日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年12月8日木曜日
◆手負いのエースが途中出場で決勝ヘッド!金崎「こういう情けない戦いは…」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?204976-204976-fl
[12.8 クラブW杯1回戦 鹿島2-1オークランド・シティ 横浜]
頼れるエースが最後に決めた。鹿島アントラーズは後半5分にセットプレーから先制を許す苦しい展開。それでもFW赤崎秀平、FW金崎夢生とアタッカーを立て続けに投入すると、後半22分に赤崎のゴールで追いつき、試合終了間際の後半43分に金崎が決勝点を奪った。
DF山本脩斗の左クロスをファーサイドのFW土居聖真が頭で折り返したボールに金崎が競り勝ち、ヘディングシュート。「(土居)聖真がいい折り返しをくれた。うまく入ってよかった」。Jリーグチャンピオンシップ決勝第2戦の浦和戦(2-1)で逆転の2ゴールを決めた金崎だが、第1戦で負傷した左足首痛の影響で前日まで別調整が続いていた。
「足の状態もまずまずということで、時間、内容を見ながら(金崎を)使うタイミングを計っていた」という石井正忠監督。スーパーサブとしての起用は試合前からイメージにあったが、「(先制されて)点を取りに行くしかない状態だった。思っていたよりは(投入が)早くなった」と、予定よりも早いタイミングでの投入だった。
それでも、限られた時間できっちりと結果を残すところがエースたるゆえん。ベンチから見ていた前半はもどかしさしかなかった。「流れを変えたかったし、こういう情けない戦いは(日本を)代表してプレーする限りやってはダメ。しっかり気を引き締めてやりたい」と厳しい表情で言った。
「行けるところまで行きたいと思っているし、開催国代表として、責任を持って全力でプレーしたい」。年間勝ち点3位からチャンピオンシップを制して“下剋上V”を成し遂げたJリーグ王者。“手負い”のエースはその誇りに懸けて、一つでも上を目指して戦い抜く覚悟だ。
(取材・文 西山紘平)
◆クラブW杯開幕!! 鹿島、苦しめられるも…オークランドに逆転勝利で初戦突破(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?204969-204969-fl
[12.8 クラブW杯1回戦 鹿島2-1オークランド・シティ 横浜]
FIFAクラブワールドカップ2016の1回戦が8日、横浜国際総合競技場で行われ、開催国代表で、初出場となるJリーグ王者の鹿島アントラーズが6年連続8回目の出場となるオセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)と対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は後半5分にオークランドが先制するも、同23分と同42分に得点を奪った鹿島が2-1の逆転勝利を収めた。準々決勝に駒を進めた鹿島は11日に市立吹田サッカースタジアムでアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)と対戦する。
鹿島は3日に行われたチャンピオンシップ決勝第2戦浦和戦から先発1人を入れ替え、FW金崎夢生に代わってFWファブリシオがスターティングメンバーに名を連ねた。
序盤から鹿島がボールを保持して試合を進めるが、オークランド守備を攻略し切れずになかなか好機を創出できない。前半17分にはオークランドにシュートまで持ち込まれるが、左サイドから送られたクロスの流れから放ったFWエミリアーノ・タデのシュートはGK曽ヶ端準がきっちり処理して先制を許さなかった。
その後は鹿島もゴールに迫るものの、同25分にMF柴崎岳のサイドチェンジを受けたMF遠藤康のシュートは距離を詰めたGKエニャウト・スビカライに阻まれ、同35分にはDF山本脩斗のクロスからFW土居聖真が狙うも相手選手にブロックされる。さらに同43分にはドリブルで切れ込んだ土居が左足シュートを放ったが、スビカライの守備範囲に飛んでネットを揺らすには至らなかった。
0-0のまま後半を迎えると、後半5分にオークランドが先制に成功する。右サイドでFKの好機を得ると、ダデが蹴り出したボールをDFキム・デウクがヘディングで叩き込み、スコアを1-0とした。1点のリードを許した鹿島は同9分、ファブリシオに代えてFW赤崎秀平、同17分にはMF小笠原満男に代えて金崎を投入して流れを変えようと試みる。
すると後半23分、MF遠藤康とのワンツーからPA内に進入したMF永木亮太の折り返しを赤崎が右足シュートで沈め、鹿島が試合を振り出しに戻す。勢いに乗った鹿島は直後の同24分に赤崎がドリブル突破からのシュートで、さらに同25分には土居のクロスから永木がダイレクトボレーでゴールを脅かすが、ともにボールはわずかにゴール左に外れてしまう。
勝ち越しゴールを狙う鹿島は後半38分、遠藤に代えて最後のカードとなるMF中村充孝を投入。すると同43分、左サイドを突破したDF山本脩斗のクロスをファーサイドの土居が折り返すと、金崎がヘッドで押し込んでついに逆転に成功した。その後はオークランドの反撃をしのぎ切り、鹿島が2-1の逆転勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)
◆鹿島が逆転でクラブW杯開幕戦を制す!途中出場の赤崎&金崎弾でオークランド撃破(サッカーキング)
https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161208/524965.html?cx_cat=page1
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016開幕戦が8日に行われ、開催国代表の鹿島アントラーズとオセアニアサッカー連盟代表のオークランド・シティが対戦した。
鹿島は2016明治安田生命J1リーグで年間勝点3位に終わったものの、チャンピオンシップで川崎フロンターレ、浦和レッズを下して年間王者に輝き、クラブW杯の出場権を獲得。先発メンバーにはDF昌子源やMF永木亮太、MF柴崎岳、FW土居聖真らが起用され、FW金崎夢生はベンチスタートとなった。
対するオークランド・シティは同大会の常連で、今回が6年連続の出場。そのうち過去4大会を経験しているDF岩田卓也が左サイドバックでスターティングメンバーに名を連ね、5大会連続のクラブW杯出場を果たした。
立ち上がりからボールを保持してチャンスをうかがう鹿島だが、なかなかシュートまで持ち込めない時間が続くと、逆にオークランド・シティがチャンスを作る。17分、左サイドからライアン・デフリースがクロスを上げ、ファーサイドでフリーとなっていたエミリアーノ・タデが左足でボレー。しかし、ここはGK曽ヶ端準の正面に飛んだ。
鹿島は25分、左サイドの柴崎からクロスが入ると、DFがクリアしきれなかったボールがペナルティエリア内右の遠藤康に渡る。だが、右足のシュートはGKに阻まれてしまった。
42分にはエリア手前中央でドリブルを仕掛けた土居がDFをかわして左足で狙ったが、このシュートはGKの正面。結局、スコアレスのまま前半を折り返した。
試合が動いたのは後半立ち上がりの50分。オークランド・シティが右サイドでFKを獲得し、タデがゴール前にクロスを供給。このボールにキム・デウクがヘディングで合わせ、ネットを揺らした。
先制された鹿島は54分、ファブリシオに代えて赤崎秀平を投入。62分には小笠原満男を下げて金崎をピッチへ送り出した。
すると67分、遠藤とのパス交代で永木がエリア内右に侵入し、マイナス方向に折り返す。これをフリーの赤崎が右足でゴール左に流し込み、鹿島が同点に追いついた。
逆転を狙う鹿島は69分に赤崎、70分に永木がシュートチャンスを迎えたが、決めきることはできない。
だが、1-1のまま迎えた87分、鹿島が試合をひっくり返す。左サイドからのクロスをファーサイドの土居がヘディングで折り返し、最後はゴール前の金崎が頭で押し込んだ。
土壇場で勝ち越した鹿島はオークランド・シティに反撃を許さず、試合はこのまま2-1でタイムアップを迎え、J1王者・鹿島が逆転勝利を収めた。
準々決勝に駒を進めた鹿島は、11日にアフリカサッカー連盟代表のマメロディ・サンダウンズと対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 2-1 オークランド・シティ
【得点者】
0-1 50分 キム・デウク(オークランド・シティ)
1-1 67分 赤崎秀平(鹿島)
2-1 87分 金崎夢生(鹿島)
◆FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 第1ラウンド(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51932
FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 第1ラウンド
赤崎と金崎のゴールで逆転!鹿島、クラブワールドカップ初戦突破!
ついに、世界での戦いが始まった。FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016、開幕戦。ニュージーランドの雄、オークランド・シティーFCと対戦した鹿島は、後半立ち上がりに先制ゴールを許したものの、67分に赤崎、88分に金崎と、途中出場のアタッカー2人がゴールネットを揺らして逆転に成功し、2-1と勝利を収めた。
鹿島は5日前、魂の90分間を経て、埼玉で歓喜の夜を迎えた。J1チャンピオンシップ決勝第2戦、浦和レッズ戦。「2点以上を奪って勝つ」というミッションを課された選手たちは、7分に奪われた先制点の後も動じることはなかった。40分に金崎のダイビングヘッドで同点に追い付くと、77分には鈴木がPKを獲得。金崎がゴール左隅へ突き刺し、逆転に成功した。2-1。会心の勝利で、7年ぶり8回目となるJ1制覇の瞬間を迎えた。
あれから2日後。選手たちは次なる目標へ向けて走り始めていた。歓喜のホイッスルは、世界への切符を掴み取った瞬間でもあったのだ。FIFクラブワールドカップ ジャパン 2016出場権、獲得。開催国王者としての誇りを胸に、チームは横浜でトレーニングを積んだ。厳しいスケジュールに身を置いても、世界大会に臨む高揚感が選手たちを突き動かす。山本は「とにかく楽しみ」と、期待感を語っていた。
指揮官は浦和戦から先発メンバーを1名変更。痛みを抱えながらも2ゴールを挙げて優勝の立役者となった金崎をベンチに置き、ファブリシオを前線に起用する。コンビを組むのは土居、2列目には柴崎と遠藤。ボランチは永木と小笠原のペアで、最終ラインは右から、西とファン ソッコ、昌子、山本が並ぶ。そして最後尾には曽ケ端が立ちはだかる。今大会は23名が登録されており、残り12選手全員がベンチ入り。GKの櫛引と川俣、ブエノ、植田、伊東、中村、三竿、杉本、金崎、平戸、赤崎、鈴木が控える。
横浜国際総合競技場は穏やかな青空に包まれ、ワールドカップの開幕を待っていた。開催国王者のサポーターは、平日夜のゴール裏スタンドをアントラーズレッドで染めた。この舞台に立つ喜びと誇りを歌い上げる背番号12に鼓舞された選手たちが、身体に熱を送り込んでいく。
19時30分、キックオフ。立ち上がりから鹿島がボールキープ率を高め、相手を押し込んでいく展開とあった。オークランド・シティーFCは全選手が自陣に引いてブロックを形成し、守備を固める。鹿島は主に右サイドでの細かいパス交換で打開を図っていった。
ただ、なかなか効果的な縦パスを供給できない時間が続いた。相手にボールを奪われても出足の速いプレスでセカンドボールを確保し、ポゼッション率こそ高まったものの、シュートまで持ち込めない。13分には西がスルーパスを繰り出し、ペナルティーエリア内の土居が反応したが、わずかに合わずに相手GKにキャッチされた。25分には左サイドからのパスに遠藤が反応。ペナルティーエリア右側で右足シュートを放ったが、コースを消しに出てきた相手GKに阻まれた。35分には左サイドを駆け上がった山本が柴崎からのパスを受け、中央へクロス。ペナルティーエリア内で待っていた土居が左足ダイレクトで狙ったが、相手DFにブロックされた。
決定機を作るに至らない鹿島。オークランド・シティーFCは機を見たカウンターとセットプレーで反撃に出る。38分以降は相手のセットプレーが続く時間帯もあったが、しっかりと集中力を保って跳ね返した。
前半最後のチャンスは42分、中盤で持ち前のキレを見せた土居がトラップでマークを剥がし、前を向いてドリブル。コースを作り出して左足で放ったミドルシュートは相手GKに阻まれた。0-0。前半はスコアレスで終了した。
後半に入っても、どこか重苦しい雰囲気の中で試合が進んでいく。立ち上がりに圧力を強めたオークランド・シティーFCに押し込まれ、セットプレーのチャンスを続けて作られてしまった。そして50分、均衡を破られてしまった。ペナルティーエリア外からのFKをゴール前へ上げられると、キム デウクにヘディングシュートを決められた。
浦和戦に続いて1点を追う形となった鹿島は、ここから攻撃のギアを上げていく。石井監督は54分、ファブリシオに代えて赤崎を投入。「良い形でのシュートを見せていて、必ず結果につながると思っていた」と、石井監督は交代の意図を明かしている。指揮官の狙い、そして願いはのちに結実することとなる。
攻勢をかけ始めた鹿島は、63分に金崎をピッチへ送り出す。小笠原がベンチへ退き、柴崎がボランチの位置に下がった。この配置転換とオークランド・シティーFCの運動量が低下したことで、鹿島のパス交換はより速度を上げていった。
そして67分、待望のゴールは背番号18がもたらした。ペナルティーエリア右手前から縦パスを入れ、遠藤とのワンツーで抜け出した永木が折り返す。待っていた赤崎は迷うことなく右足を一閃。強烈なグラウンダーのシュートがゴール左隅へと決まった。1年間、苦しいシーズンを過ごしてきたストライカーが、この舞台で輝いた。1-1。赤崎のゴールで、鹿島が同点に追い付いた。
勢いに乗る鹿島は同点ゴール後も波状攻撃を仕掛け、永木のボレーや赤崎のドリブルシュートでゴールを脅かす。いずれも枠を捉えるには至らなかったが、オークランド・シティーFCを押し込む時間が続いた。
1-1のまま、試合は終盤へ。石井監督は84分、3枚目の交代カードとして中村をピッチへ送り出し、攻撃陣を活性化させて逆転ゴールを目指した。守備を固めるオークランド・シティーFCのブロックを打開できない時間が続いたが、選手たちは慌てることなくチャンスを窺い続けた。
88分、ついに2点目が決まった。中盤左サイドでボールを持った柴崎がスピードを上げて縦へボールを持ち出し、タッチライン際の山本へ預ける。山本はドリブル突破を図り、左足でクロス。ファーサイドへ飛んだボールを土居が渾身の力で叩きつけると、最後はゴール前で待っていた金崎が頭で押し込んだ。途中出場のエースが値千金の一撃を決め、鹿島が2-1と逆転に成功した。
ようやくリードを奪った鹿島は、パワープレーを敢行したオークランド・シティーFCに反撃を許さず、試合終了のホイッスルを聞いた。2-1。逆転でクラブワールドカップ開幕戦を制し、2回戦へと駒を進めた。
2回戦は11日、市立吹田サッカースタジアムでアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズと対戦。大阪へ移動して迎える中2日での一戦へ、選手たちは準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・FIFAクラブワールドカップ初出場で、初戦突破を決めた。
・鹿島の大会初ゴールは赤崎が決めた。
・金崎が2試合連続ゴールを決めた。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
オークランド・シティーFC:ラモン トゥリブリエッチ
[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
Q.なかなかギアが上がらないような展開だったが、初戦の難しさか?
A.前半は全体的に身体が重たかったように感じた。後半になったらもう少し動くと思っていた。相手陣内でボールを回していても最終的にシュートまで持ち込む形が少なかった。駆け引きも兼ねて、シュートの意識をもう少し持ったほうが良かった。1点を失ってからギアが上がった形になった。この戦い方を続けていたら、この先で負けてしまう。チームとして修正しながらやっていきたいと思う。
Q.後半の選手交代、金崎選手の投入は予定通りだったか?
A.予定通りではない。足の状態はまずまずといったところ。どのタイミングで投入するか考えていたが、点を取りに行くしかない状況になったので、思っていたよりも早い投入になった。内容を見ながら彼を使うタイミングを計っていた。
Q.チャンピオンシップの疲れが相当残っていたと思うが、コンディショニングは?
A.身体が少し重たそうに見えた。コンディショニングにも少し問題があったかなと思う。この大会に懸ける選手の思いはすごく大きいものがある。気持ちの切り替えはできていたと思うが、身体の部分に少し、影響が出てしまったのかなと感じる。
Q.逆転勝利の手応えと、次戦の相手のイメージについては?
A.勝負強さという部分は、今日も逆転勝利という形で見せられたとは思うが、こういう試合はあまり良くない形。やはり、しっかりと先制をして優位な形で試合を進めることがベストだと思う。そこは納得していない部分はあるが、まずは1試合1試合勝っていかないと先に進めない。自分たちの目標は4試合をやること。次の試合に向けては、期間は2日しかない。なかなか相手チームの試合を分析できていない状況だが、まずは自分たちがやるべきことをしっかりやっていけば勝利に近付けると思う。前半の入り方に注意しながら次の試合に向かっていきたい。
Q.何人かのFWを送り出して勝とうとしたが、延長戦やPK戦の心配は?
A.3人プラス、延長戦になったらもう1人投入できるので、落ち着いて考えていた。ストライカーを投入したのは、点を取る形、特にシュートの意識を持たせること(が狙いだった)。2人はシュートの意識が高いし、赤崎選手は最近のトレーニングで良い形でのシュートを見せていて、必ず結果につながると思っていたので、彼を投入した。
Q.重い試合展開で、どのようにスイッチを入れればゴールに結びつくと考えていたのか?
A.まずはシュートの意識を持たせること。相手をどう引き出すか、裏のスペースをどのように突いていくか、という意識を持たせる話をした。相手の前でボールを動かすことが多かったが、最終的にはDFの背後に動いていかないとゴールに近づけない。そういう部分の話をハーフタイムにして、選手たちがしっかりとやってくれた。
Q.次の試合の相手はスピードの速いクラブだが?
A.立ち上がりの5分、10分への入り方が重要になる。前からプレスに行くのか、相手にスペースを与えないように引いてブロックを作るのか、コーチ陣と考えながら作戦を練っていきたい。前線の選手にスピードがあることはわかっている。前線とボールの出しどころをどう抑えるかがポイントになってくると思う。
オークランド・シティーFC:ラモン トゥリブリエッチ
先制した後)守備的な戦いをするという考えはなかった。鹿島は日本一のチームで、非常に手強かった。できるだけボールポゼッションをしようとしていたが、なかなかうまくいかなかった。人間なので、1点を取った後に少し集中力を欠くということもある。残念ながら敗者となったが、チームの戦い方は良かった。誇りに思う。接戦だったと思う。
選手コメント
[試合後]
【永木 亮太】
後半が始まってセットプレーで失点をしてしまって、点を取りに行くしかないという形になった。前半からボールを回せてはいたけれど、チャンスを作れていなかった。ボランチの位置からでも、自分が攻撃参加しようと思っていた。それをより強く意識した結果、同点ゴールに結びついて良かった。
【曽ケ端 準】
相手のプレースタイルはある程度は事前の情報通りだった。失点の場面はギリギリのところにボールを入れられてしまった。なかなかシュートまで行ける形が少なかったけど、秀平が良い形で決めてくれた。試合をひっくり返すことができて良かった。
【西 大伍】
チャンピオンシップが終わって間もない中、試合の入りの部分でなかなかリズムに乗れなかった。試合展開はやってみないとわからない部分もある。終盤まで1-1だったけど、延長戦に入るとは思わなかった。2点目が入ると思っていた。
【金崎 夢生】
聖真の折り返しが良かった。今日みたいな試合をしていてはダメだと思う。立ち上がりからしっかりとプレーしていきたい。開催国代表として責任を持ってプレーしたいと思っていた。
【遠藤 康】
アントラーズらしくない試合だった。どこかで縦パスを入れて勝負しなくてはいけなかった。前半は横パスが多かった。ミスしないようにという気持ちが出てしまった。ボールを失っても取り返すだけの選手がいる。先制されてしまうとパワーを普段より使わなくてはいけない。チームが勝って良かった。もっと良いサッカーができる。良い試合ではなかったけど、良い経験になった。
【赤崎 秀平】
亮太くんから良いパスが来た。折り返しが来るだろうと思って、GKとDFの動きを見てしっかり決めた。ハーフタイムに石井さんから行くと言われていた。前半、シュートが少なかったので自分が入ったら打とうと思っていた。試合前々日の紅白戦でサブ組が良いプレーをしていた。誰が出場しても決めていたと思う。点が入らないので、夏頃から柳沢コーチと良い練習を続けてきた。ゴールの練習だったり動き出しだったり、いろいろと教えていただいた。得点を決められない時の支えになった。
【昌子 源】
ミドルシュートをもっと打って良かったし、シュートを打って終わって欲しいと話した。情けない試合をしてしまった。不用意なファウルを与えてしまったのは反省点。シュートで終われば勢いに乗れるし、自分たちのリズムを作れる。
【土居 聖真】
アントラーズらしくボールを回すというより、相手に合わせてしまった。先手を取って攻撃的にやれれば良かった。横パスが多くてダラダラした感じになった。失点はいらなかったけど、そこからギアが入った。失点前からギアを上げないといけない。失点しても時間があったので焦りはなかった。アシストのところは、本当は力を込めてシュートを打ったら、力が入り過ぎて叩きつけたみたいになった。それが結果や勝利につながって良かった。ゴール前にたくさん顔を出して仕事をしないといけない。今はチームとして得点できている。今日はアシストをしたので次はゴール。ゴールは常に狙っている。
◆柳沢コーチと取り組んだ居残り練習の成果…3か月ぶり弾のFW赤崎「ありがたい存在」(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?204978-204978-fl
[12.8 クラブW杯1回戦 鹿島2-1オークランド・シティ 横浜]
練習の賜物だった。鹿島アントラーズは途中出場のFW赤崎秀平が値千金の同点弾。0-1の後半9分からピッチに入ると、同22分、MF永木亮太のマイナスのパスを右足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。
「(永木)亮太からいいパスが来たのでしっかり決めるだけだった。折り返しが来ると思ってポジションを取ったし、GKとDFの動きを見て、逆に蹴るだけだった」。交代カードの1枚目として赤崎を切った石井正忠監督は「かなりシュートの練習をしていて、いいシュートを練習の中で見せていた。それが必ず結果につながると思って彼を投入した」と、その理由を明かす。
今季のJ1リーグ戦は24試合に出場し、2得点にとどまった赤崎。全公式戦を含めても、この日のゴールは9月3日の天皇杯2回戦・富山戦(3-0)以来、約3か月ぶりだった。「夏過ぎからなかなか点が入らなくて、柳沢コーチと2人で話し合って始めた」という居残りのシュート練習。チームの全体練習後、元日本代表FWの柳沢敦コーチが付きっ切りで、とにかく数多くのシュートを打ち込んできた。
「ゴール前にいろんなボールを出してもらってシュートを打った。どのシュートに対してもフィードバックをくれたし、自分のためになった。試合に出ていても出ていなくても、いろんな声がけをしてくれるありがたい存在。『自分を信じてシュートを打つこと』と言われているし、それが出せて良かった」
同点ゴールの直後には強引なドリブル突破からフィニッシュまで持ち込み、右足を振り抜いたが、惜しくもゴール左に外れた。「そこで点を取っていればヒーローだった。なり損ねたけど、次も試合に出たら絶対に点を取れると思う」。中2日で迎える準々決勝の相手はアフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)。「もっと鹿島の強さを世界に発信したいし、今日より良い試合をしたい」。赤崎は力強く言った。
(取材・文 西山紘平)
◆シャルケ内田のELメンバー入りが正式発表…1年9カ月ぶりの試合復帰へ(サッカーキング)
https://www.soccer-king.jp/news/world/el/20161207/524478.html?cx_cat=page1
シャルケは7日、DF内田篤人が8日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ最終節ザルツブルク戦の招集メンバーに名を連ねたことを、クラブ公式サイトを通じて正式発表した。
2015年3月以降、ひざの負傷により長期離脱が続いていた内田だが、復帰へ大きく近づいた。前日6日にはマルクス・ヴァインツィアル監督が「彼が同行できれば、我々全員にとって非常に嬉しい」と復帰を示唆。翌7日に同サイトは、「アツト・ウチダがザルツブルクで復帰を祝う可能性」との見出しで、FW南野拓実が所属するザルツブルクとのアウェーゲームに臨む招集メンバー17名に入ったことを伝えた。
すでにELグループIの首位突破を決めているシャルケは、11日のブンデスリーガ第14節レヴァークーゼン戦に向けて、守護神のラルフ・フェアマン、元ブラジル代表DFナウド、ドイツ代表MFマックス・マイヤー、カメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ・モティングら主力選手を温存している。
なお、内田がザルツブルク戦に出場すれば、2015年3月10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのレアル・マドリード戦以来、約1年9カ月ぶりの復帰となる。
発表されたメンバーは以下の通り。
▼GK
ファビアン・ギーファー
アレクサンダー・ニューベル
▼DF
ジュニオール・カイサラ
ベネディクト・ヘーヴェデス
アブドゥル・ラーマン・ババ
ティロ・ケーラー
内田篤人
サシャ・リーター
フィル・ヌーマン
▼MF
ヨハネス・ガイス
デニス・アオゴ
ベンジャミン・スタンブリ
シドニー・サム
アレッサンドロ・シュプフ
▼FW
ファビアン・リーズ
イェウヘン・コノプリャンカ
ドニス・アヴディヤイ
◆クラブワールドカップ vsオークランド・シティにご来場される鹿島アントラーズサポーターの皆様へ(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/game_info/57631
クラブワールドカップ vsオークランド・シティにご来場される鹿島アントラーズサポーターの皆様へお知らせします。
FIFAとのミーティングにおいて横断幕やゲートフラッグ等の掲出をする場合、事前にFIFA担当者のチェックを受ける事を通達されました。
掲出をお考えの方は下記の通り、横断幕等を持参の上スタジアムにお越しください。
なお事前のチェックを受けられない場合、掲出は出来ない可能性がございますので、予めご了承ください。
集合時間 : 16:30
集合場所 : 横浜国際総合競技場 北ゲート
バナー掲出エリアについてはこちらを参照ください。
http://www.jfa.jp/match/fcwc_2016/yokohama.pdf
横浜国際総合競技場全体図
◆鹿島、オークランドになめられた!敵将「浦和が勝ち上がると…」/クラブW杯(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20161208/jle16120805030002-n1.html
クラブチーム世界一を決める大会が、8日に開幕する。開催国枠で出場するJ1覇者の鹿島は、1回戦でオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)と対戦する。両チームは7日、試合会場となる横浜国際総合競技場で公式練習を実施。実は、オークランド側が予想した対戦相手は鹿島ではなかったようで…。
完全に想定外だった!? 開幕戦を翌日に控え、公式会見と練習に臨んだ鹿島とオークランド。鹿島の練習終了後に壇上に上がったスペイン人の敵将、トリブリエチ監督が苦笑いを浮かべた。
「来日前は浦和や川崎の研究もしていた。実際のところ、浦和が(CSを)勝ち上がる可能性が高いと思って、重点的に警戒していたんだ」
オークランドは11月30日に早々と来日した。今大会に向けて入念な準備を重ねていたが、来日前の“予習対象”は浦和だったとポロリ。まさかの鹿島の勝ち上がりに、指揮官は急きょ、浦和-鹿島のCS決勝第2戦(3日、埼玉)を視察したという。
年間勝ち点3位から下克上Vを果たした鹿島にしてみれば、完全になめられた格好。自国開催の地の利はあるとはいえ、初出場の鹿島とは対照的にオークランドは最多8度目の出場となる。昨年は広島に1回戦で0-2と完敗したが、2014年大会では3位に食い込んだ。“上から目線”は鹿島イレブンが闘志を燃やすには十分だ。
鹿島はCS決勝から中4日での日程だが、「アントラーズファン以外にも、みてもらうことができる。そこでJのチームが負けてはいけない」とDF昌子。勝ち進めば準々決勝は11日で中2日、その後も中2日、中3日の強行スケジュールとなるものの、士気は上がる一方で疲労を理由にはしない。
オークランドの選手は他に本業を抱えるセミプロがほとんど。敵の映像を数試合分チェックし、対策を練ったMF柴崎は「序盤からアグレッシブなサッカーを展開することが大事」と猛攻を仕掛けるつもりだ。なめられてたまるか! (清水公和)
★鹿島の練習
冒頭の15分のみ公開された練習ではMF小笠原、MF柴崎らがパス練習に取り組んだ一方、左足首に不安があるとみられるFW金崎はボールに触らなかった。石井監督は昨年の大会で3位に入った広島・森保監督に連絡を取り、調整法や選手の起用法について助言をもらうなど、準備は万端のようだ。
クラブW杯
国際連盟(FIFA)主催のクラブチームによる世界一決定戦。2000年にブラジルで第1回大会が開催されたが、その後は資金難で中断。05年より欧州王者と南米王者が日本で対戦するトヨタ杯と統合し、各大陸王者が参加する形式となった。07年に開催国枠が採用され、現行の6大陸王者に開催国王者を加えた7チーム制となった。17年、18年大会はアラブ首長国連邦で開催される。19年以降は出場チーム数を拡大したうえで、隔年開催とする案があり、現行形式での日本開催は今大会が最後となる可能性がある。日本勢の最高成績は07年浦和、08年G大阪、15年広島の3位。
◆全世界に売り出す!柴崎 初のクラブW杯へ静かに闘志(スポニチ)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/08/kiji/K20161208013866730.html
クラブW杯は8日午後7時30分に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で開幕し、Jリーグ王者で初出場の鹿島は初戦でオセアニア王者のオークランド(ニュージーランド)と対戦する。7日に行われた会見にはクラブを代表してMF柴崎岳(24)が出席。海外志向の強い背番号10が、世界一への道を切り開いていく。
奇跡のようなJリーグ・チャンピオンシップの大逆転制覇から4日が経過した。優勝翌日までは「ふわふわした気持ち」だったという柴崎の表情は落ち着き、堂々としていた。「心の切り替えも頭の切り替えもしっかりした。チームとしていつもより特に集中した状態で臨まないと勝利は手にできない」。大舞台へ、静かに闘志を高めた。
昨オフに移籍を模索したように、以前から海外志向の強い24歳。クラブW杯は世界から注目を集めるチャンスだ。試合は世界中で放映されるため、試合を重ねるほど、その姿は各国から視線を浴びることとなる。冬の移籍市場を前にスペインの複数クラブが背番号10に興味を持っているとの情報もあり、決勝まで勝ち進みスペインの名門・Rマドリードとの対戦が実現すれば、スペイン国内の注目度もアップする。将来的により多くの選択肢が広がるチャンスだ。
「チームとしての自分の役割は、いつも通り。変わることはない」。各国のメディアが詰めかけた会見では、自然体のプレーを心がけることを強調した。「試合の序盤はより集中した状態で入らないといけない。ただ、相手をリスペクトし過ぎず、自分たちのアグレッシブなサッカーを序盤から展開することが大事」とプランも描く。今大会も2列目の左での先発が濃厚。その右足から放たれる正確なパスで、まずはフィジカルに定評のあるオークランドの壁を打ち破る。
背番号10を背負う男には、鹿島を代表する自負もある。「鹿島アントラーズというチームは、常にクラブ全体、チーム全体が結束して戦ってきた強みがある。選手が代わってもクラブとしての本質がぶれないから、歴史を築けてきた。そういう強みを、今大会でも見せていければ」。日本の次は世界。快進撃で驚かせる準備はできている。
◆鹿島・金崎はジョーカー CS決勝で右足首負傷、2日連続別メニュー(デイリー)
http://www.daily.co.jp/soccer/2016/12/08/0009732816.shtml
「クラブW杯・1回戦、鹿島-オークランド」(8日、日産スタジアム)
開催国枠として出場するJ1年間王者の鹿島は、オークランド(ニュージーランド)との対戦を翌日に控えた7日、試合会場で公式会見と冒頭15分間を除く非公開練習で最終調整した。Jリーグ・チャンピオンシップ(CS)第1戦で左足首を捻挫したFW金崎夢生(27)は2日連続の別メニュー調整となり、途中出場で“切り札”として起用される可能性が高まった。
絶対エースは“ジョーカー”として待機させる。試合会場で行われた前日練習。公開された冒頭15分間で、金崎はただ一人チームを離れ、ランニングを行うだけだった。時折、左足首の感触を確かめるようにステップを踏んだが、ボールに触ることはなかった。練習後の取材エリアでは言葉を発することはなく、口元を緩め、親指を立てて通り過ぎた。
11月29日のCS決勝第1戦で負傷。3日の同第2戦は痛みを押して強行出場し、2得点を挙げてMVPに輝くとともに、鹿島を下克上Vに導いた。だが、代償は大きかった。
途中出場の選択肢もあるものの、勝ち進めば11日のアフリカ王者マメロディ(南アフリカ)との準々決勝は中2日の過密日程となる。優位に試合を運べれば、大事を取って温存する可能性が高い。
代役として有力なブラジル人MFファブリシオは「監督が決断したポジションで結果を出したい」と意気込んだ。Jリーグの最優秀監督賞に選出された石井監督は「総合力を結集して戦わないといけない」と会見を締めくくった。鹿島が総力戦で初の世界舞台に立つ。
◆【鹿島】国際試合“弱い”返上へ!石井監督「4試合勝って終わる」(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161207-OHT1T50325.html
クラブ世界一を決める「FIFAクラブワールドカップ」は8日、横浜国際総合競技場で開幕する。Jリーグ王者で開催国代表の鹿島は7日、開幕戦のオークランドシティ(ニュージーランド)戦に備え、会場で公式練習を行った。国内では最多18冠と最強を誇るが、不振の続く国際大会で初タイトル獲得を目指す。
世界に「鹿島」の名前をとどろかせる。石井正忠監督(49)は「勝ち進めば(決勝まで)4試合できる。その4試合を勝って、この大会を終わりたい」と言い切った。浦和とのJリーグチャンピオンシップ決勝(3日)で逆転勝利し、J王者となってから中4日で迎えるオークランドシティ戦。喜ぶ暇はなく、準備の時間も限られた。初出場の不安もある中で、鹿島の指揮官らしく頂点を見据えた。
国際大会で結果を残すことはクラブの悲願でもある。国内ではJリーグ8度、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)6度、天皇杯4度と主要大会でJ最多の18冠を獲得してきた。一方で国際大会では輝きを見せられていない。2003年に日中韓のリーグ王者で争われるA3選手権で優勝しているものの、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL、前身のアジア・クラブ選手権を含む)では8強が最高と不本意な成績が並ぶ。
日本代表で02、06年W杯の出場経験を持つ主将のMF小笠原は、ACLで涙をのむたびに「こういう(国際)試合で勝つためには戦える選手でなければいけない」と言い「鹿島で勝ちたい」と繰り返してきた。今のチームには球際で強さを発揮するMF永木をはじめ、FW金崎、DF昌子ら主力に「強さ」を備える選手がそろう。世界に対抗できる下地はある。
左足首を捻挫しているエース・金崎はこの日も別メニュー調整。先発は微妙な状況にあるが、MF柴崎は「鹿島アントラーズというチームは常に結束して戦ってきた強みがある。それを見せられれば」と誓った。(内田 知宏)
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