日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年6月25日土曜日
◆「ようこそ Hiroki」「いらっしゃいませ」…酒井宏樹のマルセイユ移籍が決定(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?192474-192474-fl
マルセイユは23日、今季限りでハノーファーとの契約が満了する日本代表DF酒井宏樹を獲得したと発表した。
12年に柏からハノーファーに完全移籍で加入した酒井は、4シーズンを過ごして通算92試合に出場。今季も右SBのレギュラーとして26試合に出場していた。
クラブ公式ウェブサイトでは酒井のインタビュー動画が掲載されており、「とても幸せです。ビッグクラブだし、クラブハウスも大きい。練習場も大きくて静かなので、最初の練習が楽しみです」と英語で喜びのコメントを残している。
クラブは酒井の経歴を紹介するとともに、公式ウェブサイトで「ようこそ Hiroki」、公式ツイッターでは「いらっしゃいませ」と日本語のメッセージを記しており、酒井の加入を歓迎している。
マルセイユは今季リーグ戦13位に終わったものの、リーグ戦9回、カップ戦10回、欧州チャンピオンズリーグを1回制している名門クラブ。05年から06年には元日本代表DF中田浩二氏が在籍しており、酒井は同クラブ2人目の日本人選手となった。
◆【U23】浦和・興梠、OA枠最後の1枠を決断の決め手となった手倉森監督のひと言とは(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160623-OHT1T50221.html
日本サッカー協会は23日、リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表の24歳以上のオーバーエージ枠(OA)の最後の1人にFW興梠慎三(29)=浦和=が内定したと発表した。DF塩谷司(27)=広島=、藤春広輝(27)=G大阪=と合わせ、3枠すべてを使うことが正式に決まった。興梠はさいたま市内で取材に応じ、U―23代表の手倉森誠監督(48)の熱意に打たれ、“男気決断”を下した舞台裏を明かした。
興梠が悩み抜いた末に、日の丸を背負う覚悟を決めた。連敗を3で止めた22日のF東京戦後、クラブと協会に出場の意向を伝えた。「なかなかチームが勝てない中で決断することはすごく難しかった。行くからには全力で、今まで出したことのないような気持ちで臨みたい。(A代表の)岡崎や本田と同い年で昔は同じぐらいのレベルだった。今はどんどん離されているけど、自分もやればできるんだぞというのを試す良い機会」と心境を明かした。
決め手は手倉森監督との絆だ。12年まで所属していた鹿島時代に知人を通じて知り合い、何度か会う機会があったという。興梠の人間性も知る指揮官は早くからOAの最有力候補としてリストアップ。5月に水面下で打診を受けたが、浦和での初タイトル獲得を最優先に考え、一度は辞退した。
だが、指揮官が今月9日にブラジル視察から帰国した直後に「一緒に戦ってほしい」と口説かれ、心が揺さぶられた。「最初は断ったけど直々に連絡が熱く来て、それに応えたいと思いが変わった。テグ(手倉森)さんじゃなかったら行くこともなかっただろうし、テグさんだから一緒に戦いたい」。浦和の山道守彦強化本部長(53)が「意気に感じる人」と証言したように、2人の関係性と熱意がなければ五輪の舞台に立つことはなかった。
08年北京五輪は落選したが、大会期間中に鹿島で定位置を獲得した。その経験から「(五輪で不在中に)代わりに入った選手が結果を出して居場所がなくなるのが一番怖い」と本音も漏らしたが、チームメートに「オレらに任せろ」と背中を押され、五輪にすべてを懸ける決意だ。(林 直史)
◆興梠 慎三(こうろき・しんぞう)1986年7月31日、宮崎市生まれ。29歳。鵬翔高では2年時に全国選手権8強。05年に鹿島入りし、08年9月に日本代表初選出。13年に浦和移籍。12年から4年連続2けたゴールを記録。今季はリーグ戦16試合に出場し、6得点。J1通算298試合出場、92得点。175センチ、72キロ。
◆カズ、相馬町田戦心待ちも「ゴールより勝たないと」(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1667678.html
J2横浜FCのFWカズが日本代表でともにプレーした相馬監督が指揮する町田との対戦を心待ちにした。
相馬監督のクロスから得点を量産した代表の思い出を語り、監督としての手腕に「まじめに分析してサッカーに対して真摯(しんし)。J2で上位にいて尊敬するし、うれしく思う」と敬意を口にした。19日の岐阜戦で今季1号を決め町田戦での先発出場を狙う一方で「自分のゴールより、勝たないと」と7戦未勝利の現状打破を誓った。
◆鹿島カフェ連日にぎわい 選手発案メニューが大好評(ニッカン)
http://www.nikkansports.com/soccer/column/writers/news/1667962.html
鹿島が第1ステージ制覇に王手をかけました。
勝ち点は2位川崎Fを「1」上回っており、25日の最終節ホーム福岡戦(19時、カシマ)に勝てば無条件で前期優勝が決まります。3連覇を遂げた09年を最後にリーグ優勝から遠ざかっているクラブにとって、半期とはいえ、久々のリーグ戦タイトルです。茨城・鹿嶋市内のクラブハウスには連日、多くのサポーターが詰めかけています。いまだ高い人気を誇るOBのシャルケDF内田、ケルンFW大迫が練習参加していることもありますが、福岡戦のチケットが前日24日午前の段階で、今季最多2万6804枚も売れていることを考えれば、純粋に好成績が注目度を上げています。
そのクラブハウスと練習場をつなぐ通路には「アントラーズカフェ」という飲食店があります。こちらも連日、にぎわっています。ファンが練習を見ながらコーヒーを飲んだり、ランチを楽しめる憩いの場。昼時になれば、井畑社長をはじめフロント職員が利用し、選手が料理を頼んでテークアウトする日もあります。
ここでは選手が考案したメニューが食べられます。過去には「小笠原(満男)スペシャル ムール貝パスタ」「ナイス(山本)脩斗」「(昌子)源の鉄壁丼」など、十数人の選手考案メニューが並んでいました。今季から運営会社が変わってリニューアル。いったん選手メニューがなくなりましたが、新たにシェフと選手企画会議を開き、今月1日から以下の3種類のメニュー提供が始まりました。
▼MF遠藤康(28=仙台市)プロデュース「スタミナ満点!ガーリックたっぷりの豚キムチチャーハン・ギョーザセット」
※高校時代、家族不在の時は自らキムチチャーハンを作り、練習前に食べていたという思い出の一品。遠藤の親切心? で、ニンニク対策のためのチューインガム付きです。
▼FW赤崎秀平(24=鹿児島市)プロデュース「春巻き・から揚げ定食(サラダ、デザート付き)」
※鹿児島といえば黒豚。春巻きには、たっぷり豚肉が入っています。女性をターゲットに、赤崎おすすめのバルサミコドレッシングをかけた新鮮野菜と、コーヒーゼリーが付いてきます。
▼FW鈴木優磨(20=千葉県銚子市)プロデュース「アジフライ定食(シラス付き)」
※故郷銚子の漁港で多く水揚げされており、その漁港では、かつて鈴木の祖父が働いていたとか。仕入れ状況によりますが「銚子産」のアジとシラスを主に使用しています。
このメニューは3人がメニュー発案から試食まで行って、決まったものです。提供は期間限定で6月末までの予定でしたが、同店スタッフによると、好評のため延長が検討されている、とのこと。さらに第2弾、第3弾と選手プロデュースの新メニューが追加されていく予定です。練習見学に合わせて、ご賞味あれ-。
◆木下淳(きのした・じゅん)1980年(昭55)9月7日、長野県飯田市生まれ。早大4年時にアメフットの甲子園ボウル出場。04年入社。文化社会部、東北総局、整理部を経てスポーツ部。鹿島、U-23日本代表担当。記者のおすすめメニューは「からあげ定食」。580円。絶品です。
◆内田&大迫、鹿島のミニゲームに参加「今までで一番盛り上がった」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160624/jle16062415320006-n1.html
明治安田J1第1ステージの最終節は25日、各地で午後7時に一斉キックオフで行われ、ステージ優勝の可能性がある首位の鹿島は福岡と、2位の川崎は大宮といずれもホームで戦う。両チームは24日、それぞれの練習場で最終調整した。鹿島の試合前日の恒例メニューとなっているミニゲームに、クラブOBでこのところ鹿島の練習場で調整している内田(シャルケ)と大迫(ケルン)が加わった。選手は得点が決まるたびに派手に喜び、石井監督は「今までで一番盛り上がった」と目を細めた。
ここ数年は世代交代を強いられ、リーグ優勝からは3連覇を果たした2009年以来遠ざかっている。当時の黄金時代を知る“援軍”を得て、大一番に臨む。
◆鹿島、ステージ優勝懸け最終調整(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160624/jle16062415150003-n1.html
明治安田J1第1ステージの最終節は25日、各地で午後7時に一斉キックオフで行われ、ステージ優勝の可能性がある首位の鹿島は福岡と、2位の川崎は大宮といずれもホームで戦う。両チームは24日、それぞれの練習場で最終調整した。
鹿島は神戸を下して5連勝を飾った前節、今季初めてトップに立った。最下位の福岡に勝てば、無条件で優勝が決まる。鹿島を勝ち点1差で追う川崎は、初のステージ優勝を狙う。
第1ステージ覇者は、年間王者を決めるチャンピオンシップ(11、12月)への出場権を得る。
◆鹿島に気負いなし 指揮官「負けることは絶対にない」(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20160624/jle16062415170004-n1.html
明治安田J1第1ステージの最終節は25日、各地で午後7時に一斉キックオフで行われ、ステージ優勝の可能性がある首位の鹿島は福岡と、2位の川崎は大宮といずれもホームで戦う。両チームは24日、それぞれの練習場で最終調整した。最多7度の年間優勝を誇る鹿島の選手たちは気負いを感じさせず、約1時間半、セットプレーの確認やミニゲームなどに集中して取り組んだ。石井監督は「自分たちのサッカーができれば負けることは絶対にない」と自信を見せた。
福岡戦では、俊足アタッカーのカイオとDF昌子を警告累積による出場停止で欠く。守備の統率役として期待されるのがU-23(23歳以下)日本代表の植田。今季の堅守を支えてきた成長株は「しっかり優勝を決めたい」と意気込んだ。
長年チームに貢献し、鳥栖への移籍が決まったベテランの青木もベンチ入りする見込みで、指揮官は「いい形で送り出したい」と話した。
◆【予想スタメン】ステージ優勝に向けて勝利のみ…主力2人が出場停止の1位鹿島、最下位福岡と対戦(サッカーキング)
http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160624/460389.html
2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第17節
6月25日 19:00 鹿島アントラーズ vs アビスパ福岡(@県立カシマサッカースタジアム)
■鹿島アントラーズ 前節の勝利で首位浮上、カイオら出場停止もチーム一丸で勝利を
リーグ戦第16節のアウェー神戸戦で2-1と逆転勝利を収め、川崎フロンターレをかわして首位に立った鹿島。今節の福岡戦で勝利すれば、1stステージ優勝が決まるという状況となった。2009年の3連覇を最後に、リーグタイトルから遠ざかっていることもあり、県立カシマサッカースタジアムにはその瞬間を目にしようと、多くの観衆が駆けつける。前売りチケットは約25000枚に迫る勢いで、クラブは3万人の来場を期待している。小笠原満男も「多くの人がきてくれれば、力になる」と話しており、チームは大きなバックアップを受け、ピッチに向かう。
石井正忠監督は出場停止の昌子源の代わりに、ファン・ソッコかブエノを起用する見込み。カイオの代役には、杉本太郎か鈴木優磨を送り出すようだ。欠場する2人はここまでの貢献度が高いため、彼らの不在がチームにとって不安要素であることは間違いないが、昌子が「誰が出ても、鹿島は鹿島というチーム状況ができつつある」と明かすように、サブも含めてチーム力が上がっていることを証明する良い機会になるはずだ。
クラブの10冠獲得に貢献し、15年半在籍した青木剛が鳥栖に移籍することが24日に発表された。功労者の門出を、優勝という形で送り出すというモチベーションも、チームに加わった。チーム一丸となって、福岡から勝ち点3を奪いにいく。(totoONE編集部)
■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ブエノ
植田直通
山本脩斗
MF
遠藤康
小笠原満男
柴崎岳
杉本太郎
FW
土居聖真
金崎夢生
■アビスパ福岡 前節は2点差を追いつかれドロー決着、今節も首位チームとの戦いに臨む
リーグ戦第16節の川崎戦では9分、15分と早い時間帯に、金森健志の2得点でリードを奪った。どちらのゴールも、攻撃に人数をかける川崎ディフェンスの背後を突いたもので、福岡の狙いどおりのゴールだった。自分たちがアクションを起こして得点できたことは、選手たちの自信になったことだろう。
しかし、運動量が落ちた時間帯の守備には課題を残す。前線からのプレッシャーが甘くなると、相手に押し込まれてディフェンスラインが下がり、中盤にスペースが生まれることで失点を誘発するが、そういった時間帯でも、再度ラインを押し上げることや、ボールを保有する時間を増やすことなどが2ndステージに向けた課題になる。川崎戦でも運動量が落ちた42分、72分に失点してドローに持ち込まれた。
今節も首位と対戦する福岡は、2週連続で優勝争いのカギを握ることになる。鹿島には勝たなければいけないというプレッシャーもあるだろう。ただ、前節の対戦相手と異なり、鹿島は優勝経験が豊富だ。井原正巳監督も「勝ち方を知っている素晴らしいチーム」と称える。そうした相手に、井原監督がどのような戦術で挑むのかも注目だ。
福岡はU-23日本代表の亀川諒史が出場停止。一方の鹿島も、前節まで全試合フル出場していた昌子源、好調のカイオが出場停止。選手層の厚い鹿島だが、カイオ不在は福岡にとって好材料になるかもしれない。複数得点を挙げることは難しいかもしれないが、無失点で凌ぎ、ワンチャンスをものにしたい。(新甫條利子)
■福岡予想スタメン
4-4-2
GK
イ・ボムヨン
DF
中村北斗
キム・ヒョヌン
堤俊輔
阿部巧
MF
城後寿
ダニルソン
末吉隼也
為田大貴
FW
ウェリントン
金森健志
◆【鹿島 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:青木剛ラストマッチ(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00014033/
全体練習が終わると、青木剛はチームの輪から離れてゆっくりピッチを走って汗を流した。試合前日の練習後に、いつもどおりのルーティン。それが終わるとクラブハウスに足を向けた。ただし、ピッチを出る前に振り向き一礼。これが最後の練習だったからか、15年半という長い間、自分を育ててくれたピッチに丁寧に頭を下げているように見えた。
2001年、高校サッカーの名門校前橋育英から加入して以来15年半、鹿島一筋でプレーしてきた。派手さはなかったがJ1リーグ通算375試合出場という記録が物語るとおり、どんなときでもまじめに練習に取り組み、チームのために戦う選手だった。1年を通して活躍したシーズンこそ少ないものの、努力を重ねて必ず自分の居場所を掴んでしまう。その姿勢には小笠原満男も「青木はすごい。あいつこそ、這い上がり方を知っている」と一目置いてきた。
しかし、近年では昌子源、植田直通の台頭によりベンチ外になることも多くなっていた。そこに舞い込んできた鳥栖からのオファー。マッシモ・フィッカデンティ監督のラブコールを受け、もう一度、CBとしてチャレンジする道を選んだ。
硬派な選手が多い鹿島において、青木は誰よりもサポーターを大切にしてきた一人だ。自分のユニフォームを購入しサインを求めに来てくれたファンに感謝の気持ちを示すため、わざわざTシャツを用意してプレゼントしていたシーズンもあった。
「満男さんとかならわかりますが、自分なんかのユニフォームを買ってくれる人は少ない。感謝の気持ちを伝えたいと思って」そこまでしていることを知ったクラブ関係者が「青木は神だよ」と驚愕していた。試合前日もクラブハウスにはたくさんのサポーターが青木にサインを求めていた。
「自分はほんとうに恵まれていたな、と思いますし、幸せ者だなと感じていました。鹿島という環境にも恵まれましたし、出会った人にも恵まれていました。恵まれていて本当にありがたい、そういう15年間だったと思います」そう振り返った青木だったが、感傷的になる瞬間はなかった。優勝目前にある福岡戦への思いは強く、「本当に大事な試合なので、鹿島の一員として全うできればいいなと思います」と、最後の試合に集中していた。
むしろ、目を潤ませていたのは石井正忠監督の方だったかもしれない。
「僕がユースのコーチをしているときからの長い付き合い。寂しい気持ちはありますが、これからのサッカー人生を長く続けるための最良の選択だったと思う」そう言って、別れを惜しみつつ、新たな船出の成功を願っていた。また、練習後、練習を続けていた居残り組に入らなかったことからベンチ入りが予想されることを監督に質すと、「そう書いてくれて結構です」との答えが返ってきた。
間違いなくクラブのレジェンドに数えられる一人との別れ。契約満了が発表されたジネイと共に、ステージ優勝をはなむけにしようとチームはさらに団結を深めている。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 1st 第17節
6月25日(土)19:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs アビスパ福岡
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