またも中沢をかわしながら右足で決勝ゴールを決めた。

 お立ち台では「モトさんから絶対にいいパスが来ると思っていた。気持ち良く決められた」と笑顔で振り返った。

◆鹿島・大迫、初の2桁ゴール!代表復帰へ弾み(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130825/jle13082505010001-n1.html

 J1第22節(鹿島2-1横浜M、24日、カシマ)FW大迫が試合をひっくりかえした。0-1の後半24分に左足、同33分に右足で押し込み、2-1の逆転勝ち。今季11得点で5年目で自身初の2桁ゴールに乗せた。東アジア杯で優勝に貢献しながら、14日のウルグアイ戦(宮城ス)では代表落選。「まずはJで勝つことが大事。そのあとのことはついてくるものだから」。首位・横浜Mを止める価値ある勝利を代表復帰への弾みとする。

◆【鹿島】大迫2発で逆転!シーズン初の2ケタ得点(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130825-OHT1T00048.htm

 ◆J1第22節 鹿島2─1横浜M(24日・カシマスタジアム) 大分と1―1で引き分けた広島は、鹿島に逆転負けした横浜Mと勝ち点44で並び、得失点差で首位に返り咲いた。

 まさにエースだ。鹿島のFW大迫が首位の横浜Mから2ゴールをマークし、シーズン初の2ケタ得点を達成。2戦連発の11得点目で逆転勝ちに貢献し、チームを優勝争いに踏みとどまらせた。

 今季、横浜Mから公式戦初勝利を呼び込む2発。日本屈指のセンターバックコンビの中沢、栗原相手にも屈しなかった。昨年との違いを「僕が点を取らないとダメだと思うようになった」という。

 前半はチャンスをことごとく外した。前半15分には中沢を振り切り、GKと1対1になったものの決めきれず。逆にFWマルキーニョスに先取点を許す苦しい展開になった。そのマルキーニョスは10年まで鹿島に在籍。「ゴールに対する姿勢や意欲もある。駆け引きもうまい」と参考にしてきた。今回は、その偉大な先輩の前で成長した姿を見せた。

 チームも今季リーグ戦ホーム負けなしを11試合に伸ばした。日本代表が発表される29日まで、リーグ戦はあと1試合。「(2ケタ得点は)通過点。まずはJリーグ。次に負けたら意味がない」と大迫。柿谷、豊田の代表組に負けない輝きを放った。

◆大迫2発で鹿島が逆転勝ち、横浜FMは7戦ぶり黒星で首位陥落…(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401617_124051_fl

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]

 J1第22節は24日、各地で9試合を行い、首位・横浜F・マリノスはアウェーで6位鹿島アントラーズと対戦し、1-2で敗れた。連勝は3で止まり、7試合ぶりの黒星。広島に勝ち点で並ばれると、得失点差で抜かれ、首位からも1節で陥落した。横浜FMは前半19分にFWマルキーニョスのゴールで先制したが、鹿島は後半24分、33分とFW大迫勇也が連続ゴール。2-1の逆転勝利で2連勝を飾り、4位に順位を上げるとともに、今季ホーム不敗(9勝2分)を守った。

 鹿島は前節・新潟戦(1-0)から先発2人を変更。MF野沢拓也、FWジュニーニョがベンチスタートとなり、MF遠藤康、MF中村充孝が2試合ぶりに先発した。

 前節・F東京戦(2-0)で3連勝を飾り、14節ぶりに首位に立った横浜FMはMF齋藤学が3試合ぶりに先発。MF富澤清太郎が右臀部痛で欠場し、代わってMF小椋祥平が11試合ぶりに先発した。

 先にチャンスをつくったのはホームの鹿島だった。前半13分、遠藤が右サイドからドリブルで切れ込み、切り返して左足でクロス。ファーサイドにフリーで走り込んでいたMF柴崎岳が右足ボレーで合わせたが、DF小林祐三が起死回生のクリアで弾き返す。同16分には自陣でボールを奪ったMF土居聖真が一気に前線へロングフィード。大迫がDF中澤佑二との競り合いを制してPA内へ抜け出したが、シュートはGK榎本哲也の好守に阻まれた。

 立て続けに迎えたピンチを守備陣の体を張ったディフェンスでしのいだ横浜FM。すると前半19分、ワンチャンスを生かして先制した。相手陣内でボールをキープしていたMF小笠原満男に対し、小椋がスライディングタックルでボールをカット。こぼれ球を拾ったMF中村俊輔は素早く前線へパスを送る。DF山村和也の股間を抜く絶妙なスルーパス。PA内に抜け出したマルキーニョスが落ち着いて右足で流し込んだ。

 マルキーニョスの2試合ぶり今季15得点目でリードを奪った横浜FMは試合の流れを引き寄せ、その後も主導権を握る。前半31分には小林がワンツーで右サイドを駆け上がり、マイナスの折り返しをマルキーニョスが右足でシュート。決定的な形だったが、惜しくもゴール右に外れた。鹿島も前半43分、DF西大伍の縦パスを遠藤がワンタッチで右サイドのスペースに展開。土居のクロスに大迫がヘディングで合わせたが、またしてもゴール目前でカバーに入っていたMF中町公祐にクリアされ、ゴールネットを揺らすことができなかった。

 鹿島は1点ビハインドで折り返した後半開始から中村に代えてジュニーニョを投入。後半8分には土居に代わってMF本山雅志がピッチに入った。積極的に交代カードを切り、攻勢を強めると、後半24分、小笠原からの縦パスを受けた本山が倒れ込みながら前線にスルーパス。大迫が中澤の逆を突いてドリブルで持ち出し、冷静に左足でゴール右隅に流し込んだ。

 大迫の2戦連発となる今季通算10得点目で1-1の同点。試合は振り出しに戻り、後半31分には両チームが動く。鹿島は最後のカードを使って遠藤に代えてMF梅鉢貴秀を投入。一方の横浜FMはMF兵藤慎剛に代えてDF奈良輪雄太を投入し、最初のカードを切った。勝負を分ける2点目が生まれたのは後半33分。決めたのはまたも鹿島のエースだった。

 相手のロングフィードを山村がヘディングで跳ね返すと、小笠原が頭でつなぎ、本山が鋭いスルーパスを通した。ボールを受けた大迫はドリブルで左から中へ切れ込み、PA手前から右足を一閃。ゴール右隅にねじ込む鮮やかなミドルシュートで2-1と試合をひっくり返した。

 横浜FMは後半35分、小椋に代えてFW藤田祥史を投入すると、同41分には齋藤に代わってDFファビオを入れ、186cmの長身DFを前線に置いた。攻撃の枚数を増やし、相手ゴール前に圧力をかけるが、鹿島守備陣は最後まで集中力を切らさず、横浜FMの反撃に耐え抜いた。2-1で逃げ切った鹿島がホーム3連勝。横浜FMを首位から引きずり下ろした。

(取材・文 西山紘平)


◆小笠原→本山→大迫で2ゴール、本山から小笠原への「無理な要求」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401637_124071_fl

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]

 途中出場のベテランが2アシストでチームを逆転勝利に導いた。鹿島アントラーズは1点ビハインドの後半開始からFWジュニーニョを投入すると、後半8分にはMF本山雅志をピッチに送り込んだ。トップ下に入った34歳のMFは後半24分、MF小笠原満男の縦パスを受け、倒れ込みながら絶妙なスルーパス。ゴール前に抜け出したFW大迫勇也が左足で同点ゴールを流し込んだ。

 後半33分にも相手の縦パスをDF山村和也がヘディングで跳ね返し、小笠原が頭でつなぐ。ボールを持った本山は大迫の動き出しを見逃さなかった。素早く縦パスを通し、大迫のミドルシュートで逆転。「一回、クッションを入れてから縦パスとかアクションを起こそうと思った。ミツ(小笠原)が走り回ってくれて、ボールを供給してくれた」。小笠原→本山→大迫のコンビネーションで生まれた2ゴール。これには大迫も「モトさん(本山)がボールを持ったときにうまくボールを引き出せて、シュートまで行けた。モトさんに感謝したい。モトさんは決定的なパスを出せる選手。心強い」と感謝し切りだった。

 2アシストの本山は「(小笠原には)少々無理でもパスを通してほしいと無理な要求をしていた。そうしないと今日の(横浜FMの)ディフェンスはズレてこないと思った」と明かした。34歳同士の信頼関係がもたらした逆転勝利。次節・清水戦(アイスタ)は小笠原が累積警告で出場停止となるが、中3日の連戦で今季初の3連勝を飾り、優勝争いに食い込んでいきたい。

(取材・文 西山紘平)

◆【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160547.html

8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)
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●大迫勇也選手(鹿島):
「トップ下の選手が俺を見てくれたら、前にも推進力ができるし、タメもできる。(土居)聖真には最近、見てくれと言ってますけど、モトさん(本山)はあそこで決定的なパスが出せる選手なので本当に心強いです。
勝つことが大事。まず、勝つことが大事。ディフェンス陣が、今日は0-1になったけれど、ずっと0-1の時間にしてくれてたので、そこで2点取られていたら前と同じになっていた。その点は、後ろも辛抱強く頑張ってくれたと思います。
(代表は?)
ぜんぜん。次、負けたらホームで勝った意味がないので、次も勝ちたいです。シンプルに考えています」

●本山雅志選手(鹿島):
「今日はサコでしょう。大迫、半端ねえ(笑)。
(今日は引いて受ける動きが多かったと思いますが、あれは相手を引き出そうとしていたのですか?)
バイタルのところで、そのまま受けられるなら受けたかったですけど、ビルドアップのところでちょっとうまくできてなくて。岳が、入れ替わって前に出てくれたりとか、そこのボランチをうまく使うことで、相手も出てくるのがわかっていたので、一度、バイタルを空ける動き、釣る動きという意味でやってました。そこで一回クッションを入れて、縦パスとかを織り交ぜながら、スピードアップできればと思ってました。けど、ミツがよく走り回ってボールを供給してくれた。そこはつねに見て欲しいとは言ったし、少々無理でもパスを通して欲しいと言いましたし、そうしていかないと、今日は前半からちょっとズレないような感じだったので、安パイじゃないけど、安全なパスばかりだとちょっと崩れなかったので言いました。あとはまわりが良く。いつも通りプレーしたら逆転に繋がったと思います。
ヤスとかもすごく良い位置を取っていたけれど、ある程度消されながらだったので、そこで無理にでもこじ開けていくしかなかった。それができるのはミツくらいだったので。あとは何も変わったことはしてないです(笑)。でも得点が入ったので、やっぱり大迫がすごかったんじゃないですか」

●土居聖真選手(鹿島):
「相手も気合いが入っていた。球際を強く来ると言われていたので、みんなも気持ちが入っていた。流れ的にはマリノスかなというのがあったけれど、後半に運動量が落ちたところで、流れがこちらに来た」

●小笠原満男選手(鹿島):
「(後半について)
相手のボランチが前に来ていたので。モトのセンス。
(前半から激しくボールに行っていたが?)
前半、みんな、なんとなくやっているように感じたので、その空気を変えたかった」


●中町公祐選手(横浜FM):
「前半はピンチもありましたけどしぶとく守れた。アウェイという条件もあったけれど、そこで追加点を取るのが理想だった。
(本山選手を捕まえきれなかったように見えましたが?)
後半、間が空いてくると、細かく繋いでくる選手にはどうしてもそうなってしまう。自分たちの嫌なところでやられてしまった。自分たちの前で仕事をさせられれば良かったけれど、大迫と本山さんで深みを作られてしまい、他の選手も活きるようになって、よりスペースをつくられてしまった」

●中村俊輔選手(横浜FM):
「後半、ちょっとエンジンがかからなかった。守備を固めつつ、相手の嫌なところを突いていくのが良い形だけれど、守備でパワーを使ってしまった。一人ひとりの距離が遠かった」

以上

◆【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】樋口靖洋監督(横浜FM)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160546.html

8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)
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●樋口靖洋監督(横浜FM):

「逆転負けということで結果は非常に残念です。ただ、長いシーズンのなかでこういうゲームというのは必ずあるので、次にむけて修正して、これを引きずらないというところに全選手と一緒に共有したいと思います。ゲームの内容の方はちょっとカウンターから、うちの失い方の悪さから、何回か前半からピンチを招いていました。そこのところをうまくバランスを取りながら修正していくというなかで、良い形で先取点が取れたんですけど、それが少し後半、運動量が減って、2点目を取りに行くカウンターが2回か3回ありましたけれど、そこのところで取り切れればゲームは決まったかな、という思いはあります。本当に力のあるしたたかなアントラーズを前に、2点目を取らなかったらゲームは決まらなかったかな、という思いです。この暑い時期に2点目を取りにいく行き方をもう少しチームで共有しながら、あと守備の部分でボールに出るといううちの本来の守備が、途中から少し緩くなってしまったかな、というところがあるので、次に向けての修正点にしたいと思います」

Q:本来の守備が緩くなったということですが、その要因は、夏の暑さなのか、前半から押し込まれる時間が多くて足を使いすぎてしまったのか?
「両面あると思います。暑さが応えている部分もあるし、ちょっとアップダウンが、オープンな展開に前半からなってて、特に両サイドハーフがかなりはしらされているな、という印象がありました。両面だと思いますね」

Q:負けましたけど、前半は非常に良い内容で、全体としてもそれほど悪くなかったと思います。ただ、さっき仰ったように2点目がうまくいかなかった。カウンターを出すための選手交代などはいかがでしょうか?
「カウンターに行く1本目のパスを、後半はひっかけられてしまうと。もう少し奪ったボールを、もちろん前につけるのは大事なんですけども、特にサイドに展開してそこからスピードをあげるのもひとつかな、と思います。それが全体で出来なくて、取ったボールをすぐに失うという悪循環でしたね。選手交代については、守備のバランスのところと攻撃のカウンターのポイントという部分では、両サイドのところをながくひっぱらざるをえなかったと自分では思っています」

以上

◆【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160545.html

8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

「非常にスペクタクルなサッカーのショーが見られたと思います。よく相手監督のコメントで、前半はアグレッシブだけど後半に落ちる、ということを言われてきましたが、当然ながら世代交代をしている最中です。ベテランもいるし、若い選手もいる。選手層が厚いわけではなく、薄い状態です。人数はいますけど本当に戦力となる選手を増やす指導をしているところです。駆け引きの部分や動き出しの部分、チームから与えられた情報を活用する仕方とか、いろんなことを向上させるためには時間がかかります。こういうタイトな日程、気候条件という部分では、我々にとっては難しい状況というか条件のなかで戦わざるを得ないシーズンです。後半、運動量が落ちたということは、今日に関しては言えないと思います。今日はF・マリノスさんの方が落ちたと思いますし、我々の方がアグレッシブさを保ってやりましたし、サッカーというプレーだけに専念してやりました。相手もそうでしたが、常にゴールを目指すことを最後まで示すことが出来たのではないかと思います。当然ながら、水曜、土曜と試合をやり続けるなかで、後半に落ちるということは我々だけでなく相手にも起こりうることです。それをしっかりと指導し続けて、チームの育成をしていければと思います。お客さんという部分でも、期待したとおりに来て頂きましたし、応援や声援をいただいた中で、選手はあれだけ頑張ることができました。これを毎試合、こうやって支えて頂ければと思います。非常にすばらしい勝利でしたし、特に前半の内容からしてみれば負けに値する内容だったかと問われれば、僕はそうではないと思います。前半、非常にチームとしての機能性、狙いの部分、すべてにおいて良かったと思います。得点できなかったところはあったかもしれませんが、最後まで諦めずに戦った姿勢、その意識が現れた試合ではないかと思います」

Q:今日、2ゴールを挙げた大迫選手についての評価をお願いしたいのと、首位のF・マリノスと対戦することで、後半勝負という狙いがあったのでしょうか?狙いはどういうところに置いていたのでしょうか?

「まず大迫選手ですが、まだ成長過程にあると思います。迫力だったり、スピード、視野の広さ、ボールを持ったときのテクニック、ドリブルテクニックについて非常に優れたものを持っていると思います。あとは両足で蹴れる、決定力がある、というのはFWにとっては必要な能力ですが、もっともっと経験を積んでいけば、グラウンドの中での仕事がもっとわかってきますし、間合いなども向上し、今以上の選手に成れるのではないかと思います。すべては本人がどういう意識をもって取り組んでいくかです。ただ、僕は今後も日本のサッカーを引っ張っていく存在になると考えていますし、そういった道に進んでもらえれば、と思います。
試合をやっていく中で、前半は我々のプレー自体は、そんなに自分たちのサッカーを発揮することができませんでしたけど、同時に相手のサッカーもさせないことを徹底しました。それがうまく前半のなかではできました。チャンスの数ではF・マリノスさんを前半も上回りましたし、もっと高度なところを要求すると、ビルドアップをもっと良くすることができるのではと思います。それは経験と練習を積んでいくしかないので、それは少しずつDFの選手がわかるようになってくると思います。あとは小笠原選手が後ろの向きをパスをしていたので、そこが修正するべきポイントでした。

後半のところで、どこかのタイミングで流れを引き寄せなければいけないし、仕掛けなければいけないと考えていました。前半でビハインドになったところで、一つ前にチーム全体を押し出して、ボールを奪取しなければ得点することはできないので、そういった指示を出しました。選手たちには積極性を持って挑んでもらいました。土居選手がいま先発でやっていますが、いつかは彼はこのチームの中心の一人として戦わないといけない時期が来るので、いまはそういった時期だと思います。彼の経験を積ませることもできると同時に、チームでのいろいろな役割を理解できるタイミングですので、そういった使い方をしています。彼ができるところまでやってもらって、流れを引き寄せたい時に状況を変えています。そこで入るのが本山選手です。本山選手は非常にクレバーで、サッカーセンスも高いものを持っています。最初の3タッチくらいまでは、孫の代まで彼に対する暴言を言いました。この場を借りて謝罪すると同時に、僕は彼を讃えなければいけません。3本の連続したミスをしたあとに、あれだけのパスと視野の広さを駆使して、我々のFW陣に良いボールを供給して、同点、逆転まで至る状況を作り出したということは、彼の能力でもあるし、持ち味です。あとは流れの中で中盤の攻防が重要になってくる部分もありましたし、小笠原選手を観察していたら、キツそうな表情をしていたので、そこでうまくバランスを取らせるために梅鉢選手を入れて、柴崎選手を右に動かしました。梅鉢選手が、小笠原選手が動けない部分を対応してもらいました。あとは柴崎選手ですけど、後ろ向きのプレー以外の相手のゴールに対して正面を向くプレーでは、どのポジションでもできる素質をもっている選手ではないかと思います。落ち着きもありますし、視野の広さ、パスの長短の技術も優れています。そこで少しは中盤の安定性を保つことができたのではないかと思います。チームとしては、ホームの試合をしっかり勝っていかなくてはいけないと選手たちに言い続けた中で、今回はホームで2連勝することができました。チームにとっても、僕自身にとっても、非常に自信が深まる勝利だったお思いますし、今日はこうしたすばらしい相手に対して勝てたということは、非常に良かったお思います。

僕は昔在籍した時に、F・マリノスさんに敬意を持って素晴らしいクラブでもあるし、F・マリノスさんと戦う時は常にダービーである、とイタリア式の言い方をしているわけであって、今回も素晴らしい選手がいて、常にF・マリノスさんに対してはダービーだといって、敬意を持って対さないといけないですし、彼らはいつも良い選手を揃えていると思います。ファンタスティックな勝利になりましたし、自信を深めたと同時に、他チームに敬意を持ちながら戦い続けたいと思います。
あとは、対戦相手のF・マリノスさんが前に身長の高い選手がいないということで、パスワークとスピードを駆使して戦ってきます。それをどうやって阻止するかというと、一つ前にチーム全体を押し出して、本来、中盤から経由されるボールを後ろのDFから入れさせると高いボールになります。高いボールとなればうちのDFのほうが身長差があります。ロングボールを入れるときは、縦に入れることは少なく、基本的にはサイドに出して、サイドから逆サイドに展開して、そこでなんとか競り勝って拾ったり、競ったボールを誰かが侵入して奪うというのが鉄則なんですけど、パスワークを阻止できたということはチーム全員が狙い通りにできたのだと思います。良いボールが中盤、あるいは前の選手に供給できなければ、マイボールになって、ボールを保持して相手ゴールに向かうことができます。また、キーとなる中村選手に対しても、つねに誰かがしっかりと見る、寄せる、自由にさせないということをしていたので、今日に関してはうまくできたのではないかと思います」

Q:今日は最初から最後まで素晴らしい試合だったと思いますが、アントラーズとしてはサイド攻撃が機能しなかったと思います。そこが苦戦した要因かと思いますがいかがでしょうか?

「ひとつはF・マリノスさんがそういった条件や、我々の攻撃を阻止したのだと思います。讃えなければいけないのは相手の両サイドハーフの運動量とスピードの部分です。帰陣する時もそうですけど、攻撃も速いですし、我々のサイドハーフやサイドバックの攻撃参加を阻止したところがありました。我々がそこのなかで中に行きすぎたところは反省点と考えております。遠藤選手の交代に関してですが、正直、僕は交代したくありませんでした。良いプレーをしていましたし、良いパフォーマンスをしていたのですが、センターバックの前のスペースであるバイタルを安定させたいという狙いがあったので、そういった交代をやらざるを得ない状況でした。ジュニーニョ選手も後半の頭から出てフレッシュな状態で臨めましたし、アグレッシブさもありました。チームとしてサイドを使いたいのですが、相手の守備能力も讃えなければいけないと思っています。

本山選手というのは、バイタルの使い方がうまい選手ですので、彼が2回ほど、そこで受けて供給したところで、同点、逆転に至りました。非常に素晴らしい、大きな勝利だったお思います。素晴らしいお客さんでしたし、記者の皆さんも良い試合を見たという感想を持って、今日は帰れるのではないかと思います」

以上

◆2013Jリーグ ディビジョン1 第22節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50361

J1 第22節 横浜F・マリノス戦 マッチレビュー

首位相手に痛快な逆転劇!エースの大迫が2ゴールの活躍で勝利を呼び込む!

今シーズンのリーグ戦でホーム無敗を維持している鹿島は、第22節に横浜FMを本拠地に迎えた。勝ち点9差で追う首位チームが相手となっただけに、是が非でも勝利が欲しい一戦となったが、大迫の2ゴールを挙げる活躍もあり、2-1で競り勝った。

序盤は横浜FMの鋭い出足に押されて劣勢に立たされたが、徐々に挽回。リズムを掴み始めると、13分に決定機をつかむ。右サイドを突破した遠藤が中央にクロスを入れると、ゴール前まで駆け上がっていた柴崎がボレーシュート。GKも外した決定的な一発だったが、ゴール寸前で横浜FMの小林にクリアされて先制点とはならなかった。

得点まであと一歩まで迫ると、直後の15分にも土居のロングボールに抜け出した大迫が、中澤との競り合いを制し、GKとの一対一まで持ち込むが、シュートはGKの好セーブに遭い、得点ならず。先制のチャンスを逃すと、19分にはカウンターから中村のスルーパスを受けたマルキーニョスにGKとの一対一を冷静に沈められ、均衡を破られた。

同点を狙う鹿島は、前半終了間際の43分に右サイドの土居からのクロスを大迫がヘディングで合わせた。しかし、シュートはゴールライン寸前で横浜FMの中町にクリアされてしまった。

1点ビハインドのまま後半を迎えると、トニーニョ・セレーゾ監督が早めの交代策で流れをつかみにかかる。後半開始からジュニーニョ、53分に本山を投入すると、采配がズバリ的中した。69分に小笠原から中盤でボールを受けた本山が前線にスルーパスを供給。ボールを受けた大迫がトラップで中澤を振り切ると、GKとの一対一を冷静に沈めた。

同点に追い付くと、78分にも再び本山と大迫のラインで横浜FMゴールをこじ開けた。本山が巧みなパスで大迫につなぐと、大迫が中澤と対峙しながらドリブルでゴール前に突進。ペナルティエリア手前に差し掛かったところで、右足を一閃。振りの速い右足から放たれた一撃が鮮やかにゴールネットを揺らした。

試合をひっくり返した鹿島は、守備陣も横浜FMに同点ゴールを許さずに逃げ切りに成功。自己最多となるリーグ戦11得点目を記録したエースの活躍もあり、首位相手に痛快な逆転勝利を収めた。

鹿島はホーム無敗を続けるとともに、首位との勝ち点差を6に縮めた。次節は中3日で、敵地での清水戦。首位撃破の勢いそのままに、優勝争いに向けて何としても3連勝をつかみたい。



【この試合のトピックス】
・土居が通算10試合出場。
・大迫が2得点で今季リーグ戦11ゴール。これが自己最多記録。
・リーグ戦での横浜FM戦勝利は2010年10月24日のJ1第27節以来、約3年振り。この時はカシマで2-0の勝利だった。
・この勝利で、今季リーグ戦ホームゲームは9勝2分と無敗が続く。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・待っていても何も始まらない。積極的にボールを奪い、前へ仕掛けよう。
・相手に自由にリズムを作らせてはいけない。相手ボールの場面では、必ずプレーをきること。
・バランスを崩さないように、常に各ラインの距離感を意識すること。

横浜F・マリノス:樋口 靖洋
・守備は中盤でのプレスバックをしっかりやること。
・攻撃はバランスを崩さずに2点目を取りにいこう。
・失点ゼロへの拘りを切らさないで、最後まで戦おう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・素晴らしい勝利で内容的に両チームとも素晴らしく、サッカーの醍醐味を見せられた試合だったのではないか。多くのチャンスを作り出した前半の内容から、負けに値する試合ではないと確信していた。

・大迫をエースと言いたいが、チームというのは11人。彼プラス10人ということが、1つのチームである。それは冗談だが、本当にチームの顔になりつつある選手。チームというのは、一人ひとりがやるべき役割というものをしっかりやっていく。そして、機能的なことを発揮する。「チャンスは作っているから大丈夫だぞ」という言葉を選手にかけた。チャンスを作れていることはチームが上手くいっている。作れないときは問題が発生しているということ。確かに前半に決められなかった部分はあったが、後半にしっかり決められた。

・まだ若い選手は間合いの詰め方とか、自分の間合いから寄せられる距離とか、試合の経験を積んでいかないとわからないことがある。逆にベテランの選手となれば、過去の接触で痛い目に遭っているからその間合いで行かないとかいう部分はある。そこの微調整を上手く全員でやっていければと思う。チーム全員で団結して戦うということが、アントラーズの伝統であって、それを全員がやり続けることをそれぞれがやってくれればと思う。

・残念ながらみんなが年齢を重ねて上手く動けなくなる時も出てくる。それが人間にとっては残酷な使命。ただ、本山選手が入って最初3回ぐらいのボールタッチは、彼の孫の代まで暴言を吐いてしまったが、その後にあれだけ攻撃陣を駆使して得点場面を作り出したということを見ると、彼がもっと若くていい状態にいればと思うほど素晴らしくファンタスティックな選手だ。今日はサポーターの皆さんにも感謝したいと思う。


横浜F・マリノス:樋口 靖洋
鹿島相手だったら、2点目を取らないとゲームは決まらないと、試合前からずっと言っていることだった。それをどう取りにいくかというところで、チーム全体の共有を図ろうというのがハーフタイムの指示だった。全体的に後ろに重心がかかりすぎて、カウンターから何回かチャンスがあったが、やっぱり2点目を取れなかったところが大きな問題だと思う。サイドでプレスに出て行くスイッチが少し遅れ始めて、ちょっと全体がボールへのアプローチの間合いが遠くなっていた。間々にボールを入れられ始めて、結局、バイタルエリアのところでターンされた。そこのところを閉じられなくなっていた。うちはハードワークを要求している部分もあるし、それをするためにも、しっかりと中3日だが、次に向けていい状態に戻すことが大きなポイントになる。

選手コメント

[試合後]

【大迫 勇也】
何が何でも勝ちたいという気持ちで挑んだので、それが叶って良かった。トップ下の選手が俺を見てくれれば、トップスピードで行ける。最近は聖真も見てくれるようになった。モトさんも常に俺を見てくれている。DF陣が0-1の時間を長くしてくれたので今日は勝てた。2点目を取られたら前と同じ結果だったと思う。

【青木 剛】
横浜FMは先制するとブロックを作って戦い方も上手いチームだが、後半は諦めずにやった。その結果、攻撃陣が打開して逆転できた。アウェイでも終了間際にパワープレーで来られて失点を許していたので、今日はその反省が活かされたと思う。大きい勝利だが試合が続くので切り替えて良い準備をしたい。

【前野 貴徳】
勝てた事は良かったが修正しなくてはいけない事もある。前半は良くなかった。後半は厳しく行こうと自分だけでなくチームとしても心がけた。ただ前半からチャンスは作っていたので、点は入ると思っていた。サコが2点取ってくれて良かった。

【山村 和也】
勝ててホッとした。失点した場面は股を通されてしましったが、青木さんに行ってもらうなど違った対応が出来たのではないかと思う。大事なところで決めてくれるサコに感謝したい。

本山選手、曽ヶ端選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2013年8月24日土曜日

◆県サッカー選手権 流通経大 筑波大 決勝へ(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13771898017764

サッカーの第93回天皇杯全日本選手権の出場権を懸けた第16回県選手権(県サッカー協会主催、茨城新聞社など共催)第4日は22日、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場で2回戦2試合を行い、流通経大と筑波大が決勝に進んだ。

流通経大は前半を2-1とリードして折り返したが、後半15分に追い付かれた。延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に勝利した。

筑波大は前半、若杉や赤崎の2得点などで4点をリード。後半にも追加点を挙げ、5-0で快勝した。

最終日は25日、カシマスタジアムで決勝を行う。キックオフは午後4時。

▽2回戦
流通経大 2-2 流通経大FC
2-1
0-1
延長
0-0
0-0
PK5-3

▽得点者
【流】中山(前半24分)石井(同27分)
【F】本田(前半13分)吉田(後半15分)

筑波大 5-0 クラブ・ドラゴンズ
1-0
4-0

▽得点者
【筑】若杉(前半23分)赤崎2(同25分、同37分)曽山(同36分)前原(後半39分)

◆U-19日本代表、スペイン3部チームに零封負けで遠征終える(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401493_123945_fl

 スペインで開催されている『アルクディア国際ユースサッカートーナメント』に参戦していたU-19日本代表は20日、スペイン3部のCD Llosaと40分ハーフの練習試合を行い、0-1で敗れた。前半6分に失点すると、そのまま零封負けとなった。

 同代表を率いる霜田正浩監督は「スペイン遠征最後の試合となりました。相手は3部リーグに所属するチームで、今週末に開幕戦を控えていることもあって非常にモチベーションが高く、真剣勝負をすることができました。トレーニングマッチということでやもすると勝敗は二の次になってしまう恐れもありましたが、選手たちは最後の試合に勝ちたいという意欲を見せてくれて、1点を追う状況にも最後まであきらめずに戦い続けてくれました。試合中にお互いに声を掛け合う姿も随所に見られましたし、戦況に応じて自ら考えてプレーしてくれた姿は頼もしく映りました。帰国すればJリーグ、大学リーグでの戦いが待っています。この遠征で経験した世界との“僅かなの差”を常に意識しながら取り組んでいってもらいたいと思います」とコメントしている。

出場メンバーは以下のとおり

■スターティングメンバー

▽GK

永井堅梧(HT→山田元気)

▽DF

小暮大器

小口大貴

吉野恭平(74分→植田直通)

中島大貴

▽MF

小林成豪

矢島慎也(19分→中島翔哉)

金森健志(HT→野澤英之)

喜田拓也(HT→秋野央樹)

豊川雄太

▽FW

鈴木武蔵(59分→室屋成)


■控え

▽MF

長谷川竜也

中川寛斗

◆独紙がCL採点発表、内田は「踊るように仕掛けた」…一方で守備面の指摘も(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130823/130586.html

 21日に行われたチャンピオンズリーグ本戦出場権を懸けたプレーオフ・ファーストレグで、日本代表DF内田篤人所属のシャルケとギリシャのPAOKが対戦。1-1の引き分けに終わった。

 ドイツ地元メディアは、試合の採点を発表。フル出場した内田への評価が分かれることになった。ドイツ紙『Revier Sport』は「2」(最高点1、最低点6)をつけ、「踊るような仕掛けを見せ、攻撃で脅威を与えた」と、高い評価を与えている。

 一方で『Westdeutsche Allgemeine』は、「4.5」点を与え、守備面の出来を叱責している。

 両メディアの採点および寸評は以下のとおり。

『Revier Sport』
採点:2
寸評:国際舞台では全く別の姿を見せる。最近のリーグ戦では恐ろしくひどいプレーをしていたが、PAOK戦は、まるで踊るようにスプリントを仕掛け、つねに攻撃で脅威を与えた。

『Westdeutsche Allgemeine』
採点:4.5
寸評:73分にミロスラフ・ストッフがシャルケ陣内を1人で突破した時、この日本人は見ているだけだった。それ以前にも、PAOKがハーフウェーラインを越えた時、全てのクロスを防ぐことはできていなかった。

◆シャルケ本拠でドロー 内田フル出場も(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2013/08/23/0006274240.shtml

 「欧州CL・最終予選第1戦、シャルケ1-1PAOK」(21日、ゲルゼンキルヘン)

 サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は21日、各地で最終予選第1戦の5試合が行われ、日本代表DF内田篤人(25)が所属するシャルケ(ドイツ)はホームでPAOK(ギリシャ)と1‐1で引き分けた。内田は右サイドバックでフル出場した。アーセナル(イングランド)は敵地でフェネルバフチェ(トルコ)に3‐0で勝った。オーストリア・ウィーン(オーストリア)とバーゼル(スイス)はいずれもアウェーで先勝し、ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)とレギア・ワルシャワ(ポーランド)は1‐1で引き分けた。

 シャルケは前半に先制したが、後半に追い付かれた。内田は「前半のうちにもう1、2点取れていたら。ボールがよく回っていて後半よりスペースがあったが、決定的なチャンスがなかった」と残念がった。何度もクロスを上げて攻撃参加したが、積極的な姿勢は実らなかった。「相手もゴール前は人数を固めていた。もうちょっと(クロスの)タイミングをずらせれば良かったが、余裕がなかった」と反省した。

◆浦和・興梠、宮崎旋風に乗って2戦連発だ!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20130823/jle13082305010001-n1.html

 浦和のFW興梠が“宮崎旋風”を追い風にする。1月に母校の鵬翔高が高校サッカー選手権で日本一。夏の甲子園は延岡学園高が準優勝した。「県民として喜ばしい。宮崎はプロ野球やJクラブがキャンプに来るし、学ぶことが多い」。テレビ朝日系『熱闘甲子園』を録画し、「向こう(前橋育英)のエースもいい」と22日、野球通の一面をのぞかせた。本業では24日の清水戦(静岡)で2戦連続ゴールを狙う。 (大原)

◆【磐田】秋田豊氏のコーチ就任を完全否定(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130823-1177562.html

 磐田は23日、一部で報道された秋田豊氏のコーチ就任について完全否定した。服部健二GMは「まったくない話。コーチングスタッフも一体感をもって戦っている中で非常に困惑している」と語っている。

 秋田氏は7月、磐田の練習見学にヤマハスタジアムを訪れていたが、コーチ就任の件での接触はないという。

◆俊輔、日本新「17」は聖地カシマで決める(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130824-1177830.html

 横浜MF中村俊輔(35)が、「FKの聖地」で新たな金字塔を打ち立てる。現在、J1通算直接FK得点数は歴代最多タイの16点で、今日24日のアウェー鹿島戦で新記録樹立を狙う。23日は横浜市内での練習で30分近く居残りでFKを蹴り、感覚を養った。

 実は会場のカシマスタジアムは、J1でもっとも直接FKが決まっている会場だ。通算38点で、2位の日立柏サッカー場(33点)を上回る。定期的に芝の張り替えられる会場が多いが、カシマは昨年12月に、01年の完成以来初めて芝の全面張り替えを行った。天然芝のため軟らかいが、頻繁な手入れが不要で根がしっかりしているため、選手の軸足がぶれずにボールの軌道が安定する。

 意外にも、中村はリーグ戦でのカシマでFKを決めてない。しかし今年6月のナビスコ杯準々決勝で、約25メートルのFKを決めている。「これから暑くなるという時期の試合だったし、いい形で決められた」とイメージは良い。代名詞のFKで、首位のチームを4連勝に導く。【由本裕貴】

◆【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】プレビュー:首位・横浜FMとの直接対決。上位争いに加わるため、ホーム無敗の鹿島が勝利を目指す!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00160468.html

8月24日(土)J1 第22節 鹿島 vs 横浜FM(19:00KICK OFF/カシマ)
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07年に大逆転優勝を経験したことのある鹿島だが、これ以上、勝点差を離されてしまうのは本意ではない。勝点9差の首位横浜FMとの一戦の重要性を、トニーニョ セレーゾ監督は繰り返し選手たちに説いたという。当然ながら、上位も混戦であり横浜FMだけを相手にしていれば良いわけではないが、「勝てば6差」という意識は、選手に力を与えてくれている。しかも相手には、第9節に土壇場で引き分けに持ち込まれただけでなく、3連覇を狙ったヤマザキナビスコカップでは2連敗の苦杯をなめさせられている。今季一度も勝てていないだけに、その悔しさを忘れた選手はいない。

ただ、横浜FMは5勝1分で6試合負けなしと快進撃を続けている。7試合連続ゴールとはならなかったが、マルキーニョスが6試合連続ゴールでチームを牽引。鹿島で得点王を獲得したときを彷彿とさせる決定力の高さを見せている。攻撃のタクトをふるう中村俊輔も相変わらずの好調ぶり。2試合連続得点で、こちらも実力を遺憾なく発揮している。さらに、ナビスコカップでは強烈な一撃を決めた齋藤学がメンバーに復帰する快復を見せるなど、首位に相応しい陣容だ。シュート数は決して多くないが、チャンスを逃さない老練な戦いぶりはチームに流れる共通理解や統一感を感じさせる。

「切り替えは早いし、一人ひとりが怖い」

中盤で、攻守に渡って相手以上の切り替えの速さを求められる遠藤康は、最大限の警戒を示していた。

そんな対戦相手を前にして、セレーゾ監督は入念にスカウティングを行ったようだ。試合前々日の紅白戦では野沢拓也を中村俊輔に見立てて動きを確認。マークの付き方などを映像だけでなく、実際にグランドのなかで指示していた。フリーキックの場面では、右利きの野沢が左足でのキックを披露するほどの徹底ぶり。相手チームのキーマンを抑え込むことで勝機を見出す。

リーグ戦では拮抗した展開から先制点を奪うことで、多くの時間をコントロールすることに成功したが、ナビスコカップの二戦はいずれも完敗。中断明けだった準々決勝第1戦は運動量が乏しく0-2の敗戦。勝たなければいけなくなった第2戦は、強引に攻めに出たところを相手の注文相撲にはまって先制点を奪われた時点で逆転は厳しくなってしまった。今回はそうした前提条件が無い状態で迎えられる。

今季のリーグ戦、ホームでの試合は8勝2分と圧倒的な強さで無敗を続けている。前節は、一人減った相手に苦しんだが終了間際に決勝弾を奪い勝点3を得た。しばらく連勝がないだけに、ここで勝てれば波に乗れるだろう。

セレーゾ監督は前節の記者会見で、質疑応答が終わると自らしゃべり出した。
「来週末、試合に勝つか負けるかというのは、うちのサポーター次第です。来週は、いままで以上に、うちのサポーターが違いを示さなければいけない試合です。選手たちの後押しをお願いしたいと思います」
ホームの力で選手をサポートし、共に勝利を喜びたい。

以上

2013.08.23 Reported by 田中滋

◆【鹿島】大迫、10点は「通過点」首位・横浜M倒す!(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20130823-OHT1T00171.htm

 鹿島のFW大迫勇也(23)が23日、首位・横浜Mとの一戦を控え、シーズン自己最多となる10得点目を決め、チームを勝利に導くと誓った。茨城・鹿嶋市内での練習後、現在9得点のエースは「明日は楽しみだね。(10点は)通過点だから。点を取り続けることを目標にしたい」と意気込んだ。

 今季、横浜Mにはナビスコ杯を含め1分け2敗と勝利がない。それでも、6月23日の同杯準々決勝第1戦では、DF中沢をかわしてシュートに持ち込む場面もあった。「あのイメージでやれれば、自然とゴールが付いてくる」と自信を見せる。

 23日現在、前売り券の販売数は約1万8000枚。今季リーグ戦ホームで観客動員2万人を超えた試合はなく「勝てば優勝争いに加われる。みんなが来てくれれば勝てる」と来場を呼びかけた。

◆鹿島大迫、土居とのパスワークで横浜攻略(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130824-1177832.html

 鹿島の若手コンビが、前線でのパスワークで横浜を攻略する。FW大迫勇也(23)とMF土居聖真(21)は21日の練習で、ミニゲームで素早いパス交換から4点を挙げた。今季リーグ戦出場3試合の3年目、土居は鹿島ユース出身で、同期のMF柴崎らが活躍する中、ようやくつかんだチャンスに「パス交換が増えると相手も嫌だろうし、それができれば勝ち点3に近づく」と言った。5年目のエース大迫は「(土居が)だいぶ俺のことを見るようになった。うまくできれば崩せると思う」と、連係に自信を見せた。

◆大迫vs俊輔+マルキーニョス/第22節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130824-1177796.html

<J1:鹿島-横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 19時キックオフ。

 【鹿島】今季ホームで負けなしの6位鹿島が、1位の横浜を迎え撃つ。

 今季はナビスコ杯準々決勝の2試合を含めて3度対戦し、横浜の2勝1分け。順位を上げたい鹿島は、是が非でも勝利が欲しいところだ。

 鹿島FW大迫勇也(23)、横浜FWマルキーニョス(37)、MF中村俊輔(35)ら両チームの攻撃陣を、DF陣がいかに抑えられるかがカギになる。

◆【鹿島】曽ケ端、横浜にホームで雪辱誓う(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20130823-1177604.html

 鹿島GK曽ケ端準(34)が、4度目の対戦で雪辱を誓った。23日、翌24日の首位横浜戦を控え、セットプレーの確認など軽めの調整で汗を流した。

 今季3度の対戦成績は1分け2敗。ナビスコ杯準々決勝では、横浜MF中村俊輔(35)にFKを直接決められるなど、2戦5失点。

 「わかっていてもあれは止められない」と脱帽したが「ナビスコ杯第2戦は相手がよかったが、悪いイメージはない」と冷静に分析した。

 今季リーグ戦負けなしのホームでゴールを死守する。

2013年8月22日木曜日

◆内田フル出場シャルケ、CL本戦へ痛恨ドロー…ホームで追いつかれる(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20130822/130376.html



 チャンピオンズリーグの本戦出場権を懸けたプレーオフのファーストレグが21日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するドイツのシャルケとギリシャのPAOKが対戦。内田は先発出場した。

 ホーム戦に臨んだシャルケは、序盤からボールを保持して攻め込む展開を見せた。押し込みながらも決定機をつかめずにいたが、32分に先制点を奪う。左サイドからゴール前にボールを送ると、中央で混戦が発生。アダム・サライが粘って右サイドにパスを供給すると、ペナルティエリア内でジェフェルソン・ファルファンが左足でのダイレクトシュートを沈めた。

 シャルケは均衡を破ると、36分にCKの流れからゴール前でサライがシュートを放ったが、GKの正面を突いた。一方、39分にはセットプレーからPAOKに決定的なシュートを打たれたが、ゴール寸前でクリスティアン・フクスがスライディングでクリア。前半を1点差のまま折り返した。

 後半に入ると、2点目を狙い69分にクリスティアン・クレメンスを投入。ところが、押し込みながら追加点を奪えずにいると、73分にPAOKに同点ゴールを許してしまう。右サイドでミロスラフ・ストフにカットインを許すと、ミドルシュートでゴールネットを揺らされた。

 追いつかれたシャルケは、77分にレオン・ゴレツカをピッチに送り出して勝ち越しを狙った。80分にはオーバーラップしたベネディクト・ヘヴェデスがGKとの一対一の絶好機を得たが、相手の好セーブに防がれてしまった。

 シャルケは負傷したファルファンに代え、87分にテーム・プッキを投入。終始押し込んだが、最後まで2点目を奪えずにタイムアップを迎えた。ホームで追いつかれ、1-1のドローでファーストレグを終えた。内田はフル出場している。

 なお、セカンドレグは、27日にPAOKのホームで開催される。

◆Jリーグ募金、銚子市に照明6台寄贈(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20130821-1176604.html

 Jリーグは21日、現在J開催スタジアムなどで実施している「Jリーグ TEAM AS ONE募金」で、千葉県銚子市にグラウンド用照明を6台寄贈することを決めた。

 既に被災地沿岸部などを対象にこれまで96台を寄贈している。寄贈式は、24日の鹿島-横浜戦(カシマ)の前に行われる。

◆Jリーグから銚子市への簡易照明の贈呈式の実施について(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/37314

このたび、Jリーグ開催スタジアム等において実施している「Jリーグ TEAM AS ONE募金」の使途として、鹿島アントラーズとフレンドリータウン協定を結んでいる千葉県銚子市に対し、グラウンド用簡易照明が寄贈されることになり、8月24日(土)のJ1リーグ戦 第22節 鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスにて開催される「フレンドリータウンデイズ銚子の日」において贈呈式を実施することとなりましたので、お知らせいたします。

■経緯
鹿島アントラーズとフレンドリータウン協定を結んでいる銚子市の「銚子市野球場」の照明設備が、東日本大震災の影響で損傷および劣化が進み、今年4月、照明塔から複数の電球が落下しました。これを受け、銚子市においては、利用者の安全性を考慮し、照明電球の撤去をしましたが、新たな照明塔の設置などの目途が立っておらず、同施設で実施している市民スポーツへ大きな影響が及ぶこととなりました。
これまで同様、誰もがスポーツを楽しめる環境を維持するため、同野球場でクリニックを開催している鹿島アントラーズがJリーグへ相談を持ちかけたことで、今回の寄贈が実現しました。

■贈呈式概要
【日 時】
2013年8月24日(土)18:00~18:15

【場 所】
県立カシマサッカースタジアム
メインスタンド1階コンコース中央イベントステージ

【出席者】
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ 専務理事 中野 幸夫
銚子市長 越川 信一

【寄贈物】
バッテリー式投光器 6台(型式:Vライト BL-11000)

2013年8月21日水曜日

◆U-19日本代表/アルクディア国際ユースサッカートーナメント 第4戦 U-19ブルガリア代表に敗れる(日本サッカー協会)


http://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2013/435.html



アルクディア国際ユースサッカートーナメント
2013年8月18日(日) 22:45 kick off(現地時間) 35分ハーフ
Els Arcs(スペイン/バレンシア)

U-19日本代表 1-2(前半 1-0、後半 0-2) U-19ブルガリア代表

【得点者】
9分 小林成豪(日本)
51分 失点(ブルガリア)
69分 失点(ブルガリア)



【スターティングメンバー】
GK:山田元気
DF:室屋成、小暮大器、秋野央樹、植田直通、中島大貴
MF:小林成豪、長谷川竜也、野澤英之、中島翔哉、豊川雄太

【サブメンバー】
GK:永井堅梧
DF:小口大貴、吉野恭平
MF:矢島慎也、金森健志、喜田拓也、中川寛斗
FW:鈴木武蔵、木下康介

【交代】
ハーフタイム 豊川雄太 → 鈴木武蔵
40分 中島翔哉 → 中川寛斗
40分 小林成豪 → 矢島慎也
40分 長谷川竜也 → 金森健志
70分 中川寛斗 → 吉野恭平

招集メンバー詳細はこちら


監督・選手コメント

霜田正浩監督
とても悔しい敗戦でした。ブルガリア代表も素晴らしいスピリッツを見せてくれて、消化試合にならない激しい試合になったのは、選手にも良い経験になったと思います。結果については監督の責任です。申し訳ないと感じています。この4試合、プレーの随所に緩さ甘さが出てしまいました。これは普段から厳しい試合をこなしていない日常があり、改めてこの年代は日本サッカー界全体の課題であると感じています。逆に対戦国の選手たちは常日頃から、みな各カテゴリーでリーグ戦を戦っている選手たち。試合勘もゲーム体力も鍛えられていました。ここからこの悔しさをどのくらい彼らが意識して、日本での日常を戦い、成長していってくれるのかを見守り続けたいと思います。

山田元気選手(京都サンガ)
前半に先制して後半から相手が前から来る戦い方になったところで、自分たちも相手の出方に応じて戦い方を変えていくべきでした。そこの判断をしっかりできたらよかったと思います。また、最後のゴール前の守備をもっと厳しくするべきでした。個人的には試合に出場して楽しめましたが、課題も見つかったので改善していきたいと思います。

野澤英之選手(FC東京)
前半のいい時間帯に点が取れましたがなかなか追加点を奪えず、逆に後半に相手が戦い方をかえてきた中でチームとして対応することができず敗れてしまいました。決勝トーナメントに進出できず今大会は終わってしまったことは非常に残念ですが、見つかった課題をこれからにいかしたいと思います。

長谷川竜也選手(順天堂大学)
結果的には負けてしまいましたが、サッカーは技術だけではないと改めて痛感させられる試合でした。チームとして、仲間を鼓舞する声や助ける声が少なかったように感じました。結果的に相手の攻撃に耐えきれず、2失点してしまい逆転を許して建て直すことができなかったのかと思います。チームとして、また個人としてしっかりと反省し、修正していきたいと思います。

中島大貴選手(福岡大学)
今日は必ず勝って、勝ち点を4から7へ伸ばして日本に帰ろうという目標をチーム全員で持って試合に望みました。しかし結果は1ー2で逆転負け。前半を1-0とリードしていただけに非常に悔しい結果となってしまいました。この大会を通して1点の重みというものを肌で実感でき、また実際に世界を相手に戦ってみて個人の課題もはっきりしました。悔しさが残る大会であった反面、とても収穫のある大会ともなりました。日本に帰ってからもこの経験を活かしていきたいと思います。



◆好きなJ1クラブ1位に浦和が5年ぶり返り咲き…一方で残念な調査結果も(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/401370_123849_fl

 一般社団法人の中央調査社が『人気スポーツ調査』の結果を発表した。この調査は同社が毎年実施しているもので、無作為に選んだ全国の20歳以上の男女を対象に実施。今回で21回目の調査となる。

 最も好きなスポーツ選手を問うた調査では、米大リーグのヤンキースに所属するイチロー外野手が9年連続1位を獲得。サッカー界ではCSKAモスクワMF本田圭佑が2位に躍進している。昨年4位だったマンチェスター・ユナイテッドMF香川真司も5位に付けている。また10位には横浜FCのFW三浦知良がランクインを果たすなど、根強い人気を誇っている。

 世代別ではすべての世代でイチローが1位を獲得する中、20〜40代の2位と3位はいずれも本田と香川が獲得。若い世代からは高い支持を集める結果となった。

 好きなJ1クラブ調査では、浦和レッズが5年ぶりに1位を獲得。2位は鹿島アントラーズ、3位にサンフレッチェ広島と続いている。昨年1位だった名古屋グランパスは6位に後退している(同率だったG大阪はJ2のため除外)。

 しかし残念な調査結果も。Jリーグで好きなチームがないという「どれもない」と答えたのが全体の62.4%を占めている。好きなプロスポーツで1位と2位を分け合った野球とサッカーだが、プロ野球チーム調査の「どれもない」が31.7%だったのに比べると寂しい結果となっている。

以下、好きなJ1クラブ順位(中央調査社調べ)
1位:浦和
2位:鹿島
3位:広島
4位:C大阪
5位:横浜FM
6位:名古屋
7位:磐田
8位:清水
9位:柏
10位:仙台
11位:FC東京
12位:川崎F
13位:大分
14位:新潟
15位:鳥栖
16位:湘南
17位:大宮
18位:甲府

http://www.crs.or.jp/data/pdf/sports07.pdf

http://www.crs.or.jp/data/pdf/sports08.pdf

http://www.crs.or.jp/data/pdf/sports09.pdf

◆鹿島にクールな救世主 多治見出身杉本が練習参加(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2013/08/21/kiji/K20130821006456130.html

 来季、鹿島への加入が内定しているU―17日本代表MF杉本太郎(帝京可児3年)が練習に参加した。24日の横浜戦までチームに同行する。

 身長1メートル62と小柄ながら技術が高く、昨年のU―16アジア選手権でMVPに輝いた逸材。2月にはモナコの練習にも参加した。岐阜県多治見市出身。12日に高知県四万十市の気温41度に抜かれるまで、暑さ日本一(07年に40・9度を記録)として知られた土地で「鹿嶋は涼しい。狭いエリアで前を向くプレーを試したい」と文字通り涼しい顔。ここ数年チームは夏に失速する傾向があり、猛暑に強い新人が来季以降の救世主になるかもしれない!?

2013年8月20日火曜日

◆独地元メディア採点…失点関与の内田篤人や酒井宏樹に低評価(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20130819/129959.html



 ドイツの各地元メディアは、ブンデスリーガ第2節及びブンデスリーガ2部第4節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 失点に絡んだシャルケの日本代表DF内田篤人やハノーファーの日本代表DF酒井宏樹には、厳しい評価がついた。

 各メディアの採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

■酒井宏樹(ハノーファー)
対ボルシアMG戦(0-3●) フル出場
『Sportal.de』
採点:5
寸評:彼にとってはいい日ではなかった。(スティーヴ)チェルンドロの不在が非常に響いた。酒井のサイドを上がってくる(フアン)アランゴ、(マックス)クルーゼ、そしてラファエルに苦戦した。前半は味方のサポートも少なく、前を守る(レオナルド)ビッテンコートとの呼吸も合っていなかった。後半に入り、右サイドの守備はいくらかよくなったが、酒井はPKを招いてしまった。

■岡崎慎司(マインツ)
対フライブルク戦(2-1○) フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:3.5
寸評:長い時間を通して、開幕戦ほどの目立ち方はなかったが、(日本からの)時差の影響もあっただろう。交代カードとして監督の頭をよぎったものの、試合終了までピッチに残り続けることになり、タイムアップまで献身的に動いた。

内田篤人(シャルケ)
対ヴォルフスブルク戦(0-4●) フル出場
『Revier Sport』
採点:5
寸評:長い時間にわたってマッチアップの相手であるイヴァン・ペリシッチをコントロールしていたが、後半はポジショニングと守備で弱点を露呈してしまった。2失点目の場面では、ペナルティエリア内の真ん中を通す不運なパスを出してしまい、敗戦を決定づけてしまった。

『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』
採点:5.5
寸評:ヴォルフスブルクの2点目は、一体どんな魔がさしてゴール前で横パスを出してしまったのか。それは彼にしか分からない。シャルケの右サイドバックはとにかく層が薄い。


■田坂祐介(ボーフム、ブンデス2部)
対ザンクト・パウリ戦(2-2△) 先発出場、59分後退
『RevierSport』
採点:4
寸評:現在、不調の時期にある。すばしっこいテクニシャンは本来の力を出し切れなかった。

◆シャルケの内田篤人、開幕2試合未勝利に言及「今は我慢するとき」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20130819/129949.html



 ブンデスリーガ第2節が17日に行われ、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケが、アウェーで日本代表MF長谷部誠の所属するヴォルフスブルクと対戦。0-4で敗れて、開幕から未勝利が続いた。

 ヴォルフスブルク戦にフル出場した内田は、「セットプレーでいいボールを入れられていましたし、こぼれ球をボン(と入れられる)ようなものもありました。セットプレーでやられるのを止めないと、勝てないかなと思いますね」とコメント。代表戦から中2日での試合だったが、「まだ2試合目だからそんなことは言っていられない。(日本への往復は)みんなやっているから、別に」と疲労に関しては多くを語らなかった。

 シャルケは開幕から1分け1敗と未勝利の状態だが、「上位を狙うならば、やっぱり勝ち点は最後に響いてくるから拾えるところは拾っておきたい。相手がいることだし、うまくいかないときはうまくいかないから、何をやっても。ここはちょっと、我慢するとき。次は勝っておかないと、1年やる重要性が変わってくる」と語り、次戦へ意気込んだ。

 シャルケは、21日に行われるチャンピオンズリーグのプレーオフで、PAOKとのファーストレグをホームで戦い、24日に行われるブンデスリーガ第3節では、日本代表DF酒井宏樹の所属するハノーファーと敵地で対戦する。

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日刊鹿島

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