日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年1月15日火曜日

◆FW大迫の重要性改めて認識(サンスポ)



大迫勇也 Yuya.Osako


 サッカー・アジア杯1次リーグF組(13日、オマーン0-1日本、アブダビ)決勝トーナメント進出を決め、最低限の結果は出した。ただ、試合後にMF原口が「物足りなかった」とコメントしたことがすべて。決定力に課題が残った。

 気になったのはFW北川だ。試合から消えていた。パスの出し手とタイミングがまったく合っていない。これでは北川にパスが出なくなる。最初からFW武藤でもよかったのではないか。改めてFW大迫の重要性を認識させられた。

 若手に経験を積ませるのはいいことだ。MF堂安、MF南野、DF冨安らは貴重なアウェー戦を体感している。ただ、決勝Tは一発勝負。アジアのトップクラスとの対戦では、この内容では勝たせてくれないだろう。ウズベキスタンとの1次リーグ最終戦は、決勝Tに弾みがつくような戦いを見せてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)




◆FW大迫の重要性改めて認識(サンスポ)




◆【釜本邦茂】見当たらない日本の軸。攻撃面では柴崎岳の奮起に期待したいが…(サッカーダイジェスト)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


後半はサッカーの質がガクッと落ちた

 アジアカップのグループリーグ第2戦は、オマーンを相手に1-0の辛勝。日本は初戦に続き、苦しみみながらも連勝して、決勝トーナメント進出を決めた。

 まあ、勝つには勝ったけど、内容はまったく褒められるようなものではなかったね。前半にあれだけ多くのチャンスを作りながら1点止まり。2、3点取っていれば、早々に試合を決められていたようなものの、いくつもシュートを外して自分たちの首を絞めてしまった。

 後半は完全に相手にボールを支配され、押し込まれる場面もあったし、まったく攻めに厚みがなかった。前半の勢いがトーンダウンしてしまって、ボールを持っている選手へのサポートも少ないし、パスを出したらミスになって取られての繰り返し。後半はまったく何の印象も残らない内容だった。

 選手たちはもちろん一生懸命やっているのだろうけど、オマーン戦はそれがほとんど形になって出てこなかった。もちろん、前半に決め切れなかった部分も大きいが、何よりチームの芯になるもの、軸になる選手の存在が感じられないんだ。良いリズムで攻めていても、ちょっと圧力を掛けられて厳しく寄せられると、すぐにボールを奪われて逆襲を受けてしまうし、ディフェンスラインの組織がバラバラになってしまう場面も目についた。

 いったん崩れると、日本は立て直すまでに時間が掛かってしまう。それでも前半はまだ、みんなが何とかしようという意識でグループとして打開を図るシーンも見られていたけど、後半はそれも皆無。サッカーの質が著しくガクッと落ちた。オマーンはトルクメニスタンよりも個の力もカウンターの精度も上だったけど、相手がさらに得点力のあるチームだったら勝負の行方は分からなくなっていたところだよ。

 昨年はテストマッチで中南米の相手にできていたことが、アジア勢を相手にやれなくなっている。象徴的だったのは、積極的に仕掛けるというシーンが時間の経過とともになくなっていったこと。後半は膠着状態を打開する策がまるで見当たらなかったし、攻撃は単発的。森保ジャパンが築き上げてきたサッカーはそんなものだったのだろうか。


2試合を通じてボランチの存在感があまり感じられなかった


 グループリーグ最終戦のウズベキスタンは、オマーンよりもまたさらに手強い相手になる(トルクメニスタンに4-0で勝利)。すでに決勝トーナメント進出を決めた日本だけど、グループリーグここまでの2試合を見る限り、まったく楽観はできない。中盤での安易な取られ方が多いだけに、やはりカウンターへのリスク管理はきっちりとしておきたい。

 そのうえで、鍵を握るのはボランチなのかもしれない。この2試合を通じて、ボランチの存在感というものがあまり感じられなかったし、とりわけ攻撃面では柴崎のパフォーマンスに大きな物足りなさを感じている。堅実につなぐところでは、そつなくこなしている印象だが、前につける配球が十分ではない。

 もちろん引いている相手に対して縦一辺倒になってもリズムは生まれない。逆にインターセプトの餌食にされてしまう可能性もあるが、ボランチからのパスが横パスやバックパスばかりでは、引いて自陣を固める相手守備を打開する糸口は見つけられない。試合を重ねるごとにコンディションは良くなっているようだが、守備面も含めて今ひとつプレーにアグレッシブさが感じられないはのは今後に向けても不安材料だ。

 ウズベキスタン戦はどんなメンバー構成になるか分からないけど、決勝トーナメントでの快進撃をイメージさせるようなスッキリした勝ち方を望みたいね。


◆【釜本邦茂】見当たらない日本の軸。攻撃面では柴崎岳の奮起に期待したいが…(サッカーダイジェスト)





◆柴崎が母校青森山田の選手権V祝福「力ついている」(ニッカン)



柴崎岳 Gaku.Shibasaki


青森山田の選手権制覇を日本代表の青森山田OBも喜んだ。在学中、準優勝(09年度)も初戦敗退も経験したMF柴崎は「僕らの時代は勝ったり負けたりだったけど、近年、コンスタントに決勝やベスト4に行く力がついている。自分と同じ青森県出身も何人かいて、県内から活躍する選手が出てくるのもうれしい」と話した。

DF室屋は「僕の時は3年連続ベスト16でした」と笑いながら「すごいこと。自分も頑張りたい」と刺激を受けていた。






◆柴崎が母校青森山田の選手権V祝福「力ついている」(ニッカン)




◆最初も青森山田、最後も青森山田…流経大柏DF関川郁万「最後までチームを勝たせられなかった」(ゲキサカ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


[1.14 選手権決勝 青森山田高 3-1 流通経済大柏高 埼玉]

 去年と同じ舞台。雪辱を誓って臨んだ流通経済大柏高(千葉)DF関川郁万(3年)だったが、その目に映った景色は1年前と変わらなかった。

 2年生だった前回大会もレギュラーとして奮闘。初戦となった2回戦から準決勝までの4試合を無失点で勝ち上がったものの、前橋育英高との決勝に0-1で敗れて頂点にはたどり着けず。そして、最上級生となった今大会も順調に歩みを進め、2年連続の決勝進出を決めた準決勝・瀬戸内戦後には「帰ってこないといけない場所に帰ってきたなという感じ」と語っていた。

 迎えた決勝の青森山田戦。前半32分にはMF八木滉史(2年)が蹴り出したCKにフリーで反応すると、強烈なヘディングシュートでゴールネットを揺らし、先制点を奪取。だが、「自分が点を決めようがチームが勝たないと意味がない」と振り返ったように、その後、青森山田に3点を奪われたチームは1-3の逆転負けを喫し、2年連続で決勝に進みながらも日本一には手が届かなかった。

「最後までチームを勝たせられなかったなという3年間でした」

 流経大柏での公式戦デビューは16年4月。プレミアリーグEAST開幕戦で0-3で屈したのが、この日敗れた青森山田だった。「今、振り返れば1年生の最初の公式戦も青森山田。最初も最後も青森山田に負けてしまった」と、高校生活の最初と最後で同じ相手に敗れてしまったことに悔しさを滲ませた。

 今後は鹿島に加入してプロサッカー選手として歩みを進めていく。「高校サッカーとプロでは全然違う」と答えつつ、「でも自分の中で経験を持っているのは少なからずいいと思う」と高校3年間で積み重ねたものを土台にプロ生活をスタートさせる。

(取材・文 折戸岳彦)




◆最初も青森山田、最後も青森山田…流経大柏DF関川郁万「最後までチームを勝たせられなかった」(ゲキサカ)




◆流通経大柏 関川先制弾もまた涙…2大会連続準V(スポニチ)



関川郁万 Ikuma.Sekigawa


第97回全国高校サッカー選手権決勝   流通経済大柏1―3青森山田 ( 2019年1月14日    埼玉ス )

 涙に暮れたあの日から371日。再び決勝の舞台に帰ってきた流通経大柏だったが、雪辱を果たすことはできなかった。本田監督は試合後、あえて選手の健闘を称えずに内容の悪さを指摘したといい「悔しいです。負けるべくして負けた」と完敗を認めた。
 前半32分に先制したが主導権は握れなかった。「セカンドボールがほとんど取れなかった」と指摘したように、こぼれ球の争奪戦で後手に回り、サイド攻撃で揺さぶられるとマークが次々とずれた。

 前回大会後、ミーティングルームに優勝した前橋育英の選手名が入った大会フラッグを掲げた。悔しさを忘れず1年間鍛えてきたが、頂点には届かなかった。指揮官は「またもう1年、プレスサッカーを追求していく」とリベンジを誓った。

 鹿島入りが内定しているDF関川は前半32分に先制点を奪った。だが「チームを勝たせられないと意味がない」と表情は険しいままだった。悔しさは残るものの、15日には鹿島に合流予定。「1年目から試合に出られるよう、一日一日を大事に過ごしたい」と抱負を語った。




◆流通経大柏 関川先制弾もまた涙…2大会連続準V(スポニチ)




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