日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月30日水曜日

◆ブッフバルト氏:「大迫は代表で定位置を狙える」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137728-137728-fl



ザックの前で活躍した1860ミュンヘンFW

 1860ミュンヘンFW大迫勇也は、25日に行われたブンデスリーガ2部のG・フュルト戦でゴールを挙げた。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督がこの試合の視察に訪れており、ドイツメディアは大迫が代表監督へのアピールに成功したと見ている。

 ドイツ『AZ』は、大迫に「ザックからメールがあった!」などと記した上で、かつて日本でもプレーし、昨年10月にシュツットガルター・キッカーズのスポーツディレクターを辞任したギド・ブッフバルト氏のコメントを伝えている。

「もちろん、ゴールを決めるごとに、彼は日本代表にとってより興味深い選手になる。日本には優秀なFWが多くいるが、大迫は代表での定位置を狙えると思う」

「ザッケローニが好むタイプの選手だろう。彼は大迫のように機敏に動く選手と、よく働く選手が好きだ。ただ、2部でプレーしていることは少し不利になるかもしれない」

 今月11日に1860ミュンヘンの強化部長に就任したゲルハルト・ポシュナー氏は、大迫の将来について以下のように話した。

「我々が決められることではない。もちろん、我々はできる範囲で彼の残留を目指していく。彼は非常に重要な選手だ」

「だが、サッカーのコンセプトでは彼を説得できない。お金も影響するだろう。だから、ユウヤと我々の双方にとって、現実的でクリエイティブな解決策を見つけなければいけない」

 ポシュナー氏は、大迫の代理人を務めるトーマス・クロート氏とすでに2回話し合っているそうだ。

◆内田、契約延長報じられ「お互い信頼」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20140427-OHT1T50596.html

 ◆ドイツ・ブンデスリーガ マインツ2─0ニュルンベルク(26日・コファス・アレーナ)

 【ゲルゼンキルヘン(ドイツ)27日】負傷離脱中のシャルケ04の日本代表DF内田篤人(26)が契約延長報道について「うれしい。信頼してくれるし、自分も信頼している」と相思相愛を強調した。チームはホームでボルシアMGに0―1で惜敗し、3位確定は持ち越し。アウクスブルクに1―3で敗れたハンブルガーSVは、残り2戦で残留圏の15位に勝ち点差5。クラブ史上初の2部降格が現実味を帯びてきた。

 右太もも肉離れでリハビリ中の内田が、15年まで残る契約を2年延長するという専門誌の報道にコメントした。「うれしい。けがしてすぐに日本に帰る許可を出してくれた。クラブは信頼してくれている。うまく契約がまとまれば」と延長を示唆。チームは昨年10月26日のドルトムント戦以来半年ぶりのホーム戦黒星。残り2戦で来季の欧州CLに本戦から出場できる3位確保に「1つ上のほうがいい」と仲間の奮起を期待した。

◇サッカー界に拡がるバナナの輪…選手たちがアウヴェスの行動に賛同(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ita/20140429/185866.html


アウヴェスを真似て、バナナを食べる写真を掲載したバロテッリ [写真]=Getty Images


 バルセロナに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスが、27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節のビジャレアル戦の試合中に、観客からバナナを投げ込まれて人種差別行為を受けたが、それに対しバナナを食べて対抗していた。その行動が人種差別反対のメッセージとして、ブラジル代表FWネイマ―ルをはじめ、選手達の間に広がっている。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 イングランドからは、マンチェスター・C所属のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが自身のツイッター上に、「僕たちは平等だ」とのコメントと共に、バナナを食べている写真を掲載した。リヴァプール所属のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスと共に自身のツイッターに、「僕たちは皆同じ」とコメントし写真を挙げている。またチェルシーに所属するブラジル代表DFダヴィド・ルイスが、自身のインスタグラムで同代表のMFオスカルとMFウィリアンと一緒に、人種差別反対の動画を掲載している。

 イタリアからは、ミランに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、自身のインスタグラムで写真と共に、「俺たちは皆サル。人種差別反対」とメッセージを載せている。さらに、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督がイタリアのマッテオ・レンツィ首相とバナナを食べる姿をメディアの前で見せた。

 そしてロシアでは、ゼニト・サンクトペテルブルクに所属するブラジル代表フッキが自身のインスタグラムで、「俺たちは皆サルだ」とのメッセージと写真を挙げている。

 D・アウヴェスの人種差別行為に大胆かつ面白い方法で対抗したため、選手たちやサッカー界に拡がりを見せている。

◆鹿島・セレーゾ監督、バナナ食べて“人種差別反対”(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140430/jle14043005010010-n1.html



 J1第10節第1日(29日、鹿島2-1清水、カシマ)試合後の会見で元ブラジル代表MFのセレーゾ監督が、自ら用意したバナナを食べた。スペインリーグ・バルセロナのブラジル代表DFアウベスが、27日のビリャレアル戦で観客からバナナを投げ込まれる人種差別行為を受け、その場で食べたことに倣った。指揮官は「アウベスの人種差別撲滅キャンペーンに参加する」と話した。

◆昌子“頭脳的”決勝アシスト!冷静判断でシュートよりパスを選択(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/30/kiji/K20140430008066180.html

J1第10節 鹿島2―1清水 (4月29日 カシマ)



 鹿島のDF昌子はわずか1、2秒で、さまざまな考えを巡らせた。1―1の後半34分、ゴール前での混戦。相手DFのクリアボールがペナルティーマーク近くにいた昌子の前に落ちた。選択したのは右斜め前のルイス・アルベルトへのヘディングでのパス。それが首位キープの決勝アシストとなった。

 まず考えたのがシュートだった。だが「大樹さん(岩政)だったらズドンと隅に決められたかもしれないけど、自分の首の(筋力の)強さに自信がなかった」。続いて「DFの壁を越える山なりシュートを狙おうかと思った」が「ゴールライン上にもDFがたくさんいてクリアされる」とこちらも却下。「周囲を見たらルイスがフリーだったので」と瞬時にヘディングでのパスに切り替えた。「案外、冷静だった」と胸を張り、リーグ戦初得点の助っ人も「源(昌子)の力が50%」と称えた。

 4月上旬の日本代表候補合宿に初選出された。「自分の中ではそんなにないと思っている」とW杯メンバー入りには控えめだが「もっと代表でプレーしたい」と日の丸への思いを強めた。この日の決勝アシストが証明するように貴重な経験は大きな糧となっている。

 本職の守備では公式戦5連勝中だった好調・清水相手に1失点。センターバックを組む植田に何度も指示を送ってラインを統率するなど、DFリーダーとしての自覚も出てきている。W杯メンバー発表まで残された試合は「3」。わずかな可能性とはいえ、現在のプレーを続ければ、本人も驚く“サプライズ”があるかもしれない。

 ▽昌子 源(しょうじ・げん)1992年(平4)12月11日、兵庫県生まれの21歳。G大阪ジュニアユースでは宇佐美(G大阪)とチームメート。鳥取・米子北高入学後にFWからセンターバックへ転向し、11年に鹿島入団。J1通算23試合1得点。1メートル82、74キロ。血液型AB。背番号15。

◆鹿島のU―21代表DF植田、幻の“プロ1号”に苦笑い(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/30/kiji/K20140430008067500.html

J1第10節 鹿島2―1清水 (4月29日 カシマ)



 2試合連続先発となった鹿島のU―21日本代表DF植田は、幻の“プロ初ゴール”に苦笑いを浮かべた。

 前半5分に右CKをニアで合わせようとしたが肩に当たり、流れたボールは相手DFに当たってオウンゴール。それでも「ラッキーで(得点に)なるかな」と思って派手なガッツポーズでアピールしたが、公式記録で訂正された。「かなり良いボールだったし、決めなきゃいけない。次への課題」と勝利にも少し悔しそうだった。

◆昌子V弾アシスト!鹿島、ホーム連敗脱出で首位ガッチリ!!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140430/jle14043005020004-n1.html



 J1第10節第1日(29日、鹿島2-1清水、カシマ)鹿島が前節まで4戦連続完封勝利中と好調だった清水を2-1で下し、首位をキープ。決勝点をアシストした日本代表候補のDF昌子源(21)は興奮を抑えられなかった。

 「ルイスがフリーだったのが見えたし、自分でシュートを打つよりいいと思った」

 1-1の後半34分、ゴール前の混戦で相手のクリアボールを頭でパス。これをMFルイスアルベルトが左足でたたき込んだ。開幕からフル出場を続ける守備の要が攻撃でも見せ場を作った。

 もう1人の代表候補のMF柴崎岳(21)も攻守に奮闘し、「毎試合、いろんな場面を作り出せている」と手応え。4本のシュートは不発も、「改善すればさらにいいプレーヤーになれる」と胸を張った。若手の活躍でホームの連敗は3でストップ。ここから独走態勢を築いていく。 (伊藤昇)

◆ファーストタッチで決勝弾…「すごい良い性格」鹿島ルイス・アルベルト(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140429/186002.html

 29日に行われたJ1第10節で、鹿島アントラーズが清水エスパルスを2-1で下し、首位を守った。

 決勝ゴールは、79分に生まれた。野沢拓也の左CKから立て続けに放ったシュートは、清水の体を張ったブロックやポストに阻まれた。しかし、相手のクリアを昌子源が頭で再びゴール前に送ると、最後は直前に投入されていたルイス・アルベルトが、左足のボレーで仕留めた。

 ファーストタッチが決勝弾となった今季加入したブラジル人MFは、歓喜を爆発させる。一気にベンチまで疾走して、トニーニョ・セレーゾ監督に飛びついた。「信頼に応えることを心に秘めてピッチに入り、全力を尽くそうというところで結果が出たので、本当に良かった」と喜ぶとともに、試合を決める一撃となったJ1初得点については、「私が50パーセント、源が50パーセント」と、アシスト役を称えることを忘れなかった。

 これまで、J1では5試合の出場だったが、「良く馴染めていると思うし、積極的に声を出して練習とかでも盛り上げている。すごい良い性格の持ち主」とは、トップ下でフル出場した21歳の土居聖真による人物評。「私たちはみんながファミリー」と自身で語ったように、得点後に駆け寄ったベンチでは、祝福によりもみくちゃにされた。

「みんなで取った得点で、みんなの勝利だと思っている。これからも一体感を持って、長いシーズンを戦っていきたいと強く思っている」と殊勝に語る。老練なイメージのある鹿島だが、先発メンバーの平均年齢は25.55歳と若いチーム。10節を終えて首位に立つが、30歳の助っ人による決勝ゴールが、勢いをさらに加速させるか。

◆【J1:第10節 鹿島 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171845.html

4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●柴崎岳選手(鹿島):
「勝利はいつでも重要。すべて勝つのが理想だがいろんな時期がある。内容がいいからと言って結果が出るわけでもない。数多いチャンスを2点しか決められなかったのは不本意」

Q:ボールロストが多く、リズムができなかったが?
「個人の判断でもあるので。多少のロストといっても、確かに流れの良い悪いはできる。しかし、カウンターを受けても冷静に対処できたのはDFの成長の証。ミスした選手が一番わかっていると思う。反省すると共に1試合1試合良くしていくことが大切かなと思う」

●土居聖真選手(鹿島):
「結構フリーだったこともあった。ただ、ちょっと警戒されてたのか、1枚のボランチがマンマーク気味になることもあった。そこは工夫しないといけなかった」

Q:苦しい試合を勝った印象なのか、多くのチャンスを逃した印象なのか?
「神戸戦のイメージが前半終わったときにあった。後半も決めないといけないのが何本もあったので、そういうところをつめたらもっと大差で勝てた。ただ、そこで引き分けと勝ちでは大きく違う。みんな、自信にして良いと思う」

●昌子源選手(鹿島):
「ノヴァコヴィッチ選手はヘディングが強いという情報があった。あとはCBを背負ってくるので、少し離して置いてトラップしたところを狙おうと思っていた。最初はリーチの感覚がわからなくて少し苦労した」

Q:アシストについては?
「大樹さんなら山なりで右隅とかにいけるかも知れないけれど、それは難しいと思った。短い時間の間にいろいろ考えていた。パッと見たらルイスがフリーだったので出した。いま振り返っても冷静だった。良い判断だったと思う」

●ルイス アルベルト選手(鹿島):
「同点で試合に入ったが、監督が信頼してくれたからこそ使ってくれたと思う。その信頼に応えようと思いピッチに入りました。源が打てる局面だったかもしれないが、パスを出してくれた。なので、源が50%、私が50%の得点だった思う」

●平岡康裕選手(清水):
Q:セットプレーでの失点について
「最後は自分の正面にこぼれてきたので、前に弾ける準備をしておけば良かった。あとは、ノヴァ(ノヴァコヴィッチ)の得点で追いついた時に、自分たちが追加点を取れるチャンスがあったし、そこで取り切れなかったというのが今日の結果になったと思う。
点を取った後は、自分たちの時間帯になると思っていたし、実際にチャンスは何度かあったので、そこの決めきる力を付けなければいけないと思う。何度かチャンスを逃したあとに失点してしまったので、そこのリスクマネジメントというか、試合運びをもう少しできれば良かったと思う」

Q:上位に勝てないことについて
「自分たちの力不足。これを引きずらないで、次のホームでしっかりと気持ちを切り替えて行きたい。5月に入って、新しい気持ちでまたやれたらと思う」

●ノヴァコヴィッチ選手(清水):
「少し残念なところがあったが、この10試合の中では非常に良い戦いが出来ていたと思う。我々のやりたいようにできていた。今日はみんなが100%出して戦えた。心を持って戦えていた。サポーターにとってはエキサイティングな試合だったと思うが、難しい試合だったと思う」

Q:高木俊が入ってからは?
「後半はより危険になれていたと思う。高木俊から完璧なクロスで相手を外して、前に入ることができた。しかし、試合に負けたことは、非常に難しかったと思う」

以上

◇【J1:第10節 鹿島 vs 清水】アフシンゴトビ監督(清水)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171844.html

4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●アフシンゴトビ監督(清水):
「選手たちの努力を本当に誇りに思います。すばらしいスピリットを見せられたと思います。試合を多くコントロールできていたと思いますし、突破のところでしたり、チャンスを多くつくれていたと思います。結果は残念ですが、前向きに考えられる点が多かったと思います。最初の10分で立ち上がりのところは雑になった部分があったので改善しないといけない。同点に追いつくまでエネルギーをよく使っていたと思います。そのあと1対1になったあとから少し落ちてしまったと思う。不運だった点は、2点ともセットプレーがこぼれたところを我々がクリアできず相手に決められてしまいました。このまま続けていきたいと思いますし、土曜の鳥栖戦でしっかり勝利を勝ち取れるようにしたいと思います」

Q:村松選手をトップ下に置き小笠原選手につけたと思いますがその狙いをお願いします。
「非常に良い仕事をしたと思います。小笠原選手は前半、なにも役割を果たせなかったと思います。もちろんああいった早い時間帯での失点をしないことを願っていましたが、村松は良くやったと思います。最初の10分以外は、前半も後半も試合をよくコントロールできたところがあったと思います」

以上

◆【J1:第10節 鹿島 vs 清水】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)



4月29日(火) 2014 J1リーグ戦 第10節
鹿島 2 - 1 清水 (15:03/カシマ/15,077人)
得点者:5' オウンゴール(鹿島)、57' ノヴァコヴィッチ(清水)、79' ルイスアルベルト(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:貴重な働きをしたルイス アルベルト選手への評価と、野沢選手がリズムを変えたと思います。野沢選手への評価をお願いします。
「1点目を取るところまでは非常によくて、自分たちがやるべきことをして、1点目を取りました。そこまでは良かったのですが、そのあとは自分たちで自分たちのクビを絞めてしまいました。特にパスミスが目立つようになり、変な形からのボールロストで守備に負担がかかるようになり、守備の負担が増してしまいました。そういう部分がチームとして未熟な部分であったりします。特に1点目を取ったあと、特に土居選手の周辺というのが非常に大きなスペースであったり、フリーにさせてくれた部分があったので、そこでもう少しボールを持って相手陣内に運ぶことができれば、もう少しチームに一息入れる時間も取れたし、もう少し自分が仕掛けることで違う状況をつくりだすことができるんですけど、まだ21歳の若い選手ですので、彼は自分の能力を理解できていない部分があります。まだ、自分の力を知っていないというのが一番の課題であって、それを知れば、おそらくもっと伸びるはずなのですが、自分で停滞しようとしているのかまわりのベテランの選手や他の選手に遠慮しているのか、気を遣いすぎている部分があるように思います。あとは前半に得点したあとにも、チャンスが多くあったわけで、自分が自分が、となってしまった部分が多くありました。何人かの選手はそういう風に考えてしまったと思います。そうではなく、チームが勝たなければいけないのが一番重要なテーマであり、達成しなければいけない目標です。誰が得点するのかが重要なのではなく、チームが最後に勝点3を手にするのが一番重要なポイントです。それを忘れてしまった何人かの選手が存在したというのが、チームとして未熟な部分でもあります。後半に関しても、相手が攻撃的に出てくる中なか、自分たちのパスミスや変なボールロストからチャンスを与えてしまいました。193センチのノヴァコヴィッチ選手は、身長の割には運動量があり駆け引きが巧みでヘディングという自分の仕事をしっかりしていた選手だと思います。まだ、そういった対戦相手の特長や分析を頭に入れて、整理し、試合の中で実行、対策をとっていく、というところがまだできていない。ただ、それは当然のことです。若いセンターバック陣ですので、DFライン全体としてもまだ若い選手が多いので、まだそのミスや過ちが存在することはあるでしょう。今後もそのような苦い汁を飲むことがあるだろうと思います。ただ、中2日という試合日程は、我々のチームの選手だけでなく、おそらく全チームの選手にとっては非常に厳しすぎる日程です。しかし、我々指導者はそのなかでしっかり取り組まないといけない。選手もどのように回復し、どのようにパフォーマンスを維持するのか。あるいは自分とチームを、中2日の日程の中でどうマネジメントしていくのか、ということを学び、実行しなければなりません。すでに経験している選手は、どのように実行すれば良いのかを、若い選手に伝えなければいけないし、それを生かさないといけません。
アウェイでは勝点3を手にすることができていましたけど、ホームでは逃すことが最近では多くありました。ただ、試合内容としては非常に高い密度のある内容でした。最大の敗因は、つくったチャンスの数に対して決められない、決定力不足が一番目でしたし、試合を見に来て頂いたみなさんには確認すればそれが明確になっていたと思います。今日、選手には『1位で試合に出て、1位で帰ってこい』というメッセージだけ残して送り出しました」

Q:繰り返しになるのですが、途中で出てきた野沢選手についてお願いします
「うちにはベテランでこのチームの歴史をつくってきた選手がいます。それは野沢選手であったり、本山選手であったり、中田選手、小笠原選手、曽ヶ端選手もいます。ボールを持ったときは、僕はもう言うことはないと思います。異次元の技術能力を持っていることは誰が見てもわかることです。ただ、時代と共に体は衰えるし、僕もそういった時期がありましたし、またサッカーもやり方やスタイルは進化し続けるわけです。その時代にあったやり方に自分を合わせる適応能力が必要になります。いま、サッカーというのは、ここJリーグを問わず、どこの国に行っても団体スポーツであり、11人がチームのために犠牲心を持って献身的に走らなければなりません。昔は、一人ずば抜けた選手がいて、残り10人がその人のために汗をかく、ということがあったかもしれませんが、今の時代は11人が汗をかかなければいけない時代です。気持ちも入って、その試合のリズムやテンポに入っていけるときは全然問題ないんですけど、そうでないときがあるので、それが持続できなければ、僕は持続できる選手をピックアップしなければなりません。技術を捨てても、走れる選手を使わざるを得ない、というのが現代サッカーやJリーグのフィジカルのタフさには必要な時代になっています。それはどこのチームに行こうと、変わりのないサッカーの流れであって、フィジカルが主体となっています。フィジカルというのは運動量のことであり、そこに技術で先立ったものがいれば試合で活躍することになります。僕は去年、おそらくベテラン組のなかで一番チャンスを与えたのが野沢選手でした。彼を見続けて、試合に勝つための犠牲心や献身性を持ち続けることができるのか、ということを見極めました。それで、彼は頭からは難しいということを、彼が僕に伝達してきたわけです。言葉ではなく体で。選手というのは、体で表現しているわけであり、日々の練習のなかで、それはフィジカルの練習であっても技術練習であっても、いまいい準備ができています、動けています、というのは体の動きを見ればわかります。キレの部分などを細部に観察していくと、良い状態にいるのかどうか、気持ちが入っているのかどうかわかります。特に責務に関しては、このアントラーズの伝統というのはファミリーであり、責任と義務が存在しています。全員が同じ気持ちで責任と義務を持ってプレーしなければなりません。それがなければ、厳しい部分があることは全選手に言えることです。それを一人ひとりが状態を見極めて、表現をし続けなければならない。いまのJリーグにおけるサッカーのスタイル、負担というものを考えれば、1人の選手のために他の10人を犠牲にすることはできません。11人が犠牲心を持って戦って、勝利を追求することをやらなければなりません。そのなかで、ポイントとなるベテランの味が試合によっては使えることがあるので、それを考えながら、それぞれのベテラン選手の味があるわけなので、それを使えればな。若い選手の手助けをできればな、と思っています」

「みなさんもご存じかも知れませんが、ダニエウ アウベスに続き、サッカー界で起きている差別撲滅キャンペーンに参加したいと思います。それはどの世界であろうと、どの国であろうと、あってはならないことなので、バナナを食べさせてもらおうと思います。いま、試合が終わって足が攣りそうなのでバナナを食べてます(笑)」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第10節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51129

J1 第10節 清水エスパルス戦

ルイス アルベルトが決勝弾!ホーム4戦ぶり勝利で2連勝の鹿島が、首位をがっちりキープ!

26日のアウェイ広島戦で3-0と快勝し、リーグ首位に返り咲いた鹿島が、中2日でホームゲームに臨んだ。J1第10節で清水エスパルスと激突すると、前半にオウンゴールで先制し、同点で迎えた79分にルイス アルベルトが決勝ゴール。2-1で競り勝ち、2連勝で首位をキープした。

鹿島は右サイドバックに西が入り、今季のリーグ戦初先発を果たした。センターバックでは、19歳の植田と21歳の昌子がコンビを組み、守備陣を構成した。鹿島は立ち上がりから果敢にゴールを狙っていく。2分、土居のスルーパスに反応したカイオが最終ラインの背後を取り、中央へ折り返す。ダヴィへのパスは相手DFにカットされたが、開始早々から得点の予感が漂った。5分には、左サイドからカットインしたカイオが、ペナルティーエリアの外から思いきり良く右足を振り抜く。強烈なロングシュートが清水ゴールを襲ったが、相手GKに横っ飛びで弾き出され、鹿島の右CKとなった。

すると、先制点がこのセットプレーから生まれた。遠藤が蹴ったボールに、植田が反応。ニアサイドに飛び込むと、ヘディングシュートを打つことはできなかったが、背後にいた清水の選手に当たったボールが、ゴールへと転がり込んだ。オウンゴールで、鹿島が均衡を破った。

1点をリードした鹿島は、その後もチャンスを演出していく。9分、右サイドを駆け上がった西のクロスが、ファーサイドでフリーのカイオへ。しかしヘディングシュートは、惜しくも枠の上へ外れた。さらに20分、土居が右サイドのスペースへ浮き球のパスを出すと、遠藤がフリーでボールを収める。遠藤は、さらに右側を駆け上がった柴崎に丁寧な縦パスを送る。柴崎はシュート性のクロスを蹴り込んだが、中央のダヴィには合わなかった。

2点目を奪えずにいた鹿島は、両サイドを広く使う清水に攻め込まれる場面もあったが、植田と昌子を中心に、中央でしっかりと身体を張って応戦。決定機を作らせることなく、1点リードで前半を終えた。

鹿島は1-0で後半を迎えると、49分に植田が目の覚めるようなロングシュートを放つ。ハーフウェーラインを少し越えた位置から放たれ、スタジアムがどよめいた強烈な一撃は枠を捉えたが、相手GKに弾き出されて、得点とはならなかった。鹿島はその後、高木俊を投入した清水に押し込まれ始め、57分に同点ゴールを決められてしまう。右サイドでボールを持った高木にクロスを上げられ、ノヴァコヴィッチに右足で押し込まれた。

同点に追いつかれた鹿島は、68分に野沢を投入。攻撃陣の入れ替えで打開を図ると、71分には山本がポスト直撃のヘディングシュートを放つなど、流れを取り戻していく。清水ゴールを脅かす場面が増え始めた78分、ルイス アルベルトをピッチに送り出した。するとその直後、値千金の決勝ゴールが生まれた。野沢が蹴った左CKから、ゴール前で決定的なシュートを連発。植田の右足シュートは、ゴールライン上で相手DFに阻まれ、こぼれ球に詰めたダヴィのシュートはポストを直撃。そのボールを拾った野沢のクロスをダヴィが頭で合わせたが、またも相手DFにクリアされる。そこに反応した昌子がヘディングで前方へパスを出し、最後はルイス アルベルトが豪快に左足で蹴り込んだ。

勝ち越しに成功した鹿島は、85分に青木を投入。守備を固めて、1点差で逃げ切った。試合は2-1で終了。鹿島が競り勝ち、リーグ戦2連勝を果たした。

鹿島はリーグ戦でのホームゲームで、4試合ぶりの勝利を収めた。2連勝で勝点は21となり、首位をがっちりキープ。次節は、5連戦の3試合目、中3日で迎える柏戦だ。厳しい日程の中、アウェイでの戦いとなるが、連勝の勢いをぶつけて勝点3を獲得したい。



【この試合のトピックス】
・リーグ戦でのホームゲームで初先発の植田がフル出場。A契約締結条件の公式戦通算450分出場を達成した。
・先発して68分までプレーしたカイオも、A契約締結条件の公式戦通算450分出場を達成した。
・リーグ戦でのホームゲームでは、3月8日に行われた第2節の仙台戦以来、4試合ぶりの勝利となった。
・西が今季のリーグ戦初先発を果たした。
・ルイス アルベルトがリーグ戦初ゴールを挙げた。
・川俣が今季のリーグ戦で初めてベンチ入りした。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・個ではなく、チームとしてゴールを奪いに行こう。得点までのイメージを共有すること。
・慌てずに、もっとシンプルに戦うことを心掛けよう。
・ロングボールにはしっかり対応して跳ね返そう。セーフティーファースト。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
・最初の10分以外は我々のサッカーができている。エネルギー、エモーション、魂が出せている。
・集中し、ラストパスの精度を上げよう!
・追いかける展開だが、オーガナイズは崩さないように。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・1点目を取るところまでは自分たちのやるべきことをやれていて良かった。後半は自分たちで自分たちの首を絞めてしまった。パスミスが多くなり、守備陣や運動量に負担がかかってしまった。そこはチームとして未熟な部分。
・土居の周りが空いていたので、そこを使って相手陣内に運ぶことができれば時間稼ぎもできた。土居はまだ自分の能力を知っていない。それは一番の課題で、分かることができればもっと伸びる。周りに気を使いすぎている部分もある。
・今日はチームとして多くのチャンスを作っていたが、自分が自分がという選手がいた。チームが勝つことが一番重要であって、そのことを忘れてしまった選手が何人かいた。
・ノヴァコヴィッチ選手は、運動量、駆け引き、ヘディングといった武器があり、そういった対戦相手の特長を分析し、頭で整理して、試合で実行、対策をしなければいけないが、まだできていない。我々は若いチームなので当然のことで、これからもそれを味わい苦い汁を飲むこともあるかもしれない。
・中2日という日程は厳しすぎて残念だが、指導者や選手はパフォーマンスの維持方法を学んで実行しなければないない。経験している選手はそれを伝えて、活かさなければならない。
・ここ最近、アウェイは勝てていたがホームで勝ちを逃していた。試合内容だけ見れば密度は高かった。また試合を見れば敗因は決定力不足ということが明確だった。今日は選手たちを「1位で帰って来い」と送り出した。

清水エスパルス:アフシン ゴトビ
選手たちの努力は誇りに思う。素晴らしいスピリットを見せてくれた。試合をコントロールしていたし、突破やチャンスを多く作れていた。結果は残念だが、前向きに考えたい。試合開始5分、10分は改善しなければいけない。少し雑になってしまっていた。追いつくまではエネルギーを使っていたが、1-1になった後に落ちてしまった。また不運なことにセットプレーのこぼれ球をクリアできず、決められてしまった。


選手コメント

[試合後]

【野沢拓也】
前半から試合を見ていて、お互い行ったり来たりしていた。後半もそれが続いていて、相手は点を取るために前がかりになっていた。非常にスペースが空いてきていた。嫌なところを突いていけば、ゴールは生まれると思っていた。監督には、前線でキープしてくれ、時間を作ってくれと言われていた。チャンスを作って点に結びついたのは良かった。ツータッチくらいでボールを離せば、ああやってみんなのリズムも生まれるし、味方も活かせる。後半はみんながそういう意識でやっていたと思う。相手は前半から飛ばしていたし、疲れている時に嫌なところに入れば、自分はフリーでボールをもらえると思っていた。

【柴崎岳】
勝利はいつでも重要なもの。できれば全て勝つのが理想だが、そうではない時期も必ずある。勝っている時期もあれば、そうでない時期もある。内容と結果の折り合いをどうやってつけていくか、ということもある。内容が良くても結果が出るわけではない。それはサッカーの本質的な部分でもある。今日はどちらかというと、内容はあまり良くなかったけど、数多いチャンスの中で2点だけというのは多少不本意ではあるけど、結果につながったのは良かった。後ろの方はある程度安定してできていたと思う。カウンターを受ける場面はあったが、冷静に対応できたのは、守備陣の成長だと思う。

【土居聖真】
ベンチの選手を含めて、全員で戦えた。それがこういう結果につながったと思う。こういう試合は、やりやすい、やりにくいというようなことはないが、良い経験になった。自分がチャンスになる場面や、チャンスを作れる場面が多かったと思う。今日はまわりが良いタイミングで動き出してくれていたので、反射的に良いパスを出せたかなと思う。(ルイス アルベルトが決勝点を決めたが)雰囲気は良いと思う。ルイスも良く馴染めているし、自分から積極的に声を出して、練習も盛り上げている。(選手交代後、リズムが変わったか)タクさんは良い動き出しが数多くあったので、その後の周りのサポートは良くできていたと思う。

昌子選手、植田選手、カイオ選手、ルイス アルベルト選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2014年4月29日火曜日

◆内田、清武、長澤がきゃりーぱみゅぱみゅライブを満喫(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137660-137660-fl



 27日に行われたモデルで歌手のきゃりーぱみゅぱみゅのドイツ・ケルン公演に、日本代表DF内田篤人(シャルケ)、同MF清武弘嗣(ニュルンベルク)、MF長澤和輝(ケルン)の3選手が観覧に訪れたようだ。きゃりーぱみゅぱみゅがツイッターに4ショット写真と「昨日のドイツのライブをサッカー選手さんが見にきてくれました!内田選手、清武選手、長澤選手と私」という文章を掲載し、満喫した様子を明かしている。

 きゃりーぱみゅぱみゅは現在、ワールドツアーの一環であるヨーロッパツアーを展開中。25日のフランス・パリを皮切りに、ドイツ・ケルン、イギリス・ロンドンの3都市を回っている。

参考


◆内田 右太腿負傷は順調に回復!30日にも全体練習合流へ(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/29/kiji/K20140429008060980.html

 シャルケの日本代表DF内田が、15年6月で契約を満了するクラブ側と17年6月まで契約延長の交渉が進んでいることに言及した。ベンチ外だった27日のボルシアMG戦後に「うれしいと思う。ケガをしても日本に帰っていいという許可を出してくれたり、シャルケが自分のことを信頼してくれている。うまく契約がまとまれば…」と話した。

 右太腿の負傷も順調に回復し、近日中にも全体練習に合流予定。「(ケガの状況は)話すなと言われている。ケガは友達、ベストフレンドですよ」と話した。

◆イタリア遠征中のU-16代表、3戦未勝利で予選リーグ敗退(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137661-137661-fl

 イタリアで開催されている第11回デッレナツィオーニトーナメントに出場するため遠征しているU-16日本代表は26日に第2戦のU-16チリ代表戦、27日に第3戦のU-16アゼルバイジャン代表戦を行った(30分ハーフ)。

 初戦のU-16クロアチア代表戦を0-1で落としていたU-16代表。第2戦となったU-16チリ代表戦では、前半12分に池田太成がPA外から決めて先制に成功する。しかし前半で同点に追い付かれると、後半25分にGKのキャッチミスを突かれて勝ち越し点を奪われて1-2の黒星を喫した。この敗戦により予選リーグ敗退が決まったU-16代表の吉武博文監督は、試合をこう振り返っている。

「日本の4-3-3に対して対戦相手のチリが前日からシステムを4-1-4-1に変更して中盤の選手をマンツーマンで阻止する形を取ってきた。日本の選手にとって一番不得意となる守りを崩すことができなかった。それどころか、他人任せのプレーや持ち味でないプレーに終始する内容で敗れ、予選リーグ敗退という大変残念な結果になった」

 予選リーグ敗退が決まっている中、迎えた第3戦のU-16アゼルバイジャン戦では前半をスコアレスで折り返すも、後半11分に阿部雅志のゴールで先制する。しかし、このまま逃げ切れるかと思われた試合終了間際の同28分に失点を喫してしまい、1-1の引き分けに終わった。この結果、U-16代表は3戦1分2敗の4位で大会を去ることになった。


以下、出場メンバー

【第2戦 U-16チリ代表戦】
[先発]
GK:大迫敬介
DF:加藤潤、阿部雅志、吉田峻、麻田将吾
MF:西本卓申、池田太成、佐藤颯汰(後半27分→菅大輝)
FW:斧澤隼輝(後半14分→渡辺皓太)、佐々木匠、伊藤遼哉(後半1分→梶山幹太)

[控え]
GK:谷井宏気
DF:イヨハ理ヘンリー
MF:神田遼太郎
FW:半谷陽介

【第3戦 U-16アゼルバイジャン代表戦】
[先発]
GK:谷井宏気
DF:イヨハ理ヘンリー、吉田峻、伊藤遼哉(後半17分→斧澤隼輝)、麻田将吾
MF:加藤潤(後半13分→梶山幹太)、阿部雅志、神田遼太郎(後半1分→西本卓申)
FW:渡辺皓太、菅大輝(後半1分→佐々木匠)、半谷陽介

[控え]
GK:大迫敬介
MF:佐藤颯汰

◆先発DFが全員イエローカードも…アウェーで強い鹿島!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140428/jle14042816310002-n1.html



 昨シーズン最終節、ホームで広島に敗戦し目の前で優勝を祝われてしまうという屈辱を味わった。

 2013シーズンの優勝の可能性を残した横浜FM、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ。

 結果は横浜FMが川崎フロンターレに敗れ、鹿島も広島に敗れ、J1チャンピオンは広島、鹿島は5位という順位となってしまいました。

 鹿島はJ1で最近4試合広島に対して勝ちがありません。おまけに前節は嫌な形で敗戦してしまった鹿島としては、広島に勝って嫌なムードを払拭したいところでした。

 過去、広島との試合では審判が目立つことも多かったと思います。

 2008年のゼロックス・スーパーカップではイエローカード、レッドカードが飛び交ったり、3度のPKを何回もやり直させたり…。

 2013シーズン第3節では、ダヴィと塩谷のゴールが取り消しになったり、最終節では大迫が前半で退場したりと審判が目立ってしまうシーンがよく見られました。



 広島と対戦する時は何かある!

 そんな広島との大事な一戦は、青木が前節の退場処分で出場停止なこともあり、CBには山村かなと思っていたら先発は植田君。彼にとってはJ1初先発となりました。

 CB2枚が21歳の昌子と19歳の植田君、サイドバックは伊藤君と山本脩斗という平均年齢が22歳というとても若いDFラインとなりました。

 試合の方はダヴィの粘りからカイオ、ファウルを流された状態で柴崎岳から土居、遠藤のFKが直接ゴールへと3得点を奪い、失点をせずに完勝となりました!

 今の鹿島は、J1アウェー戦では2013年9月21日のジュビロ磐田戦から全て勝利というアウェーで強いチームとなっています! 実にアウェー9連勝! ホームでもこういう成績が残せれば・・・。

 さて、この試合では先発した鹿島DFが全員イエローカードをもらい、2列目の選手が全員得点するという珍しい形が見られました。

 このDF全員がイエローというのもある意味、審判が目立ったということなのでしょうか?

 イエローをもらうに値するプレーをしてしまった事は反省するとしても、鹿島の2点目の起点となった小笠原へのファウル。完全に足の裏を見せて小笠原のくるぶしより上に当たっていたのにカードが提示されなかった事はサポーターとして納得のいかない事だったと思います。

 このファウルで失点したにも関わらず、佐藤寿人は失点後も小笠原が立ち上がるまで小笠原の側で心配りを見せるという素晴らしい対応をしていたことは流石でした。

 前節は退場者を出してから浮足立って失点をしてしまった事もあり、DF全員イエローになってからは退場祭りが始まるんじゃないかとドキドキしたサポーターも多かったと思いますが、DF陣は落ち着いて対処しクリーンシートで勝利を勝ち取ることに成功! 途中出場で西大伍が今季初出場を果たし、選手層の厚さも垣間見られました。

 ACL組は連戦が続いており、コンディション的にも厳しい状態が続きますが、ついに始まってしまったゴールデンウィーク絡みの連戦をどう乗り切るか? これがワールドカップ開催後のリーグ戦に大きく影響してくることと思います。

 第9節終了時点で勝ち点3差の中に7チームがひしめき合う大混戦ですが、ゴールデンウィーク中の熾烈な戦いを、普段TV観戦が多いと言う方はスタジアムで観戦してみるのはいかがでしょうか?

 ワールドカップまであと少し! 皆で日本サッカーを盛り上げましょう!

 文/鹿島サポレポ 梅澤英央(Goal.com)

◆【清水】本田、古巣・鹿島撃破で5連勝だ!(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140427-OHT1T50267.html

 清水エスパルスは27日、中2日で迎える鹿島戦(29日・カシマ)に向けた非公開練習を行った。昨夏まで鹿島に在籍していたMF本田拓也(29)が、カシマスタジアムでは初対戦となる古巣撃破で5連勝を誓った。

 ゴトビ体制初の4連勝から一夜。イレブンは明るい表情で約1時間半のメニューを終えた。ゴトビ監督(50)は「内容が良くないゲームで結果を残せたのは大きい。タイトル争いをするライバルとの試合は非常に重要になる」と話した。

 鹿島との通算戦績は23勝5分20敗。Jリーグで唯一、勝ち越しているが、特に燃えているのが本田だ。5試合出場からは遠ざかっているが、コンディションは上々。「今年の鹿島は若い選手が多いが、それでも首位にいるのは勝ち方を知っているから。皆、一緒にプレーした選手ばかりだし、楽しみ」。勝者のメンタリティーを知る男が首位撃破のキーマンになる。

◆俺も代表候補だ!鹿島DF昌子 大前封じで連勝誓う(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/29/kiji/K20140429008060240.html

 日本代表候補の鹿島DF昌子は29日の清水戦に向け、好調な相手FW大前に警戒心を示した。

 12年のナビスコ杯決勝ではジョルジーニョ監督(当時)からマンマークを命じられて大前を封じ込めたが「あの時とは違う。海外で経験を積んで二回りくらい大きくなっている。厄介な存在」と慢心は全くない。前節は広島のFW佐藤やMF高萩ら強力攻撃陣を完封して再び首位に浮上。「ゴールデンウイークは全て勝って常に首位に居続けたい」と連勝を誓っていた。

◆鹿島柴崎、ノバコ警戒「豊田選手のよう」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140428-1292471.html



 首位の鹿島が28日、翌29日のホーム清水戦(カシマ)に向けて茨城・鹿嶋市内で練習した。

 前節26日の広島戦から中2日だったため、主力組はランニングで軽めに調整。日本代表候補のボランチ柴崎岳(21)は、相手FWノバコビッチ(34)を警戒した。

 190センチの長身をターゲットマンにFW大前元紀(24)、高木俊幸(22)が飛び込んでくる戦術を想定。「第3節の鳥栖戦と同じような展開になりそう。(ノバコビッチは鳥栖FW)豊田選手のようなイメージ。集中して、しっかり対応したい」と話した。

 相手は4連勝中、しかも4連続完封中と絶好調だが「今まで通り、少ないチャンスをモノにできれば」。ホーム3連敗中と難しい状況でもあるが、難敵を下しての首位キープを誓った。

◆鹿島遠藤康がGW弾決める/鹿-清10節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140429-1292512.html

<J1:鹿島-清水>◇第10節◇29日◇カシマ

 15時キックオフ。

 【清水】前節仙台戦はMF河井の1点を守りきり、4連勝を飾った。しかし、シュートはわずか3本。右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で離脱したFW長沢の不在が響いた。守備陣は4試合連続で完封中と安定しているだけに、攻撃陣の出来が勝敗の鍵を握りそうだ。

 【鹿島】ホームに6位清水を迎え撃つ。相手は4連勝中、しかも4連続完封中と絶好調。鹿島も前節の広島戦を3-0で制すなど状態は上向きで、好勝負になりそうだ。5ゴールでチーム得点王のMF遠藤康は「ゴールデンウイークで多くのお客さんが来てくれると思う。相手どうこうではなく鹿島のサッカーで前半から押したい」と闘志を燃やした。ホーム3連敗中の悪い流れを止められるか。

◆J1第10節(4月29日)鹿島vs清水プレビュー&予想先発(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137688-137688-fl

鹿島 15:00 清水 [カシマ]

 鹿島は前節の広島戦に3-0で快勝し、連敗を2でストップした。3試合ぶりの白星を挙げ、首位に浮上したが、7位まで勝ち点2差にひしめく大混戦となっている。今節はDF青木剛が出場停止明け。広島戦ではDF植田直通がリーグ初先発で完封に貢献するなど若手の台頭が光る。

 清水は前節の仙台戦に1-0で勝ち、7年ぶりの4連勝を飾った。ナビスコ杯を含めると、公式戦5試合連続の完封勝利で5連勝。FW長沢駿が今季絶望の重傷を負う中、MF河井陽介の今季初ゴールで競り勝った。順位は6位だが、首位・鹿島とは勝ち点2差。13年ぶりの5連勝で一気に上位進出なるか。

▼鹿島アントラーズ
1位/勝ち点18
6勝0分3敗 20-8 +12
[最近の成績]全日程&結果へ
4.26 J1○3-0広島
4.19 J1●2-3神戸
4.16ナビ○2-1仙台
4.12 J1●1-2新潟
4.6 J1○2-0G大阪
[出場停止]
なし
[累積警告]
遠藤
豊川、青木、梅鉢、小笠原、本山、昌子、植田、伊東、山本
ダヴィ
[主な負傷者]
特になし

[予想先発]
    ダヴィ

カイオ 土居  遠藤

  柴崎 小笠原

山本      伊東
  昌子  青木

    曽ヶ端

▼清水エスパルス
6位/勝ち点16
5勝1分3敗 14-11 +3
[最近の成績]全日程&結果へ
4.26 J1○1-0仙台
4.19 J1○4-0徳島
4.12 J1○2-0大宮
4.6 J1○1-0甲府
4.2 ナビ○1-0G大阪
[出場停止]
なし
[累積警告]
大前、竹内、イ、六平、高木俊、ノヴァコヴィッチ
[主な負傷者]
FW長沢駿(右膝前十字靭帯断裂)

[予想先発]
   ノヴァコ

大前  高木俊 河井

  六平  竹内

吉田  ヤコヴィッチ
 ヨンアピン 平岡

    櫛引

◆【J1:第10節 鹿島 vs 清水】プレビュー:互いに若い選手が中心を担う好調同士。中2日で地力が問われる状況を制するのは鹿島か、清水か。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171751.html

4月29日(火)J1 第10節 鹿島 vs 清水(15:00KICK OFF/カシマ)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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3年ぶりに勝利した広島戦から中2日、ホーム3連敗中の鹿島が清水を迎え撃つ。昨季のアウェイ7連敗は異例だったかもしれないが、アウェイよりもホームで強いのが鹿島の通例。しかし、今季はアウェイでは5戦全勝ながらもホームでは1勝3敗と、不思議な逆転現象が起きている。これには選手たちも「サポーターに申し訳ない」と、反省しきりの様子を見せてきた。
決定力不足に泣かされた神戸戦の後、「絶対に負けない」と言って臨んだ試合では、開幕3連勝時と同じ集中力を取り戻し、3連覇を狙うライバルチームに3-0で完勝した。若い選手たちが、前節と同じような気持ちで戦えるかどうかが、この試合のポイントになるだろう。

集中力という意味では清水も良い波に乗っている。目下、リーグ戦4連勝中。しかも、すべて無失点試合という安定感を誇っている。開幕のスタートダッシュには失敗したが、それを取り戻す快進撃の真っ只中という状態なのだ。鹿島同様、ゴール前での守備は堅いだろう。
また、若い選手が中心に据えられているのも共通している。新たなエースとして活躍し始めた長沢駿が右膝前十字靭帯断裂で長期離脱を余儀なくされてしまったが、清水は多くの若手が先発の座を得ている。ただ、長沢離脱の影響からか、前節、仙台に1-0で勝ちはしたものの放ったシュートはわずかに3本。新たな攻めの形を構築したいところだ。
対する鹿島の攻撃陣は好調だ。9試合で20得点、1試合平均2点以上奪う破壊力は、試合を重ねる毎に多彩になってきた。前節は、カイオ、土居聖真、遠藤康が得点を挙げ、リーグ戦初先発の植田直通が無失点に貢献した。

1週間掛けて準備できた前節とは違い、中2日となると、対策を打てる部分も限られてくるだろう。そこで問われるのは、それまでに培ってきたチームの地力である。
最後尾から若い守備陣を見つけた曽ヶ端準は「今回は、練習のピッチですりあわせることができない。まだまだ経験が少ないのでしっかり声を掛けあってやらないといけない」と話した。清水の1トップに入ると予想されるノヴァコビッチの高さ。そこからこぼれるセカンドボールを支配したチームが、試合を優位に進められるはずだ。鹿島の選手の口からは「セカンド」という言葉が何度も聞かれた。

これまで清水の若さに何度か痛い目を見てきた鹿島。試合を優位に進めながら、息切れしたところで相手の勢いを止めることができず、逆転負けや決勝点を決められる展開を繰り返してきた。ただ、若さや勢いという面は鹿島も持ち合わせてきた。集中力を持った戦いができれば、結果は自ずと付いてくるだろう。

以上

2014.04.28 Reported by 田中滋

2014年4月28日月曜日

◆【J1:第9節 広島 vs 鹿島】レポート:広島らしくない敗戦。鹿島らしい勝利。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171710.html

4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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疲れているのはわかるが、中2日の日程など、敗戦の理由にならない。そういう声には、全力で抗う覚悟はできている。
「わかるが」。
いや、体験していない人には、絶対にわからない。中2日の連続という日程問題は、試合に出ていない選手たちにも影響する。連係も確認できず、試合形式の練習がほとんどできないことにより、コンディションを保つのが難しくなる。疲れとは別の問題も生ずる。広島をはじめとするACL組を襲う日程問題は、移動も含め、厳しい。

ここまでの前提を理解した上で、あえて書く。この日の広島は、ブーイングを浴びてもおかしくなかった。頑張っていないわけではない。みんな、闘っていた。だけど事実として、全ての失点は、自分たちのミスから生まれた。1点目はチーム全体の動きが止まったことでパスの選択肢がなくなり、結果として林卓人のパスミスをカバーすることができなかった。2点目は、接触プレーに対して「ファウル」と判断したのか、そこで全員の動きが止まったことが要因。そして3点目は、遠藤康のFKの質は高かったが、入ってくるボールに対して誰も何もできなかった。
こういう失点を疲労や日程のせいにしてもいい。疲れは肉体だけでなく頭脳を襲い、判断がいつもより遅れるのも確かだ。だが広島の過酷な連戦は、5月18日の仙台戦まで続く。過密日程や長距離移動の疲労や調整の難しさを自覚しつつ、それでも闘う術を身につける。それができなければ、アジアもJも頂点をとれない。

この試合の問題を、千葉和彦がズバリと指摘した。
「失点した後にチームを立て直すことができず、ズルズルといってしまった」
失点した時間帯は早く、十分に反撃の時間は残されていた。トニーニョ・セレーゾ監督は広島の攻撃を封じ込めようと、トップ下の土居に青山敏弘を見させ、ボランチの二人にシャドーのケアをさせ、両サイドハーフの位置も引き気味に置いた。それでも前半は、広島の攻撃に振り回された若い鹿島の守備陣は焦りを生じ、50分までに最終ラインの選手たち全員が警告を受けてしまう状況。石原直樹や水本裕貴の決定的なシュートもあったし、両サイドでもイニシアチブはとれた。北京国安戦での0-2は絶望的な雰囲気が漂っていたが、ホームのサポーターが必死で声をからしていた鹿島戦は、違っていた。その空気に水をかけたのが、3点目だった。
それ以降の広島はほとんどチャンスをつくることができず、パスはひっかかってカウンターを受け、何もできずに終了の笛を聞いた。3点差は確かに厳しいが、かつて広島はC大阪に3点差をひっくり返されたことがある。その逆ができる可能性はゼロではなかった。もし、疲労の影響を言うならば、むしろ3点差になった後の広島らしくない戦いぶりだろう。その内容が千葉に「悔しい」と語らせ、2点目を決めた土居聖真に「完勝」と言わしめるだけの印象を植え付けた。

一方の鹿島は、まさに「らしい」戦いを見せつけた。「広島には絶対に負けない」と執念を見せたトニーニョ・セレーゾ監督の広島対策を選手たちは実践したことも素晴らしいが、それ以上に印象的なのは、鹿島伝統のしたたかさが若い選手にもしっかりと受け継がれている事実だ。
その象徴が試合の趨勢を決定づけた2点目だろう。森崎和幸と小笠原満男の接触プレーで西村雄一主審がホイッスルを口にした瞬間に広島が足を止めてしまったのに対し、スルーパスを出した柴崎岳もゴールを決めた土居も、当然のようにプレーを続けた。常に相手の隙をうかがい、勝利のために90分間を集中して消費する。J開幕以降、ほぼ継続して彼らが優勝を争える理由は、こういう「アントラーズ・スピリット」を脈々と受け継いできたことだ。

「この敗戦は自分の責任。過密日程とACLで一つの結果を出したという喜びの中で、鹿島戦に向けて高い集中を保って試合に入れるような道筋をつくることができなかった」
森保監督は自分自身に言葉の刃を向けた。その上で「自分たちで首を絞めてしまった敗戦」指揮官が指摘するように、この試合は自滅。フワッとした隙を鹿島という相手に見せてしまったことが最大の敗因である。ただ、広島というチームは常に敗戦から学び、自分たちの力に変換して連覇に結びつけた。きっと今度も、やってくれる。そういう信頼感は、森保監督が率いるこのチームには存在する。 

試合後、紫のサポーターは悔しさを押し殺して、選手たちに拍手を贈り、激励した。ここまでの選手たちの頑張りがわかっているからこそ、ふがいなさを選手自身が一番認識していると信じているから、ブーイングではなく血が噴き出るような気持ちでサポーターは手を叩き続けた。
選手も、その想いは受け止めている。疲労は認めても、彼らは敗因をそこに直結させてはいない。現実を見すえた上で、広島は明日、強敵・鳥栖と闘うために旅立つ。11連戦はまだ、半ばである。

以上

2014.04.27 Reported by 中野和也

2014年4月27日日曜日

◆【山形】中島決勝弾!今季アウェー初勝利(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140426-OHT1T50276.html

 ◆J2第9節 北九州0―1山形(26日・本城陸上競技場)

 モンテディオ山形が北九州を1―0で下し、今季アウェー初勝利を挙げた。前半終了間際、右サイドからDF山田が抜け出して折り返したボールを、FW中島裕希(29)が右足で決めて先制。この1点を守り切り、勝ち点12で13位に浮上した。

 5試合ぶり得点の中島は「サイドから簡単に崩したヤマ(山田)からいいボールが入ったので、気持ちを込めて打った」と控えめのコメント。今季2分け2敗だったアウェー戦での初白星には「ホームで勝たなければならないのは当然だけど、アウェーで勝ち点を積み重ねることで上位に行ける。どんどん勝っていきたい」と宣言した。

◆神戸マルキ5戦連発も5連勝ならず(デイリー)


http://www.daily.co.jp/soccer/2014/04/27/0006906169.shtml



 「J1、神戸2-2C大阪」(26日、ノエスタ)

 神戸FWマルキーニョスが再びカズを超えた。前節鹿島戦で元日本代表FW三浦知良(横浜FC)のJ1通算得点を抜いたマルキーニョスが、三浦らが持つクラブ記録を塗り替える史上初の5戦連続ゴールを決めた。

 1点を追う後半33分、相手のハンドで得たPKを確実に沈めて同点に追いついた。「落ち着いて、自信を持って蹴れた」と、プレッシャーのかかる状況で仕事をこなした。

 首位で迎えた阪神ダービーには9年ぶりに2万5千人超の観客が詰めかけた。08年のクラブ記録に並ぶ5連勝を逃した安達監督は「もう少しできたんじゃないか。気負ってしまったのかイージーミスもあった」と話した。

 鹿島が勝ったため、チームは得失点差で首位から陥落したが、マルキーニョスの勢いは止まらない。次戦は29日のアウェー新潟戦。背番号18が神戸の歴史を作る。

◆【神戸】マルキ、PK弾も5連勝逃し首位陥落(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140426-OHT1T50343.html

 ◆J1第9節 神戸2―2C大阪(26日・ノエビアスタジアム神戸)

 神戸はホームで引き分け、勝ち点1にとどまり首位陥落。08年以来のクラブ最多タイとなる5連勝も逃した。1―2と逆転されて後半33分、PKを得るとFWマルキーニョスの右足弾で同点に。クラブ新の5戦連続弾を決めたブラジル人は「トレーニング通り、落ち着いて蹴れた。記録はクラブにかかわるすべての人のおかげ」と関係者への感謝の言葉を述べた。

◆シャルケDF内田篤人、英語版ブンデス公式HP選出の今季ベスト11に(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140426/185077.html


シャルケ所属の内田篤人が英語版ブンデスHP選出のベストイレブンに [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガの英語版公式HP上にて行われたユーザー投票により、シャルケ所属の日本代表DF内田篤人が今シーズンのベストイレブンに選出された。

 内田は右サイドバック部門での選出。72%の得票を獲得し、バイエルン所属のブラジル代表DFラフィーニャ、アウクスブルク所属のオランダ人DFポール・フェルヘーフを抑えた。

 また、2名が選ばれる守備的ミッドフィルダー部門の片方にノミネートされていたヘルタ・ベルリン所属の日本代表MF細貝萌は、29%の票を得て、ヴォルフスブルク所属のブラジル代表MFルイス・グスタヴォ(21%)は抑えたが、50%の票を集めたドルトムントのトルコ代表ヌリ・シャヒンが選出されたため、ベスト11入りはならなかった。

 内田以外には優勝を決めたバイエルンから5名、2位ドルトムントから5名が選ばれており、その他16チームから内田は唯一の選出となった。

 英語版ブンデスリーガ公式HPのアンケートによるベストイレブンは以下のとおり。

▽GK
マヌエル・ノイアー(バイエルン/ドイツ代表)

▽DF
内田篤人(シャルケ/日本代表)
ソクラティス・パパスタソプーロス(ドルトムント/ギリシャ代表)
マッツ・フンメルス(ドルトムント/ドイツ代表)
ダヴィド・アラバ(バイエルン/オーストリア代表)

▽MF
フィリップ・ラーム(バイエルン/ドイツ代表)
ヌリ・シャヒン(ドルトムント/トルコ代表)
アルイェン・ロッベン(バイエルン/オランダ代表)
フランク・リベリー(バイエルン/フランス代表)
マルコ・ロイス(ドルトムント/ドイツ代表)

▽FW
ロベルト・レヴァンドフスキ(ドルトムント/ポーランド代表)

◆U-16代表、イタリア遠征初戦はクロアチアに零封負け(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137572-137572-fl

 イタリアで開催されている第11回デッレナツィオーニトーナメントに出場するため遠征しているU-16日本代表は25日、第1戦のU-16クロアチア代表戦を行った。しかし前半10分に許したリードを最後まで跳ね返すことが出来ず、0-1で黒星発進となった。

 先制後は相手に引かれ、さらに30分ハーフという短い時間では崩し切ることが出来なかったU-16代表。JFAによると、吉武博文監督も「ゲームの立ち上がりに失点し、大局観のなさを露呈したゲームとなった。ボールは保持するも有効な縦パスやサイドチェンジをすることができず、60分間で決定機を作ることができなかった」と反省の弁を並べた。

 ただ予選リーグは3日連続で試合が組まれており、次戦のU-16チリ代表戦はすぐにやってくる。25日にトップチームへの2種登録が完了したMF佐々木匠(仙台ユース)は「決勝トーナメントに進むためにも残りの2試合は絶対に勝たなければならないので、チームの全員が『勝つ』という強い気持ちを持って試合に臨みたい」と気合十分に話している。

以下、出場メンバー
[先発]
GK:大迫敬介
DF:梶山幹太、斧澤隼輝、イヨハ理ヘンリー(57分→伊藤遼)、渡辺皓太
MF:佐々木匠、池田太成、神田遼太郎(50分→佐藤颯汰)
FW:麻田将吾(40分→西本卓申)、半谷陽介、菅大輝(40分→阿部雅志)
[控え]
GK:井上聖也
DF:加藤潤、吉田峻

◆ザック御前でアピール弾の今季5点目決めた大迫「まだまだです」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20140426/185084.html


グロイター・フュルト戦で今季5点目を決めた大迫 [写真]=千葉格


 ブンデスリーガ2部の第32節が25日に行われ、グロイター・フュルトと日本代表FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンが対戦。先発出場した大迫は先制点を獲得し、チームの2-1の勝利に貢献した。

 試合後、取材に応じた大迫は、「何か変わらなきゃいけないなという危機感の中で試合できたんで、よかったと思います」と振り返ると、7試合ぶり今シーズン5得点目となった場面については、「チャンスがあったんで、もう1点取りたかったですけど、またそれは次に取っておきたいです。何よりチームとしてあそこで勝ち切れたことが大きいんじゃないですか」とコメントした。

 同試合は、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が視察。自ら「ザッケローニさん来ていたんでしょ?」と聞いた大迫。御前でアピールする得点となったが、「まだまだですけど、これからもっと頑張って行ければいいですね」と、アピールを続けたいと語った。

 同試合ではトップ下の位置でのプレーとなったことについては、「トップ下でもあそこから捌いて前に入って行けるので、そこは違う楽しさというか、ゴールに向かっていけるので。ボールに触れるので。前向きでボールもらえるし、そこは良い点じゃないですか」と話した大迫。「こういう経験できるのはなかなか無いんで、逆にこれを打開できればまた変わってくると思うし、W杯でもそういうことになるかもしれないんで、活きるかどうか分かんないですけど、活かしていければいいかなと思います」と、ポジティブにとらえている。

◆大迫、ザック御前でミドル弾!1トップ柿谷から奪う(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20140426-OHT1T50401.html


 ◆ドイツ2部 グロイターフュルト1─2 1860ミュンヘン(25日・トロリ・アレーナ)

 【フュルト(ドイツ)25日】サッカー日本代表FW大迫勇也(23)が所属するドイツ2部1860ミュンヘンは25日、アウェーでグロイターフュルトを2―1で下した。フル出場した大迫は前半15分、約20メートルのミドルシュートを左足で決めるなど、勝利に大きく貢献。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が視察に訪れる中で、ザック・ジャパン1トップのポジション奪取へ、強烈なアピールに成功した。

 大迫が「違い」を見せた。前半15分、右サイドでボールを拾い、ゴールと平行移動するようにドリブルで運び、ゴール前中央、約20メートルの位置から左足を振り抜いた。「イメージ通り。でも、これまで結構外し続けてきたんで」。試合後はきれいなミドル弾を振り返るよりも、ストライカーらしく無得点が6試合で止まったことに、安どの表情を見せた。

 6月のブラジルW杯に出場する日本代表のザッケローニ監督が視察に訪れていた。関係者から前夜にメールで連絡を受け、「ザッケローニさん来てたんでしょ?」と本人も意識して臨んだ試合。「まだまだ(アピールが足りない)ですけど。これから頑張っていければいい」と言うが、W杯メンバー発表(5月12日)前に、武器であるミドルシュートをザックに直接見せられたのは、大きな意味を持つ。

 大迫は日本代表に定着しており、W杯メンバーに選出される可能性は高い。ただ、目指しているのは選出ではなく、「W杯で試合に出て、活躍すること」(大迫)。1トップのポジション争いでは現在、FW柿谷(C大阪)に半歩リードされているが、この日の20メートル弾を目にしたことで、指揮官の評価が変わる可能性は十分にある。

 大迫の最大の武器は、世界レベルのシュートレンジの広さ。ゴールまで30メートルの位置から得点を決められるシュート力を持つ。代表には、MF本田(ACミラン)らミドルシュートを武器にする選手もいるが、精度を考えれば、20メートルからが射程圏。もちろん柿谷よりも圧倒的に広い。W杯では各国慎重な戦い方を選ぶ傾向があり、ゴール前を崩して、得点できる場面は少ない。遠くから決められる能力が重用視される舞台でもある。

 ライバルの柿谷は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でゴールを決めているが、J1は9試合無得点と結果を残せていない。その中で大迫は、利き足とは逆の左足でもミドルを決められる能力を示した。ドイツ2部リーグ戦は残り2試合。「あと2試合で少しでも成長できるようにするのが一番」。ブラジルW杯で活躍する目標に向かって、ゴールを決め続ける。

◆夏に移籍報道「それは言えないこと」…大迫に聞く(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20140426-OHT1T50408.html

 ◆ドイツ2部 グロイターフュルト1─2 1860ミュンヘン(25日・トロリ・アレーナ)

 【フュルト(ドイツ)25日】サッカー日本代表FW大迫勇也(23)が所属するドイツ2部1860ミュンヘンは25日、アウェーでグロイターフュルトを2―1で下した。フル出場した大迫は前半15分、約20メートルのミドルシュートを左足で決めるなど、勝利に大きく貢献。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が視察に訪れる中で、ザック・ジャパン1トップのポジション奪取へ、強烈なアピールに成功した。

 ◆大迫に聞く
 ―久しぶりのゴール。

 「イメージ通り。これまで結構外し続けてきたんで。ザッケローニさん来てたんでしょ?」

 ―いいところを見せられた。

 「まだまだですけど。これから頑張っていければ」

 ―トップ下もやるようになった。

 「ボールをよく触れるようになった。やっぱりボールに触らないとリズムを作れない。そういうイメージが一番大事。そこが良くなったんじゃないかな」

 ―ドイツでは夏に移籍か?という報道が出ている。

 「それは言えないことなんで。あと2試合やって、どれだけ自分ができるかが大事だと思う」

 ―その先にW杯が見えてくる。

 「それはもちろんある。今日みたいに上位の相手とやることで、また個人としてレベルアップできることあると思うし、感覚的にも良くなる。積み重ねが大事。いいコンディションで臨みたい」

◆大迫 ザック監督御前で「イメージ通り」の今季5点目(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/27/kiji/K20140427008050120.html

ブンデスリーガ2部 1860ミュンヘン2―1フュルト (4月25日)



 1860ミュンヘンの日本代表FW大迫が25日、日本代表のザッケローニ監督が視察した敵地でのフュルト戦にフル出場、7戦ぶりとなる自身5点目のゴールを決め2―1の勝利に大きく貢献した。

 前半15分、相手ミスを見逃さずにボールを奪い、左足で先制弾。1トップでフル出場して2―1の勝利に貢献した。欧州視察中の日本代表ザッケローニ監督の目の前でアピールに成功し「イメージ通り。これからもっと頑張っていければ」と意気込んだ。

◆鹿島 広島破り首位返り咲き!柴崎 千金アシスト(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/27/kiji/K20140427008051180.htm

J1第9節 鹿島3―0広島 (4月26日 Eスタ)



 鹿島がJ1連覇中の王者に敵地で快勝し、首位に返り咲いた。

 勝負を決めたのは日本代表候補のMF柴崎だ。1―0の前半19分にMF小笠原のパスを中央で受けると、左サイドに流れていたMF土居の動きを見逃さずスルーパスを通してアシスト。ACLの過密日程で疲労があった相手MF青山を尻目に攻守で存在感を放ち、連敗を2で止める原動力となった。「ボールを受ければ何かできると思っていた。僕自身も内容に満足ができる試合だった。これを続けていくことが大事」と胸を張った。

◆鹿島3発快勝で首位、昌子「勝ち続ける」(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140426-1291596.html

<J1:鹿島3-0広島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 鹿島は広島に3-0で快勝し、連敗を2で止めて首位に立った。前半10分に広島GK林のミスを突いてMFカイオ(20)が先制。同19分にはMF柴崎岳(21)のスルーパスからFW土居聖真(21)が追加点を奪った。後半9分にはFKでMF遠藤康(26)が得点。守備ではリーグ初先発のDF植田直通(19)がセンターバックで出場し無失点に抑えた。

 コンビを組んだDF昌子源(21)は「0点に抑えられたのは良かったし、良い流れで次の試合に臨める。また勝ち続けて首位にいられるようにしたい」と意気込んだ。

◆鹿島3発!首位奪回 広島にリベンジ(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140427-1291646.html



<J1:鹿島3-0広島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 鹿島が3節ぶりに首位に立った。1点リードの前半19分、MF柴崎のスルーパスでFW土居聖真(21)が追加点を奪った。後半からも攻めの姿勢を貫き、同9分にはFKでMF遠藤が直接ゴールネットを揺らした。広島にはリーグ戦4試合連続未勝利だった。1アシストの柴崎は「広島に勝っているイメージがなかったので良い形で勝てて良かった」と喜んだ。

 昨季は7年ぶりの無冠だった。最終節はホームに広島を迎え、0-2で完敗。2連覇の瞬間を目の当たりにした。そのリベンジマッチで快勝した。DF青木の出場停止に代わって19歳のDF植田がリーグ初先発。コンビを組んだ21歳の日本代表候補DF昌子は「走り負けていなかった。カウンターでラインも上げることができたし若さが生きていたと思う」と自信を得た。連敗は2でストップさせ、次は首位キープを目指す。

◆【鹿島】3戦ぶり首位奪回!広島完封に柴崎「集中力持てた」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140426-OHT1T50358.html



 ◆J1第9節 広島0―3鹿島(26日・エディオンスタジアム広島)

 鹿島が本来の姿を取り戻し、3試合ぶりに首位を奪還した。リーグ2連覇中の広島相手に、前半10分にMFカイオが先制すると、FW土居、MF遠藤が続き、3得点。守っても完封でアウェーでの快勝に花を添えた。2点目をアシストしたMF柴崎は「一人ひとりが集中力を持てた。声が出ていた。満足している」と納得の表情だ。

 昨季最終節、ホームで広島に敗れ、広島の2連覇を目の当たりにした。ほとんどの選手が初めての経験だった。唯一、3連覇(07~09年)を記録している鹿島にとっては、自らの優勝で守ることができるのであれば、守らなければいけない。まだ序盤ではあるが、「3連覇は鹿島だけのものにしなければいけないと思っている」(DF昌子)と強い使命感を持って、臨んだ一戦だった。

 今季は開幕3連勝で好スタートを切ったが、直近の2試合は連敗で首位から陥落。「今日は開幕3試合の時の気持ちでやれた。その後は(開幕ダッシュで)緩んでいた部分もあった。また、気持ちを締め直して、勝てたことが大きい」。W杯で、サプライズ招集候補筆頭に挙げられる柴崎は「気持ち」を勝因に挙げた。8度目のリーグ制覇へ、勝利に貪欲な鹿島が戻ってきた。

◆広島に大勝鹿島が首位返り咲き、J1は7位までが勝ち点2差の大混戦(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137568-137568-fl

[4.26 J1第9節 広島0-3鹿島 Eスタ]

 鹿島アントラーズが敵地でサンフレッチェ広島を3-0で下した。リーグ戦の連敗を2で止め、勝ち点を18に伸ばすと、神戸、鳥栖を得失点で上回り、3節ぶりの首位に返り咲いた。しかしJ1リーグ戦は、7位の新潟までが勝ち点2差内にひしめく大混戦となっている。

 スコア上では予想以上の大差がついた。まずは前半10分、GK林卓人のパスが短くなったところを見逃さなかったFWダヴィ猛然とダッシュ。座り込みながらボールをキープし、ゴール前に折り返すと、走り込んだMFカイオが流し込む。期待の高卒ルーキーの、第6節G大阪戦以来の今季2ゴール目で鹿島が先制に成功した。

 前半19分には小笠原満男、柴崎岳とボールが繋がると、柴崎のスルーパスを受けたFW土居聖真が確実にゴールネットを揺らす。小笠原のところでファウルがあったとみて、足を止めてしまった広島守備陣の隙を突く、見事な攻撃で、リードを広げた。

 後半に入っても攻勢を続ける鹿島は9分、右サイドからのFKを獲得すると、MF遠藤康がゴール前に蹴り入れる。誰も触れることなくそのまま抜けるが、反応が遅れた林をあざ笑うかのように、ボールは枠内に吸い込まれていった。

 守っても若い守備陣が奮闘。この試合はDF青木剛が出場停止ということもあり、DF植田直通が今季初先発を果たしていた。後半4分の時点でDF昌子源、植田、DF伊東幸敏、DF山本脩斗の4バック全員がイエローカードを貰ってしまったが、その後も落ち着いた対応で広島に反撃のチャンスを与えない。FW三浦知良のJ1通算得点まであと1点に迫ることで注目を集めているFW佐藤寿人にも仕事をさせなかった。

 劇的な決勝トーナメント進出を決めたACLセントラルコースト戦から中2日で迎えた広島だが、疲労からか、本来の力を見せることは出来なかった。今後も厳しい連戦は続く。今季初の3失点となったが、切り替えて次戦に臨みたい。

◆【J1:第9節 広島 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171692.html

4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●青山敏弘選手(広島)
Q:久しぶりの3失点です。
「全てにおいて、相手に上回られました。もう一度、やることを高めていかないといけません。これでは勝てないと、思い知らせられました。もう一度やり直して、上にいきたい」

Q:連戦を言い訳にしたくないかもしれませんが。
「もちろん連戦で身体は重いですが、我慢するところは我慢しなければいけなかった。もう少しうまくゲームを進められたと思います。特に失点した後ですね。簡単に2失点してしまいましたし、後半も先に点をとらなければいけないところで、点を取られてしまいました。結果論なんでいくらでも言えますが、ゲームの中でやっていかなければいけない。それだけ自分たちが未熟だということです」

Q:新潟戦より、攻撃はできていました。
「それがうまくいっても最後のところを決めないと。もちろん新潟戦の反省はありましたが、シュートまでいけている部分もありますし。まあ、ゴールは入らないときは入りませんが…。それもみんなの責任。勝利もみんなの責任ですし、負けた時もみんなの責任です」

Q:0-3というのはショッキングな敗戦ですが、精神的に堪えましたか。
「これで、今までやってきたもの全てがなくなるわけではない。ここから崩れてしまうとよくないですが、ここからまたやっていけると思いますし、それを結果で示せるように」

●水本裕貴選手(広島)
Q:失点していました。
「スコア以上の差は、僕の中ではないです。負け惜しみになってしまいますが、ほんのちょっとの差やったと思う。そこは鹿島のしたたかさかなと思います。試合運びがうまいと思います。僕たちもチャンスをつくれていたので、もったいなかった」

Q:崩された感はないと思いますが、失点シーンは?
「2失点目に関していえば、もう少しいい対応があったのかなと思います」

Q:集中力の問題ですか。
「多少なりとも自分たちのミスだと思います」

Q:疲れている時こそ、はっきりしたプレーが必要。
「そうですし、少しスポッと空いてしまいました。1失点目も、もう少し早い判断をして全体的にいいポジションをとっていれば、そんなに問題なかった」

Q:スコア以上の差はないと言われました。3点は取られましたが、ポジティブに捉えられる?
「まあ、チャンスもありましたし。ただ、これが結果に結びつかないといけない。連戦なので、内容がダメでも拾っていかなければいけない試合が出てくる。幸いにも、またすぐに試合が来ます。次はアウエイですが、早く試合をして勝って、どんどんやっていきたい」

Q:修正点は?
「守備のところです。3失点しましたし、中2日で時間はありませんが、修正はしなきゃいけないです。自分たちならできる。鳥栖は3連勝して調子がいいで。今日もアディショナルタイムに勝っています。しっかり勝点3が取れるよう、いい準備をしたいです」

●清水航平選手(広島)
「1対1になる場面が多かった中で、そこでは勝てていましたが、もう少し結果に結びつけられるようなプレーができればよかった。

Q:今日は中を固められていたけれど。
「中を絞ってくるのであれば、外から攻めようというのは、チームの中の方向性としてありました。そこは問題なかったと思います」

Q:クロスの精度や切り返しの部分は。
「そこが合ってくれば、もっと得点に絡める。そこだけだったと思います」

Q:今日の敗戦の理由は?
「前半で2失点して、追う形になった。得点を取りにいかなければいけないところで、もう1点決められて、キツい展開になりました。でも1点をとれば、試合はわからなかったので。1点が遠かったです。チャンスはつくれていました。後は、クロスの精度を上げること」


●土居聖真選手(鹿島)
「今日勝ったことで首位に立ちましたが、まだシーズン途中。ここで首位に立つのが目標でなく、最終節で首位に立つことが目標なので。今日勝てて首位に立てたことは、よかった」

Q:相手には何もさせなかったような試合でしたね。
「クロスしかなかったような感じでした。クロスを上げられても、しっかり対応して跳ね返していました。完勝に近いと思います」

Q:練習でやった通りのことができましたか。
「ボールを取った後のカウンターについては、前半はよかったんですが、後半は最後の精度を欠いたシーンが何度かありました。疲れてきた中でも、最後にシュートで終われればもっともっとよかったと思います」

Q:連敗した中で迎えた試合に勝利し、その後の連戦に向けて弾みになりましたね。
「戦い方は相手チームによって違いますが、時間はあまりありませんが、最善を尽くして準備して、また勝ちという結果に結びつけたいと思います」


●植田直通選手(鹿島)
「もっと攻撃の面で、改善するところはあると思います。もっと練習していきたい」

Q:どういう意識でプレーされていましたか?
「相手はずっと裏を狙ってきていたので、まずは失点しないことを1番に考えました」

Q:昌子選手とコミュニケーションをとりながらやっていましたが。
「佐藤寿人選手がよく動くので、ポジションの確認についてずっと声を出していました。そこは練習でもやってきていたので、やりやすくなっていましたし、守りやすかったです」

Q:落ち着いてできましたか?
「リーグ戦といってもゲームはゲーム。ヤマザキナビスコカップとあまり変わらないと思います。ただ、もっといいプレーをする必要もありますし、もっと練習したいです」

Q:トニーニョ・セレーゾ監督かは、何か言われましたか?
「あまり言えないことで褒められました(笑)。まあ、激しくいけたことです」

Q:自分らしさを出せてきたのでは?
「試合に出ることが目標ではないですあから。鹿島でレギュラーを取って戦うことが目標。今日はもう終わったことなので、これからそこを狙っていきたい」

●昌子源選手(鹿島)
Q:昨年の最終節では広島にやられました。リベンジできましたね。
「あの時は自分がケガをして、試合に出れませんでした。とにかく、いろいろな意味でリベンジできましたね。広島は3連覇もかかっていますが、それはさせたくないですから。これからのGWの試合ももちろん全部勝って、首位を続けられるようにしていきたい」

Q:失点ゼロでした。
「はい。いい感じで清水戦に入れると思います。勝ち続けて首位にいられるよう、1戦1戦を大事にしていきたいです」

Q:植田選手とのコンビですが。
「全然、やりづらさはなかった。ただ、DFライン全員がイエローカードをもらってしまいましたよね。それは珍しいことだったかもしれませんが…。まして俺とナオ(植田)が最初にもらったという(苦笑)。でも、そのおかげかな、落ち着いてプレーできたのは。イエローカードをもらってから、人というより、周りをいろいろ見られるようになってきたのかなと感じます」

Q:広島相手に無失点です。
「それはかなり、自信になります。3点を取れたというのも、デカいです」

Q:チームのよかった点は。
「全体的に、走り負けはしていなかったと思います。広島のパスワークはすごいけど、それをしっかり守って、そこからラインを上げてカウンターを狙っていました。走ることでできていたのかなと思います」

以上

◇【J1:第9節 広島 vs 鹿島】森保一監督(広島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171691.html

4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●森保一監督(広島):
「ホームでの戦いで敗戦してしまった。サポーターがこれだけたくさん来てくれていたのに、いい結果を出せないことが申し訳ない。
鹿島に圧倒されたというわけではない。試合の入りに集中できなくて、ミスが出た。それで、相手を勢いづかせてしまった。まだまだ、ということ。ここまで結果は悪くないが、チームとしてしっかりと闘うこと。チームとして、試合の入りからしっかりと集中してやらないと。
ACLでグループリーグを突破して、中2日。僕自身が、選手たちのメンタルを切り替えさせることができなかったし、意識づけることができなかった。反省しないといけない」

Q:立ち上がり、集中を欠いた理由は?
「難しいですね……。もちろん疲労はあるけれど、それを言い訳にはしたくない。我々は日本の代表として、ACLを闘ってきた。その日程について何かを言ったとしても、スケジュールが変わるわけではない。疲労やACLについて言い訳にせず、しっかりとした試合の入りのところから、やらないといけない」

Q:GKのミスから失点したわけですが、林選手の評価は?
「前半のミスは、あってはならないこと。そこは改善しないといけないが、ビルドアップのミスについては、林卓人だけが悪いわけではない。まわりの選手がしっかりと動いて、コースをつくってやる必要もある。GKを使ってポゼッションするサッカーをやっているわけで、そこの質をもっと高めないといけない。ただ、ミスをした後もそこは続けてくれたし、ゴールを防ぐというプレーについては決して卓人は悪くなかった。3失点はGKの責任というわけではない」

以上

◆【J1:第9節 広島 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171693.html

4月26日(土) 2014 J1リーグ戦 第9節
広島 0 - 3 鹿島 (19:04/Eスタ/16,992人)
得点者:10' カイオ(鹿島)、19' 土居聖真(鹿島)、54' 遠藤康(鹿島)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「やっと、2連覇したチームに勝てました(笑)」

Q:対広島戦ということで、考えた戦略としては?
「皆さんが気づいているかどうか、今日の我々のチームはとても若い。若い選手というのは、例えば駆け引きだったり、試合を読む力だったり、サッカーの知識が残念ながら不足しているものです。そういうチームが、これだけ質の高い選手が揃って、連係・連動など組織力の部分でしっかりとしている(広島のような)チームに、同等に闘いを挑もうと思うのは、無謀な戦略。なので、若い選手たちには、いいポジションをしっかりと取ることを指示した。そうすれば、みんなの大好きな『走る』と言うこともできるし、どこかのタイミングでゴールにつながる。
私が広島に敬意を表するのは、常にゴールに向かってサッカーをやろうとする姿勢。どういう状況であっても、広島はしっかりとパスをつなぐサッカーで、ゴールに向かってくる。だから(そういう相手に)今の選手たちができることとすれば、相手がリスクを背負って必ず出てくるので、そこでボールを奪って、できたスペースからゴールを奪う。今日のメンバーでできることは、これしかなかった。
今日は土居に犠牲的な精神を払ってもらって、相手のボランチを消しにかかった。また両サイドハーフについてもしっかりとスペースを消し、両ボランチに対しては相手の高萩・石原を掴むことをまずやってほしいと言った。彼らは一度、前に張った後、必ず降りてくる。そこでしっかりと捕まえることができれば、CBが一人は余る。そうすれば、3人目の動きを使われても、対応できる。そういう意味で、今日は小笠原と柴崎のクレバーさ、説明した通りにやってくれたという意味で、素晴らしい(戦術の)吸収力と実行力を示してくれた。
広島のチャンスは、クロスからが多かった。それも一度切り替えされて、インカーブ(ゴールに向かってくる)のボールから相手のゴールチャンスとなっていた。ウチのCBは経験が浅く、ああいう時にゴールエリアの中にへばりついていると、相手のFWにとってはありがたい状況になる。CBがゴールに近い位置にいては、ああいうインカーブのボールでは触れば失点の危険性が高い。そこは、修正しないといけない。
広島の特長は、守備者を食いつかせてスペースを作ってボールを動かす。また両ボランチやCBがボールを運び、ワイドに展開して数的優位を作ってきたり、スピードアップしてくる。なのに前半は、両サイドバックが人に食いつきすぎて、CBとSBのギャップにボールを出されて、危険な状況に陥った。ただそこはハーフタイムで修正できたし、パスの出所も抑えることができた」

以上

◆2014Jリーグ ディビジョン1 第9節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51124

J1 第9節 サンフレッチェ広島戦

土居とカイオ、遠藤がゴール!鹿島がアウェイで広島に快勝、連敗ストップで首位に返り咲く!

先週末の神戸で2-3と逆転負けを喫し、リーグ2連敗で4位に後退した鹿島が、重要なアウェイゲームに臨んだ。J1第9節でサンフレッチェ広島と対戦すると、前半にカイオと土居がゴールを決め、後半にも遠藤が追加点を挙げて、3-0で快勝。リーグ戦3試合ぶりの勝利で、首位に返り咲いた。

鹿島は出場停止の青木に代わって、植田がリーグ戦初の先発出場。昌子とセンターバックコンビを組んだ。また、カイオが公式戦3試合ぶりに先発メンバーに名を連ね、左サイドハーフに入った。パスを回してボール支配率を高める広島に対して、鹿島は球際での粘りと積極的なプレスで応戦する。先制点は、ダヴィの献身的な守備から生まれた。10分、相手の最終ラインでのパス回しが乱れたところを突いて、スライディングでボールを奪うと、ペナルティーエリア内のカイオへパスを送る。カイオは冷静にシュートをゴール左隅に流し込んだ。

抜け目ないダヴィのプレーから先制に成功した鹿島は、19分に追加点を奪う。中盤でのルーズボールに小笠原が反応すると、相手と交錯しながら前方へボールを残す。柴崎が前を向き、左足でスルーパスを送ると、走り込んでいた土居がペナルティーエリア内でトラップ。コントロールされたシュートをゴール左隅に蹴り込んだ。

2点をリードした鹿島は、広島にボールをキープされる時間が長くなったものの、サイドを広く使った攻撃にしっかりと対応。前半終了間際には佐藤や石原にゴールを脅かされる場面もあったが、曽ヶ端が安定した守備を見せ、得点を許さなかった。前半は2-0で終了した。

後半も、広島がボールをキープする展開は変わらなかったが、鹿島はカウンターでチャンスを演出する。52分には、右サイドのダヴィへボールが渡り、ペナルティーエリアへ仕掛ける。こぼれ球を拾った土居がクロスを送るが、クリアされた。さらに、セカンドボールに反応した小笠原が巧みなターンでボールを持ち出そうとしたが、相手に奪われた。

待望の3点目は、54分に決まった。ペナルティーエリア手前、やや右側で得たFKを遠藤が蹴り込むと、密集地帯を越えたボールがファーサイドへ飛び、そのままゴールに吸い込まれた。セットプレーからの3点目で、鹿島がリードを広げた。

3点リードと優位に立った鹿島は、71分に西、76分にルイス アルベルトを投入し、守備陣のテコ入れを図る。両サイドからクロスを上げられる場面は多かったが、中央でしっかりと身体を張り、広島に決定機を作らせない。82分には豊川を投入し、チーム一丸となって最後まで集中力を保ち続けた。試合は3-0で終了。鹿島がアウェイで快勝した。

鹿島はリーグ戦の連敗を2で止め、勝点を18に伸ばして首位に返り咲いた。5連戦の初戦で、リーグ2連覇中の広島を相手に完封勝利を収めたことは、これ以上ない弾みとなるはずだ。次節は29日、J1第10節の清水エスパルス戦。中2日で迎えるホームゲームで勝利を収め、厳しい日程の中で白星を重ねていきたい。



【この試合のトピックス】
・広島とのアウェイゲームでのリーグ戦勝利は、2007年9月30日の第27節以来。前回は、マルキーニョスの決勝点で、1-0で競り勝った一戦だった。
・植田がリーグ戦初の先発フル出場を果たした。
・土居が今季のリーグ4得点目を挙げた。
・公式戦3試合ぶりに先発したカイオが、今季のリーグ2得点目を挙げた。
・西が71分に途中出場。今季のリーグ戦初出場を果たした。
・豊川が82分に途中出場し、3月23日のJ1第4節、セレッソ大阪戦以来の公式戦出場を果たした。
・遠藤が今季のリーグ5得点目を挙げ、チームトップとなった。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・前半同様、全体のバランスと各エリアの距離感を大切にしよう。
・消極的な気持ちや選択肢は捨てろ。最後までポジティブに戦い続けろ。
・自陣エリア周辺でのファールに気を付けろ。リスクマネージメントはしっかり。

サンフレッチェ広島:森保 一
・チャレンジ&カバーをしっかりやること。
・あわてずにギアを上げていくこと。
・チャンスは作れている。必ず逆転しよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(広島対策をしっかりとしてきたうえでの、快勝となったが)1つは、誰が見ても楽しい試合になることは、試合前からわかっていた。両チームの大きな違いは、広島は長年一緒にプレーしていて、抱えている選手の技術力も非常に高い。うちは、まだチームを再建している、作り上げているところで、確実なことをしなければいけない。引いて守ってやっていくしかなかったというのが、正直なところ。いつかは互角に戦えるようになれればと思う。
・私がいくらプランを練っても、やるのは選手。選手たちが忠実に、計画したものを実行するというところで、それがうまくいった。広島は常にゴールを目指してやってくるサッカーなので、枚数をかけるし、その分、スペースを与えることは多い。今日、DFラインは非常に良かった。相手が作ったチャンスは、ウイングバックにボールが出て、逆足に切り返されて、インカーブで入れたボールに対しては、少し危ない場面もあったが、それ以外はうまく機能した。相手は3バックと1ボランチを残すところで、スペースが多くなる。我々は(サイドハーフは)1人はスピードがあって、1人は技術はある。トップ下には、本人はまだ、すごい選手だという自覚をまだしていなくて、毎日毎日、試合毎に言っているが、変貌する機会が今年中になればという選手。ダヴィは相手の選手を疲れさせて、ボディブローを与えて、他の選手が活きていくという状況を作り出す。献身的に犠牲心を持って、チームのために全員が走ったり攻撃をするということが重要。試合後に、森保監督に「やっと勝ちました、うれしいです」と、冗談を言わせてもらいました。
・(広島と一緒に優勝争いを?)そのように、神様がその言葉を聞いてくれればなと思う。長いシーズンですし、そんなに甘くないリーグ、まだ若いチームなので、いろいろなことがあると思う。

サンフレッチェ広島:森保 一
連戦の疲れはもちろんあると思うが、その連戦に対して誇りを持って戦っているので、言い訳にならない。試合の入りで集中力を欠いて、相手を勢いづかせたことで、難しい試合にしてしまった。(日程は)言い訳にはならないし、日程は変わらないので、しっかりと毎試合毎試合乗り切っていかないといけない。相手どうこうではなく、自分たちの試合への入りが悪かったから、難しい試合になった。ひたむきに、謙虚にしっかりとやっていかないといけないということを、今日の結果から受け取って真摯にやっていこうと。ホームで0-3で負けることはあってはならない。状態が同であろうと、ホームでは勝つということ、勝ちを見せられるようにやっていこうと選手に言った。敗戦を反省しなければいけないが、次の試合に向けて気持ちを切り替えて、身体を少しでもフレッシュな状態にするということをやって、鳥栖戦に向かいたい。


選手コメント

[試合後]

【カイオ】
チームの約束ごとを守って戦った。シュートは狙い通り。攻撃だけでなくチームのために守備もした。みんなのために勝てて良かった。良い戦いが出来たと思う。これからも勝っていきたい。

【土居 聖真】
試合はきつかった。(得点シーンは)トラップしてゴールを見た瞬間、打つ所がどこもなく、とっさに決めて打った。この試合で勝った事は大きいが、まだシーズン途中。シーズンの最後に1位にいなければいけない。その過程の中で、勝てた事は良かったと思う。

【遠藤 康】
(ゴールシーンは)狙っていない。入ったという感じ。広島対策をやって勝ったが、自分たちのサッカーではない。でも結果が出て良かった。広島は疲れていた部分もあると思う。でもアウェイで勝てた事は大きい。

植田選手、昌子選手、柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

2014年4月26日土曜日

◆J1鹿島の駐車証を偽造 茨城新聞元支局長を停職処分(朝日新聞)


http://www.asahi.com/articles/ASG4T4G6NG4TUJHB00K.html?iref=com_alist_6_05

 サッカーJ1「鹿島アントラーズFC」(茨城県鹿嶋市)が報道機関向けに発行しているスタジアムの駐車証を偽造したとして、茨城新聞社(水戸市)は25日、元鉾田支局長の男性社員(53)を停職1カ月の懲戒処分にし、発表した。

 同社によると、男性社員は3月、鹿嶋支社で保管していた駐車証をカラーコピーして偽造。その後、駐車証を貸してほしいと頼まれていた同社OGの知人女性に郵送した。この際、手元に自社の封筒がなかったため、アントラーズの封筒を使い、宛先の住所も書き間違えた。宛先不明扱いとなってアントラーズに返送され、偽造が発覚したという。

 駐車証は、本拠の県立カシマサッカースタジアムで開かれる試合の取材用として発行されており、支社では誰でも持ち出せる状態だったという。男性は同社の調査に対し、「支社に取りに行ったり返したりするのがおっくうだった」と話し、昨年も同様に偽造してイベント取材や試合観戦で使ったと認めたという。

 同社は「アントラーズやサポーター、読者の方々の信頼を裏切って大変申し訳ない。誰が駐車証を使ったかを記録する再発防止を徹底したい」としている。

◆鹿島13年度決算は7800万円の黒字(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140425-1290688.html

 鹿島は25日、茨城・鹿嶋市内で定時株主総会を開き、新役員人事の承認と13年度の決算概要を公表した。

 東日本大震災が起きた11年度から2期連続で赤字だったが、13年度は7800万円の黒字に転換。会見した井畑滋社長(62)は「昨季、最終節まで優勝争いをしたことで入場料収入が増えたり、所属選手の移籍などでチーム人件費が下がりました」などと説明した。

 東京電力からの震災関連補償も営業外収益として計上しているという。

◆鹿島が定時株主総会 13年度経営収支は黒字に(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/26/kiji/K20140426008042060.html

 鹿島は定時株主総会を行い、13年度の経営収支を開示。東日本大震災で被害を受けた11年度から2年間は赤字だったが、13年度は震災関連補償4700万円が営業外収益で計上されるなど7800万円の黒字となった。

 井畑社長は「シーズン終盤の優勝争いもあって入場者数は前年度よりも増加した」と説明し、震災の被害からも徐々に立ち直っているようだ。

◆内田篤人がシャルケと2017年まで契約延長へ…独誌が伝える(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20140425/184895.html


シャルケに所属する内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images


 日本代表DF内田篤人が、シャルケとの契約を延長する見込みとなった。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。

 同誌によると、既に延長交渉は始まっている模様。現在の2015年までの契約を、2017年までの新契約に見直すと伝えられている。

 内田は、2010年夏に鹿島アントラーズからシャルケに移籍。2012-2013シーズンに、2015年6月まで契約を延長していた。なお、今シーズンはブンデスリーガで17試合に出場していたが、2月9日に行われた第20節のハノーファー戦で右足大腿筋を負傷。現在は離脱を余儀なくされている。

◆タイ参戦中の岩政大樹がブログ開設「お世話になった感謝を込めて」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20140425/185005.html


退団セレモニーでの岩政大樹 [写真]=Getty Images


 タイのBECテロ・サーサナFCに所属するDF 岩政大樹が25日、公式ブログ「No Pain No Gain」を開設した。

 岩政は同日、「岩政、ブログ始めました」というタイトルで初投稿。「『タイの情報が全く入らない!』という友人やサポーターの皆さんの声に押され、人のブログも見たことのない僕が、ブログを始めてみました」と開設理由を明かした。

 ブログでは、タイ・プレミアリーグの大会形式を説明するとともに、「ここまで怪我なく全試合にフル出場できていて、2点取ることもできました」とつづり、自身の近況も報告している。

「昨年の後半は全く試合に出られなかったので、最初はコンディションやゲーム勘に不安がありましたが、ここ最近やっと自分のプレーの感覚を思い出せてきました。今は、自分のコンディション維持とチームのレベルアップのために 日々奮闘中です」

 また、「今回ブログを始めるきっかけの一つが、鹿島アントラーズを去るときのサポーターの皆さんの温かい声でした。退団セレモニーの思い出は僕の一生の宝物になりました」と告白。

「入団が発表された後も、サポーターの皆さんが『壮行式をしたい』と言ってくださって、僕はすぐにタイに行かなければならなかったため、お礼も言えずそのままになってしまいました」という岩政は、「バンコクに来て、鹿島での10年間、プロサッカー選手としての10年間を振り返りながら、考えることがたくさんあります。ここまでの人生でお世話になった皆さんに感謝を込めて、タイの情報だけでなく、これまでの思い出やあの人とのエピソード、あのときの本音などいろんなことをここでお話できればいいなと思っています」と初投稿を締めくくっている。

参考
No Pain No Gain(岩政大樹オフィシャルブログ)
http://ameblo.jp/daiki-iwamasa/

◆大迫7試合ぶりゴール!!移籍後5点目で2連勝に貢献(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?137463-137463-fl



[4.25 ブンデスリーガ2部第32節 G・フュルト 1-2 1860ミュンヘン]

 ブンデスリーガ2部は25日、第32節を行い、FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンは敵地でG・フュルトと対戦し、2-1で競り勝った。1トップで先発した大迫は前半15分に先制点。7試合ぶり今季5得点目を決めるなど、フル出場でチームの2連勝に貢献した。

 狙い澄ましたミドルシュートをゴール左隅に流し込んだ。前半15分、相手陣内でこぼれ球を拾った大迫はドリブルで右サイドから中央に流れながら左足を振り抜く。PA手前からコントロールしたミドルシュートはゴール左隅に吸い込まれ、先制点。3月15日のE・アウエ戦(2-2)以来、7試合ぶりとなるゴールが移籍後5得点目となった。

 ところが、チームは6分後の後半21分に失点し、1-1の同点。その後も大迫は前線で懸命にプレーし、後半はトップ下に近い位置でゲームメイクにも奔走した。すると後半アディショナルタイム、左CKからDFカイ・ビュロウが劇的な決勝点。2-1で2位G・フュルトに競り勝ち、2連勝を飾った。

◆大迫勇也が7試合ぶり今季5ゴール目…先制点で2連勝に貢献(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20140426/185061.html


先制ゴールを挙げて喜ぶ大迫勇也 [写真]=千葉格


 ブンデスリーガ2部の第32節が25日に行われ、グロイター・フュルトと日本代表FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンが対戦。大迫は先発出場した。

 敵地に乗り込んだ1860ミュンヘンは、15分に大迫が先制点を挙げる。敵陣でこぼれ球を拾うと、左足を一閃。ペナルティエリア手前から、ミドルシュートを突き刺した。

 ところが、先制も束の間。大迫の7試合ぶりとなる今シーズンの5ゴール目で均衡を破ったが、21分に失点を喫して同点に追いつかれた。

 振り出しに戻った試合は、後半を迎えても互いに勝ち越せずに終盤に突入した。しかし、試合終了間際の後半アディショナルタイムに、CKから1860ミュンヘンのカイ・ビュロウが決勝ゴールをマークした。

 2-1と競り勝った1860ミュンヘンは、2連勝。勝ち点44で、暫定8位となっている。なお、大迫はフル出場した。

【スコア】
グロイター・フュルト 1-2 1860ミュンヘン

【得点者】
15分 大迫勇也(1860ミュンヘン)
21分 アゼミ(グロイター・フュルト)
90分 ビュロウ(1860ミュンヘン)

◆柴崎、ボランチの秘密兵器として“サプライズ選出”あるぞ!(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140426/jpn14042605030004-n1.html



 ブラジルW杯日本代表メンバー23人の発表(5月12日)を前に、MF柴崎岳(21)=鹿島=の“サプライズ選出”の可能性が浮上したことが25日、分かった。これまで国際Aマッチ出場はないが、協会内で高く評価されており、不安要素の多いボランチの一角に、“秘密兵器”として食い込む様相だ。また、FW川又堅碁(24)=新潟=も候補に挙がっていることも判明した。

 26日の広島とのJ1上位対決に向け、MF柴崎はこの日、茨城・鹿嶋市内でボールを使わず軽めの調整を行った。取材には応じずにクラブハウスから引き揚げたが、ブラジルW杯での“サプライズ選出”の可能性が浮上した。

 「サプライズは2人くらいあるんじゃないか」

 日本協会幹部が明言した。2006年ドイツW杯のジーコ・ジャパンではFW巻誠一郎(33)=現J2熊本=が、10年南アフリカW杯の岡田ジャパンではGK川口能活(38)=現J2岐阜=が選出され、驚きを与えた。そして今回、柴崎がボランチの“秘密兵器”候補として名前が挙がっている。

 柴崎は代表戦の出場経験こそないものの、今月上旬に千葉県内で行われた代表候補合宿では正確なパスや視野の広さなどで存在感を発揮。昨年7月の東アジア杯(韓国)は体調不良で参加を辞退したが、別の協会幹部が「柴崎を連れてこれなかったのは痛い」と周囲に漏らすなど、協会内では以前から高い評価を受けていた。

 ボランチは2月に右膝を再手術したMF長谷部誠(30)=ニュルンベルク=の回復具合が不透明。またレギュラーのMF遠藤保仁(34)=G大阪=も高年齢で体調面でのリスクがつきまとうため、まだメンバーは流動的とみられる。そこで長短のパスを自在に操る柴崎は得点を必要としている場面での起用が有効で、W杯では後半から切り札として投入される姿が見られるかもしれない。

 「代表は特別な場所。今からメンバーに入ることは難しいかもしれないが、逆に燃えている」と話していた柴崎。運命のメンバー発表は5月12日。大逆転の選出に向け、残されたJ1の5試合に全力を注ぐ。

柴崎 岳(しばさき・がく)

 1992(平成4)年5月28日生まれ、21歳。青森・野辺地町出身。青森山田高2年時の2009年度全国高校選手権で準優勝。11年に鹿島入団。同年4月の福岡戦でリーグ戦初出場、12年10月のFC東京戦で同初得点。同年にナビスコ杯MVPとJリーグ・ベストヤングプレーヤー賞を受賞。同年2月にA代表に初選出(不出場)。昨年7月に代表復帰も体調不良で辞退。J1今季8試合1得点、同通算86試合4得点。1メートル75、64キロ。

◆【鹿島】植田、リーグ初先発「やっとチャンスが来た」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140424-OHT1T50260.html

 鹿島のU―21日本代表DF植田直通(19)がアウェーの広島戦(26日)でリーグ初先発することが24日、濃厚になった。この日の練習で主力組に入った。DF青木の出場停止を受けた起用で、プロ2年目のホープは「やっとチャンスが来た。アピールするには(2連覇中の広島は)一番いい相手だと思う。結果を求めていきたい」と意気込んだ。

 広島のエースFW佐藤はJ1通算得点を138点とし、FWカズ(横浜C)の139点まであと1点に迫っている。佐藤は記録に並んだ時に「カズダンスをする」と公言。センターバックで植田とコンビを組むDF昌子は「見たくない」と佐藤のカズダンスを封じる構え。得意の高さで「ゴールも狙いたい」と語る植田と2人で、アウェー完封勝利を狙う。(内田 知宏)

◆鹿島 異例の自由調整、セレーゾ監督「蓄積された疲労考慮」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/26/kiji/K20140426008041860.html

 鹿島は26日の広島戦へ向けて異例の自由調整を行った。クラブ関係者によるとトニーニョ・セレーゾ監督が「蓄積された疲労を考慮して」決めたという。ベンチ入りメンバーはグラウンドには現れず、室内で体幹トレをする選手もいればケアだけで切り上げる選手もいた。

 広島戦から5月10日の川崎F戦まで15日間で5試合をこなす厳しい日程。MF土居は「来週以降のことも考えているのでは」と意図をくみ取り、MF遠藤は「僕はボールに触らなくても大丈夫」と自信を見せた。

◆広島、勢いでホーム3連勝だ/広-鹿9節(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp1-20140426-1290937.html

<J1:広島-鹿島>◇第9節◇26日◇Eスタ

 19時キックオフ。

 【広島】史上2クラブ目のリーグ3連覇を狙う広島は唯一3連覇を成し遂げた鹿島をホームに迎える。現在2位。鹿島は4位で上位対決となる。前節の新潟戦では苦戦しドロー。シュート数もわずかに1本で攻撃の流れをつかめなかった。だが23日のACL1次リーグ最終戦ではホームにセントラルコーストを迎えて勝利。初の決勝トーナメント進出を決めた。勢いそのままに今季ホーム3連勝を狙う。

◆【J1第9節直前情報 広島vs鹿島】注目の上位対決、広島はACLから中2日の連戦をどう戦うか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140425/184912.html

3月の月間MVPを受賞した広島の塩谷 [写真]=Getty Images


■サンフレッチェ広島 チームは公式戦9戦無敗、ACLでも主力は温存

 広島にとって、鹿島は間違いなく相性の良い相手である。昨年の最終節ではカシマスタジアムで2-0と勝利してリーグ連覇を達成。天皇杯でも、やはりカシマスタジアムで3−1と完勝し、昨年の公式戦における対戦成績は2勝1分で、5戦連続で対鹿島戦無敗を続けている。また、2009年のJ1復帰以降はホームで負けなし。現在、公式戦9戦連続で無敗を維持し、順調に戦績を積み重ねている。

 もちろん、ACLから中2日という過密日程は、ターンオーバーで選手をやりくりしているとはいえ、疲労が蓄積していることは間違いない。切り札・ミキッチもけがで出場は難しく、広島戦の準備のために1週間を費やすことができた鹿島に対し、広島はリカバリーが精一杯。ボールを動かし、コンビネーションを確認しながら鹿島対策を煮詰めることはできていない。そこは間違いなく不安材料だろう。

 まして、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督に「開幕前の監督会議で『お前たちには絶対に負けない』と本気で言われたんです」と森保一監督が述懐するほど、広島戦に並々ならぬ闘志を燃やしている。広島にとって厳しい試合になることは間違いあるまい。

 ただ、佐藤寿人や森崎和幸、千葉和彦らがACLの試合出場を回避し、休養十分で鹿島戦に臨めることはプラス材料として挙げておきたい。(紫熊倶楽部 中野和也)


■広島予想スタメン

3-4-2-1

GK
1 林卓人

DF
33 塩谷司
5 千葉和彦
4 水本裕貴

MF
18 柏好文
6 青山敏弘
8 森崎和幸
27 清水航平
9 石原直樹
10 高萩洋次郎

FW
11 佐藤寿人


■鹿島アントラーズ 連敗中だが攻撃陣は好調、準備も万端

 現在リーグ戦2連敗中の鹿島は、前節の神戸戦に続いて上位との決戦に臨む。対するのは2年連続でリーグを制している広島だ。リーグ中断前まで上位争いを続けるためには負けられない一戦である。

 ただ、前節で青木剛が退場処分を受けて今節は出場停止。代わりに植田直通が先発すると予想される。昌子源とはナビスコ杯でコンビを組んでいるが、その際も守備バランスは決して良くなかった。可変システムを使う広島にどこまで通用するかが勝敗を分けるだろう。昨季は、リーグ戦だけでなく天皇杯でも広島と対戦したが、1分2敗と分が悪かった。特に、リーグ最終節では完敗し、目の前でリーグ連覇を果たされた悔しさがある。その借りを返したいところだ。

 頼りになるのが攻撃陣だ。連敗中とはいえ、攻撃の質は試合毎に高まっている。新潟戦、神戸戦は決定力不足に泣かされて敗れたものの、相手よりも多くのチャンスを作り、一つでもゴールが決まっていれば圧勝していてもおかしくない内容だった。なかでも、土居聖真と柴崎岳のセンターラインは絶好調を維持している。彼ら二人が躍動した時、堅守を誇る広島を相手にしても、持ち前の攻撃力が発揮されるだろう。

 さらに、広島はミッドウィークにACLを戦っているが、鹿島は準備に十分な時間を割くことができた。相手を上回る運動量で試合を支配したいところだ。(田中滋)

■鹿島予想スタメン

4-2-3-1

GK
21 曽ヶ端準

DF
24 伊東幸敏
23 植田直通
15 昌子源
16 山本脩斗

MF
20 柴崎岳
40 小笠原満男
25 遠藤康
28 土居聖真
33 カイオ

FW
11 ダヴィ

◆【J1:第9節 広島 vs 鹿島】プレビュー:「絶対に負けない」と闘志に満ちたトニーニョ セレーゾ。憧れの存在との対決に燃える森保一。指揮官の情熱が勝負を熱くスパークさせる。(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171546.html

4月26日(土)J1 第9節 広島 vs 鹿島(19:00KICK OFF/Eスタ)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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F東京とホームで闘い、北京遠征に出て、アウェイの新潟。そしてホームに戻ってACLのグループリーグ最終節を闘い、土曜日には鹿島戦。長距離移動と中2日(F東京→北京は中3日だが、1日は長距離移動日)が続くこの日程は、ある広島担当記者が「労働基準法的にどうなんですか」と聞いてくるほどの厳しさだ。Jでは優勝候補と戦い、ACLは決勝トーナメントを争う。常に緊迫感に満ちた試合を繰り返し、緊張から緩和へと向かう余裕もない。
実際、常に同じ選手で闘うことの難しさは、新潟戦での広島のパフォーマンスが明白に証明している。水曜日に行われたACL最終節、森保一監督は新潟戦の先発から5人を入れ替えた。しかも、エース・佐藤寿人や攻守の中心である森崎和幸をベンチからも外す思い切った処置。「批判は覚悟の上」と指揮官は決断を振り返るが、もし結果がついてこなかったら「ACL軽視」と指弾されたはずである。

今季、広島はJとACLで常に、メンバーを大きく変えて闘っている。最終ラインは水本裕貴・千葉和彦・塩谷司に加え、ファン ソッコも合わせた4人で連戦を乗り切った。もっとも運動量を必要とするワイドは両サイドで5人。1トップ2シャドーは先発で起用されてきた4人に加えて森崎浩司が復帰し、浅野拓磨も継続的に使われている。そしてボランチは青山敏弘こそ固定だが、森崎和と柴?晃誠をローテーションで起用。この采配がコンディションをギリギリで維持し、それがACLのグループリーグ突破につながった。「多くの選手を起用することでチームの選手層が厚くなった」と、メディアも高く評価。もちろん、それぞれのクオリティや個性の違いはあるが、誰が出場してもチームとしてのコンセプトを表現できるようになったことが、ここまでの結果につながっている。

実際、明日の試合も誰が起用されるのか、わからない。佐藤や森崎和、さらに千葉ら水曜日の試合を回避できた選手たちは、満を持して登場してくるだろうが、たとえば青山や石原直樹、高萩洋次郎や塩谷といった北京からセントラルコーストまでの3試合全てに出場している選手たちは、果たしてどうなのか。アウェイでの鳥栖戦という厳しい戦いが待っていることを考えると、彼らの起用法に指揮官が慎重になっても不思議ではない。

一方、この1週間を広島戦の準備に使うことができた鹿島も、CBの青木剛が出場停止という悩みを抱えている。かわりに入るのは、実績のある山村和也か、それとも19歳の植田直通か。ただ、深謀遠慮なトニーニョ セレーゾ監督のことである。誰が入ってもチームとしての守備が機能するよう、細心の準備を施しているだろう。
今の鹿島は新潟・神戸と連敗中。この2試合で5失点と、鹿島らしくない戦績である。アウェイで守備の堅い広島に勝利するためにも、まずは失点しないことが絶対条件。この準備期間でチームとしての組織的守備の確認を行っただろうことは、想像に難くない。ただ、日本代表候補の昌子源とU-21日本代表の植田がCBコンビを組んだとすれば、肉体の強さで圧倒できる可能性もある反面、狡猾な広島の1トップ2シャドーに若いCBが振り回される可能性もゼロではない。そこは、周囲の経験ある選手たちがしっかりとサポートしなければならないはずだ。

一方、広島とすれば、やはり柴崎岳や小笠原満男のクオリティをどう封じ込めるかが勝利の鍵になる。もちろん、ダヴィという巨大な存在もあるが、北京国安のゲロンとの対戦経験がダヴィ対策の一環として有効だろう。だが、柴崎や小笠原のような攻撃の質の高いアイディアのあるボランチが2枚もそろっているチームは、やはり特別だ。彼らから出る1本のパスで局面はガラリと変わるし、ポゼッションからスイッチを入れる役割も果たす。もし、二人が自在にパスを出し入れする状況になってしまうと、遠藤康や土居聖真ら若いアタッカーたちが躍動し、広島は窮地に追い込まれる。「パスの出所を抑えろ」は守備の鉄則だが、鹿島に対しては特にその意識を強く持つ必要がある。
「実は今季の監督会議で、トニーニョ セレーゾ監督から『おまえたちには、絶対に負けない』と本気で言われたんです」と森保監督は振りかえる。ブラジル史上に残る「黄金の四人」の一人であり、鹿島に三冠をもたらした名監督にとって、昨年最終節の広島戦で完敗、ホームで優勝の歓喜を見せつけられた光景は、今も忘れられないのだろう。そんな指揮官の思いがそのまま鹿島の選手に伝播し、強い気持ちで広島に乗り込んでくることは疑いない。
一方の森保一にとって敵将はかつて同じボランチとして憧れ続けた存在。その偉大な男に強烈なメッセージをぶつけられた喜びが闘志と変換。勝利への希求は大きく燃えている。

闘志と闘志、クオリティとクオリティが激しくぶつかりあうこの対決。面白くならないはずがない。

以上

2014.04.25 Reported by 中野和也

2014年4月25日金曜日

◆シャルケ 内田と契約延長へ!17年6月までとなる見通し(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/25/kiji/K20140425008035810.html

 日本代表DF内田がシャルケとの契約を17年6月まで2年間延長する可能性が高くなった。24日発売のドイツ誌キッカーが報じた。

 15年6月まで契約を結んでいる内田を高く評価するクラブは既に契約延長へ動いており、内田もサインする見通しという。右太腿肉離れと腱損傷からの復帰を目指す内田は、来週にもチームに合流。順調なら5月10日の今季最終戦でメンバー入りする可能性もある。

◆シャルケ内田の契約延長へ ドイツ専門誌が伝える(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2014042401001633.html

 【ケルン(ドイツ)共同】24日付のドイツのサッカー専門誌キッカーは同国1部リーグのシャルケが日本代表DF内田篤人との契約を2017年夏まで2年間延長する意向で交渉中と報じた。

 右太もも負傷で戦列を離れている内田の現在の契約は来年夏まで。同誌は「信頼できるプロのかがみとして高く評価されており、クラブのアジア戦略の広告塔でもある」と背景を説明した。ペルー代表MFファルファンも残留の見通しと伝えた。

◆鹿島 広島戦で19歳DF植田がリーグ初先発へ!(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/25/kiji/K20140425008035860.html

J1第9節 鹿島―広島 (4月26日 Eスタ)

 鹿島はDF青木の出場停止を受けて、広島戦で19歳のU―21代表DF植田がリーグ初先発する可能性が高くなった。

 紅白戦では日本代表候補DF昌子とコンビを組んで連係確認。「やっとチャンスが来た。同級生で出ている選手もいるし悔しい思いをしてきた。広島はアピールするには一番良い相手」と中学時代にテコンドーで日本一に輝いたファイターは早くも鼻息が荒い。チームは現在2連敗中。王者を止めて再び上昇気流に乗せる。

2014年4月24日木曜日

◆鹿島のダヴィが神戸戦で決めた珍ゴール、海外メディアが反応(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20140423/184450.html

 19日に行われたJ1第8節で、鹿島アントラーズのFWダヴィがヴィッセル神戸を相手に決めたゴールを、海外メディアが報じている。

 神戸が3-2で逆転勝利を収めた一戦で、ダヴィは1-1で迎えた54分、鹿島の2点目を記録。ダヴィがスルーパスに反応すると、副審が旗を上げ、両チームの選手は動きを止めた。しかし、主審が笛を吹かなかったため、インプレーの状態が継続。神戸GK山本海人が前方へ蹴り出したボールをダヴィが拾い、無人のゴールへシュートを流し込んだ。

 オランダメディア『HLN.be』は22日、動画とともにダヴィのゴールを紹介した。「ダヴィは明らかに(最終)ラインから飛び出していて、近くにいた副審が旗を上げた。それに対する反応は典型的なもので、ダヴィは不満げな表情を浮かべ、DFの選手たちはプレーを止めた」と、状況を説明したうえで、「しかし、サッカーのルールを考えれば、主審が笛を吹いた時にだけ、試合(プレー)は止まる」と、記述。山本が蹴り出したボールを拾ったダヴィについて、「このブラジル人FWは、喜んでプレゼントを受け取り、ボールをゴールに流し込んだ。おそらく、彼のキャリアにおいて最も簡単なゴールだっただろう」と、伝えた。

 また、ベネズエラメディア『Entorno Inteligente』も、22日付けの記事でダヴィのゴールを報道。「Jリーグにおける大失敗」との見出しで、「GK山本がフリーの状態でボールに触れたと主審が解釈したため、ダヴィにボールが渡った時にも、プレーは続行していた」と、状況を伝えている。

2014年4月22日火曜日

◇ACL決勝は再び一発勝負か(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140419-1287494.html

 Jリーグ強化担当者会議が18日、東京・JFAハウスで行われた。

 日本協会の原博実専務理事(55)は、15年と16年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦が、ホームアンドアウェー方式から以前行われていたように、一発勝負になる計画があることを明かした。16日のアジア・サッカー連盟理事会などで討議されたという。「検討中のことだと聞いているが、15年と16年は決勝戦と決勝トーナメント1回戦が、一発勝負になる可能性があるという情報を得ている」と話した。

◆ザックJに朗報!内田 W杯“間に合う”リーグ最終戦出場目指す(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/04/22/kiji/K20140422008020350.html



 右太腿肉離れと腱損傷でリハビリを続けるシャルケの日本代表DF内田篤人(26)が来週明けにチームの全体練習に合流する方針であることが21日、分かった。クラブ関係者によれば、すでにチーム練習にも部分合流するまで回復。順調ならば5月10日の今季最終戦ニュルンベルク戦までにメンバー入りすることも視野に入ってきた。

 6月のW杯ブラジル大会を前にザックジャパン不動の右サイドバック(SB)が完全復帰を果たす見通しとなった。クラブ関係者によれば右太腿肉離れ、腱の損傷を負った内田が来週明けの28日にもチームの全体練習に完全合流する予定。順調なら、5月10日の今季リーグ最終戦となるニュルンベルク戦までにベンチ入りすることも視野に入れているという。

 内田は2月9日のハノーバー戦で右太腿を負傷。緊急帰国して受けた精密検査では新たに腱の損傷まで発覚し、一時は目の前が真っ暗になった。3月下旬までは都内の国立スポーツ科学センターでリハビリ。ようやく普通に歩けるようになった後、ドイツに戻り理学療法などを続けた。日本代表の医療スタッフと日々連絡を取り合い、復活の日を目指してきた。

 4月中旬までは腫れや痛みも完全には消えていなかった。再発すればW杯は絶望となるためリハビリは慎重を極めた。それでも、17日にはクラブ公式の交流サイトに「リハビリは順調。チームにもじきに合流できるのが楽しみ」とコメント。そして、ようやく全体練習合流のメドがついた。

 日本代表にもこれ以上ない朗報だ。ザッケローニ監督は7~9日に国内組合宿を実施した。今井(大宮)、塩谷(広島)らJ1でも成長著しい若手を右サイドバックとしてテスト。内田が間に合わなかった場合に備え、代役を模索する状況だった。内田は「W杯はサッカー人生でも大事なポイント。無理のしどころ」と話す。完全復活はもう目前。ザックジャパンの不安材料が一つ、解消されそうだ。

 ≪今年に入りゲガ人続出≫日本代表は今年に入り、主力クラスのケガ人が続出している。ニュルンベルクのMF長谷部は1月に右膝半月板を損傷、2度の手術を経て現在も国内でリハビリを続けている。サウサンプトンのDF吉田は先月25日、練習中に左膝じん帯を損傷し全治6週間と診断された。またACミランのMF本田は10日の練習中に左足首を捻挫、2戦連続で欠場中だが、復帰は近そうだ。G大阪DF今野は12日のC大阪戦で左膝を負傷し途中交代も、打撲と診断され、19日の大宮戦で途中出場し、決勝点を決めた。

2014年4月21日月曜日

◇W杯とアジア杯の1次予選が統合、次回アジア杯よりシード権も廃止(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?136995-136995-fl



 アジアサッカー連盟(AFC)は16日の理事会でアジア杯の出場チーム数を2019年大会から8チーム増やし、24チームで行うことを決定した。また、アジア杯の1次予選と2018年ロシアW杯のアジア1次予選を統合。この予選を勝ち抜いた12チームが、2019年のアジア杯本大会とW杯アジア最終予選に進出する。

 この日、報道陣の取材に応じた原博実専務理事兼技術委員長は現時点で決まっているレギュレーションの詳細を説明。それによると、現在、47の協会がAFCに加盟・準加盟しているが、予備予選などの形でまず47チームを40チームに絞ったうえで、5チームずつ8組に分かれたW杯兼アジア杯1次予選をホーム&アウェー方式で行う。

 この各組1位8チームと、各組2位の成績上位4チームの計12チームがW杯アジア最終予選とアジア杯本大会に出場。それ以外の上位24チームがアジア杯最終予選に回り、本大会に出場する残り12枠を争う。

 W杯アジア最終予選に進出するチーム数は、前回までの10チームから12チームに増加。ブラジルW杯アジア最終予選は10チームが5チームずつ2組に分かれて争われたが、ロシアW杯アジア最終予選では6チームずつ2組に分かれ、ホーム&アウェー方式で行われる。

 2011年のアジア杯では上位3チームに次回アジア杯のシード権が与えられ、日本は優勝したことで来年1月にオーストラリアで開催されるアジア杯への予選が免除されたが、今回のレギュレーション変更により、シード権は廃止。来年1月のアジア杯で上位に入ったとしても、2019年のアジア杯にはW杯予選を兼ねた1次予選から参加する。

(取材・文 西山紘平)

◆1860ミュンヘン大迫勇也「チャンスで決めればもっと良くなる」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/wc/20140420/183620.html


試合終了間際までプレーした大迫勇也 [写真]=原田亮太


 ブンデスリーガ2部の第31節が19日に行われ、日本代表FW大迫勇也の所属する1860ミュンヘンはビーレフェルトと対戦し、2-1で勝利。連敗を3試合で止めた。

 先発出場して試合終了間際の90分までプレーした大迫は、4試合ぶりの勝利について、「前半は上手くパスが繋がらず、後半からトップ下でやりましたけど、上手くチームをスムーズに運ばせることはできたかなと思いますけど。あとはチャンスがあったので決めることができればもっと良くなるんじゃないですか」と振り返った。

 トップ下でのプレーに関しては、「(中盤のパス回しを)スムーズにしてくれということだったから。あそこ(中盤)で受ける人がいなかったので、僕が受けてそこからゴール前に入って行くイメージでやりましたけど、今日みたいなのを続けるしかないなと思いました」とコメント。「受けてもバックパスしかなかったし、縦パスが入らなかったから、あそこで取られてもいいから縦パスを入れないとダメかなと思う」と語った。

 次節はアウェーでグロイター・フュルトとの対戦となるが、「ポジションはどこで出るか分かんなくなりましたけど、トップ下でもあそこで受けてゲームを作ってからというイメージはあるので楽しみですけどね」と意気込みを口にした。

◆【J1:第8節 鹿島 vs 神戸】レポート:電光石火の逆転劇!神戸が暫定ながらもクラブ史上初の首位に立つ!(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00171280.html

4月19日(土) 2014 J1リーグ戦 第8節
鹿島 2 - 3 神戸 (15:04/カシマ/11,952人)
得点者:7' 遠藤康(鹿島)、25' チョンウヨン(神戸)、54' ダヴィ(鹿島)、67' マルキーニョス(神戸)、69' 小川慶治朗(神戸)
☆クラブ対抗totoリーグ第1ターン開催中!
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試合前、カシマスタジアムは特別な雰囲気に包まれていた。選手紹介の締めくくりに聞き慣れた声が響く。
「今日も頼むぜ!勝利の原動力、NO.12!アントラーズサポーター!」
それは、21年間カシマスタジアムのスタジアムDJとして活躍し、先日、急逝されたダニー石尾さんの声だった。サポーターがその声を応える。ゴール裏から一糸乱れぬ声援を選手に送ると、アントラーズの選手たちはキックオフ直後から勢いよく飛び出した。
7分には早々に遠藤康が先制点を奪い、なおも連続して神戸のゴールへと襲いかかる。一体いくつのゴールが生まれるか、と思えるほど、遠藤を中心にした右サイドの攻撃は多彩であり、土居聖真のドリブルや柴崎岳の攻撃参加に、神戸の守備陣は翻弄されるばかりだった。

しかし、決めるべきときに決めておかなければ、そのツケがあとになって必ず巡ってくるのがサッカーの怖いところ。両チーム1点ずつを加えて2-1となっていた65分、FKを増川隆洋と競り合った青木剛が、ジャンプしながらバランスを崩したときに左手でボールを弾いてしまう。これがハンドの判定となり神戸にPKが与えられ、さらに前半で1枚警告を受けていた青木は、2枚目のカードを受けて退場。このPKをマルキーニョスがしっかりと決め、67分に神戸が同点に追いつき、さらに1人多い有利な状況となるのだった。

センターバックの一角を欠いた鹿島は、山本脩斗が左センターバックに入り、左サイドバックには柴崎岳が移って4バックを維持する。しかし、一度変わった試合の流れを急造バックラインでは押しとどめられない。同点弾からわずか2分後、マルキーニョスのクロスに小川慶治郎が飛び込み、神戸があっという間に逆転に成功して試合をひっくり返した。
交代が遅れてしまったことも鹿島にとっては痛かった。退場処分が下されたあと、すぐに山村和也が呼ばれたが、その前にルイス・アルベルトと小笠原満男を交代させようとしていたトニーニョ セレーゾ監督に迷いが生じ、山村がピッチに入ったとき、時計は70分まで進んでしまっていた。
「ボールスピードの方が僕の判断スピードよりも速かった」
セレーゾ監督も時間がかかったことを認めていた。

ダニー石尾さんへの追悼以外にも、この日の試合は2位と3位の直接対決。1位の広島の試合が日曜開催のため、勝ったチームは一時的に首位に立てる試合だった。しかし、鹿島としては痛恨の逆転負けで今季3敗目。その全てをホームで喫しており、前節新潟戦からの流れを止めることができなかった。青木剛を欠いた最終ラインをまとめきれなかった昌子源は、「人生で一番悔しい。広島の優勝を見たのと、この試合は一番悔しい」と涙を飲んだ。
勝利した神戸は、実に15年ぶりに鹿島とのアウェイ戦で勝利。2012年の開幕戦後を除くと、97年のJ1初昇格からクラブ史上初めて、暫定的ながらも首位に立った。

以上

2014.04.20 Reported by 田中滋

2014年4月20日日曜日

★2014年第8節(vs神戸・カシマ)

2014年4月15日に亡くなったダニー石尾さんの為にも絶対に勝ちたかった試合ですが、退場者を出し、逆転されての悔しい敗戦。この悔しさをバネに最後の最後にダニーさんと一緒に笑えるように、頑張って行きましょう!





























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