日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年12月1日月曜日

◆5失点大敗…途中出場の大迫「悪循環に陥った。切り替えるしかない」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20141130/254567.html


後半途中から出場した大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第13節が29日に行われ、レヴァークーゼンと日本代表FW大迫勇也、MF長澤和輝のケルンが対戦。ケルンは1-5で敗れた。ベンチスタートの大迫は69分から出場、長澤はメンバー外だった。

 試合後、大迫は以下のように敗戦を振り返った。

 1-2で迎えた69分に途中出場した大迫は「1点ビハインドだったので、サポートしつつ引き分け、勝利を目指そうとしましたけど、なかなかうまくハマらなかったし、悪循環に陥ったというか、どんどん悪い方向に行ったかなと思います」と話し、開始直後に先制した展開については「入り方はイメージ通りというか、ミーティング通りの入り方だったと思いますけど」とコメント。「追いつかれたことでチームとして先が無くなったというか、うまくそこから持ち直せなかったのかなと思います」と、逆転での大敗を振り返った。

 今シーズン最多の5失点を喫したことについては、「そうですね、最後は攻めに行った結果だと思うので、はい。そこは切り替えて、やるしかないと思います」と今後を見据えた。

◆大迫 後半途中出場もまた不発「うまくはまらなかった」(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/01/kiji/K20141201009379930.html

ブンデスリーガ第13節 ケルン1―5レバークーゼン (11月29日)

 後半24分からピッチに立ったケルンのFW大迫は、またも無得点だった。

 ボールタッチ6回でシュートゼロ。今季は8月30日のシュツットガルト戦の1点のみで、これで出場8試合連続でゴールから遠ざかった。「うまくはまらなかった。僕が入ってからセットプレーが5、6本あったが、あそこで違ったものが出せていれば」と唇をかんだ。MF長沢はベンチ外だった。

◆独紙、先制点に絡んだ内田を評価「クレバーなパスでファンから喝采」(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20141130/254553.html


マインツ戦で先制点の起点となった内田篤人 [写真]=Bongarts/Getty Images


 ブンデスリーガ第13節が29日に行われ、日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと同FW岡崎慎司が所属するマインツが対戦。4-1でシャルケが快勝した。内田と岡崎はともにフル出場を果たし、岡崎は1得点を挙げた。

 試合後、地元の複数メディアが各選手の採点と寸評を掲載(1が最高、6が最低)。内田については以下の通り、及第点の評価が並んだ。

 ドイツ紙『Revier Sport』の採点は「3」で「(クラース・ヤン)フンテラールの先制点では、(アシストの)“チュポ”(エリック・マキシム・チュポ・モティング)にクレバーなパスを出し、シャルケのファンから喝采を浴びた」と称賛。「だが、落ち着いてもっと攻めに出られたはずだ」とも指摘した。

 また、同『West Deutsche Allgemeine』も「3」を与え、「シャルケの先制点を、エリック・マキシム・チュポ・モティングへのパスでお膳立てした(9分)。その後は右サイドでの動きが少なくなり、23分のお粗末なパスミスでは、マインツのカウンターのチャンスを与えかけた。守備での役割は見事に片づけた」と、記した。

◆内田 ロングフィードで先制点演出!岡崎との日本人対決制す(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/01/kiji/K20141201009379480.html

ブンデスリーガ第13節 シャルケ4―1マインツ (11月29日)



 フル出場したシャルケの日本代表DF内田が先制点を演出した。

 前半9分、味方が相手のカウンターを封じると、内田にボールが渡る。相手のDFラインが上がっていたところを狙い澄まして自陣から味方にロングフィード。そこからフンテラールの得点が生まれた。取材対応はなかったが、対戦した岡崎に「安定してプレーできている。余裕があるから何個も選択肢を持てる感じでボールを触っていて、やりづらいと感じた」と言わしめた。

◆山形J1昇格王手!GK山岸 古巣・浦和戦“参考”に劇的ヘッド(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/01/kiji/K20141201009379660.html



 J1昇格プレーオフ準決勝が30日、ヤマハスタジアムで行われ、山形(J2・6位)が磐田(J2・4位)に2―1で競り勝った。後半ロスタイムにGK山岸範宏(36)が右CKを頭で合わせて決勝弾。GKの得点はJ史上7人目でヘディングでは初の快挙となった。7日に味スタで開催される千葉(J2・3位)との決勝に進出。GK弾による奇跡的勝利で、4季ぶりのJ1復帰に向けて勢いに乗った。


 ボールがネットに吸い込まれると、山岸はうつぶせになり吠えた。1―1で突入した後半ロスタイム、CKのチャンス。引き分けなら敗退が決まる崖っ縁の状況で、自陣ゴールを空けて相手ペナルティーエリア内まで駆け上がった。石川のキックに反応したのはただ一人緑色のユニホームの男だ。ニアサイドに走り込み左側頭部で捉えると、ボールは放物線を描きファーサイドに収まった。

 GKによる得点はJ公式戦で7度目。ヘディングでは初の快挙となり「ニアサイドでボールをそらせば何かが起きると思った。ゴールは狙っていない。走って喜んだら格好いいんだろうけど、うつぶせになってしまった。人生初のことで慣れていないので」と笑った。小学生の頃に練習試合でFW起用されて以来のゴールで、公式戦では初。アシストした石川も「ビックリして笑っちゃいました」とあ然とした。

 ひそかに準備していた。11月23日のリーグ最終節・東京V戦前日。プレーオフ進出に勝利が必要となる状況を想定し、CKを頭で合わせる練習を取り入れていた。GKコーチのキックをフリーの状態で合わせたが、一度もネットを揺らせず「ヘッドって難しいな」と痛感。それでも試合前日の鳥栖―浦和戦で、終了間際に鳥栖GK林がCKでゴール前に上がり得点が生まれた場面をテレビ観戦し、得点が必要な場面での攻撃参加を決断していた。出場機会を求めて13年半在籍した浦和を離れ、6月にJ2山形にレンタル移籍。古巣の試合から得た教訓が奇跡的ゴールにつながった。

 本職でも好セーブを連発。16本のシュートを浴びながら最少失点に抑えた。千葉との決勝に勝利することが4季ぶりJ1の条件となる。山岸は「まだ何も手にしていない。喜ぶのはきょうだけ」と気を引き締め「僕が上がらなくても良い展開で勝ちたい」と真顔で言った。チームの勝利を最優先に考えた結果生まれた日本サッカー史に残るアンビリーバブルな得点。奇跡のドラマはJ1昇格で完結させる。

◆鹿島8度目V残った!世代交代で4発快勝(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141130-1402765.html



<J1:C大阪1-4鹿島>◇第33節◇29日◇ヤンマー

 3位鹿島が、5年ぶり8度目の優勝へ望みをつないだ。最大勝ち点差「11」をひっくり返した「奇跡の逆転V」の07年と同じ、残り2戦を首位と4差で迎えた一戦。負ければJ2降格と背水のC大阪を一蹴し、引導を渡した。

 前半33分の先制で波に乗った。FW赤崎秀平(23)の右クロスをフリーで受けたMFカイオ(20)が右足でゴール右に突き刺した。後半14分にはカイオの浮き球パスを赤崎が「人生2度目」のヘッドで沈め、その8分後にはDFの裏へ抜けて、右足でプロ初の1試合2発を達成した。高卒新人の20歳カイオが1得点1アシスト、大卒ルーキーの23歳赤崎が2得点1アシスト。22歳のMF柴崎が4点目でダメを押した。

 今季の世代交代を象徴する勝利だが、若くても落ち着き払っている。ロッカールームで「まだ(可能性は)ある」と浦和の結果を告げられても、盛り上がらなかった。16冠王者だから優勝争いに慣れている。21歳のDF昌子は「僕らは初めてだけど重圧は全くない。佳境でも負傷を恐れず、みんなバチバチ定位置争いする。これを1年間、変わることなく続けられるのが伝統であり強み」。世代交代でベンチ外が続く35歳のDF中田が、練習では誰よりも声を出す。同期のMF小笠原主将は「試合は成長の場じゃない。快勝? もっと良くなる」と締める。ベテランから若手へ勝者のDNAが受け継がれている。

 首位G大阪と2差の最終節はホームに4位鳥栖を迎え撃つ。22歳のMF土居は「うちらは勝つ以外ない。(優勝は)勝って初めて考えたい」。7年前を知らない若手が無心でいられる。鹿島の強さだ。【木下淳】

◆【J1:第33節 C大阪 vs 鹿島】レポート:C大阪、ホームで大敗し、J2降格圏の16位以下が確定。快勝した鹿島は最終節に優勝の可能性を残す(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00182350.html

11月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第33節
C大阪 1 - 4 鹿島 (14:04/ヤンマー/23,330人)
得点者:33' カイオ(鹿島)、59' 赤崎秀平(鹿島)、67' 赤崎秀平(鹿島)、69' 永井龍(C大阪)、80' 柴崎岳(鹿島)
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J1残留圏まで勝点4と後がない17位C大阪、頂点まで勝点4と、5年ぶりの王座奪還へわずかな希望を残していた4位鹿島。ともに絶対に勝利が欲しいチーム同士の一戦は、鹿島が赤崎秀平の2得点などで4-1と勝利。同日、鳥栖に引き分けた首位の浦和との差を3に縮め、最終節に優勝の可能性を持ち越すことができた。一方、ホーム最終戦で大敗を喫したC大阪は、15位清水との差を縮められず、今季のJ1において、1試合を残して、J2降格圏の16位以下が確定した。

朝方に降った雨も昼前には止み、キックオフ時からは青空も見えていたヤンマースタジアム長居。『絶対残留』を誓い、必勝を期したC大阪のだが、待っていた現実は、敗北、そして、降格の涙雨だった。試合後、「あまり言葉が見つからないですが、自分たちの目標を達成できなくて、悔しい気持ち」(杉本健勇)、「決まってしまったんだなと、頭が真っ白になったというのが、一番の感想」(永井龍)と若きイレブンもコメントするなど、来季、J1で戦えないという現実に、茫然自失の状態になっていたC大阪の選手やスタッフ、サポーターも少なくなかった。

フォルランがメンバー外、カカウがベンチスタート、前節の仙台戦と同じ先発陣で臨んだC大阪。「立ち上がりの入りは、前回の反省を活かして、悪くはなかった」と大熊裕司監督も言うように、序盤は鹿島と互角の戦いを繰り広げたC大阪。しかし、なかなかシュートまで持ち込めずにいると、33分、鹿島の連動性ある攻撃の前に対応が後手になり、先手を奪われた。0-1で迎えた後半は、カカウを前線に投入して反撃に出たが、後半開始から鹿島に2度の決定機を作られるなど、攻勢は止められず。59分には2点目を献上。すると、この試合で精彩を欠いていた若きエース、南野拓実を64分で途中でベンチに下げる強行采配で活路を見出そうとしたが、その3分後にも、オフサイドを取り損ねて3失点目。ピッチに、そして、アウェイ側ゴール裏を除いた2万3330人の大部分に、落胆の色が広がる。

それでも、3点目を取られた直後にもかかわらず、桜色の戦士は歯を食いしばって戦った。扇原貴宏が果敢にシュートを放つなど、遮二無二攻め出ると、69分、カカウを起点に仕掛け、杉本の右クロスから、最後はゴール前に詰めた永井が押し込んで、1点を返した。その瞬間、スタジアムに活気が蘇り、一気にC大阪攻勢の時間帯がやってくる。ただし、73分、75分と、2度、丸橋祐介の左クロスから永井に決定機が訪れたが、生え抜きストライカーは決めきることができず。「1-3になってからも2本チャンスがあったので、あれを決めていれば、まだ望みがつながったと思う」(永井)。

得点から5分後、柴崎岳にあっさりダメ押しとなる4失点目を流し込まれた時点で、完全に勝負は決してしまった。試合終了後、キャプテンマークを巻いていた山下は立ち上がれず。扇原、丸橋をはじめ、涙を流す選手も少なくなかった。「僕たちの力が足りなかった」(丸橋)、「今までの積み重ねがこういう結果になってしまい、すごい悔しい」(山下)、「1年間の積み重ねが今日の試合に出たというか、こういう結果になった。本当に申し訳ない思い」(酒本憲幸)、ピンクのユニフォームに袖を通した選手たちは、責任を背負いこんだ。

ただ、現場だけがこういうJ2降格という結果を招いたのではないことは、誰の目にも明らかだ。それを象徴していたのは、スタンドのサポーターのベクトルが一気に1つになった、ホーム最終戦終了後のセレモニー、岡野雅夫代表取締役社長の挨拶での、大きなブーイングが響きわたった時。「史上最攻は経営だけ 大事な強化は空回り 20年間の経験を財産にできないクラブに花は咲くのか?」。ゴール裏に広げられた痛烈なメッセージは、現状を示す1つ。事業、強化、現場といったクラブの組織が一丸となれなかったこと、確固たる指針を今季出せなかったからこそ、世界的ストライカーのフォルラン獲得など派手な花火を打ち上げた後に、大きな代償を払うことになったのではないか。

この日、対戦した鹿島は、主力の海外移籍があったり、若返りを図りながらも、一貫した強化体制でチームを作り上げ、今節もトニーニョセレーゾ監督の元で秀逸な戦いを披露。カイオ、赤崎秀平、柴崎岳といったゴールを奪った選手たちをはじめ、全体が躍動。優勝争いを最後まで繰り広げる状況を作っている。そこに、長年タイトルを取り続けているクラブと、チャンスがありながらも活かせないC大阪との差が映し出されている。試合後、鹿島のトニーニョセレーゾ監督が、「我々は数字上可能性があるといってもまず自分たちが勝って終わらないと条件は整わないので、まず自分たちのホームの試合をしっかり勝つ。それで、試合が終わった時にどのような状況になっているのかをまわりに聞いてみるしかないので、まず自分たちの試合を、謙虚さを忘れずに戦っていきたい」と現状をしっかり見極め、謙虚な姿勢を忘れていないことも、強豪クラブの歴史を感じさせるものだ。

「クラブ、チーム、選手、すべてが勝者の意識を持たなければ、サッカーにおいて、何かを成し遂げることはできない」と述べるのはカカウ。百戦錬磨の元ドイツ代表は言う。「何より大事なのは、新しいメンタリティーを作っていくということ。それがなければ、難しい戦いになる。J1に復帰するためには、チームのメンタリティーを変えることが、何より必要になる」と。抜本的に改革しなければ、容易にJ1に戻って来られないことは、2度のJ2を経験した、20周年を迎えた桜色のクラブも、十分に認識しているはず。いや、そうでなければいけない。この時点から、最終節から、今季の『おごり』のツケを払う、再生への茨の道は始まるが、相当の覚悟が必要だ。真のクラブ力は、ここから試される。セレッソ大阪というクラブが、今後もあり続けるために。

以上

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