日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年11月23日日曜日

◆宮内選手 Jリーグ・アンダー22選抜メンバー選出のお知らせ(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/team_info/46208



本日、J3第33節 vs秋田に向けて、Jリーグ・アンダー22選抜の招集メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、宮内龍汰選手が選出されました。

詳細はこちら(J3リーグ公式サイト)をご覧ください。

◆内田フル出場のシャルケはホーム4連勝、好調ボルフスの連勝止める(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152117-152117-fl



[11.22 ブンデスリーガ第12節 シャルケ3-2ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは22日、第12節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでボルフスブルクと対戦し、3-2で競り勝った。内田は右SBでフル出場。チームもホーム4連勝を飾り、ボルフスブルクの連勝を6でストップした。

 前半10分にFWエリック・マキシム・シュポ・モティングのゴールで先制したシャルケは同22分にもMFケビン・プリンス・ボアテングが右足アウトサイドでノールックの絶妙なラストパスを通し、シュポ・モティングが追加点。同25分には右後方からDFクリスティアン・フクスがゴール前に上げたFKがそのまま決まり、3-0と突き放した。

 6連勝中のボルフスブルクは最近3試合連続で完封勝利をおさめていたが、前半だけで今季初となる1試合3失点。それでも前半37分、MFケビン・デ・ブルイネのスルーパスに反応したMFイバン・ペリシッチがPA左からゴール前に折り返し、FWイビツァ・オリッチが1点を返して前半を折り返した。

 ボルフスブルクは後半29分、途中出場のFWニクラス・ベントナーがブンデスリーガ初ゴールを決め、2-3と1点差に追い上げるが、シャルケ守備陣も粘り強く耐える。後半アディショナルタイムには攻撃参加していた内田がゴール前で決定機を迎えるも、右足のシュートはGKがセーブ。このプレーから逆にカウンターを浴びたが、デ・ブルイネの左クロスに合わせたDFナウドのヘディングシュートはクロスバーを直撃した。

 最後はヒヤリとさせられたシャルケだが、そのまま3-2で逃げ切り、2試合ぶりの勝ち点3を獲得。ホームではこれで4連勝となった。一方のボルフスブルクは7試合ぶりの黒星で、2位はキープしたものの、首位バイエルンとの勝ち点差は「7」に開いている。

◆大迫がアシスト決めるもケルンは不運なFKで惨敗…細貝、原口も出場(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20141123/252761.html


途中出場でアシストを決めた大迫 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、FW大迫勇也、MF長澤和輝が所属するケルンと、FW原口元気、MF細貝萌が所属するヘルタ・ベルリンが対戦した。細貝は先発出場、大迫、原口はベンチスタート、長澤はベンチ外となった。

 前節ホッフェンハイムとの乱打戦を制したケルンは、ヤニック・ゲルハルトが先発メンバー入り。一方、連敗中のヘルタ・ベルリンはディフェンスラインのメンバーを変更してきた。

 一進一退の攻防が続く試合は、アウェーのヘルタ・ベルリンが均衡を破る。28分、右サイドでパスを受けたロイ・ベーレンスがヴァレンティン・シュトッカーとのパス交換から、ペナルティエリアに侵入。ディフェンダーをかわすと、そのまま左足を振り抜き、先制点をあげた。

 先制を許したケルンは33分、アンソニー・ウジャーがロングシュートを狙うが枠を捉えきれない。

 その後ヘルタ・ベルリンは、アニス・ベン・ハティラのドリブル突破を中心に攻め込んだが、シュートまで持ち込めない。結局、1-0でヘルタ・ベルリンがリードして前半を折り返した。

 流れを変えたいケルンは、後半開始から大迫を投入し反撃に出る。55分、パヴェウ・オルコフスキが強烈なシュートを放つが、キーパーの正面に飛んでしまった。すると直後にケルンの反撃が実る。58分、カウンターから大迫がセンターサークル付近でボールを受けると、ターンして前線のウジャーにスルーパスを出す。オフサイドラインをかいくぐったウジャーは、キーパーとの一対一を制し、ゴール右隅に流し込む。

 勢いに乗ったケルンは63分、ミショ・ブレチュコのクロスにウジャーがボレーで合わせたが、惜しくもクロスバーに嫌われ、勝ち越しとはならない。70分にも、ロングボールに抜け出したウジャーがチャンスを迎えたが、シュートはミートしきれなかった。

 流れを引き戻したいヘルタ・ベルリンは73分に、原口を交代で送り込む。

 84分、ケルンはカウンターからオルコフスキが決定機を迎えるが、左足から放たれたシュートは、枠の右にそれてしまう。

 ケルンがチャンスを作っていたが、思わぬ形で勝ち越し点が生まれる。86分、ヘルタ・ベルリンがゴール前でフリーキックを獲得すると、マルセル・ヌジェングが直接狙ったシュートは、壁に入っていたウジャーに当ってコースが変わる。力ないボールも、逆を突かれたGKティモ・ホルンは反応できず、ヘルタ・ベルリンが勝ち越しに成功する。

 最後は判定をめぐって小競り合いも起きたが、このまま2-1でヘルタ・ベルリンが勝利した。なお、細貝はフル出場し、大迫が後半開始から、原口は73分から出場している。

【スコア】
ケルン 1-2 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
0-1 28分 ロイ・ベーレンス(ヘルタ・ベルリン)
1-1 58分 アンソニー・ウジャー(ケルン)
1-2 86分 マルセル・ヌジェング(ヘルタ・ベルリン)

◆浦和興梠が強行出場も「全然駄目」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141122-1399679.html



<J1:浦和0-2G大阪>◇第32節◇22日◇埼玉

 浦和のFW興梠慎三(28)が先制された直後の後半44分に投入され、右腓骨(ひこつ)を骨折した10月26日の鹿島戦以来、約1カ月ぶりの復帰を果たした。

 本人によると接触プレーで右脚を痛め、「全然駄目」とだけ話して引き揚げた。

 前日に実戦練習の一部に合流したばかりのFWを、強行出場させたペトロビッチ監督は「0-0の状況では出すつもりはなかった。先に失点したので残り数分で起用した」と説明した。

◆無念オフサイド…仙台ロスタイム幻のV弾 野沢「悔しさ大きい」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/23/kiji/K20141123009336990.html

J1第32節 仙台3―3C大阪 (11月22日 ユアスタ)



 仙台は3―3の後半ロスタイム、野沢の正確なFKから劇的な決勝点が生まれたかに思われたが、オフサイドの判定でゴールは幻に。「先制点は決めたが、あのシーンの悔しさの方が大きい」と野沢は苦笑した。

 2点を先行し、さらに後半43分にハモン・ロペスのミドルシュートで勝ち越しながら、仕留められなかった。渡辺監督は「展開からすれば、勝ち点3を取らなければいけない」と険しい表情だった。

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181994.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●曽ヶ端準選手(鹿島):
「アグレッシブにいけた。(土居)聖真や(赤崎)秀平が前からだけでなく後ろからもプレッシャーをかけてくれた。(高いDFラインに対して)中村憲剛がいればそこを狙うボールも合ったかもしれないけれど、あまりそういうボールもなかった。DFラインは声を掛けあってよかったと思います。(上との差が詰まったが?)次の試合でしっかり勝つこと。1つ、1つしっかり勝つこと。上を気にしてても仕方がない。2試合しかないですし、セレッソには前に負けている。力を出せるようにみんなで戦いたいと思います」

●本山雅志選手(鹿島):
「あと2試合あるので調整して勝ちたい。本当に1試合、1試合。セレッソも今日の試合次第。こういうときは上と戦うよりしたと戦う方が難しい。ちょっと1点取られたのは残念だったけどしようがない。壁に当たったボールだったし。前半は1本、(大久保)嘉人が落として危ない場面があったけれど、ラインを高く保って戦えたと思います」

●遠藤康選手(鹿島):
「あれはいつも練習している形。練習通りにできたと思います。得意な位置でもありますし、練習することも多いのでみんな打てると思います。3週間相手、試合の入りが心配だったけど、みんなうまく入れた。前からプレスにいけたし、そのなかで点が取れてよかったです」

●昌子源選手(鹿島):
「(失点に絡むFKは)いらないファウルだったかもしれない。幸い、あの時間でよかった。もう5分早いと危なかった。ちょっとパサーというか憲剛さんがいないこともあって嘉人さんに良いボールが入ることが少なかったですし、今日は僕らの組織がすごいよかったです。聖真とか秀平くんが前から限定してくれた、僕らを楽にしてくれた。相手は森島(康仁)くんの高さしかなかったと思います。ラインを高くしてペナのラインでDFラインをつくりました。森島くんをオフサイドに置いている感じてできるだけラインを高くしておこうとしました。守備の組織はすごくよかったと思います。大岩コーチから言われていますが、相手のアクションに合わせてリアクションするのではなく、僕らがアクションを起こすことができたと思います。監督は「今日でチャンピオンが決まることはない」と言っていた。その言葉を信じてやりました」

●赤崎秀平選手(鹿島):
「得点はつねに求められます。本当に苦しい時期もあったけど、こういうチームでプレーできるのは幸せ。僕らはアントラーズの伝統を受け継いで繋いでいけるよう、日々こなすのではなく、取り組んでいかないといけないと思います。この試合で点を取るのは特別な意味があるので嬉しかった。フロンターレとアウェイでやったときは出られず悔しい思いをしたので、やはりピッチに立って挨拶したかった。いままでいろいろ考えすぎて自分を出せないまま後退していましたが、今日は出し尽くそうと思って試合に出ました」

●青木剛選手(鹿島):
「DFラインを下げずにしっかりコンパクトにしながら戦える時間が長かった。そういうところがよかったと思います。相手は2トップになってくるより大久保選手が1.5列目くらいの位置から裏に侵入してくるところがあったので、その辺はまわりを意識しながらやっていました。自分たちが2試合勝つことは絶対条件で変わらない。また次の試合に向けてしっかりと準備したいと思います」

●西部洋平選手(川崎F):
「攻撃面は苦しかったけど、全体で言えばバラバラになった感じもなかったし、やろうとはしていた。ただ形にはならなかったのと、単発単発だったり、球際だったり、流れの持って生き方だったりというのは、後ろから見ていて鹿島のほうが上手かったかなと」

●谷口彰悟選手(川崎F):
「この負けは痛いです。立ち上がりは悪く無いというか、守備では危ない場面が何個があったけど、しっかりと対応できていた。ただ大丈夫だなと思っていたところで失点した。失点した時間帯が前半の終わりと後半の入りということで、そこで失点したことでリズムが崩れた。(1失点目は)出し手の柴崎岳選手を見て。サイドにフリーな選手がいたのでそこをケアしようという体の向きになったところを見逃さずに、中に付けてきた。そこの駆け引きの時点でやられた感じがある。あそこで焦って取りに行って前を向かれたので。時間帯を考えると無理するところではなかったのかなと思います」

●大久保嘉人選手(川崎F):
「 (距離感は)ずっと言っていること。(山本)真希と(大島)遼太がやっぱり、DFラインに引きずられて。あれだときついと思う。あれだけ下に引きずられてからラインから出て行くのは。そこは頭を使いながらやらないと。俺が下がったときにしか出てこないからそれだと厳しい。それを誰かがやらないと。遼太もそうだし、もっとやらないといけない。縦にも全然入らない。横にいくんだったら、もっとセンタリングを合わせてくれと。ただ、俺に合わせろといっている訳ではない。思い切り逆サイドに撃てと。そうすれば俺がしっかり詰めるから。全員ニアに打っている。ニアに打つなら入れろよ、と」

以上

◇【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181993.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●風間八宏監督(川崎F):
「ここのところいつもそうなんですが、残念なもったいない試合だなと。やっぱり何でもないミスをあれだけ犯してしまうとこういう試合になる。やっぱり個人がもっともっとピッチ上のなかで、高いレベルで考えて欲しいな、と。そこが期待するところです。それ以外では、いいところもありましたけれど、まだまだ自分たちらしいものにはなってないので。これもやっぱり柱になる選手、それからそこのところで流れを変えてくれる選手。若い選手はそこのところでどんどん育って欲しいと思いますし、中堅どころはもっとチームを動かしていって欲しい、そういう感想をもったゲームでした」

Q:今日の敗戦でACLの出場は厳しいものになってしまった。残り2戦でチームに期待するものは?
「やはりこれだけのサポーターも期待してくれていますし、我々もいままでの状況と実際は変わらない。厳しくなったといってももともと厳しいなか、そのなかで自分たちがもっともっとアグレッシブでもっともっとゴール前のチャンスが多い、それからもっともっと相手のプレッシャーをしっかりかいくぐっていく、それだけのものをしっかり表現しないといけないと思います。選手が何人かいないということではなく、いまいる選手たちでも十分にできる。そこのところを厳しくやっていきたい。大事な2試合になると思います」

以上

◆【J1:第32節 鹿島 vs 川崎F】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181992.html

11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:2点あります。1点目は、今日は特に前線から中盤で厳しい守備ができました。それですごくリズムに乗ったと思います。チーム全体で気持ちのこもった戦いへの評価をお願いします。もう1点は今日で浦和負けて首位との勝点差が縮まりました。優勝を意識しますか?
「どういう状況に今後なっていこうとまず自分たちの目標がある。それが3位なのか、2位なのか、1位で終わるのかわからないが、まず自分たちが勝たないといけないという状況がある。そのあと12月6日の試合の最後の笛のときに、自分たちの努力が結果として表れたらな、と思ってます。去年も同様に3位以内が手にできる状況だった。もちろん最初は優勝という目標を達成するためにスタートするわけですけど、去年はそこを達成することができなかった。去年もベテランをうまくやりくりしながらそこまで行った。今年も3位以内という状況まで持っていくことが若手中心でありながらできている。誰が試合に出て、どのように出るということを準備するのは自分なのですが、やるのは選手です。選手たちが良い心理状態で試合を迎えなければならないし、試合中もそういう風にしていかないといけない。
今日に関しては、小笠原満男選手は昨日の夜から今朝までちょっと体調を崩してしまって、試合に出場できるかできないかは、僕がスタジアムに来てアップしたところで判断してくれ、任せたところ彼はしっかりとまず走る、チームのために徹するということを体で示したわけです。それは若い選手にとっては良い見本になる。気合いや根性ということではなく、責務ということの価値を示したと思います。
彼だけでなく、アントラーズというクラブの場合は、このクラブをさらに強くさせたり向上させたり、今以上のタイトルをもたらすということを全身全霊かけてやるというのがこのクラブの伝統です。それを入って来た人は最初はわからず、自分が自分がというところから、チームで生き延びるためにはそういう犠牲心がわかってくる。口先だけではみんなフォアザチームと言いますけど、やっぱりそれを理解して実行できるまでには時間がかかるし、それを少しずつ微調整しながら、なおかつ戦える選手として技術的な部分や体力的な部分を向上させてからピッチに送り出すわけです。それを一つひとつクリアしていったなかで少しずつ結果が伴ってくる。まだなにが起きるかわからないということがサッカーにはある。良い精神状態の選手が揃ったからと言って必ずしも勝てるという保証はない。ただ、やっぱり団体スポーツなので、みんなが良い空気を流し込むことでいろんなことがスムーズに、良い吸収方法ができるようになってくると思います。

相手はパスワークを主体としたサッカーをやるので、そこをしっかりと機能させないようにしないといけない。特にCBも技術能力が優れているので前からちゃんとフォアチェックをして、少しでも機能を低下させる作業を求めました。その意味では、赤崎秀平選手や土居聖真選手は非常に献身的に犠牲心を持ってチームのために走り続けてプレッシャーをかけたのではないかなと思います。相手の特長や個の能力を含めて求めたところが機能したと思います。
Jリーグ全体で言えることは、GK陣が足の技術では優れていない。相手を追い込んでバックパスさせればGKは蹴るしかない。そういう優れたフィードや視野を持った選手はまだ存在しないので、そのままプレスをかけてバックパスをさせてなおかつGKにもプレッシャーをかける指示を出しました」

Q:遠藤康選手の得点について。10分過ぎに同じような場所でパスをうけたときはもたついてシュートは相手に当たってしまったが、あの場面では非常に判断もよかった。どのように評価していますか?
「遠藤選手は非常に優れた能力をひとつ持っています。それは相手のCB、SB、ボランチの三角形のちょうど間でそのポジショニングを利用するタイミングがいい。逆に相手がピッタリついたときは体でうまくブロックしてなかに入っていく。なかに入っていけばシュートも打てるし、パスも出せるし、サイドチェンジもできる視野の広さも持っています。そのタイミングであったり駆け引きの面では優れたクレバーな選手だと思います。僕は選手たちに、シュートというものは強く打つよりはコースに狙った方が確率的には高い、ということを練習のなかで求めています。なおかつ左利きの選手は、右利きの選手よりも持って生まれた精度があるので、それをうまく活用するというところで、彼をああいう配置にしています。そのなかで彼がなかに入ったタイミングでGKのポジショニングミスというのはあったかもしれませんけど、それは分析の時点でわかっていた話でした。そこからコースを狙ったシュートを意識したので、それは遠藤選手の視野の広さや我々の情報を把握しながらプレーしたところが良かったのではないかと思います。

あとはうちの攻撃陣のなかで90分で一番シュートを打つ選手になったのではないかと思います。それは僕はひとつの成長だと感じていますし、あとは決定力を今以上に高めていくことを求めていきたいし重要だと思います。サイドハーフがペナルティエリアの角で受けたときは、大半は時間が非常にあって、見る時間もあるし、ゴールを狙う時間もあります。遠藤選手にしても逆サイドのカイオ選手、今日出場しませんでしたけど豊川雄太選手もそうです。豊川選手はあの角度からシュートを打たせたら、うちのチームでは一番シュートがうまいのではないかなと思います。そういった選手をいま準備しているところです。サイドハーフの選手がペナルティエリアの角、という表現を使いますけど、そのゾーンを取ったときにいろんな状況をつくりだすことができるので、外から斜め、あるいは中から角を取ったときにはいろんな崩しができる。そこでタメをつくることもできますし、チームにとってはそこを取ることができたときは良い形ができると思います。今日で10点目だとおもいますけど、シュートを打ったことでその点にたどり着いたんだと思います。今日も3本くらい打ったと思います。リーグ戦はまだオープンな状態にあると思います」


Q:今日の赤崎選手のゴールと働きについてコメントをお願いします。
「非常に好青年ですし、真面目に練習に取り組みます。Jリーグ1年目にしては良い成長角度にあると思います。足りない部分というのは、経験の部分だったり基礎的な体力だったりします。彼は自分から積極的に取り組んでいるので、このまま良い成長過程に続いていけばと思います」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第32節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51324


J1 第32節 川崎フロンターレ戦

遠藤と赤崎の得点で川崎Fを撃破!2連勝で逆転優勝に望みをつなぐ!

2日に行われたアウェイでの新潟戦を2-1と逆転で制し、優勝の望みをつないだ鹿島。約20日のインターバルを経て、勝負のラスト3試合へと突入した。J1第32節、カシマスタジアムに川崎フロンターレを迎え撃つと、遠藤の今季10点目で先制し、赤崎のダイビングヘッドで2点目を記録。1点こそ返されたが、2-1で勝利を収めて2連勝を果たした。

前節の新潟戦で5試合ぶりの勝利を挙げ、ホームで連勝を目指す鹿島は累積警告で出場停止の植田に代わって青木がセンターバックに入り、左サイドバックには出場停止明けの山本が復帰した。また左サイドハーフには2試合ぶりにカイオが先発メンバーに名を連ねた。

快晴のカシマスタジアムで上位対決に臨んだ鹿島は開始4分、柴崎が蹴った右CKからペナルティーエリアの手前でこぼれ球を拾った小笠原が強烈なシュートを放つなど、立ち上がりから得点の意欲を見せる。直後にもカイオが左サイドから攻め込み、右足シュートでゴールを脅かした。12分にも赤崎が右サイドからグラウンダーのクロスを蹴り込み、遠藤がペナルティーエリア内から右足シュートを打ったが相手DFがブロック。なかなか均衡を破れない。

次第に拮抗した展開となり、中盤でのルーズボールの奪い合いが目立つ内容となる。鹿島は決定機を作れずにいたが、前半終了間際に待望の先制点を奪う。45分、ペナルティーエリア右手前で縦パスを受けた遠藤が相手DFを背負いながら、反転。前を向いてゴールを視界にとらえると、相手GKの位置を見てループ気味のミドルシュートを放つ。鮮やかな軌道を描いたボールがゴールに吸い込まれ、鹿島が1点リードで前半を終えた。

1-0で迎えた後半、鹿島は49分に柴崎からのパスを受けた遠藤が左足で2点目を狙ったが、惜しくも枠のわずか左へ。さらに51分には、ペナルティーエリア左側へ進入した土居が右足でファーサイドを狙うシュートを放つと、相手GKが弾いたところに遠藤が詰める。強烈な左足シュートはまたも相手GKに阻まれ、ここでも追加点を挙げることはできなかった。

後半立ち上がりから攻勢をかける鹿島は、53分に2点目を記録する。小笠原が右サイドへ展開すると、オーバーラップした西が狙いすましたクロスを供給。ペナルティーエリア内、ファーサイドでフリーになっていた赤崎が、バウンドにうまく合わせたダイビングヘッドを突き刺した。赤崎の今季3点目で、鹿島が2-0とリードを広げた。

2点リードとなり、試合を優勢に進める鹿島。59分には小笠原に代わってルイス アルベルトが投入され、約3か月ぶりにピッチに立った。川崎Fに攻め込まれる場面もあったが、昌子や青木がしっかりと集中力を保ち、最終ラインを高く保つ守備を遂行して反撃を許さない。85分にはゴール正面で得たFKを柴崎が壁の下を抜くシュートで狙ったが、惜しくも相手GKにキャッチされた。

鹿島は終了間際にFKから1点を失ったが、2-1で逃げ切った。2連勝で勝ち点を57に伸ばし、優勝の可能性を残した。今節、首位の浦和が2位のG大阪に0-2で敗れたため、浦和との差は4ポイントに縮まり、G大阪との差は変わらず2ポイントとなっている。次戦は1週間後、29日に行われる第33節のC大阪戦だ。可能性がある限り、諦める理由などない。今季最後のアウェイゲームで白星を挙げ、逆転優勝の資格を持ってカシマスタジアムに帰還したい。



【この試合のトピックス】

・ホームでの勝利は9月20日の第24節、横浜FM戦以来で、約2か月ぶりとなった。
・リーグ戦での連勝も9月以来。前回は横浜FM戦から徳島戦までの3連勝だった。
・リーグでのホーム川崎F戦は昨季に続いての勝利となった。
・遠藤が自己記録を更新する今季10得点目を挙げた。MF登録の選手でリーグ戦10得点に到達したのは、2005年の小笠原(11得点)、野沢(10得点)以来。
・赤崎が10月5日の第27節G大阪戦以来の今季3点目を挙げた。
・青木が10月5日の第27節G大阪戦以来、5試合ぶりの先発出場を果たした。
・出場停止明けの山本が2試合ぶりに先発出場した。
・ルイス アルベルトが8月23日の第21節清水戦以来にメンバー入りを果たし、途中出場した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・球際の戦いは絶対に譲るな!より厳しく、競り合おう。
・人任せにせず、責任感と積極性をもってプレーしろ。
・もっとシンプルにボールを動かして、試合の流れを
 自分たちのリズムにもっていこう。

川崎フロンターレ:風間 八宏
・後ろへのパス、横へのパスでピンチが起きている。
 つまらないミスをなくそう。
・前への意識を強くもってプレーしよう。
・出して動くを繰り返してリズムを作ろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・どういう状況になろうと、自分たちの目標は変わらない。12月6日の試合が終わって笛が吹かれたとき、3位か2位か1位になるかはわからないが、自分たちは勝ち続けるだけ。小笠原選手が昨晩から体調を崩して、今日の試合で使うかどうかは、アップの状態を見て判断した。そんな状態でも彼は体を張って、若い選手たちに責任を持ってプレーする姿を示してくれた。アントラーズというクラブは、クラブがさらに強くなるため、向上するため、タイトルを獲るためにみんなが全身全霊でやることを伝統としている。若い選手たちも少しずつ犠牲心を持つようになり、技術、体力、精神的な部分を一つ一つクリアして、少しずつ結果を出すことができるようになる。今日の相手はパスワークを主体としたチームだったので、前線からフォアチェックをして、少しでも機能させないように指示を出した。赤崎選手、土居選手が献身的に走り続けてくれた。求めたことが機能していたと思う。また、Jリーグ全体を見ても、GKの技術が優れているとはいえない。バックパスをさせてGKに蹴らせれば、優れたフィードができる選手はいない。常にプレッシャーをかけるように指示を出している。
・遠藤選手は非常に優れた特長を持っている。いいポジションをとることができるし、相手をブロックして中へ入ることもできる。視野の広さも持っていて、クレバーに考えることができる選手だ。選手たちには強くシュートを打つよりも、コースを狙う方が確率が高いと伝えている。ゴールの場面では相手GKのポジショニングミスもあったが、視野の広さを発揮して、与えた情報を把握してプレーしてくれていた。彼はチームの中で、一番シュートを打つ選手になった。10得点はシュートを多く打った結果だと思う。これからは決定力を今以上に上げていくことが重要。
・赤崎選手は非常に好青年で、真面目に練習に取り組んでいるし、Jリーグ1年目としては良い方向、良い成長を見せてくれている。まだ経験値は足りないが、積極的に取り組んでいるので、このまま良い成長を見せていってほしい。

川崎フロンターレ:風間 八宏
・ここのところいつもそうだが、もったいない試合だった。大事なところでミスをすれば、こういう試合になってしまう。個人が日常から高いレベルで意識してほしい。いいところ、自分たちらしさを出せたところもあった。


選手コメント

[試合後]

【昌子 源】
最後の失点はいらないファウルだったかなと思う。あの時間帯で良かった。5分早かったら苦しかったかもしれない。僕たちの組織がすごく良くて、相手は森島選手の頭を狙うしかないサッカーになったと思う。そこで起点を作らせない守備に限定してくれた。秀平君や聖真からのアプローチが後ろを楽にしてくれた。前の選手に感謝したい。今日はラインの位置が高くて、守備の組織は良かったと思う。監督は試合前に「今日でチャンピオンが決まることはないだろう」と言っていて、それを信じてやった結果。まだわからない状態なので、諦めずにやっていきたい。

【土居 聖真】
アグレッシブに戦った結果が勝利につながった。後ろでパスを回される分には怖くないので、相手が自陣に入ってきたところではしっかり守れていた。相手にチャンスらしいチャンスはなかったと思う。全員が頑張った成果。今日は守備がうまくハマって、良い時間帯に得点を取ることができた。

【本山 雅志】
あと2試合ある。しっかり調整して勝っていくしかない。1試合ずつやっていかないと。この時期は上位とやるよりも下位相手の方が難しい面もある。1週間調整してやっていきたい。ボールを回すこととシュートを打つことが監督からの指示だった。ボールを持った時はキープして、ゴールまで行ってフィニッシュで終わるようにと。1点を取られたのは残念だけど、壁に当たっての失点だし仕方がない。前半に危ない場面も1つあったけど、最終ラインをしっかり高く保ってやれていたと思う。

青木選手、赤崎選手、遠藤選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

◆上位対決制した鹿島が優勝戦線踏みとどまる、川崎Fは悪夢3連敗(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?152072-152072-fl

[11.22 J1第32節 鹿島2-1川崎F カシマ]

 鹿島アントラーズがホームで川崎フロンターレを2-1で下した。鹿島は2連勝で勝ち点を57に伸ばして、優勝争いに踏みとどまった。

 試合が動いたのは前半45分、MF柴崎岳が入れた縦パスを、MF遠藤康が体を当ててキープ。DF谷口彰悟を弾き飛ばすと、エリア外から反転シュート。左足から放たれたループ気味のシュートは、ゴール左上を捕え、鹿島に先制点をもたらした。

 さらに鹿島は後半8分、右サイドからDF西大伍がGKとDFの間に絶妙なクロスを入れる。これをファーサイドで待ち受けたFW赤崎秀平がヘディングで押し込み、リードを2点に広げた。

 対するMF中村憲剛やFW小林悠といった主力を怪我で欠く川崎Fは、なかなか歯車がかみ合わない。後半アディショナルタイムに入ってすぐにMFレナトのFKが壁に当たってコースが変わるラッキーなシュートでようやく1点を返す。しかし同点とまではならず、ここに来て今季初の3連敗。目標とするACL出場権獲得もほぼ不可能となった。

 勝ち点61の浦和がG大阪との頂上決戦に敗れたことで、勝ち点を57に伸ばした鹿島にも優勝の可能性は残った。初の2桁得点にのせた遠藤は「特に意識はしていなかったが、チームを勝たせることが出来てうれしい」と笑顔。「回りは気にしない。僕らは勝たないといけないので、2連勝したい」と力強く宣言した。

◆【鹿島】遠藤芸術弾!07年の大逆転V再現だ(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141122-OHT1T50261.html



 ◆J1第32節 鹿島2―1川崎(22日・カシマスタジアム)

 鹿島が逆転優勝に望みをつないだ。立役者はMF遠藤だ。前半45分。MF柴崎の縦パスを受けてゴール前、右45度の位置から左足で相手GKの頭を越した。自身初の2ケタ得点となる今季10ゴール目。「練習通り。立っていることもつらくなるくらい、毎日シュート練習をしているからね」。芸術的ゴールを涼しい表情で振り返った。

 早い時間帯にゴールが欲しかった。前夜、主将MF小笠原が急性胃腸炎で嘔吐(おうと)と下痢の症状を訴えた。試合前、我慢して朝食を取り、強行出場したが、長い時間はプレーできない。「いい時間に取れてよかった」。遠藤の胸には前半終了間際という時間帯と、同じ東北出身の小笠原の体調があった。

 後半8分にはFW赤崎が追加点。小笠原は59分間、体調不良を感じさせないプレーで貢献した。首位・浦和との差は4に縮まった。自力Vはないが、07年は残り5試合で勝ち点差10から大逆転で優勝した経験がある。当時を知るGK曽ケ端は「1試合ずつしっかり準備をすること」と説いた。(内田 知宏)

◆連勝すれば…鹿島セレーゾ監督不敵笑み(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/11/23/0007526521.shtml



 「J1、鹿島2-1川崎」(22日、カシマ)

 前半終了間際、約20メートル先のネットを揺らした鹿島のMF遠藤康(26)の先制点は、自己最多のシーズン10点目。逆転優勝に望みをつなぎ「うちは立っているのがつらくなるぐらいシュート練習するからね」と成果を誇った。

 残り2試合を連勝すれば、何が起こるか分からない。セレーゾ監督は「12月6日の最後の笛が鳴ったとき、努力の結果が表れるだろう」と不敵に言い放った。

◆07年再現なるか…鹿島4差 小笠原、胃腸炎も強行出場で2発演出(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/11/23/kiji/K20141123009336760.html

J1第32節 鹿島2―1川崎F (11月22日 カシマ)



 07年の再現へその気になってきた。鹿島はホームで川崎Fを撃破。残り2試合で首位・浦和との勝ち点差は4に縮まった。リーグ7度の優勝を誇る常勝軍団の歴史を知り尽くす主将が意地を見せた。MF小笠原は前日21日に急性胃腸炎を患ったが、強行出場。前半45分のMF遠藤の先制点、後半8分のFW赤崎の追加点と全ゴールの起点になり勝ち点3に貢献した。

 試合前にトニーニョ・セレーゾ監督は選手に「きょう王者が決まることはない」と鼓舞。その言葉通りとなり、日本代表DF昌子は「信じてプレーして良かった」と笑った。07年は残り5試合で勝ち点差10あったが逆転優勝。昌子が「僕たちも分からない。まだ諦めない」と話せば、鈴木満常務取締役強化部長も「その経験があるし勝者のメンタリティーも継承されている」という。奇跡を信じて残り2戦を戦う。

◆逆転Vへ望み!“常勝軍団”鹿島、残り2節で首位と勝ち点4差!!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20141123/jle14112305030010-n1.html



 J1第32節(22日、鹿島2-1川崎、カシマ)赤く染まったカシマスタジアムに歓声がこだました。2万261人の後押しを受けた鹿島が2-1で勝利。奇跡の逆転優勝へ望みをつなぎ、セレーゾ監督は満足そうにうなずいた。

 「タイトルを目指すために全身全霊を懸けるのがチームの伝統。(最終節)12月6日の最後の笛が鳴るときに、努力の結果が表れるだろう」

 前半45分にMF遠藤が約20メートルの左足ミドルをねじ込むと、後半8分には23歳のルーキーFW赤崎が頭で追加点。終了間際に川崎MFレナトのFKが壁に当たってゴールに吸い込まれたが、最後まで集中力を切らさず逃げ切った。

 頼れる主将が踏ん張った。MF小笠原は前夜に嘔吐(おうと)など急性胃腸炎のような症状に苦しめられたが、強行出場。後半14分に退くまで周囲を鼓舞しながらプレーした。日頃から「優勝して監督を男にしたい」と話し、後輩からも慕われる存在。必死の姿にチームは奮起した。

 誰もが逆転Vを信じて疑わない。試合前、指揮官は「きょうはチャンピオンが決まることはないだろう」とイレブンを送り出した。日本代表DF昌子は「それを信じてやった」と胸を張る。

 2007年は開幕5戦未勝利も、終盤の9連勝で浦和をかわして優勝した。今季は残り2節で首位浦和との勝ち点差は4。国内最多16冠を誇る常勝軍団の勝負強さを、発揮するときがきた。 (伊藤昇)

鹿島・2007年 奇跡のリーグ制覇

 開幕5戦未勝利で、一時は首位との勝ち点差が「11」に開くなど優勝は絶望視されていた。しかし、徐々に調子を上げると第26節の新潟戦から連勝を続け、首位の浦和を猛追。勝ち点1差の2位で迎えた最終節の清水戦(カシマ)もMF小笠原のゴールなどで3-0と勝利し、9連勝を達成した。同時刻の試合で浦和が敗れ、奇跡の逆転優勝が決定。シーズン中に1度も首位に立たなかったチームの優勝は、これが初めてだった。

◆鹿島逆転Vへ望みつなぐ/鹿-川32節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20141122-1399263.html



<J1:鹿島2-1川崎F>◇第32節◇22日◇カシマ

 勝ち点3差の3位鹿島と5位川崎Fの対戦は、ホーム鹿島に軍配が上がった。

 前半は様子見の展開となった。互いに決定機が少ないまま試合は推移したが、終盤に川崎Fがチャンスをつかむ。41分、右サイドからのパスをFW大久保がペナルティーエリア内で落とし、フリーのFW森島が左足で合わせたが、力が弱くコロコロ転がってGK曽ケ端の手に収まった。

 直後、鹿島が先制に成功した。45分、ゴール正面で縦パスを受けたMF遠藤が、反転してマークを外すと、利き足の左で狙いすましたシュートをゴール左上に突き刺した。逆転優勝を諦めない先制弾となった。

 後半に入ってすぐ、鹿島が追加点を奪った。8分、DF西の右クロスがファーサイドへ流れたところに、FW赤崎が頭から飛び込んでゴールネットを揺らす。筑波大時代に指導を受けた敵将の風間監督の前で、成長を示す1発となった。

 川崎Fは23分、今季限りで退団濃厚なDF稲本を投入。日本代表MF中村、日本代表FW小林を欠く中で、守備から立て直しを図った。

 その後、後半ロスタイム1分にMFレナトがFKで1点を返したものの時既に遅し。鹿島がホームで白星をつかみ、首位浦和との勝ち点差を4に縮めた。

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